JP2699961B2 - 電子配電用点火装置 - Google Patents
電子配電用点火装置Info
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- JP2699961B2 JP2699961B2 JP30546395A JP30546395A JP2699961B2 JP 2699961 B2 JP2699961 B2 JP 2699961B2 JP 30546395 A JP30546395 A JP 30546395A JP 30546395 A JP30546395 A JP 30546395A JP 2699961 B2 JP2699961 B2 JP 2699961B2
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- JP
- Japan
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- ignition device
- ignition
- input
- power switching
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用点火装
置における電流制御回路の動作手段に関する。
置における電流制御回路の動作手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開平1−174143 号公報
に記載のように、万一、エンジンコントロールユニット
からの点火信号が、点火装置の複数の入力端子に入力さ
れると、点火信号が入力された端子に対応する全パワー
スイッチング素子が同時に導通状態になるようになって
いた。
に記載のように、万一、エンジンコントロールユニット
からの点火信号が、点火装置の複数の入力端子に入力さ
れると、点火信号が入力された端子に対応する全パワー
スイッチング素子が同時に導通状態になるようになって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、万一
エンジンコントロールユニットが誤動作するなどして、
点火装置の複数の入力端子に同時に点火信号が入力され
た場合、複数のパワースイッチング素子が同時に導通状
態となって点火装置内部に設けられているハイブリッド
ICや内部回路とパッケージ端子間を接続している接続
部材に12〜50Aの大電流が流れるため、ICパターンや
接続部材が溶断し、機関が停止する恐れがあった。
エンジンコントロールユニットが誤動作するなどして、
点火装置の複数の入力端子に同時に点火信号が入力され
た場合、複数のパワースイッチング素子が同時に導通状
態となって点火装置内部に設けられているハイブリッド
ICや内部回路とパッケージ端子間を接続している接続
部材に12〜50Aの大電流が流れるため、ICパターンや
接続部材が溶断し、機関が停止する恐れがあった。
【0004】本発明の目的は、別に設けられているエン
ジンコントロールユニットの誤動作等により、万一、点
火装置の複数の入力端子に同時に点火信号が入力されて
も、同時オンを検出する回路により同時オン状態を検出
し、強制的に全パワースイッチング素子を遮断状態にし
て、回路に大電流が流れ込むことを防止し、点火装置の
破壊を避けることにある。
ジンコントロールユニットの誤動作等により、万一、点
火装置の複数の入力端子に同時に点火信号が入力されて
も、同時オンを検出する回路により同時オン状態を検出
し、強制的に全パワースイッチング素子を遮断状態にし
て、回路に大電流が流れ込むことを防止し、点火装置の
破壊を避けることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、点火装置の入力端子とパワースイッチング素子間に
同時に複数の入力端子に点火信号が入力された場合全パ
ワースイッチング素子に点火信号を伝えない回路を設け
たものである。
に、点火装置の入力端子とパワースイッチング素子間に
同時に複数の入力端子に点火信号が入力された場合全パ
ワースイッチング素子に点火信号を伝えない回路を設け
たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】電子配電用点火装置は、別に設け
られるエンジンコントロールユニットからの点火信号に
より、点火装置内部に設けられたパワースイッチング素
子を導通・遮断し、別に設けられる点火コイルの一次巻
線に流れる一次電流を断続することにより、点火コイル
の二次側巻線端に高電圧を発生させるものである。
られるエンジンコントロールユニットからの点火信号に
より、点火装置内部に設けられたパワースイッチング素
子を導通・遮断し、別に設けられる点火コイルの一次巻
線に流れる一次電流を断続することにより、点火コイル
の二次側巻線端に高電圧を発生させるものである。
【0007】点火装置内部に複数のパワースイッチング
素子を内蔵しているものについては、点火装置の複数の
入力端子に同時に点火信号が入力された場合、導通状態
になったパワースイッチング素子に流れる一次電流の合
計が点火装置内部のハイブリッドICやパッケージの端
子と内部回路を接続する接続部材に流れ込む。気筒数や
電流制御方式によって事なるが概ね12〜50Aの大電
流が流れ込むので、ジュール熱によりICパターンや接
続部材が溶断する可能性があるため、機関が停止し、再
始動不能となる恐れがある。
素子を内蔵しているものについては、点火装置の複数の
入力端子に同時に点火信号が入力された場合、導通状態
になったパワースイッチング素子に流れる一次電流の合
計が点火装置内部のハイブリッドICやパッケージの端
子と内部回路を接続する接続部材に流れ込む。気筒数や
電流制御方式によって事なるが概ね12〜50Aの大電
流が流れ込むので、ジュール熱によりICパターンや接
続部材が溶断する可能性があるため、機関が停止し、再
始動不能となる恐れがある。
【0008】しかし、本発明のように、点火信号の入力
端子とパワースイッチング素子の間にロジック回路で複
数の入力端子に同時に点火信号が入力された場合、全パ
ワースイッチング素子を遮断状態とする回路を設けるた
め、万一、入力端子に点火信号が同時に入力しても、全
てのパワースイッチング素子が導通状態とならないた
め、一次電流が点火装置に流れ込まないので、点火装置
の破壊を未然に防ぐことができる。
端子とパワースイッチング素子の間にロジック回路で複
数の入力端子に同時に点火信号が入力された場合、全パ
ワースイッチング素子を遮断状態とする回路を設けるた
め、万一、入力端子に点火信号が同時に入力しても、全
てのパワースイッチング素子が導通状態とならないた
め、一次電流が点火装置に流れ込まないので、点火装置
の破壊を未然に防ぐことができる。
【0009】以下、本発明の一実施例を図1により説明
する。本実施例は6気筒独立点火用の点火装置の一実施
例であり、6ケのパワートランジスタ1,電流制限回路
2,同時オン防止回路3からなっており、B1〜B6は
点火信号の入力端子、C1〜C6は点火コイルへの接続
端子、Eはアースへの接続端子、Vccは同時オン防止
回路用電源端子となっている。
する。本実施例は6気筒独立点火用の点火装置の一実施
例であり、6ケのパワートランジスタ1,電流制限回路
2,同時オン防止回路3からなっており、B1〜B6は
点火信号の入力端子、C1〜C6は点火コイルへの接続
端子、Eはアースへの接続端子、Vccは同時オン防止
回路用電源端子となっている。
【0010】同時オン防止回路3は、B1〜B6の入力
端子に独立に点火信号が入った場合は、各入力端子に対
応したパワートランジスタのベースに信号が入り、パワ
ートランジスタは導通状態となるが、万一、複数の入力
端子に同時に点火信号が入ると同時オン防止回路3中の
NORゲートの出力が“LOW”となり、同時オン防止
回路3の最終出力段のANDゲートの出力がすべて“L
OW”となるため、すべてのパワートランジスタ1が遮
断状態となる。全パワートランジスタ1が遮断状態にな
ると、一次電流が点火装置内に流れ込むことがないの
で、万一、複数の入力端子に同時に点火信号が入力され
ても、点火装置が破壊することがない。
端子に独立に点火信号が入った場合は、各入力端子に対
応したパワートランジスタのベースに信号が入り、パワ
ートランジスタは導通状態となるが、万一、複数の入力
端子に同時に点火信号が入ると同時オン防止回路3中の
NORゲートの出力が“LOW”となり、同時オン防止
回路3の最終出力段のANDゲートの出力がすべて“L
OW”となるため、すべてのパワートランジスタ1が遮
断状態となる。全パワートランジスタ1が遮断状態にな
ると、一次電流が点火装置内に流れ込むことがないの
で、万一、複数の入力端子に同時に点火信号が入力され
ても、点火装置が破壊することがない。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、万一、点火装置の複数
の入力端子に同時に点火信号が入力した場合、全パワー
スイッチング素子が強制遮断されるので点火装置内部回
路に異常な一次電流が流れ込まない。そのため、点火装
置が過電流により破壊することがない。
の入力端子に同時に点火信号が入力した場合、全パワー
スイッチング素子が強制遮断されるので点火装置内部回
路に異常な一次電流が流れ込まない。そのため、点火装
置が過電流により破壊することがない。
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明を利用したシステム構成図である。
1…パワートランジスタ、2…電流制限回路、3…同時
オン防止回路、4…点火装置、5…点火コイル、6…点
火プラグ、7…エンジンコントロールユニット。
オン防止回路、4…点火装置、5…点火コイル、6…点
火プラグ、7…エンジンコントロールユニット。
Claims (1)
- 【請求項1】複数のパワースイッチング素子を内蔵する
電子配電用点火装置において、点火信号が同時に2ケ所
以上の入力端子に入力されたとき、前記パワースイッチ
ング素子の全てを遮断する制御回路を前記複数のパワー
スイッチング素子と前記入力端子との間に設けたことを
特徴とする電子配電用点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30546395A JP2699961B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 電子配電用点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30546395A JP2699961B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 電子配電用点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08210232A JPH08210232A (ja) | 1996-08-20 |
JP2699961B2 true JP2699961B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17945456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30546395A Expired - Fee Related JP2699961B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 電子配電用点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699961B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5819713A (en) * | 1996-12-09 | 1998-10-13 | Delco Electronics Corporation | Automotive ignition control system |
JP2017108561A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-15 | 株式会社東海理化電機製作所 | 駆動回路 |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP30546395A patent/JP2699961B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08210232A (ja) | 1996-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |