JP2697731B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2697731B2
JP2697731B2 JP8266815A JP26681596A JP2697731B2 JP 2697731 B2 JP2697731 B2 JP 2697731B2 JP 8266815 A JP8266815 A JP 8266815A JP 26681596 A JP26681596 A JP 26681596A JP 2697731 B2 JP2697731 B2 JP 2697731B2
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rhythm
signal
timing
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哲夫 西元
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自動リズム演奏
等に用いるに好適な自動演奏装置に関し、特に音色グル
ープ毎に複数の音源手段の音色を設定すると共に音色グ
ループ毎に演奏パターンデータ中の音色データとして音
源指定データを記憶するようにし、しかも音色毎に発音
手段を指定することにより音色に応じて発音位置を変更
しつつ少ない記憶容量で多彩な音色での自動演奏を可能
にしたものである。 【0002】 【従来の技術】従来、自動演奏音の音色を制御する技術
としては、楽音の発生タイミングを示すタイミングデー
タと組にして音色データを記憶するものが知られている
(例えば、特開昭55−135899号公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
ると、音色データとして設定可能な全音色数(例えば1
0)を識別するコードを記憶するようにしていたので、
演奏パターンの記憶容量が増大するという問題があっ
た。また、音色毎に発音手段を指定することができなか
った。 【0004】この発明の目的は、音色に応じて発音位置
を変更しつつ少ない記憶容量で多彩な音色での自動演奏
をなしうる新規な自動演奏装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の自
動演奏装置は、各々音色設定可能な複数の音源手段であ
って、各音源手段が設定に係る音色で楽音信号を発生可
能であるものと、各々供給される楽音信号を楽音として
発音する複数の発音手段と、複数の音色グループのうち
の各音色グループ毎に前記複数の音源手段の音色をそれ
ぞれ指定する複数の音色指定データを記憶すると共に、
前記複数の音色グループのうちの各音色グループ毎に該
音色グループに属する複数の音色にそれぞれ対応した複
数の発音指定データを記憶する第1の記憶手段であっ
て、各発音指定データは対応する音色の楽音信号の供給
先として前記複数の発音手段のうちの1つを指定するも
のと、前記複数の音色グループにそれぞれ対応した複数
の演奏パターンデータを記憶すると共に各演奏パターン
データ毎に対応する音色グループを指定する音色グルー
プ指定データを記憶する第2の記憶手段であって、各演
奏パターンデータは、発生すべき複数の楽音について前
記複数の音源手段のうち所望のものをそれぞれ指定する
音源指定データと、前記複数の楽音について発生タイミ
ングをそれぞれ示すタイミングデータとを含むものと、
前記複数の演奏パターンデータのうちの任意のものを選
択するためのパターン選択手段と、このパターン選択手
段で選択される演奏パターンデータと該演奏パターンデ
ータに対応する音色グループ指定データとを前記第2の
記憶手段から読出す第1の読出手段と、前記第2の記憶
手段から読出される音色グループ指定データの指定する
音色グループに対応する複数の音色指定データと該音色
グループに対応する複数の発音指定データとを前記第1
の記憶手段から読出す第2の読出手段と、前記第1の記
憶手段から読出される複数の音色指定データに従って前
記複数の音源手段の音色をそれぞれ設定すると共に、前
記第2の記憶手段から読出される演奏パターンデータ中
のタイミングデータに従って該演奏パターンデータ中の
音源指定データの指定する音源手段での楽音信号発生を
指示する制御手段と、前記複数の音源手段のいずれかか
ら楽音信号が発生されるたびに前記第1の記憶手段から
の読出しに係る複数の発音指定データのうち該楽音信号
の音色に対応する発音指定データの指定する発音手段に
該楽音信号を供給する信号供給手段とを備えたものであ
る。 【0006】第1の自動演奏装置によれば、所望の演奏
パターンデータを選択すると、選択に係る演奏パターン
データとこれに対応する音色グループ指定データとが第
2の記憶手段から読出される。そして、読出された音色
グループ指定データの指定する音色グループに対応する
複数の音色指定データが第1の記憶手段から読出され、
これらの音色指定データに従って複数の音源手段の音色
がそれぞれ設定される。第1の記憶手段からは、複数の
発音指定データも読出される。 【0007】複数の音源手段では、読出された演奏パタ
ーンデータに従って楽音信号が発生される。すなわち、
演奏パターンデータ中のタイミングデータに従って該演
奏パターンデータ中の音源指定データの指定する音源手
段での楽音信号発生を指示することにより楽音信号が発
生される。各楽音信号は、音色にて対応する発音指定デ
ータの指定する発音手段から楽音として発音される。 【0008】音源手段の数をMとし、音色グループの数
をNとすると、M×Nの数の音色を設定可能である。こ
のように設定可能な音色数が多くなっても、演奏パター
ンデータ中の音色データとしては、M×N個の音色を識
別する多ビットのデータではなく、M個の音源手段を識
別する少ビットの音源指定データを記憶するので、演奏
パターンのデータ量が少なくて済み、記憶容量の低減が
可能である。また、音色毎に発音指定データにより楽音
発生に使用すべき発音手段を指定するようにしたので、
音色に応じて発音位置を変更可能である。 【0009】この発明に係る第2の自動演奏装置は、各
々音色設定可能な複数の音源手段であって、各音源手段
が設定に係る音色で楽音信号を発生可能であるものと、
複数の音色グループのうちの各音色グループ毎に前記複
数の音源手段の音色をそれぞれ指定する複数の音色指定
データを記憶する第1の記憶手段と、前記複数の音色グ
ループにそれぞれ対応した複数の演奏パターンデータを
記憶すると共に各演奏パターンデータ毎に対応する音色
グループを指定する音色グループ指定データを記憶する
第2の記憶手段であって、各演奏パターンデータは複数
音色分のイベントデータで構成されると共に各音色毎の
イベントデータは発生すべき楽音について前記複数の音
源手段のうち所望のものを指定する音源指定データと前
記楽音について発生タイミングを示すタイミングデータ
とを含むものと、前記複数の演奏パターンデータのうち
任意のものを選択するためのパターン選択手段と、この
パターン選択手段で選択される演奏パターンデータを構
成する複数音色分のイベントデータと該演奏パターンデ
ータに対応する音色グループ指定データとを前記第2の
記憶手段から読出す第1の読出手段と、前記第2の記憶
手段から読出される音色グループ指定データの指定する
音色グループに対応する複数の音色指定データを前記第
1の記憶手段から読出す第2の読出手段と、前記第1の
記憶手段から読出される複数の音色指定データに従って
前記複数の音源手段の音色をそれぞれ設定すると共に、
前記第2の記憶手段から読出される複数音色分のイベン
トデータ中のタイミングデータに従って該イベントデー
タ中の音源指定データの指定する音源手段での楽音信号
発生を指示する制御手段と、前記複数の音源手段からの
楽音信号をそれぞれ楽音として発音する発音手段とを備
えたものである。 【0010】第2の自動演奏装置によれば、第1の自動
演奏装置と同様に少ない記憶容量で多彩な音色での自動
演奏を行なうことができる。また、演奏パターンデータ
として複数音色分のイベントデータを記憶し、1つの読
出手段で読出すようにしたので、構成の簡略化を図るこ
とができる。 【0011】 【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
係る自動リズム演奏装置をそなえた電子楽器を示すもの
であり、この電子楽器はマイクロコンピュータの助けに
よってマニアル演奏音信号及び自動リズム音信号の発生
が制御されるようになっている。 【0012】鍵盤10は多数の鍵と、各々の鍵に連動す
る多数の鍵スイッチとを含むもので、各鍵スイッチは鍵
スイッチ(KSW)インターフェース12を介して走査
される。そして、鍵走査によって得られた押鍵データは
バス14を介して鍵楽音インターフェース16に供給さ
れる。 【0013】パネル18には、多数の楽音選択用操作子
18A及び多数のリズム用操作子18Bが設けられてお
り、リズム用操作子18Bとしては、図2に示すような
多数のリズムのうちから特定のリズムを選択するための
一群のリズム選択スイッチ20と、リズムスタート/ス
トップスイッチ22と、ノイズ系(シンバル系)リズム
音及びドラム系リズム音のバランス調整用ボリューム2
4と、リズム音のトータル音量調整用ボリューム26
と、リズムテンポ調整用ボリューム28とが設けられて
いる。操作子18A及び18Bはパネルインターフェー
ス30を介して走査され、この走査によって得られる操
作データのうち楽音選択操作データはバス14を介して
鍵楽音インターフェース16に供給される。 【0014】鍵楽音インターフェース16は押鍵データ
及び楽音選択操作データをシリアル信号に変換して鍵盤
音形成回路32に供給する。鍵盤音形成回路32はイン
ターフェース16からのシリアル信号に応じて時分割多
重形式のディジタル楽音信号(マニアル演奏音信号)K
TSを形成し、シリアル(S)/パラレル(P)変換・
分配回路34に供給する。S/P変換・分配回路34は
ディジタル楽音信号KTSをパラレル信号に変換してデ
ィジタル(D)/アナログ(A)変換回路36に供給す
る。そして、D/A変換回路36からのアナログ楽音信
号は出力アンプ38を介して中央スピーカ40Cに供給
され、音響に変換される。 【0015】中央処理装置(CPU)42は、ワーキン
グエリア44のRAM(ランダムアクセスメモリ)と、
ROM(リードオンリイメモリ)からなるプログラムメ
モリ46とを用いて上記のような楽音信号発生を制御す
ると共に以下に述べるようなリズム音信号発生を制御す
るもので、汎用のA、X、Yレジスタ等を含んでいる。 【0016】リズム音信号発生動作に関して、ワーキン
グエリア44には、次の表1に示すような多数の記憶域
が設けられている。 【0017】 【表1】 リズム用操作子18Bの走査によって得られるリズム用
操作データはパネルインターフェース30からバス14
を介してワーキングエリア44に供給され、記憶され
る。すなわち、リズム選択スイッチ20の操作データは
リズム指定データとしてレジスタRHYPTNに記憶さ
れ、ノイズ系/ドラム系バランス調整用ボリューム24
の操作データはノイズ系音量データ及びドラム系音量デ
ータに分割されてそれぞれレジスタRHCLEV及びR
HDLEVに記憶され、トータル音量調整用ボリューム
26の操作データはトータル音量データとしてレジスタ
TOTLEVに記憶され、リズムテンポ調整用ボリュー
ム28の操作データはリズムテンポデータとしてレジス
タTEMPOに記憶される。 【0018】ROMからなるリズムパターンメモリ48
は、図2に示すような各種のリズムについて図3に示す
ようなフォーマットでリズムパターンデータを記憶した
ものである。各リズムパターンデータは、最初に先頭ア
ドレスに対応して1バイトの楽器グループナンバデータ
が配置され、その下位3ビットが図2のリズム分類に従
って0〜7のいずれかの楽器グループナンバIGNを示
すようになっている。そして、楽器グループナンバデー
タの後最初の拍エンドデータBEまでの間には最初の拍
内で発音すべきリズム音に関するいくつかのイベントデ
ータEVTが発音タイミング順に配置される。 【0019】各イベントデータEVTは2バイトのデー
タからなり、1バイト目の最上位ビットは使用せず、そ
の下3ビットが図2に示すような0〜7のいずれかのチ
ャンネルナンバCHNを、下位4ビットが0〜11のい
ずれかの拍内タイミングTMGをそれぞれ示すようにな
っている。ここで、0〜7のチャンネルナンバCHNは
図2に示すように楽器グループ毎、すなわちリズム種類
毎に「TCY」、「HH」等の符号で示すリズム楽器に
対応したものであり、各符号と各リズム楽器との対応関
係は次の表2に示すようになっている。 【0020】 【表2】 各イベントデータEVTの2バイト目は、上位4ビット
がピッチPITを、その下1ビットが振幅エンベロープ
におけるサスティンのショート(S)/ロング(L)
を、下位3ビットが音量レベルLEVをそれぞれ示すよ
うになっている。ここで、ピッチPITは例えばトムト
ムを高音又は低音のいずれのものにするか指定したり、
コンガを高音、低音又はクラッシュ音のいずれのものに
するか指定するためのものである。また、音量レベルL
EVはピアニシモからフォルテシモまでの範囲で1音毎
の強弱を指定するためのものである。 【0021】従って、各イベントデータEVTには、ど
のリズム楽器をどの拍内タイミングでどのようなピッチ
で、どのようなエンベロープ形状で、しかもどのような
音量で発音させるかについての情報が含まれていること
になる。 【0022】拍エンドデータBEは1バイトのデータか
らなり、その上位4ビットは使用せず、残り4ビットが
「1101」であって、この内容を便宜上16進法表示
で「OD」と表現する。 【0023】最初の拍エンドデータBEの後には2拍目
のイベントデータEVTが順次に配置され、その後には
2拍目の拍エンドデータBEが配置され、以下同様にし
て必要数のイベントデータEVT及び拍エンドデータB
Eが配置される。そして、最後のイベントデータEVT
の後にはリターンデータRTNが配置される。リターン
データRTNは1バイトのデータからなり、その上位4
ビットは使用せず、残り4ビットが「1111」であっ
て、この内容を便宜上16進法表示で「OF」と表現す
る。 【0024】ROMからなるパターン先頭アドレスメモ
リ50はリズムパターンメモリ48の各リズム毎の先頭
アドレスデータを記憶したもので、ワーキングエリア4
4内のレジスタRHYPTNからのリズム指定データを
アドレス信号として記憶内容が読出されるようになって
いる。 【0025】対数(LOG)音量テーブル52は、レジ
スタTOTLEVからのトータル音量データを対数変換
するための第1のROMと、レジスタRHDLEVから
のドラム系音量データ及びレジスタRHCLEVからの
ノイズ系音量データをそれぞれ対数変換するための第2
のROMとをそなえている。 【0026】リズムインターフェース54は設定テンポ
に対応した周期で反復的にテンポパルスを発生して各テ
ンポパルスを割込命令信号INTとして送出すると共
に、特定のタイミングで発音すべきイベントデータがあ
れば図4に示すようなシリアルデータOPCを8楽器分
順次にリズム音発生回路56に供給するものである。図
4のシリアルデータOPCにおいて、CLR(先頭ビッ
ト)はクリア信号、NKONは発音命令信号、LEV
(3ビット)は音量レベル指定信号、S/Lはサスティ
ンショート/ロング指定信号、PIT(4ビット)はピ
ッチ指定信号をそれぞれ示す。なお、リズムインターフ
ェース54にはリズムテンポ指定時にレジスタTEMP
Oからリズムテンポデータが供給されるので、このリズ
ムテンポデータに基づいてリズムテンポが決定される。 【0027】パネルデータインターフェース58は図4
に示すような音量制御信号LV及びリズム制御信号PA
Nをリズム音発生回路56に供給するものである。音量
制御信号LVはノイズ系リズム楽器の音量レベルを指定
するための8ビットの信号NLEVとドラム系リズム楽
器の音量レベルを指定するための8ビットの信号DLE
Vとを直列配置したもので、ノイズ系音量レベル指定信
号NLEVの値はlog(T×BN )で且つドラム系音
量レベル指定信号DLEVの値はlog(T×BD )で
それぞれ表わされる。ここで、Tはボリューム26によ
るトータル音量レベルを示し、BN 及びBD はボリュー
ム24によるそれぞれノイズ系音量レベル及びドラム系
音量レベルを示す。従って、ノイズ系音量レベル指定信
号NLEVは対数音量テーブル52の第1ROMからの
トータル音量データと同テーブル52の第2ROMから
のノイズ系音量データとを加算することによって得ら
れ、ドラム系音量レベル指定信号DLEVは対数音量テ
ーブル52の第1ROMからのトータル音量データと同
テーブル52の第2ROMからのドラム系音量データと
を加算することによって得られる。 【0028】リズム制御信号PANは図4に示すよう
に、リズムパターンメモリ48から読出される8ビット
の楽器グループナンバデータからなるもので、3ビット
の楽器グループナンバ信号IGNを含んでいる。この信
号IGNは、リズム音発生回路56において、リズム種
類に応じたデータ(楽器名データ、ノイズ系/ドラム系
指定データ及び中央スピーカ/左スピーカ指定データ)
の読出しを可能にする。 【0029】リズム音発生回路56は、シリアルデータ
OPC、音量制御信号LV及びリズム制御信号PANに
基づいて時分割的にディジタルリズム音波形データの発
生及び音量制御動作を行なうもので、音量制御された波
形データは中央スピーカ40C及び左スピーカ40Lの
いずれかによって発音されるべきか指定されてからP/
S変換される。各リズム楽器音をいずれかのスピーカで
発音させるかは楽器グループ毎に図2「C」又は「L」
に示すように予め定められており、その指定内容はリズ
ム音発生回路56内のROMに予め記憶されている。な
お、図2において、「C」及び「L」はそれぞれ中央ス
ピーカ及び左スピーカから発音すべきことを示す。 【0030】上記の結果、リズム音発生回路56からは
時分割多重形式のシリアルなディジタルリズム音信号R
TSが送出され、S/P変換・分配回路34に供給され
る。S/P変換・分配回路34はリズム音信号RTSを
S/P変換すると共に、前述のスピーカ指定処理に対応
していずれかのD/A変換回路36又は60に分配す
る。このため、D/A変換回路36からのアナログリズ
ム音信号は出力アンプ38を介して中央スピーカ40C
に供給され、音響変換される一方、D/A変換回路60
からのアナログリズム音信号は出力アンプ62を介して
左スピーカ40Lに供給され、音響変換される。 【0031】次に、図5を参照して上記電子楽器の動作
を更に詳しく説明する。 【0032】まず、電源スイッチをオンすると、イニシ
ャライズのためのイニシャルクリア信号が発生され、こ
れに応じて各レジスタがクリアされる。 【0033】次に、鍵盤10及びパネル操作子18A及
び18Bの走査が開始され、鍵情報及び操作情報が検知
される。そして、イベントの有無(イエスY又はノー
N)が判定され、イベントがなければ(Nならば)走査
がくりかえされる。 【0034】ここで、リズム選択スイッチ20の1つを
押して特定のリズムを選択したものとすると、選択され
たリズムを指定するリズム指定データがワーキングエリ
ア44のレジスタRHYPTNに記憶される。また、リ
ズム選択に関するイベントが検知されるので、イベント
有り(Y)となり、リズムセットのサブルーチンが実行
される。このリズムセットのサブルーチンは選択された
リズム種類に応じてリズムパターンメモリ48の先頭ア
ドレスセット等の処理を行なうもので、図8について後
述される。 【0035】次に、リズム音量設定のためにノイズ系/
ドラム系バランス調整用ボリューム24及びトータル音
量調整用ボリューム26を適宜位置に設定すると、ノイ
ズ系音量データはレジスタRHCLEVに、ドラム系音
量データはレジスタRHDLEVに、トータル音量デー
タはレジスタTOTLEVにそれぞれ記憶される。この
場合に記憶される各音量データは対応するボリュームの
操作量に応じて0〜15のいずれかの値を示すものであ
る。また、リズム音量設定に関するイベントが検知され
るので、イベント有り(Y)となり、前述したようにレ
ジスタRHCLEV、RHDLEV及びTOTLEVと
対数音量テーブル52とを用いて音量制御信号LVを発
生するための処理が行なわれる。 【0036】次に、リズムテンポ設定のためにリズムテ
ンポ調整用ボリューム28を適宜位置に設定すると、設
定値に対応したリズムテンポデータがレジスタTEMP
Oに記憶される。また、リズムテンポ設定に関するイベ
ントが検知されるので、イベント有り(Y)となり、レ
ジスタTEMPOのリズムテンポデータがリズムインタ
ーフェース54に出力される。すなわち、図7のリズム
インターフェース54において、アドレスバス70から
の信号をデコードするデコーダ72がタイミング信号R
HYDEC1を発生すると、この信号はテンポレジスタ
74にロード信号Lとして供給されるので、レジスタ7
4にはデータバス76からデータビット0〜5(6ビッ
ト)のリズムテンポデータがロードされる。レジスタ7
4からのリズムテンポデータはテンポROM78によっ
てカウンタ80のためのプリセットデータPSDに変換
される。 【0037】次に、リズムスタート/ストップスイッチ
22をスタート位置にセットすると、リズムスタートに
関するイベントが検知され、イベント有り(Y)となっ
てリズムランフラグがセットされる。すなわち、レジス
タRHYRUNに16進法表示で「80」(2進法表示
で「10000000」)がセットされる。そして、図
7のリズムインターフェースではリズムテンポ同期動作
が行なわれる。詳しくいうと、デコーダ72からのタイ
ミング信号RHYDEC4に応じてファンクションレジ
スタ82に16進法表示で「01」がロードされ、これ
に応じてレジスタ82はスタート信号STRTを発生
し、しかる後自動的にクリアされる。スタート信号ST
RTはORゲート84を介して分周カウンタ86をリセ
ットさせるので、カウンタ86はリセットの後、同期信
号SYNを受信するクロック源88からのクロック信号
φの計数を開始する。カウンタ86はクロック信号φを
計数して一定値に達するとキャリイアウト信号CO1
発生し、この信号CO1 はORゲート84を介してカウ
ンタ86をリセットさせる。このため、カウンタ86か
らは一定周期で反復的にキャリイアウト信号CO1 が送
出され、カウンタ80に被計数入力CKとして供給され
る。 【0038】カウンタ80はORゲート90からのスタ
ート信号STRTに応じてプリセットデータPSDがロ
ードされるもので、プリセットデータPSDに応じた分
周比でカウンタ86のキャリイアウト信号CO1 を分周
する。カウンタ80からのキャリイアウト信号CO2
ORゲート90を介してカウンタ80にロード信号LD
として供給されるようになっているので、カウンタ80
にはキャリイアウト信号CO2 の発生のたびにプリセッ
トデータPSDがプリセットされ、カウンタ80からは
設定テンポに対応した周期で反復的にキャリイアウト信
号CO2 が送出される。 【0039】ORゲート90は最初にスタート信号ST
RTに応じて割込命令信号INTを発生した後、キャリ
イアウト信号CO2 の発生のたびに割込命令信号INT
を発生するようになっている。割込命令信号INTは拍
内タイミング0〜11に対応して1拍内で12回発生さ
れるようになっており、割込命令信号INTが発生され
るたびに図6に示すようなリズム音発生のためのサブル
ーチンが割込処理として実行される。従って、分周カウ
ンタ86がスタート信号STRTによってリセットされ
た直後から設定テンポにしたがったリズム音発生が可能
になる。1拍内の12回の割込タイミングのうちどのタ
イミングからリズム音を発生させるかはリズム種類によ
って異なり、具体的にはリズムパターンメモリ48から
読出されるリズムパターンデータに応じて決まる。 【0040】上記のようにしてリズム音発生が開始され
た後は、自動リズム音に合わせて鍵盤演奏を開始するこ
とができる。通常、鍵盤演奏に先立って、リズムスター
トより前に楽音選択用操作子18Aにより音色設定、音
量設定等を含む楽音選択操作がなされる。このような楽
音選択操作はその都度パネル走査により検知され、イベ
ント有り(Y)となる。このため、楽音選択操作データ
の処理が行なわれ、処理されたデータは鍵楽音インター
フェース16に供給される。そして、鍵盤演奏が開始さ
れると、押鍵がなされるたびにイベント有り(Y)とな
る。このため、押鍵データの処理が行なわれ、処理され
た押鍵データはインターフェース16に供給される。従
って、前述したようにしてマニアル演奏音信号KTSが
形成され、スピーカ40Cからはマニアル演奏音が奏出
される。 【0041】鍵盤演奏中において、図5の鍵盤・パネル
の走査以降の処理はイベントがあるたびになされたもの
であるが、割込命令信号INTが発生されるたびに(1
拍内で12回)割込処理のために中断され、割込処理完
了のたびに再開されるものである。 【0042】鍵盤演奏中又は鍵盤演奏終了後にリズムス
タート/ストップスイッチ22をストップ位置にセット
すると、リズムストップに関するイベントが検知され
る。このため、イベント有り(Y)となり、バッファク
リア等のリズムストップ処理が行なわれる。すなわち、
図7において、ファンクションレジスタ82には、タイ
ミング信号RHYDEC4に応じて16進法表示で「0
4」がロードされ、これに応じてレジスタ82はバッフ
ァクリア信号BUFCLを発生する。この信号BUFC
LはORゲート92を介してシフトレジスタ(S/R)
94に供給される。シフトレジスタ94は8ステージ/
1ビットのもので、クロック信号φを同期信号SYNに
応じて分周するチャンネル分周回路100からのチャン
ネルタイミング信号ChTによって調時されている。バ
ッファクリア信号BUFCLはシフトレジスタ94の内
容を8チャンネル(8楽器)分すべて“1”にし、この
後レジスタ82が自動的にクリアされる。 【0043】次に、レジスタ82には、タイミング信号
RHYDEC4に応じて16進法表示で「20」がロー
ドされ、これに応じてレジスタ82はデータ転送命令信
号TRANを発生する。この信号TRANは、P/S変
換回路102に供給される。このため、P/S変換回路
102はシフトレジスタ94からのクリア信号CLR、
シフトレジスタ98からの発音命令信号NKON、後述
するシフトレジスタ118からの信号をそれぞれチャン
ネルタイミング信号ChTに応じて1チャンネル分ずつ
ロードし、クロック信号φに応じて送出し、それを8回
くり返すことにより全8チャンネル分の各信号を順次シ
リアルデータOPCとして送出する。この場合、クリア
信号CLRが全チャンネル“1”であるので、後述する
ように、この結果、リズム音の発生が停止される。な
お、レジスタ82は信号TRANによるデータOPCの
送出の後自動的にクリアされる。 【0044】また、シフトレジスタ94及び98は、イ
ンバータ122及び124を介してANDゲート126
及び128に供給されるデータ転送命令信号TRANに
より8チャンネル分すべて“0”になる。 【0045】この後は、リズム関係のレジスタをクリア
することによりイニシャライズがなされる。 【0046】次に、図8を参照してリズムセットのサブ
ルーチンを説明する。 【0047】まず、リズムランフラグRHYRUNの内
容からリズムランか判定される。フラグRHYRUNが
0であればリズムラン(リズム演奏中)でなく、0でな
ければリズムランである。リズムスタート前はリズムラ
ンでない(Nである)ので、進行拍数セットの処理に移
る。進行拍数は3拍子ならば0〜2のいずれかであり、
4拍子ならば0〜3のいずれかである。3拍子の場合の
拍数0、1、2は小節内タイミング(カウンタTIMI
NGのカウント値)の0〜11、12〜23、24〜3
5にそれぞれ対応しており、4拍子の場合の拍数0、
1、2、3は小節内タイミングの0〜11、12〜2
3、24〜35、36〜47にそれぞれ対応している。
リズムスタート前はいずれにしても拍数0であり、レジ
スタHKPEに0が書込まれる。 【0048】次に、再びリズムランか判定される。リズ
ムスタート前はリズムランでないので、リズムパターン
メモリ48のための先頭アドレスセットの処理に移る。
この処理は、レジスタRHYPTNからのリズム指定デ
ータに基づいてパターン先頭アドレスメモリ50の内容
を読出し、先頭アドレスメモリRHYROMにセットす
るもので、メモリ50からはリズム指定データの指示す
る特定のリズムに対応した先頭アドレスデータが読出さ
れ、メモリRHYROMに書込まれる。 【0049】次に、メモリRHYROMからの先頭アド
レスデータに基づいてリズムパターンデータ読出し及び
アドレスポインタセットの処理が行なわれる。すなわ
ち、この処理では、リズムパターンメモリ48から特定
のリズムに対応したリズムパターンデータが読出され、
レジスタHKPE及びカウンタTIMINGの内容に応
じて次の割込処理時に最初に読出されるべきチャンネル
・タイミングデータ(イベントデータの1バイト目のデ
ータ)がサーチされ、そのチャンネル・タイミングデー
タのアドレスがアドレスポインタRHPNTにセットさ
れる。リズムスタート前はレジスタHKPE及びカウン
タTIMINGの内容がいずれも0であるのでアドレス
ポインタRHPNTには先頭アドレスの次のアドレスを
示すべく1が書込まれる。 【0050】次に、リズムパターンメモリ48から読出
された特定のリズムに対応する楽器グループナンバデー
タがパネルデータインターフェース58に送出され、こ
れに応じてインターフェース58は図4PANに示すよ
うなリズム制御信号をリズム音発生回路56に供給す
る。 【0051】この後、リズム指定データの示す特定のリ
ズムが3拍子であるか判定され、3拍子であればレジス
タTMPMAXに最大タイミング値35がセットされ、
3拍子でない(4拍子である)ならばレジスタTMPM
AXに最大タイミング値47がセットされる。 【0052】上記したのは、リズムスタート前のリズム
セット処理の流れであるが、リズムスタート後にリズム
変更があった場合のリズムセット処理の流れは次のよう
になる。この場合、リズムがスタートしているので、リ
ズムランである(Y)と判定され、パターンチェンジフ
ラグPCHNGFがセットされる。すなわち、フラグP
CHNGFには16進法表示で「01」が書込まれ、こ
れによって次の割込タイミングで前のリズム音の発生を
停止させることが可能になる。 【0053】次に、進行拍数セットの処理に移り、レジ
スタHKPEにはリズム変更時の進行拍数、例えば2
(3拍目に対応)が書込まれる。このとき、小節内タイ
ミングカウンタTIMINGの内容はレジスタHKPE
の内容が2であれば24〜35のいずれかの値であり、
例えば29である。 【0054】この後、再びリズムランであるか判定さ
れ、リズムランであるので、拍エンド/リターンフラグ
RHHENDクリアの処理に移る。この処理はフラグR
HHENDに0を書込むもので、この後アドレスポイン
タRHPNTを新たにセットするので、後述の割込処理
を進行させるために必要なものである。 【0055】次に、リズムパターンメモリ48のための
先頭アドレスセットの処理がなされる。この場合、レジ
スタRHYPTNには新たに選択されたリズムに対応す
るリズム指定データが入っているので、パターン先頭ア
ドレスメモリ50からは新たに選択されたリズムに対応
する先頭アドレスデータが読出され、先頭アドレスメモ
リRHYROMに書込まれる。 【0056】次に、メモリRHYROMからの先頭アド
レスデータに基づいてリズムパターンメモリ48から新
たに選択されたリズムに対応するリズムパターンデータ
が順次読出され、アドレスポインタセット処理がなされ
る。この処理において、レジスタHKPEの内容が0で
あれば(1拍目であれば)カウンタTIMINGのデー
タと拍内タイミングデータTMGとを直接比較するが、
レジスタHKPEの内容が1以上(2拍目以降)であれ
ば、リズムパターンデータを順次読出し拍変化フラグR
DISPFが“1”になるたびに(拍エンドになるたび
に)カウンタTIMINGのデータから12を差引いて
拍内タイミングデータTMGと比較する。そして、この
比較において両者が一致したときのチャンネル・タイミ
ングデータのアドレスがアドレスポインタRHPNTに
セットされる。 【0057】例えば、前述したようにレジスタHKPE
に2が、カウンタTIMINGに29がそれぞれ入って
いるものとすると、拍変化フラグRDISPFが1拍目
の終りと2拍目の終りとでそれぞれ“1”になるので、
タイミング値29から12が2回差引かれる。そして、
この結果得られた値5と3拍目の拍内タイミングデータ
TMGの値とが比較され、3拍目のタイミング値5のチ
ャンネル・タイミングデータの読出時に一致が得られ
る。従って、アドレスポインタRHPNTにはかかる一
致が得られたときのアドレスがセットされ、次の割込タ
イミングでは新たに選択されたリズムに対応するリズム
パターンデータが3拍目のタイミング値5のものから読
出開始されることになる。 【0058】上記のようなアドレスポインタセットの後
は、新たに選択されたリズムに関して楽器グループナン
バデータの送出、3拍子か4拍子かの判定、最大タイミ
ングセットの各処理が前述のリズムスタート前の場合と
同様にして行なわれる。 【0059】次に、図9を参照して割込処理のサブルー
チンを説明する。 【0060】割込命令信号INTが発生されると、各レ
ジスタの内容をメモリに転送し、セーブする。そして、
前述したと同様にしてリズムランフラグRHYRUNの
内容からリズムランか判定される。リズムスタート/ス
トップスイッチ22をスタート位置にセットした後はフ
ラグRHYRUNの内容が0でないので、リズムラン
(Y)と判定される。 【0061】次に、パターンチェンジフラグPCHNG
Fの内容からリズム変更か判定される。フラグPCHN
GFが0であればリズム変更でなく、0でなければリズ
ム変更である。通常、リズムスタート直後はリズム変更
しないので、この場合は図10のリズムパターン処理の
サブルーチンに移る。 【0062】図10においては、まず拍エンド/リター
ンフラグRHHENDの内容から拍エンドか判定され
る。リズムスタート直後は拍エンドでない(フラグRH
HENDは1でない)ので、アドレスポインタRHPN
Tの内容をYレジスタに移す。そして、先頭アドレスメ
モリRHYROMとYレジスタとを加算した値をアドレ
スとして用いて、選択されたリズムに対応する最初のイ
ベントデータEVTから1バイト目のデータすなわちチ
ャンネルナンバCHN及び拍内タイミングTMGからな
るチャンネル・タイミングデータをリズムパターンメモ
リ48から読出し、Aレジスタに入れる。 【0063】次に、Aレジスタのチャンネル・タイミン
グデータをXレジスタに転送した後、Xレジスタのチャ
ンネル・タイミングデータからその下位4ビットの拍内
タイミングデータTMGを抽出してAレジスタに入れ
る。すなわち、この状態では、Aレジスタに拍内タイミ
ングデータTMGが、Xレジスタにはチャンネルナンバ
データCHNと拍内タイミングデータTMGとが入って
いることになる。 【0064】次に、Aレジスタの内容である拍内タイミ
ングデータTMGと拍内タイミングカウンタTMPCN
Tの内容とを比較することによってタイミング一致か判
定される。このとき、タイミング一致が得られないもの
とすると、このことは最初の拍内タイミング(カウンタ
TMPCNTのカウント値0)では発音すべきイベント
データがないことを意味する。この場合には、Aレジス
タの拍内タイミングデータTMGの値が16進の「O
D」以上か、すなわち拍エンド/リターンか判定され
る。今は拍エンド/リターンでないので、Yレジスタの
内容をアドレスポインタRHPNTに転送してリズムパ
ターン処理を終る。 【0065】次に、図9のデータ転送命令出力の処理に
移る。この処理は、先にリズムストップに関して述べた
と同様に行なわれ、図7のP/S変換回路102は全ビ
ット“0”のシリアルデータOPCを8楽器分順次に送
出する。従って、この場合は、選択されたリズムについ
ていずれの楽器音も発生されない。 【0066】この後、カウンタTMPCNTを1カウン
ト歩進してから、カウンタTMPCNTのカウント値が
11を越えたか、すなわち拍オーバーか判定される。今
は拍オーバーでないので、小節内タイミングカウンタT
IMINGを1カウント歩進してから、先にセーブされ
ているレジスタ内容を復帰させる。これで最初の割込処
理を終り、図5の鍵盤・パネルの走査等の通常処理に戻
る。 【0067】2回目以降の割込処理もタイミング一致が
得られない限り上記と同様に行なわれる。 【0068】ところで、最初の拍内タイミングデータT
MGがタイミング値5を示しているものとすると、6回
目の割込処理の際に図10の処理でタイミング一致が得
られる。この場合には、Yレジスタの内容に1が加算さ
れ、読出アドレスが1つ進む。そして、先頭アドレスメ
モリRHYROMとYレジスタとを用いて、最初のイベ
ントデータEVTから2バイト目のデータすなわちピッ
チ・サスティン・レベルデータがリズムパターンメモリ
48から読出され、Aレジスタに書込まれる。 【0069】次に、データ出力の処理が行なわれる。す
なわち、Aレジスタのピッチ・サスティン・レベルデー
タのうち、レベルデータLEVはデータビット0〜2の
3ビットの信号として図7のデータバス76に送出さ
れ、サスティンショート/ロングデータS/Lはデータ
ビット3の1ビットの信号としてデータバス76に送出
され、ピッチデータPITはデータビット4〜7の4ビ
ットの信号としてデータバス76に送出される。そし
て、これら合計8ビットのピッチ・サスティン・レベル
データはタイミング信号RHYDEC2に応じてデータ
レジスタ104にロードされる。 【0070】また、Xレジスタのチャンネルナンバデー
タCHNはデータビット4〜6の3ビットの信号として
データバス76に送出され、タイミング信号RHYDE
C3に応じてチャンネルレジスタ106にロードされ
る。このとき、タイミング信号RHYDEC3はR−S
フリップフロップ108をセットさせるので、フリップ
フロップ108の出力Q=“1”によりANDゲート1
10が導通状態となる。比較回路112はチャンネルタ
イミング信号ChTを計数するチャンネルカウンタ11
4の計数出力とチャンネルレジスタ106からのチャン
ネルナンバデータCHNとを比較して両者が一致する
と、一致信号EQ=“1”を発生する。この一致信号E
QはANDゲート110を介してフリップフロップ10
8をリセットさせる一方、ANDゲート110からセレ
クタ116に入力Bを選択するための選択信号SBとし
て供給される。このため、データレジスタ104からの
ピッチ・サスティン・レベルデータはセレクタ116を
介して8ステージ/8ビットのシフトレジスタ118に
供給され、ストアされる。 【0071】ANDゲート110からの一致信号EQは
また、ORゲート96を介して8ステージ/1ビットの
シフトレジスタ98に供給され、ストアされると共に、
インバータ120及びANDゲート126を介して信号
“0”としてシフトレジスタ94に供給され、ストアさ
れる。シフトレジスタ94、98及び118はチャンネ
ルタイミング信号ChTで互いに同期して動作してお
り、各々の対応するステージにストアされた特定のリズ
ム楽器(例えばハイハットシンバル)に関するデータは
チャンネルタイミング信号ChTに応じて循環的に記憶
される。この場合に記憶される信号CLR及びNKON
はそれぞれ“0”及び“1”である。 【0072】上記のようなデータ出力処理の後は、Yレ
ジスタ内容にさらに1を加えて読出アドレスが歩進され
る。そして、先頭アドレスメモリRHYROM及びYレ
ジスタを用いて、2番目のイベントデータEVT(チャ
ンネル・タイミングデータ)がリズムパターンメモリ4
8から読出され、Aレジスタに書込まれる。 【0073】次に、前述したと同様に、Aレジスタの内
容をXレジスタに転送してから拍内タイミングデータT
MGを抽出し、Aレジスタに入れる。そして、前述した
と同様にAレジスタの内容とカウンタTMPCNTの内
容とを比較することによりタイミング一致か判定され、
もしタイミング一致であれば前回同様にピッチ・サステ
ィン・レベルデータの読出しが行なわれ、以下同様の動
作がくりかえされる。この結果、拍内タイミング「5」
で発音すべきすべての楽器(最大で8つの楽器)に関す
るデータが図7のシフトレジスタ94、98及び118
にストアされる。なお、シフトレジスタ94、98及び
118において、発音しない楽器に対応するステージは
全ビット“0”である。 【0074】拍内タイミング5のイベントデータがすべ
て読出された後は、5より大きい拍内タイミング値を示
すタイミングデータTMGが読出され、Aレジスタに書
込まれるので、タイミング一致が得られなくなり、拍エ
ンド/リターンかの判定に移る。今は拍エンド/リター
ンでないので、Yレジスタの内容をアドレスポインタR
HPNTに移してリズムパターン処理を終る。なお、こ
のときアドレスポインタRHPNTには、先にAレジス
タに書込まれたタイミングデータTMGのアドレスが書
込まれ、このアドレスから次回のイベントデータ読出し
が開始される。 【0075】次に、図9のデータ転送命令出力の処理に
移り、前述したと同様に図7のシフトレジスタ94、9
8及び118の内容が1楽器毎にP/S変換回路102
にロードされ、この変換回路102からシリアルデータ
OPCが1楽器毎に8楽器分順次に送出され、この送出
データのうち発音命令信号NKONが“1”になってい
るデータに基づいて対応するリズム音が奏出される。な
お、シリアルデータOPCの送出動作中、転送命令信号
TRAN=“1”はそれぞれインバータ122及び12
4を介してANDゲート126及び128を非導通制御
するので、シフトレジスタ94及び98は“0”にクリ
アされる。また、インバータ120の出力信号“1”は
セレクタ116に入力Aを選択するための信号SAとし
て供給されるので、シフトレジスタ118のデータはセ
レクタ116を介して循環的に記憶される。 【0076】この後は、図9において、前述したと同様
にカウンタTMPCNT及びTIMINGをそれぞれ1
カウント歩進させてから各レジスタ内容を復帰させて6
回目の割込処理を終る。 【0077】1拍目において、上記のような発音を伴う
又は伴わない割込処理が何回かくりかえされると、Aレ
ジスタに最初の拍エンドデータBEの下位4ビットが書
込まれる。このため、図10の拍エンド/リターンかの
判定結果が肯定的(Y)となり、リターンかの判定が行
なわれる。今はリターンではないので、拍エンド/リタ
ーンフラグRHHENDセットの処理に移り、フラグR
HHENDにはAレジスタの内容(拍エンドデータBE
の下位4ビット)が書込まれる。そして、Yレジスタ内
容が変更される。この場合、拍エンドであるので、Yレ
ジスタの内容は最初の拍エンドデータBEの次のデータ
(2拍目の最初のチャンネル・タイミングデータ)のア
ドレスに変更される。 【0078】この後は、Yレジスタの内容をアドレスポ
インタRHPNTに移してリズムパターン処理を終る。 【0079】次に、図9のデータ転送命令出力以降の処
理に移り、前述したと同様にしてリズム音が奏出され、
この回の割込処理が終る。 【0080】次の割込処理では、上記のように拍エンド
/リターンフラグRHHENDが拍エンドにセットされ
ているので、図10の拍エンドかの判定結果が肯定的
(Y)となり、図10のルーチンは直ちにエンドとな
る。そして、図9のデータ転送命令出力以降の処理がな
されるが、信号NKONが“0”であるのでリズム音は
発生されない。 【0081】このようにリズム音が発生されない割込処
理が何回かくりかえされると、カウンタTMPCNTの
カウント値が12になる。すると、図9の拍オーバーか
の判定結果が肯定的(Y)となり、小節内タイミングカ
ウンタTIMINGが1カウント歩進されて、カウント
値12になる。 【0082】次に小節オーバーか判定されるが、今は小
節オーバーでないので、拍エンド/リターンフラグRH
HENDリセットの処理に移る。すなわち、フラグRH
HENDには0が書込まれる。そして、カウンタTMP
CNTをリセットさせてから各レジスタ内容を復帰させ
て1拍目の最後の割込処理を終る。 【0083】2拍目の最初の割込処理では、先にフラグ
RHHENDがリセットされているので、図10の拍エ
ンドかの判定結果が否定的(N)となり、Yレジスタに
は、アドレスポインタRHPNTから、最初の拍エンド
データBEの次のデータのアドレスがセットされる、こ
のため、イベントデータ読出しは2拍目の最初のチャン
ネル・タイミングデータから開始される。 【0084】2拍目の最初の割込処理が終った後は、前
述したと同様にして発音を伴う又は伴わない割込処理が
図3のフォーマットの最終拍までくりかえされる。そし
て、最終拍において、割込処理が何回かくりかえされる
と、AレジスタにはリターンデータRTNの下位4ビッ
トが書込まれる。このため、図10の拍エンド/リター
ンかの判定結果が肯定的(Y)となり、リターンかの判
定がなされる。今はリターンであるので、Yレジスタが
リセットされる。すなわち、Yレジスタに16進法表示
で「00」が書込まれる。 【0085】次に、拍エンド/リターンフラグRHHE
NDセットの処理がなされ、フラグRHHENDにはA
レジスタの内容(リターンデータRTNの下位4ビッ
ト)が書込まれる。そして、Yレジスタ内容が変更され
る。この場合、リターンであるので、Yレジスタの内容
は先頭アドレスの次のアドレス(最初のチャンネル・タ
イミングデータに対応)に変更される。 【0086】この後は、Yレジスタの内容をアドレスポ
インタRHPNTに転送してリズムパターン処理を終
る。 【0087】次に、図9のデータ転送命令出力以降の処
理に移り、前述したと同様にしてリズム音が奏出され、
この回の割込処理が終る。 【0088】次の割込処理では、上記のように拍エンド
/リターンフラグRHHENDがリターンにセットされ
ているので、図10の拍エンドかの判定結果が肯定的
(Y)となり、図10のルーチンはエンドとなる。そし
て、図9のデータ転送命令出力以降の処理がなされる
が、リズム音は発生されない。 【0089】このようにリズム音が発生されない割込処
理が何回かくりかえされると、カウンタTIMINGの
カウント値が3拍子ならば36、4拍子ならば48にな
る。そして、図9で小節オーバーかの判定がなされる。
この判定はカウンタTIMINGの内容と最大タイミン
グレジスタTMPMAXの内容とを比較して前者の値が
後者の値を越えたか調べるもので、今は越えた(Y)と
判定される。 【0090】次に、拍エンド/リターンフラグRHHE
NDがリセットされる。そして、カウンタTIMING
及びTMPCNTをリセットさせてから各レジスタ内容
を復帰させて最終拍の最後の割込処理を終る。 【0091】この後は、アドレスポインタRHPNTに
先頭アドレスの次のアドレスがセットされているので、
図3のフォーマットの最初の拍から上記したと同様の割
込処理がくりかえされ、記憶したリズムパターンに従っ
て反復的にリズム音が奏出される。 【0092】上記したのは、リズムスタート/ストップ
スイッチ22をスタート位置にセットした直後からのリ
ズム音発生動作であるが、リズムスタート後にリズム変
更した場合の動作は次のようになる。すなわち、この場
合は、前述したように図8の処理においてパターンチェ
ンジフラグPCHNGFがセットされているので、図9
のリズム変更かの判定結果が肯定的(Y)となり、バッ
ファクリアの処理に移る。この処理は前述したリズムス
トップの場合と同様に行なわれ、図7のシフトレジスタ
94は8チャンネル分すべて“1”となる。 【0093】次に、パターンチェンジフラグPCHNG
Fをリセットしてから図10のリズムパターン処理に移
る。この場合のリズムパターン処理は、新たに選択され
たリズムに関して実行される。すなわち、図8について
前述したようにアドレスポインタRHPNTには新たに
選択されたリズムに対応したリズムパターンデータの読
出開始アドレスが前のリズムの進行状態との関連におい
てセットされているので、リズム変更後最初のチャンネ
ル・タイミングデータはアドレスポインタRHPNTの
示すアドレスから読出される。この後は、前述したと同
様にして図10及び図9の処理が行なわれ、新たに選択
されたリズムのパターンに従ってリズム音が奏出され
る。この場合、先のバッファクリアの処理でCLRが
“1”とされたままのチャンネルのリズム音は強制的に
減衰される。 【0094】次に、図11を参照してリズム音発生回路
56の詳細動作を述べる。 【0095】前述したようにリズムセットの処理がなさ
れると、パネルデータインターフェース58(図1)か
らリズム制御信号PANが供給される。この信号PAN
はS/P変換・ラッチ回路130でS/P変換され、一
時記憶される。そして、S/P変換・ラッチ回路130
からの3ビットの楽器グループナンバ信号IGNはRO
M132に供給される。 【0096】ROM132は、各楽器グループ毎に8つ
の楽器に対応した楽器名データを記憶すると共に、各楽
器グループの各楽器毎にノイズ系/ドラム系指定データ
と中央スピーカ/左スピーカ指定データとを記憶したも
ので、これらのデータは楽器グループナンバ信号IGN
と、タイミング信号φABを計数するチャンネルカウンタ
134の3ビットの計数出力とをアドレス信号としてR
OM132から読出されるようになっている。 【0097】例えば楽器グループナンバ信号IGNの値
が1で図2のワルツ、バラードのリズム種類を指定した
とすると、ROM132からはカウンタ134のカウン
ト値(チャンネルナンバCHN)が0のとき楽器名トッ
プシンバルTCYを示す5ビットのデータと、この楽器
TCYがノイズ系であることを示す1ビットデータと、
楽器TCYを左スピーカから発音させるべきことを示す
1ビットデータとの組合せからなるパラレル7ビットの
データが読出され、このようなデータ読出しはカウンタ
134のカウント値が1、2、3……7と変化するにつ
れて他の7つの楽器名についても同様に行なわれる。そ
して、カウンタ134が8チャンネル(8楽器)分の計
数動作をくりかえすのに伴ってROM132からのデー
タ読出しもくりかえされる。 【0098】リズムインターフェース54(図7)か
ら、発音命令を含む最初の8楽器分のシリアルデータO
PCが供給されると、このデータOPCはS/P変換回
路136においてS/P変換される。 【0099】ここで、簡単のため、最初の8楽器分のシ
リアルデータOPCが図2の楽器グループナンバ1のト
ップシンバルTCY(チャンネルナンバ0)についての
み発音命令を含んでいるものとすると、S/P変換・ラ
ッチ回路136からはチャンネルナンバ0のタイミング
でクリア信号CLR=“0”と発音命令信号NKON=
“1”とが送出され、チャンネルナンバ1〜7のタイミ
ングでは信号CLR及びNKONとしていずれも“0”
が送出される。 【0100】セレクタ138は信号NKON=“1”に
応じてS/P変換回路136からのチャンネルナンバ0
に対応した7ビットのピッチ・サスティン・レベルデー
タを選択し、8ステージ/7ビットのシフトレジスタ1
40に供給する。 【0101】シフトレジスタ140はセレクタ138と
共に循環記憶回路142を構成するもので、タイミング
信号φABに応じてセレクタ138の選択データを取込
み、シフトするようになっており、この場合、シフトレ
ジスタ140はチャンネルナンバ0に対応したピッチ・
サスティン・レベルデータを時分割的に送出する。そし
て、シフトレジスタ140からの4ビットのピッチ指定
信号PITはROM132からの5ビットの楽器名指定
信号GSと共にリズム音源回路144に供給される。な
お、ピッチ指定信号PITは発音タイミング毎に異なら
せることができるので、同じトップシンバルの音でも発
音タイミングによりピッチを高くしたり、低くしたりす
ることができる。 【0102】リズム音源回路144は、多数のリズム音
波形に対応したディジタル波形データを記憶した波形メ
モリ又はかかる波形データを演算によって発生する演算
回路をそなえているもので、楽器名指定信号GS及びピ
ッチ指定信号PITの指定するリズム音波形データを送
出するようになっている。楽器名指定信号GSは波形メ
モリ方式の場合には、読出アドレスを指定すべく作用
し、演算方式の場合には、音色定数を指示するように作
用する。 【0103】前述したように楽器名指定信号GS及びピ
ッチ指定信号PITがチャンネルナンバ0のトップシン
バルに対応して発生されるものとすると、リズム音源回
路144からはトップシンバル音の立上りから減衰まで
の各サンプル毎の波形データが時分割的に送出され、音
量制御回路146に供給される。 【0104】S/P変換回路148はパネルデータイン
ターフェース58(図1)からの音量制御信号LVをS
/P変換するもので、8ビットのノイズ系音量レベル指
定信号NLEV及び8ビットのドラム系音量レベル指定
信号DLEVをセレクタ150に供給するようになって
いる。 【0105】セレクタ150はROM132からのノイ
ズ系/ドラム系指定信号BALに応じて信号NLEV又
はDLEVを選択するもので、選択された信号は音量レ
ベル制御信号VLCとして音量制御回路146に供給さ
れ、これによってボリューム24によるノイズ系/ドラ
ム系音量バランス及びボリューム26によるトータル音
量とを考慮した音量制御が可能になる。 【0106】エンベロープ発生器152はS/P変換回
路136からの発音命令信号NKON=“1”と、シフ
トレジスタ140からのサスティンショート/ロング指
定信号S/Lと、ROM132からの5ビットの楽器名
指定信号GSとに応じて時分割的にエンベロープ信号E
NVを形成し、音量制御回路146に供給するようにな
っている。ここで、信号S/Lは発音タイミング毎に異
ならせることができるので、同じトップシンバルの音で
も発音タイミングによりサスティンを長くしたり、短く
したりすることができる。 【0107】音量制御回路146には、シフトレジスタ
140から3ビットの音量レベル指定信号LEVも供給
され、これによって1音毎の強弱を加味した音量制御が
可能になる。 【0108】音量制御回路146においては、各サンプ
ル毎の波形データを音量レベル制御信号VLC、エンベ
ロープ信号ENV及び音量レベル指定信号LEVと乗算
するなどして音量制御がなされ、音量制御された各サン
プル毎の波形データは分配回路154に供給される。分
配回路154はROM132からの中央スピーカ/左ス
ピーカ指定信号CHAに応じて各サンプル毎の波形デー
タを中央スピーカ用信号SC 又は左スピーカ用信号SL
に分類してP/S変換回路156に供給するもので、P
/S変換回路156からはシリアルなディジタルリズム
音信号RTSが送出される。すなわち、前述例でいえ
ば、トップシンバルに対応した波形データが分配回路1
54で左スピーカ用信号SL として分配され、P/S変
換回路156でシリアル信号RTSに変換されて送出さ
れる。 【0109】上記したのは、最初の発音タイミングにお
ける1音についてのリズム音信号発生動作であるが、同
様にして複数音(最大で8音)についてのリズム音信号
発生動作がなされる。そして、このようなリズム音信号
発生動作は2番目以降の各発音タイミング毎に同様に行
なわれる。 【0110】このようにしてリズム演奏が進行している
ときに、前述したようにリズムストップ又はリズム変更
の操作がなされると、図11において、S/P変換回路
136はクリア信号CLR=“1”を8チャンネル分順
次に送出し、エンベロープ発生器152をリセットさせ
る。このため、すべてのリズム音の発生が停止される。 【0111】なお、リズム変更の場合には、この後、発
音命令を含むシリアルデータOPCが供給されるので、
前述したと同様にして新たに選択されたリズムパターン
に従ってリズム音が奏出される。 【0112】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、音色
グループ毎に複数の音源手段の音色を設定すると共に演
奏パターンデータ中の音色データとして少ビットの音源
指定データを記憶するようにし、しかも音色毎に発音手
段を指定するようにしたので、音色に応じて発音位置を
変更しつつ少ない記憶容量で多彩な音色での(音色変化
に富んだ)自動演奏が可能となる効果が得られるもので
ある。 【0113】また、音色グループ毎に複数の音源手段の
音色を設定すると共に演奏パターンデータ中の音色デー
タとして少ビットの音源指定データを記憶するように
し、しかも演奏パターンデータとして複数音色分のイベ
ントデータを記憶し、1つの読出手段で読出すようにし
たので、構成の簡略化を図りつつ少ない記憶容量で多彩
な音色での(音色変化に富んだ)自動演奏が可能となる
効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の一実施形態に係る自動リズム演奏
装置をそなえた電子楽器のブロック図である。 【図2】 上記自動リズム演奏装置で奏出可能なリズム
楽器音を楽器グループ(リズム種類)毎に分類して示す
図である。 【図3】 リズムパターンデータのフォーマットを示す
図である。 【図4】 自動リズム演奏に用いられるデータのフォー
マットを示す図である。 【図5】 図1の電子楽器の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。 【図6】 割込処理のフローチャートである。 【図7】 リズムインターフェースの回路図である。 【図8】 リズムセットのサブルーチンを示すフローチ
ャートである。 【図9】 割込処理の詳細を示すフローチャートであ
る。 【図10】 リズムパターン処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。 【図11】 リズム音発生回路の回路図である。 【符号の説明】 18B…リズム用操作子、42…中央処理装置、48…
リズムパターンメモリ、54…リズムインターフェー
ス、56…リズム音発生回路、58…パネルデータイン
ターフェース、132…楽器名・ノイズ系/ドラム系・
中央スピーカ/左スピーカ指定データROM、142…
循環記憶回路、144…リズム音源回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.各々音色設定可能な複数の音源手段であって、各音
    源手段が設定に係る音色で楽音信号を発生可能であるも
    のと、 各々供給される楽音信号を楽音として発音する複数の発
    音手段と、 複数の音色グループのうちの各音色グループ毎に前記複
    数の音源手段の音色をそれぞれ指定する複数の音色指定
    データを記憶すると共に、前記複数の音色グループのう
    ちの各音色グループ毎に該音色グループに属する複数の
    音色にそれぞれ対応した複数の発音指定データを記憶す
    る第1の記憶手段であって、各発音指定データは対応す
    る音色の楽音信号の供給先として前記複数の発音手段の
    うちの1つを指定するものと、 前記複数の音色グループにそれぞれ対応した複数の演奏
    パターンデータを記憶すると共に各演奏パターンデータ
    毎に対応する音色グループを指定する音色グループ指定
    データを記憶する第2の記憶手段であって、各演奏パタ
    ーンデータは、発生すべき複数の楽音について前記複数
    の音源手段のうち所望のものをそれぞれ指定する音源指
    定データと、前記複数の楽音について発生タイミングを
    それぞれ示すタイミングデータとを含むものと、 前記複数の演奏パターンデータのうちの任意のものを選
    択するためのパターン選択手段と、 このパターン選択手段で選択される演奏パターンデータ
    と該演奏パターンデータに対応する音色グループ指定デ
    ータとを前記第2の記憶手段から読出す第1の読出手段
    と、 前記第2の記憶手段から読出される音色グループ指定デ
    ータの指定する音色グループに対応する複数の音色指定
    データと該音色グループに対応する複数の発音指定デー
    タとを前記第1の記憶手段から読出す第2の読出手段
    と、 前記第1の記憶手段から読出される複数の音色指定デー
    タに従って前記複数の音源手段の音色をそれぞれ設定す
    ると共に、前記第2の記憶手段から読出される演奏パタ
    ーンデータ中のタイミングデータに従って該演奏パター
    ンデータ中の音源指定データの指定する音源手段での楽
    音信号発生を指示する制御手段と、 前記複数の音源手段のいずれかから楽音信号が発生され
    るたびに前記第1の記憶手段からの読出しに係る複数の
    発音指定データのうち該楽音信号の音色に対応する発音
    指定データの指定する発音手段に該楽音信号を供給する
    信号供給手段とを備えた自動演奏装置。 2.各々音色設定可能な複数の音源手段であって、各音
    源手段が設定に係る音色で楽音信号を発生可能であるも
    のと、 複数の音色グループのうちの各音色グループ毎に前記複
    数の音源手段の音色をそれぞれ指定する複数の音色指定
    データを記憶する第1の記憶手段と、 前記複数の音色グループにそれぞれ対応した複数の演奏
    パターンデータを記憶すると共に各演奏パターンデータ
    毎に対応する音色グループを指定する音色グループ指定
    データを記憶する第2の記憶手段であって、各演奏パタ
    ーンデータは複数音色分のイベントデータで構成される
    と共に各音色毎のイベントデータは発生すべき楽音につ
    いて前記複数の音源手段のうち所望のものを指定する音
    源指定データと前記楽音について発生タイミングを示す
    タイミングデータとを含むものと、 前記複数の演奏パターンデータのうち任意のものを選択
    するためのパターン選択手段と、 このパターン選択手段で選択される演奏パターンデータ
    を構成する複数音色分のイベントデータと該演奏パター
    ンデータに対応する音色グループ指定データとを前記第
    2の記憶手段から読出す第1の読出手段と、 前記第2の記憶手段から読出される音色グループ指定デ
    ータの指定する音色グループに対応する複数の音色指定
    データを前記第1の記憶手段から読出す第2の読出手段
    と、 前記第1の記憶手段から読出される複数の音色指定デー
    タに従って前記複数の音源手段の音色をそれぞれ設定す
    ると共に、前記第2の記憶手段から読出される複数音色
    分のイベントデータ中のタイミングデータに従って該イ
    ベントデータ中の音源指定データの指定する音源手段で
    の楽音信号発生を指示する制御手段と、 前記複数の音源手段からの楽音信号をそれぞれ楽音とし
    て発音する発音手段とを備えた自動演奏装置。
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