JP2696453B2 - ノッキング制御装置 - Google Patents

ノッキング制御装置

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JP2696453B2 JP4047607A JP4760792A JP2696453B2 JP 2696453 B2 JP2696453 B2 JP 2696453B2 JP 4047607 A JP4047607 A JP 4047607A JP 4760792 A JP4760792 A JP 4760792A JP 2696453 B2 JP2696453 B2 JP 2696453B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はノッキング制御装置に
関し、特にエンジンの振動を検出するノックセンサ、あ
るいはその出力を処理する回路の異常に対処できるノッ
キング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノッキングの発生時に、エンジンの点火
時期を通常のタイミングより遅らせて、燃費および出力
の低下を抑制したり、エンジンの損傷や劣化を抑制した
りするために、従来から種々のノッキング制御装置が提
案されている。
【0003】このノッキング制御装置においては、ノッ
クセンサに異常が生じてエンジンの振動を検知できなく
なると、ノッキングが発生してもこれを検出できなくな
るため、ノックセンサに異常が起きた時にこれを早期に
検知し、対策を講じることが重要である。
【0004】このような観点から、例えば特開昭56−
83568号公報に記されているような、ノックセンサ
の異常を検知できるようにしたノッキング制御装置が提
案されている。
【0005】この従来技術においては、エンジンの振動
を検出する振動センサの出力をバッファを介して、例え
ば通過中心周波数が7KHzのバンドパスフィルタに入
力する。このバンドパスフィルタによって抽出されたノ
ッキング信号は波形整形回路に入力され、包絡線検波さ
れた後増幅される。該波形整形回路の出力信号は、次
に、ノッキング検出手段に送られる一方、前記振動セン
サの異常を検出する異常検出回路に送られる。
【0006】異常検出回路は、ピーク値ホールド回路、
4個の比較器、2個の積分器および論理和回路から構成
されており、前記波形整形回路の出力信号のピーク値
が、所定期間、予め定められた第1の値より大きいか、
あるいは第2の値(但し、第1の値>第2の値)より小
さくなった時に異常と判定するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のノッキング制御
装置の異常検出回路は、上記のように、前記波形整形回
路の出力をサンプリングホールドした信号のピークレベ
ルが前記第1、第2の値の間にある時はノックセンサは
正常、前記第1、第2の値の間にない時には異常と判断
しているので、前記ノックセンサから異常検出回路に至
るまでの回路、すなわち前記バッファ、バンドパスフィ
ルタあるいは波形整形回路に異常が生じて、異常検出回
路の入力信号をサンプリングホールドした信号のピーク
レベルが前記第1、第2の値の間になってしまうと、正
常と判定され、ノックセンサの異常を検出することがで
きなくなるという問題があった。
【0008】また、前記異常検出回路は、ピーク値ホー
ルド回路、4個の比較器、2個の積分器および論理和回
路から構成されているため、回路が複雑で、高価になる
という問題があった。
【0009】この発明の目的は、前記した従来装置の問
題点を除去し、ノックセンサの異常を正しく検出でき、
かつ簡単な回路構成の異常検出回路を備えたノッキング
制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、エンジンの振動を検出するノックセンサ
と、該ノックセンサの出力信号から特定の周波数帯のノ
ッキング信号を抽出するバンドパスフィルタと、該抽出
した信号を波形整形する波形整形回路と、その出力信号
を入力とする前記ノックセンサの異常検出回路とを備え
たノッキング制御装置であって、前記異常検出回路を、
前記波形整形回路の出力信号をレベルシフトする回路
と、該回路の出力を所定時間遅延する遅延回路と、前記
波形整形回路の出力信号と前記遅延回路の出力信号とを
比較し、少くとも前記両信号が一致した時に出力を発生
する比較器と、該比較器からの出力信号によってリセッ
トされ、クロック信号のカウント値が予め定められた値
以上になった時に異常信号を出力するカウンタとから構
成した点に特徴がある。
【0011】
【作用】本発明によれば、前記波形整形回路の出力信号
が、一定期間固定レベルになると、前記カウンタのカウ
ント値が所定の値に到達し、異常信号を出力する。この
結果、ノックセンサが故障した時に、前記バンドパスフ
ィルタ、波形整形回路等の異常により、その固定レベル
が従来装置においては正常と判断される大きさになった
としても、該ノックセンサの故障を確実に検出すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例のブロック図を示
す。
【0013】図において、1はエンジンのシリンダ壁等
に設置されたノックセンサ(振動センサ)、2はバッフ
ァ、3はバンドパスフィルタ、4は波形整形回路であ
る。これらは、前記公開公報に開示されている構成と同
一であるので、詳細な説明を省略する。
【0014】5は、本発明による異常検出回路である。
該異常検出回路5は分圧・時定数回路6と、比較器7
と、カウンタ8と、クロック発生部9から構成されてい
る。
【0015】次に、図2を参照して、本実施例の動作を
説明する。図2は、図1の各箇所の信号の波形を示し、
図1および図2の符号(a〜c、e)は対応している。
図2(d) の波形は、カウンタ8の内部動作を説明する図
である。
【0016】いま、波形整形回路4から、図2(a) の波
形を有する信号aが出力されたとする。この信号aは、
時刻t1 以前は正常なノッキング信号を示し、時刻t1
以降はノックセンサ1故障後のノッキング信号、すなわ
ち、固定レベルとなったことが示されている。
【0017】なお、本実施例においては、前記時刻t1
以降の信号aのレベルは、前記公開公報にいう第1の値
以上、第2の値以下、あるいはこれらの2つの値の間の
いずれであってもよい。
【0018】前記信号aが分圧・時定数回路6に入力す
ると、信号aは抵抗61と62により分圧され、かつ該
抵抗、コンデンサの回路定数で決まる時間だけ遅延され
る。前記抵抗61と62の大きさの比は限定されるもの
ではないが、例えば1:2として、前記信号aを約30
%程度減衰させるのが好適である。図2(b) の実線の波
形は、該分圧・時定数回路6の出力信号の波形を示して
いる。なお、同図の点線の波形は、前記信号aを示して
いる。
【0019】前記信号aとbは比較器7に入力され、比
較される。その結果、該比較器7の出力は、図2(c) の
信号になる。この信号cはカウンタ8のリセット端子R
に印加される。
【0020】図の波形から明らかなように、ノックセン
サ1が故障を起こすとその出力信号aは固定レベルにな
るため、信号bのレベルは信号aのそれより常に小さく
なる。このため、前記時刻t1 以降は、カウンタ8にリ
セット信号が入力されないことになる。
【0021】該カウンタ8のクロック入力端子CLに
は、クロック発生部9から出力されたクロックが印加さ
れている。このため、カウンタ8の内部では、図2(d)
に示されているようなカウント動作が行われる。
【0022】カウンタ8は、そのカウント値がオーバフ
ローする値Zより小さい時には、その出力端子OからH
(ハイ)レベルの信号を出力し、オーバフローすると、
L(ロウ)レベルの信号を出力する構成とされている。
【0023】したがって、ノックセンサ1が正常に動作
している時には、カウンタ8はオーバフローする前にリ
セットされることになり、出力端子OからはHレベルの
信号が常時出力される。一方、ノックセンサ1が故障す
ると、所定時間後にカウンタ8はオーバフローし、出力
端子OからはLレベルの信号が出力される。
【0024】よって、本実施例によれば、ノックセンサ
1が異常になり、固定レベルの信号を出力するようにな
ると、そのレベルの大小とは無関係に、カウンタ8の出
力端子OからLレベルの信号が出力されることになる。
【0025】この結果、波形整形回路4の出力信号aの
レベルが、前記バッファ2、バンドパスフィルタ3ある
いは波形整形回路4の異常により、前記公開公報に示さ
れている前記第1、第2の値の中間値になったとして
も、カウンタ8の出力端子からはLレベルの信号が出力
されることになるので、ノックセンサ1の異常を検出す
ることができるようになる。
【0026】なお、前記実施例では、分圧回路を用いて
前記信号aを約30%減衰させるようにしたが、本発明
はこれに限定されず、同程度の増幅をするようにしても
良い。また、前記分圧回路に変えて、レベルシフト回路
等の回路を用いるようにしても良い。また、前記カウン
タ8のカウント動作は、図示されていないマイクロコン
ピュータ内のプログラム処理により実施してもよいこと
は明らかである。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ノックセンサの出力信号を処理する回路、例
えばバッファ、バンドパスフィルタあるいは波形整形回
路の異常により、ノックセンサが故障した時に発生する
固定信号レベルが前記処理回路が正常な時のレベルから
変化しても、ノックセンサの異常を正しく検知すること
ができる効果がある。
【0028】また、本発明の故障検出回路は、信号をレ
ベルシフトする回路と、時定数回路と、1個の比較器
と、カウンタにより形成できるので、構成が簡単であ
り、かつ安価に作成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】 図1の回路の主要部の信号の波形図である。
【符号の説明】
1…ノックセンサ、2…バッファ、3…バンドパスフィ
ルタ、4…波形整形回路、5…異常検出回路、6…分圧
・時定数回路、7…比較器、8…カウンタ、9…クロッ
ク発生部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの振動を検出するノックセンサ
    と、該ノックセンサの出力信号から特定の周波数帯のノ
    ッキング信号を抽出するバンドパスフィルタと、該抽出
    した信号を波形整形する波形整形回路と、その出力信号
    を入力とする前記ノックセンサの異常検出回路とを備え
    たノッキング制御装置であって、 前記異常検出回路を、 前記波形整形回路の出力信号をレベルシフトする回路
    と、 該回路の出力を所定時間遅延する遅延回路と、 前記波形整形回路の出力信号と前記遅延回路の出力信号
    とを比較し、少くとも前記両信号が一致した時に出力を
    発生する比較器と、 該比較器からの出力信号によってリセットされ、クロッ
    ク信号のカウント値が予め定められた値以上になった時
    に異常信号を出力するカウンタとから構成したことを特
    徴とするノッキング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記カウンタの予め定められた値が、
    カウンタのオーバフロー値であることを特徴とする請求
    項1記載のノッキング制御装置。
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JPS635170A (ja) * 1986-06-24 1988-01-11 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関用ノツキング制御装置

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