JP2696209B2 - 表面弾性波素子 - Google Patents

表面弾性波素子

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JP2696209B2
JP2696209B2 JP62040958A JP4095887A JP2696209B2 JP 2696209 B2 JP2696209 B2 JP 2696209B2 JP 62040958 A JP62040958 A JP 62040958A JP 4095887 A JP4095887 A JP 4095887A JP 2696209 B2 JP2696209 B2 JP 2696209B2
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conductor plate
acoustic wave
surface acoustic
plate
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淳 酒井
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は表面弾性波素子の改良に関するものであ
る。 〔従来の技術〕 第4図は、例えば特願昭60−220597号に示された、従
来の表面弾性波素子の構成を示す斜視図である。 この図において(1)は表面弾性波の伝搬媒体となる
圧電基板、(2A)及び(2B)は上記基板の表面に間隔を
介して設けられた、すだれ状の入力電極及び出力電極、
(3)は各電極のリード部、(4)は入出力電極(2
A)、(2B)間に両電極をとりまく空間を仕切るように
配設された導体板である。導体板(4)は、基板(1)
との接触部(4A)から(a)寸法だけ切り込まれ、基板
表面との間に(a)寸法の隙間を形成する間隙部(4B)
が設けられており、又、この導体板(4)はアースされ
ている。 このように構成された表面弾性波素子の本来の信号の
伝搬は、基板(1)の表面上を伝搬する表面弾性波を媒
体とするが、実際にはこの他に入出力電極(2A)、(2
B)の間に電磁界を媒体とする結合があり、これによつ
て希望しない信号が伝達される。 導体板(4)は、この電磁界による結合を抑制するた
めに設けられているものであつて、基板上、入出力電極
(2A)、(2B)間に両電極をとりまく空間を仕切るよう
に設置されているため、両電極間の電気的結合を効果的
に抑制することが出来る。 又、導体板(4)が基板(1)に接触しないように、
導体板(4)と基板(1)の間に隙間が設けられている
ため、基板(1)の表面上を伝搬する表面弾性波が攪乱
されることはない。更に、導体板(4)には接触部(4
A)と間隙部(4B)が設けられているため、間隙寸法
(a)は基板(1)の厚み(t)の寸法のばらつきに左
右されることなく独自の寸法精度で定まる。従つて、
(a)の寸法を充分小さくすることが容易で、これによ
り入出力電極間の電気的結合の抑制をより効果的に行な
える。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、寸法(a)をより高精度に、すなわち
より小さくするためには、工作上の制約により導体板
(4)の厚み(b)をより薄くすることが必要であり、
又、一方では導体板の厚みが薄くなる程電磁界遮蔽効果
が小さくなるという相対する事象が存在する。このこと
が電磁界遮蔽効果の向上に一定の制限を与えていた。 この発明はこのような問題点を解消するためになされ
たもので、入出力電極間の電気的遮蔽について、より一
層の効果が得られる素子を提供しようとするものであ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る表面弾性波素子は、表面弾性波の伝搬
媒体となる基板と、この基板の表面に設けられた表面弾
性波送信用及び受信用の電極と、これらの表面弾性波送
信用及び受信用の電極間に配設されて電磁界を遮蔽する
接地された導体板と、この導体板と上記基板との間の上
記基板の表面上に設けられた接地されたシールド電極
と、このシールド電極及び上記導体板と接触して上記基
板の表面上に設けられ、上記基板の表面と上記導体板と
の間に隙間を形成する導電性の導体板密着防止用薄片と
を備えたものである。 [作用] 基板表面と導体板の間に形成される隙間の上下両側
に、接地された導体板と同じく接地されたシールド電極
の両方が配置されているため、各々単独に配置した場合
に比べてより効果的に電磁界が抑制される。導体板とシ
ールドの双方に接触する導体板密着防止用薄片が導電性
を有するため、導体板とシールド電極の電位差がなくな
り、両者の間隙部における接地を確実なものになる。 〔発明の実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明する。 第1図において(5)は導体板密着防止用薄片で、導
体板(4)を直接基板(1)の上に設置せずに、基板
(1)の上に一旦導体板密着防止用薄片(5)を置い
て、その上に導体板(4)を設置している。図中に示す
x方向から見た正面図を第2図に示す。第2図中、斜線
部は導体板密着防止用薄片(5)を示す。導体板(4)
と基板(1)の間に(a)寸法の隙間が生じている。
又、この導体板(4)はアースされている。その他の構
成は従来のものと同様であるため説明を省略する。 上述の構成において、導体板(4)の接地部(4C)か
ら間隙部(4B)までの寸法(C)を基板(1)の厚さ
(t)と導体板密着防止用薄片(5)の厚さ(a)それ
ぞれのばらつきを考慮した最小値を足し合わせた値より
小さい値に設定すれば、導体板(4)の間隙部(4B)は
常に導体板密着防止用薄片(5)と接する。従つて導体
板(4)の間隙部(4B)と基板表面との隙間(a)は導
体板密着防止用薄片(5)の厚み(a)と一致する。更
に導体板密着防止用薄片(5)は導体板(4)とは別に
製作するため、導体板密着防止用薄片(5)の厚み
(a)は、導体板(4)の厚み(b)とは無関係に充分
薄くすることができる。 従つて、導体板(4)と基板(1)の間の隙間を充分小
さく、且つ、導体板(4)の厚みを充分厚くすることが
可能で、より一層の電磁界遮蔽効果が得られる。 この結果、入出力電極間の電気的結合の抑制効果のよ
りよい素子を得ることができるものである。 第3図はこの発明の他の実施例を示すもので、導体板
(4)の間隙部(4B)に対応する位置で、基板(1)の
表面にアースされたシールド電極(6)を更に設置した
もので、入出力電極間の電気的結合の抑制効果が一段と
良くなるものである。更にこの場合、導体板密着防止用
薄片(5)を導体とし、この導体板密着防止用薄片
(5)がシールド電極(6)と接触するように設置すれ
ば、導体板密着防止用薄片(5)を介して導体板(4)
とシールド電極(6)の電気的導通がとれる。 このためシールド電極(6)のアースがより確実とな
り、電磁界遮蔽効果がより向上する。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明は、基板表面と導体板の間に
形成される隙間の上下両側に、接地された導体板と同じ
く接地されたシールド電極の両方が配置されているた
め、各々単独に配置した場合に比べてより効果的に電磁
界が抑制され、格段の遮蔽効果が得られる。さらに導体
板とシールドの双方に接触する導体板密着防止用薄片が
導電性を有するため、導体板とシールド電極の電位差が
なくなり、両者の間隙部における接地を確実なものにで
き、これにより電磁界の遮蔽効果が向上するという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の表面弾性波素子の一実施例を示す斜
視図、第2図はその正面図、第3図はこの発明の表面弾
性波素子の他の実施例を示す斜視図、第4図は従来の素
子の構成を示す斜視図である。図中(1)は基板、(2
A)(2B)は入力及び出力電極、(4)は導体板、
(5)は導体板密着防止用薄片、(6)はシールド電極
である。 なお、図中同一符号は夫々同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.表面弾性波の伝搬媒体となる基板と、この基板の表
    面に設けられた表面弾性波送信用及び受信用の電極と、
    これらの表面弾性波送信用及び受信用の電極間に配設さ
    れて電磁界を遮蔽する接地された導体板と、この導体板
    と上記基板との間の上記基板の表面上に設けられ接地さ
    れたシールド電極と、このシールド電極及び上記導体板
    と接触して上記基板の表面上に設けられ、上記基板の表
    面と上記導体板との間に隙間を形成する導電性の導体板
    密着防止用薄片とを備えたことを特徴とする表面弾性波
    素子。
JP62040958A 1987-02-23 1987-02-23 表面弾性波素子 Expired - Lifetime JP2696209B2 (ja)

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JPS63207211A JPS63207211A (ja) 1988-08-26
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