JP2696194B2 - 陰極線管のフェースプレートパネルの内表面上に発光スクリーン構体を電子写真的に形成する方法 - Google Patents

陰極線管のフェースプレートパネルの内表面上に発光スクリーン構体を電子写真的に形成する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は陰極線管(CRT)用
のスクリーン構体を電子写真的に製造する方法に、詳し
くは、蛍光体材料の被着に先立って、摩擦電気的に荷電
されたマトリクス材料の粒子を、二重露光法によって電
子写真的に被着する方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】1990年5月1日付けでダッタ(Da
tta)氏他に発行された米国特許第4,921,76
7号には、摩擦電気的に荷電されたマトリクス及び蛍光
体材料を用いてCRT用の発光スクリーン構体を電子写
真的に製造する方法が記載されている。この特許の方法
においては、導電性層上に設けられた光導電性層が、正
の電圧に静電気的に荷電され、シャドウマスクを通して
ライトハウス内に配置されたキセノン閃光ランプからの
光に露光される。この露光は3つの異なるランプ位置か
らの光に対して合計3回繰り返されて、光導電性層の領
域が放電され、静電気的な像が形成され、そこに発光蛍
光体が被着されて、スクリーンが形成されることにな
る。
【0003】シャドウマスクが取り外され、光導電性層
の正に荷電された領域上に、摩擦電気的に(負に)荷電
された吸光性マトリクス材料の粒子が被着される。マト
リクスが形成された後、光導電性層は再び正の電圧に荷
電され、次いで、シャドウマスクを通して露光されて、
3種の摩擦電気的に(正に)荷電された発光蛍光体の中
の第1のものが被着されることになる領域から電荷が放
出される。蛍光体の被着に先立って、再びシャドウマス
クがフェースプレートパネルから取り外される。
【0004】次いで、第1の摩擦電気的に(正に)荷電
された蛍光体が、光導電性層の放電した領域に反転現像
によって被着される。このプロセスが後2回繰り返され
て、第2と第3の色を発光する蛍光体材料が被着され
る。
【0005】この米国特許に記載の方法の欠点は、被着
されたマトリクスに充分な不透光性を得るのが困難であ
るという点である。この不透光性はマトリクス線に被着
された吸光材料の量に比例する。電子写真的スクリーン
製造法においては、高い不透光性を有するマトリクスを
作るためには、光導電性層上に形成されるパターニング
された静電像に高い電圧コントラストを必要とする。
【0006】対角線寸法が51cmの管においては、マ
トリクス線は幅が僅か約0.1〜0.15mm(4〜6
ミル)しかなく、また、隣接マトリクス線間のピッチ、
即ち、間隔も僅か約0.28mm(11ミル)である。
これに対し、同じ発光色の蛍光体線では、幅は約0.2
7mm、ピッチは約0.84mm(33ミル)である。
このように、マトリクス線のサイズ及び間隔が小さいた
めに、ライトハウスで像を形成することの困難が増す。
【0007】閃光ランプの幅が大きいことと、シャドウ
マスク中のスロット、即ち、開孔を通過する光の回折と
の総合効果により、マトリクス像パターンの形成に必要
な3回の露光によって、光導電性層に、完全に黒ではな
く、この層の高度に照射を受けた領域での光レベルの約
25%の光レベルを有する、互いに部分的に重なりあう
半影部が生じる。即ち、このシャドウマスクを通した露
光によっては、完全に照射された領域も完全に黒の領域
も作ることができず、光の強度が低い灰色の半影部によ
って分離された光領域のパターンができる。従って、静
電像の電圧コントラストは、蛍光体露光のための時より
もマトリクスのための露光時のほうが遙に低く、その結
果、得られるマトリクス線は、特に線の周縁部分におい
て、その不透光性が所要の不透光性より低くなってしま
う。
【0008】上述した、シャドウマスクを介する光回折
のために、露光時間を長くしても、光導電性層の電圧コ
ントラストは露光の時間が増すにつれて、最大のコント
ラストに達した後、減少するので、電圧コントラストを
改善することは出来ないということがわかった。
【0009】
【発明の概要】CRTのフェースプレートパネルの内表
面上に発光スクリーン構体を形成する電子写真的な方法
において、最初にパネルを導電性層で被覆し、次いで、
この導電性層上に光導電性層を被覆する。光導電性層上
に実質的に均一な電荷が形成される。光導電性層の選択
された領域がシャドウマスクを通して化学線に露光さ
れ、層上の電荷に作用する。光導電性層の未露光領域
は、摩擦電気的に荷電された、乾燥粉末状の吸光性スク
リーン構造材料で現像される。
【0010】光導電性層は再び露光されて、吸光性材料
のない露出した領域から電荷がさらに放出され、一方、
吸光性マトリクス材料が載っている領域の電荷は保持さ
れる。この再露光により、光導電性層の露光部分と未露
光部分の間の電圧のコントラストが増大する。2回目の
現像により光導電性層の未露光領域を現像すると、前に
被着された吸光性スクリーン構造材料上に、さらに、摩
擦電気的に荷電された乾燥粉末状吸光スクリーン構造材
料が被着され、これによって形成されるマトリクスの不
透光性が増大する。次いで、パネルの表面のマトリクス
によって覆われていない領域に多数の赤、緑及び青色発
光蛍光体スクリーン素子がある順序で繰り返すカラー群
を構成して被着される。
【0011】
【推奨実施例の詳細な説明】図1は矩形のファネル15
によって結合された矩形フェースプレート12と管状ネ
ック14とを含むガラス製外囲器11を有するカラーC
RTを示す。ファネル15は、陽極ボタン16に接触し
ておりかつネック14の内部まで伸延している内部導電
性コーティング(図示せず)を備えている。パネル12
は観察フェースプレート、即ち、基板18と、ガラスフ
リット21によってファネル15に封着された周縁フラ
ンジ、即ち、側壁20とを備えている。フェースプレー
ト18の内面には3色蛍光体スクリーンが支持されてい
る。スクリーン22は、図2に示すが、好ましくは、あ
る順序で繰り返す3つのストライプからなるカラー群、
即ち画素、即ち、トライアド(3つ組)として配列さ
れ、電子ビームが放出される平面に全体として垂直な方
向に延びた赤色、緑色、及び青色発光蛍光体ストライプ
R、G及びBからなる多数のスクリーン素子を含むライ
ンスクリーンである。
【0012】代表的には、51cmの対角線の管では、
各蛍光体ストライプは、約0.27mmの幅Aを有し、
約0.84mmのピッチBを持つ。この実施例の通常の
観察位置では、フェースプレート表面上の蛍光体ストラ
イプは、第1のマトリクス層23aとこの第1のマトリ
クス層を覆う第2のマトリクス層23bを含む吸光マト
リクス材料23によって互いに分離されている。このマ
トリクスの線は、代表的には、約0.10〜0.15m
mの幅Cを有し、また約0.28mmのピッチDを持
つ。ラインスクリーンの代わりに、ドットスクリーンで
もよい。
【0013】好ましくはアルミニウム製の薄い導電性の
層がスクリーン22の上を覆って設けられており、スク
リーンに均一な電位を供給すると共に、蛍光体素子から
放出された光をフェースプレート18を通して反射する
手段を提供する。スクリーン22、マトリクス23及び
それを覆うアルミニウム層24がスクリーン構体を構成
する。
【0014】再び図1を参照すると、多孔色選択電極、
即ち、シャドウマスク25が、通常の手段により、スク
リーン構体に対し予め定められた関係で間隔を置いて、
取り外し可能に取り付けられている。図1には点線によ
り概略的に示されている電子銃26がネック14内に中
心合わせして取り付けられており、3本の電子ビーム2
8を発生し、これを収斂する経路に沿って、マスク25
中の開孔、即ちスロットを通してスクリーン22に投射
する。
【0015】管10は、外部磁気偏向ヨーク、例えば、
ファネル−ネック間の接合領域に配置されたヨーク30
と共に使用するように設計されている。付勢されると、
ヨーク30は3本の電子ビーム28を、ビームがスクリ
ーン22上を矩形のラスタを描くように水平及び垂直に
走査するようにする磁界の影響下に置く。初期偏向面
(0偏向時)は、図1にヨーク30のほぼ中央に線P−
Pによって示されている。簡略化の目的で、偏向領域に
おける偏向ビーム経路の実際の湾曲は示されていない。
【0016】スクリーン22は図3にブロック図として
示す電子写真的方法によって作られる。この方法の選択
されたステップが図4a〜図4iに概略的に示されてい
る。この方法は、1990年5月1日付けでダッタ(D
atta)氏他に付与された米国特許第4,921,7
67号、及び、1991年7月2日付けでリット(Ri
tt)氏他に付与された米国特許第5,028,501
号に開示されている方法と類似している。
【0017】この発明の方法においては、当該技術分野
で公知のように、パネル12は初めに苛性アルカリ溶液
で洗浄され、水ですすぎ洗いされ、緩衝弗化水素酸でエ
ッチングされ、再び水ですすぎ洗いされる。次いで、図
3及び図4aに示すように、観察フェースプレート18
の内表面は、有機導電性層(OC)32を形成する導電
性の有機材料で被覆される。この有機導電性層32は、
その上に設けられる有機光導電性層(OPC)34のた
めの電極として働く。有機導電性層32と有機光導電性
層34は双方とも約425°Cの温度で蒸発する。
【0018】図4bに示すように、1992年1月28
日付けでダッタ(Datta)氏他に付与された米国特
許第5,083,959号に記載されている型のコロナ
放電装置36によって、暗い環境下で、光導電性層34
が約200〜600ボルトの正の電位に荷電される。
【0019】シャドウマスク25がパネル12に挿入さ
れ、緑色、青色及び赤色発光蛍光体材料が被着されるべ
き位置に対応する光導電性層34の領域が、化学線、例
えば、図4cに示すように、第1のスリー・イン・ワン
(three−in−one)ライトハウス(レンズ4
0で表す)内に配置されたキセノン閃光ランプ38から
の光に対する露光により選択的に放電させられる。スリ
ー・イン・ワンライトハウス内の第1のランプ位置は緑
色蛍光体に入射する電子ビームの収斂角に近似する入射
角を与え、第2のランプ位置は青色蛍光体に入射する電
子ビームの収斂角に近似する入射角を与え、第3の位置
は赤色蛍光体に入射する電子ビームの収斂角に近似する
入射角を与える。
【0020】スクリーンを形成するために光放出蛍光体
が被着されるべき有機光導電性層34の領域を放電させ
るためには、3つの異なるランプ位置からの3回の露光
が必要である。露光強度は静電電位分布に使用可能なレ
ベルのコントラストを設定するに充分ではあるが、有機
光導電性層34の露光された領域を完全に放電させてし
まう程大きくあってはならない。即ち、次の2回目の露
光において有用なレベルのコントラストの設定を可能と
するためには、充分な電圧が露光された領域に残ってい
なければならない。
【0021】露光ステップ後、シャドウマスク25がパ
ネル12から取り外され、パネルは、図4dに示す、適
切に調整された吸光性ブラックマトリクススクリーン構
造材料の乾燥粉末状粒子と、この微細に粉砕された粒子
を摩擦電気的に(負に)荷電する手段とを収容した第1
の現像装置42に移される。通常、マトリクス材料は、
陰極線管の処理温度では安定している黒色顔料、ポリ
マ、及び適当な電荷制御剤とを含んでいる。この電荷制
御剤は、前述した米国特許第4,921,767号に記
載されているように、マトリクス粒子に摩擦電気的に負
の電荷を与えることを容易にする。
【0022】摩擦電気的に負に荷電された微粉砕粒子
は、「直接現像」として知られる方法により、現像装置
42から放出され(追い出され)、有機光導電性層34
の正に荷電されている未露光領域に吸引されて、第1の
マトリクス層23aが形成される。有機光導電性層34
の未露光領域が、マトリクス形成用露光中に、キセノン
閃光ランプ38のサイズの大きさとシャドウマスク25
のスロットを通過する光の回折との総合効果による半影
部の影響により部分的にしか放電されていない場合は、
有機光導電性層34の露光領域と未露光領域の間の電圧
コントラストが制限されてしまい、摩擦電気的に負に荷
電されたマトリクス粒子の被着により形成されるマトリ
クス層23aの不透光性は不充分なものとなってしま
う。
【0023】この発明の新しい方法によれば、有機光導
電性層34を再び選択的に放電させて、有機光導電性層
34の露光領域をさらに放電させ、それによって、有機
光導電性層34の露光領域と未露光領域との間に電圧コ
ントラストを再び生じさせ、前に被着されているマトリ
クス層23aの上に第2のマトリクス層23bを被着す
る。
【0024】この発明の第1の実施例では、有機光導電
性層34と第1のマトリクス層23aが、図4eに示す
ランプ44からの均一な照射、即ち、フラッド光照射に
対して再露光され、有機光導電性層34の被覆されてい
ない領域から電荷が放電される。第1のマトリクス層2
3aは、その下にある有機光導電性層の部分の放電を防
止する遮蔽効果を持ったマスクとして作用し、これによ
って、有機光導電性層の露光領域と未露光領域の間に再
び電圧コントラストが設定される。
【0025】次に、図4fに示すように、パネル12は
第2のマトリクス現像装置42’の上に置かれ、摩擦電
気的に負に荷電されたブラックマトリクス材料の粒子が
現像装置から放出されて、既に被着されているマトリク
ス材料の層23aの下にある有機光導電性層34の正に
荷電された領域に吸引されて、第2のマトリクス層23
bが形成される。マトリクス層23aと23bは、マト
リクスパターンに対し、前述の米国特許第4,921,
767号に記載の従来の単一ステップマトリクス被着法
で得られるものよりも大きな濃度、即ち、不透光性を与
える。
【0026】この発明の方法で得られるマトリクスの不
透光性は、単一のステップでは、いくらシャドウマスク
に入射する光の強度を強くしても、あるいはいくら露光
時間を長くしても得られない。なぜなら、光源のサイズ
とシャドウマスクのスロットを通過する光の回折によっ
て、重畳した半影部が作りだされ、そのために、有機光
導電性層34が中途半端に放電されて、電圧コントラス
トを低下させてしまうからである。第1のマトリクス層
23aを有する(但し、シャドウマスクを含まない)パ
ネルを均一なフラッド光に露光させた場合は、半影部は
できず、従って、2回目の露光で、より大きな電圧コン
トラストが得られる。
【0027】第1のマトリクス層23aを有する有機光
導電性層34の選択的放電は、シャドウマスク25をパ
ネル12に再挿入し、別のスリー・イン・ワン・ライト
ハウス(図示せず)上で、有機光導電性層の露出してい
る領域を再露光することによって行うこともできる。こ
の発明の第2の実施例では、シャドウマスク25をパネ
ル12に再挿入し、マスクを含むパネルをスリー・イン
・ワンライトハウス上に再配置するという付加的なステ
ップが必要である。
【0028】この第2の実施例では、第1のマトリクス
層23aが、その下にある有機光導電性層34の部分
を、マスク開孔を通る光の回折によって生じる半影部内
の光から遮蔽するので、静電像の電圧コントラストは従
来のものよりも改善されるが、この第2の実施例による
処理は、マスク25の再挿入とパネルのスリー・イン・
ワンライトハウス上への再配置とを必要とするので、第
1の実施例よりも複雑である。
【0029】次いで、必要とあれば、マトリクスパター
ンを加熱して融解させ、次の蛍光体スクリーン構造材料
の被着中に悪影響を受けないように恒久的な構造にす
る。
【0030】マトリクス層23aと23bを含む有機光
導電性層34は、3つの乾燥粉末状色発光蛍光体スクリ
ーン構造材料の中の第1のものを施すために、図4gに
示すコロナ放電装置36によって、再び、暗い環境下
で、約200〜600ボルトの正の電位に均一に荷電さ
れる。
【0031】シャドウマスク25がパネル12に挿入さ
れ、緑色発光蛍光体材料が被着されるべき位置に対応す
る有機光導電性層34の領域が、化学線、例えば、図4
hに示す、第2のライトハウス(レンズ46で表す)内
に配置されたキセノン閃光ランプ38からの光に露光さ
れることにより選択的に放電させられる。
【0032】第2のライトハウス46内の第1のランプ
位置は、緑色蛍光体に入射する電子ビームの収斂角に近
似する入射角を与える。シャドウマスク25がパネル1
2から取り外され、パネルは適切に調整された緑色発光
蛍光体スクリーン構造材料の乾燥粉末状粒子を収容した
第1の蛍光体現像装置48に移される。この乾燥粉末状
蛍光体粒子は予め適切な電荷制御材料で表面処理されて
いる。この電荷制御材料は蛍光体粒子を封入し、それに
摩擦電気的に正の電荷を与えることができるようにする
ものである。正に荷電した緑色発光蛍光体粒子は現像装
置から放出され、有機光導電性層34の正に荷電した領
域によって反発を受けて、有機光導電性層34の露光さ
れ、放電した領域に被着される。この処理は「反転現
像」として知られたプロセスである。蛍光体粒子の表面
処理と摩擦電気的荷電及び有機光導電性層34の現像に
ついては、前述した米国特許第4,921,767号に
記載されている。
【0033】荷電、選択的放電、及び蛍光体現像のプロ
セスは、スクリーン構造材料の乾燥粉末状青色発光蛍光
体粒子及び赤色発光蛍光体粒子についても繰り返され
る。有機光導電性層34の正に荷電された領域を選択的
に放電するための化学線への露光は、青色発光蛍光体及
び赤色発光蛍光体に入射する電子ビームの収斂角に近似
した入射角を与えるライトハウス内の第2及び次いで第
3の位置からの光によって行われる。青色発光蛍光体粒
子及び赤色発光蛍光体粒子も、摩擦電気的に正の電位に
荷電できるようにするために、表面処理される。青色発
光蛍光体粒子及び赤色発光蛍光体粒子は第2及び第3の
現像装置48から放出され、それまでに被着されている
スクリーン構造材料の正に荷電された領域によって反発
を受けて、有機光導電性層34の放電した領域に被着さ
れ、それぞれ、青色発光蛍光体素子と赤色発光蛍光体素
子が形成される。
【0034】ブラックマトリクス材料、緑色発光蛍光体
粒子、青色発光蛍光体粒子及び赤色発光蛍光体粒子を含
むスクリーン構造材料は有機光導電性層34に静電気的
に付着あるいは接着される。前述した米国特許第5,0
28,501号に記載されているように、スクリーン構
造材料の接着性は、第6の現像装置(図示せず)から摩
擦電気的に荷電された乾燥粉末状のフィルム形成樹脂を
直接被着することにより増大させることができる。フィ
ルム形成樹脂の被着中は、有機導電性層32は接地され
る。フィルム形成ステップに先立って、図4b及び図4
gに示したものと同様の放電装置を用いて、約200〜
400ボルトの実質的に均一な電位を有機光導電性層3
4に印加し、吸引電位を形成し、また、この場合は負に
荷電されている、樹脂の均一な被着が確実に行われるよ
うにする。
【0035】現像装置としては、例えば、樹脂の粒子を
コロナ放電により荷電する静電銃、例えば、ランズバー
グ−GEMA(Ransburg−GEMA)社により
製造されているものを用いることができる。樹脂は約1
20°C以下の低いガラス転移温度/メルトフローイン
デックス、及び約400°C以下の熱分解温度を持った
有機材料である。この樹脂は水に不溶性で、好ましく
は、電荷分布を良好にするために不規則な粒子形状を持
ち、また粒子の大きさは約50ミクロン以下である。推
奨される材料はn−ブチルメタクリレートであるが、他
のアクリル樹脂、メチルメタクリレート及びポリエチレ
ンワックスを用いても良好な結果が得られた。
【0036】約2gの粉末にされたフィルム樹脂がフェ
ースプレート18のスクリーン表面22に被着される。
次いで、フェースプレートを、適当な熱源、例えば、輻
射ヒータを用いて、約1〜5分間、100〜120°C
の温度に加熱して、樹脂を融解させフィルム(図示せ
ず)が形成される。出来上がったフィルムは水に不溶性
で、この後、フィルムをさらに厚くするとか均一にする
等のための湿式フィルム形成ステップが必要な場合に
は、保護障壁として働く。
【0037】2〜4重量%の硼酸または修酸アンモニウ
ムの水溶液がフィルム上にスプレーされ通気促進被膜
(図示せず)が形成される。次いで、この技術分野で公
知のように、パネル12はアルミ化されてアルミニウム
層24が形成され、約425°Cの温度で約30〜60
分、即ち、スクリーン構体の揮発性有機成分が除かれる
迄、ベーキングが施される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカラーCRTの、一部は軸に沿
う断面を示した、平面図である。
【図2】図1のCRTのフェースプレートパネルの断面
図で、スクリーン構体を示す図である。
【図3】この発明によるスクリーン構体を作るための新
規な方法を示すブロック図である。
【図4】図2のスクリーン構体を作る際のステップの中
の選択したものを示す図である。
【符号の説明】
12 フェースプレートパネル 22 発光スクリーン構体 23 マトリクス 25 シャドウマスク 32 導電性層 34 光導電性層 R 赤色発光蛍光体素子 G 緑色発光蛍光体素子 B 青色発光蛍光体素子
フロントページの続き (72)発明者 ルーイス サルバトーレ カセンテイー ノ アメリカ合衆国 ニユージヤージ州 08502 ベル・ミード ホイツププアウ イル・ウエイ 24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管のフェースプレートパネルの内
    表面上に発光スクリーン構体を形成する方法であって、 上記フェースプレートパネルは、導電性層と、この導電
    性層を覆う光導電性層と、相互に吸光性マトリクスによ
    って分離されている多数の赤色発光、緑色発光及び青色
    発光蛍光体スクリーン素子とを有し、上記蛍光体スクリ
    ーン素子はある順序で循環するカラーグループをなして
    配列されており、またこれらの蛍光体スクリーン素子
    は、上記光導電性層の選択された領域を化学線に対し順
    次露光してこの層上の電荷に影響を与え、次いで上記領
    域上に、摩擦電気的に荷電された赤色発光、緑色発光及
    び青色発光蛍光体をそれぞれ施すことにより形成された
    ものであり、 上記マトリクスは、 先ず、上記光導電性層上に実質的に均一な電荷を形成す
    るステップと、 上記光導電性層の選択された領域をマスクを介して化学
    線に露光して、この層上の電荷に影響を与えるステップ
    と、 上記光導電性層の未露光領域を摩擦電気的に荷電された
    乾燥粉末状の吸光性スクリーン構造材料で現像するステ
    ップと、 上記光導電性層を再び露光して、上記吸光性マトリクス
    材料に覆われている領域上の上記電荷は維持しつつ、上
    記吸光性マトリクス材料の施されていない露出した領域
    からさらに電荷を放出させ、それによって、上記光導電
    性層の露光領域と未露光領域間の電圧のコントラストを
    大きくするステップと、 既に被着されているマトリクス材料の上に上記摩擦電気
    的に荷電された吸光性マトリクス材料を被着することに
    より、上記未露光領域に第2の現像処理を施して、これ
    によって形成されたマトリクスの不透光性を増大させる
    ステップと、 によって形成されるものである、 陰極線管のフェースプレートパネルの内表面上に発光ス
    クリーン構体を電子写真的に形成する方法。
  2. 【請求項2】 さらに、上記光導電性層の選択された領
    域を順次化学線に露光してこの層上の電荷に影響を与
    え、次いで、これらの領域にそれぞれ摩擦電気的に荷電
    された赤色発光、緑色発光及び青色発光各蛍光体材料を
    施して、蛍光体スクリーン素子を形成するステップと、 上記蛍光体スクリーン素子とマトリクス材料との上にフ
    ィルムを形成するステップと、 上記フィルムをアルミ化するステップと、 揮発性成分を除去するために上記フェースプレートパネ
    ルにベーキング処理を施して上記発光スクリーン構体を
    形成するステップと、 を含む、請求項1に記載の方法。
JP5031434A 1992-01-27 1993-01-26 陰極線管のフェースプレートパネルの内表面上に発光スクリーン構体を電子写真的に形成する方法 Expired - Lifetime JP2696194B2 (ja)

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