JPH09199028A - 陰極線管球用の発光スクリーン組立体を電子写真的に製造する方法 - Google Patents

陰極線管球用の発光スクリーン組立体を電子写真的に製造する方法

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JPH09199028A
JPH09199028A JP33245796A JP33245796A JPH09199028A JP H09199028 A JPH09199028 A JP H09199028A JP 33245796 A JP33245796 A JP 33245796A JP 33245796 A JP33245796 A JP 33245796A JP H09199028 A JPH09199028 A JP H09199028A
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layer
opc
color emitting
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opc layer
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JP33245796A
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Milton Eman George Jr
ミルトン エーマン ジュニア ジョージ
George Kubara Andrew
ジョージ クーバラ アンドルー
Michael Wezel Charles
マイケル ウェツェル チャールズ
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Thomson Consumer Electronics Inc
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品の数で電子写真スクリーン化(E
PS)プロセスによりCRT用蛍光スクリーン組立体を
製造する方法を提供する。 【解決手段】 マトリックス上に有機導伝性(OC)層
上に亘る有機光電性(OPC)層に静電気的に形成され
た第一及び第二の蛍光要素のそれぞれはマトリックスの
少なくとも一部分で重なり、それによりギャップが両者
間に形成される。静電気電荷はOPC層上及び多数の第
一と第二の蛍光要素上で再確立される。OPC層はOP
C層上及びマトリックスに亘る第一と第二の蛍光要素間
のギャップ内の残りの開放領域上の電圧を放電するため
にUV放射でフラッド露出される。OPC層と残りの開
放領域は多数の第三の蛍光要素を形成するために現像さ
れる。堆積された第三の蛍光材料はマトリックスにより
遮蔽され、見えなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摩擦電気的に帯電さ
れたスクリーン構成材料を用いて電子写真スクリーン化
(EPS)プロセスにより陰極線管球(CRT)用に蛍
光スクリーン組立体を製造する方法に関し、より詳細に
は従来用いられてきたよりも少ない部品の数でスクリー
ン組立体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1990年4月1日に発行されたDat
ta等による米国特許第4921767号は摩擦電気的
に帯電されたスクリーン構成材料を用いてCRTのフェ
ースプレートパネルの内面上に蛍光スクリーン組立体を
電子写真的に製造する方法を記載している。この特許さ
れた方法では有機導伝性(OC)層をオーバーレイする
有機光電性(OPC)層は正の電圧に静電的に充電され
る。次にOPC層はフェースプレートパネル内に着脱可
能に付着されるシャドウマスクを通して3つ一体の光源
に配置される適切な光源からの光に曝される。光は電子
銃からの電子ビームの一つの収束角度に近い角度で入射
する。光は、3つの摩擦電気的に(正に)帯電された、
光放射蛍光体の第一のものが堆積されるOPC層の領域
を放電させる。各露出の後に光は他の残りの電子ビーム
の入射角度を複写するために光源の異なる位置に動かさ
れる。3つの露出の全体は蛍光体が実質的にスクリーン
を形成するために堆積されるOPC層の領域を放電する
ために3つ一体の光源内で異なる3つの光の位置から必
要とされる。
【0003】露出段階の後でシャドウマスクはパネルか
ら除去され、パネルは光吸収黒マトリックス材料の適切
に調製された乾燥粉末化された粒子を含むマトリックス
現像剤上に配置される。マトリックス材料は現像在中で
摩擦電気的に(正に)帯電され、直接現像により正に帯
電されたOPC層上に堆積される。マトリックスを含む
OPC層は正の電位に均一に再帯電され、シャドウマス
クはパネルに再挿入される。パネルは第一の精密光源上
に配置され、第一のカラー出射蛍光要素の位置に対応す
るOPC層の部分は光により放電される。第一の精密光
源は電子ビームの一つの入射角と近似的な収束角度を有
する光を提供する。蛍光体の体積の前にシャドウマスク
はフェースプレートパネルから除去され、フェースプレ
ートパネルは第一のカラー出射蛍光体を含む第一の現像
剤上に置かれる。第一のカラー出射蛍光体は現像剤中で
摩擦電気的に帯電され、OPC層の放電された領域上の
反転現像により堆積される。OPC層の帯電、光露出、
現像プロセスは第二及び第三の精密光源及び現像材を用
いて2回以上繰り返される。2つの精密光源のそれぞれ
での光はそれぞれ第二及び第三の電子ビームを近似する
収束角を有する。上記プロセス変形はEPSプロセスに
よる光吸収マトリックスを堆積するために1994年8
月23日に発行されたMascony等による米国特許
第5340674号を用いる。後者の発行された特許で
は3つのカラー出射蛍光体が異なるカラー出射蛍光体の
間の小さな空間と共にOPC層上に堆積された後にOP
C層は負の電位に帯電され、オーバーレイされた蛍光体
は蛍光体により変換されないOPC層の部分の電位を放
電するために光にフラッド露出される。それから黒いマ
トリックス材料の摩擦電気的に(負に)帯電された粒子
はOPC層の放電された部分上に反転現像により堆積さ
れる。このプロセスでの問題は黒いマトリックス材料の
少量が前に堆積されたカラー出射蛍光体上に堆積される
ことである。マトリックス体積のためのフラッド露光は
マトリックス処理で通常用いられる精密な3つ一体の光
源に投資する必要がないというコスト的な利点を提供す
る一方で、黒い材料でのカラー出射蛍光体の汚染が欠点
となる。
【0004】しかしながらカラー出射蛍光体堆積と共に
用いられる光露出前及び後の段階で少なくとも一つの精
密光源及び挿入とそれからシャドウマスクを除去する関
連する段階を削除することにより、機器のコスト及び取
扱時間の顕著な節約は達成される。付加的にシャドウマ
スク挿入及び除去段階の一つの削除はシャドウマスク又
はスクリーンのいずれかへの損傷の可能性を減少する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従来用
いられてきたよりも少ない部品の数で電子写真スクリー
ン化(EPS)プロセスにより陰極線管球(CRT)用
に蛍光スクリーン組立体を製造する方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によればEPSプ
ロセスによるカラーCRT用の蛍光スクリーン組立体を
製造する方法はCRTのフェースプレートパネルの内面
上に配置された光吸収マトリックスをオーバーレイする
揮発性のOC層をオーバーコートする揮発性のOPC層
を設けることからなる。実質的に均一な電圧がOPC層
上で確立される。それからOPC層の複数の第一の選択
された領域がOPC層の第一の選択された領域上の電圧
に影響するように開口を有するマスクを通して第一の光
源からの可視光に曝される。次に第一の選択された領域
は多数の第一のカラー出射蛍光要素を形成するために第
一の摩擦電気的に帯電されたカラー出射蛍光材料で現像
される。実質的に均一な電圧がOPC層上及び多数の第
一のカラー出射蛍光要素上で再確立される。OPC層の
複数の第二の選択された領域がOPC層の第二の選択さ
れた領域上の電圧に影響するように開口を有するマスク
を通して第二の光源からの可視光に曝される。OPC層
の第二の選択された領域は多数の第二のカラー出射蛍光
要素を形成するために第二の摩擦電気的に帯電されたカ
ラー出射蛍光材料で現像される。第一及び第二のカラー
出射蛍光要素はマトリックスの少なくとも一部分で重複
し、それにより第一及び第二のカラー出射蛍光要素の少
なくともある部分の間にギャップを設ける。実質的に均
一な電圧がOPC層上及び多数の第一及び第二のカラー
出射蛍光要素上で再確立される。それからOPC層は残
りの開放領域領域上及びギャップ内の電圧に影響するよ
うにUV照射でフラッド露光される。最終的にOPC層
の残りの開放領域領域は多数の第三のカラー出射蛍光要
素を形成するために第三の摩擦電気的に帯電されたカラ
ー出射蛍光材料で現像される。第三のカラー出射蛍光材
料はまたギャップ内に堆積されるが、光吸収マトリック
スにより遮蔽される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は長方形フェースプレート1
2と長方形ファンネル15により結合される管状ネック
14からなるガラス管球容器11を有するカラーCRT
10をしめす。ファンネル15は陽極ボタン16と接触
し、ネック14内に延在する内部導伝コーティング(図
示せず)を有する。パネル12は観察用フェースプレー
ト又は基板18と周辺フランジ又は側壁20とからな
り、これはガラスフリット21によりファンネル15に
密封されている。3つのカラー蛍光スクリーン22はそ
れぞれ周期的な順序で3つの細片又は3つ組のカラー群
又は画素内にそれぞれ配置される赤、緑、青を放射する
多数の蛍光細片R,G,Bから構成されるスクリーン要
素を含むラインスクリーンである。細片は電子ビームが
発生する面に概略垂直な方向に延在する。実施例の通常
の視点では蛍光細片は垂直方向に延在する。好ましくは
蛍光細片は当業者に良く知られているように光吸収マト
リックスにオーバーラップする蛍光細片の少なくとも一
部分で光吸収マトリックス23により画成される開口内
に配置される。ドットスクリーンはまたこのプロセスで
形成される。好ましくはアルミニウムである薄い導伝層
24はスクリーン22にオーバーレイし、フェースプレ
ート18を通して蛍光要素から出射された光を反射する
のと同様にスクリーンに均一な電位を印加する手段を提
供する。スクリーン22及びオーバーレイアルミニウム
層24はスクリーン組立体からなる。多開口カラー電子
電極又はシャドウマスク25はスクリーン組立体に関し
て所定に離間される従来技術の手段により着脱可能に設
けられる。
【0008】図1に破線で概略が示される電子銃26は
スクリーン22へマスク25内の開口を通る収束路に沿
って3つの電子ビーム28を発生し、方向付けるようネ
ック14内の中央に設けられる。電子銃は従来技術のも
のであり、当業者に知られているどのような適切な銃で
もよい。管球10はファンネルからネックへの接続の領
域に位置するヨーク30のような外部磁界偏向ヨークと
共に用いられるよう設計される。作動されたときにヨー
ク30はビームがスクリーン22上に長方形のラスター
で水平及び垂直にスキャンするよう3つのビーム28を
磁界に沿わせる。偏向の初期平面(ゼロ偏向での)は概
略ヨーク30の中央である図1の線P−Pにより示され
る。簡単のために偏向領域での偏向ビーム路の実際の曲
率は示さない。
【0009】スクリーンは上記米国特許第492176
7号に記載されるEPSプロセスにより製造される。そ
のプロセスの部分は図3から図10に示される。最初に
パネル12は当業者に良く知られているように腐食性の
溶液でパネルを洗浄し、水ですすぎ、バッファー化され
たフッ化水素酸でエッチングし、再び水ですすぐことに
より光吸収マトリックス23の堆積が調製される。観察
用のフェースプレート18の内面は好ましくは1971
年1月26日に発行されたMayaudによる米国特許
第3558310号に記載される従来技術のウエットマ
トリックスプロセスを用いた光吸収マトリックス23を
設けられる。ウエットマトリックスプロセスは適切な水
溶液のフォトレジスト溶液が例えばスピンコーティング
によりフェースプレートパネル12の内面に塗布され、
溶液はフォトレジスト層を形成するよう乾燥される。そ
れからシャドウマスクはパネル内に挿入され、パネルは
3つ一体の光源(図示せず)上に置かれ、これはフォト
レジスト層をシャドウマスクの開口を通して光を投射す
る光源からの光化学作用のある放射に曝す。露出はCR
Tの電子銃からの3つの電子ビームの路をシミュレート
するよう配置される光源で2回以上繰り返される。光は
蛍光材料が実質的に堆積されるフォトレジスト層の露出
された領域の溶解度を選択的に変える。第三の露出後に
パネルは光源から除去され、シャドウマスクはパネルか
ら除去される。フォトレジスト層はそのより溶解する領
域を除去するために水を用いて現像され、それによりフ
ェースプレートパネルの内面を露出し、より溶解しな
い、露出された領域をそのままにしておく。光吸収材料
(図示せず)の適切な溶液はフェースプレート18の内
面に設けられ、フェースプレートの露出された部分及び
フォトレジスト層の保持された、より溶解しない領域を
覆うように均一に分散される。光吸収材料の層は乾燥さ
れ、フォトレジスト層及びオーバーレイ光吸収材料の保
持された部分を溶解し、除去し、それによりフェースプ
レートパネルの内面に接着されるマトリックス層で窓を
形成する。
【0010】その上にマトリックス23を有する観察用
の面18の内面は揮発性の有機光電性(OPC)層34
をオーバーレイするための電極を提供する有機導伝性
(OC)層32を形成するための揮発性の有機光導伝性
材料で均一に塗布する。OC層32及びOPC層34は
約425゜Cの温度で揮発性である。マトリックス23
と観察用フェースプレート18上のOPC層を有するO
C層32を有するパネル12は図3に示される。OC層
32のために適切な材料はDatta等による1994
年12月6日に発行された米国特許第5370952号
に記載されている第四アンモニウムポリエレクトロライ
トを含む。OPC層34は適切な樹脂、電子ドナー材
料、電子受容材料、表面活性剤、有機溶剤から形成さ
れ、これらはOC層32上にオーバーコートされる溶液
を供する。OPC層34を形成するために用いられる適
切な材料の例はDatta等による1995年5月9日
に発行された米国特許第5413885号に記載され
る。或いは、マトリックス23は上記米国特許第492
1767号又はRiddle等により1993年6月2
0日に発行された米国特許第5229234号に記載さ
れるようにEPSプロセスにより形成されうる。
【0011】図4に示されるようにOPC層34はコロ
ナ帯電装置36により200から800ボルトの範囲内
の正の電位に帯電される。次に図5に示されるようにシ
ャドウマスク25がパネル12に挿入され、これは第一
の精密光源38上に位置し、ここで正に帯電されたOP
C層34はシャドウマスク25を通してキセノンフラッ
シュランプ40又は、例えば光源内に配置された水銀灯
のような他の光源からの光で露出される。CRTの電子
銃26からの電子ビームの一つのそれと同じ角度でシャ
ドウマスク25内の開口を通して通過する光はその上に
それが入射し、それにより電荷画像が形成されるOPC
層34上の照明された領域を放電する。シャドウマスク
はパネル12から除去され、パネルは粒子をカプセル化
する適切に電荷制御された材料で表面処理され、摩擦電
気的にその上の正の電荷の確立を許容する例えば乾燥粉
末化された緑を放射する蛍光粒子のような第一のカラー
出射蛍光材料を含む図6に示される第一の蛍光現像剤4
3上に配置される。第一のカラー出射蛍光粒子は現像剤
中で正に摩擦電気的に帯電され、OPC層34に向けら
れる。正に摩擦電気的に帯電された第一のカラー出射蛍
光粒子はOPC層34上に形成された電荷画像上の正に
帯電された領域により跳ね返され、「リバーサル」現像
として当業者に知られている処理によりそれの放電され
た領域上に堆積される。リバーサル現像ではスクリーン
構造材料の摩擦電気的に帯電された粒子はOPC層34
の同様に帯電された領域により反発され、ラインやドッ
トのような多数の第一のカラー出射蛍光要素を形成する
ためにその放電された領域上に堆積される。第一のカラ
ー出射蛍光要素のそれぞれの大きさは各開口の完全なカ
バーと開口の周辺の光吸収マトリックス材料の若干の重
複を提供するために光吸収マトリックス23内の開口の
大きさよりも若干大きい。その上に堆積した第一のカラ
ー出射蛍光要素を有するOPC層34は図7に示される
ように再帯電され、ここでOPC層34及び前に堆積さ
れた第一のカラー出射蛍光要素上に200から800ボ
ルトの範囲内の正の電圧を再確立する。再帯電の後にシ
ャドウマスク25はパネル12内に再挿入され、パネル
は第一の光源38のそれと同じである光源40を有する
図8に示される第二の精密光源上に配置される。CRT
の電子銃26からの電子ビームの第二のもののそれと同
じ角度でシャドウマスク25内の開口を通して受容され
る光はそれにより第二の電荷画像を形成するその上に入
射するOPC層34上の照明された領域を放電する。シ
ャドウマスクはパネル12から除去され、パネルは粒子
をカプセル化し、その上に摩擦電気的な正の電荷の確立
を許容する適切な電荷制御材料で予め表面処理される例
えば乾燥粉末化された青を放射する蛍光粒子のような第
二のカラー出射蛍光材料を含む図9に示される第二の蛍
光現像剤46上に配置される。第二のカラー出射蛍光材
料は現像剤内で正に摩擦電気的に帯電され、OPC層3
4に向けられる。正に帯電された第二のカラー出射蛍光
材料はOPC層34上に形成された電荷画像上の正に帯
電された領域により跳ね返され、「リバーサル」現像に
よりそれの放電された領域上に堆積される。第二のカラ
ー出射蛍光要素のそれぞれの大きさは各開口の完全なカ
バーと開口の周辺の光吸収マトリックス材料の若干の重
複を提供するために光吸収マトリックス23内の開口の
大きさよりも若干大きい。
【0012】その上に堆積された第一、第二の蛍光要素
を有するOPC層34はOPC層34上及び第一と、第
二の堆積された蛍光要素上の正の電圧を確立するために
荷電装置36を用いて図10に示されるように再荷電さ
れる。本発明のプロセスの新たな点は図11、12に示
される。EPSプロセスの残りを促進するために、機器
のコスト及び処理時間を減少するために、前に堆積され
た第一と第二のカラー出射蛍光要素を含む帯電されたO
PC層34は365nmの波長を有する紫外線光を含む
スペクトル分布を有する水銀灯48のような適切な光源
を用いてフラッド照射される。コーニンググラスワーク
ス、コーニング、ニューヨークにより製造されたNo.
5840フィルタのようなUVを通過し可視光をブロッ
キングするフィルタ50は光源48とOPC層34との
間に置かれ、400nmより長い波長を濾波して除去す
る。OPC層34の残りの開口領域上に入射するUV放
射、即ち第一と第二のカラー出射蛍光要素により覆われ
ない領域はその初期値から減少された値に放電される。
しかしながらOPC層34の他の領域を覆う第一と第二
のカラー出射蛍光要素はUV放射を吸収し、それにより
遮蔽効果を提供し、それにより下のOPC層34上の正
の電荷は減少されず、下のOPC層34上の電荷はその
初期値のままである。フラッド照明されたOPC層34
を含むパネル12は例えばパネルは粒子をカプセル化
し、その上に摩擦電気的な正の電荷の確立を許容する適
切な電荷制御材料で予め表面処理される乾燥粉末化され
た赤の放射蛍光粒子のような第三のカラー出射蛍光剤を
含む図12に示される第三の現像剤52に転送される。
第三のカラー出射蛍光材料は現像剤内で正に摩擦電気的
に帯電され、OPC層34に向けられる。正に帯電され
た第三のカラー出射蛍光材料は第一と第二の堆積された
蛍光要素の下の正に帯電された領域により跳ね返され、
「リバーサル」現像により多数の第三のカラー出射蛍光
要素が形成されるフラッド照明により放電された残りの
開口領域上に堆積される。OPC層34上に堆積された
第三のカラー出射蛍光要素のそれぞれの大きさはギャプ
が生じずに開口の周辺の光吸収マトリックス材料の若干
の重複を提供するためにマトリックスの開口の大きさよ
りも大きい。フラッド照明が第三の蛍光剤の現像の前に
OPC層34の残りの開口領域を放電するために用いら
れる故に第三の精密光源は必要なく、またOPC層34
露光の前及び後でシャドウマスクの挿入及び除去も不要
であり、それにより処理時間を節約し、シャドウマスク
又は蛍光スクリーンの損傷の可能性を減少する。
【0013】図11、12に示すように若干のギャップ
「g」が隣接する第一と第二のカラー出射蛍光要素の少
なくとも一部分の間で設けられる。このギャップは光吸
収マトリックス23に重なる。上記のフラッド露出段階
はOPC層34の残りの開口領域を放電させるのみなら
ず、以前に堆積された第一と第二のカラー出射蛍光要素
間のギャップg、内のOPC層の放電もまたさせ、それ
により第三のカラー出射蛍光材料がOPC層の残りの開
口領域上と同様にギャップ内に堆積される。しかしなが
らギャップ内の第三のカラー出射蛍光材料の存在はスク
リーン品質での問題を生じさせない。なぜならば光吸収
マトリックス23が観察用のフェースプレート18を通
して見えるギャップ内の蛍光材料と同様にマトリックス
と重複する蛍光材料を遮蔽するからである。
【0014】3つの光放射蛍光剤はメチルイソブチルケ
トン(MIBK)のような適切な固定物を含む蛍光剤を
接着することにより上記OPC層34に固定され、これ
はOPC層34のポリスチレンにゆっくりと溶解し、そ
の蛍光要素と接着する。蛍光要素は蒸発されたアルミニ
ウム層24が堆積されたスクリーン22上の平滑な表面
を形成する層を提供するよう固化される。固化はRit
t等による1991年7月2日発行の米国特許第502
8501号に記載されるような従来技術のスプレー又は
乳剤充填又は乾燥フィルミングでありうる。固化及びア
ルミ化の後にスクリーン組立体はその揮発性成分をとば
すために約30分間約425゜Cの温度で焼成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により作られたカラーCRTの部分的に
軸方向断面を示す平面図である。
【図2】図1に示される管球のスクリーン組立体として
の断面である。
【図3】EPSプロセスでの幾つかの従来技術の段階中
のフェースプレートパネルの断面を示す。
【図4】EPSプロセスでの幾つかの従来技術の段階中
のフェースプレートパネルの断面を示す。
【図5】EPSプロセスでの幾つかの従来技術の段階中
のフェースプレートパネルの断面を示す。
【図6】EPSプロセスでの幾つかの従来技術の段階中
のフェースプレートパネルの断面を示す。
【図7】EPSプロセスでの幾つかの従来技術の段階中
のフェースプレートパネルの断面を示す。
【図8】EPSプロセスでの幾つかの従来技術の段階中
のフェースプレートパネルの断面を示す。
【図9】EPSプロセスでの幾つかの従来技術の段階中
のフェースプレートパネルの断面を示す。
【図10】EPSプロセスでの幾つかの従来技術の段階
中のフェースプレートパネルの断面を示す。
【図11】本発明のプロセスによるフェースプレートパ
ネルの断面を示す。
【図12】本発明のプロセスによるフェースプレートパ
ネルの断面を示す。
【符号の説明】
10 カラーCRT 11 管球容器 12 フェースプレート 14 ネック 15 ファネル 16 陽極ボタン 18 基板 20 側壁 21 フリット 22 カラー蛍光スクリーン 23 光吸収マトリックス 24 導伝層 25 シャドウマスク 26 電子銃 28 電子ビーム 30 ヨーク 32 有機導伝性(OC)層 34 有機光電性(OPC)層 38 精密光源 40 キセノンフラッシュランプ 42、46、52 蛍光現像剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ ミルトン エーマン ジュニア アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 17601 ランカスター ヘレン・アヴェニ ュー 837 (72)発明者 アンドルー ジョージ クーバラ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 17602 ランカスター リース・アヴェニ ュー 210 (72)発明者 チャールズ マイケル ウェツェル アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 17543 リティッツ ピアソン・ロード 411

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックスにオーバーレイされた有機
    光電性(OPC)層でオーバーコートされた有機導伝性
    (OC)層を有するマトリックスを、それの内面上に有
    し、マトリックスの開口内に配置されたカラー群に配置
    された第一、第二、第三のカラー出射蛍光要素からなる
    多数のスクリーン要素を有するCRTのフェースプレー
    トパネルの内面に発光スクリーン組立体を電子写真的に
    製造する方法であって、 a) 該OPC層上の実質的に均一な静電気電圧を確立
    し、 b) その上に電圧を影響させるように該OPC層の複
    数の第一の選択された領域を第一の光源からの可視光に
    開口マスクを介して曝し; c) 多数の第一のカラー出射蛍光要素を形成するため
    に該OPC層の該第一の選択された領域を第一の摩擦し
    て帯電された、乾燥粉末のカラー出射蛍光材料で現像
    し; d) 該OPC層及び該第一のカラー出射蛍光材料上に
    実質的に均一な静電電圧を再確立し; e) その上の電圧を影響させるように該第一の選択さ
    れた領域とは異なる該OPC層の複数の第二の選択され
    た領域を第二の光源からの可視光に曝し; f) 多数の第二のカラー出射蛍光要素を形成するため
    に該OPC層の該第二の選択された領域を第二の摩擦し
    て帯電された乾燥粉末のカラー出射蛍光材料で現像し、
    該第一と第二のカラー出射蛍光要素は該マトリックスの
    少なくとも一部分と重複し、それにより該第一と第二の
    カラー出射蛍光要素の少なくともある部分の間にギャッ
    プを形成し; g) 該OPC層及び該第一及び第二のカラー出射蛍光
    材料上に実質的に均一な静電電圧を再確立し; h) ギャップを含む残りの開放領域上の電圧を放電す
    るために該OPC層をUV放射でフラッド照射し; i) 多数の第三のカラー出射蛍光要素を形成するため
    に該OPC層の残りの開放領域を第三の摩擦して帯電さ
    れた乾燥粉末のカラー出射蛍光材料で現像し、該第三の
    カラー出射蛍光材料はまたギャップ内に堆積される各段
    階を含む方法。
  2. 【請求項2】 段階i)の後に更に j) 蛍光スクリーンを形成するために第一、第二、第
    三のカラー出射蛍光要素を該OPC層に固定し; k) 該蛍光スクリーンを薄膜形成し; l) 蛍光スクリーン組立体を形成するために該蛍光ス
    クリーンに導電性層をオーバーレイし; m) そこから揮発性の成分を除去するために該蛍光ス
    クリーン組立体を焼成する各段階を含む請求項1記載の
    方法。
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