JP2696166B2 - 青果物の検定装置 - Google Patents

青果物の検定装置

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JP2696166B2
JP2696166B2 JP7240391A JP24039195A JP2696166B2 JP 2696166 B2 JP2696166 B2 JP 2696166B2 JP 7240391 A JP7240391 A JP 7240391A JP 24039195 A JP24039195 A JP 24039195A JP 2696166 B2 JP2696166 B2 JP 2696166B2
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憲光 花松
藤敏 篠木
朋幸 工藤
俊一 三上
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青森県
東和電機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーカメラを用
いて撮像した青果物、例えばりんご等の農産物の大きさ
検定及び色検定を行なうための青果物の検定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の検定装置としては、例え
ば、青果物の検定対象物をカラー撮像し、この撮像した
画像の赤,緑,青の各成分強度データを画素毎に記憶
し、この記憶結果に基づいて検定対象物の大きさ及び色
に係るデータを算出するようにしたものがある。この従
来の検定装置においては、大きさを求める際には、撮像
した画像を全走査し、対象物を赤成分画像、緑成分画像
または青成分画像のいずれか一つの画像あるいは明度画
像から二値化等の手段を用いて対象物を抽出し、画素数
を計数するようにしている。
【0003】また、色に係るデータを算出する際には、
撮像した画像を全走査し、各画素毎に赤、緑、青の色成
分の和で得られる明度と、各成分がその画素の明度に対
する比率で得られる色度を用い、画像全体にわたりその
色度によって対象物かどうかを判別し、対象物を構成す
る画素について平均値を求めるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の検定装置にあって、大きさを求める際には、検定対象
物にハイライトといわれる照明が全反射する部分につい
ては、抽出を行なうことができないので、実際の面積よ
りも小さく測定してしまい、正確な検定ができないとい
う問題があった。また、大きさ及び色に係るデータを、
夫々、画像の全走査により求めるようにしているので、
全走査を2度行なわなければならないことになり、それ
だけ、時間がかかってしまい、迅速な判定ができなくな
るという問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みて為された
もので、大きさを正確に求めることができるようにする
とともに、全走査を2度行なわなくても大きさ及び色に
係るデータを求めることができるようにし検定の時間短
縮を図って効率を向上させる検定装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の青果物の検定装置は、青果物の検定対
象物をカラー撮像する撮像器と、該撮像器が撮像した画
像の赤,緑,青の各成分強度データを画素毎に記憶する
画像データ記憶手段とを備え、該画像データ記憶手段が
記憶した画像データに基づいて検定対象物の撮像した部
位の大きさ及び色に係るデータを算出する青果物の検定
装置において、上記画像を検定対象物の輪郭線の外から
内へ向けて走査線毎に走査する走査手段と、該走査手段
の走査により画像データ記憶手段が記憶した画素毎の
赤,緑,青の各成分強度の内必要な強度を上記の走査順
に読出す画像データ読出し手段と、該画像データ読出し
手段が読出した強度の所定の関係に係る画素毎の検定値
を上記の読出し順に演算する検定値演算手段と、該検定
値演算手段が演算した検定値と予め定めた基準値とを上
記の演算順に比較する比較手段と、該比較手段の比較に
より検定値が基準値に対して所定の関係であるとき上記
走査手段の走査を当該走査線について停止して次の走査
線の走査に移行させる走査停止移行手段と、該走査停止
移行手段が停止した走査線の当該停止位置の座標を読取
って検定対象物の輪郭点として記憶する座標記憶手段
と、該座標記憶手段が記憶した座標から検定対象物の輪
郭線内の面積を算出しこの面積値を大きさに係るデータ
とする大きさデータ算出手段と、上記座標記憶手段が記
憶した座標から検定対象物の輪郭線の内側のみについて
再走査して検定対象物の色に係るデータを算出する色デ
ータ算出手段とを備えた構成としている。
【0007】そして、必要に応じ、上記色データ算出手
段を、上記座標記憶手段が記憶した座標から検定対象物
の輪郭線の内側のみについて再走査する再走査手段と、
該再走査手段の走査により上記画像データ記憶手段が記
憶した画素毎の赤,緑,青の各成分強度の内必要な強度
を上記の走査順に読出す色画像データ読出し手段と、該
色画像データ読出し手段が読出した強度の所定の関係に
係る画素毎の色検定値を上記の読出し順に演算する色検
定値演算手段と、該色検定値演算手段が演算した色検定
値と予め定めた色基準値とを上記の演算順に比較する色
値比較手段と、該色値比較手段の比較により色検定値が
色基準値に対して所定の関係であるときの画素数を累計
してこの累計値を算出する画素数累計手段とを備えて構
成している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る青果物の検定装置について説明す
る。この検定装置は、青果物としてリンゴを連続的に検
定する装置である。図1及び図2に示す本発明の実施の
形態に係る青果物の検定装置において、1は青果物とし
てのリンゴの検定対象物Tを搬送するベルトコンベアで
あって、進行方向に沿って等間隔で列設され検定対象物
Tであるリンゴをその芯の軸線が垂直になり樹木への接
続側を上にして保持する複数のホルダ2を有している。
【0009】3はベルトコンベア1の搬送途上に設けら
れホルダ2に保持された検定対象物Tを真上からカラー
撮像するCCDカメラ等の撮像器である。4は検定対象
物Tを斜め上から照らすライトである。上記の撮像器3
及びライト4は遮光ボックス5内に設けられている。こ
の遮光ボックス5は、検定しようとする検定対象物Tを
覆って上記ライト4以外の光線を遮断するものである。
遮光ボックス5の出入口には検定対象物Tが通過可能な
例えばすだれ状部(図示せず)が設けられている。6は
タイミングセンサであって、検定対象物Tが撮像器3の
撮像位置に位置したとき撮像器3に撮像を行なわせるた
めのものである。
【0010】10はCPU等の機能を搭載した制御部、
11は画像等の各種データを表示するCRT等の表示部
である。制御部10において、図1に示すように、12
は撮像器3が撮像した画像の赤成分強度(R),緑成分
強度(G),青成分強度(B)の各成分強度データを画
素毎に記憶する画像データ記憶手段である。また、画像
は、例えば、縦512画素×横512画素の離散的な画
像としている。13は上記画像を検定対象物Tの輪郭線
Taの外から内へ向けて走査線毎に走査する走査手段で
あり、例えば、画像の境界から2方向もしくは4方向に
走査する。2方向の場合には、図1においてX軸方向の
左側からと右側からの2方向であり、4方向の場合に
は、上記のX方向の2方向と、Y軸方向の上側からと下
側からの2方向との4方向となる。この例では、X軸方
向の左側からと右側からの2方向(順走査及び逆走査)
に走査する場合で説明する。
【0011】14は走査手段13の走査により画像デー
タ記憶手段12が記憶した画素毎の赤,緑,青の各成分
強度の内必要な強度を上記の走査順に読出す画像データ
読出し手段、15は画像データ読出し手段14が読出し
た強度の所定の関係に係る画素毎の検定値Mを上記の読
出し順に演算する検定値演算手段である。画素毎の検定
値M(M1 〜Mi 〜Mn ,ここでnは全画素数)は、例
えば、赤、緑、青の各々の成分のうち2つの成分の比率
としている。例えば、各画素の赤成分の強度R(R1
i 〜Rn )と緑成分の強度G(G1 〜Gi 〜Gn )の
比(R/G)を用いる(Mi =Ri /Gi )。従って、
画像データ読出し手段14は赤成分の強度R(R1 〜R
i 〜Rn )と緑成分の強度G(G1 〜Gi 〜Gn )を読
出してくる。
【0012】16は検定値演算手段15が演算した検定
値Mi と予め定めた基準値M0 とを上記の演算順に比較
する比較手段である。基準値M0 は、例えば、赤成分の
基準強度R0 と緑成分の基準強度G0 との比(R0 /G
0 )を用いる。実施例としては、例えば、M0 =R0
0 =2.7としている。17は比較手段16の比較に
より検定値Mが基準値M0 に対して所定の関係であると
き上記走査手段13の走査を当該走査線について停止し
て次の走査線の走査に移行させる走査停止移行手段であ
る。所定の関係は以下のように定めている。検定値Mi
<M0 のときは、検定対象物Tが存在しないとして次の
画素に走査を進める。検定値Mi ≧M0 のときは、検定
対象物Tが存在したとして、当該走査線について停止し
て次の走査線の走査に移行させる。
【0013】18は走査停止移行手段17が停止した走
査線の当該停止位置の座標を読取って検定対象物Tの輪
郭点として記憶する座標記憶手段である。即ち、X軸方
向の左側から走査したときの輪郭点の座標fL (X,
Y)とX軸方向の右側から走査したときの輪郭点の座標
R (X,Y)とを記憶する。19は座標記憶手段18
が記憶した座標から検定対象物Tの輪郭線Ta内の面積
を算出しこの面積値を大きさに係るデータとする大きさ
データ算出手段である。面積Sは、以下の式によって求
められる。 S=ΣΔ|fL (X)−fR (X)| 即ち、面積Sは、輪郭線Ta内の画素数となる。
【0014】20は座標記憶手段18が記憶した座標か
ら検定対象物Tの輪郭線Taの内側のみについて再走査
して検定対象物Tの色に係るデータを算出する色データ
算出手段である。この色データ算出手段20において、
21は上記座標記憶手段18が記憶した座標から検定対
象物Tの輪郭線Taの内側のみについて再走査する再走
査手段である。この再走査は順方向のみ行なう。22は
再走査手段21の走査により上記画像データ記憶手段1
2が記憶した画素毎の赤,緑,青の各成分強度の内必要
な強度を上記の走査順に読出す色画像データ読出し手段
である。
【0015】23は色画像データ読出し手段22が読出
した強度の所定の関係に係る画素毎の色検定値Cを上記
の読出し順に演算する色検定値演算手段である。色検定
値C(C1 〜Ci 〜Cn ,ここでnは全画素数)は、例
えば、赤、緑、青の各々の成分のうち2つの成分の比率
としている。例えば、上記と同様に各画素の赤成分の強
度R(R1 〜Ri 〜Rn )と緑成分の強度G(G1 〜G
i 〜Gn)の比(R/G)を用いる(Ci =Ri /G
i )。従って、色画像データ読出し手段22は赤成分の
強度R(R1 〜Ri 〜Rn )と緑成分の強度G(G1
i 〜Gn )を読出してくる。
【0016】24は色検定値演算手段23が演算した色
検定値Ci と予め定めた色基準値C0 とを上記の演算順
に比較する色値比較手段である。色基準値C0 は、例え
ば、上記と同様に、赤成分の基準強度R0 と緑成分の基
準強度G0 との比(R0 /G0 )を用いる。実施例とし
ては、例えば、上記と同様に、C0 =R0 /G0 =2.
7としている。
【0017】25は色値比較手段24の比較により色検
定値Cが色基準値に対して所定の関係であるときの画素
数を累計してこの累計値Nを算出する画素数累計手段で
ある。所定の関係は以下のように定めている。色検定値
i <C0 のときは、色が悪いとして累計しない。色検
定値Ci ≧C0 のときは、色が良いとして累計し、その
累計値Nを算出する。26は色に係るデータとする色判
別データ演算手段であり、上記面積Sと累計値Nとの比
をとり、色の判別値H(H=N/S)を演算する。Hが
大きいほど色のつき具合が良いと判別できる。
【0018】次に、本発明の実施の形態に係る青果物の
検定装置の作用について、図3及び図4に示すフローチ
ャートを用いて説明する。図2に示すように、青果物と
してのリンゴの検定対象物Tはベルトコンベア1のホル
ダ2に保持されて順次搬送される。そして、遮光ボック
ス5の撮像器3の真下にくると、ライト4の照明下にお
いて、撮像器3により撮像される(3−1)。そして、
画像データ記憶手段12にこの撮像画像の赤,緑,青の
各成分強度データが画素毎に記憶される(3−2)。
【0019】この状態で、走査手段13によってX軸方
向の左側からと右側からの2方向(順走査及び逆走査)
の走査が走査線順に行なわれる(3−3〜3−1N)。
この過程において、1つの画素の走査により画像データ
記憶手段12が記憶した画素毎の赤,緑,青の各成分強
度の内必要な強度(赤成分の強度R及び緑成分の強度
G)が読出され(3−4)、検定値演算手段15によっ
て検定値M(Mi=Ri /Gi )が演算され(3−
5)、比較手段16によって検定値演算手段15が演算
した検定値Mi と予め定めた基準値M0 とが比較される
(3−6)。
【0020】そして、走査停止移行手段17において、
検定値Mi がMi <M0 のときは(3−7N)、検定対
象物Tが存在しないとして次の画素に走査を進める(3
−3〜3−7N)。検定値Mi ≧M0 のときは(3−7
Y)、検定対象物Tが存在したとして、当該走査線につ
いて停止して次の走査線の走査に移行させる(3−
8)。この場合、次の走査線に移行するので、全走査を
行わなくても良く、その分高速化が図られる。そして、
座標記憶手段18によって、X軸方向の左側から走査し
たときの座標fL (X,Y)とX軸方向の右側から走査
したときの座標fR (X,Y)とが記憶される(3−
9)。このようにして、X軸方向の左側からと右側から
の2方向(順走査及び逆走査)の走査が走査線順に行な
われ、各走査線に対応した座標が記憶される(3−
9)。
【0021】次に、全走査が終了すると(3−10
Y)、大きさデータ算出手段19によって、座標記憶手
段18が記憶した座標から検定対象物Tの輪郭線Ta内
の面積を算出しこの面積値を大きさに係るデータとする
(3−11)。これにより、検定対象物Tの撮像した部
位の大きさを認知することができる。この場合、輪郭線
Taの座標によって面積を算出しているので、ライト4
によって検定対象物TにハイライトTbといわれる照明
が全反射する部分があっても、このハイライトTb部分
も面積計算に入れられるので、従来のようにハイライト
Tb部分が抽出されない場合に比較して、実際の面積と
略同等の値となり、そのため、面積値が正確になるので
正確な検定を行なうことができるようになる。
【0022】次に、色データ算出手段20によって、検
定対象物Tの色に係るデータが算出される。この色デー
タ算出手段20においては、図4に示すように、先ず、
再走査手段21によって、座標記憶手段18が記憶した
座標から検定対象物Tの輪郭線Taの内側のみについて
再走査が行なわれる(4−1)。この再走査は順方向の
み行なわれる(4−1〜4−7N)。この場合、輪郭線
Taの内側のみの走査になるので、輪郭線Taの外側に
ついては走査を行なわなくても良く、そのため、全走査
を行なわなくても良いことから、それだけ、高速化が図
られる。
【0023】この走査の過程において、色画像データ読
出し手段22により、1つの画素の走査により画像デー
タ記憶手段12が記憶した画素毎の赤,緑,青の各成分
強度の内必要な強度(赤成分の強度R及び緑成分の強度
G)が読出され(4−2)、色検定値演算手段23によ
って検定値M(Ci =Ri /Gi )が演算され(4−
3)、色値比較手段24によって色検定値演算手段23
が演算した検定値Ci と予め定めた基準値C0 とが比較
される(4−4)。そして、画素数累計手段25におい
て、色検定値Ci <C0 のときは、色が悪いとして画素
の累計をしない。色検定値Ci ≧C0 のときは、色が良
いとして画素の累計し、その累計値Nを算出する(4−
6)。
【0024】その後、全走査が終了すると(4−7
Y)、色判別データ演算手段26によって、上記の面積
Sと累計値Nとの比が計算され、色の判別値H(H=N
/S)が算出される(4−8)。これにより、検定対象
物Tの撮像した部位の色の度合いを認知することができ
る。即ち、色の判別値Hが大きいほど色のつき具合が良
いと判別できる。
【0025】尚、上記実施の態様において、走査手段1
3の走査を画像の境界から2方向にしたが、Y軸方向の
上側からと下側からの2方向からも走査する4方向の走
査としても良く、適宜変更して差し支えない。また、検
定値M,色検定値C,基準値M0 及び色基準値C0 は、
赤及び緑成分の比の設定に限らず、どのように設定して
も良く、適宜変更して差し支えない。また、基準値の値
も適宜変更して差し支えない。更に、上記の実施の態様
においては、青果物としてリンゴを用いた例で説明した
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、他の果物
や野菜等どのような種類の青果物にでも本発明を適用で
きることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の青果物の
検定装置によれば、大きさに係るデータの算出において
は、検定対象物の輪郭線の座標によって面積を算出する
ので、検定対象物にハイライトといわれる照明が全反射
する部分があっても、このハイライト部分を含めて面積
計算に入れることができ、従来のようにハイライト部分
が抽出されない場合に比較して、実際の面積と略同等の
値となり、そのため、面積値が正確になるので正確な検
定を行なうことができるという効果がある。また、色に
係るデータの算出においては、検定対象物の輪郭線の内
側のみについて再走査を行なうので、輪郭線の外側につ
いては走査を行なわなくても良く、そのため、全走査を
行なわなくても良いことから、それだけ、高速化を図る
ことができ、大幅に検定の時間短縮を図ることができる
という効果がある。更に、大きさ及び色に係るデータの
算出においては、両者ともに、画像データ記憶手段が記
憶した画素毎の赤,緑,青の各成分強度という同一のフ
ァクタを用いて行なうので、それだけ、計算効率が良
く、この点でも、高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る青果物の検定装置の
要部を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る青果物の検定装置を
示す全体図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る青果物の検定装置の
動作工程を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る青果物の検定装置の
動作工程を示すフローチャート図である。
【符号の説明】 T 検定対象物 Ta 輪郭線 Tb ハイライト 1 コンベア 2 ホルダ 3 撮像器 4 ライト 5 遮光ボックス 6 タイミングセンサ 10 制御部 11 表示部 12 画像データ記憶手段 13 走査手段 14 画像データ読出し手段 15 検定値演算手段 16 比較手段 17 走査停止移行手段 18 座標記憶手段 19 大きさデータ算出手段 20 色データ算出手段 21 再走査手段 22 色画像データ読出し手段 23 色検定値演算手段 24 色値比較手段 25 画素数累計手段 26 色判別データ演算手段 M(M0 〜Mi 〜Mn ) 検定値 R(R1 〜Ri 〜Rn ) 赤成分強度 G(G1 〜Gi 〜Gn ) 緑成分強度 B 青成分強度 M0 基準値 S 面積 C (C1 〜Ci 〜Cn )色検定値 C0 色基準値 H 色の判別値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/60 G06F 15/70 355 (72)発明者 花松 憲光 青森県青森市大字八ツ役字芦谷202の4 青森県産業技術開発センター内 (72)発明者 篠木 藤敏 青森県青森市大字八ツ役字芦谷202の4 青森県産業技術開発センター内 (72)発明者 工藤 朋幸 青森県弘前市大字金属町5番地1 東和 電機工業株式会社内 (72)発明者 三上 俊一 青森県弘前市大字金属町5番地1 東和 電機工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−238252(JP,A) 特開 平4−296977(JP,A) 特開 平3−123979(JP,A) 特開 昭57−187761(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青果物の検定対象物をカラー撮像する撮
    像器と、該撮像器が撮像した画像の赤,緑,青の各成分
    強度データを画素毎に記憶する画像データ記憶手段とを
    備え、該画像データ記憶手段が記憶した画像データに基
    づいて検定対象物の撮像した部位の大きさ及び色に係る
    データを算出する青果物の検定装置において、 上記画像を検定対象物の輪郭線の外から内へ向けて走査
    線毎に走査する走査手段と、 該走査手段の走査により画像データ記憶手段が記憶した
    画素毎の赤,緑,青の各成分強度の内必要な強度を上記
    の走査順に読出す画像データ読出し手段と、 該画像データ読出し手段が読出した強度の所定の関係に
    係る画素毎の検定値を上記の読出し順に演算する検定値
    演算手段と、 該検定値演算手段が演算した検定値と予め定めた基準値
    とを上記の演算順に比較する比較手段と、 該比較手段の比較により検定値が基準値に対して所定の
    関係であるとき上記走査手段の走査を当該走査線につい
    て停止して次の走査線の走査に移行させる走査停止移行
    手段と、 該走査停止移行手段が停止した走査線の当該停止位置の
    座標を読取って検定対象物の輪郭点として記憶する座標
    記憶手段と、 該座標記憶手段が記憶した座標から検定対象物の輪郭線
    内の面積を算出しこの面積値を大きさに係るデータとす
    る大きさデータ算出手段と、 上記座標記憶手段が記憶した座標から検定対象物の輪郭
    線の内側のみについて再走査して検定対象物の色に係る
    データを算出する色データ算出手段と、を備えたことを
    特徴とする青果物の検定装置。
  2. 【請求項2】 上記色データ算出手段を、上記座標記憶
    手段が記憶した座標から検定対象物の輪郭線の内側のみ
    について再走査する再走査手段と、 該再走査手段の走査により上記画像データ記憶手段が記
    憶した画素毎の赤,緑,青の各成分強度の内必要な強度
    を上記の走査順に読出す色画像データ読出し手段と、 該色画像データ読出し手段が読出した強度の所定の関係
    に係る画素毎の色検定値を上記の読出し順に演算する色
    検定値演算手段と、 該色検定値演算手段が演算した色検定値と予め定めた色
    基準値とを上記の演算順に比較する色値比較手段と、 該色値比較手段の比較により色検定値が色基準値に対し
    て所定の関係であるときの画素数を累計してこの累計値
    を算出する画素数累計手段と、を備えて構成したことを
    特徴とする請求項1記載の青果物の検定装置。
JP7240391A 1995-09-20 1995-09-20 青果物の検定装置 Expired - Fee Related JP2696166B2 (ja)

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