JP2694946B2 - 家畜飼料 - Google Patents

家畜飼料

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圭拮 大平
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は一般に廃棄物として取扱われている豆類
莢、糖類、もみ殻を用いて製造される家畜飼料に関す
る。 (従来の技術) 近年、食生活が豊かになるにつれて、より良質で、よ
り美味なものが求められており、これが食肉消費量の増
大傾向として現われている。 ところが食肉となる家畜の飼料は縁地の砂漠化、異常
気象、人工増加等の影響により、その確保が困難となり
つつある。 このような状況下で飼料不足を緩和するため、本発明
者はすでに種々の提案をおこなっている。例えば特願昭
58−142827号において、“おから”にリグニン含有物質
を混合し、これを滅菌処理して培地とし、これに白色腐
朽菌を接種培養することにより“おから”を飼料価値の
高い成分に転化することを特徴とする家畜飼料の製造法
が提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) 上記提案の方法は従来、廃棄物的となっていた“おか
ら”を飼料として有効利用し、したがって家畜用飼料を
安価に製造し得るという利点を有するが、“おから”の
供給量もそれほど多くなく、今後ますます供給不足が心
配される飼料を十分にまかなうには当然不充分であると
ともに、より安価に家畜用飼料を製造する方の開発が望
まれている。 したがって、この発明は多量、かつ安価に入手するこ
とができる廃棄物的物質を主原料として、経済的に有利
に製造することができ、品質的にもすぐれた家畜飼料を
提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解決するための手段として、
豆類莢および糖類を主成分として含む混合物を培地と
し、これに可食白色腐朽菌を培養させ子実体を生成させ
ることに得られた培地残滓からなることを特徴とする家
畜飼料を提供するものである。 さらに、この発明は上記問題点を解決するための手段
として、豆類莢、糖類およびもみ殻を主成分として含む
混合物を培地とし、これに可食白色腐朽菌を培養させ子
実体を生成させることに得られた培地残滓からなること
を特徴とする家畜飼料を提供するものである。 本発明で用いられる豆類莢としては落花生、大豆、小
豆、グリンピース等の莢で通常食べられず廃棄されるも
のが用いられる。なお、これら豆類莢は茎が付いた状態
で廃棄される場合があるが、このような茎付きの莢の場
合でも使用することができる。したがって、本明細書中
において、豆類莢とは茎付きのものをもその概念に含ま
れる。糖類としては米糠のほか、成分上これに類するも
の、例えばコーン粉を用いてもよい。籾殻としては特に
制限はないが一般に米、麦の籾殻が好ましい。 原料混合物中のこれら豆類莢、糖類、籾殻の添加割合
は乾物重量に基づいて、豆類莢を30〜80重量%、糖類を
10〜30重量%、もみ殻を50重量%以下とすることが好ま
しい。 これら豆類莢およびもみ殻は通常適当な大きさ、例え
ば10メッシュ前後に粉砕して用いられる。 上記のようにして調製された原料混合物は、その中に
存在する雑菌をなくすため常法に従って殺菌処理が施さ
れ、白色腐朽菌用の培地とされる。この場合、例えば12
0℃で1時間殺菌処理を行えば、雑菌の殆どを死滅させ
ることが出来る。 なお、原料混合物は含水分が60±5%となるように水
が加えられる。 このように調整された原料混合物は可食白色腐朽菌で
接種され、これを適温で培養することより微生物的分解
作用により変性され、飼料価値の高い家畜用濃厚飼料に
転化される。可食白色腐朽菌としては菌根形成能の大き
い食菌、例えばヒラタケ菌、シイタケ菌、マイタケ菌、
シメジ菌が好ましい。 上記白色腐朽菌の培養条件としては、培養湿度60〜75
%、温度22℃〜26℃が望ましい。このような条件下で25
〜30日間、きのこ菌を培養し続けると、培基は著しく富
化され、飼料としての重要な栄養価値を生ずるに至る。
なお、培養完了後、ひき続いて、湿度80〜95%、温度12
℃〜18℃の状態できのこの発生を促し、きのこを採取し
た後の培地であっても略同質の飼料が得られる。従って
本発明によれば濃厚飼料の製造と同時にきのこ栽培が出
来るといった利点が得られる。 本発明で用いられる出発原料の構成成分の殆んどは繊
維質(セルローズ、ヘミセルローズ)およびキチン質か
らなり、しかも、その繊維質はリグニンによって覆わ
れ、さらに蛋白質がキチン質であるため、その成分の大
半はそのままでは消化不能である。しかるに、上記茸菌
が特に代謝するリグニナーゼでリグニンが酸、バニリン
ロ、セルラーゼでセルローズがでん粉に、チターゼでヘ
ミセルローズがデキストリンに、キチナーゼでキチン質
が蛋白質に転換され、したがって消化可能成分に転換さ
れ、同時に茸菌が代謝するビタミン、アミノ酸等の栄養
素がさらに新規に付加される。このようにして廃棄物的
原料がバイオマスの利用により飼料化されるのである。 (実施例1〜6) 落花生莢粉砕物、米籾殻粉砕物、米糠および茎付大豆
莢を表1に示す割合で配合して原料混合物を得た。次
に、これに水を転化して含水率が約60%となるように調
整したのち、これを120℃で1時間殺菌処理を施して混
合培地を得た。この混合培地にヒラタケ菌を接種し、培
地湿度65%、培養温度約23℃で30日間培養させた。つい
で温度12〜15℃、湿度80〜90%の環境下に10〜20日間放
置して子実体を発生させた。この発生したヒラタケを採
取したのち培地残滓を取りくずし、家畜用飼料が得られ
た。ヒラタケ菌接種前の混合培地の各種成分と、得られ
た家畜用飼料の各種成分と分析結果を下記表2に示す。 更にビタミンに於いては、混合培地にみられなかった
ビタミンB2,B3,B12,D2,L等が培養完了後の飼料化培地に
富化されていた。この結果から明らかなように、培養後
の飼料化された培地は原料の混合物に比して栄養成分お
よびビタミン類が著しく富化されており、家畜の飼料と
して重要な価値を生じていることがわかる。 上記の飼料化培地を配合ペレット(くみあい配合飼料
マル群肉牛肥育用後期)と6:4の割合で配合し、これを
牛に給与し配合ペレット100%のものと比較実験した結
果、次の効果が実証された。なお、この配合ペレットは
穀類65%、そうこう類17%、植物性油カス類6%、その
他11%からなるものである。 配合ペレット100%のものと比較して下記の点で勝っ
ていた。 (1) 配合ペレット100%の場合に一般的に現われる
飼料の食い正りが現われない。 (2) 微生物的作用によりフラビン、ビタミンDが多
く含まれているため牛の成長が良い。かつ茸菌が糸状菌
であるため、本発明の飼料を食した牛のふん尿の臭気が
大巾に減臭された。 (3) 菌の代謝物であるアミノ酸のヒスチジン、グリ
シンが遊離されているため、胃腸に良く、屠殺後の内臓
の質は上質であった。 (4) 牛による餌のし好性は配合ペレット100%のも
のと同等又はそれ以上であった。特に実施例5のものが
良く、ついで、実施例1,3のもの、さらに実施例2,4およ
び6の順であった。 また、上記実施例において、ヒラ茸の収穫量は一般の
オガクズ栽培の場合と比較して10ないし60%の増収が認
められた。 なお、上記実施例においてヒラタケ菌の代りにシイタ
ケ菌、マイタケ菌、シメジ菌を用いた場合も、上記実施
例とほぼ同様の結果が得られた。 さらに、本発明の飼料は豚、鶏の飼育にも同様に有効
であることが認められた。 (発明の効果) 本発明によれば従来、飼料としてほとんど無価値と思
われていた廃棄物的物質を優れた飼料として有効利用す
ることが可能となる。さらに本発明の飼料は従来の配合
飼料と比較して、し好性、飼育性、健康性にすぐれると
ともに家畜のふん尿臭気を大幅に減少させることができ
る。本発明の飼料を製造する課程において、従来のオガ
クズ栽培の場合よりも茸の収穫量が大巾に多くなり、製
造コスト上有利となるとともに、木材質培養基に基づく
ホルマリン、アルカロイド等の有害物質が、得られる茸
および飼料に全く含まれないため、健康面からも有利と
なる。 さらに、従来、ビール滓、おから等を利用してつくら
れる家畜用飼料の場合、牧草、配合飼料に対する給与率
は最大10〜20%であるが、本発明の家畜用飼料において
はこの給与率を60ないし80%に増大させることができ
る。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.豆類莢および糖類を主成分として含み、木質材料を
    含まない混合物を培地とし、これに可食白色腐朽菌を接
    種培養して子実体を生成させることにより得られた培地
    残滓からなることを特徴とする家畜飼料。 2.可食白色腐朽菌がヒラタケ菌、シイタケ菌、シメジ
    菌から選ばれるものである特許請求の範囲第1項記載の
    家畜飼料。 3.上記混合物が豆類莢を30〜80重量%(乾物)、糖類
    を10〜30重量%(乾物)含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の家畜飼料。 4.豆類莢、糖類およびもみ殻を主成分として含み、木
    質材料を含まない混合物を培地とし、これに可食白色腐
    朽菌を接種培養して子実体を生成させることにより得ら
    れた培地残滓からなることを特徴とする家畜飼料。 5.可食白色腐朽菌がヒラタケ菌、シイタケ菌、シメジ
    菌から選ばれるものである特許請求の範囲第4項記載の
    家畜飼料。 6.上記混合物が豆類莢を30〜80重量%(乾物)、糖類
    を10〜30重量%(乾物)、もみ殻を50重量%以下(乾
    物)含むことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    家畜飼料。
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