JP2694297B2 - リングビットを用いた掘削方向修正容易な掘削方法及びリングビット - Google Patents

リングビットを用いた掘削方向修正容易な掘削方法及びリングビット

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JP2694297B2
JP2694297B2 JP1196034A JP19603489A JP2694297B2 JP 2694297 B2 JP2694297 B2 JP 2694297B2 JP 1196034 A JP1196034 A JP 1196034A JP 19603489 A JP19603489 A JP 19603489A JP 2694297 B2 JP2694297 B2 JP 2694297B2
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孝行 阿比留
正美 黒沢
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新技術工営株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、岩盤等の硬質地盤をリングビットを用いて
掘削する掘削方法の改良に関する。
(従来の技術) 従来のリングビットは、管の先端に複数のビットを真
直に取付けたものである。そしてこのリングビットに打
撃又は押圧力を与えながら回転させることで硬質地盤を
先端のビットで切削して掘削していくものである。
(発明が解決しようとする課題) 従来のリングビットによる掘削方法は直進的に掘削す
るのみで、その掘削途中で掘削方向を変えることはでき
るものではなかった。その為、最初又は途中から再掘削
を行わねばならない場合がしばしば発生していた。
本発明の課題は、リングビットを用いた掘削方法にお
いて、その掘削途中でその掘進方向を変えることができ
るという優れたリングビットを用いた掘削方法を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決した本発明の要旨は、 1) 管先端周縁に複数のビットを取付けたリングビッ
トに対し打撃又は押圧力を与えながら回転させることで
硬質地盤を掘削する掘削方法に於いて、リングビットと
しての先端のビット群のうち一周縁のビット列のみ外方
向に傾けて取付けた構造のリングビットを用い、該リン
グビットに少なくとも360°以上の回転を同じ掘削硬質
地盤に与えることで硬質地盤を直進的に掘削させ、その
掘削方向を変えるときはリングビットの外向きビット列
を修正する掘進方向に位置せしめ、次にこの位相を中心
としてリングビットに狭い角度範囲の首振り回転運動を
与えることによって掘進方向を変えることを特徴とする
リングビットを用いた掘削方向修正容易な掘削方法。
2) 管先端周縁に取付けるビット群のうち一周縁のビ
ット列のみ外向きに傾けて取付け、しかも外向きに傾け
て取付けられたビット列と対向する周縁のビット列のビ
ットをリングビット内側方向に傾けて取付けたことを特
徴とするリングビット。
3) 管先端周縁に取付けるビット群のうち一周縁のビ
ット列のみ外向きに傾けて取付け、外向きに傾けて取付
けられたビット列以外のビットは真直に取付けたことを
特徴とするリングビットにある。
(作用) この発明ではリングビットを用いて直進的に掘削させ
る場合は、リングビットを360°以上回転させながら打
撃又は押圧力を作用させればよい。リングビットを360
°以上回転させれば外向きのビットは掘削地盤の削孔壁
に対し360°均一に働き、リングビットの回転中心軸を
中心とする真円に掘削でき、リングビットの回転中心軸
方向に直進的に掘削されていく。次に前後(上下),左
右いずれかの方向に掘削方向を修正したい場合は、外向
きのビット列がその変向する方位に位置するようにし、
この位置を中心に±45°程度の狭い角度でリングビット
を首振り回転運動させる。これによってビットの受ける
地盤からの抵抗が外向きのビットと他のビットとの間に
差異が生じ、そのため外向きのビットの方向へ推力が発
生しリングビットがその方向に徐々に変向して掘削して
いくものである。掘進の方向は外向きのビットの中心位
相によって決まり、その位相を変えることで前後(上
下),左右いずれの方向でも掘削方向を変えることがで
きる。
(実施例) 以下、実施例を図面でもって説明する。
本発明のリングビットのビット配列例を第1,2図に示
している。第1,2図に示すリングビット(1)のビット
(2)数はいずれも16個でそれを四分割した一周縁のビ
ット列(A)(4個のビット)のみを外向きに取付けて
いる。第1図に示すリングビット(1)では、その外向
きの反対側のビット列(B)の4個のビットを内側に向
けて取付け、他のビットは正常の真直に取付けている。
第2図のリングビット(1)は、外向きの4個のビット
の他はすべて正常の真直なビットとしている例である。
このリングビット(1)を使って岩盤(3)の掘削作業
工程を第3図に示している。第3図(a)はリングビッ
ト(1)を360°以上回転させる通常の正常回転を与え
ることで直進的に掘削させている状態を示す図である。
外向きのビット列(A)のビット(2)は360°均一に
削孔してリングビットの回転中心と同軸真円に削孔す
る。この状態ではリングビット(1)は直進する。第3
図(b)は修正方向に外向きビット列(A)を位置せし
めた状態である。次に第3図(c)では、この(b)の
位置の位相を中心に±45°の角度で首振り回転運動をさ
せている状態を示す図である。このときに掘削方向は外
向きビット列(A)の方向に傾いて掘削される。そして
充分方向修正が行なわれると、第3図(d)の状態に戻
して360°以上の回転を与える正常回転を与えるもので
ある。
(発明の効果) 以上の様に本発明によれば、リングビットの先端ビッ
トの一周縁のビットの取付けに角を外向きにしたリング
ビットを使用し、しかも所要の位相にして首振り回転運
動を与えることで掘削途中掘削方向を迅速且つ容易に修
正でき作業性をきわめて高めることができた。しかもこ
れに使用するリングビットはわずかな改良で済むので安
価に施工できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のリングビットの実施例を示す正面図、
第2図はリングビットの他の実施例を示す正面図、第3
図は本発明のリングビットを用いた掘削方向修正容易な
掘削方法の実施例を示す工程図である。 (1):リングビット、(2):ビット (3):岩盤 (A):外向きビット列 (B):内向きビット列

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管先端周縁に複数のビットを取付けたリン
    グビットに対し打撃又は押圧力を与えながら回転させる
    ことで硬質地盤を掘削する掘削方法に於いて、リングビ
    ットとして先端のビット群のうち一周縁のビット列のみ
    外方向に傾けて取付けた構造のリングビットを用い、該
    リングビットに少なくとも360°以上の回転を同じ掘削
    硬質地盤に与えることで硬質地盤を直進的に掘削させ、
    その掘削方向を変えるときはリングビットの外向きビッ
    ト列を修正する掘進方向に位置せしめ、次にこの位相を
    中心としてリングビットに狭い角度範囲の首振り回転運
    動を与えることによって掘進方向を変えることを特徴と
    するリングビットを用いた掘削方向修正容易な掘削方
    法。
  2. 【請求項2】管先端周縁に取付けるビット群のうち一周
    縁のビット列のみ外向きに傾けて取付け、しかも外向き
    に傾けて取付けられたビット列と対向する周縁のビット
    列のビットをリングビット内側方向に傾けて取付けたこ
    とを特徴とするリングビット。
  3. 【請求項3】管先端周縁に取付けるビット群のうち一周
    縁のビット列のみ外向きに傾けて取付け、外向きに傾け
    て取付けられたビット列以外のビットは真直に取付けた
    ことを特徴とするリングビット。
JP1196034A 1989-07-27 1989-07-27 リングビットを用いた掘削方向修正容易な掘削方法及びリングビット Expired - Fee Related JP2694297B2 (ja)

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