JP2693067B2 - 硬貨包装装置 - Google Patents

硬貨包装装置

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JP2693067B2
JP2693067B2 JP30218591A JP30218591A JP2693067B2 JP 2693067 B2 JP2693067 B2 JP 2693067B2 JP 30218591 A JP30218591 A JP 30218591A JP 30218591 A JP30218591 A JP 30218591A JP 2693067 B2 JP2693067 B2 JP 2693067B2
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勝亮 古谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積硬貨に巻き付けた
包装紙を加締めることにより包装硬貨を形成する硬貨包
装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、硬貨包装機としては例えば特開昭
62−208314号公報記載のものが提供されてい
る。該硬貨包装機は、集積硬貨に包装紙を巻き付ける場
合には、包装機構の包装ローラを、包装紙を供給する給
紙ローラの給紙速度と等しい低速度で駆動し、集積硬貨
に包装紙を巻き付けた後は、包装ローラを、給紙ローラ
の給紙速度よりも速い高速度で駆動することにより、カ
ッタによる包装紙の切断動作と加締爪による加締動作と
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術には下記の問題があった。硬貨包装機におけ
る単位時間当たりの包装硬貨の処理本数を増やすため
に、硬貨包装機各部の処理速度を高速にした場合、包装
機構において包装した包装硬貨の内、直径が大きい金種
(例えば500円硬貨等)の包装硬貨になるほど包装紙
の巻き付け状態が弱くなり、包装紙が集積硬貨に対して
緩むという不具合があった。
【0004】本発明は前記課題を解決するもので、単位
時間当たりの包装硬貨の処理本数を増やすべく硬貨包装
装置各部の処理速度を高速とした場合においても、包装
紙の巻き付け状態が的確な包装硬貨を得ることができる
硬貨包装装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、包装紙を供給
する包装紙供給手段と、該包装紙供給手段によって供給
される包装紙を集積硬貨の周囲に巻き付ける包装紙巻き
付け手段と、該包装紙巻き付け手段によって巻き付けら
れた包装紙の上下の端部を加締める加締手段とを有し、
前記包装紙供給手段は、ロール状に巻かれた包装紙の先
端部が一対の給紙ローラの間に通され、該給紙ローラが
回転されることによって前記包装紙の先端部が繰り出さ
れる構成とされ、前記包装紙巻き付け手段は、互いに略
平行となるように配置される複数の包装ローラと、それ
ら包装ローラによって挟持される前記集積硬貨との間
に、前記包装紙供給手段から包装紙の先端部が供給さ
れ、前記包装ローラの少なくとも一つが強制的に回転さ
れることで、前記集積硬貨の周囲に包装紙を巻き付ける
構成とされた硬貨包装装置において、前記包装紙巻き付
け手段によって集積硬貨に包装紙が巻き付けられた後で
あって、且つ、前記加締手段による加締動作が開始され
る直前までの間にタイミング信号を出力するタイミング
信号発生手段と、前記包装紙巻き付け手段の駆動速度を
制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記タイミ
ング信号発生手段よりタイミング信号が出力された際、
前記包装紙巻き付け手段の前記包装ローラの回転駆動速
度を、短時間の間、包装紙の巻き付け・加締動作時の第
1の速度より遅い第2の速度に、急激に低下させること
を特徴とする。また、本発明は、第2の速度が、ゼロで
あることを特徴とする。また、本発明は、包装紙を供給
する包装紙供給手段と、該包装紙供給手段によって供給
される包装紙を集積硬貨の周囲に巻き付ける包装紙巻き
付け手段と、該包装紙巻き付け手段によって巻き付けら
れた包装紙の上下の端部を加締める加締手段とを有し、
前記包装紙供給手段は、ロール状に巻かれた包装紙の先
端部が一対の給紙ローラの間に通され、該給紙ローラが
回転されることによって前記包装紙の先端部が繰り出さ
れる構成とされ、前記包装紙巻き付け手段は、互いに略
平行となるように配置される複数の包装ローラと、それ
ら包装ローラによって挟持される前記集積硬貨との間
に、前記包装紙供給手段から包装紙の先端部が供給さ
れ、前記包装ローラの少なくとも一つが強制的に回転さ
れることで、前記集積硬 貨の周囲に包装紙を巻き付ける
構成とされた硬貨包装装置において、前記包装紙巻き付
け手段によって集積硬貨に包装紙が巻き付けられた後で
あって、且つ、前記加締手段による加締動作が開始され
る直前までの間にタイミング信号を出力するタイミング
信号発生手段と、前記包装紙巻き付け手段の駆動速度を
制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記タイミ
ング信号発生手段よりタイミング信号が出力されるまで
の間、前記包装紙巻き付け手段の前記包装ローラの回転
駆動速度を、包装紙の加締動作時の第1の速度より高速
の第3の速度で駆動し、前記タイミング発生手段よりタ
イミング信号が出力された際、前記包装紙巻き付け手段
前記包装ローラの回転駆動速度を、前記第3の速度よ
り前記第1の速度に急激に低下させることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、包装紙巻き付け手段により集
積硬貨に包装紙が第1の速度で巻き付けられると、加締
手段が作動する前に、包装紙巻き付け手段の包装ローラ
の回転駆動速度が第1の速度よりも低速の第2の速度に
急激に低下されるため、巻き付けられた包装紙内部の集
積硬貨が慣性力により回転し続けようとする結果、集積
硬貨が包装紙を内側より巻き込む形となって、集積硬貨
に対する包装紙の巻き付け力が強化される。その後は、
包装紙巻き付け手段の速度は直ちに第1の速度に戻り、
該第1の速度で加締動作が行われることになる。また、
本発明によれば、包装紙巻き付け手段により第1の速度
よりも高速の第3の速度で集積硬貨に包装紙が巻き付け
られると、加締手段が作動する前に、包装紙巻き付け手
段の包装ローラの回転駆動速度が第3の速度から第1の
速度へ急激に低下されるため、巻き付けられた包装紙内
部の集積硬貨が慣性力により回転し続けようとする結
果、集積硬貨が包装紙を内側から巻き込む形となって、
集積硬貨に対する包装紙の巻き付け力が強化される。そ
の後は、包装紙巻き付け手段により第1の速度で加締動
作が行われることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図3により第1及び第2実施例に共通の
硬貨包装装置の要部の構成を説明すると、回転円板1の
外周近傍には、該回転円板1の回転に伴い送出された硬
貨を案内するガイド2が設けられ、ガイド2には硬貨C
を案内する硬貨通路3が接続され、該硬貨通路3の上方
には硬貨を移送する移送ベルト4が設けられている。硬
貨通路3の途中には移送硬貨を計数するセンサ(図示
略)が設けられ、硬貨通路3の先端には該通路3から送
出された硬貨を1枚ずつ集積させながら下方に案内する
2本の集積ドラム5が硬貨径より僅かに狭い間隔を置い
て設けられている。各集積ドラム5を互いに異なる方向
に同一速度で回転させると、硬貨の周縁部が突出部6に
より両側から支持され、斜め棒状に集積されるようにな
っている。
【0008】前記集積ドラム5の下方には、3本の包装
ローラ8、9、10が互いに平行となるように設けられ
ており、包装ローラ8、9は、軸11を中心に水平揺動
自在に支持されたローラ支持アーム12、13の先端に
回動自在に支持され、包装ローラ10は、軸11に対し
平行に設けられた軸14を中心に揺動自在なローラ支持
アーム15の先端に回動自在に支持されている。また、
前記ローラ支持アーム12、15の基端部はピン16を
介して回動自在にリンク17に連結されており、ローラ
支持アーム12の基端部を矢印イ方向へ移動させた場
合、包装ローラ8、10が互いに接近し、矢印ロ方向へ
移動させた場合、互いに離間するようになっている。
尚、前記包装ローラ9は、ローラ支持アーム15をロー
ラ支持アーム12(または15)と連動して作動させる
カム機構またはリンク機構(図示略)により、包装ロー
ラ8、10と連動してこれらに接近または離間させられ
るようになっている。
【0009】また、前記包装ローラ8、9、10から離
間した位置には、ロール状に巻取られた包装紙18が軸
19を中心に回動自在に支持されており、軸19を中心
に回動自在に支持されたロール状の包装紙18は、軸1
9と包装ローラ10との間の一対の給紙ローラ20、2
1により引張られることにより、先端がガイド(図示
略)に沿って包装ローラ8、9、10と集積硬貨との間
に送り込まれるようになっている。更に、包装ローラ1
0と給紙ローラ20、21との間にはカッタ22が設け
られており、該カッタ22は包装ローラ10と給紙ロー
ラ20、21との間で緊張状態となった包装紙を切断す
るようになっている。
【0010】また、前記給紙ローラ20の軸20a上部
に固着されたプーリ20bは、無端ベルト23を介して
給紙モータ(図示略)へ接続されている。前記プーリ
0bの下側には回転円板24が設けられており、該回転
円板24に形成されたスリットをセンサ25により読取
ることにより、給紙ローラ20の回転量が検知され、該
回転量等に基づき包装紙18の送り出し量が検知される
ようになっている。前記軸20aの下端部には、一方向
クラッチ26を介して平歯車27が固着され、該平歯車
27は軸20aが矢印ハ方向に回転しようとする際に一
体に回転し、その回転力を中間歯車28へ伝達し、更
に、中間歯車28と一体に回転する中間歯車29を介し
て平歯車30へ回転を伝達している。平歯車30は、ロ
ーラ支持アーム15の揺動中心となる軸14に相対回転
可能に支持されるもので、中間歯車31を介して平歯車
32に回転を伝達している。該平歯車32は、包装ロー
ラ10の軸10aに固着されて包装ローラ10を駆動す
るようになっている。
【0011】また、前記平歯車30は中間歯車33と噛
合しており、該中間歯車33は更に平歯車34に回転を
伝達している。該平歯車34は、ローラ支持アーム12
の揺動中心軸11に相対回転自在に支持されるもので、
中間歯車35を介して包装ローラ8の軸8aと一体の平
歯車36を駆動すると共に、中間歯車37を介して包装
ローラ9の軸9aと一体の平歯車38を駆動している。
そして、前記中間歯車33は駆動歯車39に噛合してお
り、該駆動歯車39と一体に回転するプーリ40は無端
ベルト41を介して包装モータ42に接続されている。
【0012】尚、本実施例の硬貨包装装置の包装機構の
構造は、特開昭62−208314号公報記載のものと
同様構成としているが、例えば特開昭64−70315
号公報記載の構造とすることも可能である。即ち、包装
紙巻き付け手段としては、前者の公報記載の如く3本の
包装ローラにより包装紙を集積硬貨に巻き付ける構成と
することも可能であり、また、後者の公報記載の如く1
対の主ローラと幅の広いベルトにより集積硬貨を受ける
ベルトの凹部を形成し、ベルトにより包装紙を集積硬貨
に巻き付ける構成とすることも可能である。また、本実
施例の包装動作制御は下記の図1・図2の通りである
が、集積硬貨に対する包装紙の巻き付け動作開始まで
は、前者の公報記載のような制御も可能である。
【0013】次に、図1により第1及び第2実施例に共
通の硬貨包装装置の制御系の構成を説明すると、該制御
系は、タイミング信号発生手段50、包装紙供給手段5
1、包装紙巻き付け手段52、加締手段53、制御手段
54から構成されている。前記タイミング信号発生手段
50は、前記包装紙巻き付け手段52によって集積硬貨
に包装紙18が巻き付けられた後であって、且つ、前記
加締手段53による加締動作が開始される直前までの間
にタイミング信号を出力するようになっている。また
前記ロール状に巻かれた包装紙18の先端部が一対の給
紙ローラ20、21に通され、給紙ローラ20、21が
回転されることによって包装紙18の先端部が繰り出さ
れる構成の包装紙供給手段51は、所定枚数の硬貨が集
積され、包装紙を巻き付ける準備が整った際に出力され
る信号に基づき、一方の給紙ローラ20を強制的に回転
させることで、金種に適した長さの包装紙18を包装ロ
ーラ8、9、10と集積硬貨との間に供給するようにな
っている。また、前記3本の包装ローラ8、9、10か
らなる包装紙巻き付け手段52は、前記包装紙供給手段
51から供給される包装紙18を集積硬貨に包装紙を巻
き付けるようになっている。また、前記加締手段53
は、包装紙巻き付け手段52により集積硬貨に巻き付け
られた包装紙を加締めるようになっている。また、前記
制御手段54は、包装紙巻き付け手段52の駆動速度を
制御するようになっている。
【0014】ここで、前記制御手段54は、包装紙巻き
付け手段52の駆動速度を、集積硬貨に包装紙が巻き付
けられた後であって、加締手段53による加締動作が開
始される直前までの間に、前記タイミング信号発生手段
50からのタイミング信号に基づき、短時間の間、第1
の速度より遅い第2の速度へ急激に低下させるか、また
は、包装紙巻き付け手段52の駆動速度を、前記タイミ
ング信号発生手段50よりタイミング信号が出力される
までの間、第1の速度より高速の第3の速度で駆動し、
前記タイミング信号発生手段50よりタイミング信号が
出力された際、第3の速度から前記第1の速度へ急激に
低下させるようになっている。尚、本実施例では前記第
2の速度をゼロとしている。
【0015】次に、上記の如く構成した第1及び第2実
施例の硬貨包装装置における硬貨包装動作を図2に基づ
き説明する。
【0016】『第1実施例の硬貨包装動作』(図2
(a)、請求項1に対応) 所定枚数の硬貨が集積され、包装紙を巻き付ける準備が
整った際、つまり、集積ドラム5、5の間に集積された
硬貨が、集積ドラム5、5の下方のシャッタを開かれる
ことで下方の支承部材まで移され、この移された集積硬
貨が支承部材とともにさらに下方に移動して包装ローラ
8〜10の略中央位置に至り、このように包装紙の巻き
付け準備が整った際には、周知の硬貨包装装置と同様
に、包装開始を指示する信号が出力され(時刻T1:包
装開始タイミングと称す)、この信号に基づき、包装紙
供給手段51は包装紙巻き付け手段52へ包装紙18を
供給する。包装紙巻き付け手段52の包装ローラ8、
9、10は、図3に示される実施例にあっては、金種に
適した長さの包装紙18が供給されたところで(時刻T
2:巻き付け開始タイミングと称す)、第1の速度で
駆動され、包装紙供給手段51から供給された包装紙
18を集積硬貨の周囲に巻き付ける。次に、制御手段5
4は、集積硬貨に包装紙が巻き付けられた後であって、
且つ、加締手段53による加締動作が開始する(時刻T
3:加締動作開始タイミングと称す)までの間に、タイ
ミング信号発生手段50より出力されるタイミング信号
に基づき、包装紙巻き付け手段52の包装ローラ8、
9、10の回転駆動速度を第1の速度から第2の速度
(第1の速度より遅い速度)へ短時間の間、急激に低下
させる。包装紙巻き付け手段52の回転駆動速度が急激
に低下することにより、巻き付けられた包装紙内部の集
積硬貨が慣性力により回転し続けようとする結果、集積
硬貨が包装紙を内側から巻き込む形となり、集積硬貨に
対する包装紙の巻き付け力が強化されることとなる。
【0017】この後、制御手段54は、第2の速度に低
下させた包装紙巻き付け手段52の駆動速度を第1の速
度へ復帰させる。この場合、本実施例では第2の速度を
ゼロとしている。続いて、前記加締動作開始タイミング
(時刻:T3)になると、加締手段53は集積硬貨の周
囲に巻き付けられた包装紙の加締動作を行う。この後、
前記時刻T3の加締動作開始タイミングから所定時間が
経過すると、周知の硬貨包装装置と同様に、包装終了を
指示する信号が出力される(時刻T4:包装終了タイミ
ングと称す)。これにより、上記の硬貨包装動作が終了
する。
【0018】『第2実施例の硬貨包装動作』(図2
(b)、請求項3に対応) 所定枚数の硬貨が集積され、包装紙を巻き付ける準備が
整った際には、周知の硬貨包装装置と同様に、包装開始
を指示する信号が出力され(時刻T1:包装開始タイミ
ングと称す)、この信号に基づき、包装紙供給手段51
は包装紙巻き付け手段52へ包装紙18を供給する。包
装紙巻き付け手段52は、図3に示される実施例にあっ
ては、金種に適した長さの包装紙18が供給されたとこ
ろで(時刻T2:巻き付け開始動作タイミングと称
す)、第3の速度(第1の速度より高速)で駆動され、
包装紙供給手段51から供給された包装紙18を集積硬
貨の周囲に巻き付ける。次に、制御手段54は、集積硬
貨に包装紙が巻き付けられた後であって、且つ、加締手
段53による加締動作が開始する(時刻T3:加締動作
開始タイミングと称す)までの間に、タイミング信号発
生手段50より出力されるタイミング信号に基づき、包
装紙巻き付け手段52の駆動速度を前記第3の速度から
第1の速度へ急激に低下させる。包装紙巻き付け手段5
2の駆動速度が急激に低下することにより、巻き付けら
れた包装紙内部の集積硬貨が慣性力により回転し続けよ
うとする結果、集積硬貨が包装紙を内側から巻き込む形
となり、集積硬貨に対する包装紙の巻き付け力が強化さ
れることとなる。
【0019】続いて、前記加締動作開始タイミング(時
刻:T3)になると、加締手段53は集積硬貨の周囲に
巻き付けられた包装紙の加締動作を行う。この後、前記
時刻T3の加締動作開始タイミングから所定時間が経過
すると、周知の硬貨包装装置と同様に、包装終了を指示
する信号が出力される(時刻T4:包装終了タイミング
と称す)。これにより、上記の硬貨包装動作が終了す
る。
【0020】ところで、包装紙巻き付け手段52及び加
締手段53は、周知の硬貨包装装置と同様に、集積硬貨
の受け入れ空間を作り、集積硬貨と供給される包装紙の
先端を挟持して集積硬貨の周囲に包装紙を巻き付け、巻
き付けられた包装紙の上下の端部を加締爪によって加締
めるという各種一連の動作を、各種カム機構の1サイク
ル動作により行っており、この各種カム機構の1サイク
ル動作は、前記時刻T1の包装開始タイミングの時に出
力される信号、例えば、所定枚数の硬貨が計数・集積さ
れたことを表す信号により開始され、前記時刻T4の包
装終了タイミングの時に出力される信号、例えば、各種
カム機構が1サイクル動作したときに各種カム機構によ
って作動されるスイッチからの信号により終了されるも
のである。一方、時刻T3の加締動作開始タイミングの
時には、何等かの信号が出力されるというものではな
く、各種カム機構によって定まるタイミングであり、ま
た、時刻T2の巻き付け動作開始タイミングについて
は、図3に示される実施例のように、包装紙巻き付け手
段を、包装紙の供給時には低速で駆動し、包装紙の巻き
付け時には高速で駆動するような硬貨包装装置にあって
は何等かの信号が出力されるものであり、他方、包装紙
の供給時から包装紙巻き付け手段を高速で駆動する周知
の硬貨包装装置にあっては、何の信号も出力されないも
のである。
【0021】『変形実施例について』前記第1実施例ま
たは第2実施例においては、包装紙巻き付け手段を、包
装紙の供給時には低速で駆動し、包装紙の巻き付け時に
は高速で駆動するべく、時刻T2の巻き付け動作開始タ
イミングになったところで、包装紙巻き付け手段52
が、第1の速度または第3の速度で駆動されると説明し
たが、包装紙の供給時から包装紙巻き付け手段を高速で
駆動する周知の硬貨包装装置にあっては、図2のタイム
チャートにおいて点線で示されるように、包装紙巻き付
け手段52を、時刻T1の包装開始タイミングから、第
1の速度または第3の速度で駆動するようにしてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、包
装紙巻き付け手段の包装ローラの回転駆動速度を、集積
硬貨に包装紙が巻き付けられた後であって、加締手段に
よる加締動作が開始される直前までの間に、短時間の
間、第1の速度より遅い第2の速度へ急激に低下させる
か、または、包装紙巻き付け手段の駆動速度を、集積硬
貨に包装紙を巻き付ける際に、第1の速度より高速の第
3の速度で駆動し、集積硬貨に包装紙が巻き付けられた
後であって、加締手段による加締動作が開始される直前
までの間に、第3の速度から前記第1の速度へ急激に低
下させるため、単位時間当たりの包装硬貨の処理本数を
増やすために硬貨包装装置各部の処理速度を高速とした
場合においても、包装紙の巻き付け状態が的確な包装硬
貨を得ることができる。これにより、従来の如く、包装
機構において包装した包装硬貨の内、直径が大きい金種
の包装硬貨ほど包装紙の巻き付け状態が弱くなり、包装
紙が集積硬貨に対して緩むという不具合を解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2実施例に共通の硬貨包装
装置の制御ブロック図である。
【図2】図2(a)は第1実施例の硬貨包装装置の動作
タイムチャート、図2(b)は第2実施例の硬貨包装装
置の動作タイムチャートである。
【図3】第1及び第2実施例に共通の硬貨包装装置の要
部の斜視図である。
【符号の説明】
50 タイミング発生手段 51 包装紙供給手段 52 包装紙巻き付け手段 53 加締手段 54 制御手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装紙を供給する包装紙供給手段と、 該包装紙供給手段によって供給される包装紙を集積硬貨
    の周囲に巻き付ける包装紙巻き付け手段と、 該包装紙巻き付け手段によって巻き付けられた包装紙の
    上下の端部を加締める加締手段とを有し、 前記包装紙供給手段は、ロール状に巻かれた包装紙の先
    端部が一対の給紙ローラの間に通され、該給紙ローラが
    回転されることによって前記包装紙の先端部が繰り出さ
    れる構成とされ、 前記包装紙巻き付け手段は、互いに略平行となるように
    配置される複数の包装ローラと、それら包装ローラによ
    って挟持される前記集積硬貨との間に、前記包装紙供給
    手段から包装紙の先端部が供給され、前記包装ローラの
    少なくとも一つが強制的に回転されることで、前記集積
    硬貨の周囲に包装紙を巻き付ける構成とされた 硬貨包装
    装置において、 前記包装紙巻き付け手段によって集積硬貨に包装紙が巻
    き付けられた後であって、且つ、前記加締手段による加
    締動作が開始される直前までの間にタイミング信号を出
    力するタイミング信号発生手段と、 前記包装紙巻き付け手段の駆動速度を制御する制御手段
    とを有し、 該制御手段は、前記タイミング信号発生手段よりタイミ
    ング信号が出力された際、前記包装紙巻き付け手段の
    記包装ローラの回転駆動速度を、短時間の間、包装紙の
    巻き付け・加締動作時の第1の速度より遅い第2の速度
    に、急激に低下させることを特徴とする硬貨包装装置。
  2. 【請求項2】 第2の速度が、ゼロであることを特徴と
    する請求項1記載の硬貨包装装置。
  3. 【請求項3】 包装紙を供給する包装紙供給手段と、 該包装紙供給手段によって供給される包装紙を集積硬貨
    の周囲に巻き付ける包装紙巻き付け手段と、 該包装紙巻き付け手段によって巻き付けられた包装紙の
    上下の端部を加締める加締手段とを有し、 前記包装紙供給手段は、ロール状に巻かれた包装紙の先
    端部が一対の給紙ローラの間に通され、該給紙ローラが
    回転されることによって前記包装紙の先端部が繰り出さ
    れる構成とされ、 前記包装紙巻き付け手段は、互いに略平行となるように
    配置される複数の包装ローラと、それら包装ローラによ
    って挟持される前記集積硬貨との間に、前記包装紙供給
    手段から包装紙の先端部が供給され、前記包装ローラの
    少なくとも一つが強制的に回転されることで、前記集積
    硬貨の周囲に包装紙を巻き付ける構成とされた 硬貨包装
    装置において、 前記包装紙巻き付け手段によって集積硬貨に包装紙が巻
    き付けられた後であって、且つ、前記加締手段による加
    締動作が開始される直前までの間にタイミング信号を出
    力するタイミング信号発生手段と、 前記包装紙巻き付け手段の駆動速度を制御する制御手段
    とを有し、 該制御手段は、前記タイミング信号発生手段よりタイミ
    ング信号が出力されるまでの間、前記包装紙巻き付け手
    段の前記包装ローラの回転駆動速度を、包装紙の加締動
    作時の第1の速度より高速の第3の速度で駆動し、前記
    タイミング発生手段よりタイミング信号が出力された
    際、前記包装紙巻き付け手段の前記包装ローラの回転駆
    動速度を、前記第3の速度より前記第1の速度に急激に
    低下させることを特徴とする硬貨包装装置。
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