JP2692714B2 - 自動現像機の補充液補充装置 - Google Patents

自動現像機の補充液補充装置

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JP2692714B2 JP2295045A JP29504590A JP2692714B2 JP 2692714 B2 JP2692714 B2 JP 2692714B2 JP 2295045 A JP2295045 A JP 2295045A JP 29504590 A JP29504590 A JP 29504590A JP 2692714 B2 JP2692714 B2 JP 2692714B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光材料を処理する処理槽へ補充液を補充
するための自動現像機の補充液補充装置に関する。
〔従来技術〕
従来自動現像機において、処理槽、例えば現像槽に貯
留される現像液は、感光材料の処理量に応じて劣化する
ため、この感光材料の処理量に応じて補充液を補充する
必要がある。この補充液の補充量を定める手段として、
感光材料の処理面積に応じて補充液の補充することが行
われている(特開昭55−126242号、特開昭58−86544号
公報参照)。
感光材料の幅を得るために、自動現像機の感光材料挿
入口付近に搬送される感光材料の幅方向に沿って、感光
材料の有無を検出する複数のセンサを均等配置してい
る。このため、感光材料の幅寸法に応じて感光材料有り
を検出するセンサの数が異なり、この感光材料有りを検
出したセンサの数に基づいて感光材料の幅寸法を演算す
ることができる。なお、感光材料の搬送方向長さは、前
記センサによる感光材料の検出速度とから得ることがで
きる。
ここで、感光材料の長さと幅寸法とを乗算することに
より面積を得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記複数のセンサの数に基づいて感光
材料の幅寸法を演算する場合、センサの数が限られてい
るので、感光材料の幅寸法が多少異なっていても、同一
の幅寸法として演算してしまい、感光材料の実幅寸法と
演算で得られる幅寸法との間にセンサの間隔寸法分の誤
差が生じる可能性がある。このため、多量の感光材料を
処理すると、この幅寸法毎に基づく補充量の誤差が加算
され、補充液の補充量がこれらの感光材料の処理中又は
処理後に適正な範囲からはずれて補充量に過不足を生ず
ることがあり、その後の感光材料の処理の仕上がり品質
に問題を起こすことになる。
これを解消するためには、センサの数を増加し、間隔
寸法を狭めることが考えられる。
ところで、自動現像機によっては処理される感光材料
としてその処理方向の長さと幅寸法との比率が1つに定
められているもの、又は限られた数のものしか使用され
ないものがある。このような自動現像機に、上記説明し
たような感光材料の幅寸法の検出精度を上げるため、セ
ンサの数を増加させてセンサ相互の間隔寸法を狭めるよ
うな構造を用いても、部品点数が増加して構造が複雑と
なり、組み立て作業性が低下するので、コストアップを
さけることができないが、これに見合う補充量の精度の
構造を期待できない。
本発明は上記事実を考慮し、構造が簡単で、しかも感
光材料の幅寸法を精度良く算出して、最適な補充液の補
充量を供給することができる自動現像機の補充液補充装
置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る自動現像機の補充液補充装置は、感光材
料を処理槽へ順次搬送して処理する自動現像機に用いら
れ、感光材料の処理面積に応じて前記処理槽へ補充液を
補充する自動現像機の補充液補充装置であって、感光材
料の搬送方向長さと幅寸法との比率を設定する比率設定
手段と、センサの検出結果に基いて感光材料の搬送方向
長さを演算する搬送長演算手段と、前記搬送長演算手段
で得られた搬送方向長さと前記比率設定手段で設定した
比率とにより感光材料の面積を求めこの面積に基づいて
補充液の補充量を演算する補充量演算手段と、前記補充
量演算手段で演算された補充量に基づいて補充液を前記
処理槽へ補充する補充手段と、を有している。
〔作用〕
本発明によれば、感光材料の処理方向の長さと幅寸法
との比率を比率設定手段により設定する。搬送長演算手
段は、感光材料の搬送方向の長さを演算する。例えば、
センサで感光材料有りを検出している時間を測り、この
時間と感光材料の搬送速度とを乗算することにより、搬
送方向長さを得ることができる。
幅寸法演算手段では、設定されている感光材料の処理
方向の長さと幅寸法との比率と前記搬送長演算手段で得
られた搬送長とによって感光材料の面積を得ることがで
き(例えば、感光材料の長さと幅寸法との比率と、前記
搬送長演算手段で得られた搬送長とから感光材料の幅寸
法を演算し、搬送長と幅寸法とを乗算する。)、補充演
算手段ではこの面積に応じた補充液の補充量を演算す
る。この演算結果に基づいて各処理槽へ補充手段により
補充液を補充することにより、感光材料の処理面積に応
じた補充液量を精度良く補充することができる。
〔第1実施例〕 第1図及び第2図には、本実施例に係る自動現像機10
が示されている。
自動現像機10は、そのケーシング12の第2図左側面に
感光材料14を挿入する挿入口16が設けられている。挿入
口16の外方には感光材料14を挿入する挿入台17が設けら
れている。挿入口16の内方には一対のローラ18が設けら
れており、制御装置62に接続されたモータ19の駆動力で
回転されるようになっている。このため、挿入口16から
挿入された感光材料14は、この一対のローラ18間に挟持
されることにより、搬送力が付与される。
また、この一対のローラ18の上流側には、感光材料14
の有無を検出するセンサ64が取付けられている。このセ
ンサ64は、反射型光電センサで構成されており、感光材
料14の有無の信号を制御装置62へ供給するようになって
いる。なお、このセンサ64は単一であり、感光材料14の
幅方向の何れの位置にあってもよいが、感光材料14はそ
の幅寸法が異なる複数の種類があるため、前記挿入台17
に感光材料14を配置する際の基準側の幅方向一端部に対
応して設置することが好ましい。
一対のローラ18の駆動力によって搬送される感光材料
14は、自動現像機10の内部に設置されている処理部20へ
と案内される。
処理部20には、処理槽22が配設されている。処理槽22
は、2枚の仕切壁24、26によって第2図横方向へ3槽に
仕切られ、それぞれ第2図左から現像槽28、定着槽30、
水洗槽32とされている。これらの槽28、30、32には、そ
れぞれ現像液、定着液、水洗水が蓄えられており、さら
に各槽28、30、32にはラツク34が配置されている。ラツ
ク34には、それぞれ複数のローラ36及びガイド板37が感
光材料14の搬送経路に沿って設けられている。仕切壁2
4、26の第2図上方には、それぞれガイド板40、42が設
けられ、感光材料14を隣接する処理槽へ案内するように
なっている。上記ローラ36は、前記モータ19の駆動力で
一定速度で回転駆動されている。
前記挿入口16から挿入され、一対のローラ18によって
搬送される感光材料14は、まず現像槽28のラツク34に設
けられたローラ36に挟持されることによって現像槽28内
の現像液へ浸漬される。また、定着槽30のラツク34に設
けられたローラ36に挟持されることによって、定着槽30
内の定着液へと浸漬され、さらに、水洗槽32内のラツク
36に設けられたローラ36に挟持されることにより、水洗
槽32内の水洗水へ浸漬されることになる。各槽内では、
感光材料14は、複数のローラ36によって略U字状に搬送
され所定の処理時間を確保している。また、各槽間の移
動は、ガイド板40、42によって、隣接する槽へと円滑に
案内される。
この処理部20の上方のケーシング12は、開口されてお
り、蓋66が設けられている。この蓋66は開閉可能とされ
ている。
処理部20の現像槽28及び定着槽30には、それぞれ補充
液を補充するためのパイプ68、70の一端が配設されてい
る。パイプ68、70の他端は補充液が貯留された補充タン
ク72、74へそれぞれ接続されている。このパイプ68、70
の中間部には、それぞれ制御装置62によって制御される
ポンプ76、78が介在されており、このポンプ76、78の作
動により、補充タンク72、74内の補充液を現像槽28、定
着槽30へそれぞれ供給することができる。
また、現像槽28、定着槽30には、現像槽28内及び定着
槽30内の処理液を排出するためのパイプ80、82の一端が
取付けられている。このパイプ80、82の他端は、廃液タ
ンク84、86へそれぞれ接続されており、前記補充液の補
充では回復しない程度に劣化した処理液を排出すること
ができるようになっている。
処理部20の第2図右側には、乾燥部44が設けられてい
る。これにより、水洗槽32での水洗処理が終了した感光
材料14は、乾燥部44へと案内される。この乾燥部44の上
方のケーシング12も開口されており、前記蓋66に並んで
蓋88が設けられている。この蓋88も開閉可能とされてい
る。
乾燥部44は、その上下に各々チャンバ52が設けられて
おり、ダクト90によって温風発生部92と連通される孔94
から温風が送風されている。温風発生部92には、フアン
96及びヒータ98が内蔵されており、それぞれ制御装置62
によって制御されるようになっている(第3図参照)。
上下のチヤンバ52の間には、複数のローラ対54が第2
図横方向に感光材料14を搬送すべく配列されている。乾
燥部44へと至った感光材料14は、このローラ対54に挟持
されて、第2図水平方向に搬送される。
ローラ対54の下流側近傍には、ローラ対54の軸方向に
沿ってチヤンバ52に複数のスリツト孔56が設けられ、チ
ヤンバ52内の温風を感光材料14の搬送経路へ吹き付ける
ようになっている。従って、乾燥部44内のローラ対54に
挟持されて搬送される間に感光材料14は、温風によって
乾燥され、乾燥部44の排出口58へと至ることになる。排
出口58の外方向には受箱60が設けられており、乾燥が終
了した感光材料14はこの受箱60へ排出される。
第3図に示される如く、制御装置62は、マイクロコン
ピユータ100を含んで構成されており、マイクロコンピ
ユータ100は、CPU102、RAM104、ROM106、入出力ポート1
08及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス
等のバス109によって構成されている。
入出力ポート108には、前記センサ64が接続されてい
る。また、ドライバ75、77を介してポンプ76、78、ドラ
イバ79を介してモータ19が接続されている。さらに、温
風発生部92のヒータ98とフアン96とが接続されている。
また、この入出力ポート108には、ケーシング12の外
壁に設置される操作パネル110からの信号線も接続され
ている。この操作パネル110には、メイン電源スイツチ1
12、処理スタートスイツチ114、アツプキー130、ダウン
キー132及び項目選択キー134が設けられている。項目選
択キー134を繰り返し操作することにより、時間、温
度、補充率、手動補充(以上現像側)、温度、補充率、
手動補充(以上定着側)及びタイマを示すLED136が順次
点灯され、何れの項目を選択したかを確認することがで
きるようになっている。また、処理される感光材料14の
処理方向の長さlと、幅寸法wとの比率m(=w/l)や
乾燥温度も同様にLED136が点灯されることにより、これ
らの項目の内、いずれの項目を選択したかを確認するこ
とができるようになっている。さらに、この操作パネル
110には、実行キー118が設置されている。実行キー118
は、前記アツプキー130又はダウンキー132によって数値
変更された値を確定するためのキーである。
また、表示パネル110には、現像時間表示部138、現像
温度表示部140と共に比率表示部119が設置されており、
この比率表示部142には、比率mの数値が表示される。
なお、アツプキー130及びダウンキー132によって設定で
きる比率は0〜200%の範囲で1%毎に変更可能であ
る。
ところで、本実施例の自動現像機10では、前日に設定
された比率mが次の日の稼動開始時に自動的に設定され
るされるようになっている。この比率mと前記感光材料
14の搬送方向長さlとにより、感光材料14の幅寸法wは
以下の(1)式によって容易に得ることができる。
w=l×m …(1) RAM104には、予め感光材料14の線速度V、感光材料14
の単位面積当たりの補充液の補充量が記憶されている。
以下に本実施例の作用を説明する。
挿入口16から略水平状態で感光材料14が挿入される
と、ローラ18に挟持される。このローラ18の駆動によ
り、感光材料14が搬送され、現像槽28方向へ搬送され
る。感光材料14の先端部が現像槽28に配置されたラツク
34の上方のローラ36まで至ると、このローラ36により感
光材料14は挟持され現像槽28の底部方向へ搬送され、さ
らに反転して現像槽28の上方へ搬送され、現像槽28の現
像液面から排出される。
現像槽28から排出された感光材料14は、ガイド板40に
よって案内搬送され、定着槽30方向へ搬送される。
定着槽30では、前記現像槽28と同様にラツク34に設け
られらローラ36によって定着槽30内の略U字状に搬送さ
れ、次いで水洗槽32においても同様に搬送されて乾燥部
44へと至る。
乾燥部44には、そのチヤンバ52内に温風がが吹き込ま
れており、スリツト孔56から温風が吹き出している。こ
れにより、ローラ対54に挟持され略水平状態で搬送され
る感光材料14は、均一に温風が吹き付けられ、乾燥処理
がなされる。乾燥処理がなされた感光材料14は排出口58
から排出され、乾燥部44に隣接された受箱60へ排出され
る。以上により、感光材料の処理は終了する。
ここで、感光材料14が処理されるにつれて、各槽の処
理液は処理量に応じて劣化する。このため、感光材料の
処理量に応じて補充液を補充し、適正な液感度を保つよ
うにしている。以下に現像槽28への補充液の補充を例に
とり、第4図(A)及び第4図(B)のフローチヤート
に従い説明する。なお、定着槽30への補充液の補充制御
も同一であるので、説明は省略する。
まず、ステツプ200において、電源が投入されると、
ステツプ300へ移行してモードが運転モードか設定モー
ドかが判断され、運転モードの場合は、ステツプ202へ
移行して立ち上げ処理がなされる。
ステツプ300において、設定モードと判断された場合
は、ステツプ302へ移行して項目別に希望値を設定す
る。すなわち、選択キー134により設定したい項目を選
択し(選択された項目はLED136が点灯する。)、アツプ
キー130、ダウンキー132によって数値を変更し、実行キ
ー118によって決定する。数値の設定が終了すると、ス
テツプ304へ移行して比率mの設定があったか否かが判
断され、肯定判定された場合は、ステツプ306へ移行し
てフラグFをセツト(1)し、ステツプ300へ移行す
る。また、否定判定の場合はステツプ306は飛び越して
ステツプ300へ移行する。
ステツプ202による立ち上げ処理は、現像液や定着液
等の処理液の温度を所定の温度にするための処理であ
り、この立ち上げ処理が終了すると、ステツプ204へ移
行して比率表示部119に比率mの数値表示がなされる。
この比率mの表示は、設定された比率が表示されるが、
設定に変更がない場合は、前日の設定値(例えば75%)
が表示される。
次のステツプステツプ210では、処理スタートスイツ
チ114が操作されたか否かが判断され、否定判定の場合
はステツプ204へ移行し、上記行程を繰り返す。また、
ステツプ210で肯定判定された場合は、ステツプ212へ移
行して、フラグFの状態を判別する。フラグFがリセツ
ト(0)されている場合は、前日の設定値を適用すべ
く、ステツプ216へ移行して前日の比率mをRAM104へ取
り込んで、ステツプ220へ移行する。また、フラグFが
セツトされている場合は、ステツプ214でフラグFをリ
セツトした後、ステツプ218へ移行して、ステツプ302で
設定された比率mをRAM104へ取り込んで、ステツプ220
へ移行する。
ステツプ220では、センサ64により感光材料14の有を
検出したか否かが判断され、有を検出した時点、すなわ
ち感光材料14の先端部を検出した時点でステツプ222へ
移行してタイマをスタートさせ、ステツプ224へ移行す
る。ステツプ224ではさらに感光材料14の有を検出した
か否かが判断され、無を検出した時点、すなわち感光材
料14の後端部を過ぎた時点でステツプ226へ移行する。
ステツプ226では、タイマがストツプされ、次のステッ
プ228でこのタイマ値Tが読み取られると共にリセツト
される。
次のステツプ230では、単位時間当たりの感光材料14
の線速度Vが読み出され、ステツプ232において、以下
の(2)により感光材料14の長さlが演算される。
l=V×T …(2) 次のステツプ234では、比率mが読み出され、ステツ
プ236で前述の(1)式によって感光材料14の幅寸法w
が演算される(w=l×m)。
次いでステツプ238では、(1)、(2)式の演算結
果から感光材料14の面積Sが以下の(3)式によって演
算される。
S=l×w …(3) CPU102では、この(3)式によって得られる感光材料
14の処理面積Sに基づいて、予めRAM104に記録されてい
る単位面積当たりの補充液の補充量から処理面積Sに応
じた補充量Rを読出し(ステツプ240)、次いでステツ
プ242でポンプ76を作動してこの補充量R分補充液をを
補充する。これにより、処理面積Sに応じた適正な量の
補充液を補充することができる。
なお、感光材料14のサイズが大全(20×24インチ)の
場合、補充される補充液の補充量は例えば、現像槽28で
は75ml、定着槽30では120mlである。
次のステツプ244では、処理を継続するか否かが判断
され、肯定判定の場合はステツプ204へ移行して上記行
程を繰り返す。また、否定判定の場合は、処理を終了す
る。
〔第2実施例〕 次の本発明の第2実施例について第5図に従い説明す
る。なお、前記第1実施例と同一構成部分については同
一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第5図に示される如く、本第2実施例におけるモータ
19には、ロータリエンコーダ120が取付けられている。
このロータリエンコーダ120からは、モータ19の回転に
応じたパルス信号が出力されることになる。ロータリエ
ンコーダ120は、その信号線122が制御装置62の入出力ポ
ート108へ接続されている。制御装置62のRAM104には、
予め前記ロータリエンコーダ120から入力されるパルス
信号の単位パルス当たりの感光材料14の搬送長さV′が
記憶されている。このため、センサ64によって感光材料
14の有りが検出されている間のパルス数に前記搬送長さ
V′を乗算することにより、感光材料14の搬送方向長さ
lを容易に演算することができる。
以下に本第2実施例の作用を第6図(A)及び第6
(B)のフローチヤートに従い説明する。なお、前記第
1の実施例と同一処理ステツプについては、同一の番号
の末尾に符号“A"を付して、その処理内容の説明を省略
する。
ステツプ220Aにおいて感光材料14の有を検出すると、
ステツプ250でロータリエンコーダ120のパルス数のカウ
ントを開始する。次いでステツプ224Aで感光材料14の無
を検出すると、ステツプ252へ移行してカウント値Cを
読込むと共にこのカウント値Cをリセツトしてステツプ
254へ移行する。ステツプ254では、単位パルス当たりの
感光材料14の搬送長さV′が読み出され、次いでステツ
プ256で前記カウント値Cと搬送長さV′とから感光材
料14の長さlを以下の(4)式によって演算し、ステツ
プ234Aへ移行する。
l=V′×C …(4) すなわち、本第2実施例ではロータリエンコーダ120
により得られるパルス数のカウント値Cで感光材料14の
長さlを演算するので、搬送速度が変動しても適正な値
を得ることができる。
このように、本実施例(第1、第2実施例)の自動現
像機10では、処理される感光材料14の大きさは異なるが
それぞれ相似形であることに着目し、感光材料14の幅寸
法wを感光材料14の搬送方向長さlと、処理方向の長さ
と幅寸法との比率mとによって演算したので、正確な幅
寸法wを得ることができる。このため、処理面積Sに応
じた補充液の補充量Rを過不足なく補充することができ
る。
また、処理方向の長さと幅寸法との比率がある程度定
められている感光材料14を処理する自動現像機10に複雑
な構造の幅寸法を得るための装置を設ける必要がなく、
要求される仕様に適合させることができ、無駄な部品、
例えば感光材料14の幅方向に多数配列されたセンサやこ
のセンサから制御装置62へ配線された信号線等を省くこ
とができる。
なお、本実施例ではセンサ64に反射型光電センサを用
いたが、透過型など他の方式のセンサであってもよい。
また、本実施例では現像槽28への補充液の補充を例にと
り説明したが、本発明はこれに限定されず、他の処理槽
へ補充液の補充にも適用可能である。
また、本実施例では新たに比率mを設定しなかった場
合、前日に設定されていた比率mをそのまま継続して採
用するようにしたが、感光材料14の最も多用される比率
を前日の設定値に関わらず、稼動開始時に採用するよう
にしてもよい。さらに、本実施例では操作パネル110に
アツプキー130及びダウンキー132を設けて1%毎変更す
るようにしたが、操作パネル110にテンキーを設置し、
所望の比率mを入力するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明に係る自動現像機の補充液補
充装置は、構造が簡単で、しかも感光材料の幅寸法を精
度良く算出して、最適な補充液の補充量を供給すること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る自動現像機の外観を示す斜視
図、第2図は第1実施例に係る自動現像機の内部構造を
示す概略図、第3図は制御ブロツク図、第4図(A)及
び第4図(B)は第1実施例に係る制御フローチヤー
ト、第5図は第2実施例に係る自動現像機の内部構造を
示す概略図、第6図(A)及び第6図(B)は第2実施
例に係る制御フローチヤートである。 10……自動現像機、 14……感光材料、 22……処理槽、 62……制御装置、 64……センサ、 76、78……ポンプ、 118……実行キー、 130……アツプキー、 132……ダウンキー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を処理槽へ順次搬送して処理する
    自動現像機に用いられ、感光材料の処理面積に応じて前
    記処理槽へ補充液を補充する自動現像機の補充液補充装
    置であって、 感光材料の搬送方向長さと幅寸法との比率を設定する比
    率設定手段と、 センサの検出結果に基いて感光材料の搬送方向長さを演
    算する搬送長演算手段と、 前記搬送長演算手段で得られた搬送方向長さと前記比率
    設定手段で設定した比率とにより感光材料の面積を求め
    この面積に基づいて補充液の補充量を演算する補充量演
    算手段と、 前記補充量演算手段で演算された補充量に基づいて補充
    液を前記処理槽へ補充する補充手段と、 を有する自動現像機の補充液補充装置。
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