JP2692399B2 - ステアリングホィール - Google Patents
ステアリングホィールInfo
- Publication number
- JP2692399B2 JP2692399B2 JP3032798A JP3279891A JP2692399B2 JP 2692399 B2 JP2692399 B2 JP 2692399B2 JP 3032798 A JP3032798 A JP 3032798A JP 3279891 A JP3279891 A JP 3279891A JP 2692399 B2 JP2692399 B2 JP 2692399B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering wheel
- injection molding
- annular rim
- rim
- ring
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Steering Controls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部材内部に中空部を有し
軽量化を図る、自動車などのステアリングホィールに関
するものである。
軽量化を図る、自動車などのステアリングホィールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などのステアリングホィー
ル40の構成としては図4ないし図5に示すように、円
環状リム部41の中央部に、複数のスポーク部42,4
3を介してボス部45を設け、このボス部45下面にス
テアリングシャフト(図示せず。)に嵌着して固定され
る円筒状ボス44を配設した構成のステアリングホィー
ル40が用いられている。当然のことながら、円筒状ボ
ス44には嵌着用の貫通穴47が軸芯にが設けられてい
る。
ル40の構成としては図4ないし図5に示すように、円
環状リム部41の中央部に、複数のスポーク部42,4
3を介してボス部45を設け、このボス部45下面にス
テアリングシャフト(図示せず。)に嵌着して固定され
る円筒状ボス44を配設した構成のステアリングホィー
ル40が用いられている。当然のことながら、円筒状ボ
ス44には嵌着用の貫通穴47が軸芯にが設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成に於いては、無空形状のため軽量化しにくいう
え、円環状リム部1をむやみに太くできないといった課
題を有していた。本発明は上記問題に鑑み、軽量化を実
現するステアリングホィールを提供するものである。
うな構成に於いては、無空形状のため軽量化しにくいう
え、円環状リム部1をむやみに太くできないといった課
題を有していた。本発明は上記問題に鑑み、軽量化を実
現するステアリングホィールを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のステアリングホィールの構成は中空射出成型
技術を応用して、円環状リム部またはスポーク部または
ボス部の内部に、独立した複数個の中空部を所定に配設
した一体構造物を、一発成型の手段、あるいは一つの射
出成形型でかつこの射出成形型の固定側と可動側とを相
互にスライドさせ二次成形する手段によりステアリング
ホィールを軽量化してなるものである。
に本発明のステアリングホィールの構成は中空射出成型
技術を応用して、円環状リム部またはスポーク部または
ボス部の内部に、独立した複数個の中空部を所定に配設
した一体構造物を、一発成型の手段、あるいは一つの射
出成形型でかつこの射出成形型の固定側と可動側とを相
互にスライドさせ二次成形する手段によりステアリング
ホィールを軽量化してなるものである。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成によって、従来のステア
リングホィール形状を変えることなく軽量化でき、自動
車の走行性能をアップし、握りの快適性を向上させるス
テアリングホィールを提供する。
リングホィール形状を変えることなく軽量化でき、自動
車の走行性能をアップし、握りの快適性を向上させるス
テアリングホィールを提供する。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1および
図2に示す図面とともに説明する。本発明実施例のステ
アリングホィールは一発成形の手段、または一つの射出
成形型でかつこの射出成形型の固定側と可動側を相互に
スライドさせ二次成形する手段により、複数個の独立し
た中空部を内蔵した一体構造物として形成されており、
接合や部品相互の組立てを必要としない。
図2に示す図面とともに説明する。本発明実施例のステ
アリングホィールは一発成形の手段、または一つの射出
成形型でかつこの射出成形型の固定側と可動側を相互に
スライドさせ二次成形する手段により、複数個の独立し
た中空部を内蔵した一体構造物として形成されており、
接合や部品相互の組立てを必要としない。
【0007】図1は本発明の第一の実施例のステアリン
グホィール15を示す平面図、図2は図1を切断線S1
〜S1方向から見た側面からの断面図を示す。図1,図
2においてステアリングホィール15は、円環状リム部
1の中央部に、複数のスポーク部2,3を介してボス部
5を設けている。ボス部5上面側にはクラクションスイ
ッチやハザード,リアウインド熱線駆動スイッチなどを
所定に組込んだ部材(図示せず。)が所定に搭載され
る。また、ボス部5下面側には円筒状ボス4が配設され
ている。この円筒状ボス4の軸芯、すなわち自転車のハ
ブ軸芯に相当する部位にはステアリングシャフト(図示
せず。)に嵌合する貫通穴6が配設されている。さらに
ステアリングホィール15は、複数個の独立した中空部
を内蔵することによって軽量化を所定に図っている。す
なわちステアリングホィール15の円環状リム部1また
はスポーク部2,3またはボス部の内部に、独立した複
数個の大きさの異なる中空部7,8,9,10,11を
対称形に整列配置してなるもので、実施例の一体構造物
を一発成形の手段、または一つの射出成形型でかつこの
射出成形型の固定側と可動側を相互にスライドさせ二次
成形する手段により形成してなるものである。第一の実
施例の場合、ボス部に内蔵した中空部は図示していな
い。中空部7,8,9は断面形状を円形とした円弧状で
あり、中空部10,11は断面形状が概略矩形状であ
る。自動車において、ステアリングホィールなどの各部
の軽量化は走行距離アップに大きく貢献するもので、軽
量化は環境保全にとっても重要である。
グホィール15を示す平面図、図2は図1を切断線S1
〜S1方向から見た側面からの断面図を示す。図1,図
2においてステアリングホィール15は、円環状リム部
1の中央部に、複数のスポーク部2,3を介してボス部
5を設けている。ボス部5上面側にはクラクションスイ
ッチやハザード,リアウインド熱線駆動スイッチなどを
所定に組込んだ部材(図示せず。)が所定に搭載され
る。また、ボス部5下面側には円筒状ボス4が配設され
ている。この円筒状ボス4の軸芯、すなわち自転車のハ
ブ軸芯に相当する部位にはステアリングシャフト(図示
せず。)に嵌合する貫通穴6が配設されている。さらに
ステアリングホィール15は、複数個の独立した中空部
を内蔵することによって軽量化を所定に図っている。す
なわちステアリングホィール15の円環状リム部1また
はスポーク部2,3またはボス部の内部に、独立した複
数個の大きさの異なる中空部7,8,9,10,11を
対称形に整列配置してなるもので、実施例の一体構造物
を一発成形の手段、または一つの射出成形型でかつこの
射出成形型の固定側と可動側を相互にスライドさせ二次
成形する手段により形成してなるものである。第一の実
施例の場合、ボス部に内蔵した中空部は図示していな
い。中空部7,8,9は断面形状を円形とした円弧状で
あり、中空部10,11は断面形状が概略矩形状であ
る。自動車において、ステアリングホィールなどの各部
の軽量化は走行距離アップに大きく貢献するもので、軽
量化は環境保全にとっても重要である。
【0008】上記第一の実施例において、中空部7,
8,9,10もしくは11の占有総容積を、ステアリン
グホィールの外形が占める容積の20%〜70%として
いる。中空部の占める総容積をどれくらいにするかは、
使用目的や必要強度ならびにステアリングホィールを構
成する部材に応じて決定すればよい。すなわち薄肉化し
ても従来の構成と同等以上の剛性を確保するようにすれ
ばよい。また、中空部を所定に配設してなるステアリン
グホィールの重量を従来構成と同じにした場合には、軽
量化した分だけ円環状リム部1の握り部外形などを太く
でき、その結果、運転しやすく快適性が向上しその結果
安全性も向上する。ステアリングホィールを構成する部
材としては、エポキシ,ABS,ポリスチレン,ポリエ
チレン,ポリウレタン,その他各種合成ゴム,などの発
泡樹脂部材や合成樹脂部材が一般的であるが、セラミッ
クス部材や所定のバインダーで混練した金属粉末もしく
は所定のバインダーで混練したガラス粉末などの射出成
型可能な任意部材の利用が可能である。
8,9,10もしくは11の占有総容積を、ステアリン
グホィールの外形が占める容積の20%〜70%として
いる。中空部の占める総容積をどれくらいにするかは、
使用目的や必要強度ならびにステアリングホィールを構
成する部材に応じて決定すればよい。すなわち薄肉化し
ても従来の構成と同等以上の剛性を確保するようにすれ
ばよい。また、中空部を所定に配設してなるステアリン
グホィールの重量を従来構成と同じにした場合には、軽
量化した分だけ円環状リム部1の握り部外形などを太く
でき、その結果、運転しやすく快適性が向上しその結果
安全性も向上する。ステアリングホィールを構成する部
材としては、エポキシ,ABS,ポリスチレン,ポリエ
チレン,ポリウレタン,その他各種合成ゴム,などの発
泡樹脂部材や合成樹脂部材が一般的であるが、セラミッ
クス部材や所定のバインダーで混練した金属粉末もしく
は所定のバインダーで混練したガラス粉末などの射出成
型可能な任意部材の利用が可能である。
【0009】上述の如く本発明のステアリングホィール
は、中空部を配設することにより部材の重量を大幅に軽
減し、使用材料を低減してコストダウンを図れるもので
ある。
は、中空部を配設することにより部材の重量を大幅に軽
減し、使用材料を低減してコストダウンを図れるもので
ある。
【0010】なお、本発明の実施例においてステアリン
グホィールの断面形状として円柱状の例を述べたが、別
段他の形状を用いてよいことは言うまでも無く、中空部
を配設する位置や個数・形状についても任意である。
グホィールの断面形状として円柱状の例を述べたが、別
段他の形状を用いてよいことは言うまでも無く、中空部
を配設する位置や個数・形状についても任意である。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明のステアリングホィ
ールによれば、軽量化にともなう走行距離のアップと握
りの快適性、環境保全の向上やコスト低減など多くの効
果が得られる。
ールによれば、軽量化にともなう走行距離のアップと握
りの快適性、環境保全の向上やコスト低減など多くの効
果が得られる。
【図1】本発明の第一の実施例におけるステアリングホ
ィールの平面図
ィールの平面図
【図2】図1を切断線S1〜S1方向から見た側面から
の断面図
の断面図
【図3】従来のステアリングホィールの平面図
【図4】図3を切断線S2〜S2方向から見た側面から
の断面図
の断面図
【符号の説明】 1 円環状リム部 2 スポーク部 3 スポーク部 4 円筒状ボス 5 ボス部 6 貫通穴 7 中空部 8 中空部 9 中空部 10 中空部 11 中空部 15 ステアリングホィール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小玉 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 志水 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−163765(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 円環状リム部の中央部に複数のスポーク
部を介してステアリングシヤフトへの取付け用ボス部を
設けてなるステアリングホィールにおいて、前記円環状
リム部の環を複数箇所で仕切り,円環状リム部の断面軸
心の近傍に独立した中空部を円弧状に複数個内蔵してな
る一体構造物を、中空射出成形により一発成形したこと
を特徴とするステアリングホィール。 - 【請求項2】 円環状リム部の中央部に複数のスポーク
部を介してステアリングシヤフトへの取付け用ボス部を
設けてなるステアリングホィールにおいて、前記円環状
リム部の環を複数箇所で仕切り,円環状リム部の断面軸
心の近傍に独立した中空部を円弧状に複数個内蔵してな
る一体構造物を、一つの射出成形型で、かつこの射出成
形型の固定側と可動側を相互にスライドさせ二次成形し
たことを特徴とするステアリングホィール。 - 【請求項3】 樹脂またはゴムまたはセラミックスまた
は所定のバインダで混練した金属粉末の内、いずれか一
つの部材からなる請求項1〜2のいずれかに記載のステ
アリングホィール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032798A JP2692399B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | ステアリングホィール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032798A JP2692399B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | ステアリングホィール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04271954A JPH04271954A (ja) | 1992-09-28 |
JP2692399B2 true JP2692399B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=12368867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3032798A Expired - Lifetime JP2692399B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | ステアリングホィール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2692399B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1287842B1 (it) * | 1996-09-06 | 1998-08-19 | Birel S R L Ora Birel S P A | Volante per autoveicoli miniaturizzati, particolarmente ad uso sportivo e ricreativo |
GB2409715A (en) † | 2003-12-31 | 2005-07-06 | Autoliv Dev | Moulding of a plastic steering wheel integral with a metal frame by injecting a propellant to form a cavity |
CN102849101B (zh) * | 2011-06-30 | 2016-03-30 | 比亚迪股份有限公司 | 一种汽车转向盘 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60163765A (ja) * | 1984-02-04 | 1985-08-26 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリングホイ−ル |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP3032798A patent/JP2692399B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04271954A (ja) | 1992-09-28 |
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