JP2691653B2 - エンボスロールの製作方法 - Google Patents

エンボスロールの製作方法

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JP2691653B2
JP2691653B2 JP2608892A JP2608892A JP2691653B2 JP 2691653 B2 JP2691653 B2 JP 2691653B2 JP 2608892 A JP2608892 A JP 2608892A JP 2608892 A JP2608892 A JP 2608892A JP 2691653 B2 JP2691653 B2 JP 2691653B2
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JP
Japan
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roll
plating
embossing roll
resist
manufacturing
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JP2608892A
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JPH05195288A (ja
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龍男 重田
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Think Laboratory Co Ltd
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Think Laboratory Co Ltd
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビニールクロス、レザ
ークロス、合成皮革あるいはクッションタイルに様々な
幾何学的模様や不規則な凹凸や、印刷模様に一致させた
凹条部をプレス形成するためのエンボスロールの製作方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンボスロールの製作方法は、専
ら熟練工による彫金に頼っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエンボスロール
の製作方法によれば、熟練と日数と高額な費用を要して
いた。
【0004】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、ロール表面に、大柄な凹凸模様ないし微細で凹凸模
様、あるいは様々な幾何学的なエンドレスな凹凸模様や
不規則な凹凸模様や、印刷模様に一致させた凹条部を高
精密に容易に形成できるエンボスロールの製作方法を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための手段として、ロール10に感光膜20を
コーティングしレーザ露光し現像しメッキ30a(30
b,30c)しレジスト22を剥離する工程を複数回繰
り返し、その際、後の工程の露光部分Bを、先の工程の
露光部分Aに重なるようにし、かつ先の工程の露光部分
Aよりも周辺が狭まるようにするか広がるようにして、
段丘状の側壁部を有するメッキされない凹部40を形成
することを特徴とするエンボスロールの製作方法を提供
するものである。
【0006】
【実施例】本発明のエンボスロールの製作方法の第一実
施例を図1ないし図2を参照して説明する。このエンボ
スロールの製作方法は、図1(a)ないし(j)に示す
ように、ロール10に感光膜20をコーティングしレー
ザ露光し現像しメッキ30a(30b,30c)を施し
てレジスト22を剥離する工程を複数回繰り返し、その
際、後の工程の露光部分Bを、先の工程の露光部分Aに
重なるようにし、かつ先の工程の露光部分Aよりも周辺
が狭まるようにして、レジスト剥離箇所に、メッキ30
a,30b,30cの段丘状の側壁部を有する凹部40
を形成し、もって図2(a)ないし(c)に示すように
厚いメッキを施して、四隅が丸みをおびた四角形の凹部
40を五列状に形成する場合を示している。
【0007】詳述すると、感光膜塗布装置(実公昭55
−29471号;図示しない)に銅が圧膜メッキされた
ロールを装着し、図1(a)に示すように該ロール10
に感光膜20をコーティングして乾固し、次いでPVA
(ポリ・ビニルアルコール;酸化防止用の保護膜)21
をオーバーコーティングして乾固し、次いで、ロール1
0を図示しないレーザ露光装置に装着し、デザインワー
クステイションによって作成した四隅を丸く縁取った四
角形を整列した状態の第一の地柄模様の画像データをレ
ーザ光Rによって露光する。続いて、ロール10を図示
しない現像装置に装着して現像し〔図1(b)〕、次い
でロール10を図示しないメッキ装置に装着しレヂスト
膜厚より所要薄くもしくは同厚になるように銅メッキを
行い、図1(c)に示すように約50ミクロンの高さの
一番目のメッキ30aを形成する。なお、該メッキ30
aはニッケルメッキであっても良い。次いでロール10
を図示しないレジスト剥離装置に装着してレジスト22
の剥離を行う〔図1(d),図2(a)〕。
【0008】以後同様に、図2(b)に示すように一番
目のメッキ30aに対して一回り大きい二番目のメッキ
30bを形成する。すなわち、再び感光膜20をコーテ
ィングし、PVA21をオーバーコーティングし、再び
レーザ光Rによって露光する〔図1(e)〕。この場合
のレーザ露光は、第一回目のレーザ露光での露光部分A
にピッチ及び露光エリアの中心が一致するようにかつ第
一回目の露光部分Aよりも露光域周辺が狭まるようにレ
ーザ露光する。このための第二の地柄模様の画像データ
は、デザインワークステイションにより、第一の地柄模
様の画像データに基づいて四角形のピッチを一致させか
つ個々の四角形の大きさを所要小さくするように作成す
る。そして、図1(f)に示すように再び現像し,図1
(g)に示すようにさらに約50ミクロンの厚さの二番
目のメッキ30bを形成し、レジスト22の剥離を行う
〔図1(h),図2(b)〕。
【0009】続いて、第三の地柄模様の画像データに基
づき同様に行い、図1(i)に示すように三番目のメッ
キ30cを形成したロール10全面に5ミクロン〜10
ミクロンのメッキをさらに施す。もって〔図1(j),
図2(c)〕に示すように、側壁部が段丘状となる深さ
約150ミクロンの凹部40を5列状に形成したエンボ
スロールが製作される。なお、一回のメッキ厚がレヂス
ト膜の厚さと略同一になるように調整するのが好まし
く、このため、レヂスト膜は、コーテイングを複数回行
って所望の膜厚を得るようにする。凹部40の深さは、
メッキ回数を多くすることにより所望に大きくすること
ができる。
【0010】次に、第二実施例に係るエンボスロールの
製作方法を図1ないし図2を参照して説明する。このエ
ンボスロールの製作方法は、図3(a)ないし(j)に
示すように、ロール10に感光膜20をコーティングし
レーザ露光し現像しメッキ30a(30h,30c)を
施してレジスト22を剥離する工程を複数回繰り返し、
その際、後の工程の露光部分Bを、先の工程の露光部分
Aに重なるようにし、かつ先の工程の露光部分Aよりも
周辺が広がるようにして、レジスト剥離箇所に、メッキ
30a,30b,30cの段丘状の側壁部を有する凹部
40を形成し、もって図4(a)ないし(c)に示す
いメッキを施して、四隅が丸みを帯びた四角形で段状に
深くなる凹部40を5列状に形成する場合を示してい
る。
【0011】詳述すると、第一実施例と同様に銅が圧膜
メッキされたロール10に感光膜20をコーティングし
て乾固し、次いでPVA21をオーバーコーティングし
て乾固し、次いで、ロール10を図示しないレーザ露光
装置に装着し、デザインワークステイションによって作
成した四隅を丸く縁取った四角形を整列した状態の第一
の地柄模様の画像データに基づいてレーザ光Rを点滅照
射して露光を行う〔図3(a)〕。続いて、ロール10
を現像し〔図3(b)〕、次いでロール10を図示しな
いメッキ装置に装着しレヂスト膜厚より所要薄くもしく
は同厚になるように銅メッキを行い、図3(c)に示す
ように約50ミクロンの厚さの一番目のメッキ30aを
形成する。次いでロール10をレジスト22の剥離を行
う〔図3(d),図4(a)〕。
【0012】以後同様に、図4(b)に示すように一番
目のメッキ30aに対して一回り小さい二番目のメッキ
30bを形成する。すなわち、再び感光膜20をコーテ
ィングし、PVA21をオーバーコーティングし、再び
レーザ光Rによって露光する〔図3(e)〕。この場合
のレーザ露光は、第一回目のレーザ露光での露光部分A
にピッチ及び露光エリアの中心が一致するようにかつ第
一回目の露光部分Aよりも露光域周辺が広がるようにレ
ーザ露光する。このための第二の地柄模様の画像データ
は、デザインワークステイションにより、第一の地柄模
様の画像データに基づいて四角形のピッチを一致させか
つ個々の四角形の大きさを所要大きくするように作成す
る。そして、図3(f)に示すように再び現像し,図3
(g)に示すようにさらに約50ミクロンの高さの二番
目のメッキ30bを形成し、レジスト22の剥離を行う
〔図3(h),図4(b)〕。
【0013】続いて、上述した第三の地柄模様の画像デ
ータに基づき同様に行って、図3(i)に示すように三
番目のメッキ30cを形成したロール10全面に5ミク
ロン〜10ミクロンのクロムメッキをさらに施す。もっ
て、図3(j),図4(c)に示すように、側壁部が段
丘状となる深さ約150ミクロンの凹部40を5列状に
形成したエンボスロールを製作することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のエン
ボスロールの製作方法によれば、ロール表面に、大柄な
凹凸模様ないし微細で凹凸模様、あるいは様々な幾何学
的なエンドレスな凹凸模様や不規則な凹凸模様や、印刷
模様に一致させた凹条部を高精密に容易に形成でき、ひ
いてはビニールクロス等の品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例のエンボスロールの製作方法に係る
製作工程図。
【図2】第一実施例のエンボスロールの製作方法に係る
エンボスロールの概略斜視図。
【図3】第二実施例のエンボスロールの製作方法に係る
製作工程図。
【図4】第二実施例のエンボスロールの製作方法に係る
エンボスロールの概略斜視図。
【符号の説明】
A 先の工程の露光部分 B 後の工程の露光部分 10 ロール 20 感光膜 22 レジスト 30a,30b,30c メッキ 40 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールに感光膜をコーティングしレーザ
    露光し現像しメッキしレジスト剥離する工程を複数回繰
    り返し、その際、後の工程の露光部分を、先の工程の露
    光部分に重なるようにし、かつ先の工程の露光部分より
    も周辺部分が狭まるようにするか広がるようにして、段
    丘状の側壁部を有するメッキされない凹部を形成する
    とを特徴とするエンボスロールの製作方法。
JP2608892A 1992-01-17 1992-01-17 エンボスロールの製作方法 Expired - Lifetime JP2691653B2 (ja)

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JPH05195288A JPH05195288A (ja) 1993-08-03
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JP2009072828A (ja) * 2007-08-27 2009-04-09 Think Laboratory Co Ltd エンボスロール及びその製造方法

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JPH05195288A (ja) 1993-08-03

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