JP2691110B2 - バンプストッパの製造方法 - Google Patents

バンプストッパの製造方法

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JP2691110B2
JP2691110B2 JP4287834A JP28783492A JP2691110B2 JP 2691110 B2 JP2691110 B2 JP 2691110B2 JP 4287834 A JP4287834 A JP 4287834A JP 28783492 A JP28783492 A JP 28783492A JP 2691110 B2 JP2691110 B2 JP 2691110B2
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stopper
bump
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strip
bump stopper
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和之 保延
史之 山岡
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
大変位時のエネルギ吸収および、過大変位の規制を行
う、バンプラバーおよびバンプストッパの部分の、特
に、バンプストッパの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円板状のストッパ板とリング状部
材とを接合して形成したバンプストッパとして、例え
ば、実開昭53−127095号公報に開示されている
ものが知られている。この従来技術では、長尺パイプか
ら所定長さに切断されたリング状部材の端部に切欠を形
成して、この端部とストッパ板との接合部に空気抜き用
の通路を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の円板状のストッパ板とリング状部材とで形成した
バンプストッパでは、ストッパ板を形成する加工,パイ
プを切断する加工,リング状部材の端部を切り欠いて空
気抜き用の通路を形成するための加工が必要で加工工数
が多く製造に手間がかかっていた。特に、リング状部材
の端部を切り欠く加工は、作業性が悪く、生産コストが
高くなるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めに成されたもので、加工工数の削減とコスト低減を同
時に達成することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明では、ショックアブソーバのピストンロッドの
端部に設けられたバンプラバーの衝突を受けるべくシリ
ンダチューブの端部に設けられたバンプストッパであっ
て、バンプラバーに対する受け面を有するとともに、前
記ピストンロッドを遊嵌する貫通穴を有した円盤状のス
トッパ板と、前記ストッパ板に結合されて前記シリンダ
チューブの端部外周に圧入固定されるリングとからなる
バンプストッパの製造方法において、長尺の薄板の幅方
向一側に複数の突部を、これと幅方向に対応する他側に
切欠部を有するように所定幅に剪断して帯板を形成し、
次に、前工程で形成された帯板を、帯板長手方向が円周
方向となるように円筒形に巻いて巻きリングを形成し、
次に、前工程で形成された巻きリングの前記突起を前記
ストッパ板に押し当てた状態でプロジェクション溶接に
より結合させる製造方法を採用した。
【0006】
【作用】本発明の製造方法では、長尺の薄板を所定幅に
剪断して帯板を形成する工程において、帯板の剪断側一
端縁に複数の突部が形成されるとともに、反対側の端縁
に突部と同数・同一形状の切欠部が形成されるもので、
これは、薄板の剪断を連続して行い、この時の薄板の剪
断線の形状を帯板の剪断側一端縁に複数の突部を形成す
る形状とすれば、薄板側の次に剪断を行う部分には、先
に剪断した帯板の突部に対応して突部と同数・同一形状
の切欠部が形成されることになる。
【0007】そして、結合工程において、プロジェクシ
ョン溶接を行って帯板の突部をストッパ板に結合させる
と、巻きリングの突部と突部との間の部分とストッパ板
の間で、空気抜き用の通路が形成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳述す
る。まず、実施例の構成について説明する。
【0009】図2は、本発明製造方法により製造された
バンプストッパ5を有したショックアブソーバの要部を
示す断面図であって、図中1はシリンダチューブを示し
ている。このシリンダチューブ1は、外側チューブ1a
と内側チューブ1bとで2重構造に形成され、内側チュ
ーブ1b内の液室1cにはオイル等の作動液が充填さ
れ、また、両チューブ1a,1b間には、封入気体によ
る圧力下に所望量の作動液が充填されたリザーバ室1d
が形成されている。また、このシリンダチューブ1の下
端部はサスペンション側に取り付けられている。
【0010】そして、両チューブ1a,1bの上端部の
内側には、ピストンロッド2のスライドガイドを行うロ
ッドガイド3が内装されている。また、このロッドガイ
ド3により前記液室1cとリザーバ室1dとが区画され
ている。
【0011】前記ピストンロッド2は、シリンダチュー
ブ1に挿入され、下端部がシリンダチューブ1内に摺動
自在に設けられたピストン(図示省略)に連結され、上
端部は車体側に取り付けられている。また、このピスト
ンロッド2の上端部には、図示を省略したバンプラバー
が設けられている。
【0012】前記ロッドガイド3の上側に隣設してシー
ル部材4が設けられていて、このシール部材4は、外側
チューブ1aの上端を加締めて固定されている。なお、
このシール部材4において、4aはベースリングであ
り、4bはリップである。
【0013】さらに、シリンダチューブ1の上端部の外
側には、バンプストッパ5が設けられている。このバン
プストッパ5は、車体のバンプ時に前記バンプラバーと
衝突してエネルギを吸収するためのもので、図1の断面
図にその詳細を示すように、ストッパ板5aと巻きリン
グ5bとで形成されている。
【0014】前記ストッパ板5aは、上面5cで前記バ
ンプラバーの衝突を受けるべく平らな円盤状に形成され
ているとともに、中央位置にピストンロッド2を遊嵌す
る大径の貫通穴5dが開穴されている。
【0015】一方、前記巻きリング5bは、長方形に剪
断された1枚の金属の帯板を円筒状に巻いて形成され、
かつ、上端に、複数(4個)の突起(突部)5eが形成
されているとともに、下端に、これら突起と同数・同一
形状の切欠(切欠部)5jが形成されている。
【0016】そうして、この巻きリング5bとストッパ
板5aとは、巻きリング5bの上端に形成した突起5e
をストッパ板5aの下面5hにプロジェクション溶接す
ることで結合されている。
【0017】次に、製造手順について説明する。
【0018】a)帯板剪断工程 巻きリング5bを形成するにあたり、まず帯板25を形
成する。この帯板25を成形する場合、1枚の長方形の
金属板Aを一端側から一定幅で連続的に剪断して形成す
るのであるが、図3の説明図に示すように、この剪断線
aの形状を、4ケ所で半円形状に湾曲した形状とする。
したがって、帯板25の剪断した一端縁側には、半円状
の突起5eが4つ形成される一方、他端縁側にこれらの
突起5eと同数・同一形状の切欠5jが形成されること
になる。
【0019】b)巻きリング成形工程 上記工程で帯板25を形成したら、次に、この帯板25
を円筒形に巻いて巻きリング5bを形成する巻きリング
成形工程を行う。この場合、帯板25の端縁どうしは溶
接することなく突き合わせる。
【0020】c)結合工程 上記工程で巻きリング5bを形成したら、次に、この巻
きリング5bとストッパ板5aとを結合させる結合工程
を行う。この場合、巻きリング5bの上端の突起5eと
ストッパ板5aの下面5hとを当接させた状態で、平板
状の電極(図示省略)で上下からプレスしながら通電を
行って溶接する。
【0021】以上のa,b,cの工程でバンプストッパ
5を製造する。
【0022】以上説明してきたように本実施例にあって
は、バンプストッパ5を製造するにあたり、帯板25を
形成する帯板剪断工程において、帯板25を剪断する際
に、同時にプロジェクション溶接用でありかつ空気抜き
通路用の突起5eを形成するため、リング状部材に後か
ら空気抜き用の通路を形成するといった手間がかかって
高コストの加工工程が不要であるとともに、空気抜き用
の通路を形成する加工工程を省略でき、コストダウンを
図ることができ、しかも、突起5eを形成するにあたり
材料の無駄が全く生じることがなく、これによってもコ
ストダウンを図ることができるという特徴を有してい
る。
【0023】また、ストッパ板5aと巻きリング5bと
の結合の際に、プロジェクション溶接を用いているた
め、高い生産性が得られるという特徴を有する。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のバン
プストッパの製造方法では、長尺の薄板を剪断する帯板
剪断工程と、帯板を円筒形に巻いて巻きリングを形成す
る巻きリング成形工程と、巻きリングの突起をストッパ
板にプロジェクション溶接により結合させる結合工程と
で、空気抜き用通路を有したバンプストッパを製造する
方法とし、帯板剪断工程において、プロジェクション溶
接用および空気抜き用通路用の突部を形成し、別途に穴
や切欠を形成する工程、特に、円筒形状のものに穴や切
欠を形成することを不要としたため、従来のストッパ板
とリング状部材とを有したバンプストッパの製造方法と
比較して加工工数が少なくて、生産性が向上するという
効果が得られるとともに、突部を形成する際に切削加工
が不要で材料の無駄が生じないという効果が得られる。
しかも、各加工工程とも、技術的に簡単であるととも
に、低コストの加工で済むという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明製造方法により製造した実施例のバンプ
ストッパを示す断面図である。
【図2】実施例のバンプストッパを有したショックアブ
ソーバの要部を示す断面図である。
【図3】帯板剪断工程を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 シリンダチューブ 2 ピストンロッド 5 バンプストッパ 5a ストッパ板 5b 巻きリング 5c 上面(受け面) 5d 貫通穴 5e 突起(突部) 5j 切欠(切欠部) 25 帯板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショックアブソーバのピストンロッドの
    端部に設けられたバンプラバーの衝突を受けるべくシリ
    ンダチューブの端部に設けられたバンプストッパであっ
    て、バンプラバーに対する受け面を有するとともに、前
    記ピストンロッドを遊嵌する貫通穴を有した円盤状のス
    トッパ板と、前記ストッパ板に結合されて前記シリンダ
    チューブの端部外周に圧入固定されるリングとからなる
    バンプストッパの製造方法において、 長尺の薄板の幅方向一側に複数の突部を、これと幅方向
    に対応する他側に切欠部を有するように所定幅に剪断し
    て帯板を形成し、 次に、前工程で形成された帯板を、帯板長手方向が円周
    方向となるように円筒形に巻いて巻きリングを形成し、 次に、前工程で形成された巻きリングの前記突起を前記
    ストッパ板に押し当てた状態でプロジェクション溶接に
    より結合させることを特徴とするバンプストッパの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5820739U (ja) * 1981-07-31 1983-02-08 厚木自動車部品株式会社 シヨツクアブソ−バのバンパ−ラバ−ストツパキヤツプ

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