JP2690211B2 - 作業データ通信システム - Google Patents

作業データ通信システム

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JP2690211B2
JP2690211B2 JP3118235A JP11823591A JP2690211B2 JP 2690211 B2 JP2690211 B2 JP 2690211B2 JP 3118235 A JP3118235 A JP 3118235A JP 11823591 A JP11823591 A JP 11823591A JP 2690211 B2 JP2690211 B2 JP 2690211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に乗務するサービ
ス員による作業進捗状況を表す作業データを、車載端末
とセンタ内のホストコンピュータとの間で授受する作業
データ通信システムに関し、例えば、電力供給サービス
に係る作業データ通信システムに適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、電力供給サービスを第1線で担
うサービス員が行なう作業は、電力供給の開始作業や終
了作業等の予め分かっている作業に加えて、停電に対す
る復旧やブレーカ切断に対する措置等の支社や営業所を
出向した後に指示される緊急的な作業がある。このよう
な各種の作業をどのサービス員(どの業務車両)に割り
当てるかを適切に決定するために、支社や営業所では、
各サービス員がいる位置や作業の進捗状況をとらえてい
る必要がある。作業進捗状況を効率的に収集するため
に、従来、図2に示す作業データ通信システムが提案さ
れている。
【0003】図2において、センタ1は例えば支社や営
業所に設けられ、複数の業務車両2a〜2nを管轄す
る。
【0004】センタ1は、ホストコンピュータ11と、
入出力端末12と、データベース13と、無線用モデム
14とから構成されている。ホストコンピュータ11
は、当該センタ1の全体制御を司どるものであり、各サ
ービス員が実行する作業指示の取り込みや、作業指示員
への作業進捗状況の報告や、データベース13の更新処
理や、業務車両2a〜2nとの通信処理を行なうもので
ある。入出力端末12は、例えばワークステーションで
なり、作業指示員が入力した各サービス員が実行する作
業指示をホストコンピュータ11に与えたり、ホストコ
ンピュータ11から与えられた作業進捗状況を作業指示
員が認識できるように表示したりするものである。デー
タベース13は、各業務車両2a〜2n毎の作業データ
を格納しておくものであり、業務車両2a〜2nから更
新された作業データ(作業進捗状況)が与えられたとき
に格納している作業データの内容を更新するものであ
る。無線用モデム14は、自動車電話回線を介して業務
車両2a〜2nとの通信を実行できるように変復調処理
や回線制御処理を行なうものである。
【0005】各業務車両2a、…、2nは、車載端末2
1a、…、21nと、無線用モデム22a、…、22n
と、自動車無線機23a、…、23nとを有するもので
ある。車載端末21i(iはa〜n)は、例えばディス
プレイやキーボード等を備えたパーソナルコンピュータ
でなり、サービス員による操作に応じて、センタ1のデ
ータベース13に格納されている当該業務車両について
の作業データの転送を求めたり、キーボードからの入力
に応じて更新された作業データをセンタ1に送信したり
する等の処理を行なうものである。無線用モデム22i
は、自動車電話回線を介してセンタ1との通信を実行で
きるように変復調処理や回線制御処理を行なうものであ
る。自動車無線機23iは、無線用モデム22iからの
送信信号をアンテナから放射させるものであり、また、
アンテナが捕捉した受信信号を無線用モデム22iに与
えるものである。
【0006】なお、自動車電話回線を介しての通信であ
るので、業務車両2a〜2nとセンタ1との通信には、
一般交換電話網31、自動車電話交換局32及び無線基
地局33が介在する。
【0007】図3は、以上の構成を有する通信システム
において、サービス員が作業進捗状況(作業データ)を
センタ1に報告する際の一般的な通信シーケンスを示す
ものである。
【0008】サービス員は作業進捗状況をセンタ1に報
告する際には、車載端末21iに対して、そのキーボー
ドを用いて回線接続を指示する。センタ1のホストコン
ピュータ11は、ビジー状態にない場合には、接続完了
を車載端末21iに送信する。このとき、車載端末21
iは、データベース13に格納されている当該車載端末
21iについての作業データの送信をホストコンピュー
タ11に求める。ホストコンピュータ11は、これに応
じて、車載端末21iについての全ての作業データをデ
ータベース13から取り出して車載端末21iに送信す
る。これを受信した車載端末21iは、そのディスプレ
イに作業情報を表示する。サービス員は、キーボードを
用いて、そのいずれか一つ以上の作業に対する修正を行
ない、例えば作業の開始や完了や移動中を入力し、その
後、変更した作業データの送信を指示する。なお、入力
操作中においても回線は継続して接続されている。変更
された作業データの送信が指示されると、車載端末21
iはホストコンピュータ11に対する送信を行なう。ホ
ストコンピュータ11は、変更された作業データを受信
すると、データベース13内のその作業項目についての
データを変更データのように更新した後、受信応答を車
載端末21iに送信し、その後、回線を切断する。
【0009】このようにして、サービス員は業務車両2
iに搭載されている車載端末21iを用いて作業進捗状
況をセンタ1に報告することができ、センタ1では各サ
ービス員の作業進捗状況をとらえることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
作業データ通信システムは、以下のような欠点を有する
ものであった。
【0011】(1) ある作業の作業進捗状況を報告しよう
とする毎に、その業務車両2iに全ての作業項目のデー
タをホストコンピュータ11から転送させ、その後に変
更内容の入力を行なってから報告の送信を行なうように
しているので、1回の報告に係る通信時間が非常に長い
ものとなっている。通信時間が長いことは、本来の保守
サービス作業時間を圧迫することにもなり、課金の基本
料金が一般の電話網より高い自動車電話網を長時間占有
していることを意味する。
【0012】そのため、ホストコンピュータ11から車
載端末2iに転送する作業データ量を少なくすることが
考えられる。しかし、最終的に作業順序を決定するのは
サービス員であって、一部の作業データだけを転送する
場合には、全ての作業が終了した時点から振り返った場
合に無駄な順序で作業を行なっていたことが多く生じ
る。
【0013】(2) 自動車電話回線は一般の電話回線に比
べて通信状態が悪いものであり、エラーの発生が起こり
易い。また、実際上、一つのセンタ1が管轄する業務車
両は多数存在する。従って、上述した作業進捗状況の1
回の報告に長時間を要するということは、途中で通信エ
ラーが生じて通信をやり直すことやホストコンピュータ
11がビジーで通信を待機する状態が頻繁に生じること
も引き起こす。
【0014】(3) 上述のシステムの場合、サービス員は
他のオンラインシステムと同様にホストコンピュータ1
1との接続状態で作業データの変更操作を行なう。通信
に長時間がかかるという状況で、このような操作を行な
うことは心理的負担が大きい。このことを考慮して、全
作業データのホストコンピュータ11からの転送受付、
作業データの進捗状況に応じた変更、変更された作業デ
ータの送信を、個別の処理として実行するようにした場
合には、さらに通信回数が多くなり、かえって作業進捗
状況の報告操作が複雑となる。
【0015】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、作業進捗状況の報告に係る通信時間が短い、
通信時の操作が簡単な作業データ通信システムを提供し
ようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、業務車両に搭載された車載端末
とセンタに設けられたホストコンピュータとの間で、各
業務車両に係る作業の進捗状況を表す作業データを無線
回線を利用して授受して各業務車両に係る作業をホスト
コンピュータ側で管理する作業データ通信システムにお
いて、ホストコンピュータに関連して、各業務車両に係
る作業データを格納するホストコンピュータがアクセス
するデータベースを設けると共に、各業務車両に、自己
に係る作業データを格納する車載端末がアクセスするロ
ーカルデータベースを設けた。そして、車載端末が、更
新入力操作に応じて、ローカルデータベースに格納され
ている作業データを更新すると共に、送信操作に応じて
更新された作業データをホストコンピュータに送信し、
ホストコンピュータが、更新された作業データを受信し
たときにデータベース内のその作業データを更新する
共に、データベースに車載端末に未送信の作業データが
あればその作業データを車載端末に送信するようにし
た。
【0017】ここで、車載端末が、更新された作業デー
タを送信しようとして送信できなかった場合に自動的に
再送処理を行なうことが好ましい。
【0018】また、車載端末が、外部からの作業要求操
作に応じて、ホストコンピュータに、当該車載端末のロ
ーカルデータベース内にない未送信の作業データの送信
を要求し、ホストコンピュータが、かかる要求があった
場合に、データベースに格納されている作業データのう
ち車載端末に未送信の作業データを取り出して車載端末
に送信することが好ましい。
【0019】
【0020】
【作用】本発明は、従来システムにおいて、作業進捗状
況を報告する際の通信に占める時間が長い処理は、ホス
トコンピュータから車載端末への全作業データへの転送
処理及び作業データの更新処理であるので、作業進捗状
況を報告する際の通信からこのような転送処理及び更新
処理をなくすことを意図したものである。このような全
作業データの転送は、作業データの更新のためであるの
で、業務車両に作業データを保有させれば転送が不要と
なる。そこで、業務車両にローカルデータベースを持た
せることとした。このように業務車両にローカルデータ
ベースを持たせると、作業データの更新を通信と無関係
に行なうことができる。そこで、車載端末が、更新処理
と更新された作業データの送信とを別個に処理すること
とした。ホストコンピュータは、従来同様、更新された
作業データを受信すると、データベースの内容を更新す
る。
【0021】無線回線を利用しているので、通信異常が
生じる可能性が高く、そのため、車載端末が、送信しよ
うとして送信できなかった場合に自動的に再送処理を行
なうことが好ましい。
【0022】従来とは異なって、作業進捗状況の報告の
際に行なわれていたホストコンピュータから車載端末へ
の全作業データの転送がなくなったので、新たな作業デ
ータが生じることがあるシステムにおいて、新たな作業
データのホストコンピュータから車載端末への転送方法
が問題となるが、以下の方法が好ましい。
【0023】すなわち、車載端末が、外部からの作業要
求操作に応じて、ホストコンピュータに、当該車載端末
に未送信の作業データの送信を要求し、ホストコンピュ
ータが、かかる要求があった場合に、データベースに格
納されている作業データのうち車載端末に未送信の作業
データを取り出して車載端末に送信する方法、及び又
は、ホストコンピュータが、更新された作業データの受
信時において、データベースに車載端末に未送信の作業
データがあればその作業データを車載端末に送信する方
法が好ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明による作業データ通信システム
の一実施例を図面を参照しながら詳述する。図1は、こ
の実施例のシステム構成を示すものであり、図2との対
応部分には同一符号を付している。
【0025】この実施例の場合、センタ1側の構成は従
来システムと同様であるので、その説明を省略し、業務
車両40の構成について説明する。この実施例のある業
務車両40も、図1(A)に示すように、車載端末4
1、無線用モデム42及び自動車無線機43を備えると
共に、さらに、作業項目用のローカルデータベース44
を有する。ローカルデータベース44は、当該業務車両
40に係る作業データを格納するものであり、車載端末
41がこのローカルデータベース44をアクセスし得る
ようになされている。
【0026】車載端末41は、例えばパーソナルコンピ
ュータでなり、図1(B)に示すように、中央処理ユニ
ット(CPU)50とメモリ51とキーボード52とデ
ィスプレイ53とを備えている。CPU50は、キーボ
ード52からの操作指令に応じて、メモリ51に格納さ
れている処理プログラム(図5〜図7)を実行すると共
に、処理結果等をディスプレイ53に表示させるもので
ある。なお、メモリ51には、表示用の基本画像(図
4)が用意されており、データベース44に格納されて
いるデータがその表示用基本画像に合成されて表示され
る。
【0027】図4は、表示画像の一例を示すものであ
る。この実施例の場合、車載端末41の電源が投入され
た後切断されるまでの間、図4に示すような作業進捗状
況画像が表示される。
【0028】図4に示すように、状況登録用の作業進捗
状況画像は、例えば、車番、端末、連絡方法、作業者等
の基本事項の画像部分60と、作業一覧の画像部分61
と、変更内容等を入力する動態変更入力エリア部分62
と、入力を促すメッセージや処理状況を知得させるメッ
セージを表示するメッセージエリア部分63と、キーボ
ード52のファンクションキーに対応付けた機能を表示
するファンクションキー機能表示部分64とからなる。
【0029】サービス員はこのような作業進捗状況画像
を視認しながら各種の操作を行ない、CPU50はその
操作に応じた処理を実行する。
【0030】この実施例の場合、各業務車両40に対す
る作業の割付けは、センタ1(図2参照)だけが行なう
ことができるようになされている。従って、サービス員
はその日の作業をセンタ1から車載端末41に転送させ
ることを要する。このような転送は、実際上、支社又は
営業所を出る際に、また、出向場所で適宜行なわれる。
次に、車載端末41が行なうこのような作業データの転
送要求処理を図5を用いて説明する。
【0031】サービス員は、作業データを転送させる場
合には、「要求」キー(正確には「要求」を意味するフ
ァンクションキー)を押下する。当然に、この前に車載
端末41の電源投入がなされていることを要する。この
実施例の場合、電源投入がなされると直ちに作業進捗状
況画像が表示されるようになされており、この状態で
「要求」キーを押下することができる。
【0032】「要求」キーが押下されると、車載端末4
1は図5に示す処理を開始し、ディスプレイ53に「通
信中」のメッセージを表示し、その後、回線接続を要求
する(ステップ100、101)。その後、センタ1と
接続できたか否かを判断する(ステップ102)。ホス
トコンピュータ11のビジー等によって接続できない場
合には、接続要求を所定回だけ繰返したか否かを確認し
(ステップ103)、所定回数行なっていない場合には
上述したステップ101の接続要求処理に戻る。他方、
所定回の接続要求によっても接続できない場合には、接
続できない旨のメッセージをディスプレイ53に表示し
て一連の処理を終了する(ステップ104)。
【0033】ホストコンピュータ11との回線が確立す
ると、作業データの転送を要求するデータをホストコン
ピュータ11に送信し、ソフトウェア的なインターバル
タイマを起動する(ステップ105、106)。その
後、ホストコンピュータ11から作業データを受信した
か否かを判断する(ステップ107)。受信していない
場合には、通信エラーと判断できる所定時間が経過した
か否かをさらに判断する(ステップ108)。所定時間
経過している場合には回線を切断した後上述のステップ
103に進み(ステップ109)、所定時間経過してい
ない場合にはデータ受信の監視ステップ107に戻る。
【0034】作業データの転送が開始されると、インタ
ーバルタイマを起動した後、受信した作業データを含む
ように作業進捗状況画像の表示を更新すると共にローカ
ルデータベース44の格納を行ないながら受信終了か否
かを判断する(ステップ110〜112)。終了してい
ない場合には通信エラーと判断できる所定時間が経過し
たか否かをさらに判断する(ステップ113)。所定時
間経過している場合には回線を切断した後上述のステッ
プ103に進み(ステップ114)、所定時間経過して
いない場合にはデータの受信更新ステップ111に戻
る。
【0035】このようにして作業データの受信を終了す
ると、回線を切断すると共に通信終了を表すメッセージ
を表示して一連の処理を終了する(ステップ115、1
16)。
【0036】このようにしてサービス員は「要求」キー
を押下するだけで、自己がサービスする作業のデータを
ホストコンピュータ11から車載端末41に転送させる
ことができる。
【0037】なお、ホストコンピュータ11では、作業
データの転送要求があった場合には、その時点で未送信
のその日の作業データだけを取り出して車載端末41に
送信する。
【0038】次に、作業進捗状況の更新処理を説明す
る。なお、このような更新は、「出発」キー、「到着」
キー、「完了」キー、「帰社」キー、「待機」キー又は
「取消」キーの押下から開始され、当初の押下キーの種
類によって多少処理が異なるが、基本的な処理の流れは
図6に示すような流れであって同様である。そこで、図
6に基づいて、処理の流れを説明する。
【0039】サービス員は、作業進捗状況を変化させる
場合には、その変化に応じたキーを押下する。例えば、
ある作業の場所に向かう場合には「出発」キーを押下
し、これから作業する場所に到着した場合には「到着」
キーを押下し、今まで行なっていた作業が完了したとき
には「完了」キーを押下し、支社又は営業所に戻る場合
には「帰社」キーを押下し、ある場所で作業指示を待機
する場合には「待機」キーを押下し、指示されている作
業を取り消す場合には「取消」キーを押下する。当然
に、この前に車載端末41の電源投入がなされているこ
とを要する。
【0040】このようなキーの押下があると、車載端末
41は、そのキーに応じて定まる入力フィールドを空白
とし、いずれかの入力フィールドにカーソルを位置させ
ると共に、入力することを促すメッセージを表示させる
(ステップ200)。例えば、「出発」キーが押下され
た場合には作業番号及び時刻の入力フィールドが入力対
象とされ、「到着」キー、「完了」キー又は「帰社」キ
ーが押下された場合には時刻(及び作業番号)の入力フ
ィールドが入力対象とされ、「待機」キーが押下された
場合には地区番号及び時刻の入力フィールドが入力対象
とされ、「取消」キーが押下された場合には作業番号の
入力フィールドが入力対象とされる。
【0041】以上のような入力を促す処理を行なった後
は、サービス員が入力した情報を取り込んでその入力情
報を表示させると共に、入力情報のチェックを行なう
(ステップ201、202)。例えば、地区番号や作業
番号の入力において存在しない番号が入力された異常
や、出発時刻より早い到着時刻が入力されたような入力
異常があるか否かをチェックする。
【0042】入力異常があった場合には、その旨のメッ
セージを表示すると共に再入力を促すメッセージを表示
してステップ201に戻る(ステップ203)。なお、
図6のフローチャートでは処理ステップを省略している
が、入力終了を意味する「エンター」キー(この実施例
の場合「CR」キーが相当する)の押下の前にサービス
員は「訂正」キーを用いて一旦入力した内容を訂正する
ことを指示して訂正入力することができるようになされ
ている。また、この実施例の場合、時刻の入力は省略で
きる(時刻の入力なく「エンター」キーの押下を有効と
する)ようになされている。
【0043】このようにして入力情報の正常が確認され
ると、その入力に応じて作業進捗状況の表示を更新する
と共に、ローカルデータベース44に更新内容を格納し
て一連の処理を終了する(ステップ204)。「出発」
キーの押下で開始された処理の場合には指示された作業
の状況を「移動中」とし、「到着」キーの押下で開始さ
れた処理の場合には「移動中」の作業の状況を「作業
中」とし、「完了」キーの押下で開始された処理の場合
には「作業中」の作業の状況を「完了」とし、「帰社」
キーの押下で開始された処理の場合には作業に関係なく
作業状況を「帰社」とし、「待機」キーの押下で開始さ
れた処理の場合には作業に関係なく作業の状況を「待
機」とし、「取消」キーの押下で開始された処理の場合
には指示された作業の状況を「取消」とする。
【0044】なお、この実施例ではさらに「不調」キー
が設けられており、このキーが押下された場合には、さ
らなる入力を待たずに「作業中」の作業を「不調」とデ
ータベース44に更新登録する。例えば、電力供給開始
作業でサービスを要求した顧客が留守であったり、停電
に対する作業で停電原因を糾明できずに停電を回復でき
なかったりした場合に、サービス員は「不調」キーを押
下する。
【0045】以上のような更新情報であって、ホストコ
ンピュータ11へ未送信であるものは、その旨のステー
タスやフラグが付与されてローカルデータベース44に
格納されるようになされている。
【0046】以上のようにして、サービス員は作業進捗
状況を更新させることができる。このような更新操作を
終了したときには、一般的には、ホストコンピュータ1
1への送信処理が実行される。次に、図7を参照しなが
ら、車載端末41が実行する送信処理を説明する。
【0047】サービス員が「送信」キーを押下すること
により、図7に示す処理が開始され、まず、更新された
がホストコンピュータ11に報告していない作業進捗状
況のデータがあるか否かを判断する(ステップ30
0)。ない場合には、全ての更新データを既に送信済み
である旨のメッセージを表示して処理を終了する(ステ
ップ301)。
【0048】これに対して、未送信の更新された作業デ
ータが残っていると、ディスプレイ53に「通信中」の
メッセージを表示し、その後、回線接続を要求する(ス
テップ302、303)。その後、センタ1と接続でき
たか否かを判断する(ステップ304)。ホストコンピ
ュータ11のビジー等によって接続できない場合には、
接続要求を所定回だけ繰返したか否かを確認し(ステッ
プ305)、所定回数行なっていない場合には上述した
ステップ101の接続要求処理に戻る。他方、所定回の
接続要求によっても接続できない場合には、接続できな
い旨のメッセージをディスプレイ53に表示して一連の
処理を終了する(ステップ306)。
【0049】ホストコンピュータ11との回線が確立す
ると、更新された作業データを取り出してホストコンピ
ュータ11に送信し、インターバルタイマを起動する
(ステップ307、308)。その後、ホストコンピュ
ータ11から受信応答があったか否かを判断する(ステ
ップ309)。ない場合には、通信エラーと判断できる
所定時間が経過したか否かをさらに判断する(ステップ
310)。所定時間経過している場合には回線を切断し
た後上述のステップ305に進み(ステップ311)、
所定時間経過していない場合には受信応答の監視ステッ
プ309に戻る。
【0050】ホストコンピュータ11からの受信応答を
受信すると、それに続いて新たな作業データが送信され
てきているか否かを判断する(ステップ312)。新た
な作業データが送信されてきていない場合には回線を切
断すると共に通信終了を表すメッセージを表示して一連
の処理を終了する(ステップ313、314)。
【0051】他方、新たな作業データが送信されてきて
いると、インターバルタイマを起動した後、受信した作
業データを含むように作業進捗状況画像の表示を更新す
ると共にローカルデータベース44の格納を行ないなが
ら受信終了か否かを判断する(ステップ315〜31
7)。終了していない場合には通信エラーと判断できる
所定時間が経過したか否かをさらに判断する(ステップ
318)。所定時間経過している場合には回線を切断し
た後上述のステップ305に進み(ステップ319)、
所定時間を経過していない場合にはデータの受信更新ス
テップ315に戻る。
【0052】このようにして新たな作業データの受信を
終了すると、上述したステップ313に進んで回線を切
断すると共に通信終了を表すメッセージを表示して一連
の処理を終了する。
【0053】このような通信を通じてホストコンピュー
タ11に最新の作業進捗状況を報告することができ、ホ
ストコンピュータ11から新たな作業データを受信する
ことができる。
【0054】なお、ホストコンピュータ11は、図示は
省略するが、最新の作業進捗状況(作業データ)を受信
すると、それに応じてデータベース13の内容を更新
し、その受信応答を業務車両40に送信する際には、業
務車両40に指示していない作業データがあるか否かを
確認してある場合には続けて作業データを送信する。こ
のように、ホストコンピュータ11側の処理も従来とは
異なっている。
【0055】図8は、更新された作業データをホストコ
ンピュータ11に送信する際の通信シーケンスを示すも
のである。従来システムに係る図3との比較から明らか
なように通信時間が短くなることが分かる。
【0056】以上のような各種の処理を行なう車載端末
41のサービス員による基本的な運用の流れは、以下の
通りである。
【0057】業務車両40を稼動する直後においては、
サービス員は車載端末41の電源を投入し、その後、
「要求」キーを押下する。これにより、ホストコンピュ
ータ11は、「要求」キーを押下した業務車両40に対
してその時点で分かっているその日の作業データを送信
し、これがディスプレイ53に表示されることにより、
サービス員は自己が行なう作業を認識する。
【0058】最初の作業を開始するときには、サービス
員は「出発」キーを押下した後、作業番号及び時刻等を
入力する。これにより、その作業について「移動中」で
ある旨がディスプレイ53に表示されると共にローカル
データベース44のその作業についてのデータが更新さ
れる。次に、サービス員は「送信」キーを押下する。こ
れにより、ホストコンピュータ11にはその作業に向か
ったことが伝送され、データベース13に格納される。
ここで、業務車両40に対して未送信の作業データがあ
る場合には、ホストコンピュータ11は今回の通信を通
じてそのデータを業務車両40に与える。更新作業デー
タの送信に対するホストコンピュータ11からの受信応
答があって通信が終了すると、サービス員はその作業場
所に向かうことになる。この際には、車載端末41の電
源を遮断しても良く、また継続して投入状態にさせてお
いても良い。
【0059】このような移動によって作業場所に到着す
ると、サービス員は「到着」キーを押下した後、時刻等
を入力する。これにより今まで「移動中」が表示されて
いた作業について「作業中」が表示されると共に、その
更新データがローカルデータベース44に格納される。
このような処理の後に、サービス員は「送信」キーを押
下する。これにより、作業を開始したことがホストコン
ピュータ11に伝送されてデータベース13に格納され
る。ここでも、業務車両40に対して未送信の作業デー
タがある場合には今回の通信を通じてその作業データが
ホストコンピュータ11から業務車両40に与えられ
る。このような更新作業データの送信に対するホストコ
ンピュータ11からの受信応答があって通信が終了する
ると、サービス員は作業を開始することになる。この際
にも、車載端末41の電源を遮断しても良く、また継続
して投入状態にさせておいても良い。
【0060】サービス員は作業が完了すると、「完了」
キーを押下した後、時刻等を入力する。これにより今ま
で「作業中」が表示されていた作業について「完了」が
表示されると共に、その更新データがローカルデータベ
ース44に格納される。サービス員は、そのときの作業
進捗状況画像の内容から次に行なう作業を決定して、
「出発」キーの押下から始まる上述した操作を行なう。
このようにしてある作業の「完了」及び次の作業への
「出発」を入力してローカルデータベース44の内容を
更新すると、「送信」キーを押下する。
【0061】この後の運用については説明を省略する。
【0062】以上、基本的な運用方法を説明したが、緊
急の作業が生じた場合には、以下のようになる。センタ
1の指示員は、電話連絡によって緊急の作業をサービス
員に指示すると共に、センタ1のデータベース13にそ
の作業を「移動中」という状況で登録する。サービス員
は「要求」キーの押下によってその作業データを車載端
末41に転送させてローカルデータベース44に格納さ
せる。移動開始以降の処理は基本的な運用の場合と同様
である。
【0063】従って、上述した実施例によれば、業務車
両40にローカルデータベース44を持たせるようにし
たので、センタ1から作業データを転送させることな
く、作業データを更新することができ、センタ1への報
告の際の通信においては更新した作業データ及び新たな
作業データの転送だけで済むので、通信時間を短いもの
とすることができる。
【0064】通信時間が短いので、ホストコンピュータ
11がビジーになっている時間も短くなり、通信エラー
のために通信が途中で遮断される恐れも小さくなる。回
線状態が必ずしも良好と言えない自動車電話を利用して
いるので、かかる効果の意義は大きい。なお、このよう
な通信異常が生じても、この実施例の場合、自動リトラ
イ機能を有しているのでサービス員の負担は小さくな
る。
【0065】また、通信開始した後通信を終了するまで
の期間では、サービス員はなんらの操作を行なう必要が
ない。すなわち、作業データの更新操作を通信とは無関
係に行なうことができるので、あせることなく更新操作
を行なうことができる。さらに、通信状態での操作が不
要であるため、業務車両40の走行中に「送信」キーを
押下して通信させることもできる。
【0066】さらに、業務車両40にローカルデータベ
ース44を持たせたので、作業データの管理がセンタ1
及び業務車両40の2元管理となり、センタ側に異常が
生じた場合にもローカルデータベース44に格納されて
いる作業範囲で継続して作業進捗状況を管理することが
できる。
【0067】なお、上述の実施例においては、電力供給
サービスについての作業データ通信システムを説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の業
務(営業やサービス)の作業データ通信システムに対し
て広く適用することができる。
【0068】また、上述の実施例においては、その日の
作業データを稼動直後に車載端末に与える場合にも通信
を利用するものを示したが、稼動直後の作業データを記
録媒体を介して車載端末側に与えるようにしても良い。
【0069】さらに、一日の作業データに途中からの追
加や変更がないようなシステムにも本発明を適用するこ
とができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、業務車
両に作業データを格納しているローカルデータベースを
設けてこのデータベースの格納内容に基づいて作業デー
タを更新できるようにしたので、更新した作業データの
送信を更新操作とは別個のタイミングで行なうことがで
き、更新した作業データの送信時の通信時間を短いもの
とすることができると共に、通信時の操作を簡単なもの
とすることができ、また、センタに設けられたホストコ
ンピュータが業務車両に未送信の作業データを更新され
た作業データの受信時に業務車両に送信するようにした
ので、業務車両に未送信の作業データを送信する通信時
間や効率も従来より良いものとなる
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の作業データ通信システムのブロック図
である。
【図2】従来の作業データ通信システムのブロック図で
ある。
【図3】従来システムの通信シーケンスの説明図であ
る。
【図4】実施例の作業進捗状況画像の説明図である。
【図5】実施例の作業データの要求時の車載端末の処理
フローチャートである。
【図6】実施例の車載端末での作業データの更新処理フ
ローチャートである。
【図7】実施例の車載端末での更新作業データの送信処
理フローチャートである。
【図8】実施例システムの通信シーケンスの説明図であ
る。
【符号の説明】
1…センタ、11…ホストコンピュータ、13…データ
ベース、40…業務車両、41…車載端末、44…ロー
カルデータベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 修 東京都中央区入船1丁目4番10号 東京 電力株式会社 システム研究所内 (56)参考文献 特開 平1−292995(JP,A) 三菱電機技報、VOL.16 NO.3 1991 P.14−18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務車両に搭載された車載端末とセンタ
    に設けられたホストコンピュータとの間で、各業務車両
    に係る作業の進捗状況を表す作業データを無線回線を利
    用して授受して上記各業務車両に係る作業を上記ホスト
    コンピュータ側で管理する作業データ通信システムにお
    いて、 上記ホストコンピュータに関連して、上記各業務車両に
    係る作業データを格納する上記ホストコンピュータがア
    クセスするデータベースを設けると共に、 上記各業務車両に、自己に係る作業データを格納する上
    記車載端末がアクセスするローカルデータベースを設
    け、 上記車載端末が、更新入力操作に応じて、上記ローカル
    データベースに格納されている作業データを更新すると
    共に、送信操作に応じて更新された作業データを上記ホ
    ストコンピュータに送信し、 上記ホストコンピュータは、更新された作業データを受
    信したときに上記データベース内のその作業データを更
    新すると共に、上記データベースに上記車載端末に未送
    信の作業データがあればその作業データを上記車載端末
    に送信することを特徴とする作業データ通信システム。
  2. 【請求項2】 上記車載端末が、更新された作業データ
    を送信しようとして送信できなかった場合に自動的に再
    送処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の作業
    データ通信システム。
  3. 【請求項3】 上記車載端末が、作業要求操作に応じ
    て、上記ホストコンピュータに、当該車載端末のローカ
    ルデータベース内にない未送信の作業データの送信を要
    求し、 上記ホストコンピュータが、かかる要求があった場合
    に、上記データベースに格納されている作業データのう
    ち上記車載端末に未送信の作業データを取り出して上記
    車載端末に送信することを特徴とする請求項1又は2に
    記載の作業データ通信システム。
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三菱電機技報、VOL.16 NO.3 1991 P.14−18

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