JP2690097B2 - 時差修正時計 - Google Patents

時差修正時計

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JP2690097B2
JP2690097B2 JP63028734A JP2873488A JP2690097B2 JP 2690097 B2 JP2690097 B2 JP 2690097B2 JP 63028734 A JP63028734 A JP 63028734A JP 2873488 A JP2873488 A JP 2873488A JP 2690097 B2 JP2690097 B2 JP 2690097B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は時針を修正するための、特に時差修正機構に
関するものである。
〔従来の技術〕
水晶時計の発達により時間精度は著しく向上し、通常
時刻の修正は殆んど不要になってきている。一方、最近
は航空機の発達が大いに進み、時間帯の異なる地域への
旅行が増加したり、あるいは同じ時間帯の中でも夏時間
を有効に使うために多くの国でサマータイムを実施する
等、時計の時刻の時差修正を余儀なくされる機会が大へ
ん増えてきている。
この時差修正の手段として分針と秒針は停止させず時
針のみの修正を可能とすることで、時刻修正によるわず
かの時刻のズレもなく、時針の相対位置を分針に合わせ
れば良い方法が従来より多く試みられている。
この1つの構成としては、日ノ裏カナと係合する第1
筒車と、時針を付ける第2筒車を設け、相互にスリップ
摩擦力、又は12等分のインデックスを持った結合力で結
合し、通常は第1筒車と第2筒車は同一回転を行ない、
時差修正時には通常時刻修正機構とは別の時差修正機構
を設け、分針と秒針を停止させることなく、第2筒車を
修正することで時差修正を行なうものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来の方法の場合、日ノ裏カナと係合す
る第1の筒車、時針を取付ける第2の筒車、及び相互に
結合する結合部材等を必要とするため、部品点数が多
く、又厚さも厚くなる欠点があり、さらに通常の時刻修
正機構以外に時差修正用に第2の筒車を修正する修正機
構を設ける必要があり、さらに部品点数が増え且つコス
トも高く、厚さも厚くなり、デザイン的にも通常時刻修
正のみの時計に比して悪くなり、市場への大巾普及には
至っていない。
本発明の目的は前述の欠点を解消するもので、部品点
数も少なく、薄型の時差修正機構を提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の構成は、時針を回
転させて時刻を修正可能な時差修正時計において、時針
を装着する筒車と、分針を装着し分歯車と分カナより成
る分車と、外部操作部材としての巻真と、前記筒車に噛
合する日ノ裏カナと前記分カナに噛合する日ノ裏歯車よ
り成り前記巻真に連動して回転する日ノ裏車と、該日ノ
裏車の少なくとも一方の軸を軸支し前記巻真に連動して
移動する切替えレバーとより成り、前記巻真の引出し位
置に連動して前記切替えレバーを平面的に移動させ、前
記日ノ裏車のホゾをずらすことによって、前記日ノ裏歯
車と前記分カナの噛合いのみを外すよう構成した 〔実施例〕 以下図面に基づいて本発明の実施例を詳述する。第1
図は本発明の実施例による時計の要部平面図、第2図、
第3図は本発明の実施例による時計の要部断面図であ
り、第2図は通常使用状態、第3図は時差修正状態を示
している。
時計用パルスモータの回転は適当に減速され、秒車6
から分車5へ、そして日ノ裏車7、筒車4へと回転が伝
えられる。
そして秒車6には秒車3が、分車5には分針2が、筒
車4には時針1がそれぞれ付けられて時刻表示を行って
いる。
日ノ裏車7には日ノ裏中間値9が、該日ノ裏中間車9
には小鉄車10が常時噛合っており、時刻修正時には小鉄
車10とツヅミ車11が噛合い、リューズの回転動作により
巻真16が回転してツヅミ車11を回転させ、時針1、分針
2を修正する一般的な時計の輪列構造を形成している。
14はオシドリであり、地板17に設けられたオシドリ軸
17aに回転中心に回転し、その一端14aは巻真16の溝部16
aと係合してリューズ押し引き操作により、通常使用状
態すなわちリューズ押し込み状態、時差修正状態すなわ
ちリューズ1段引き状態及び通常時刻修正状態すなわち
リューズ2段引き状態の3位置を作動する。
この3位置の度決め(節度)はオシドリ14のもう一方
の端部に設けられた円柱状の凸起14bと、裏押え22に設
けられた山と谷の形状をした節度部22aによりなされて
いる。
さらにオシドリの最端部には作動部14cが設けられて
おり、カンヌキ12、ブレーキリセットレバー13が係合
し、オシドリ14の作動部14cとのそれぞれの係合部12a、
13aの形状により、そしてオシドリの位置により、カン
ヌキ12はツヅミ車11の位置を制御し、ブレーキリセット
レバー13は秒車6のブレーキとリセット信号の制御を行
うようになっている。
15は切替えレバーであり、巻真スペーサー21に設けら
れた軸部21aを回転中心に平面的に回転し、一端に形成
されている軸支部15aは日ノ裏車7を軸支する日ノ裏車
軸8を制御し、もう一端にはバネ性を持ったカバー部15
cの先端に作動部15bが設けられており、前述のブレーキ
リセットレバー13の側部13cと係合するように形成され
ている。
今、オシドリ14の各3位置、すなわち通常使用状態、
時差修正状態、通常時刻修正状態をそれぞれ位置A、
B、Cと表わし、その位置に対応するカンヌキ12、ブレ
ーキリセットレバー13、切替レバー15の位置も同様、位
置A、B、Cと表示して作動を説明する。
カンヌキ12、ブレーキリセットレバー13は地板17に設
けられたカンヌキ軸17bを回転中心にして、オシドリ14
の作動部14cに対して端部に設けられたバネ性により常
時加圧力を持って接触するようになっている。
リューズを押し込んだ通常使用状態の時、カンヌキ12
の係合部12aはA位置にあり、その先端のツヅミ車作動
部12bによってツヅミ車11は小鉄車10と噛合わない位置
にある。このときはリューズにより巻真16を回転しツヅ
ミ車11を回転させても、何等の時刻修正も行われない。
又このとき、ブレーキリセットレバー13のオシドリ係
合部13aもA位置であり、その先端のリセット部13bは回
路基板20に設けられたリセットパターン20aとは離れて
おり、リセット信号は発生しない。
もう一方の先端のブレーキ部13dは秒車6の歯部とは
離れており、秒車6のブレーキは作動しない。
又切替レバー15に形成されているブレーキリセットレ
バー13の係合部13cとの作動部15bも同様にA位置にあ
り、このとき日ノ裏車軸8の軸支部15aもA位置にあ
り、日ノ裏車7と分車5および筒車4との噛合いは正常
位置で噛合う位置になる様になっており、時計は通常表
示を行うための運針をしている。
次にリューズを1段引き出し時差修正状態とすると、
オシドリ14はB位置となり、カンヌキ12のオシドリ14と
の係合部12aはB位置に移動し、その先端のツヅミ車作
動部12bはツヅミ車11が小鉄車10と噛合うB位置に移動
し、リューズ回転動作で小鉄車10、日ノ裏中間車9、日
ノ裏車7を回転可能な状態にする。
このとき、ブレーキリセットレバー13のオシドリ係合
部13aもB位置に移動し、且つその先端に形成されてい
るリセット部13b及びブレーキ部13dもまたB位置に移動
し、リセットもブレーキも作動しない。
更に切替えレバー15に形成されているブレーキリセッ
トレバー13の係合部13cとの作動部15bも同様にBに位置
に移動する。このとき切替レバー15の日ノ裏車軸8の軸
支部15aもB位置に移動する。ここで、日ノ裏車7の日
ノ裏歯車7a、分車5の分カナ5aの歯形モジュールは、日
ノ裏車7の日ノ裏カナ7b、筒車4の筒歯車4aの歯形モジ
ュールの約1/2程度に設定してあるため、日ノ裏車7の
日ノ裏車軸8がB位置に移動すると日ノ裏歯車7aと分カ
ナ5aの噛合いは外れるが、日ノ裏カナ7bと筒歯車4aとの
噛合いは外れないようになっている。
この状態でリューズを回しツヅミ車11を回転すると、
小鉄車10、日ノ裏中間9、日ノ裏車7、筒車4が回転
し、分針2や秒針3に関係なく時針1のみが自由に回転
し時針1のみの修正が可能となる。又、そのとき秒車6
や分車5は通常時刻の回転を続け、秒針3と分針2は通
常運針をして通常時刻を表示している。
さらにもう1段リューズを引き出し通常時刻修正状態
とすると、オシドリ14がC位置に移動し、カンヌキ12の
オシドリ14との係合部12aはC位置に移動するが、その
先端のツヅミ車作動部12bはB位置と変らず、ツヅミ車1
1と小鉄車10は噛合った状態を保っている。このときブ
レーキリセットレバー13のオシドリ係合部13aはC位置
に移動し、その先端のリセット部13b及びブレーキ部13d
もC位置に移動し、リセット部13bは回路基板20のリセ
ットパターン20aと接触してリセット信号が入り時計の
パルスモーターは停止し、秒車6、分車5、筒車4は停
止する。そして、ブレーキ部13dは秒車6の歯車6aを圧
接し秒車6にブレーキを掛ける。
又、切替えレバー15に形成されているブレーキリセッ
トレバー13の結合部13cとの作動部15bはC位置に移動
し、切替えレバー15の日ノ裏車軸8の軸支部15aはA位
置と同じC位置に移動し、日ノ裏歯車7aと分カナ5aは噛
合い位置になる。
又、この状態では切替えレバー15の作動部15bとその
回転中心部21aのバネ部15cが作用し、日ノ裏車軸8の輪
列受18と中受19の壁部18a、19aに押し付けるように作用
する。これは日ノ裏車7と分車5の噛合いが外れるのを
防止するためであり、今リューズを回転し、ツヅミ車1
1、小鉄車21、日ノ裏中間車9、日ノ裏車7、分車5及
び筒車4を回転させ、分針2、時針1を修正する場合、
分車5の分カナ5aと分歯車5bはスリップ構造になってお
り、分カナ5aは回転しても、分歯車5bと噛合う3番車
(図示せず)及び秒車5はブレーキリセットレバー13の
ブレーキにより回転しないようになっており、このカナ
5aと分歯車5bのスリップ反力により日ノ裏車7が分車5
より離れようとするのを防止するように、前述の切替え
レバー15のバネ部15cが作用するようになっている。
又、この状態では当然秒針3は停止している。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように本発明によれば、時差修
正に際し、巻真やツヅミ車や小鉄車等の従来の通常時刻
修正機構をそのまま使用し、日ノ裏車の日ノ裏車軸を平
面的に位置を変えることにより分カナと日ノ歯車の噛合
いを外して筒車のみを回転させ時針のみ修正可能にし、
秒針、分針は通常運針を継続させているので通常時刻が
狂うことはない。
さらに時計の輪列は増えることもなく、特に時計の中
心輪列の秒車、分車、筒車は時差修正のない通常の従来
輪列と全く同様に構成出来るので、従来の時差修正輪列
の如く、日ノ裏車と噛合う筒車と針を付ける筒車との2
種類を使用する必要はなく、従ってこの2種類の筒車を
結合するスリップ部材等も不用であり、部品点数も少な
くできるので低価格であり、又部品の重なりもないため
薄型化が可能である等の多大の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の時計要部平面図、第2図は本
発明の実施例の通常使用状態の時計要部断面図、第3図
は本発明の実施例の時差修正状態を示す時計要部断面図
である。 1……時計、2……分針、3……秒針、 4……筒車、5……分車、6……秒車、 7……日ノ裏車、8……日ノ裏車軸、 9……日ノ裏中間車、10……小鉄車、 11……ツヅミ車、12……カンヌキ、 13……ブレーキリセットレバー、 14……オシドリ、15……切替えレバー、 16……巻真、17……地板、 18……輪列受、19……中受、 20……回路基板、21……巻真スペーサ、 22……裏押え。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時針を回転させて時刻を修正可能な時差修
    正時計において、時針を装着する筒車と、分針を装着し
    分歯車と分カナより成る分車と、外部操作部材としての
    巻真と、前記筒車に噛合する日ノ裏カナと前記分カナに
    噛合する日ノ裏歯車より成り前記巻真に連動して回転す
    る日ノ裏車と、該日ノ裏車の少なくとも一方の軸を軸支
    し前記巻真に連動して移動する切替えレバーとより成
    り、前記巻真の引出し位置に連動して前記切替えレバー
    を平面的に移動させ、前記日ノ裏車のホゾをずらすこと
    によって、前記日ノ裏歯車と前記分カナの噛合いのみを
    外すよう構成したことを特徴とする時差修正時計。
JP63028734A 1988-02-12 1988-02-12 時差修正時計 Expired - Fee Related JP2690097B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5946354B2 (ja) * 1976-09-20 1984-11-12 セイコーインスツルメンツ株式会社 時針修正機構付時計
JPS5518951A (en) * 1978-07-27 1980-02-09 Citizen Watch Co Ltd Watch with time difference correction
JPS62174290U (ja) * 1986-04-24 1987-11-05

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