JP2689918B2 - Museデコーダ - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高品位テレビジョンにお
ける、MUSEデコーダ回路に関する。
ける、MUSEデコーダ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4を参照して、MUSE(Multiple S
ub-Nyquist Sampling Encoding)方式により帯域圧縮さ
れた信号をデコードするMUSEデコーダ回路の従来の
構成例を説明する。
ub-Nyquist Sampling Encoding)方式により帯域圧縮さ
れた信号をデコードするMUSEデコーダ回路の従来の
構成例を説明する。
【0003】図4において、入力端子1は、A/D変換
器2の入力に接続され、A/D変換器2の出力は、映像
信号処理回路6の入力及び同期回路3の入力に接続され
る。同期回路3の出力は、映像信号処理回路6の制御入
力に接続される。映像信号処理回路6の出力は、D/A
変換器7のデータ入力に接続され、D/A変換器7の出
力は、映像信号出力端子8へ接続される。
器2の入力に接続され、A/D変換器2の出力は、映像
信号処理回路6の入力及び同期回路3の入力に接続され
る。同期回路3の出力は、映像信号処理回路6の制御入
力に接続される。映像信号処理回路6の出力は、D/A
変換器7のデータ入力に接続され、D/A変換器7の出
力は、映像信号出力端子8へ接続される。
【0004】次に、このMUSEデコーダの動作を説明
する。MUSE方式で圧縮されたアナログ信号は、入力
端子1から入力されA/D変換器2でデジタル信号に変
換される。このデジタル信号は、映像信号処理回路6に
て、デジタルの映像信号となり、D/A変換器7でアナ
ログ信号に変換され映像信号出力端子8より出力され
る。同期回路3は、A/D変換器2でデジタル信号に変
換されたMUSE信号から各種制御信号を発生し映像信
号処理回路6に供給する。
する。MUSE方式で圧縮されたアナログ信号は、入力
端子1から入力されA/D変換器2でデジタル信号に変
換される。このデジタル信号は、映像信号処理回路6に
て、デジタルの映像信号となり、D/A変換器7でアナ
ログ信号に変換され映像信号出力端子8より出力され
る。同期回路3は、A/D変換器2でデジタル信号に変
換されたMUSE信号から各種制御信号を発生し映像信
号処理回路6に供給する。
【0005】このような構成のMUSEデコーダの場
合、同期がはずれた時、すなわち無信号時には映像信号
処理回路6にランダムな信号が入力され、映像信号処理
回路6の消費電力が実動作時よりも大きくなり、セット
の電源設計、LSIの消費電力設計に余分の負担をかけ
ることになる。
合、同期がはずれた時、すなわち無信号時には映像信号
処理回路6にランダムな信号が入力され、映像信号処理
回路6の消費電力が実動作時よりも大きくなり、セット
の電源設計、LSIの消費電力設計に余分の負担をかけ
ることになる。
【0006】MUSE信号が入力されていないときのM
USEデコーダの消費電力を低減する方法として、例え
ば特開平3−40608号公報には、波形等化回路の補
正フィルタの入力の信号レベルを0に固定する構成が提
案されている。図5を参照して、前記公報に開示された
MUSEデコーダを説明する。
USEデコーダの消費電力を低減する方法として、例え
ば特開平3−40608号公報には、波形等化回路の補
正フィルタの入力の信号レベルを0に固定する構成が提
案されている。図5を参照して、前記公報に開示された
MUSEデコーダを説明する。
【0007】図5を参照して、入力端子1は、A/D変
換器2の入力に接続される。同期回路3は、A/D変換
器2の出力を入力して映像信号から同期信号を検出し、
検出した同期信号に位相ロックしたクロックや内部同期
信号等の各種制御信号を発生する。なお、同期回路3
は、位相比較器、ループフィルタ、VCO(電圧制御発
振器)から成る位相同期ループ(PLL)回路と判定回
路(いずれも不図示)から構成され、判定回路は位相比
較器の出力からロック状態及びアンロック状態を判定す
る。
換器2の入力に接続される。同期回路3は、A/D変換
器2の出力を入力して映像信号から同期信号を検出し、
検出した同期信号に位相ロックしたクロックや内部同期
信号等の各種制御信号を発生する。なお、同期回路3
は、位相比較器、ループフィルタ、VCO(電圧制御発
振器)から成る位相同期ループ(PLL)回路と判定回
路(いずれも不図示)から構成され、判定回路は位相比
較器の出力からロック状態及びアンロック状態を判定す
る。
【0008】切換回路4の入力にはA/D変換器2の出
力と、レベル0固定回路18が接続され、入力信号を切
換える切換制御信号として同期回路3の出力が接続され
る。補正フィルタ19は、非巡回型のデジタルフィルタ
で構成され切換回路4の出力を入力し、波形歪成分の補
正信号を抽出するものである。補正フィルタ19の出力
とA/D変換器2の出力は、混合器20に入力され加算
又は減算される。混合器20からの出力は、映像信号処
理回路6へ入力され、映像信号処理回路6の出力はD/
A変換器7の入力へ接続され、D/A変換器7の出力は
映像信号出力端子8へ接続される。
力と、レベル0固定回路18が接続され、入力信号を切
換える切換制御信号として同期回路3の出力が接続され
る。補正フィルタ19は、非巡回型のデジタルフィルタ
で構成され切換回路4の出力を入力し、波形歪成分の補
正信号を抽出するものである。補正フィルタ19の出力
とA/D変換器2の出力は、混合器20に入力され加算
又は減算される。混合器20からの出力は、映像信号処
理回路6へ入力され、映像信号処理回路6の出力はD/
A変換器7の入力へ接続され、D/A変換器7の出力は
映像信号出力端子8へ接続される。
【0009】次に、図5に示すMUSEデコーダの動作
を説明する。
を説明する。
【0010】入力端子1から入力されたアナログ信号
は、A/D変換器2でデジタル信号に変換される。同期
回路3は、A/D変換器2で変換されたデジタルのMU
SE信号から映像信号処理回路6で必要な各種制御信号
を生成するものであるが、該制御信号の一つに、同期回
路3に入力された信号がMUSE信号であり同期がとれ
た場合はロック状態になったことを示し、MUSE信号
以外の時はアンロック状態であることを示すロック/ア
ンロック信号がある。
は、A/D変換器2でデジタル信号に変換される。同期
回路3は、A/D変換器2で変換されたデジタルのMU
SE信号から映像信号処理回路6で必要な各種制御信号
を生成するものであるが、該制御信号の一つに、同期回
路3に入力された信号がMUSE信号であり同期がとれ
た場合はロック状態になったことを示し、MUSE信号
以外の時はアンロック状態であることを示すロック/ア
ンロック信号がある。
【0011】切換回路4は、同期回路から出力されるロ
ック/アンロック信号を用いて制御され、ロック状態の
ときはA/D変換器2の出力が選択され、アンロック状
態のときはレベル0固定回路18が選択される。
ック/アンロック信号を用いて制御され、ロック状態の
ときはA/D変換器2の出力が選択され、アンロック状
態のときはレベル0固定回路18が選択される。
【0012】補正フィルタ19には、MUSE信号が入
力されていないときはレベル0固定回路18が入力され
るが、この信号レベル0は信号変化のない一定値である
ため、補正フィルタ19の動作は、ダイナミックな動作
ではなく、スタティックな状態(又は停止状態)とする
ことができ、消費電力の低減化が図れる。
力されていないときはレベル0固定回路18が入力され
るが、この信号レベル0は信号変化のない一定値である
ため、補正フィルタ19の動作は、ダイナミックな動作
ではなく、スタティックな状態(又は停止状態)とする
ことができ、消費電力の低減化が図れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すMUSEデコーダの場合、MUSE信号が入力され
ない時に波形等化回路の補正フィルタ19にのみ入力デ
ータを固定して消費電力の低減化を図る構成とされ、映
像信号処理回路6には常に信号が入力されるため、セッ
ト全体としての消費電力の改善効果は薄いという問題が
ある。
示すMUSEデコーダの場合、MUSE信号が入力され
ない時に波形等化回路の補正フィルタ19にのみ入力デ
ータを固定して消費電力の低減化を図る構成とされ、映
像信号処理回路6には常に信号が入力されるため、セッ
ト全体としての消費電力の改善効果は薄いという問題が
ある。
【0014】また、近時、無信号時に映像出力をその出
力段で固定し、例えば青色を画面に表示することが行な
われているが、図5に示すMUSEデコーダの場合、こ
のような処理も消費電力削減には何ら寄与しない。
力段で固定し、例えば青色を画面に表示することが行な
われているが、図5に示すMUSEデコーダの場合、こ
のような処理も消費電力削減には何ら寄与しない。
【0015】以上のように、従来のMUSEデコーダで
は、映像信号処理回路が常に信号処理を行っているか、
もしくは波形等化回路の補正フィルタ部についてのみ入
力データを固定して消費電力を低減しているため、映像
信号処理回路には常に信号が入力される。このため無信
号時等のランダムパターンが入力されるような場合に
は、消費電力が増大し電子回路の素子に負担をかけるこ
とになる。
は、映像信号処理回路が常に信号処理を行っているか、
もしくは波形等化回路の補正フィルタ部についてのみ入
力データを固定して消費電力を低減しているため、映像
信号処理回路には常に信号が入力される。このため無信
号時等のランダムパターンが入力されるような場合に
は、消費電力が増大し電子回路の素子に負担をかけるこ
とになる。
【0016】そして、前記特開平3−40608号公報
に開示されたMUSEデコーダにおいては、前記の如
く、システム全体の消費電力削減には寄与せず、また他
の用途への応用もきかないという問題がある。
に開示されたMUSEデコーダにおいては、前記の如
く、システム全体の消費電力削減には寄与せず、また他
の用途への応用もきかないという問題がある。
【0017】従って、本発明は前記問題点を解消し、入
力信号がMUSE信号以外のとき、あるいはMUSE信
号であってもノイズレベルが高い場合に、任意のMUS
E信号を映像信号処理回路へ入力することで、映像信号
処理回路の消費電力を低減すると共に、テスト画面への
切換えを自動的に行うMUSEデコーダを提供すること
を目的とする。
力信号がMUSE信号以外のとき、あるいはMUSE信
号であってもノイズレベルが高い場合に、任意のMUS
E信号を映像信号処理回路へ入力することで、映像信号
処理回路の消費電力を低減すると共に、テスト画面への
切換えを自動的に行うMUSEデコーダを提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、MUSE方式でデータ圧縮されたアナログ信
号をA/D変換器でデジタル信号に変換し映像信号処理
回路にて映像信号に変換するMUSEデコーダにおい
て、前記A/D変換器で変換されたデジタル信号を入力
して同期検出を行いMUSE信号か否かを判別して判別
信号を出力する同期回路と、任意の映像信号を出力する
信号発生器と、前記同期回路からの判別信号に基づき前
記A/D変換器の出力信号と前記信号発生器の映像出力
信号とを選択して切換える切換回路と、前記切換回路の
出力を映像信号に変換する映像信号処理回路と、を有す
ることを特徴とするMUSEデコーダを提供する。
本発明は、MUSE方式でデータ圧縮されたアナログ信
号をA/D変換器でデジタル信号に変換し映像信号処理
回路にて映像信号に変換するMUSEデコーダにおい
て、前記A/D変換器で変換されたデジタル信号を入力
して同期検出を行いMUSE信号か否かを判別して判別
信号を出力する同期回路と、任意の映像信号を出力する
信号発生器と、前記同期回路からの判別信号に基づき前
記A/D変換器の出力信号と前記信号発生器の映像出力
信号とを選択して切換える切換回路と、前記切換回路の
出力を映像信号に変換する映像信号処理回路と、を有す
ることを特徴とするMUSEデコーダを提供する。
【0019】また、本発明は、別の視点において、MU
SE方式でデータ圧縮されたアナログ信号をA/D変換
器でデジタル信号に変換し映像信号処理回路にて映像信
号に変換するMUSEデコーダにおいて、前記A/D変
換器で変換されたデジタル信号を入力して同期検出を行
いMUSE信号か否かを判別して判別信号を出力する同
期回路と、前記A/D変換器からのデジタル信号よりノ
イズレベルを判定し該ノイズレベルが所定値以上のとき
はノイズレベル信号を出力するノイズ検出回路と、任意
の映像信号を出力する信号発生器と、前記同期回路から
の判別信号および前記ノイズ検出回路からのノイズレベ
ル信号に基づき前記A/D変換器の出力信号と前記信号
発生器の映像出力信号を選択して切換える切換回路と、
前記切換回路の出力を映像信号に変換する映像信号処理
回路と、を有することを特徴とするMUSEデコーダを
提供する。
SE方式でデータ圧縮されたアナログ信号をA/D変換
器でデジタル信号に変換し映像信号処理回路にて映像信
号に変換するMUSEデコーダにおいて、前記A/D変
換器で変換されたデジタル信号を入力して同期検出を行
いMUSE信号か否かを判別して判別信号を出力する同
期回路と、前記A/D変換器からのデジタル信号よりノ
イズレベルを判定し該ノイズレベルが所定値以上のとき
はノイズレベル信号を出力するノイズ検出回路と、任意
の映像信号を出力する信号発生器と、前記同期回路から
の判別信号および前記ノイズ検出回路からのノイズレベ
ル信号に基づき前記A/D変換器の出力信号と前記信号
発生器の映像出力信号を選択して切換える切換回路と、
前記切換回路の出力を映像信号に変換する映像信号処理
回路と、を有することを特徴とするMUSEデコーダを
提供する。
【0020】本発明においては、前記同期回路からの判
別信号がMUSE信号以外の入力を示す場合、又は前記
ノイズ検出回路からのノイズレベル信号が所定値以上の
ノイズの存在を示す場合に、前記切換回路が、前記信号
発生回路の出力信号を選択して前記映像信号処理回路に
出力するように構成される。
別信号がMUSE信号以外の入力を示す場合、又は前記
ノイズ検出回路からのノイズレベル信号が所定値以上の
ノイズの存在を示す場合に、前記切換回路が、前記信号
発生回路の出力信号を選択して前記映像信号処理回路に
出力するように構成される。
【0021】さらに、本発明においては、前記信号発生
器が、任意レベルに設定される固定データを発生する回
路とテスト画面データを発生する回路と、これら回路の
出力のいずれか一方を選択する切換回路とを、Y信号と
C信号について夫々備え、更にY信号領域とC信号領域
について前記切換回路の出力を選択して出力することを
特徴とする。
器が、任意レベルに設定される固定データを発生する回
路とテスト画面データを発生する回路と、これら回路の
出力のいずれか一方を選択する切換回路とを、Y信号と
C信号について夫々備え、更にY信号領域とC信号領域
について前記切換回路の出力を選択して出力することを
特徴とする。
【0022】
【作用】本発明によれば、同期がとれない時はMUSE
信号処理回路全体の入力を任意データに切換える。任意
データを固定データにすればMUSE信号処理回路全体
の消費電力を低減できる。また、テスト画面を表示する
ように任意データを出力すれば、MUSE信号以外のと
き自動的にテスト画面になる。
信号処理回路全体の入力を任意データに切換える。任意
データを固定データにすればMUSE信号処理回路全体
の消費電力を低減できる。また、テスト画面を表示する
ように任意データを出力すれば、MUSE信号以外のと
き自動的にテスト画面になる。
【0023】また、本発明によれば、MUSE信号入力
時であってもノイズレベルが高い場合は、任意のMUS
E信号を映像信号処理回路に入力するように構成されて
いるため、任意データを固定データにすればMUSE信
号処理回路全体の消費電力を低減することができ、テス
ト画面を表示するように任意データを出力すれば、MU
SE信号以外のとき自動的にテスト画面になる。
時であってもノイズレベルが高い場合は、任意のMUS
E信号を映像信号処理回路に入力するように構成されて
いるため、任意データを固定データにすればMUSE信
号処理回路全体の消費電力を低減することができ、テス
ト画面を表示するように任意データを出力すれば、MU
SE信号以外のとき自動的にテスト画面になる。
【0024】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
明する。
【0025】
【実施例1】図1を参照して、本発明の一実施例を説明
する。図1に示すように、入力端子1は、A/D変換器
2の入力に接続される。同期回路3の入力は、A/D変
換器2の出力に接続される。切換回路4の入力にはA/
D変換器2の出力と任意のMUSE信号を発生する信号
発生器5の出力とが接続され、入力信号を切換える切換
制御信号として同期回路3の判別信号3Aが接続され
る。切換回路4の出力は、映像信号処理回路6のデータ
入力に接続され、映像信号処理回路6の出力は、D/A
変換器7の出力に接続される。D/A変換器の出力は、
映像信号出力端子8に接続される。
する。図1に示すように、入力端子1は、A/D変換器
2の入力に接続される。同期回路3の入力は、A/D変
換器2の出力に接続される。切換回路4の入力にはA/
D変換器2の出力と任意のMUSE信号を発生する信号
発生器5の出力とが接続され、入力信号を切換える切換
制御信号として同期回路3の判別信号3Aが接続され
る。切換回路4の出力は、映像信号処理回路6のデータ
入力に接続され、映像信号処理回路6の出力は、D/A
変換器7の出力に接続される。D/A変換器の出力は、
映像信号出力端子8に接続される。
【0026】次に本実施例の動作を説明する。
【0027】図1を参照して、入力端子1から入力され
たアナログ信号はA/D変換器2でデジタル信号に変換
される。同期回路3はA/D変換器2で変換されたデジ
タルのMUSE信号から映像信号処理回路6で必要な制
御信号を生成するものであり、該制御信号の一つとし
て、同期回路3に入力された信号がMUSE信号であり
同期がとれた場合はロック状態になり、MUSE信号以
外の時はアンロック状態であることを示すロック/アン
ロック信号3A(「判別信号」ともいう)を出力する。
なお、同期回路3は、例えば図5に示す従来のMUSE
デコーダと同様に、不図示の位相比較器、ループフィル
タ、VCO(電圧制御発振器)から成る位相同期ループ
(PLL)回路と判定回路から構成され、判定回路は位
相比較器の出力からロック状態及びアンロック状態を判
定する。
たアナログ信号はA/D変換器2でデジタル信号に変換
される。同期回路3はA/D変換器2で変換されたデジ
タルのMUSE信号から映像信号処理回路6で必要な制
御信号を生成するものであり、該制御信号の一つとし
て、同期回路3に入力された信号がMUSE信号であり
同期がとれた場合はロック状態になり、MUSE信号以
外の時はアンロック状態であることを示すロック/アン
ロック信号3A(「判別信号」ともいう)を出力する。
なお、同期回路3は、例えば図5に示す従来のMUSE
デコーダと同様に、不図示の位相比較器、ループフィル
タ、VCO(電圧制御発振器)から成る位相同期ループ
(PLL)回路と判定回路から構成され、判定回路は位
相比較器の出力からロック状態及びアンロック状態を判
定する。
【0028】切換回路4では、A/D変換器2の出力と
信号発生器5の出力を、同期回路3のロック/アンロッ
ク信号3Aを基に切換え、ロック状態のときはA/D変
換器2から出力されたMUSE信号を出力し、アンロッ
ク状態のときは信号発生器5から出力されたMUSE信
号を出力する。切換回路4の出力は映像信号処理回路6
に入力され、MUSE信号から映像信号となり、D/A
変換器7でアナログ信号に変換して映像信号出力端子8
へ出力する。
信号発生器5の出力を、同期回路3のロック/アンロッ
ク信号3Aを基に切換え、ロック状態のときはA/D変
換器2から出力されたMUSE信号を出力し、アンロッ
ク状態のときは信号発生器5から出力されたMUSE信
号を出力する。切換回路4の出力は映像信号処理回路6
に入力され、MUSE信号から映像信号となり、D/A
変換器7でアナログ信号に変換して映像信号出力端子8
へ出力する。
【0029】次に、図3を参照して、任意データを出力
する信号発生器5の構成の一例を説明する。信号発生器
5は、Y信号、及びC信号について互いに独立にランプ
信号や任意のレベルに設定できる。
する信号発生器5の構成の一例を説明する。信号発生器
5は、Y信号、及びC信号について互いに独立にランプ
信号や任意のレベルに設定できる。
【0030】図3に示すように、Yランプ信号用カウン
タ10の出力と、任意レベル設定回路11の出力は、切
換回路14の入力に接続される。Cランプ信号用カウン
タ12の出力と、任意レベル設定回路13の出力は、切
換回路15の入力に接続される。
タ10の出力と、任意レベル設定回路11の出力は、切
換回路14の入力に接続される。Cランプ信号用カウン
タ12の出力と、任意レベル設定回路13の出力は、切
換回路15の入力に接続される。
【0031】切換回路14の出力と、切換回路15の出
力は切換回路16の入力に接続され、切換回路16の出
力は出力端子17に接続される。
力は切換回路16の入力に接続され、切換回路16の出
力は出力端子17に接続される。
【0032】Yランプ信号用カウンタ10は、MUSE
信号のY領域の始めでリセットされカウントアップす
る。切換回路14でYランプ信号用カウンタ10の出力
と任意レベル設定回路11から出力される任意レベルを
切換える。
信号のY領域の始めでリセットされカウントアップす
る。切換回路14でYランプ信号用カウンタ10の出力
と任意レベル設定回路11から出力される任意レベルを
切換える。
【0033】C信号についてもY信号と同様に、Cラン
プ信号用カウンタ12は、MUSE信号のC領域の始め
でリセットされカウントアップする。切換回路15でC
ランプ信号用カウンタ12の出力と任意レベル設定回路
13から出力される任意レベルを切換える。
プ信号用カウンタ12は、MUSE信号のC領域の始め
でリセットされカウントアップする。切換回路15でC
ランプ信号用カウンタ12の出力と任意レベル設定回路
13から出力される任意レベルを切換える。
【0034】切換回路14から出力されたY信号と切換
回路15から出力されたC信号は、切換回路16にて、
MUSE信号のY信号領域のときはY信号に、C信号領
域のときはC信号に切換えて、出力端子17から出力さ
れる。
回路15から出力されたC信号は、切換回路16にて、
MUSE信号のY信号領域のときはY信号に、C信号領
域のときはC信号に切換えて、出力端子17から出力さ
れる。
【0035】これによって、MUSE信号以外を入力し
たときに任意のMUSE信号を映像信号処理回路6へ供
給することができると共に、信号発生器5の出力を一定
データに固定すれば映像信号処理回路6の消費電力を低
減することができる。
たときに任意のMUSE信号を映像信号処理回路6へ供
給することができると共に、信号発生器5の出力を一定
データに固定すれば映像信号処理回路6の消費電力を低
減することができる。
【0036】また、信号発生器5の出力をテスト画面を
表示するデータ(ランプ信号用カウンタ出力)にすれ
ば、MUSE信号以外の入力時には自動的にテスト画面
とすることができる。このように、本実施例は、MUS
E信号以外のとき自動的にテスト画面にできるため、デ
コーダテスト回路と兼用することができる。
表示するデータ(ランプ信号用カウンタ出力)にすれ
ば、MUSE信号以外の入力時には自動的にテスト画面
とすることができる。このように、本実施例は、MUS
E信号以外のとき自動的にテスト画面にできるため、デ
コーダテスト回路と兼用することができる。
【0037】
【実施例2】次に図2を参照して、本発明の第2の実施
例を説明する。図2において、図1と同様の機能を有す
る要素には同一の参照番号が附されている。
例を説明する。図2において、図1と同様の機能を有す
る要素には同一の参照番号が附されている。
【0038】図2に示すように、本実施例は、図1に示
す前記第1の実施例の回路に、MUSE信号中のノイズ
レベルを検出するノイズ検出回路9を追加したものであ
り、以下では前記第1の実施例との相違点を説明する。
す前記第1の実施例の回路に、MUSE信号中のノイズ
レベルを検出するノイズ検出回路9を追加したものであ
り、以下では前記第1の実施例との相違点を説明する。
【0039】図2を参照して、ノイズ検出回路9の入力
はA/D変換器2の出力に接続され、切換回路4の入力
信号を切換える切換制御信号としてノイズ検出回路9の
出力信号9Aが接続される。切換回路4の切換制御信号
としては、前記第1の実施例と同様に、同期回路3から
ロック/アンロック信号3Aも接続されている。
はA/D変換器2の出力に接続され、切換回路4の入力
信号を切換える切換制御信号としてノイズ検出回路9の
出力信号9Aが接続される。切換回路4の切換制御信号
としては、前記第1の実施例と同様に、同期回路3から
ロック/アンロック信号3Aも接続されている。
【0040】なお、信号発生器5は、前記第1の実施例
と同様に、図3に示すような回路で構成される。
と同様に、図3に示すような回路で構成される。
【0041】次に、本実施例の動作について説明する。
【0042】A/D変換器2からデジタル信号はノイズ
検出回路9へ入力され、ノイズ検出回路9は、入力信号
のノイズレベルを測定し一定レベル以上になるとノイズ
レベル信号9Aを出力する。
検出回路9へ入力され、ノイズ検出回路9は、入力信号
のノイズレベルを測定し一定レベル以上になるとノイズ
レベル信号9Aを出力する。
【0043】ノイズレベル信号9Aは切換回路4に接続
されており、MUSE信号が入力されている場合でも、
ノイズレベルが所定レベル以上になると、切換回路4は
信号発生器5のMUSE信号を選択する。
されており、MUSE信号が入力されている場合でも、
ノイズレベルが所定レベル以上になると、切換回路4は
信号発生器5のMUSE信号を選択する。
【0044】これによって、MUSE信号を受信してい
る場合でもノイズレベルが高い場合は、信号発生器5か
ら切換回路4を介して任意のMUSE信号を映像信号処
理回路6へ供給することができる。
る場合でもノイズレベルが高い場合は、信号発生器5か
ら切換回路4を介して任意のMUSE信号を映像信号処
理回路6へ供給することができる。
【0045】以上、上記実施例では、本線の信号処理系
のデータを任意に固定できるため、任意の出力画面を設
定することが可能とされ、無信号時に最終出力段にて信
号を固定するための回路と共用することができる。
のデータを任意に固定できるため、任意の出力画面を設
定することが可能とされ、無信号時に最終出力段にて信
号を固定するための回路と共用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、M
USE信号以外を入力したとき、任意のMUSE信号を
映像信号処理回路に入力することができるため、一定デ
ータに固定すれば映像信号処理回路の消費電力を低減す
ることができ、また、テスト画面を表示できるデータに
すればMUSE信号以外のとき自動的にテスト画面にで
きるため、デコーダテスト回路と兼用できるという効果
を有する。
USE信号以外を入力したとき、任意のMUSE信号を
映像信号処理回路に入力することができるため、一定デ
ータに固定すれば映像信号処理回路の消費電力を低減す
ることができ、また、テスト画面を表示できるデータに
すればMUSE信号以外のとき自動的にテスト画面にで
きるため、デコーダテスト回路と兼用できるという効果
を有する。
【0047】また本発明によれば、MUSE信号入力時
であってもノイズレベルが高い場合は、任意のMUSE
信号を映像信号処理回路に入力するように構成されてい
るため、一定データに固定すれば映像信号処理回路の消
費電力を低減することができ、また、テスト画面を表示
できるデータにすればMUSE信号以外のとき自動的に
テスト画面にできるため、デコーダテスト回路と兼用で
きるという効果を有する。
であってもノイズレベルが高い場合は、任意のMUSE
信号を映像信号処理回路に入力するように構成されてい
るため、一定データに固定すれば映像信号処理回路の消
費電力を低減することができ、また、テスト画面を表示
できるデータにすればMUSE信号以外のとき自動的に
テスト画面にできるため、デコーダテスト回路と兼用で
きるという効果を有する。
【0048】また、本発明においては、本線の信号処理
系のデータを任意に固定できるため、任意の出力画面を
設定することができる。このため、本発明は、近時用い
られている、無信号時に最終出力段にて信号を固定する
回路、と共用することができるという効果を有する。
系のデータを任意に固定できるため、任意の出力画面を
設定することができる。このため、本発明は、近時用い
られている、無信号時に最終出力段にて信号を固定する
回路、と共用することができるという効果を有する。
【図1】本発明に係るMUSEデコーダの第1の実施例
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図2】本発明に係るMUSEデコーダの第2の実施例
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図3】本発明における信号発生器の構成の一例を示す
図である。
図である。
【図4】従来のMUSEデコーダの回路図である。
【図5】特開平3−40608号公報に開示されたMU
SEデコーダの構成を示す図である。
SEデコーダの構成を示す図である。
1 入力端子 2 A/D変換器 3 同期回路 3A 判別信号(ロック/アンロック信号) 4 切換回路 5 信号発生器 6 映像信号処理回路 7 D/A変換器 8 映像信号出力端子 9 ノイズ検出回路 9A ノイズレベル信号 10 Yランプ信号用カウンタ 11、13 任意レベル設定回路 12 Cランプ信号用カウンタ 14〜16 切換回路 17 出力端子 18 レベル0固定回路 19 補正フィルタ 20 混合器
Claims (4)
- 【請求項1】MUSE方式でデータ圧縮されたアナログ
信号をA/D変換器でデジタル信号に変換し映像信号処
理回路にて映像信号に変換するMUSEデコーダにおい
て、 前記A/D変換器で変換されたデジタル信号を入力して
同期検出を行いMUSE信号か否かを判別して判別信号
を出力する同期回路と、 任意の映像信号を出力する信号発生器と、 前記同期回路からの判別信号を切換制御信号として入力
し前記A/D変換器の出力信号と前記信号発生器の映像
出力信号とを切換える切換回路と、 前記切換回路の出力を映像信号に変換する映像信号処理
回路と、 を有することを特徴とするMUSEデコーダ。 - 【請求項2】MUSE方式でデータ圧縮されたアナログ
信号をA/D変換器でデジタル信号に変換し映像信号処
理回路にて映像信号に変換するMUSEデコーダにおい
て、 前記A/D変換器で変換されたデジタル信号を入力して
同期検出を行いMUSE信号か否かを判別して判別信号
を出力する同期回路と、 前記A/D変換器からのデジタル信号よりノイズレベル
を判定し該ノイズレベルが所定値以上のときはノイズレ
ベル信号を出力するノイズ検出回路と、 任意の映像信号を出力する信号発生器と、 前記同期回路からの判別信号および前記ノイズ検出回路
からのノイズレベル信号に基づき前記A/D変換器の出
力信号と前記信号発生器の映像出力信号とを切換える切
換回路と、 前記切換回路の出力を映像信号に変換する映像信号処理
回路と、 を有することを特徴とするMUSEデコーダ。 - 【請求項3】前記同期回路からの判別信号がMUSE信
号以外の入力を示すか、又は前記ノイズ検出回路からの
ノイズレベル信号が所定値以上のノイズの存在を示す際
に、前記切換回路が、前記信号発生回路の出力信号を選
択して前記映像信号処理回路に出力することを特徴とす
る請求項2記載のMUSEデコーダ。 - 【請求項4】前記信号発生器が、任意レベルに設定され
る固定データを発生する回路とテスト画面データを発生
する回路と、これら回路の出力のいずれか一方を選択す
る切換回路とを、Y信号とC信号について夫々備え、更
にY信号領域とC信号領域について前記切換回路の出力
を選択して出力することを特徴とする請求項1又は2記
載のMUSEデコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6214305A JP2689918B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | Museデコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6214305A JP2689918B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | Museデコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0865642A JPH0865642A (ja) | 1996-03-08 |
JP2689918B2 true JP2689918B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=16653543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6214305A Expired - Fee Related JP2689918B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | Museデコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2689918B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP6214305A patent/JP2689918B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0865642A (ja) | 1996-03-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970729 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |