JP2689892B2 - 仮設地盤アンカーの切断装置 - Google Patents
仮設地盤アンカーの切断装置Info
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- JP2689892B2 JP2689892B2 JP2077694A JP2077694A JP2689892B2 JP 2689892 B2 JP2689892 B2 JP 2689892B2 JP 2077694 A JP2077694 A JP 2077694A JP 2077694 A JP2077694 A JP 2077694A JP 2689892 B2 JP2689892 B2 JP 2689892B2
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- Japan
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- heat transfer
- cutting device
- ground anchor
- heating element
- tensile
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は炭素繊維強化プラスチ
ックロッドの引張材と定着体から構成され、仮設用に使
用される仮設地盤アンカーの引張材を使用後に切り離
す、仮設地盤アンカーの切断装置に関するものである。
ックロッドの引張材と定着体から構成され、仮設用に使
用される仮設地盤アンカーの引張材を使用後に切り離
す、仮設地盤アンカーの切断装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】仮設用の
地盤アンカーは工事終了後に回収されるが、引張材の先
端に接続した定着体は削孔内に充填されて硬化している
充填材中に定着されているため引き抜きには充填材の破
壊を伴う。
地盤アンカーは工事終了後に回収されるが、引張材の先
端に接続した定着体は削孔内に充填されて硬化している
充填材中に定着されているため引き抜きには充填材の破
壊を伴う。
【0003】これに対し、出願人は引張材として炭素繊
維強化プラスチックロッドを使用することにより地盤ア
ンカーを仮設用に使用する場合の、引張材の再利用を可
能にした地盤アンカーを実願平1-46033号(実公平6-3298
4号)で提案している。これは引張材回りにソレノイド状
の加熱コイルを巻き、引張材を直接加熱することにより
定着体との接続部分で切断可能にしたものであるが、各
引張材毎に加熱する方法であるため効率が低い。
維強化プラスチックロッドを使用することにより地盤ア
ンカーを仮設用に使用する場合の、引張材の再利用を可
能にした地盤アンカーを実願平1-46033号(実公平6-3298
4号)で提案している。これは引張材回りにソレノイド状
の加熱コイルを巻き、引張材を直接加熱することにより
定着体との接続部分で切断可能にしたものであるが、各
引張材毎に加熱する方法であるため効率が低い。
【0004】この発明は上記発明を発展させたもので、
複数本の引張材を効率的に加熱する装置を提案するもの
である。
複数本の引張材を効率的に加熱する装置を提案するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では全引張材を伝
熱体内に挿通させ、伝熱体内に挿入され、伝熱体に熱を
伝達する発熱体の発熱により引張材を間接的に、同時に
加熱することにより複数本の引張材を効率的に加熱す
る。
熱体内に挿通させ、伝熱体内に挿入され、伝熱体に熱を
伝達する発熱体の発熱により引張材を間接的に、同時に
加熱することにより複数本の引張材を効率的に加熱す
る。
【0006】切断装置は全引張材が挿通する挿通孔が明
けられ、引張材の一部の区間を包囲する伝熱体と、挿通
孔付近の伝熱体内に挿入され、電源に接続した電線に接
続する発熱体からなり、発熱体が電線に流れる電流で発
熱し、引張材を加熱して破断させる。
けられ、引張材の一部の区間を包囲する伝熱体と、挿通
孔付近の伝熱体内に挿入され、電源に接続した電線に接
続する発熱体からなり、発熱体が電線に流れる電流で発
熱し、引張材を加熱して破断させる。
【0007】伝熱体が全引張材を包囲し、発熱体からの
熱が伝熱体を介して全引張材に伝導することにより全引
張材が同時に、均等に加熱される。
熱が伝熱体を介して全引張材に伝導することにより全引
張材が同時に、均等に加熱される。
【0008】
【実施例】以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0009】この発明の切断装置1は図5に示すような
複数本の炭素繊維強化プラスチックロッドの引張材8
と、その先端に接続し、地中の削孔内に定着される定着
体9から構成され、使用後に定着体9を残して回収され
る仮設地盤アンカー7の引張材8を加熱することにより
これを定着体9から切り離すものである。
複数本の炭素繊維強化プラスチックロッドの引張材8
と、その先端に接続し、地中の削孔内に定着される定着
体9から構成され、使用後に定着体9を残して回収され
る仮設地盤アンカー7の引張材8を加熱することにより
これを定着体9から切り離すものである。
【0010】図1,図2に示すように切断装置1は全引
張材8が挿通する挿通孔21が明けられ、引張材8の一部
の区間を包囲する伝熱体2と、挿通孔21付近の伝熱体2
内に挿入され、電源に接続した電線4が接続する発熱体
3からなり、発熱体3が発熱し、引張材8を加熱して破
断させる。伝熱体2と発熱体3には金属,または非金属
の発熱体が使用される。
張材8が挿通する挿通孔21が明けられ、引張材8の一部
の区間を包囲する伝熱体2と、挿通孔21付近の伝熱体2
内に挿入され、電源に接続した電線4が接続する発熱体
3からなり、発熱体3が発熱し、引張材8を加熱して破
断させる。伝熱体2と発熱体3には金属,または非金属
の発熱体が使用される。
【0011】図1,図2は伝熱体2の断面上の中心に発
熱体3が挿入される挿入孔22を明け、その周囲に挿入孔
22を取り囲むように引張材8が挿通する挿通孔21を配置
した場合の実施例であるが、発熱体3は挿入孔22内に差
し込まれ、伝熱体2から突出する部分の回りは漏電を防
止する絶縁体5が包囲し、更に絶縁性の表皮6によって
保護される。
熱体3が挿入される挿入孔22を明け、その周囲に挿入孔
22を取り囲むように引張材8が挿通する挿通孔21を配置
した場合の実施例であるが、発熱体3は挿入孔22内に差
し込まれ、伝熱体2から突出する部分の回りは漏電を防
止する絶縁体5が包囲し、更に絶縁性の表皮6によって
保護される。
【0012】発熱体3は電線4を流れる電流によって発
熱し、伝熱体2に伝導して引張材8を加熱する。引張材
8は伝熱体2を挿通している区間が加熱されることによ
り劣化し、引張力を受けることにより破断して定着体9
から切り離され、引き抜かれる。
熱し、伝熱体2に伝導して引張材8を加熱する。引張材
8は伝熱体2を挿通している区間が加熱されることによ
り劣化し、引張力を受けることにより破断して定着体9
から切り離され、引き抜かれる。
【0013】図3,図4は複数個の挿通孔21の外周に複
数個の挿入孔22を均等に配置した場合の実施例である
が、この場合、各発熱体3は電線4によって並列に接続
される。
数個の挿入孔22を均等に配置した場合の実施例である
が、この場合、各発熱体3は電線4によって並列に接続
される。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、全引張材
を伝熱体内に挿通させ、伝熱体内に挿入される発熱体の
発熱により引張材を同時に加熱するものであるため複数
本の引張材を効率的に加熱することができる。
を伝熱体内に挿通させ、伝熱体内に挿入される発熱体の
発熱により引張材を同時に加熱するものであるため複数
本の引張材を効率的に加熱することができる。
【図1】切断装置を示した立面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】他の切断装置を示した立面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】仮設地盤アンカーの設置状態を示した断面図で
ある。
ある。
1……切断装置、2……伝熱体、21……挿通孔、22……
挿入孔、3……発熱体、4……電線,5……絶縁体、6
……表皮、7……仮設地盤アンカー、8……引張材、9
……定着体。
挿入孔、3……発熱体、4……電線,5……絶縁体、6
……表皮、7……仮設地盤アンカー、8……引張材、9
……定着体。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数本の炭素繊維強化プラスチックロッ
ドの引張材と、その先端に接続し、地中の削孔内に定着
される定着体から構成され、使用後に定着体を残して回
収される仮設地盤アンカーの引張材を定着体から切り離
す切断装置であり、全引張材が挿通する挿通孔が明けら
れ、引張材の一部の区間を包囲する伝熱体と、挿通孔付
近の伝熱体内に挿入され、電源に接続した電線に接続す
る発熱体からなり、発熱体が電線に流れる電流で発熱
し、引張材を加熱して破断させるものである仮設地盤ア
ンカーの切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2077694A JP2689892B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 仮設地盤アンカーの切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2077694A JP2689892B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 仮設地盤アンカーの切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07229142A JPH07229142A (ja) | 1995-08-29 |
JP2689892B2 true JP2689892B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=12036560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2077694A Expired - Fee Related JP2689892B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 仮設地盤アンカーの切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2689892B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007262880A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-10-11 | Ats & E Co Ltd | 埋設アンカー中の引張部材の切断装置及び切断方法 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP2077694A patent/JP2689892B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07229142A (ja) | 1995-08-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970729 |
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