JP2689647B2 - 溶接方法 - Google Patents
溶接方法Info
- Publication number
- JP2689647B2 JP2689647B2 JP1262066A JP26206689A JP2689647B2 JP 2689647 B2 JP2689647 B2 JP 2689647B2 JP 1262066 A JP1262066 A JP 1262066A JP 26206689 A JP26206689 A JP 26206689A JP 2689647 B2 JP2689647 B2 JP 2689647B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller shaft
- tube
- welding
- amorphous material
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はアモルファス材を用いた溶接方法に関する。
(従来の技術) 従来、第3図に示すような車両のプロペラシャフトチ
ューブ11とチューブヨーク12との溶接はCO2アーク溶接
等により行われていた。第4図に第3図のプロペラシャ
フトチューブ11とチューブヨーク12の溶接箇所の断面図
を示しておく。つまり、溶接時にはチューブヨーク12に
プロペラシャフトチューブ11を嵌合させ、溶接箇所に鉄
部材13を載置した後、CO2アーク溶接等により鉄部材13
を溶融させ、プロペラシャフトチューブ11とチューブヨ
ーク12との溶接を行っていた。
ューブ11とチューブヨーク12との溶接はCO2アーク溶接
等により行われていた。第4図に第3図のプロペラシャ
フトチューブ11とチューブヨーク12の溶接箇所の断面図
を示しておく。つまり、溶接時にはチューブヨーク12に
プロペラシャフトチューブ11を嵌合させ、溶接箇所に鉄
部材13を載置した後、CO2アーク溶接等により鉄部材13
を溶融させ、プロペラシャフトチューブ11とチューブヨ
ーク12との溶接を行っていた。
(発明が解決するための課題) しかし、CO2アーク溶接を行うため、精度が要求され
るジャーナル14を装着する部分Aが熱の影響で大きく歪
み易ため、ジャーナル14を装着した場合には振動が発生
するという問題点がある。さらに、鉄部材13の肉厚のば
らつきにより、プロペラシャフトチューブ11の回転むら
が発生して、振動発生の原因となるという問題点があ
る。
るジャーナル14を装着する部分Aが熱の影響で大きく歪
み易ため、ジャーナル14を装着した場合には振動が発生
するという問題点がある。さらに、鉄部材13の肉厚のば
らつきにより、プロペラシャフトチューブ11の回転むら
が発生して、振動発生の原因となるという問題点があ
る。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
はアモルファス材を用いて溶接し、他の箇所への溶接の
影響をなくすことができる溶接方法を提供することにあ
る。
はアモルファス材を用いて溶接し、他の箇所への溶接の
影響をなくすことができる溶接方法を提供することにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 円筒状の第1部材の内周面と該内周面に嵌合される第
2部材との間に薄膜状のアモルファス材を介装して、上
記第1部材の外周部より上記アモルファス材を高周波誘
導加熱処理することにより上記両部材を接合させる溶接
方法である。
2部材との間に薄膜状のアモルファス材を介装して、上
記第1部材の外周部より上記アモルファス材を高周波誘
導加熱処理することにより上記両部材を接合させる溶接
方法である。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の一実施例に係わる溶接方
法について説明する。第2図において、21はプロペラシ
ャフトチューブ、22はチューブヨークである。このプロ
ペラシャフト21をチューブヨーク22に溶接する方法を第
1図の断面図を参照しながら説明する。まず、チューブ
ヨーク22の鍔部(第2部材)23の周面に薄膜状のNi系ア
モルファス材24(例えば30〜60μmの厚さ)を置き、そ
の上から円筒状に形成されているプロペラシャフトチュ
ーブ21の端部(第1部材)を加圧して嵌合させる。そし
て、アモルファス材24の周囲より、つまりプロペラシャ
フトチューブ21の外周部より高周波加熱コイル25により
高周波加熱コイル25により局部加熱する。この場合の加
熱温度は880℃〜1100℃に設定される。これにより、ア
モルファス薄膜24は溶融し、プロペラシャフトチューブ
21及びチューブヨーク22側に拡散される。これにより、
プロペラシャフトチューブ21とチューブヨーク22とは接
合される。
法について説明する。第2図において、21はプロペラシ
ャフトチューブ、22はチューブヨークである。このプロ
ペラシャフト21をチューブヨーク22に溶接する方法を第
1図の断面図を参照しながら説明する。まず、チューブ
ヨーク22の鍔部(第2部材)23の周面に薄膜状のNi系ア
モルファス材24(例えば30〜60μmの厚さ)を置き、そ
の上から円筒状に形成されているプロペラシャフトチュ
ーブ21の端部(第1部材)を加圧して嵌合させる。そし
て、アモルファス材24の周囲より、つまりプロペラシャ
フトチューブ21の外周部より高周波加熱コイル25により
高周波加熱コイル25により局部加熱する。この場合の加
熱温度は880℃〜1100℃に設定される。これにより、ア
モルファス薄膜24は溶融し、プロペラシャフトチューブ
21及びチューブヨーク22側に拡散される。これにより、
プロペラシャフトチューブ21とチューブヨーク22とは接
合される。
なお、上記実施例においてはプロペラシャフト21をチ
ェーブヨーク22に溶接する方法について述べたが、これ
に限らずあらゆる分野の部材同志を溶接することができ
る。
ェーブヨーク22に溶接する方法について述べたが、これ
に限らずあらゆる分野の部材同志を溶接することができ
る。
なお、Ni系アモルファス材に限らず、Fe系アモルファ
ス材でも良い。
ス材でも良い。
上記実施例によれば、高周波加熱コイル25により局部
加熱を行っているので、熱の影響により他の部分が歪む
ことを防止することができる。これにより、チューブヨ
ーク22にジャーナルを装着した場合の振動の発生を防止
することができる。
加熱を行っているので、熱の影響により他の部分が歪む
ことを防止することができる。これにより、チューブヨ
ーク22にジャーナルを装着した場合の振動の発生を防止
することができる。
さらに、余肉がないので、溶接によるプロペラシャフ
トチューブ21のバランスの変化を防止できる。これによ
り、プロペラシャフトチューブ21が回転した場合の振動
の発生を抑制することができる。
トチューブ21のバランスの変化を防止できる。これによ
り、プロペラシャフトチューブ21が回転した場合の振動
の発生を抑制することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、工数及び費用を
掛けることなく他の部分への影響を少なくして溶接を行
うことができる溶接方法を提供することができる。
掛けることなく他の部分への影響を少なくして溶接を行
うことができる溶接方法を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例に係わる溶接方法が実施され
るプロペラシャフトとチューブヨークとの溶接部分の断
面図、第2図はプロペラシャフトとチューブヨークの接
合部分を示す斜視図、第3図は従来のプロペラシャフト
とチューブヨークの接合部分を示す斜視図、第4図は従
来のプロペラシャフトとチューブヨークとの溶接部分の
断面図である。 21……プロペラシャフトチューブ、22……チューブヨー
ク、24……アモルファス薄膜、25……高周波加熱コイ
ル。
るプロペラシャフトとチューブヨークとの溶接部分の断
面図、第2図はプロペラシャフトとチューブヨークの接
合部分を示す斜視図、第3図は従来のプロペラシャフト
とチューブヨークの接合部分を示す斜視図、第4図は従
来のプロペラシャフトとチューブヨークとの溶接部分の
断面図である。 21……プロペラシャフトチューブ、22……チューブヨー
ク、24……アモルファス薄膜、25……高周波加熱コイ
ル。
Claims (1)
- 【請求項1】円筒状の第1部材の内周面と該内周面に嵌
合される第2部材との間に薄膜状のアモルファス材を介
装して、上記第1部材の外周部より上記アモルファス材
を高周波誘導加熱処理することにより上記両部材を接合
させる溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262066A JP2689647B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262066A JP2689647B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124382A JPH03124382A (ja) | 1991-05-27 |
JP2689647B2 true JP2689647B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=17370557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1262066A Expired - Lifetime JP2689647B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2689647B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01249278A (ja) * | 1988-03-29 | 1989-10-04 | Komatsu Ltd | 抵抗拡散接合法 |
-
1989
- 1989-10-09 JP JP1262066A patent/JP2689647B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03124382A (ja) | 1991-05-27 |
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