JP2689365B2 - 線路転落物検出装置 - Google Patents

線路転落物検出装置

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JP2689365B2
JP2689365B2 JP9193793A JP9193793A JP2689365B2 JP 2689365 B2 JP2689365 B2 JP 2689365B2 JP 9193793 A JP9193793 A JP 9193793A JP 9193793 A JP9193793 A JP 9193793A JP 2689365 B2 JP2689365 B2 JP 2689365B2
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JP
Japan
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distance
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psd sensor
sensor
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JP9193793A
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JPH06278609A (ja
Inventor
泉男 望月
暁生 百本
潔 笹本
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Koito Industries Ltd
East Japan Railway Co
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Koito Industries Ltd
East Japan Railway Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラットホームから線
路に転落した転落物を検出する線路転落物検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道線路に転落した乗客等を早期
に検出して乗客の安全を図りかつ、列車の運行を乱さな
いようにするため、内部に接点を有するゴムマットをプ
ラットホーム直下の線路上に敷設して、そのゴムマット
上の転落物重量で接点を作動させるものが提案されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の方法は接点によって転落物を検出するため、転
落物の重量によっては不動作となり誤検出をすることが
あり、また接点の経年変化によって性能が劣化する可能
性があった。また、線路上に構造物を設置するために、
列車運転中の現場における工事施工や保守作業が困難で
あるという課題を有していた。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、線路上に構造部を設置すること無くまた、誤検
出無く線路上の転落物を検出するようにしたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、プラットホーム上の本屋あるいは屋
根から線路上の所定距離以内にある物体までの距離を検
出する第1のPSDセンサと、第1のPSDセンサ近辺
に設けられ第1のPSDセンサが検出する距離より短い
検出距離を有する第2のPSDセンサと、第1のPSD
センサから検出信号が得られるが第2のPSDセンサか
らは検出信号が得られないとき線路に転落物があると判
断する論理回路とから構成される。
【0006】
【作用】検出距離の異なる2つのPSDセンサをほぼ同
一個所に設け、線路上の同一エリアの落下物までの距離
を検出する。検出距離の長い方のPSDセンサが物体を
検出し、検出距離の短い方のPSDセンサが物体を検出
していないとき、線路上に障害物があると判断される。
【0007】
【実施例】図1から図3は本発明を適用した状態を示す
図であり、図1に示すようにプラットホーム1に沿って
検出装置2を所定間隔で配設し、線路3上の転落物を検
出するようになっている。各検出装置2は斜線で示す検
出範囲4内にある落下物を検出するようになっており、
図2はこの検出範囲4を詳細に示すため、側面からみた
状態を示す図である。
【0008】すなわち、図2に示すように検出装置2は
一点鎖線で示すプラットホーム1の建築限界よりも内側
に取り付け、検出装置2の検出範囲4は路面よりの高さ
H1からH2までの高さを検出している。路面よりもH
1より低い位置にあるものは検出しないようにして、紙
屑等の落下物は検出しないようにしている。また路面よ
りH2以上高い部分は検出しないようにして、例えば乗
客がプラットホーム1から突き出した傘等は検出しない
ようにしている。なお、この例では高さH2はプラット
ホーム1の高さよりも低く設定している。
【0009】図3はこのような検出範囲4を確保するた
めの手段を示す図であり、プラットホーム1に設けられ
た本屋あるいは屋根等のほぼ同一場所にPSDセンサセ
ンサ2aおよび2bを設ける。このとき、例えばPSD
センサ2aは距離測定範囲を路面からH1までとし、P
SDセンサ2bは路面からH2までとなるように検出距
離を設定しておく。なお、このときPSDセンサ2aお
よび2bはプラットホーム1付近のものだけを検出する
ように検出角度を狭くしている。
【0010】ここで検出する転落物はプラットホーム1
から落下したものであるから、プラットホーム1の付近
だけで良い。従って、PSDセンサ2aおよび2bはプ
ラットホーム1付近のものだけを検出するように検出角
度を狭くしている。このようにすることによって保線時
に線路上におかれた機材あるいは保線要員を検出しない
ようにしている。
【0011】このように設定しておくと、それぞれのセ
ンサは図3に示した障害物判定論理に従った判定が行わ
れる。すなわち、図3に状態1として示した状態はPS
Dセンサ2aおよび2b共、距離検出範囲内の物体を検
出する状態である。このときは路面からの高さがH2よ
りも高い位置にある物体を検出しているので、そのとき
検出する物体は転落物ではない。
【0012】状態2ではPSDセンサ2bだけが距離検
出範囲内の物体を検出しているが、論理的にはこのよう
な状態は起こり得ないので、このときは転落物が有ると
は判定せず、故障であると判定する。
【0013】状態3はPSDセンサ2aだけが距離検出
範囲内の物体を検出している。このときはPSDセンサ
2bはその距離検出範囲内の物体を検出していないので
あるから、路面からH2よりも低い部分の物体を検出し
ているものであり、このときは線路に転落物が有ると判
断する。
【0014】このような論理に従って論理回路5からの
判定結果により図示しない警報装置を動作させれば、プ
ラットホーム1から線路に何らかの転落物があったこと
を非接触で検出できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、距離検出
範囲の異なるPSDセンサをほぼ同じ場所に設け、線路
上にある同一物体までの距離を検出するようにしたの
で、転落物だけを検出でき、それ以外の余分なものは転
落物とは判定しないようになり、非接触で線路への転落
物が検出できるので、従来のように経年変化によるスイ
ッチの接触不良がなくなり、また保線の支障にもならな
いという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した状態を示す図である。
【図2】本発明を適用した状態を示す図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 プラットホーム 2 検出器 2a、2b PSDセンサ 3 線路 4 検出範囲 5 論理回路
フロントページの続き (72)発明者 笹本 潔 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−235163(JP,A) 特開 平2−151563(JP,A) 特開 平5−124513(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラットホーム上の本屋あるいは屋根に
    設けられ所定の距離検出範囲を有し線路上の所定位置に
    ある物体までの距離を計測する第1のPSDセンサと、 前記第1のPSDセンサ近辺に設けられ前記第1のPS
    Dセンサが検出する距離より短い距離検出範囲を有し前
    記第1のPSDセンサと同一位置付近の物体までの距離
    を計測する第2のPSDセンサと、 前記第1のPSDセンサから検出信号が得られるが前記
    第2のPSDセンサからは検出信号が得られないとき線
    路に転落物があると判断する論理回路とから構成される
    線路転落物検出装置。
JP9193793A 1993-03-29 1993-03-29 線路転落物検出装置 Expired - Lifetime JP2689365B2 (ja)

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JP2018122641A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 東京急行電鉄株式会社 判定装置

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