JP2689052B2 - 方向探知機 - Google Patents

方向探知機

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JP2689052B2
JP2689052B2 JP4205521A JP20552192A JP2689052B2 JP 2689052 B2 JP2689052 B2 JP 2689052B2 JP 4205521 A JP4205521 A JP 4205521A JP 20552192 A JP20552192 A JP 20552192A JP 2689052 B2 JP2689052 B2 JP 2689052B2
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勝二 三輪
雅信 広瀬
貞雄 五十嵐
慎太郎 荒田
和彦 海賀
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株式会社光電製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数のアンテナを用
い、各アンテナからの出力を、ミュージック法により処
理して、同時に到来する複数方向からの電波の到来を探
知する方向探知機に関する。
【0002】
【従来の技術】アンテナの指向方向を回転することな
く、3本以上の無指向性アンテナを用いて、これらアン
テナに受信される受信電波の位相差を検出することによ
り、瞬時的電波の到来方向も探知可能としたものがあ
る。しかしこれは複数の方向から同時に到来する電波の
到来方向を探知することはできない。
【0003】3つ以上のアンテナを用いて各アンテナか
ら受信出力をミュージック(MUSIC;Multiple Sig
nal Classification)法により処理することにより複数
方向から同時に到来する電波の各方向を探知できること
が、IEEE・Trans.ANTENA ANDPROPAGATION vol, AP-34,
No.3,March 1986,P276 〜280 に提案されている。しか
しこの方法を実施した方向探知機はいまだ実現されてい
ない。
【0004】この発明の目的はミュージック法による処
理を用いた方向探知機を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれば
個(は3以上の整数)の無指向性又は指向性アンテ
ナの受信出力はそれぞれN個の受信器に供給され、
の受信器の各出力はそれぞれ個のA/D変換器でデジ
タル信号に変換され、これらA/D変換器の出力はそれ
れN個のフーリエ変換器でフーリエ変換され、これら
フーリエ変換出力はデータ処理部でミュージック法で処
理されて、アンテナに受信された電波の到来方向が演算
される。
【0006】アンテナの数としては奇数が望ましい。
【0007】請求項1の発明によれば、各アンテナ受信
信号ごとのフーリエ変換出力をデータ処理部でミュージ
ック法により処理してアンテナに受信された電波の到来
方向を演算し、この演算して得られた電波到来方向の仰
角を中心に対する半径方向の距離で、方位を上記中心を
中心とする周方向の角度で表示器に表示し、かつ横軸に
方位角度が、縦軸にその各方位角度についての受信度数
がそれぞれとられた受信方位角度数分布表示と、上記縦
軸に仰角度が、上記横軸にその仰角度についての受信度
数がそれぞれとられた受信仰角度数分布表示とが、その
ほゞ表示中心を上記中心と一致させて上記表示器になさ
れる。また、上記表示器は横軸に方位角度が、縦軸にそ
の各方位角度についての受信度数がそれぞれとられた受
信方位角度数分布表示が、上記仰角及び方位表示と並べ
てなされる。あるいは表示器は縦軸に仰角度が、横軸に
その仰角度についての受信度数がそれぞれとられた受信
仰角度数分布表示が、上記仰角及び方位表示と並べてな
される。請求項の発明によれば、各アンテナ受信信号
ごとにフーリエ変換出力をデータ処理部でミュージック
法により処理して上記アンテナに受信された電波の到来
方向を演算し、上記演算して得られた電波到来方向の仰
角及び方位を表示器にアナログ表示し、その表示器に任
意の方位角度及び仰角度の一方を指示するカーソルを設
定し、そのカーソルにより指示された角度の数値表示、
及びその支持された角度が方位角度であればその方位角
度における最も高い受信度数の仰角度を、上記指示角度
が仰角度であればその仰角度における最も高い受信度数
の方位角度を数値表示する。請求項の発明によれば、
各アンテナ受信信号ごとのフーリエ変換出力をデータ処
理部でミュージック法により処理して上記アンテナに受
信された電波の到来方向を演算し、上記演算して得られ
た電波到来方向の仰角及び方位を表示器にアナログ表示
し、その表示器に任意の方位角度及び仰角度の一方を指
示するカーソルを設定し、そのカーソルにより指示され
た角度の数値表示、及びその支持角度が方位ならばその
方位角度における仰角の受信度数分布を、支持角度が仰
角ならその仰角における方位の受信度数分布を上記表示
器に表示する。請求項4,5において、更に上記演算さ
れた仰角を中心に対する半径方向の距離で、方位を上記
中心を中心とする角度で表示する円形表示部と、各方位
角度又は仰角度に対する受信度数を表示する受信度数分
布表示部とが設けられ、両表示部にそれぞれ上記カーソ
ルが表示され、その一方のカーソル指示を変更すると他
方のカーソル指示が連動して変更する。請求項の発明
によれば、各アンテナ受信信号ごとにフーリエ変換出力
をデータ処理部でミュージック法により処理して上記ア
ンテナに受信された電波の到来方向を演算し、上記デー
タ処理部における処理により得られる固有ベクトルとア
ンテナ受信電圧ベクトルとの内積の逆数を、仰角又は方
位をパラメータとして、各方位角又は各仰角について計
算した値を縦軸又は横軸とし、その方位角又は仰角を横
軸又は縦軸としたPMU曲線を表示器に表示する。更に上
表示手段は方位又は仰角軸を共通として、その各方位角
又は仰角での受信度数を示す受信度数分布表示を、上記
MU曲線表示と並べて表示するものである。
【0008】
【実施例】図1にこの発明の実施例を示す。N個のアン
テナ111 〜11N は例えばモノポールアンテナであっ
て、同一円上に等間隔に設けられている。これらアンテ
ナ111 〜11N の受信出力はそれぞれ受信器121
12N へ供給される。受信器121 〜12N は同一構成
であり、その1つの受信器121 について述べれば例え
ば減衰器13−高周波増幅器14−第1周波数変換器1
5−第1中間周波増幅器16−第2周波数変換器17−
第2中間周波増幅用の対数増幅器18−バッファ増幅器
19よりなっている。対数増幅器18は入出力特性が対
数関数となってるものであり、大きな入力は飽和する傾
向を示す。
【0009】受信器121 〜12N の各第1周波数変換
器15には周波数可変の局部発振器21からの局部信号
が共通に供給され、各第2周波数変換器17には周波数
固定の局部発振器22から局部信号が共通に供給され
る。受信器121 〜12N の各出力はそれぞれデジタル
処理部231 〜23N でそれぞれデジタル値に変換され
て処理された後、データ処理部24へ供給されてミュー
ジック法により処理がなされて表示器25に表示され
る。
【0010】デジタル処理部231 〜23N はほゞ同一
構成であり、デジタル処理部231 は図2に示すよう
に、受信器121 の出力がAD変換器26でデジタル信
号に変換される。例えば入力される信号は500kHz
であり、その1周期を8〜32標本化してそれぞれを8
ビットのデジタル信号に変換する。AD変換器26の出
力は対数−直線性変換器27に入力されて対数特性が直
線性特性に変換され、つまり対数増幅器18の入力信号
と直線的に対応したデジタル信号とされる。この変換は
例えばその変換特性を記憶したROMにより行われる。
対数−直線性変換器27の出力はフーリエ変換器28で
離散的フーリエ変換(DFT)がなされる。フーリエ変
換器28はsin,cosデータROM29と乗算累積
器31とで構成され、乗算累積器31はDFT演算用L
SIとして市販されているものを用いることができる。
【0011】同期タイミング回路32からのクロックで
AD変換器26に対するクロックや、乗算累積器31の
累積制御や、sin,cosデータROM29の読み出
しアドレスの発生や、フーリエ変換結果のラッチ回路3
3へのラッチ指令や、そのラッチ時における対数−直線
性変換器27の出力停止指令や、1つのデータ分、例え
ば500kHz信号の64〜512波分をフーリエ変換
した時の終了信号などを出力する。また同期信号SYN
Cとクロック信号CKとを出力し、他のデジタル処理部
232 〜23N の同期タイミング回路32へ供給して、
すべてのデジタル処理部231 〜23N が同期して動作
するようにされている。
【0012】前記終了信号ごとにデジタル処理部231
〜23N よりの各フーリエ変換結果はすべてデータ処理
部24に取込まれてミュージック法により演算処理され
てアンテナ111 〜11N に受信された電波の到来方向
が演算される。ミュージック法による処理は前記文献に
記載されているが、これを図3を参照して簡単に述べ
る。まず前述したようにしてN本のアンテナから時間デ
ータが取り込まれる(S1 )。いまM個の到来電波があ
り、その第m番目の電波の振幅をSm (t),到来方向
をφm ,θm (φ仰角,θ水平角)としてそれが第n番
目のアンテナで受信された時の出力電圧を、 ∫Sm (τ)βn (φm ,θm ,t−τ)dτ とする。∫は−∞から+∞までである。この時、第n番
目のアンテナで受信される全電圧は Vn (t)=Σ∫Sm (τ)βn (φm ,θm ,t−
τ)dτ+nn (t)…(1) と表される。nn は雑音、Σはm=1からMまで、∫は
−∞から+∞までである。これをフーリエ変換器28で
離散的フーリエ変換する(S2 )。そのサンプリング周
期をΔtとし、Vn (t)のデータ長Qに対するフーリ
エ変換の結果は次式となる。
【0013】
【数1】 ωは角周波数である。このVnpは第n番目のアンテナの
時間tp からtp +(Q−1)Δtまでの時間データに
対する周波数成分である。この次に周波数成分(デー
タ)から相関行列を作る(S3 )。次の定義をする。
【0014】
【数2】 この時、各アンテナの受信電圧の周波数データは次式で
近似できる。
【0015】 Vnp(ω)=ΣSmp(ω) n (φm ,θm ,ω)+Wnp(ω)…(3) Σはm=1からMまでである。Smp(ω)は信号の周波
数スペクトル、 n (φm ,θm ,ω)はアンテナ応答
の周波数スペクトル、Wnp(ω)は雑音の周波数スペク
トルにそれぞれ対応する。次式のベクトルを定義する。 Tは転置を示す。この時(3)式は次式となる。
【0016】Vp =ASp +np (4) 前記相関行列Rは次式で定義される。
【0017】
【数3】 *は共役転置を示す。この相関行列はp回のデータを平
均したものである。
【0018】つぎに相関行列の固有値と固有ベクトルと
を求める(S4 )。つまり相関行列Rを固有値分解す
る。N×Nの正方行列AがA=A* を満す時はエルミー
ト行列と呼ばれ、相関行列Rは、エルミート行列であ
り、その性質としてAVi =λi i を満す固有値
λi と固有ベクトルVi とがN組ある。
【0019】
【数4】 と表わすことを固有値分解という。この固有値を大きい
順に並べる。
【0020】 λ1 >λ2 >…>λM >λM+1 ≒λM+2 ≒…≒λN =δ2 (6) このようにM個の電波が到来している状態ではM番目に
小さい固有値λM より小さい固有値λM+1 以下のものは
ほぼ等しくなる。対応する固有ベクトルをe1 ,e2
…,eN とする。このようにして得られた固有値の大き
さから信号の数Mを求める(S5 )。つまり固有値の大
きさがほぼ等しくなるまでの固有値の信号の数Mが推定
され、これが到来電波の数と推定される。
【0021】固有値の小さい方からN−M個に対応する
固有ベクトルを選ぶ(S6 )。つまり固有値λM+1 ,λ
M+2 ,…,λN に対応する固有ベクトルeM+1
M+2 ,…,eN を取り出して、行列EN ≡〔eM+1
M+2 ,…,eN 〕を作る。このようにして選んだ固有
ベクトルEN とある方位、仰角から到来した電波のアン
テナ受信電圧ベクトルとの内積を計算して、逆数をとる
(S7 )。つまりある方位、仰角から電波が到来したと
きのアンテナ電圧ベクトルをa(φ,θ)とすれば、
つぎの量を各(φ,θ)について求める。
【0022】
【数5】 アンテナ電圧ベクトルa(φ,θ)は、 〔B1 (φ,θ,ω)B2 (φ,θ,ω)…BN (φ,θ,ω)〕T で定義される。この(7)式は到来電波の方向において
ピークが生じる。(7)式における分母の項はアンテナ
指向性のため(φ,θ)でアンテナ出力が変化する影響
をなくす規格化のための項である。
【0023】PMU(φ,θ)のピークの大きい順にM個
を選んで、そのときの方位、仰角を到来電波の推定方
位、仰角とする(S8 )。つまりM個の電波が到来して
いる時は、M個のピークが現われ、そのピークが現われ
たφm ,θm が到来電波の推定方位、仰角になる。次に
各到来電波の強度を求める(S9 )。到来電波の強度は (A* A)-1(R−δ2 0 )(A* A)-1 の対角成分に並ぶ。つまりM個の方向(φ1 θ1 ),
(φ2 θ2 ),…(φM ,θM )を推定した後で行列 A=〔a(φ1 ,θ1 )a(φ2 ,θ2 )…a
(φM ,θM )を得る。 ここで(φm ,θm )到来電波の強度は第m番目の対角
成分になる。
【0024】上述においてアンテナ111 〜11N とし
て水平面内で無指向性のものを用いたが、指向性をもつ
アンテナでもよい。特に垂直偏波に対してはループアン
テナやアドコックアンテナのように、水平偏波に対して
は水平ダイポールのように8字指向特性をもつアンテナ
を用いれば、2個のアンテナでもよく、かつその2個の
アンテナを、各8字指向特性が同一位置で水平面内にお
いて90°だけ角度的にずらされたものとしてもよい。
これは8字指向特性の一方の指向方向と、反対の指向方
向とで受信出力の位相が反転していることから、この関
係を利用することにより2個のアンテナでもミュージッ
ク法により電波の到来方向を測定することができる。所
でN個のアンテナ円形配置の中心と、アンテナ111
を結ぶ線を基準線とし、そのアンテナ111 からi番目
のアンテナ11i と前記中心とを結ぶ線の前記基準線に
対する角度をαi とすると、i番目のアンテナ11i
受信電圧Bi は下記のようになる。
【0025】 Bi =D exp〔jωr cos( θ−αi ) sin φ〕 (8) D:アンテナ係数、r:アンテナ配置円の半径ループア
ンテナのアンテナ係数DL は下記で与えられる。 DL =−jωN he cos(θ−αi ) he:アンテナ実効長、N:巻数 アドコックアンテナのアンテナ係数DA は下記で与えら
れる。
【0026】DA =−jω he S cos(θ−αi ) S:アンテナ間隔 水平ダイポールアンテナのアンテナ係数DD は下記で与
えられる。 DD = he sin (θ−αi ) 使用するアンテナ係数Dを(8)式に代入し、この
(8)式についてB1 (φ,θ,ω),B2 (φ,θ,
ω),…BN (φ,θ,ω)を求め、これらを用いて
(7)式の定義で示したようにアンテナ電圧ベクトルa
(φ,θ)を求めることにより、(7)式の演算を行う
ことができる。
【0027】8字特性のアンテナ2個を用いる場合は、
r=0,N=2,α2 =90°となり、Bi =Dとな
り、電波到来仰角φを求めることはできないが、電波到
来方位θを求めることができる。(7)式の計算におい
て電波の到来方向を高い精度で検出したい場合に、その
所望精度で(φ,θ)の各点について(7)式をすべて
演算すると演算量が著しく多くなり、処理時間も長くな
る。この点から次のようにすればよい。即ち仰角φ,方
位θの何れかにおいて(φ,θ)領域を複数の領域に分
割する。例えば仰角方向を18°ずつ5つに分けてこの
5つの領域を並列に処理する。その処理例を図4に示
す。まずφ,θについて所定角度α°ごとに固有ベクト
ルとアンテナ電圧ベクトルとの内積、つまり(7)式の
分母(以下単に内積Fと記す)を演算する。例えばα=
δの場合図5Aに示すα°=δ°を単位とするφ,θ座
標の各点のφ,θについて内積Fを演算する(S1 )。
【0028】これら内積Fの演算結果の小さい方からa
個を選ぶ(S2 )。そのa個に対する各点(θ,φ)に
ついて、α°/2小さい(θ,φ)の点の各内積Fを計
算する(S3 )。つまり例えば図5Bに示すように、α
=δの場合は、a個選択されたうちの1つの点(φ1
θ1 )に対し、(φ1 −3,θ1 )と、(φ1 ,θ1
3)と(φ1 −3,θ1 −3)とについてその点の内積
Fをそれぞれ計算する。
【0029】ステップS2 で選んだa個の内積と、ステ
ップS3 で計算した3a個の内積との計4a個の内積中
の小さい方からb個を選ぶ(S4 )。そのb個に対する
各点(θ,φ)について、これを中心とするα°×α°
よりも所望精度単位だけ内側の領域中の所望精度の各点
の(φ,θ)について内積Fを計算する(S5 )。α=
δで、所望精度が1度の場合、b個中の1つが図5Bに
おいて(φ1 −3,θ 1 )であるとすると、(φ1
3,θ1 )を中心とする(δ−1)°×(δ−1)°の
領域内について、1度の単位精度の点つまり、(φ1
3,θ1 )に対し、1度離れた点、即ちφ1 ,θ1 の少
なくとも一方を1変えた各点の8点と、(φ1 −3,θ
1 )に対し、2度離れた点、即ちφ1 ,θ1 の少くとも
一方を2変えた各点の10点との計24点(図5Bに×
印を付けた点)について内積Fをそれぞれ計算する。
【0030】選んだb個の各点について、それを中心と
する領域α°×α°内における内積Fの極小値(最小値
ではない)を求める(S6 )。図5Bの例では極小値が
存在し得る点は(φ1 −1,θ1 )とこれに対して1だ
け離れた点との計9点となる。このようにして所望精
度、つまりこの例では1度の精度で内積Fの落込み点が
求まる。次に選んだb個の点について求めた極小値の小
さい方からN−1個(N:アンテナ本数)を選ぶ(S
7 )。
【0031】このようにして各分割領域に対して並列処
理して得られた各N−1個の極小値の全体、この例では
5×(N−1)中の小さい方から信号の数、つまり推定
されたMだけ選び、それぞれ到来信号の方位とする。こ
のように(φ,θ)領域を複数(前記例では5)に分割
しているため、aの数を比較的小さくすることができ
る。つまり、弱い電波は内積Fの落込み角度範囲が小さ
く、強い電波は内積Fの落込み角度範囲が広く、特に波
長が長いと落込み角度範囲が一層長くなるため、1つの
電波の落込み範囲に対し、複数点がaの数内に選ばれて
しまい、弱い電波による落込みが外ずされてしまうおそ
れがある。しかし上記分割により比較的小さいaでもそ
のおそれがなくなる。また探知電波波長に応じて波長が
長い程αを大とするように、αを変更してもよい。
【0032】以上のようにして得られた電波到来方向
(φ,θ)とその強度とを表示器25に表示するが、そ
の表示は例えば図6に示すようにする。即ち縦の基線4
1に対し、右まわりの角度でθを、その中心42に対す
る距離でφを表示する。表示面の半径をrとする時、デ
ータ処理部24で得られた角度(φ,θ)について y=rcos φcos θ x=rcos φsin θ をそれぞれ演算し、このx,y座標(中心42からの相
対座標)の点に、表示器25中の表示面と対応したビデ
オRAMに到来電波の存在を示す“1”又はその電波強
度を書込む。マーカや目盛は固定表示用ビデオRAMに
書込んでおく。到来電波の強度が強く、かつ到来方向が
安定していれば、その電波については1点で表示され、
正しく方位、仰角を読取ることができる。到来電波の強
度が弱いと、検出方向(φ,θ)が一定とならずふらつ
き、分布して表示される。表示器25がCRTの場合は
時間的に積分されるため、確からしい到来方向の輝度が
強くなる。
【0033】この例ではx軸にθの0〜360°をと
り、到来方向のθについての受信度数をy軸方向に表示
43として表示し、到来方向のφをy軸方向にとり、そ
の受信度数をx軸方向にとって表示44として表示して
いる。この場合、表示面をオーバーした場合はその分を
表示色を変えて表示43′として表示している。この度
数分布により到来方向の確からしさを知ることができ
る。
【0034】図7Aに示すように、方位θと仰角φとを
図6に示したと同様に点42を中心とする基線41に対
する角度で方位θを、中心42から半径方向の距離で仰
角φを表示する部分(以下円形表示部と記す)46と、
横軸に方位角度をとり、縦軸に各方位角度に対する受信
度数を表示する度数分布表示部(以下横軸、縦軸の一方
は変数を、他方は結果をそれぞれとって表示する表示部
を方形表示部と記す)47とを表示面48に並べて表示
してもよい。
【0035】円形表示部46に中心42から半径方向に
延長した直線で方位カーソル49が表示され、この方位
カーソル49が指示する方位角度θに方形表示部47に
おいて縦線の方位カーソル51が表示される。表示器2
5に方位カーソル設定手段が設けられ、指示させたい方
位角度θを入力すると、これと対応してカーソル49,
51が表示される。つまり設定された方位角度θに対
し、r sinθ,r cosθを演算し、この点と中心42と
を結ぶ線を描画させればカーソル49が表示される。ま
たカーソル51は方形表示部47における方位角度θの
位置から縦軸と平行した線を上側に画けば表示される。
このように方位カーソル49又は51を任意の方位角度
θに指示させると、その方位角度θが表示面48の一
部、図では下部に数値表示され、またこの例ではその方
位角θにおいて最も受信度数が高い仰角度φも数値表示
される。
【0036】図7Bに示すように円形表示部46と方形
表示部47とを並べて表示するが、この例では方形表示
部47として、縦軸に仰角度0〜90°を、横軸に各仰
角度における受信度数をとって仰角受信数分布を表示さ
せてもよい。またこの例では方位カーソル49と直角に
交差する仰角カーソル52が表示され、方形表示部47
に横方向直線により仰角カーソル53が表示される。表
示器25に仰角カーソル設定手段が設けられ、任意の仰
角φを設定すると、(r sinθ cosφ,r cosθ cos
φ)の点、つまり方位カーソル49と仰角カーソル52
との交点と、これから±(L cosθ,−L sinθ)(L
は仰角カーソル52長さの2分の1)だけ離れた2点と
を結ぶ線を描画することにより仰角カーソル52が表示
される。仰角カーソル53は縦軸の0〜90°中の設定
された仰角度φから横線を右に画けば表示される。更に
仰角カーソル52により指示された仰角度φと、方位カ
ーソル49の指示方位角度θとが表示面48の一部に数
値表示される。
【0037】なお、仰角カーソル53を方位カーソル4
9と連動させることなく、仰角カーソル53を基準線4
1上を移動させて任意の仰角度を指示させるようにして
もよい。この場合は数値表示として方位(θ)にはその
指定された仰角度φにおいて最も受信度数の多い方位が
表示される。図8Aに示すように、方位カーソル49が
指示している方位角θにおける仰角0〜90°に対する
受信度数分布が方形表示部47に表示されるようにして
もよい。図8Bに示すように、仰角カーソル52を基準
線41上で指示させ、その指示した仰角φにおける方位
0〜360°に対する受信度数分布が方形表示部47に
表示されるようにしてもよい。
【0038】あるいは図8Cに示すように、方位角に対
する受信度数分布を方形表示部47で行い、その方位カ
ーソル51で指示した方位角度における仰角に対する受
信度数分布を方形表示部54として方形表示部47と並
べて表示してもよい。更に表示器25に(7)式のPMU
(φ,θ)(固有ベトクルとアンテナ受信電圧ベクトル
との内積の逆数)を、φをパラメータとして表示するよ
うにすることができる。例えば図9Aに示すように、φ
=0°,φ=20°,φ=40°,φ=80°について
MU曲線を0〜360°にわたって表示した場合であ
る。横軸は方位角を、縦軸はPMUのレベルをそれぞれ示
している。1回の測定(例えば1秒に数回)で各PMU
線が表示され、そのピークの現れる状態、つまり計算に
よる到来方向の推定状態がその都度現れ、測定結果の表
示が正しいことを確認することができる。またこの表示
から鋭いピークが接近して現れて接近した方位が表示さ
れる場合と、1つの比較的ブロードのピークのため、接
近した方位が表示される場合とが区別できる。つまり前
者は2つの電波が接近した方位から到来し、後者の場合
は同一電波であるが受信レベルが低く、不安定のために
接近した方位が表示されていることが理解される。
【0039】また異なる仰角からの到来を知ることがで
きる。パラメータの仰角φを例えば0°から20°ごと
の値を用いるが、到来電波の周波数が高いと、その到来
仰角方向が、パラメータ値からかなりずれていると、P
MU曲線に十分現れない。よって、推定された到来仰角方
向についても、そのφをパラメータとしてPMU曲線を表
示するとよい。なおPMU曲線の表示は円形表示部46に
よる表示と並べて方形表示部47に常時表示してもよ
く、あるいは、方形表示部47に常時、方位方向受信度
数分布を表示し、ボタン操作することにより一時的にそ
の度数分布表示の代わりにPMU曲線を表示してもよい。
又は常時円形表示部46による表示を行い、必要に応じ
てこれにかえてPMU曲線を表示してもよい。更に図9B
に示すように方位方向受信度数分布表示とPMU曲線表示
とを、方位角度軸を共通として上下に並べて表示し、か
つ、共通の方位カーソル48を表示させることもでき
る。
【0040】前述したように8字指向特性のアンテナ2
個を用いて電波到来方向を求める場合は、方位方向のみ
(又は仰角方向のみ)しか求まらないが、その表示方法
は前述した各種の場合を適用でき、たゞ仰角(方位)の
表示を省略すればよい。図6に示した表示にもカーソル
により任意の方位(仰角)を指示させるようにしてもよ
い。
【0041】図10に垂直アンテナを等角度円周配列し
た場合のアンテナ本数に対する測定可能なアンテナ最大
間隔(スパン)を求めた実験データを示す。この図7か
らアンテナ本数Nが奇数の場合は、偶数の場合より、最
大スパンが大きく、同一システムの場合は、広い周波数
帯域の電波を探知できることがわかる。上述においては
電波の到来方向を仰角φと方位θとについて求めたが、
その一方のみを求める場合にもこの発明を適用すること
ができる。受信器121 〜12N に共通の試験信号を入
力して、N個の系間における位相、振幅のばらつきをソ
フトウェアで補正するようにできる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば探知方向の仰角φと方位θとが比較的直観的に見易
い。特に実施例のように、φ=0°が外周、φ=90°
が中心となるように表示すると、もともと、φ=90°
に近づくに従って、方位分解能を上げることが困難であ
り、φ=0°に近づくに従って方位分解能を上げること
ができ、これとマッチした表示が得られる。
【0043】また、各方位、仰角について受信度数がわ
かり測定した到来電波の方向の確からしさがよく理解で
き、また雑音電波か、一次的な電波かの判定も可能とな
る。請求項2,3の発明によれば、それぞれ測定した到
来電波の方位、仰角の確からしさを知ることができる。
【0044】請求項の発明によればカーソルを用
いることにより、方位あるいは仰角を数値表示させるこ
とができ、かつその方位あるいは仰角における、仰角あ
るいは方位受信度数分布を表示させたり、その最大受信
度数の仰角あるいは方位を表示させることができる。請
求項の発明によればPMU曲線が表示され、測定表
示方位、仰角の確からしさや近接電波か不安定電波かの
区別などをすることができる。
【0045】請求項の発明によればアンテナを奇数と
することにより、ほぼ同一規模でも偶数の場合よりも検
出可能周波数帯域が広い。
【0046】以上述べたように対数増幅器を用いて受信
する場合は、受信電波のレベル範囲が広く、かつデジタ
ル処理は直線性特性に戻しているため、演算処理が容易
である。つまり従来の通常の方向探知機において位相の
みを検出するものはリミッタ増幅をすることができ、受
信電波のレベル範囲が広く、また振幅を検出するものは
受信器にAGC回路が付けられているため、受信電波の
レベル範囲が比較的大きいが、この発明では位相と振幅
とを検出する必要があり、図1において各受信器121
〜12N にAGC回路を付加すると、受信器121 〜1
N の各出力間において振幅の差がなくなるように作用
してしまい、方位検出を行うことができない。しかしこ
の発明では対数増幅器を用いているため、弱い電波と強
い電波との同時受信を検出でき、しかもそのレベル差が
大きくても測定可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】図1中のディジタル処理部231 の具体例を示
すブロック図。
【図3】データ処理部24における処理例を示す流れ
図。
【図4】データ処理部24中における内積処理を高速化
する例を示す流れ図。
【図5】図4の処理における各内積計算点を説明するた
めの図。
【図6】表示器25の表示例を示す図。
【図7】円形表示と方形表示との並列表示例を示す図。
【図8】カーソルの指定に基づく、方位(仰角)受信度
数分布表示が表れる例を示す図。
【図9】PMU曲線の表示例を示す図。
【図10】アンテナ本数と測定可能最大スパンとの関係
を示す実験データ図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海賀 和彦 千葉県船橋市本中山4−13−2 富士見 荘103 (56)参考文献 特開 昭62−233781(JP,A) 特開 昭59−51371(JP,A) 特開 平1−100485(JP,A) 特開 平1−101480(JP,A) 特公 昭55−28514(JP,B2) RALPH O.SCHMIDT," MULTIPLE EMITTER L OCATION AND SIGNAL PARAMETER ESTIMAT ION”IEEE TRANSACT ION ON ANTENAS AND PROPAGATION,VOL.A P−34,NO.3,MARCH 1986, P.276−P.280 RALPH O.SCHMIDT," MULTIPLE SOURCE DF SIGNAL PROCESSIN G:AN EXPERIMENTAL SYSTEM”,IEEE TRANS ACTION ON ANTENAS AND PROPAGATION,VO L.AP−34,NO.3,MARCH 1986,P.281−P290

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N個(Nは3以上の整数)のアンテナ
    と、 これら各アンテナの出力をそれぞれ入力するN個の受信
    器と、 これら各受信器の出力をそれぞれデジタル信号に変換す
    るN個のAD変換器と、 これらAD変換器の出力をそれぞれフーリエ変換するN
    個のフーリエ変換器と、 これらフーリエ変換器の出力をミュージック法で処理し
    て上記アンテナに受信された電波の到来方向を演算する
    データ処理部と、 上記演算して得られた電波到来方向の仰角を中心に対す
    る半径方向の距離で、方位を上記中心を中心とする周方
    向の角度で表示し、 かつ 横軸に方位角度が、縦軸にその各方位角度について
    の受信度数がそれぞれとられた受信方位角度数分布表示
    と、上記縦軸に仰角度が、上記横軸にその仰角度につい
    ての受信度数がそれぞれとられた受信仰角度数分布表示
    とが、そのほゞ表示中心を上記中心と一致させて行なわ
    れる表示器とを有する方向探知機。
  2. 【請求項2】 上記表示器は横軸に方位角度が、縦軸に
    その各方位角度についての受信度数がそれぞれとられた
    受信方位角度数分布表示が、上記仰角及び方位表示と並
    べてなされることを特徴とする請求項記載の方向探知
    機。
  3. 【請求項3】 上記表示器は縦軸に仰角度が、横軸にそ
    の仰角度についての受信度数がそれぞれとられた受信仰
    角度数分布表示が、上記仰角及び方位表示と並べてなさ
    れることを特徴とする請求項1記載の方向探知機。
  4. 【請求項4】 N個(Nは3以上の整数)のアンテナ
    と、 これら各アンテナの出力をそれぞれ入力するN個の受信
    器と、 これら各受信器の出力をそれぞれデジタル信号に変換す
    るN個のAD変換器と、 これらAD変換器の出力をそれぞれフーリエ変換するN
    個のフーリエ変換器と、 これらフーリエ変換器の出力をミュージック法で処理し
    て上記アンテナに受信された電波の到来方向を演算する
    データ処理部と、 上記演算して得られた電波到来方向の仰角及び方位をア
    ナログ表示する表示器と、 その表示器に任意の方位角度及び仰角度の一方を指示す
    るカーソルを設定する手段と、 そのカーソルにより指示された角度の数値表示、及びそ
    の支持された角度が方位角度であればその方位角度にお
    ける最も高い受信度数の仰角度を、上記指示角度が仰角
    度であればその仰角度における最も高い受信度数の方位
    角度を数値表示する手段と、 を具備する方向探知機。
  5. 【請求項5】 N個(Nは3以上の整数)のアンテナ
    と、 これら各アンテナの出力をそれぞれ入力するN個の受信
    器と、 これら各受信器の出力をそれぞれデジタル信号に変換す
    るN個のAD変換器と、 これらAD変換器の出力をそれぞれフーリエ変換するN
    個のフーリエ変換器と、 これらフーリエ変換器の出力をミュージック法で処理し
    て上記アンテナに受信された電波の到来方向を演算する
    データ処理部と、 上記演算して得られた電波到来方向の仰角及び方位をア
    ナログ表示する表示器と、 その表示器に任意の方位角度及び仰角度の一方を指示す
    るカーソルを設定する手段と、 そのカーソルにより指示された角度の数値表示、及びそ
    の支持角度が方位ならばその方位角度における仰角の受
    信度数分布を、支持角度が仰角ならその仰角における方
    位の受信度数分布を上記表示器に表示する手段と、 を具備する方向探知機。
  6. 【請求項6】 上記演算された仰角を中心に対する半径
    方向の距離で、方位を上記中心を中心とする角度で表示
    する円形表示部と、各方位角度又は仰角度に対する受信
    度数を表示する受信度数分布表示部とが設けられ、両表
    示部にそれぞれ上記カーソルが表示され、その一方のカ
    ーソル指示を変更すると他方のカーソル指示が連動して
    変更することを特徴とする請求項又は記載の方向探
    知機。
  7. 【請求項7】 N個(Nは3以上の整数)のアンテナ
    と、 これら各アンテナの出力をそれぞれ入力するN個の受信
    器と、 これら各受信器の出力をそれぞれデジタル信号に変換す
    るN個のAD変換器と、 これらAD変換器の出力をそれぞれフーリエ変換するN
    個のフーリエ変換器と、 これらフーリエ変換器の出力をミュージック法で処理し
    て上記アンテナに受信された電波の到来方向を演算する
    データ処理部と、 上記データ処理部における処理により得られる固有ベク
    トルとアンテナ受信電圧ベクトルとの内積の逆数を、仰
    角又は方位をパラメータとして、各方位角又は各仰角に
    ついて計算した値を縦軸又は横軸とし、その方位角又は
    仰角を横軸又は縦軸としたPMU曲線を表示する表示手段
    と、 を有する方向探知機。
  8. 【請求項8】 上記表示手段は方位又は仰角軸を共通と
    して、その各方位角又は仰角での受信度数を示す受信度
    数分布表示を、上記PMU曲線表示と並べて表示するもの
    であることを特徴とする請求項記載の方向探知機。
  9. 【請求項9】 上記Nを奇数とすることを特徴とする請
    求項1乃至の何れかに記載の方向探知機。
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