JP2688998B2 - 車両用コンソールボツクス - Google Patents

車両用コンソールボツクス

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JP2688998B2
JP2688998B2 JP1264892A JP26489289A JP2688998B2 JP 2688998 B2 JP2688998 B2 JP 2688998B2 JP 1264892 A JP1264892 A JP 1264892A JP 26489289 A JP26489289 A JP 26489289A JP 2688998 B2 JP2688998 B2 JP 2688998B2
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康二 杉山
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、乗用車等の車両の車室内に装備されるコン
ソールボックスに関し、特に、ハンドブレーキ・カバー
を兼用した表皮材を設けたコンソールボックスに関す
る。
《従来の技術》 従来、乗用車等の車両の運転席近くに装備されるコン
ソールボックスには、その一部分にハンドブレーキ・レ
バー組付け用開口部が設けられたものが多く、例えば、
実開昭62−99466号公報に開示されたものがそれであ
る。
第10図はこのような従来のコンソールボックスの一例
を示したもので、101はコンソールボックス本体であ
り、そのフロント側に向って下降傾斜する斜面にハンド
ブレーキ組付け用開口部102が開口しており、この開口
部102にはハンドブレーキ・ラバー103が張設され、その
中央部の穴104にハンドブレーキ・レバー105が貫通して
いる。第11図は第10図のX−X線断面図で、ハンドブレ
ーキ・ラバー103は、レインフォース106で補強支持され
て開口部102の下端に取り付けられている。
《発明が解決しようとする課題》 上記のような従来のコンソールボックスの構造におい
ては、コンソールボックス本体101と別個に開口部102に
ハンドブレーキ・ラバー103を装備するため、複雑な部
品設計と部品点数を必要とし、組付け工数も多い。さら
に、ハンドブレーキ・ラバー103を開口部102内に張設す
るので、コンソールボックスとして一体感がなく、外観
的にも好ましくない。
本発明は、上記のような従来のコンソールボックスの
不具合に鑑みてなされたものであって、その目的とする
ところは、他の部品を要せず、美観に優れ、機能的にも
優れた車両用コンソールボックスを提供することにあ
る。
《課題を解決するための手段》 以上の目的を達成するため、本発明の車両用コンソー
ルボックスは、一部分にハンドブレーキ・レバー組付け
用の開口部が形成された車両用コンソールボックスにお
いて、コンソールボックス基材の表面を柔軟性シートで
形成した加飾用の表皮材で被覆するとともに、この表皮
材と一体に前記ハンドブレーキ・レバー組付け用の開口
部のカバーを形成し、この開口部のカバーを両側外方に
拡がって前記開口部の側壁を挟むようなU字形断面の段
付形状に形成し、さらにその端末をハンドブレーキ・レ
バーに接して下方に向かうようにカットした構成にして
ある。
《作用》 以上のように構成した本発明の車両用コンソールボッ
クスにおいては、コンソールボックス基材とハンドブレ
ーキ・レバー組付け用の開口部とが一体の加飾用の表皮
材で覆われて一体的美観を呈するとともに、表皮材の開
口部のカバーのU字形断面段付形状と端末形状によって
ハンドブレーキ・レバーの動きに良く即応するのみなら
ず、その段付形状部の弾力性により表皮材とコンソール
ボックス基材とのはがれが防止される。
《実施例》 以下、図面に示した実施例に基づき、本発明の構成を
さらに詳細に説明する。
第1図は本発明による車両用コンソールボックスの一
実施例を示す全体斜視図で、1はコンソールボックス、
2はハンドブレーキ・レバーを示している。第2図は第
1図のA−A線断面図で、コンソールボックス1は、加
飾用の表皮材3をコンソールボックス基材4の表面に被
覆して形成されている。加飾用の表皮材3は、塩ビレザ
ー等の軟質合成樹脂シート3aを表面に、ウレタン等の発
泡合成樹脂材3bを裏面に積層して形成されたものであ
り、コンソールボックス基材4のハンドブレーキ・レバ
ー2を組み付けるための開口部1aまでカバーするように
一体に形成されている。
加飾用の表皮材3の開口部1a内面から垂下した両側部
分は、ハンドブレーキ・レバー2の作動ラインB−Bに
対して外方に拡がって開口部1aの側壁を挟むようなU字
形断面にそれぞれ形成された段付形状部12となってお
り、さらにその端末部分11は下方に向って折曲がって端
末処理されている。この開口部1aのカバー部分の形状に
より、加飾用の表皮材3はその軟質弾力性によってハン
ドブレーキ・レバー2に常時柔軟に当接し、その作動に
即応して変形する。
以上のように構成された本発明の車両用コンソールボ
ックス1は、次のようにして加飾用の表皮材3により加
飾される。第3図乃至第7図は、この加飾行程を順序に
従って示したものである。
先ず第3図において、5はニクロム線等を用いたヒー
ターであり、予め合成樹脂シート3aと発泡合成樹脂材3b
とを積層して形成した加飾用の表皮材3をヒーター5に
よって加熱、軟化される。軟質合成樹脂材等により所要
形状に成形されたコンソールボックス基材4は、加飾用
の表皮材3を装着される側の表面に範囲6に接着剤が塗
布され、型治具7の上に積層される。型治具7には、上
下方向に貫通する真空吸引用の多数の小孔8があけられ
ている。なお、コンソールボックス基材4にも、小孔4a
が多数設けられている。第4図は、ヒーター5によって
加熱された加飾用の表皮材3が軟化してドローダウンし
た状態である。
第5図は、一定の加熱時間が経過してドローダウンが
さらに進行し、型治具7の小孔8とコンソールボックス
基材4の小孔4aを通じて減圧吸引操作を行なう真空成形
が開始された直後の状態である。真空成形が完了した時
点で、加飾用の表皮材3は第6図のようにコンソールボ
ックス基材4の予め接着剤を塗布された表面(第3図に
示した範囲6)に密着して接着され、その中央部分には
コンソールボックス基材4の中央の開口部1a内側に沿っ
て垂下し、開口部1a直下部分に型治具7の段付形状に沿
って外側に拡がったU字形断面を形成し、さらに最下部
中心部分は型治具7の中心部の凹部7a内に引き込まれて
凹形状部10を形成する。
このようにして加飾用の表皮材3の接着を完了したコ
ンソールボックス基材4を型治具7から取り外し、第7
図に示すようにカッターナイフ9によって凹形状部10を
切り口が下方に向くようにカットし、端末部分11に加熱
したハサミを当てる等の手段によりその部分を固化させ
て切り口の端末処理を行なう。かくして、コンソールボ
ックス基材4の中央の開口部下方に加飾用の表皮材3の
段付形状部12が形成され、この部分がコンソールボック
ス1のハンドブレーキ・レバー組付け用の開口部1aを覆
うカバー部分となる。両側の端末部分11の間の開口寸法
dはハンドブレーキ・レバー2(本図では図示されな
い)のシャフト径よりも小さく設定されており、従っ
て、ハンドブレーキ・レバー2を組み付けた時、端末部
分11の内側は段付形状部12の弾力性によってハンドブレ
ーキ・レバー2に押し付けられる。
第8図及び第9図は、ハンドブレーキの操作に伴なう
加飾用の表皮材3の変形作動状況を示したものである。
第8図はハンドブレーキ・レバー2が上方に引き上げら
れた状態であり、この時、弾力性をもって当接している
加飾用の表皮材3の端末部分11はハンドブレーキ・レバ
ー2の上昇に従って引き上げられ、段付形状部12のU字
形断面が押しつぶされた形となる。第9図はハンドブレ
ーキ・レバー2が下げられた状態で、この時は端末部分
11はハンドブレーキ・レバー2の下降に従って引き下げ
られ、段付形状部12のU字形断面が拡がった形となる。
このようにして、弾力性をもった段付形状部12によって
ハンドブレーキ・レバー2の操作に伴なう端末部分11の
動きが吸収され、加飾用の表皮材3がコンソールボック
ス基材4からはがれるようなことがない。また、端末部
分11の切り口は下向きとなっているので、ハンドブレー
キ・レバー2の位置が上下いずれの場合にも、切り口が
見えるようなこともない。
《発明の効果》 以上の説明から明らかなように、本発明の車両用コン
ソールボックスは、コンソールボックス基材の表面を柔
軟性シートで形成した加飾用の表皮材で被覆するととも
に、この表皮材と一体に前記ハンドブレーキ・レバー組
付け用の開口部のカバーを形成し、この開口部のカバー
を両側外方に拡がって前記開口部の側壁を挟むようなU
字形断面の段付形状に形成し、さらにその端末をハンド
ブレーキ・レバーに接して下方に向うようにカットして
構成したので、開口部用カバーとして別部品を必要とせ
ず、コンソールボックス本体の加飾と同時に開口部のカ
バーを形成することができ、また、本体と開口部との一
体感のある美観的に優れたコンソールボックスが構成さ
れる。さらに、加飾用の表皮材と一体に形成した開口部
のカバーを両側外方に拡がったU字形断面の段付形状に
形成し、かつ、その端末をハンドブレーキ・レバーに接
して下方に向うようにカットしたので、段付形状部の弾
力性によってハンドブレーキ・レバーの動きに即応して
開口部のカバーが変形してカバー機能を充分に発揮する
ことができ、また、段付形状部によってハンドブレーキ
・レバー当接部分の動きが吸収され、表皮材のはがれを
生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車両用コンソールボックスの一実
施例を示す全体斜視図、第2図は第1図のA−A線断面
図、第3図乃至第7図は第1図及び第2図に示した車両
用コンソールボックスの表皮材による加飾工程を示す断
面図、第8図及び第9図はハンドブレーキの操作に伴な
う加飾用の表皮材の変形作動状況を示す断面図、第10図
は従来の車両用コンソールボックスの一例を示す全体斜
視図、第11図は第10図のX−X線断面図である。 1……コンソールボックス、 1a……ハンドブレーキ・レバー組付け用の開口部、 2……ハンドブレーキ・レバー、 3……加飾用の表皮材、 4……コンソールボックス基材、11……端末部分、 12……段付形状部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部分にハンドブレーキ・レバー組付け用
    の開口部が形成された車両用コンソールボックスにおい
    て、コンソールボックス基材の表面を柔軟性シートで形
    成した加飾用の表皮材で被覆するとともに、この表皮材
    と一体に前記ハンドブレーキ・レバー組付け用の開口部
    のカバーを形成し、この開口部のカバーを両側外方に拡
    がって前記開口部の側壁を挟むようなU字形断面の段付
    形状に形成し、さらにその端末をハンドブレーキ・レバ
    ーに接して下方に向うようにカットしたことを特徴とす
    る車両用コンソールボックス。
JP1264892A 1989-10-13 1989-10-13 車両用コンソールボツクス Expired - Lifetime JP2688998B2 (ja)

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