JP2688562B2 - 破砕装置 - Google Patents

破砕装置

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JP2688562B2
JP2688562B2 JP5282515A JP28251593A JP2688562B2 JP 2688562 B2 JP2688562 B2 JP 2688562B2 JP 5282515 A JP5282515 A JP 5282515A JP 28251593 A JP28251593 A JP 28251593A JP 2688562 B2 JP2688562 B2 JP 2688562B2
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秀昭 天江
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株式会社伸生
下田 忠司
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属スクラップなど
を破砕するための破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気製品等の粗大ゴミや廃棄自動車など
の金属製スクラップを破砕する破砕装置は、図4及び図
5に示すように、破砕室31の内部に突出した回転軸3
2の周面に、その回転軸の長さ方向に所定の間隔で複数
のロータ板33を取付け、その各ロータ板33の外周部
に、各ロータ板を軸方向に貫通するピン34を取付け、
この各ピン34に、それぞれ破砕ハンマー35を回動可
能に取付けている。
【0003】各破砕ハンマー35は、その一部分が各ロ
ータ板33の外周縁から突出するように取付けられ、回
転軸32が回転すると、破砕ハンマー35が破砕室31
の表面との間で投入されたスクラップを打撃し、スクラ
ップを破砕するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のロー
タ板33は、図5に示すように外周面が円形となった板
材で形成され、その外周面に沿って所定の間隔で破砕ハ
ンマー35が連結するピン34を装着している。
【0005】しかし、上記の構造では、ロータ板33の
外周面と破砕室31の内周面との間にできるすき間36
が比較的小さく、そのすき間36に入り込んだスクラッ
プだけが破砕ハンマー35によって破砕されるため、上
記すき間36に入り込めない大きさのスクラップは破砕
が終了するまでに長い時間がかかり、破砕効率が悪いと
いう問題がある。
【0006】また、上記狭いすき間36にスクラップが
強く噛み合った状態で破砕作用が行なわれるため、その
スクラップとロータ板33間のこすりにより大きな摩擦
抵抗が生じるが、この摩擦抵抗によってロータ板33の
回転には余分な力が必要になり、回転軸32の駆動動力
の浪費が大きい不具合がある。
【0007】加えて、上記従来の破砕装置では、回転す
る破砕ハンマー35の打撃だけでスクラップの破砕を行
なうため、破砕能力の大きさが破砕ハンマー35の数等
により一義的に決定され、破砕力が制限を受ける問題も
ある。
【0008】そこでこの発明は、上記の問題を解決し、
破砕能力が大きく、効率の高い破砕加工が行なえる破砕
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、破砕室の内部に突出した回転軸の周面
にその回転軸の長さ方向に所定の間隔で複数のロータ板
を取付け、この各ロータ板の外周に各ロータ板を軸方向
に貫通する複数のピンを取付け、その各ピンに各ロータ
板の外周面から一部分が突出する破砕ハンマを回動可能
に取付け、破砕室内周面には複数の突条を設け、各ロー
タ板の外周面を上記ピンの各取付け位置の間で半径方向
の内側に後退する押出し面として形成し、かつその外周
面の後退部分と破砕室の内周面との間被破砕物噛み
込む空間を形成した破砕装置としたのである。
【0010】なお、上記の構造において、各ロータ板
ンが装着される外周プレートと、回転軸に連結する内
周プレートとに分割可能としてもよい。
【0011】
【作用】上記の構造においては、各ロータ板の外周面に
沿って設けた空間に被破砕物が入り込み、その状態で破
砕ハンマーが破砕を行なうため、各種形状の被破砕物を
効率よく破砕できる。
【0012】また、スクラップに対して相対回転するロ
ータ板の外周面の後退した押出面が、空間に噛み込んだ
被破砕物と干渉して押出しをすると、破砕室の内周面
突条との間で押出破砕作用を併有して行なうため、装置
全体として破砕能力が増大する。
【0013】さらに、ロータ板の外周面に設けた空間に
より、ロータ板と破砕室の内周面との間で被破砕物が強
くこすり合う現象が防止され、ロータ板を回転するのに
余分な動力を省略できる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付の図1乃至図
3に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、破
砕室1は、上部に投入口2を有し、その投入口2に向か
ってテーパ状に開いた内周面に、後述する破砕ハンマー
11との間で破砕作用を行なう多数の突条3が形成され
ている。
【0015】上記破砕室1の内部中央には、回転軸4の
上半部が突出しており、その回転軸4の下端部に取付け
たフライホール5にベルト等を介して駆動モータ(図示
略)が連結し、この駆動モータにより回転軸4が回転駆
動されるようになっている。
【0016】また、回転軸4は、周面の中央部に、ロー
タサポート6が取付けられ、上端部に、スクラップを大
きく切断するスクラップブレーカ7が取付けられ、その
両者間に破砕ロータ8が組込まれている。
【0017】この破砕ロータ8は、回転軸4の長さ方向
に所定の間隔で配置される複数(この例では3枚)のロ
ータ板9と、その各ロータ板9の外周に装着される複数
のピン10と、この各ピン10にそれぞれ回動可能に取
付けられる破砕ハンマー11とから構成される。
【0018】上記各ロータ板9は、図1乃至図3に示す
ように、回転軸4に連結する内周プレート12と、破砕
ハンマー11が連結する外周プレート13とに分割可能
とされ、その両プレート12、13の嵌合部が複数の締
結ボルト14により着脱自在に固着されている。
【0019】上記各ロータ板9の内周プレート12は、
回転軸4に嵌合したスリーブ15の周面に溶接等によっ
て一体に固定されている。
【0020】また、外周プレート13は、円周方向に2
つの半割り部材13a、13bに分割可能に形成され、
その各半割り部材13a、13bに、それぞれ破砕ハン
マー11を取付けるための多数のピン装着孔16が形成
されている。
【0021】上記外周プレート12の外周面は、図2及
び図3に示すように、各ピン装着孔16の間がそれぞれ
半径方向の内側に後退する凹面18で形成され、外周面
全体として多数の波形に屈曲する凹凸面で形成されてお
り、その各凹面18と破砕室1の内周面との間に、スク
ラップブレーカ7、7によって切断されたスクラップが
噛み込まれる複数の空間17が形成されている。
【0022】また、外周プレート13の外周面に設けら
れる各凹面18は、ピン装着孔16の周囲に形成される
両側の凸面19から、中央に向かって滑らかな曲線で傾
斜する曲面で形成され、空間17に噛み込んだスクラッ
プに対して相対回転するロータ板9の凹面18表面が接
触すると、その表面の傾斜によりスクラップに外向きの
力を与え、破砕室1の内周面に向かってスクラップを押
し出すように形成されている。
【0023】上記外周プレート13に装着される破砕ハ
ンマー11は、図2に示すように外周面に多数の突起2
0が形成され、そのハンマーの一部分が常に外周プレー
ト13の外周面から外側に突出するように取付けられて
いる。
【0024】なお、図2及び図3において21は、半割
り部材13a、13bを内周プレート12に対して位置
決めするための位置決めピンである。
【0025】また、図1において22はスイーパライナ
であり、このスイーパライナ22は破砕ロータ8と共に
回転し、破砕されたスクラップを順に破砕室1下部の排
出口23から排出させる。
【0026】この実施例の破砕装置は上記のような構造
であり、投入口2から破砕室1に投入されたスクラップ
は、先ず回転するスクラップブレーカ7、7により所定
の大きさに切断され、破砕ロータ8の上に落下する。
【0027】この落下したスクラップは、各ロータ板9
の外周に沿って設けた空間17に入り込み、ロータ板9
と破砕室1の間に噛み込んだ状態で、回転する破砕ハン
マー11の打撃を受け、細かく破砕される。また、スク
ラップに対して相対回転するロータ板9の表面が、空間
17に噛み込んだスクラップに干渉すると、各凹面18
の表面の傾斜によってスクラップは外向きに押し出さ
れ、破砕室1の内周面の突条3に押し付けられて破砕さ
れる。
【0028】このように、破砕ハンマー11と、回転す
るロータ板9の表面から同時に破砕作用が加わるため
に、スクラップに対して大きな破砕力が加わり、破砕効
率を高めることができる。
【0029】また、スクラップが各ロータ板9の外周に
設けた空間17に入り込み、ロータ板9と破砕室1の内
周面との間でスクラップが強くこすれ合うことが防止さ
れるので、ロータ板9に作用する摩擦抵抗が小さくな
り、ロータ板9を回転させるための消費動力を軽減する
ことができる。
【0030】なお、上記のような破砕加工によって各ロ
ータ板9の外周プレート13が摩耗すると、締結ボルト
14を取外して外周プレート13と内周プレート12を
分割し、新しい外周プレート13に交換する。
【0031】この場合、各ロータ板9を内周プレート1
2と外周プレート13に分割可能としているので、外周
プレート13を高硬度材で形成するか、表面を硬質化す
る表面処理や被覆層を設けることにより、破砕作用を行
なう外周プレート13の耐摩耗性を大きく向上でき、耐
久寿命を長くすることができる。
【0032】
【効果】以上のように、この発明は、ロータ板の外周に
沿って設けた空間に被破砕物を噛み込ませ、その被破砕
物に、破砕ハンマによる打撃破砕と回転するロータ板
押出面と突条との間で行なわれる押出破砕を併有する
破砕作用を与えるので、従来構造に比べて破砕能力が増
大し、破砕効率を大きく向上させることができる。
【0033】また、ロータ板の外周に設けた空間によっ
てスクラップからロータ板に加わる摩耗抵抗を小さくで
きるので、ロータ板を回転させるための余分な動力を省
略することができ、消費動力を軽減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の破砕装置を示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線からみた断面図
【図3】同上のロータ板を分解した状態で示す斜視図
【図4】従来例を示す縦断正面図
【図5】図4のV−V線からみた断面図
【符号の説明】
1 破砕室 4 回転軸 8 破砕ロータ 9 ロータ板 10 ピン 11 破砕ハンマー 12 内周プレート 13 外周プレート 14 締結ボルト 16 ピン装着孔 17 空間 18 凹面 19 凸面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕室の内部に突出した回転軸の周面
    の回転軸の長さ方向に所定の間隔で複数のロータ板を
    取付け、この各ロータ板の外周に各ロータ板を軸方向に
    貫通する複数のピンを取付け、その各ピンに各ロータ板
    の外周面から一部分が突出する破砕ハンマを回動可能に
    取付けた破砕装置において、破砕室内周面には複数の突
    条を設け、上記各ロータ板の外周面を上記ピンの各取付
    け位置の間で半径方向の内側に後退する押出し面として
    形成し、かつその外周面の後退部分と破砕室の内周面と
    の間被破砕物噛み込む空間を形成したことを特徴と
    する破砕装置。
  2. 【請求項2】 上記各ロータ板をピンが装着される外周
    プレートと、回転軸に連結する内周プレートとに分割可
    能としたことを特徴とする請求項1に記載の破砕装置。
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