JP2688194B2 - インクジェットプリンタの操作方法 - Google Patents

インクジェットプリンタの操作方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクを吐出して記録媒体に情報を記録を行
うインクジェットプリンタの操作方法に関する。 [従来の技術] 一般に、インクジエツトプリンタにおいては、インク
ジエツトヘツドのオリフイス内でインクに空気の泡が混
入されると、印字された部分に印字抜けの部分が発生し
て、画像の再生能力が劣化することになる。これを防止
するため、インクジエツトプリンタには、オリフイス内
の空気の泡を吸引して元の状態に回復させる回復系が備
えられている。 ここで、この回復系の駆動時においては、まず、イン
クジエツトヘツドを閉塞すべく、キヤツプが移動して、
インクジエツトヘツドを覆うことになる。この後、負圧
発生手段が駆動されて、負圧を発生し、弁機構の開放動
作を介して、この負圧がキヤツプ内に伝達され、オリフ
イス内の空気の泡が負圧により吸引されることになる。 [発明が解決しようとする問題点] このようなインクジエツトプリンタにおいて、プリン
タの動作終了時には、インクジエツトヘツド保護のた
め、このインクジエツトヘツドはキヤツプにより覆われ
るように構成されている。このため、インクジエツトプ
リンタの動作開始時においては、このオリフイスを閉塞
しているキヤツプをインクジエツトヘツドから外さなけ
ればならない。 ここで、インクジエツトヘツドがキヤツプにより覆わ
れる際には、このキヤツプに押されて、オリフイス内に
空気が押し入れられることが生じることになる。しかし
ながら、上述した回復系を駆動制御する際において、回
復系の作動に関しては、操作者が回復系の開始ボタンを
押し込む事により指示され、この指示により、回復動作
が初めて開始されるようになされている。このため、操
作者は、インクジエツトプリンタの作動開始に先立ち、
毎回この回復動作を実行しなければならなず、大変に面
倒なものである。 しかも、この回復動作の指示を操作者が忘れると、印
字された部分の最初の部分に印字抜けの部分が発生し
て、再び印字動作を繰り返さなければならなくなる。 この発明は、上述した事情に鑑みて成されたもので、
この発明の目的は、印字動作の開始時において、印字抜
けのない良好な印字動作を達成するの出来るインクジエ
ツトプリンタの操作方法を提供する事である。 [問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため本発明のインクジェットプ
リンタの操作方法は以下のような工程からなる。 即ち、インクを吐出するオリフィスをキャッピングす
るためのキャップと、該キャップが前記オリフィスをキ
ャッピングしているときに前記オリフィスからの吸引を
行なうための吸引手段と、該吸引手段と前記キャップと
の連通を断続するための弁機構と、前記オリフィスが設
けられたインクジェットヘッド近傍の温度を検出するた
めの温度検出手段と、プリンタ本体の電源スイッチとを
具備するインクジェットプリンタの操作方法であって、
回復の指示がなされたときに、前記キャップより前記オ
リフィスをキャッピングし、前記弁機構が前記温度検出
手段によって検出された温度に応じて変更される第1の
時間、前記連通を開くことにより、前記吸引手段による
前記オリフィスからの吸引を行う回復吸引工程と、前記
電源スイッチがOFFされたなら、前記キャップによって
前記オリフィスをキャッピングするキャッピング工程
と、該キャッピング工程により前記キャップによるキャ
ッピングがなされた後に、再び前記電源スイッチがONさ
れたなら、前記キャップによるキャッピングがなされた
状態で前記第1の時間より短い第2の時間、前記弁機構
の前記連通の開いて前記吸引手段による前記オリフィス
からの吸引を行い、しかる後、前記キャップによるキャ
ッピングを開放するキャッピング開放工程とを備えるこ
とを特徴とするインクジェットプリンタの操作方法を備
れる。 [作用] 以上の工程により本発明は、回復指示がなされたと
き、キャップよりオリフィスをキャッピングし、オリフ
ィスからの吸引を行なうための吸引手段とキャップとの
連通を断続する弁機構が検出されたインクジェットヘッ
ド近傍温度に応じて変更される第1の時間、その連通を
開くことにより、吸引手段によるオリフィスからの吸引
を行うが、一方、プリンタ本体の電源スイッチがOFFさ
れたなら、キャップによってオリフィスをキャッピング
し、そのキャッピングがなされた後に、再び電源スイッ
チがONされたなら、そのキャッピングがなされた状態で
上記の第1の時間より短い第2の時間だけ、弁機構の連
通を開いて吸引手段によるオリフィスからの吸引を行わ
せた後、キャップによるキャッピングを開放する。 [実施例] 以下に、この発明に係る一実施例のプリンタ装置を、
添付図面を参照して、詳細に説明する。 <外観部> 第1図及び第2図は、プリンタ装置のプリンタ本体1
を示す外観図を現わしている。このプリンタ本体1の前
面には、小サイズ用のカセツト2が、プリンタ本体1に
対して着脱可能に装着されている。また、このプリンタ
本体1の前面には、カセツト2の右側方に隣接して化粧
蓋3が開放可能に取付けられている。この化粧蓋3を開
放した状態で、第2図に示すように、インクカートリツ
ジ10、副操作スイツチ系12等が外部に露出する。この化
粧蓋3は、これの爪3aと不図示のプリンタ本体1側に形
成された切り欠き部とで、閉塞状態にロツクされると共
に、第2図中矢印方向へ軽く指で回すと、ロツクが外れ
第2図の開放状態になるよう構成されている。 また、プリンタ本体1の前面には、カセツト2の上方
に隣接して、給紙口11のダストカバー4が開放可能に取
り付けられている。このダストカバー4は、爪部4aを有
し、化粧蓋3と同様にして開閉可能に構成されている。
このダストカバー4には後述するダストカバースイツチ
SW1が取り付けられており、これにより、ダストカバー
4の開閉状態を知ることが可能である。 更に、本体1の前面には、カセツト2の左側方に隣接
して、カセツト2の着脱用つまみ5が配設されている。
このつまみ5については、詳細を後述する。この着脱用
つまみ5の上方には、電源スイツチ6が配設されてい
る。 また、前述した化粧蓋3の上方の左側には、表示器7
が設けられている。この表示器7は、紙供給系の異常を
表示する表示部7a、インク供給系の異常を表示する表示
部7b、プリント位置Aを表示する表示部7c、プリント位
置Bを表示する表示部7,プリント位置Cを表示する表示
部7eを、ダストカバー7fにより覆つた状態で備えてい
る。 更に、化粧蓋3の上方の右側には、主操作スイツチ
8、9が配設されている。ここで、参照符号8はプリン
トスイツチを示しており、このプリントスイツチ8に
は、プリントスイツチが押されたことを表示するLED8a
が設けられている。尚、参照符号9は本発明と関係ない
ため説明を省略する。 前述したインクカートリツジ10は、第2図において、
矢印方向へ押し込むことにより、公知の針等を介してイ
ンクジエツトヘツドIJUに連結されると共に、後述する
レバーにより着脱可能に構成されている。また、副操作
スイツチ系12は、第2図に示すように、プリント位置を
選択するスイツチ12aを備え、他のスイツチは本発明と
関係ないのでその説明を省略する。 <内部レイアウト> 第3図はプリンタ本体1の内部構成を概略的に示す上
面図であり、主たるレイアウトが書かれている。 プリンタ本体1内の左奥部には、後述するキヤリツジ
系CRが配設されており、このキヤリツジ系CRにより、イ
ンクジエツトヘツドIJUは主走査される。このキヤリツ
ジ系CRの手前側には、紙送り系PFが配設されている。こ
の紙送り系PFは、プラテンローラ22、給紙ローラ18、給
紙モータM2、紙送りモータM1等で構成され、詳細は後述
する。 また、プリンタ本体1内の中央部には、ポンプ系PUが
配設されている。このポンプ系PUは、負圧発生機構、弁
機構及びキヤツプ104等で構成される。インクカートリ
ツジ10は、第2図との関係でわかるように、プリンタ本
体1内の右側で、かつ高さ方向は本体1の下面と一致
し、インクジエツトヘツドIJUより低く保持されること
により、インクジエツトヘツドIJUの先端を負圧に保
ち、インクジエツトヘツドIJUの先端からのインクのた
れ等を防止している。 プリンタ本体1内の右側部には、プリンタ本体1に固
設した支点10bにより、レバー10aが回動可能に設けられ
ている。このレバー10aを動作させることにより、イン
クカートリツジ10を着脱(交換)できるように構成され
ている。このインクカートリツジ10の後方には、インク
カートリツジ10の有無を検出するスイツチSW2が配設さ
れている。 尚、インクカートリツジ10の上部には、公知の手法に
よりプリンタ本体1に固設された電気回路CIRが設けら
れている。この電気回路CIRには、プリンタ本体1の後
部右側に露出した入力端子INが接続されている。また、
プリンタ本体1の後部左側には、電源PSが配設されてい
る。 上記の如く電気系を配置したため、基板取りの経済化
が計れ、さらに回路の発熱等がインクカートリツジ10、
インクジエツトヘツドIJUに及ぼす影響を極少にしてい
る。また、機械系と電気系と分離して配設しているた
め、組み立てやメンテナンスが容易になる。 ここで、前述したカセツト2の着脱用つまみ5は、略
L字状に形成されて、一部がプリンタ本体1の前面に露
出した状態に取り付けられている。このつまみ5は、ば
ね13により内方に付勢され、不図示のガイドピン等によ
り矢印方向に沿つてスライドすることができるように構
成されている。さらにカセツト2の下方中央部まで延出
した先端部には、上方に向つてピン5aが植設されてい
る。一方、カセツト2の下面中央部には、ピン5aにより
係止されるように三角形状に形成されたカム2aが固定さ
れている。このカム2aは、ピン5aと共にカセツト2のロ
ツク機構を構成している。尚、図中2点鎖線は大サイズ
のカセツト装着状態を示している。 <ポンプ系PU> 次にポンプ系PUを第4図乃至第12図を参照して説明す
る。 第4図に示すように、ポンプ系PUは、インクジエツト
ヘツドIJUにインクを供給する供給系ユニツトと、イン
クジエツトヘツドIJUにおいてノズル221のオリフイス22
1a中に空気が混入した場合に、この空気を除去して供給
系ユニツトを回復させるための回復系ユニツトとを備え
ている。 回復系は、ポンブベース102と、地板103と、それに対
向する不図示の地板とにより構成され、それに以下に説
明する機能部材が取り付けられている。 また、供給系ユニツトは、後に詳細に説明するが、ポ
ンプベース102に対向して配設されたインクジエツトヘ
ツド筺体219を備えている。このインクジエツトヘツド
筺体219は、第5図中矢印Aで示す方向に沿つて多数の
オリフイスを有している。 ポンプベース102には、第5図に示すように、上述し
たノズル221のオリフイス221aを密閉・開放するキヤツ
プ104が、ホームポジシヨンにあるインクジエツトヘツ
ド筺体219に対して接離可能に設けられている。このキ
ヤツプ104は、ゴム等の弾性部材より成つており、キヤ
ツプ104を保持するキヤツプホルダ105が、ポンプベース
102に対して移動可能に取付けられている。 このキヤツプホルダ105は戻しばね112によりキヤツプ
開放方向(矢印Aで示す方向)に引つ張られており、
又、押しつけばね111を介してキヤツプレバー110がキヤ
ツプホルダ105に取り付けられている。又、キヤツプ104
の開閉時にオリフイスから垂れたインクを受けるため
に、ポンプベース部102aには、積層紙121が収納されて
いる。又、キヤツプ104に圧入されたインクチユーブ122
はオリフイス221aの数に対応して設けられており、全て
のインクチユーブ122は後述する弁機構につながつてい
る。 次に弁機構の断面を第6図に示す。 この弁機構は、弁ケース124と、この弁ケース124が取
付けられるポンプベース102b部とを備えている。弁ケー
ス124には、穴124aがオリフイス221aの2倍の数だけ開
設されており、これら穴124aの半分には、キヤツプ104
からのインクチユーブ122が、残りの半分にはインクジ
エツトヘツドIJU内のサブタンク230からの排出チユーブ
225が夫々挿入されている。また、各穴124aの周囲に形
成されたボス部124bには、弾性部材よりなるチユーブ受
け123が圧入されており、このチユーブ受け123によりイ
ンクチユーブ122、排出チユーブ225は夫々保持されてい
る。 また、弁ケース124の内部には、穴124aを夫々密閉、
開放してインクの流れを制御するゴム栓125が接着され
た板126がピストン本体として上下動可能に配設されて
いる。この板126は、ポンプベース部102bに形成された
円筒部102cの透孔内を、気密な状態で上下方向に沿って
摺動するピストン127に、段ビス136でガタをもつて一体
に上下動するように係止されている。このゴム栓125
は、板126がばね133により上方に付勢されており、この
ゴム栓125に他の力が作用しない限りにおいて、穴124a
を全て閉塞するように偏倚されている。尚、弁ケース12
4と円筒部102cとの間は、Oリング131により封止されて
いる。 前述したピストン127の下端には、ピン134を介して回
転レバー128の上端が回動自在に取付けられている。こ
の回転レバー128は、この中間部において、軸129を介し
て回転自在に支持されており、また、この下端部におい
て、ソレノイド130のプランジヤ130aの突出端にピン135
を介して回動自在に取付けられている。このソレノイド
130は、消磁された状態で、プランジヤ130aを移動自在
な状態となし、励磁された状態で、プランジヤ130aを内
方に引き込むように付勢している。 通常、ソレノイド130は消磁されているので、ゴム栓1
25は、板126を介して、ばね133によつて弁ケース124の
穴124aを密閉している。一方、ソレノイド130が励磁さ
れることにより、プランジヤ130aは引き込められて回転
レバー128は軸129を中心として反時計方向に回転し、ピ
ン134を介してピストン127は、ばね133の付勢力に抗し
て押し下げられ、このようにして、ゴム栓125は全ての
穴124aを開放することになる。 また、弁ケース124の穴部124cは、インクの流出用に
形成された穴であり、この穴部124cに接続されたインク
チユーブ137によつて、後述の負圧発生機構と連通する
ように結ばれている。 次に負圧発生機構について説明する。この負圧発生機
構は第5図にその構造を示すように、ポンプベース102
に取り付けられたシリンダ113を備えている。ポンプベ
ース102とシリンダ113との間にはOリング118が介在さ
れており、このOリング118により、ポンプベース102と
シリンダ113との密閉が保たれている。このシリンダ113
内を上下にスライド自在にピストン114が配設されてい
る。このピストン114は戻しばね117により常に上方に付
勢されており、この戻しばね117の付勢力に抗して押し
下げられることにより、負圧を発生するように構成され
ている。 このシリンダ113と摺動するピストン114の本体部114a
には,穴114bが厚さ方向に貫通して形成されている。こ
の穴114bが開口した本体部114aの下面には,この開口を
開放自在に閉塞するピストン弁115が弁押え116により開
口を閉塞するように付勢された状態で設けられている。
このピストン弁115により、空気又はインクの流れは、
上方から下方にのみ制限され、前記した弁機構よりイン
クチユーブ137を通つて、シリンダ113の口部113aより流
入したインクは、ピストン114の穴114bを通り、排出口1
02dより排出され、排出されたインクはインクチユーブ1
38を通つて不図示の排液だめへと流される。 このようにして、キヤツプ104がインクジエツトヘツ
ド筺体219を閉塞した状態において、上述の負圧発生機
構において発生した負圧が、弁機構が開放されることに
伴なって、インクチユーブ122を介してインクジエツト
ヘツド筺体219に作用することにより、インクジエツト
ヘツド筺体219のオリフイス内に生じた空気の泡は、イ
ンクチユーブ122を介して取り出され、排液だめに排出
されることになる。 次に、この負圧発生機構を駆動する駆動系について説
明する。この駆動系は、正逆回転可能な駆動モータM3を
備え、この駆動モータM3の出力は、ギヤ列107で減速さ
れた上で、最終段のギヤ107aに伝達されるように構成さ
れている。このギヤ107aには、回転軸107aが固定されて
おり、この回転軸107aには、第1のカム108a及び第2の
108bが一体回転すように、互いに隣接した状態で固定さ
れている。 また、この回転軸107aには、第2のカム108bを股ぐ状
態で、コ字状のキヤツプロツクレバー140が回転可能に
取り付けられている。このキヤツプロツクレバー140の
側方には、係止端140aが半径方向に沿って突出した状態
で一体に設けられており、この係止端140aは、キヤツプ
ロツクレバー140の延出方向より、第2のカム108bの回
転方向に沿って、換言すれば、時計方向側に偏倚した状
態で取り付けられている。 このキヤツプロツクレバー140は、第2のカム108bと
の間の回転軸107aに捲回されたコイルばね139の一端が
係止されており、コイルばね139の他端は、キヤツプロ
ツクレバー140に係止されている。このようにして、キ
ヤツプロツクレバー140は、これの係止端140aが、ポン
プベース102の摺動ガイド102eに当接しない限りにおい
て、一体に回転することになる。尚、キヤツプロツクレ
バー140の係止端140aが、ポンプベース102の摺動ガイド
102eに当接した状態において、キヤツプロツクレバー14
0は、第2のカム108bによりキヤツプ104をしてインクジ
エツトヘツド本体220を閉塞するように移動させたキヤ
ツプレバー110を、この閉塞状態にロツクするようにな
されている。 前述した第1のカム108aの外周面は、負圧発生源のピ
ストン1、14の頭部に当接し、第1のカム108aの回転に
応じてピストン114を戻しばね117の付勢力に抗して、押
し下げるようになされている。一方、第2のカム108bの
外周面は、キヤツプレバー110の側面に当接し、この第
2のカム108bの回転に応じてキヤツプレバー110を押し
付けばね111の付勢力に抗して、キヤツプホルダ105に取
り付けられたキヤツプ104がインクジエツトヘツド筺体2
19のオリフイス221aを閉塞する方向に移動するようにな
されている。 尚、第1及び第2のカム108a,108bの夫々の取付位置
関係は、以下のように設定されている。即ち、第5図に
示す初期位置PIにおいては、第1及び第2のカム108a,1
08bは、夫々回転中心から最短距離にあるカム面がピス
トン114の頭部及びダストカバー110の側面に当接してい
る。このようにして、この初期位置PIにおいては、負圧
発生機構においては、負圧は発生しておらず、また、キ
ヤツプ104はインクジエツトヘツド筺体219のオリフイス
221aをを閉塞していない状態に保持されている。 また、この初期位置PIから駆動モータM3の駆動に伴な
って、第1及び第2のカム108a,108bが少し回転した状
態において待機位置P0が規定される。更に、この待機位
置P0から駆動モータM3の駆動に伴なって、第1及び第2
のカム108a,108bが回転することにより、第9A図に示す
ように、第1の動作位置P1にもたらされる。この第1の
動作位置P1においては、第1のカム108aは、依然として
回転中心からの最短距離にあるカム面がピストン114の
頭部に当接している。このようにして、この第1の動作
位置P1においては、負圧発生機構においては、負圧は発
生しない。一方、第2のカム108bは、回転中心から最長
距離にあるカム面がキヤツプレバー110の側面に当接し
ている。このようにして、この第1の動作位置P1では、
前述したように負圧発生機構において負圧は発生してい
ない状態において、キヤツプ104はインクジエツトヘツ
ド筺体219のオリフイス221aをを閉塞する状態に保持さ
れることになる。 また、この第1の動作位置P1から駆動モータM3が回転
することにより、第1及び第2のカム108a,108bが少し
回転した状態において、第9B図に示すように、第2の動
作位置P2が規定される。この第2の動作位置P2におい
て、第1のカム108aは、回転中心から徐々に遠い距離に
あるカム面がピストン114の頭部に当接するようにな
る。このようにして、この第2の動作位置においては、
負圧発生源においては、負圧が発生し始めることにな
る。一方、第2のカム108bは、依然として回転中心から
最長距離にあるカム面がキヤツプレバー110の側面に当
接している。このようにして、この第2の動作位置P2に
おいては、負圧発生源において負圧が発生し始める状態
において、キヤツプ104はインクジエツトヘツド筺体219
のオリフイス221aを閉塞する状態に保持されることにな
る。 また、この第2の動作位置P2から駆動モータM3が回転
することにより、第1及び第2のカム108a,108bが所定
角度回転した状態において、第9図Cに示すように、第
3の動作位置P3が規定される。この第3の動作位置P3に
おいて、第1のカム108aは、回転中心から最長距離にあ
るカム面がピストン114の頭部に当接している。このよ
うにして、この第3の動作位置P3においては、負圧発生
機構においては、負圧が十分に発生することになる。 一方、第2のカム108bは、回転中心から最短距離にあ
るカム面がロツクレバー110の側面にもたらされること
になる。しかしながら、第2の動作位置P2から第3の動
作位置P3に第2のカム108bが回動する過程において、第
2のカム108bは、回転中心から最短距離にあるカム面が
ロツクレバー110の側面に当接することになる前に、キ
ヤツプロツクレバー140の係止端140aが、ポンプベース1
02の摺動ガイド102eに当接し、キヤツプロツクレバー14
0は、第2のカム108bによりキヤツプ104をしてインクジ
エツトヘツド筺体219を閉塞するように移動させたキヤ
ツプレバー110を、この閉塞状態にロツクすることにな
る。 このようにして、この第3の動作位置P3においては、
前述したように負圧発生機構において負圧が十分に発生
した状態において、キヤツプ104はインクジエツトヘツ
ド筺体219を閉塞する状態に保持されることになる。 尚、この第3の動作位置P3から、駆動モータM3は今ま
でとは逆方向の回転駆動を開始することになり、第1及
び第2のカム108a,108bは、上述した動作とは逆の動作
を実行して、初期位置P0まで復帰することになる。 ここで、最終段のギヤ107aの外側の側面には、駆動モ
ータM3の回転量(即ち、第1及び第2のカム108a,108b
の回転位置)を制御するために、第7図に示すような接
片141が取り付けられている。この接片141は、互いに電
気的に接続された3個の接触端子141a,141b,141cを有し
ている。 一方、ポンプ基板109上には、3個の接触端子141a,14
1b,141cが所定のシーケンスで選択的に接触するように
構成された所定のパターンPTが形成されている。このパ
ターンPT上を、接片141がギア107aの回転に応じて回転
しつつ摺動することにより、第1の出力端子109a(SWP
1)、及び第2の出力端子109b(SWP2)より所定の制御
信号が出力され、駆動モータM3の制御を行なうことによ
り、第1及び第2のカム108a,108bの位相を制御してい
る。尚、第3の出力端子109cが設けられており、これは
接地されている。 即ち、前述したパターンPTは、第1及び第2のカム10
8a,108bが初期位置PIから待機位置P0まで回転する過程
において、第1の出力端子109aからのみ“H"レベル信号
が出力され、第1及び第2のカム108a,108bが待機位置P
0から第1の動作位置P1まで回転する過程において、第
1及び第2の出力端子109a,109bは“L"レベル信号を出
力し、第1及び第2のカム108a,108bが第1の動作位置P
1から第2の動作位置P2まで回転する過程において、第
1及び第2の出力端子行109a,109bは供に“H"レベル信
号を出力し、第1及び第2のカム108a,108bが第2の動
作位置P2から第3の動作位置P3まで回転する過程におい
て、第1の出力端子109aからは“L"レベル信号が出力さ
れるものの、第2の出力端子109bからは当初“H"レベル
信号が出力され、その後“L"レベル信号が出力されるよ
うに、構成されている。 このパターンPTは、尚、第1及び第2のカム108a,108
bが第3の動作位置P3より更に時計方向に沿って回転す
ることにより、第1の出力端子109aからは以前として
“L"レベル信号が出力されると供に、第2の出力端子10
9bからは“H"レベル信号が出力されるように構成されて
いる。 <インクジエツトヘツドIJU> 次にインクジエツトヘツドIJUの構成を,第10図及び
第11図を参照して説明する。 第10図はインクジエツトヘツドIJUを往復動装置のキ
ヤリツジ201に載置した斜視図を示しており、第11図は
キヤリツジ201にインクジエツトヘツドIJUを載置した状
態で示す断面図である。 第11図に示すように、インクジエツトヘツドIJUは、
下面が開口されたインクジエツトヘツド筺体219と、こ
のインクジエツトヘツド筺体219の下面を閉塞するよう
に取り付けられた裏蓋220とを備えている。そして、こ
のインクジエツトヘツド筺体219と裏蓋220とにより囲ま
れる内部空間により、サブタンク230が構成されてい
る。このインクジエツトヘツド筺体219の前面には、複
数のノズル221が横一列に並んだ状態で設けられてい
る。各ノズル221の先端部(オリフイスと呼ぶ)221a
は、前面プレートにより位置決めされている。各ノズル
221間のピツチを規定するために、各ノズル221の中央部
221bは、インクジエツトヘツド筺体219と裏蓋220との間
で不動に保持されている。 各ノズル221には、圧電素子222が接着され、各圧電素
子222は対応するリード線232によりフレキヘツド部215
にハンダ付けされている。各圧電素子222のまわりには
接着剤233が充填されている。インク吐出パルスはキヤ
リツジ制御線と共にフレキ215により各圧電素子222に供
給されるように構成されている。 第10図に示すように、フレキヘツド部215はフレキ押
え218によりヘツド筺体219の上面に保持され、インク吐
出パルスを伝達する接続線部215bはフレキ押え218bで、
キヤリツジ制御部を伝達する接続線部215a部はフレキ押
え218aで、夫々ガイドされている。 また、ヘツドサブタンク230近傍には、ここの温度を
検知するための温度センサ226が設けられている。この
温度エンサ226からの信号は、接続端子215bを通り不図
示のコネクタを介してフレキヘツド部215上のその他の
線と共に、不図示の電気基板へもたらされるように接続
されている。 <供給ユニツト> ここで、インクジエツトヘツドIJUにインクを供給す
る供給ユニツトについて説明する。インク231はインク
カートリツジ10内に設けられたメインタンク(図示せ
ず)内に内蔵され、そこから針232、供給チユーブ224を
通つてサブタンク230内に供給されるように接続されて
いる。また、第11図に示すように、供給チユーブ224の
上方のサブタンク230の部分には、排出チユーブ233が接
続されている。この排出チユーブ233により、サブタン
ク230より溢れたインクは回復系の方へもたらされるこ
とになつている。 このようにして、サブタンク230内のインク231のレベ
ルは、排出チユーブ233の位置により一定に規定され、
換言すれば、このインク231は、これが収容されたサブ
タンク230内でこれより上方に、所定量の空間が確保さ
れることになる。 フレキヘツド部215はフレキ押え部218cでフレキ押え2
18にビス止めされ、供給チユーブ224及び排出チユーブ2
25は供にチユーブ押え234によりフレキ押え218に固定さ
れている。これらフレキヘツド部215、供給チユーブ224
並びに排出チユーブ225は、図中丸印235近傍で不図示の
チユーブ止めにより固定され、これらがキヤリツジの往
復動作時に、他のもの引つ掛かつたりしないように、そ
の動きを適度に規制している。尚、インクカートリツジ
10にはセンサ228が設けられている。 <キヤリツジ系> 次に、インクジエツトヘツドIJUを往復駆動する往復
動装置の構成を第10図乃至第12図を参照して説明する。 図示するように、この往復動装置は、インクジエツト
ヘツドIJUが載置されたキヤリツジ201を備えている。こ
のキヤリツジ201は、一対の前後方向に並んで配設され
たガイド軸202、203によつて、プラテンローラ22に沿っ
て往復動するようにガイドされている。また、キヤリツ
ジ201の下方であってキヤリツジ201の上方には、このキ
ヤリツジ201の移動範囲に渡って、磁石209を装着したヨ
ーク216が配設されている。前記したガイド軸202、203
の端部は、それぞれ地板206の立ち曲げ部206a,206bに取
り付けられた側板207,208に、ビスによつて固定されて
いる。 第11図に示すように、キヤリツジ201の手前側(プラ
テンローラ22に対面する側)のガイド軸202の軸受212に
は、特に良好なすべり特性が必要とされるので、低摩擦
体製の軸受が圧入されている。又、磁石209と地板206と
の間には、キヤリツジ基板210が配設されており、この
キヤリツジ基板210上にキヤリツジ201の推進力を発生す
るためのコイル211が載置されている。このキヤリツジ
基板210は、ビスによりキヤリツジ201の下部に固着され
ている。上記のようにして、インクジエツトヘツドIJU
を往復動させるためのリニアモータしてのCRモータが構
成されている。 また、キヤリツジ201の動きを制御するための、キヤ
リツジ201の走行範囲の裏側には、リニアエンコーダを
構成するリボン状のスリット板204が配設されている。
このスリット板204は、一方の端部を側板部202aに引つ
掛けられ、他方の端部をばね205によつて引つ張られて
いる。このばね205はキヤリツジ地板部206cに他端を引
つ掛けられている。このようにして、スリツト板204
は、ガイド軸202、203と平行を保って緊張されている。 又、スリツト板204は、これの前後方向、上下方向の
位置決めを、キヤリツジ地板206d,206e部に形成された
不図示の溝によつて行なつている。スリツト板204に
は、第19図に示すように、上側のインクの吐出タイミン
グをあたえるための等ピツチに配設された等ピツチスリ
ツト204aと、下側の両端部付近に設けられ、プリント位
置を指示するための位置被検出部としてのゾーンスリツ
ト204b、204b′とが、スリツト板204の延出方向に沿っ
て設けられている。 ここで、大サイズモータの走査幅は、ゾーンスリツト
204b及び204b′の各外側エツヂ204d,204d′の間に対応
し、小サイズモードの走査幅は、各内側エツヂ204c,204
c′の間に対応するよう規定されている。 また、キヤリツジ201には、リニアエンコーダの発光
部214が固定されており、この発光部214は、上下方向に
間隔を置いて配設された一対の発光素子240a,240bを備
えている。この発光部214とはスリツト板204を間に挟ん
だ状態で、リニアエンコーダの受光部213がキヤリツジ2
01に固定されている。この受光部受213は、受光スリツ
ト237と、前述した一対の発光素子240a,40bに対応して
設けられた受光素子239a,239bとを備えている。 受光スリツト237には、スリツト板204の上側の等ピツ
チスリツト204aに対応する位置に対応して、同じピツチ
の等ピツチスリツト237aが形成され、スリツト板204の
ゾーンスリツト204b,204b′に対応する位置には1本の
スリツト237bが形成されている。 上述した受光素子239a,239bの出力は、コネクタ217、
フレキヘッド部215a、215を介して第3図に示す電気回
路CIRに送られるように構成されている。また、キヤリ
ツジ201のホームポジシヨンに対応して、キヤリツジ201
がホームポジシヨンにあることを検出するホームポジシ
ヨンセンサSW3が設けられている。このホームポジシヨ
ンセンサSW3は、キヤリツジ201がホームポジシヨンにあ
る時にオンするリミツトスイツチから構成されている。 <制御回路> 第13図は実施例装置の制御部のブロツク構成図を示し
ている。図において、この制御部は、プリンタ装置の主
制御を掌るセントラルプロセツシングユニツト(CPU)9
11を備えている。このCPU911は、例えば第14A図及び第1
4G図に示す制御プログラムを不図示のROMに格納し、こ
のプログラムを実行することにより以下の周辺回路等を
制御している。 このCPU911には、信号入力部901が接続されており、
この信号入力部901を介して、RGBカラー画像信号、又は
NTSC、PAL又はSECAM方式のカラーテレビジヨン信号、又
はパーソナルコンピユータ等で形成した各種のカラー画
像信号が入力される。また、このCPU911には、RGB以外
のカラー画像信号をRGB信号に変換する入力信号処理回
路902、複数ライン分のカラー画像データを記憶するラ
インメモリ904、カラー画像を拡大処理する際の補間回
路905、カラー画像データのマスキング処理及び下色除
去処理等を行う画像処理回路906、インクジエツトヘツ
ドIJUのドライバ回路908が、夫々接続されている。 尚、前述したラインメモリ904には、入力信号処理回
路902からのアナログRGB画像信号をデジタルRGB画像デ
ータに変換するA/D変換器903が接続され、ヘツドドライ
バ908には、画像処理回路906からのカラー画像データを
アナログ画像信号に変換するD/A変換器907が接続されて
いる。また、ヘツドドライバ908は、ピエゾタイプのイ
ンクジエツトヘツドIJUに接続されている。 更に、CPU911には、各種の操作スイツチ群910が接続
されている。この操作スイツチ群901は、前述した電源
スイツチ6、プリントスイツチ8及びポンプスイツチ等
を含むものである。更に、CPU911には、ポンプ系のセン
サ913、インク温度センサ917、エンコーダセンサ920、
キヤリツジモータのドライバ回路921、モータM1のドラ
イバ回路923、モータM2のドライバ回路925、LED表示器
群928のドライバ回路927が接続されている。尚、LED表
示器群928には表示用LED7a乃至7eが含まれる。 以下、動作を説明する。 第14A図乃至第14G図は、CPU911が実行する各種制御プ
ログラムのフローチヤートを示している。 <初期工程> 第14A図は、プリンタ装置の電源投入から待機状態に
至るまでの初期工程のフローチヤートを示している。工
程S101では操作者が電源スイツチ6を押す。工程S102で
は現在の電源スイツチ6の状態を調べ、ON状態にあれば
これをOFFにして工程S101に進み、OFF状態にあればこれ
をONにして工程S103に進む。尚、以上は電源回路が独自
に行うものであり、CPU911の処理とは関係ない。 次に、プリント開始に必要な条件の検査及び表示を行
う。即ち、工程S103ではカセット2の装填状態を調べ、
カセツト2が無いなら工程S106で異常フラグを立て、か
つ紙供給系の異常を知らせるため、LED7aを点滅する。
またカセツト2が装填されている場合は、大サイズカセ
ツト(SW5=ON)なら工程S104で大サイズの旨を表示
し、小サイズカセツト(SW4=ON)なら工程S105でノー
マルサイズの旨を表示をする。更に、工程S107ではピン
チローラセンサを調べ、異常なら工程S111で異常フラグ
を立て、かつ紙供給系の異常を表示する。 また正常なら工程S108でインクカートリツジセンサSW
2を調べ、インクカートリツジ10が装填されていなけれ
ば、工程S112で異常フラグを立て、かつインク系の異常
(LED7b)を点滅する。また、インクカートリツジ10が
装填されていれば、工程S109で異常フラグの有無を調
べ、異常フラグが有れば工程S110で異常を表示し、工程
S103に戻る。また異常フラグが無ければ工程S113でノー
マルを表示する。 工程S114では紙センサを調べ、紙搬送路中に紙Pが残
つていれば工程S200で後述する排紙工程を実行する。ま
た紙Pが残つていなければ、工程S115でホームポジシヨ
ンセンサSW3を調べ、キヤリツジ201がホームポジシヨン
にないときは、工程S300で後述するホーム肯定を実行す
る。 以上の結果、異常がないと工程S120の待機状態(STAN
DBY)に入る。この待機状態では、カセツト交換、プリ
ント指令及びポンプ指令を受け付ける。即ち、工程S116
で新たに大サイズカセツトの装填を検出すると、工程S1
30で大サイズモードに切替る。また工程S116で小サイズ
カセツトの装填を検出すると、更に工程S117でサイズス
イツチを調べ、サイズスイツチがハガキサイズになつて
いれば工程S140でハガキモードに切替り、ハガキサイズ
でなければノーマルモードに切替る。また工程S118でプ
リントスイツチ8の押下を検出すると、後述するプリン
ト工程S400を実行し、また工程S119でポンプスイツチの
押下を検出すると後述するポンプ工程S500を実行する。 <キヤリツジ動作> 第10図はキヤリツジ機構の外観を示し、第12図はキヤ
リツジ201のエンコーダを示している。 プリントしない時はキヤリツジ201はホームポジシヨ
ンに待機しているが、プリント信号の入力により図中の
矢印Iで示す方向に起動される。これにより、発光素子
240aを発した光はタイミングスリツト204aにより断続さ
れ、受光素子239aにON/OFF信号を出力する。CPU911はそ
の信号によりキヤリツジ基板216上のコイル211に流す電
流を制御して、キヤリツジ201を等速走査する。更に前
記ON/OFF信号のON又はOFF側は画素1ドツト分に相当
し、インクジエツトヘツドIJUのインクを1点吐出する
タイミング制御も行なつている。 一方、キヤリツジ201に固定した発光素子240bから出
た光はゾーンスリツト204b,204b′及び受光スリツト237
bで断続され、受光素子239bの出力はゾーンスリツト204
b,204b′のエツジ204c,204c′,204d,204d′でON/OFFさ
れる。従つて、プリント開始後にまずキヤリツジ201は
矢印Iで示す方向に移動する。 プリントモードが大サイズの場合は、ゾーンスリツト
204b,204b′のエツジ204dを、小サイズの場合はエツジ2
40cを検出した後より、プリントサイズにより、所定数
のポイントで受光素子239aのON/OFF信号により画像デー
タに相当するヘツド駆動パルスをフレキシブル回路215
を通してノズル221上の圧電素子222に与える。このよう
にして、インクを1点吐出してドツトの印字をする。 そして、エツジ204d′を検出後にキヤリツジ201は反
転し、矢印Jで示す方向に向かつて走行する。そして、
カセツト2が大サイズの場合は、エツジ204d′を、小サ
イズの場合は204c′を検出した後印字を始める。そし
て、所定数のプリントをした後、エツジ204dを検出し反
転する。以上の往復動作を1画像形成するに必要なだけ
繰り返した後、キヤリツジ201はホームポジシヨンに戻
り、ホームポジシヨンセンサSW3の出力ONにより停止す
る。 <回復系の動作> プリント結果にノズル221のオリフイス221aの目詰り
等の異常から色抜けが見られる時は、回復系の動作が必
要である。第5図は回復系機構部の断面図、第7図は回
復系の制御信号を発生するポンプ基板の正面図、第8図
は回復系の制御信号SWP1,SWP2のタイミングチヤートを
夫々示している。 第8図の制御信号SWP1,SWP2は、第7図の切片141がポ
ンプ基板109上の初期位置P0から第3の動作位置P3に向
けて、矢印Cで示す方向に回転した時に得られる。これ
に対応して、第9A図は切片141が第1の動作位置P1にあ
るときのカム108a,108bの働きを示しており、第9B図は
同じくカム108a,108bが第2の動作位置P2にあるときの
カム108a,108bの働きを示している。また、第9C図は同
じくカム108a,108bが第3の動作位置P3にあるときのカ
ム108a,108bの働きを示している。 (回復工程) 第14B図はノズル221の目詰り等を回復する回復工程の
フローチヤートを示している。第14A図の待機工程にお
いて、走査者がポンプボタンを押すと回復工程S500が指
示される。回復工程は、ノズル221にキヤツプ104をはめ
るキヤツプ工程と、ノズル221のインクを諸定量吸引す
るポンプ工程と、ノズル221からキヤツプ104を外すアン
キヤツプ工程から成る。 (キヤツプ工程) 第14C図はキヤツプ工程のフローチヤートを示してい
る。工程S300では後述するホーム工程S300を行い、キヤ
リツジ201をホームポジシヨンに戻す。工程S801ではCR
モータをホームポジシヨンにおいて再励磁する。ここ
で、CRモータがリニアモータから構成されているので、
リニアモタの励磁を解くとキヤリツジ201の固定は軸受
摩擦力だけに依存することになる。このため、もしキヤ
リツジ201がチユーブ等に引つ張られることになると、
ホームポジシヨンから離れてしまう。そこで、キヤツプ
動作終了までCRモータを再励磁して、キヤリツジ201を
ダンパ側に押しつけて位置保持している。 工程S802ではモータM3を順方向に回転し、工程S803で
は初期位置P0から待機位置PIに至って、SWP1=OFF,SWP2
=OFFとなることを経て、工程S804では第1の動作位置P
1に至つて、SWP1=ON,SWP2=ONになるのを待ち、以上を
満足すると工程S805でモータM3を止める。その間に、カ
ム108は第12図から第16A図の状態まで回転し、第2のカ
ム面108bはキヤツプレバー110をポンプベース102e部を
ガイドとしてインクジエツトヘツドIJU方向へと押し出
す。 更に、キヤツプレバー110は戻しばね112の付勢力に抗
して、ばね111を介してキヤツプホルダ105をインクジエ
ツトヘツドIJU方向へと徐々に押し出し、キヤツプ104は
インクジエツトヘツドIJUの前面プレートに突き当る。
更にキヤツプレバー110は押されるため、ばね111はチヤ
ージされ、その付勢力によりゴム等のキヤツプ104もチ
ヤージされ、オリフイスは密閉される。またこの間に、
キヤツプロツクレバー140はコイルばね139により矢印B
方向へ付勢されているため、キヤツプロツクレバー140
の係止端140aは、カム108のストツパ部108dに突き当た
りながら、第2のカム108bと同様に回転する。このよう
にして、係止端140aは第16C図に示す状態でポンプベー
ス102の摺動ガイド102e部に突き当たり、キヤツプレバ
ー110をロツクする。以上によりキヤツプ動作は終了
し、インクジエツトヘツドIJUが固定される。また、工
程S805ではキヤリツジ201の励磁を解く。 (ポンプ工程) 第14B図の工程S501乃至工程S520は、ポンプ工程のフ
ローチヤートを示している。 工程S501では温度センサS226でインクジエツトヘツド
本体219近傍の温度を検出し、工程S502では検出した温
度に基づいて待ち時間TA,TBを決定する。ここで、イン
クは液体なので温度によりその粘度が変化する。従つ
て、ノズル221の回復のためのインク吸引時間を固定す
ると、インク温度が高いときは粘度が下がり、インクは
流れ過てしまい、またインク温度が低いときは粘度が上
がり、インクは十分に流れない。 そこで、常に回復に必要なだけのインクを吸引できる
ようにサブタンク230内のインクの温度を検出し、この
検出温度に基づいて所定のテーブルを参照し、最適な待
ち時間TA,TBを設定する。テーブル上では温度が高い時
には時間TAは短く、低い時には時間TAは長くなつてい
る。これによりインクの吸引量は温度によらず一定とな
り、常にノズル221の回復に必要なだけのインクが吸引
されることになる。また待ち時間TBについても、低温な
らば長くし、高温ならば短くし、再びインクが不吐出と
ならないように待ち時間TBの最適化している。 工程S510ではモータM3をSWP1=OFF,SWP2=OFFになる
まで順方向に回転する。工程S511では、更に、モータM3
を第3の動作位置P3を示すSWP1=OFF,SWP2=ONになるま
で回転して、工程S512で止める。この間に第1及び第2
のカム108a,108bは第16B図から第16C図まで動き、第1
のカム108aのカム面は負圧発生機構のピストン114をば
ね117の付勢力に抗して押し下げる。 この状態ではシリンダ113の上流に接続された弁機構
の弁が閉じているため、ピストン114上側の空間にはイ
ンクが流れ込まず、負圧状態になつている。又、このと
き前回のポンプで吸引され、ピストン114a部下側の空間
にたまつていたインクは排出口102dより排出チユーブ13
8を通つて排液だめへと流されることになる。 工程S513では弁機構のソレノイド130を励磁し、工程S
514で待ち時間TAを待ち、工程S515でソレノイド130を消
磁する。第6図には、ソレノイド130が励磁された状態
が示されている。ソレノイド130が励磁されるとプラン
ジヤ130aが磁力により引かれ、ピン135を介して回転レ
バー128が軸129を中心として回転し、更にピン134を介
してピストン127が下側にひかれる。このためインク流
入口124aを密閉していたゴム栓125が下側に引かれ、イ
ンク流入口124aを開放する。 これにより、チユーブ137により弁ケース内に伝わつ
てきていた負圧発生源で発生していた負圧がインクチユ
ーブ122を通してノズル221に伝わり、ノズル221内のイ
ンクが吸引される。その時、同時にノズル221内に目詰
りしていた泡が、ノズル221から吸引されノズル221の回
復がなされる。弁機構の駆動源としてソレノイド130を
使用しているため、回復動作中に停電等の理由により電
源OFFの状態になつても、弁は閉じることになり、ノズ
ル221内での混色は防ぐことができる。 工程516ではパルスモータM3を逆方向に回転し、工程S
517では待機位置PIを示すSWP1=OFF,SWP2=OFFの経過を
待ち、工程S518で初期位置P0を示すSWP1=ON,SWP2=ON
になるのを待ち、以上を満足する工程S519でモータM3を
止める。その間に第1及び第2のカム108a,108bは第9C
図から第9B図に示す状態まで動き、ピストン114はばね1
17の付勢力により、第1のカム108のカム面に接しなが
ら徐々に上昇し、シリンダ113の頭部に突き当たつた位
置で停止する。従つて、第9B図に示す位置では、第1の
カム108aのカム面はピストン114とは接しておらず、ピ
ストン114から何ら力をうけていない状態になつてい
る。又、ピストン114が上昇していく間、弁機構の作動
により吸引されたインクはピストンの穴114b部を通つて
ピストン114の本体部114aの下側に流れ出る。 その後、工程S520では待ち時間TBだけそのままの状態
で放置する。これは、上述の回復動作でサブタンク230
内のインクが、ノズル221、排出チユーブ122より吸引さ
れて、サブタンク230内が負圧状態になつているため、
このままキヤツプ104を開放しては再びノズル221から空
気を抱きこんでしまい、不吐出の原因となるからであ
る。このために、インクカートリツジ10のメインタンク
よりサブタンク230内にインクが供給されて、サブタン
ク230内の負圧が解消されるまでの時間TBの間、そのま
まの状態で放置するようにしている。 (アンキヤツプ工程) 第14B図の工程S521以降は、アンキヤツプ工程のフロ
ーチヤートを示している。工程S521では、キヤリツジ20
1の固定力を生じるためにCRモータをホームポジシヨン
において励磁し、工程S522ではパルスモータM3を逆方向
に回転し、工程S523では第1の動作IP1から待機位置P0
に至つた事を示すSWP1=OFF,SWP2=OFFを経て、工程S52
4では初期位置PIに至つた事を示すSWP1=ON,SWP2=OFF
になるのを待ち、以上を満足とする工程S525でパルスモ
ータM3を止める。この間に、第1及び第2のカム108a,1
08bは第9B図より第5図に示す状態へ移動し、第2のカ
ム108bのストツパ部108dがキヤツプロツクレバー140を
押し上げて、キヤツプロツクレバー140によるキヤツプ
レバー110のロツクを解除し、キヤツプレバー110は第2
のカム108bのカム面に沿つて徐々に後ろに下がる。この
間にキヤツプホルダ105も戻しばね112により徐々に後に
引つ張られ、キヤツプ104がノズル221のオリフイス221a
を開放される。以上により回復動作が終了し、工程S526
ではCRモータの励磁が解かれる。 (ホーム工程) 第14G図はホーム工程のフローチヤートを示してい
る。第10図において、回復系のキヤツプ104に対向する
位置がヘツド219のホームポジシヨンであり、工程S301
ではCRモータを励磁し、キヤリツジ201をホームポジシ
ヨンに向けて駆動する。工程S302では所定時間T3の経過
までにホームポジシヨンセンサSW3がONしたか否かを調
べ、もしONしなければキヤリツジ201の移動に支障があ
るので、工程S303でその旨を表示し、またONすればCRモ
ータの励磁を解いてリターンする。 <キヤツプOFF工程> 第14D図はキヤツプOFF工程のフローチヤートを示して
いる。 電源スイツチ6のON前は通常、キヤツプ状態にある
が、電源スイツチ6をONすると自動的にキヤツプOFF工
程が実行される。電源スイツチ6のOFF時のキヤツプ動
作で、キヤツプ104が前面プレートに当たりキヤツプ104
がチヤージされる時、ノズル221の先端に空気を押し込
むため、キヤツプOFF動作時には、その空気を吸引する
必要がある。そこで、工程S901では、前記ポンプ工程で
行つたと同様にインク温度を検出し、工程S902では検出
した温度に基き待ち時間TA′,TB′を決定する。待ち時
間TA′,TB′はポンプ動作時とは違い、ノズル221近傍の
吸気を吸うだけなので、ポンプ動作時に比べかなり短く
なっている。 工程S903で実行するSIは第14B図の工程S510以降と同
様であり、第1及び第2のカム108a,108bは第16A図に示
す状態から動き始め、ピストン114を押し下げ、第9C図
に示す状態に至り、待ち時間T′の開弁を開放作動さ
せ、ノズル221先端の泡を吸引する。次にパルスモータM
3を逆転させ、第9B図に示す状態に第1及び第2のカム1
08A,108bを動かし、待ち時間T′の間放置する。更
に、パルスモータM3を駆動し、第5図に示す状態に第1
及び第2のカム108a,108bを回動して、キヤツプOFF動作
を完了する。 <パワーOFF工程> 第14E図はパワーOFF工程のフローチヤートを示してい
る。 通常はプリント動作の終了後、又は電源スイツチ6を
OFFした時等にヘツド219はホームポジシヨンに待機する
ようにしている。このため工程S300ではホーム工程を実
行し、工程S800ではキヤツプ工程を実行し、工程S200で
は搬送路上の残紙Pを一掃すべく排紙工程を実行し、工
程S1001では全てのアクチユエータをOFFする。 <キヤリツジ動作> 第17図はキヤリツジ機構の外観を示し、第19図はキヤ
リツジ201のエンコーダを示している。 プリントしない時はキヤリツジ201はホームポジシヨ
ンに待機しているが、プリント信号の入力により図中の
矢印Iで示す方向に起動される。これにより、発光素子
240aを発した光はタイミングスリツト204aにより断続さ
れ、受光素子239aにON/OFF信号を出力する。CPU911はそ
の信号によりキヤリツジ基板216上のコイル211に流す電
流を制御して、キヤリツジ201を等速走査する。更に前
記ON/OFF信号のON又はOFF側は画素1ドツト分に相当
し、インクジエツトヘツドIJUのインクを1点吐出する
タイミング制御も行なつている。 一方、キヤリツジ201に固定した発光素子240bから出
た光はゾーンスリツト204b,204b′及び受光スリツト237
bで断続され、受光素子239bの出力はゾーンスリツト204
b,204b′のエツジ204c,204c′,204d,204d′でON/OFFさ
れる。従つて、プリント開始後にまずキヤリツジ201は
矢印Iで示す方向に移動する。 プリントモードが大サイズの場合は、ゾーンスリツト
204b,204b′のエツジ204dを、小サイズの場合はエツジ2
40cを検出した後より、プリントサイズにより、所定数
のポイントで受光素子239aのON/OFF信号により画像デー
タに相当するヘツド駆動パルスをフレキシブル回路215
を通してノズル221上の圧電素子222に与える。このよう
にして、インクを1点吐出してドツトの印字をする。 そして、エツジ204d′を検出後にキヤリツジ201は反
転し、印字Jで示す方向に向かつて走行する。そして、
カセツト2が大サイズの場合は、エツジ204d′を、小サ
イズの場合は204c′を検出した後印字を始める。そし
て、所定数のプリントをした後、エツジ204dを検出し反
転する。以上の往復動作を1画像形成するに必要なだけ
繰り返した後、キヤリツジ201はホームポジシヨンに戻
り、ホームポジシヨンセンサSW3の出力ONにより停止す
る。 <回復系の動作> プリント結果にノズル221のオリフイス221aの目詰り
等の異常から色抜けが見られる時は、回復系の動作が必
要である。第12図は回復系機構部の断面図、第14図は回
復系の制御信号を発生するポンプ基板の正面図、第15図
は回復系の制御信号SWP1,SWP2のタイミングチヤートを
夫々示している。 第15図の制御信号SWP1,SWP2は、第14図の切片141がポ
ンプ基板109上の初期位置P0から第3の動作位置P3に向
けて、矢印Cで示す方向に回転した時に得られる。これ
に対応して、第16A図は切片141が第1の動作位置P1にあ
るときのカム108a,108bの働きを示しており、第16B図は
同じくカム108a,108bが第2の動作位置P2にあるときの
カム108a,108bの働きを示している。また、第16C図は同
じくカム108a,108bが第3の動作位置P3にあるときのカ
ム108a,108bを働きを示している。 (回復工程) 第21B図はノズル221の目詰り等を回復する回復工程の
フローチヤートを示している。第21A図の待機工程にお
いて、操作者がポンプボタンを押すと回復工程S500が指
示される。回復工程は、ノズル221にキヤツプ104をはめ
るキヤツプ工程と、ノズル221のインクを諸定量吸引す
るポンプ工程と、ノズル221からキヤツプ104を外すアン
キヤツプ工程から成る。 (キヤツプ工程) 第21H図はキヤツプ工程のフローチヤートを示してい
る。工程S300では後述するホーム工程S300を行い、キヤ
リツジ201をホームポジシヨンに戻す。工程S801ではCR
モータをホームポジシヨンにおいて再励磁する。ここ
で、CRモータがリニアモータから構成されているので、
リニアモタの励磁を解くとキヤリツジ201の固定は軸受
摩擦力だけに依存することになる。このため、もしキヤ
リツジ201がチユーブ等に引つ張られることになると、
ホームポジシヨンから離れてしまう。そこで、キヤツプ
動作終了までCRモータを再励磁して、キヤリツジ201を
ダンパ側に押しつけて位置保持している。 工程S802ではモータM3を順方向に回転し、工程S803で
は初期位置P0から待機位置PIに至つて、SWP1=OFF,SWP2
=OFFとなることを経て、工程S804では第1の動作位置P
1に至つて、SWP1=ON,SWP2=ONになるのを待ち、以上を
満足すると工程S805でモータM3を止める。その間に、カ
ム108は第12図から第16A図の状態まで回転し、第2のカ
ム面108bはキヤツプレバー110をポンプベース102e部を
ガイドとしてインクジエツトヘツドIJU方向へと押し出
す。 更に、キヤツプレバー110は戻しばね112の付勢力に抗
して、ばね111を介してキヤツプホルダ105をインクジエ
ツトヘツドIJU方向へと徐々に押し出し、キヤツプ104は
インクジエツトヘツドIJUの前面プレートに突き当る。
更にキヤツプレバー110は押されるため、ばね111はチヤ
ージされ、その付勢力によりゴム等のキヤツプ104もチ
ヤージされ、オリフイスは密閉される。またこの間は、
キヤツプロツクレバー140はコイルばね139により矢印B
で方向へ付勢されているため、キヤツプロツクレバー14
0の係止端140aは、カム108のストツパ部108dに突き当た
りながら、第2のカム108bと同様に回転する。このよう
にして、係止端140aは第16C図に示す状態でポンプベー
ス102の摺動ガイド102e部に突き当たり、キヤツプレバ
ー110をロツクする。以上によりキヤツプ動作は終了
し、インクジエツトヘツドIJUが固定される。また、工
程S805ではキヤリツジ201の励磁を解く。 (ポンプ工程) 第21B図の工程S501乃至工程S520は、ポンプ工程のフ
ローチヤートを示している。 工程S501では温度センサ226でインクジエツトヘツド
本体219近傍の温度を検出し、工程S502では検出した温
度に基づいて待ち時間TA,TBを決定する。ここで、イン
クは液体なので温度によりその粘度が変化する。従つ
て、ノズル221の回復のためのインク吸引時間を固定す
ると、インク温度が高いときは粘度が下がり、インクは
流れ過てしまい、またインク温度が低いときは粘度が上
がり、インクは十分に流れない。 そこで、常に回復に必要なだけのインクを吸引できる
ようにサブタンク230内のインクの温度を検出し、この
検出温度に基づいて所定のテーブルを参照し、最適な待
ち時間TA,TBを設定する。テーブル上では温度が高い時
には時間TAは短く、低い時には時間TAは長くなつてい
る。これによりインクの吸引量は温度によらず一定とな
り、常にノズル221の回復に必要なだけのインクが吸引
されることなる。また待ち時間TBについても、低温なら
ば長くし、高温ならば短くし、再びインクが不吐出とな
らないように待ち時間TBの最適化している。 工程S510ではモータM3をSWP1=OFF,SWP2=OFFになる
まで順方向に回転する。工程S511では、更に、モータM3
を第3の動作位置P3を示すSWP1=OFF,SWP2=ONになるま
で回転して、工程S512で止める。この間に第1及び第2
のカム108a,108bは第16B図から第16C図まで動き、第1
のカム108aのカム面は負圧発生機構のピストン114をば
ね117の付勢力に抗して押し下げる。 この状態ではシリンダ113の上流に接続された弁機構
の弁が閉じているため、ピストン114上側の空間にはイ
ンクが流れ込まず、負圧状態になつている。又、このと
き前回のポンプで吸引され、ピストン114a部下側の空間
にたまつていたインクは排出口102dより排出チユーブ13
8を通つて排液だめへと流されることになる。 工程S513では弁機構のソレノイド130を励磁し、工程S
514で待ち時間TAを待ち、工程S515でソレノイド130を消
磁する。第13図には、ソレノイド130が励磁された状態
が示されている。ソレノイド130が励磁されるとプラン
ジヤ130aが磁力により引かれ、ピン135を介して回転レ
バー128が軸129を中心として回転し、更にピン134を介
してピストン127が下側にひかれる。このためインク流
入口124aを密閉していたゴム栓125が下側に引かれ、イ
ンク流入口124aを開放する。 これにより、チユーブ137により弁ケース内に伝わつ
てきていた負圧発生源で発生していた負圧がインクチユ
ーブ122を通してノズル221に伝わり、ノズル221内のイ
ンクが吸引される。その時、同時にノズル221内に目詰
りしていた泡が、ノズル221から吸引されノズル221の回
復がなされる。弁機構の駆動源としてソレノイド130を
使用しているため、回復動作中に停電等の理由により電
源OFFの状態になつても、弁は閉じることになり、ノズ
ル221内での混色は防ぐことができる。 工程S516ではパルスモータM3を逆方向に回転し、工程
S517では待機位置PIを示すSWP1=OFF,SWP2=OFFの経過
を待ち、工程S518で初期位置P0を示すSWP1=ON,SWP2=O
Nになるのを待ち、以上を満足すると工程519でモータM3
を止める。その間に第1及び第2のカム108a,108bは第1
6C図から第16B図に示す状態まで働き、ピストン114はば
ね117の付勢力により、第1のカム108のカム面に接しな
がら徐々に上昇し、シリンダ113の頭部に突き当たつた
位置で停止する。従つて、第16B図に示す位置では、第
1のカム108aのカム面はピストン114とは接しておら
ず、ピストン114から何ら力をうけていない状態になつ
ている。又、ピストン114が上昇していく間、弁機構の
作動により吸引されたインクはピストンの穴114b部を通
つてピストン114の本体部114aの下側に流れ出る。 その後、工程S520では待ち時間TBだけそのままの状態
で放置する。これは、上述の回復動作でサブタンク230
内のインクが、ノズル221、排出チユーブ122より吸引さ
れて、サブタンク230内が負圧状態になつているため、
このままキヤツプ104を開放しては再びノズル221から空
気を抱きこんでしまい、不吐出の原因となるからであ
る。このために、インクカートリツジ10のメインタンク
よりサブタンク230内にインクが供給されて、サブタン
ク230内の負圧が解消されるまでの時間TBの間、そのま
まの状態で放置するようにしている。 (アンキヤツプ工程) 第12B図の工程S521以降は、アンキヤツプ工程のフロ
ーチヤートを示している。工程S521では、キヤリツジ20
1の固定力を生じるためにCRモータをホームポジシヨン
において励磁し、工程S522ではパルスモータM3を逆方向
に回転し、工程S523では第1の動作IP1から待機位置P0
に至つた事を示すSWP1=OFF,SWP2=OFFを経て、工程S52
4では初期位置PIに至つた事を示すSWP1=ON,SWP2=OFF
になるのを待ち、以上を満足すると工程S525でパルスモ
ータM3を止める。この間に、第1及び第2のカム108a,1
08bは第16B図より第12図に示す状態へ移動し、第2のカ
ム108bのストツパ部108dがキヤツプロツクレバー140を
押し上げて、キヤツプロツクレバー140によるキヤツプ
レバー110のロツクを解除し、キヤツプレバー110は第2
のカム108bのカム面に沿つて徐々に後ろに下がる。この
間にキヤツプホルダ105も戻しばね112により徐々に後に
引つ張られ、キヤツプ104がノズル221のオリフイス221a
を開放される。以上により回復動作が終了し、工程S526
ではCRモータの励磁が解かれる。 (ホーム工程) 第21L図はホーム工程のフローチヤートを示してい
る。第17図において、回復系のキヤツプ104に対向する
位置がヘツド219のホームポジシヨンであり、工程S301
ではCRモータを励磁し、キヤリツジ201をホームポジシ
ヨンに向けて駆動する。工程S302では所定時間T3の経過
までにホームポジシヨンセンサSW3がONしたか否かを調
べ、もしONしなければキヤリツジ201の移動に支障があ
るので、工程S303でその旨を表示し、またONすればCRモ
ータの励磁を解いてリターンする。 <キヤツプOFF工程> 第21I図はキヤツプOFF工程のフローチヤートを示して
いる。 電源スイツチ6のON前は通常、キヤツプ状態にある
が、電源スイツチ6をONすると自動的にキヤツプOFF工
程が実行される。電源スイツチ6のOFF時のキヤツプ動
作で、キヤツプ104が前面プレートに当たりキヤツプ104
がチヤージされる時、ノズル221の先端に空気を押し込
むため、キヤツプOFF動作時には、その空気を吸引する
必要がある。そこで、工程S901では、前記ポンプ工程で
行つたと同様にインク温度を検出し、工程S902では検出
した温度に基き待ち時間TA′,TB′を決定する。待ち時
間TA′,TB′はポンプ動作時とは違い、ノズル221近傍の
吸気を吸うだけなので、ポンプ動作時に比べかなり短く
なつている。 工程S903で実行するSIは第21B図の工程S510以降と同
様であり、第1及び第2のカム108a,108bは第16A図に示
す状態から動き始め、ピストン114を押し下げ、第16C図
に示す状態に至り、待ち時間T′の間弁を開放作動さ
せ、ノズル221先端の泡を吸引する。次にパルスモータM
3を逆転させ、第16B図に示す状態に第1及び第2のカム
108A,108bを動かし、待ち時間T′の間放置する。更
に、パルスモータM3を駆動し、第12図に示す状態に第1
及び第2のカム108a,108bを回動して、キヤツプOFF動作
を完了する。 <パワーOFF工程> 第21I図はパワーOFF工程のフローチヤートを示してい
る。 通常はプリント動作の終了後、又は電源スイツチ6を
OFFした時等にヘツド219はホームポジシヨンに待機する
ようにしている。このため工程S300ではホーム工程を実
行し、工程S800ではキヤツプ工程を実行し、工程S200で
は搬送路上の残紙Pを一掃すべく排紙工程を実行し、工
程S1001では全てのアクチユエータをOFFする。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、回復指示がなさ
れたとき、キャップよりオリフィスをキャッピングし、
オリフィスからの吸引を行なうための吸引手段とキャッ
プとの連通を断続する弁機構が検出されたインクジエツ
トヘツド近傍温度に応じて変更される第1の時間、その
連通を開くことにより、吸引手段によるオリフィスから
の吸引を行うが、一方、プリンタ本体の電源スイッチが
OFFされたなら、キャップによってオリフィスをキャッ
ピングし、そのキャッピングがなされた後に、再び電源
スイッチがONされたなら、そのキャッピングがなされた
状態で上記の第2の時間より短い第2の時間だけ、弁機
構の連通を開いて吸引手段によるオリフィスからの吸引
を行わせた後、キャップによるキャッピングを開放する
ので、インクジエツトヘツド近傍温度に応じたきめ細か
い回復動作ができるという効果がある。 これにより、例えば、電源投入時における吸引回復動
作の時間を必要最小限にしてインクの消費量を抑えると
ともに、電源投入後の印字動作の開始時にも印字抜けの
ない良好な記録動作を達成することができる。 また、電源投入時には自動的に適切な時間回復動作が
行なわれるので、操作者を面倒な回復動作の操作から開
放できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】 第1図はプリンタ装置の外観を示す斜視図、 第2図は第1図に示したプリンタ装置を化粧蓋及びダス
トカバーを開いた状態で示す斜視図、 第3図はプリンタ装置の内部構成を概略的に示す上面
図、 第4図は回復系の構成を概略的に示す斜視図、 第5図は回復系の負圧発生機構の構成を示す断面図、 第6図は回復系の弁機構の構成を示す断面図、 第7図は回復系の制御信号を発生するポンプ基板の正面
図、 第8図は回復系の一対の制御信号SWP1,SWP2のタイミン
グチヤート、 第9A図乃至第9C図は夫々第7図の切片141がポンプ基板
の第1の動作位置乃至第3の動作位置にあるときの第1
及び第2のカム108a,108bの働きを夫々示す図、 第10図はキヤリツジ走行系の構成を概略的に示す斜視
図、 第11図インク供給系の構成及びキヤリツジの構成を示す
側断面図、 第12図はキヤリツジ走行系におけるリボンの構成を示す
斜視図、 第13図はプリンタ装置の制御系におけるCPUと各装置、
機器との接続関係を示すブロツク図、 第14A図は電源投入から待機状態に至る初期工程のフロ
ーチヤート、 第14B図はノズルの目詰り等を回復する回復系のポンプ
動作のフローチヤート、 第14C図はキヤツプ工程のフローチヤート、 第14D図はキヤツプオフ工程のフローチヤート、 第14E図は電源オフ時の割り込み動作のフローチヤー
ト、 第14F図はステータスチエツク工程のフローチヤート、
そして、 第14G図はホーム工程のフローチヤートである。 図中、1……プリンタ本体、2……カセツト、2′……
カセツト本体、2a……カム、2b……受け部、2c……ピ
ン、2d……前方押え、2e……ガイド、2f……サイドガイ
ド、2g……規制部、2h……穴部、2i……化粧蓋、3a……
爪、4……ダストカバー、4a……爪、5……着脱用つま
み、5a……ピン、6……電源スイツチ、7……表示器、
7a〜7c……表示部、7f……ダストカバー、8……プリン
トスイッチ(主操作スイツチ)、8a……LED、9……主
操作スイツチ、10……インクカートリツジ、10a……レ
バー、10b……支点、11……給紙口、12……副操作系ス
イツチ、13……ばね、102……ポンプベース、102a;102b
……ポンプベース部、102c……円筒部、102d……排紙
口、103……地板、104……キヤツプ、105……キヤツプ
ホルダ、107……ギヤ列、107a……ギヤ、107b……回転
軸、108a……第1のカム、108b……第2のカム、109a;1
09b;109c……出力端子、110……キヤツプレバー、111…
…押し付けばね、112……戻しばね、113……シリンダ、
113a……口部、114……ピストン、114a……本体部、114
b……穴、115……ピストン弁、116……弁押え、117……
戻しばね、118……Oリング、121……積層紙、122……
インクチユーブ、123……チユーブ受け、124……弁ケー
ス、124a……穴、124b……ボス部、124c……穴部、125
……ゴム部、126……板、127……ピストン、128……回
転レバー、129……軸、130……ソレノイド、130a……プ
ランジヤ、131……Oリング、133……板ばね、134;135
……ピン、136……段ビス、137;138……インクチユー
ブ、139……コイルばね、140……キヤツプロツクレバ
ー、140a……係止端、141……接片、141a;141b;141c…
…接触端子、201……キヤリツジ、202……ガイド軸、20
2a……側板部、203……ガイド軸、204……スリツト板、
204a……等ピツチスリツト、204b;204b′……ゾーンス
リツト、205……ばね、206……地板、207;208……側
板、209……磁石、210……キヤリツジ基板、211……コ
イル、212……軸受、213……受光部、214……発光部、2
15……フレキヘツド部、215a;215b……接続線部、216…
…ヨーク、218;218a;218b……フレキ押え、219……イン
クジエツト本体、220……裏蓋、221……ノズル、221a…
…オリフイス、222……圧電素子、223……接着剤、224
……供給チユーブ、225……排出チユーブ、226……温度
センサ、227……インクカートリツジ、228……センサ、
230……サブタンク、231……インク、232……針、233…
…排出チユーブ、235……丸印、237……受光スリツト、
237a;237b……スリツト、239a;239b……受光素子、240
a;240b……発光素子、CIR……電気回路、CL……一方向
クラツチ、CR……キヤリツジ系、IJU……インクジエツ
トヘツド、IN……入力端子、M1……紙送りモータ(パル
スモータ)、M2……給紙モータ(パルスモータ)、M3…
…駆動モータ(パルスモータ)、P……紙、Pf……紙先
端部、PF……紙送り系、PS……電源、PU……ポンプ系、
PI……初期位置、P0……待機位置、P1……第1の動作位
置、P2……第2の動作位置、P3……第3の動作位置、SW
1……ダストカバースイツチ、SW2……インクカートリツ
ジスイツチ、SW3……ホームポジシヨンセンサ、SW4……
小カセツト検出スイツチ、SW5……大カセツト検出スイ
ツチ、SW6……給紙ローラ初期位置検出スイツチ、SWP1;
SWP2……制御信号である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−19461(JP,A) 特開 昭61−249759(JP,A) 特開 昭61−266250(JP,A) 特開 昭60−101054(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.インクが吐出するオリフィスをキャッピングするた
    めのキャップと、該キャップが前記オリフィスをキャッ
    ピングしているときに前記オリフィスからの吸引を行な
    うための吸引手段と、該吸引手段と前記キャップとの連
    通を断続するための弁機構と、前記オリフィスが設けら
    れたインクジェットヘッド近傍の温度を検出するための
    温度検出手段と、プリンタ本体の電源スイッチとを具備
    するインクジェットプリンタの操作方法であって、 回復の指示がなされたときに、前記キャップより前記オ
    リフィスをキャッピングし、前記弁機構が前記温度検出
    手段によって検出された温度に応じて変更される第1の
    時間、前記連通を開くことにより、前記吸引手段による
    前記オリフィスからの吸引を行う回復吸引工程と、 前記電源スイッチがOFFされたなら、前記キャップによ
    って前記オリフィスをキャッピングするキャッピング工
    程と、 該キャッピング工程により前記キャップによるキャッピ
    ングがなされた後に、再び前記電源スイッチがONされた
    なら、前記キャップによるキャッピングがなされた状態
    で前記第1の時間より短い第2の時間、前記弁機構の前
    記連通を開いて前記吸引手段による前記オリフィスから
    の吸引を行い、しかる後、前記キャップによるキャッピ
    ングを開放するキャッピング開放工程とを備えることを
    特徴とするインクジェットプリンタの操作方法。
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