JPS63160846A - インクジエツトプリンタ - Google Patents

インクジエツトプリンタ

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Publication number
JPS63160846A
JPS63160846A JP61307907A JP30790786A JPS63160846A JP S63160846 A JPS63160846 A JP S63160846A JP 61307907 A JP61307907 A JP 61307907A JP 30790786 A JP30790786 A JP 30790786A JP S63160846 A JPS63160846 A JP S63160846A
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JP
Japan
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ink
cap
nozzle
carriage
negative pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP61307907A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Mizoguchi
溝口 芳之
Nobutaka Watanabe
渡辺 宜孝
Hiroyuki Hiraga
平賀 弘行
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPS63160846A publication Critical patent/JPS63160846A/ja
Priority to US08/164,690 priority patent/US5436652A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16523Waste ink transport from caps or spittoons, e.g. by suction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/18Ink recirculation systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/18Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
    • B41J19/20Positive-feed character-spacing mechanisms
    • B41J19/202Drive control means for carriage movement
    • B41J19/205Position or speed detectors therefor
    • B41J19/207Encoding along a bar

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、インク液を吐出して、記録媒体に情報の記
録を行なうインクジェットプリンタに関する。
[従来の技術] 一般に、インクジェットプリンタにおいては、インクジ
ェットヘッドのオリフィス内でインクに空気の泡が混入
されると、印字された部分に印字抜けの部分が発生して
、画像の再生能力が劣化することになる。これを防止す
るため、インクジェットプリンタには、オリフィス内の
空気の泡を吸引して元の状態に回復させる回復系が備え
られている。
ここで、インクジェットプリンタにおいて用いられるイ
ンクの粘度は、温度により変化するものである。即ち、
インク温度が高くなるにつれて、インクの粘度は低くな
り、インクは流れ易くなる。一方、インク温度が低くな
るにつれて、インクの粘度は高くなり、インクは流れ難
くなる。このため、従来のインクジェットプリンタにお
いては、回復系の信頼性を維持するため、低温時におい
てもインクジェットヘッドの回復に十分な量のインクを
吸引するようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このように回復系を駆動制御することに
より、インクが高温時において、その粘度の低さにより
、必要以上の量のインクが吸引されることになる。この
ようにして、従来のインクジェットプリンタにおいては
、回復系の駆動時に、インクが無駄に吸引されていしま
い、経済上問題が有った。
この発明は、上述した事情に鑑みて成されたもので、こ
の発明の目的は、回復系の駆動時に、インクの温度に応
じて必要な量のインクを吸引するようにして、経済性の
高いインクジェットプリンタを提供する事である。
[問題点を解決するための手段] 上述した問題点を解決し、目的を達成するため、この発
明に係わるインクジェットプリンタは、インク液を吐出
して、記録媒体に情報の記録を行なうインクジェットプ
リンタにおいて、インク液を情報に応じて吐出するイン
クジェットヘッドと、このインクジェットヘッド近傍の
温度を検出する温度検出手段と、インクジェットヘッド
のオリフィスを密閉・開放するキャップ手段と、このキ
ャップ手段と連通し、前記オリフィス内のインクを吸引
する為の負圧を発生する負圧発生手段と、この負圧発生
手段において発生した負圧の、前記キャップ手段への伝
達を断続する′#−機構と、この弁機構を、前記温度検
出手段の検出結果に応じて動作タイミングを変更した上
で駆動する駆動手段とを具備した事を特徴としている。
[作用コ 以上のように構成されたインクジェットプリンタにおい
ては、駆動手段は、温度検出手段の検出結果に応じて、
オリフィス内のインクを吸引する為の負圧を発生する負
圧発生手段において発生した負圧の、キャップ手段への
伝達を断続する弁機構を、温度検出手段の検出結果に応
じて動作タイミングを変更した上で駆動するようにして
いる。
このようにして、回復系の駆動時に、インクの温度に応
じて必要な量のインクが吸引されることになる。
[実施例コ 以下に、この発明に係る一実施例のプリンタ装置を、添
付図面を参照して、詳細に説明する。
く外観部〉 第1図及び第2図は、プリンタ装置のプリンタ本体1を
示す外観図を現わしている。このプリンタ本体1の前面
には、小サイズ用のカセット2が、プリンタ本体1に対
して着脱可能に装着されている。また、このプリンタ本
体1の前面には、カセット2の右側方に隣接して化粧M
3が開放可能に取付けられている。この化粧M3を開放
した状態で、第2図に示すように、インクカートリッジ
10、副操作スイッチ系12等が外部に露出する。この
化粧蓋3は、これの爪3aと不図示のプリンタ本体1側
に形成された切り欠き部とで、閉塞状態にロックされる
と共に、第2図中矢印方向へ軽く指で回すと、ロックが
外れ第2図の開放状態になるよう構成されている。
また、プリンタ本体1の前面には、カセット2の上方に
隣接して、給紙口11のダストカバー4が開放可能に取
り付けられている。このダストカバー4は、爪部4aを
有し、化粧M3と同様にして開閉可能に構成されている
。このダストカバー4には後述するダストカバースイッ
チSWIが取付けられており、これにより、ダストカバ
ー4の開閉状態を知ることが可能である。
更に、本体1の前面には、カセット2の左側方に隣接し
て、カセット2の着脱用っまみ5が配設されている。こ
のつまみ5については、詳細を後述する。この着脱用つ
まみ5の上方には、電源スィッチ6が配設されている。
また、前述した化粧M3の上方の左側には、表示器7が
設けられている。この表示器7は、紙供給系の異常を表
示する表示部7a、インク供給系の異常を表示する表示
部7b、プリント位置Aを表示する表示部7c、プリン
ト位置Bを表示する表示部7d、プリント位置Cを表示
する表示部7eを、ダストカバー7fにより覆った状態
で備えている。
更に、化粧蓋3の上方の右側には、主操作スイッチ8.
9が配設されている。ここで、参照符号8はプリントス
イッチを示しており、このプリンタスイッチ8には、プ
リントスイッチが押されたことを表示するLED8aが
設けられている。
尚、参照符号9は本発明と関係ないため説明を省略する
前述したインクカートリッジ10は、第2図において、
矢印方向へ押し込むことにより、公知の針等を介してイ
ンクジェットヘッドIJUに連結されると共に、後述す
るレバーにより着脱可能に構成されている。また、副操
作スイッチ系12は、第2図に示すように、プリント位
置を選択するスイッチ12aを備え、他のスイッチは本
発明と関係ないのでその説明を省略する。
く内部レイアウト〉 第3図はプリンタ本体1の内部構成を概略的に示す上面
図であり、主たるレイアウトが書かれている。
プリンタ本体1内の左奥部には、後述するキャリッジ系
CRが配設されており、このキャリッジ系CRによりで
あり、インクジェットヘッドIJUは主走査される。こ
のキャリッジ系CRの手前側には、紙送り系PFが配設
されている。この紙送り系PFは、プラテンローラ22
、給紙口−ラ18、給紙モータM2、紙送りモータM1
等で構成され、詳細は後述する。
また、プリンタ本体1内の中央部には、ポンプ系PUが
配設されている。このポンプ系PUは、負圧発生機構、
弁機構及びキャップ104等で構成される。インクカー
トリッジ10は、第2図との関係でわかるように、プリ
ンタ本体1内の右側で、かつ高さ方向は本体1の下面と
一致し、インクジェットヘッドヘッドIJUより低く保
持されることにより、インクジェットヘッドヘッドIJ
Uの先端を負圧に保ち、インクジェットヘッドIJUの
先端からのインクのたれ等を防止している。
プリンタ本体1内の右側部には、プリンタ本体1に固設
した支点Sobにより、レバー10aが回動可能に設け
られている。このレバー10aを動作させることにより
、インクカートリッジ10を着脱(交換)できるように
構成されている。このインクカートリッジ10の後方に
は、インクカートリッジ10の有無を検出するスイッチ
SW2が配設されている。
尚、インクカートリッジ10の上部には、公知の手法に
よりプリンタ本体1に固設された電気回路CIRが設け
られている。この電気回路CIRには、プリンタ本体1
の後部右側に露出した入力端子INが接続されている。
また、プリンタ本体1の後部左側には、電源PSが配設
されている。
上記の如く電気系を配置したため、基板取りの経済化が
計れ、さらに回路の発熱等がインクカートリッジ10.
インクジェットヘッドIJUに及ぼす影響を極少にして
いる。また、機械系と電気系とを分離して配設している
ため、組み立てやメンテナンスが容易になる。
ここで、前述したカセット2の着脱用つまみ5は、略し
字状に形成されて、一部がプリンタ本体1の前面に露出
した状態に取り付けられている。
このつまみ5は、ばね13により内方に付勢され、不図
示のガイドピン等により矢印方向に沿ってスライドする
ことができるように構成されている。さらにカセット2
の下方中央部まで延出した先端部には、上方に向ってピ
ン5aが植設されている。一方、カセット2の下面中央
部には、ピン5aにより係止されるように三角形状に形
成されたカム2aが固定されている。このカム2aは、
ピン5aと共にカセット2のロック機構を構成している
。尚、図中2点鎖線は大サイズのカセット装着状態を示
している。
〈ポンプ系PU> 次にポンプ系PUを第4図乃至第12図を参照して説明
する。
第4図に示すように、ポンプ系PUは、インクジェット
ヘッドIJUにインクを供給する供給系ユニットと、イ
ンクジェットヘッドIJUにおいてノズル221のオリ
フィス221a中に空気が混入した場合に、この空気を
除去して供給系ユニットを回復させるための回復系ユニ
ットとを備えている。
回復系は、ポンプベース102と、地板103とと、そ
れに対向する不図示の地板とにより構成され、それに以
下に説明する機能部材が取り付けられている。
また、供給系ユニットは、後に詳細に説明するが、ポン
プベース102に対向して配設されたインクジェットヘ
ッド筺体219を備えている。このインクジェットヘッ
ド筺体219は、第5図中矢印Aで示す方向に沿って多
数のオリフィスを有している。
ポンプベース102には、第5図に示すように、上述し
たノズル221のオリフィス221aを密閉・開放する
キャップ104が、ホームポジションにあるインクジェ
ットヘッド筺体219に対して接離可能に設けられてい
る。このキャップ104は、ゴム等の弾性部材より成っ
ており、キャップ104を保持するキャップホルダ10
5が、ポンプベース102に対して移動可能に取付けら
れている。
このキャップホルダ105は戻しばね112によりキャ
ップ開放方向(矢印Aで示す方向)に引っ張られており
、又、押しつけばね111を介してキャップレバー11
0がキャップホルダ105に取り付けられている。又、
キャップ104の開閉時にオリフィスから垂れたインク
を受けるために、ポンプベース部102aには、積層紙
121が収納されている。又、キャップ104に圧入さ
れたインクチューブ122はオリフィス221aの数に
対応して設けられており、全てのインクチューブ122
は後述する弁機構につながっている。
次に弁機構の断面を第6図に示す。
この弁機構は、弁ケース124と、この弁ケース124
が取付けられるポンプベース102b部とを備えている
。弁ケース124には、穴124aがオリフィス221
aの2倍の数だけ開設されており、これら穴124aの
半分には、キャップ104からのインクチューブ122
が、残りの半分にはインクジェットヘッドIJU内のサ
ブタンク230からの排出チューブ225が夫々挿入さ
れている。また、各穴124aの周囲に形成されたボス
部124bには、弾性部材よりなるチューブ受け123
が圧入されており、このチューブ受け123によりイン
クチューブ122、排出チューブ225は夫々保持され
ている。
また、弁ケース124の内部には、穴124aを夫々密
閉、開放してインクの流れを制御するゴム栓125が接
着された板126がピストン本体として上下動可能に配
設されている。この板126は、ポンプベース部102
bに形成された円筒部102Cの透孔内を、気密な状態
で上下方向に沿って摺動するピストン127に、段ビス
136でガタをもって一体に上下動するように係止され
ている。このゴム栓125は、板126がばね133に
より上方に付勢されており、このゴム栓125に他の力
が作用しない限において、穴124aを全て閉塞するよ
うに偏倚されている。
尚、弁ケース124と円筒部102cとの間は、0リン
グ131により封止されている。
前述したピストン127の下端には、ビン134を介し
て回転レバー128の上端が回動自在に取付けられてい
る。この回転レバー128は、この中間部において、軸
129を介して回転自在に支持されており、また、この
下端部において、ソレノイド130のプランジャ130
aの突出端にピン135を介して回動自在に取付けられ
ている。このソレノイド130は、消磁された状態で、
プランジャ130aを穆勤自在な状態となし、励磁され
た状態で、プランジャ130aを内方に引き込むように
付勢している。
通常、ソレノイド130は消磁されているので、ゴム栓
125は、板126を介して、ばね133によって弁ケ
ース124の穴124aを密閉している。一方、ソレノ
イド130が励磁されることにより、プランジャ130
aは引き込められて回転レバー128は軸129を中心
として反時計方向に回転し、ビン134を介してピスト
ン127は、ばね133の付勢力に抗して押し下げられ
、このようにして、ゴム栓125は全ての穴124aを
開放することになる。
また、弁ケース124の穴部124cは、インクの流出
用に形成された穴であり、この穴部124cに接続され
たインクチューブ137によって、後述の負圧発生機構
と連通ずるように結ばれている。
次に負圧発生機構について説明する。この負圧発生機構
は第5図にその構造を示すように、ポンプベース102
に取り付けられたシリンダ113を備えている。ポンプ
ベース102とシリンダ113との間には0リング11
8が介在されており、この0リング118により、ポン
プベース102とシリンダ113との密閉が保たれてい
る。このシリンダ113内を上下にスライド自在にピス
トン114が配設されている。このピストン114は戻
しばね117により常に上方に付勢されており、この戻
しばね117の付勢力に抗して押し下げられることによ
り、負圧を発生するように構成されている。
このシリンダ113と摺動するピストン114の本体部
114aには、穴114bが厚さ方向に貫通して形成さ
れている。この穴114bが開口した本体部114aの
下面には、この開口を開放自在に閉塞するピストン弁1
15が弁押え116により開口を閉塞するように付勢さ
れた状態で設けられている。このピストン弁115によ
り、空気又はインクの流れは、上方から下方にのみ制限
され、前記した弁機構よりインクチューブ137を通っ
て、シリンダ113の口部113aより流入したインク
は、ピストン114の穴114bを通り、排出口102
dより排出され、排出されたインクはインクチューブ1
38を通って不図示のu1夜だめへと流される。
このようにして、キャップ104がインクジェットヘッ
ド筺体219を閉塞した状態において、上述の負圧発生
機構において発生した負圧が、弁機構が開放されること
に伴なフて、インクチューブ122を介してインクジェ
ットヘッド筺体219に作用することにより、インクジ
ェットヘッド筺体219のオリフィス内に生じた空気の
泡は、インクチューブ122を介して取り出され、排液
だめに排出されることになる。
次に、この負圧発生機構を駆動する駆動系について説明
する。この駆動系は、正逆回転可能な駆動モータM3を
備え、この駆動モータM3の出力は、ギヤ列107で減
速された上で、最終段のギヤ107aに伝達されるよう
に構成されている。
このギア107aには、回転軸107aが固定されてお
り、この回転軸107aには、第1のカム108a及び
第2の108bが一体回転ずように、互いに隣接した状
態で固定されている。
また、この回転軸107aには、第2のカム108bを
股ぐ状態で、コ字状のキャップロックレバ−140が回
転可能に取り付けられている。
このキャップロックレバ−140の側方には、係止端1
40aが半径方向に沿って突出した状態で一体に設けら
れており、この係止端140aは、キャップロックレバ
−140の延出方向より、第2のカム108bの回転方
向に沿って、換言すれば、時計方向側に偏倚した状態で
取り付けられている。
このキャップロックレバ−140は、第2のカム108
bとの間の回転軸107aに捲回されたコイルばね13
9の一端が係止されており、コイルばね139の他端は
、キャップロックレバ−140に係止されている。この
ようにして、キャップロックレバ−140は、これの係
止端140aが、ポンプベース102の摺動ガイド10
2eに当接しない限りにおいて、一体に回転することに
なる。尚、キャップロックレバ−140の係止端140
aが、ポンプベース102の摺動ガイド102eに当接
した状態において、キャップロックレバ−140は、第
2のカム108bによりキャップ104をしてインクジ
ェットヘッド本体220を閉塞するように8動させたキ
ャップレバー110を、この閉塞状態にロックするよう
になされている。
前述した第1のカム108aの外周面は、負圧発生源の
ピストン114の頭部に当接し、第1のカム108aの
回転に応じてピストン114を戻しばね117の付勢力
に抗して、押し下げるようになされている。一方、第2
のカム108bの外周面は、キャップレバー110の側
面に当接し、この第2のカム108bの回転に応じてキ
ャップレバー110を押し付けばね111の付勢力に抗
して、キャップホルダ105に取り付けられたキャップ
104がインクジェットヘッド筺体219のオリフィス
221aを閉塞する方向に8動するようになされている
尚、第1及び第2のカム108a、108bの夫々の取
付位置関係は、以下のように設定されている。即ち、第
5図に示す初期位置PIにおいては、第1及び第2のカ
ム108a、108bは、夫々回転中心から最短距離に
あるカム面がピストン114の頭部及びダストカバー1
10の側面に当接している。このようにして、この初期
位置PIにおいては、負圧発生機構においては、負圧は
発生しておらず、また、キャップ104はインクジェッ
トヘッド筺体219のオリフィス221aをを閉塞して
いない状態に保持されている。
また、この初期位置PIから駆動モータM3の駆動に伴
なって、第1及び第2のカム108a。
i oabが少し回転した状態において待機位置POが
規定される。更に、この待機位置POから駆動モータM
3の駆動に伴なって、第1及び第2のカム108a、1
08bが回転することにより、第9A図に示すように、
第1の動作位置P1にもたらされる。この第1の動作位
置P1においては、第1のカム108aは、依然として
回転中心から最短距離にあるカム面がピストン114の
頭部に当接している。このようにして、この第1の動作
位置P1においては、負圧発生機構においては、負圧は
発生していない。一方、第2のカム108bは、回転中
心から最長距離にあるカム面がキャップレバー110の
側面に当接している。
このようにして、この第1の動作位置P1では、前述し
たように負圧発生機構において負圧は発生していない状
態において、キャップ104はインクジェットヘッド筺
体219のオリフィス221aをを閉塞する状態に保持
されることになる。
また、この第1の動作位置P1から駆動モータM3が回
転することにより、第1及び第2のカム108a、10
8bが少し回転した状態において、第9B図に示すよう
に、第2の動作位置P2が規定される。この第2の動作
位置P2において、第1のカム108aは、回転中心か
ら徐々に遠い距離にあるカム面がピストン114の頭部
に当接するようになる。このようにして、この第2の動
作位置においては、負圧発生源においては、負圧が発生
し始めることになる。一方、第2のカム108bは、依
然として回転中心から最長距離にあるカム面がキャップ
レバー110の側面に当接している。このようにして、
この第2の動作位置P2においては、負圧発生源におい
て負圧が発生し始める状態において、キャップ104は
インクジェットヘッド筺体219のオリフィス221a
をを閉塞する状態に保持されることになる。
また、この第2の動作位置P2から駆動モータM3が回
転することにより、第1及び第2のカム108a、10
8bが所定角度回転した状態において、第9C図に示す
ように、第3の動作位置P3が規定される。この第3の
動作位置P3において、第1のカム108aは、回転中
心から最長距離にあるカム面がピストン114の頭部に
当接している。このようにして、この第3の動作位置P
3においては、負圧発生機構においては、負圧が十分に
発生することになる。
一方、第2のカム108bは、回転中心から最短距離に
あるカム面がロックレバ−110の側面にもたらされる
ことになる。しかしながら、第2の動作位置P2から第
3の動作位置P3に第2のカムt oabが回動する過
程において、第2のカム108bは、回転中心から最短
距離にあるカム面がロックレバ−110の側面に当接す
ることになる前に、キャップロックレバ−140の係止
端140aが、ポンプベース102の摺動ガイド102
eに当接し、キャップロックレバ−140は、第2のカ
ム108bによりキャップ104をしてインクジェット
ヘッド筺体219を閉塞するように移動させたキャップ
レバー110を、この閉塞状態にロックすることになる
このようにして、この第3の動作位置P3においては、
前述したように負圧発生機構において負圧が十分に発生
した状態において、キャップ104はインクジェットヘ
ッド筺体219を閉塞する状態に保持されることになる
尚、この第3の動作位置P3から、駆動モータM3は今
までとは逆方向の回転駆動を開始することになり、第1
及び第2のカム108a。
108bは、上述した動作とは逆の動作を実行して、初
期位置Poまで復帰することになる。
ここで、最終段のギヤ107aの外側の側面には、駆動
モータM3の回転量(即ち、第1及び第2のカム108
a、108bの回転位置)を制御するために、第7図に
示すような接片141が取り付けられている。この接片
141は、互いに電気的に接続された3個の接触端子1
41a。
141b、141cを有している。
一方、ポンプ基板109上には、3個の接触端子141
 a、  14 l b、  141 cが所定のシー
ケンスで選択的に接触するように構成された所定のパタ
ーンPTが形成されている。このパターンPT上を、接
片141がギア107aの回転に応じて回転しつつ摺動
することにより、第1の出力端子109a (SWPI
)、及び第2の出力端子109b (SWP2)より所
定の制御信号が出力され、駆動モータM3の制御を行な
うことにより、第1及び第2のカム108a、108b
の位相を制御している。尚、第3の出力端子109Cが
設けられており、これは接地されている。
即ち、前述したパターンPTは、第1及び第2のカム1
08a、108bが初期位置PIから待機位HP Oま
で回転する過程において、第1の出力端子109aから
のみ“H”レベル信号が出力され、第1及び第2のカム
108a、108bが待機位置poから第1の動作位置
P1まで回転する過程において、第1及び第2の出力端
子109a、109bは″L″レベル信号を出力し、第
1及び第2のカム108a、108bが第1の動作位置
P1から第2の動作位iP2まで回転する過程において
、第1及び第2の出力端子109a、109bは供に″
H″レベル信号を出力し、第1及び第2のカム108a
、108bが第2の動作位置P2から第3の動作位置P
3まで回転する過程において、第1の出力端子109a
からは”L”レベル信号が出力されるものの、第2の出
力端子109bからは当初″H″レベル信号が出力され
、その後”L”レベル信号が出力されるように、構成さ
れている。
このパターンPTは、尚、第1及び第2のカム108a
、108bが第3の動作位置P3より更に時計方向に沿
って回転することにより、第1の出力端子109aから
は以前としてL”レベル信号が出力されると供に、第2
の出力端子109bからは”H″レベル信号出力される
ように構成されている。
くインクジェットヘッドIJU> 次にインクジェットヘッドIJUの構成を、第10図及
び第11図を参照して説明する。
第10図はインクジェットヘッドIJUを往復動装置の
キャリッジ201に載置した斜視図を示しており、第1
1図はキャリッジ201にインクジェットヘッドIJU
を載置した状態で示す断面図である。
第11図に示すように、インクジェットヘッドIJUは
、下面が開口されたインクジェットヘッド筺体219と
、このインクジェットヘッド筺体219の下面を閉塞す
るように取り付けられた裏蓋220とを備えている。そ
して、このインクジェットヘッド筺体219と裏1i2
20とにより囲まれる内部空間により、サブタンク23
0が構成されている。このインクジェットヘッド筺体2
19の前面には、複数のノズル221が横一列に並んだ
状態で設けられている。各ノズル221の先端部(オリ
フィスと呼ぶ)221aは、前面プレートにより位置決
めされている。各ノズル221間のピッチを規定するた
めに、各ノズル221の中央部221bは、インクシェ
ドヘッド筺体219と裏蓋220との間で不動に保持さ
れている。
各ノズル221には、圧電素子222が接着され、各圧
電素子222は対応するリード線232によりフレキヘ
ッド部215にハンダ付けされている。各圧電素子22
2のまわりには接着剤233が充填されている。インク
吐出パルスはキャリッジ制御線と共にフレキ215によ
り各圧電素子222に供給されるように構成されている
第10図に示すように、フレキヘッド部215はフレキ
押え218によりヘッド筺体219にの上面に保持され
、インク吐出パルスを伝達する接続線部215bはフレ
キ押え218bで、キャリッジ制御線を伝達する接続線
部215a部はフレキ押え218aで、夫々ガイドされ
ている。
また、ヘッドサブタンク230近傍には、ここの温度を
検知するための温度センサ226が設けられている。こ
の温度センサ226からの信号は、接続線部215bを
通り不図示のコネクタを介してフレキヘッド部215上
のその他の線と共に、不図示の電気基板へもたらされる
ように接続されている。
く供給ユニット〉 ここで、インクジェットヘッドIJUにインクを供給す
る供給ユニットについて説明する。インク231はイン
クカートリッジ10内に設けられたメインタンク(図示
せず)内に内蔵され、そこから針232、供給チューブ
224を通ってサブタンク230内に供給されるように
接続されている。また、第11図に示すように、供給チ
ューブ224の上方のサブタンク230の部分には、排
出チューブ233が接続されている。この排出チューブ
233により、サブタンク230より溢れたインクは回
復系の方へもたらされることになっている。
このようにして、サブタンク230内のインク231の
レベルは、排出チューブ233の位置により一定に規定
され、換言すれば、このインク231は、これが収容さ
れたサブタンク230内でこれより上方に、所定量の空
間が確保されることになる。
フレキヘッド部215はフレキ押え部218cでフレキ
押え218にビス止めされ、供給チューブ224及び排
出チューブ225は供にチューブ押え234によりフレ
キ押え218に固定されている。これらフレキヘッド部
215、供給チューブ224並びに排出チューブ225
は、図中丸印235近傍で不図示のチューブ止めにより
固定され、これらがキャリッジの往復動作時に、他のも
のに引っ掛かったりしないよう、その動きを適度に規制
している。尚、インクカートリッジ10にはセンサ22
8が設けられている。
くキャリッジ系〉 次に、インクジェットヘッドIJUを往復駆動する往復
動装置の構成を第10図乃至第12図を参照して説明す
る。
図示するように、この往復動装置は、インクジェットヘ
ッドIJUが載置されたキャリッジ201を備えている
。このキャリッジ201は、一対の前後方向に並んで配
設されたガイド軸202.203によって、プラテンロ
ーラ22に沿って往復動するようにガイドされている。
また、キャリッジ201の下方であってキャリッジ20
1の上方には、このキャリッジ201の移動範囲に渡っ
て、磁石209を装着したヨーク216が配設されてい
る。前記したガイド軸202.203の端部は、それぞ
れ地板206の立ち曲げ部206a、206bに取り付
けられた側板207,208に、ビスによって固定され
ている。
第11図に示すように、キャリッジ201の手前側(プ
ラテンローラ22に対面する側)のガイド軸202の軸
受212には、特に良好なすべり特性が必要とされるの
で、低摩擦体製の軸受が圧入されている。又、磁石20
9と地板206との間には、キャリッジ基板210が配
設されており、このキャリッジ基板210上にキャリッ
ジ201の推進力を発生するためのコイル211が載匝
されている。このキャリッジ基板210は、ビスにより
キャリッジ201の下部に固着されている。上記のよう
にして、インクジェットヘッドIJUを往復動させるた
めのリニアモータしてのCRモータが構成されている。
また、キャリッジ201の動きを制御するための、キャ
リッジ201の走行範囲の裏側には、リニアエンコーダ
を構成するリボン状のスリット板204が配設されてい
る。このスリット板204は、一方の端部を側板部20
2aに引っ掛けられ、他方の端部をばね205によって
引っ張られている。このばね205はキャリッジ地板部
206cに他端を引っ掛けられている。このようにして
、スリット板204は、ガイド軸202.203と平行
を保って緊張されている。
又、スリット板204は、これの前後方向、上下方向の
位置決めを、キャリッジ地板206d。
206c部に形成された不図示の溝によって行なってい
る。スリット板204には、第19図に示すように、上
側にインクの吐出タイミングをあたえるための等ピッチ
に配設された等ピッチスリット204aと、下側の両端
部付近設けられ、プリント位置を指示するための位置被
検出部としてのゾーンスリット204b、204b ’
とが、スリット板204の延出方向に沿って設けられて
いる。
ここで、大サイズモータの走査幅は、ゾーンスリット2
04b及び204b’の各外側エッヂ204d、204
d’の間に対応し、小サイズモードの走査幅は、各内側
エッヂ204c。
204c ’の間に対応するよう規定されている。
また、キャリッジ201には、リニアエンコーダの発光
部214が固定されており、この発光部214は、上下
方向に間隔を置いて配設された一対の発光素子240a
、240bを備えている。
この発光部214とはスリット板204を間に挟んだ状
態で、リニアエンコーダの受光部213がキャリッジ2
01に固定されている。この受光部213は、受光スリ
ット237と、前述した一対の発光素子240a、40
bに対応して設けられた受光素子239a、239bと
を備えている。
受光スリット237には、スリット板204の上側の等
ピッチスリット204aに対応する位置に対応して、同
じピッチの等ピッチスリット237aが形成され、スリ
ット板204のゾーンスリット204b、204b’に
対応する位置には1木のスリット237bが形成されて
いる。
上述した受光素子239a、239bの出力は、コネク
タ217、フレキヘッド部215a。
215を介して第3図に示す電気回路CIRに送られる
ように構成されている。また、キャリッジ201のホー
ムポジションに対応して、キャリッジ201がホームポ
ジションにあることを検出するホームポジションセンサ
SW3が設けられている。このホームポジションセンサ
SW3は、キャリッジ201がホームポジションにある
時にオンするリミットスイッチから構成されている。
以下余白 く制御回路〉 第13図は実施例装置の制御部のブロック構成図を示し
ている。図において、この制御部は、プリンタ装置の主
制御を掌るセントラルブロセツシングユニット(CPU
)911を備えている。
このCPU911は、例えば第14A図及び第14G図
に示す制御プログラムを不図示のROMに格納し、この
プログラムを実行することにより以下の周辺回路等を制
御している。
このCPU911には、信号人力部901が接続されて
おり、この信号入力部901を介して、RGBカラー画
像信号、又はNTSC% PAL又はSECAM方式の
カラーテレビジョン信号、又はパーソナルコンピュータ
等で形成した各種のカラー画像信号が入力される。また
、このCPU911には、RGB以外のカラー画像信号
をRGB信号に変換する入力信号処理回路902、複数
ライン分のカラー画像データを記憶するラインメモリ9
04、カラー画像を拡大処理する際の補間回路905、
カラー画像データのマスキング処理及び下色除去処理等
を行う画像処理回路906、インクジェットヘッドIJ
Uのドライバ回路908が、夫々接続されている。
尚、前述したラインメモリ904には、入力信号処理回
路902からのアナログRGB画像信号をデジタルRG
B画像データに変換するA/D変換器903が接続され
、ヘッドドライバ908には、画像処理回路906から
のカラー画像データをアナログ画像信号に変換するD/
A変換器907が接続されている。また、ヘッドドライ
バ908は、ピエゾタイプのインクジェットヘッドIJ
Uに接続されている。
更に、CPU911には、各種の操作スイッチ群910
が接続されている。この操作スイッチ群901は、前述
した電源スィッチ6、プリントスイッチ8及びポンプス
イッチ等を含むものである。更に、CPU911には、
ポンプ系のセンサ913、インク温度センサ917、エ
ンコーダセンサ9201キヤリツジモータのドライバ回
路921、モータM1のドライバ回路923、モータM
2のドライバ回路925、LED表示器群928のドラ
イバ回路927が接続されている。
尚、LED表示器群928には表示用LED7a乃至7
eが含まれる。
以下、動作を説明する。
第14A図乃至第14G図は、CPU911が実行する
各種制御プログラムのフローチャートを示している。
く初期工程〉 第14A図は、プリンタ装置の電源投入から待機状態に
至るまでの初期工程のフローチャートを示している。工
程5lotでは操作者が電源スィッチ6を押す。工程5
102では現在の電源スィッチ6の状態を調べ、ON状
態にあればこれをOFFにして工程5IOIに進み、O
FF状態にあればこれをONにして工程5103に進む
尚、以上は電源回路が独自に行うものであり、CPU9
11の処理とは関係ない。
次に、プリント開始に必要な条件の検査及び表示を行う
。即ち、工程5103ではカセット2の装填状態を調べ
、カセット2が無いなら工程5106で異常フラグを立
て、かつ紙供給系の異常を知らせるため、LEDフaを
点滅する。またカセット2が装填されている場合は、大
サイズカセット(SW5=ON)なら工程5104で大
サイズの旨を表示し、小サイズカセット(SW4−ON
)なら工程5105でノーマルサイズの旨を表示をする
。更に、工程5107ではピンチローラセンサを調べ、
異常なら工程5111で異常フラグを立て、かつ紙供給
系の異常を表示する。
また正常なら工程5108でインクカートリッジセンサ
SW2を調べ、インクカートリッジ10が装填されてい
なければ、工程5112で異常フラグを立て、かつイン
ク系の異常(LED)b)を点滅する。また、インクカ
ートリッジ10が装填されていれば、工程5109で異
常フラグの有無を調べ、異常フラグが有れば工程st 
toで異常を表示し、工程5103に戻る。また異常フ
ラグが無ければ工程5113でノーマルを表示する。
工程5114では紙センサを調べ、紙搬送路中に紙Pが
残っていれば工程5200で後述する排紙工程を実行す
る。また紙Pが残っていなければ、工程5115でホー
ムポジションセンサSW3を調べ、キャリッジ201が
ホームポジションにないときは、工程5300で後述す
るホーム工程を実行する。
以上の結果、異常がないと工程5120の待機状態(S
TANDBY )に入る。この待機状態では、カセット
交換、プリント指令及びポンプ指令を受は付ける。即ち
、工程5116で新たに大サイズカセットの装填を検出
すると、工程5130で大サイズモードに切替る。また
工程5116で小サイズカセットの装填を検出すると、
更に工程S11フでサイズスイッチを調べ、サイズスイ
ッチがハガキサイズになっていれば工程5140でハガ
キモードに切替り、ハガキサイズでなければノーマルモ
ードに切替る。また工程5118でプリントスイッチ8
の押下を検出すると、後述するプリント工程5400を
実行し、また工程5119でポンプスイッチの押下を検
出すると後述するポンプ工程5500を実行する。
くキャリッジ動作〉 第10図はキャリッジ機構の外観を示し、第12図はキ
ャリッジ201のエンコーダを示している。
プリントしない時はキャリッジ201はホームポジショ
ンに待機しているが、プリント信号の入力により図中の
矢印■で示す方向に起動される。
これにより、発光素子240aを発した光はタイミング
スリット204aにより断続され、受光素子239aに
ON10 F F信号を出力する。
CPtJ911はその信号によりキャリッジ基板216
上のコイル211に流す電流を制御して、キャリッジ2
01を等速走査する。更に前記ON10 F F信号の
ON又はOFF側は画素1ドツト分に相当し、インクジ
ェットヘッドIJUのインクを1点吐出するタイミング
制御も行なっている。
一方、キャリッジ201に固定した発光素子240bか
ら出た光はゾーンスリット204b。
204b’及び受光スリット237bで断続され、受光
素子239bの出力はゾーンスリット204b、204
b’ のエツジ2Q4c。
204c’ 、204d、204d’で0N10FFさ
れる。従って、プリント開始後にまずキャリッジ201
は矢印Iで示す方向に移動する。
プリントモードが大サイズの場合は、ゾーンスリット2
04b、204b’のエツジ204dを、小サイズの場
合はエツジ240cを検出した後より、プリントサイズ
により、所定数のポイントで受光素子239aのON1
0 F F信号により画像データに相当するヘッド駆動
パルスをフレキシブル回路215を通してノズル221
上の圧電素子222に与える。このようにして、インク
を1点吐出してドツトの印字をする。
そして、エツジ204d’ を検出後にキャリッジ20
1は反転し、矢印Jで示す方向に向かって走行する。そ
して、カセット2が大サイズの場合は、エツジ204d
’ を、小サイズの場合は204c’ を検出した後印
字を始める。そして、所定数のプリントをした後、エツ
ジ204dを検出し反転する。以上の往復動作を1画像
形成するに必要なだけ繰り返した後、キャリッジ201
はホームポジションに戻り、ホームポジションセンサS
W3の出力ONにより停止する。
く回復系の動作〉 プリント結果にノズル221のオリフィス221aの目
詰り等の異常から色抜けが見られる時は、回復系の動作
が必要である。第5図は回復系機構部の断面図、第7図
は回復系の制御信号を発生するポンプ基板の正面図、第
8図は回復系の制御信号SWP+ 、5WP2のタイミ
ングチャートを夫々示している。
第8図の制御信号SWP+ 、5WP2は、第7図の切
片141がポンプ基板109上の初期位置poから第3
の動作位置P3に向けて、矢印Cで示す方向に回転した
時に得られる。これに対応して、第9A図は切片141
が第1の動作位置P1にあるときのカム108a、10
8bの働きを示しており、第9B図は同じくカム108
a。
108bが第2の動作位置P2にあるときのカム108
a、108bの働きを示している。また、第9C図は同
じくカム108a、108bが第3の動作位置P3にあ
るときのカム108a。
108bの働きを示している。
(回復工程) 第14B図はノズル221の目詰り等を回復する回復工
程のフローチャートを示している。第14A図の待機工
程において、操作者がポンプボタンを押すと回復工程3
500が指示される。回復工程は、ノズル221にキャ
ップ104をはめるキャップ工程と、ノズル221のイ
ンクを諸定量吸引するポンブ工程と、ノズル221から
キャップ104を外すアンキャップ工程から成る。
(キャップ工程) 第14C図はキャップ工程のフローチャートを示してい
る。工程5300では後述するホーム工程5300を行
い、キャリッジ201をホームポジションに戻す。工程
5801ではCRモータをホームポジションにおいて再
励磁する。ここで、CRモータがリニアモータから構成
されているので、リニアモタの励磁を解くとキャリッジ
201の固定は軸受摩擦力だけに依存することになる。
このため、もしキャリッジ201がチューブ等に引っ張
られることになると、ホームポジションから離れてしま
う。そこで、キャップ動作終了までCRモータを再励磁
して、キャリッジ201をダンパ側に押しつけて位置保
持している。
工程5802ではモータM3を順方向に回転し、工程5
803では初期位置POから待機位置PIに至ッテ、S
WP+ =OF F、5WP2 =OFFとなることを
経て、工程5804では第1の動作位置P1に至って、
5WPI =ON。
S W P 2 = ONになるのを待ち、以上を満足
すると工程5805でモータM3を止める。その間に、
カム108は第12図から第16A図の状態まで回転し
、第2のカム面108bはキャップレバー110をポン
プベース102e部をガイドとしてインクジェットヘッ
ドIJU方向へと押し出す。
更に、キャップレバー110は戻しばね112の付勢力
に抗して、ばね111を介してキャップホルダ105を
インクジェットヘッドIJU方向へと徐々に押し出し、
キャップ104はインクジェットヘッドIJUの前面プ
レートに突き当る。
更にキャップレバー110は押されるため、ばね111
はチャージされ、その付勢力によりゴム等のキャップ1
04もチャージされ、オリフィスは密閉される。またこ
の間に、キャップロックレバ−140はコイルばね13
9により矢印Bで方向へ付勢されているため、キャップ
ロックレバ−140の係止端140aは、カム108の
ストッパ部108dに突き当たりながら、第2のカムt
 oabと同様に回転する。このようにして、係止端1
40aは第16C図に示す状態でポンプベース102の
摺動ガイド102e部に突き当たり、キャップレバー1
10をロックする。以上によりキャップ動作は終了し、
インクジェットヘッドIJUが固定される。また、工程
5805ではキャリッジ201の励磁を解く。
(ポンプ工程) 第14B図の工程5501乃至工程5520は、ポンプ
工程のフローチャートを示している。
工程S501では温度センサ226でインクジェットヘ
ッド本体219近傍の温度を検出し、工程5502では
検出した温度に基づいて待ち時間TA、”r8を決定す
る。ここで、インクは液体なので温度によりその粘度が
変化する。従って、ノズル221の回復のためのインク
吸引時間を固定すると、インク温度が高いときは粘度が
下がり、インクは流れ過てしまい、またインク温度が低
いときは粘度が上がり、インクは十分に流れない。
そこで、常に回復に必要なだけのインクを吸引できるよ
うにサブタンク230内のインクの温度を検出し、この
検出温度に基づいて所定のテーブルを参照し、最適な待
ち時間”rA、Taを設定する。テーブル上では温度が
高い時には時間T^は短く、低い時には時間TAは長く
なっている。これによりインクの吸引量は温度によらず
一定となリ、常にノズル221の回復に必要なだけのイ
ンクが吸引されることになる。また待ち時間TBについ
ても、低温ならば長くし、高温ならば短くし、再びイン
クが不吐出とならないように待ち時間TBの最適化して
いる。
工程5510ではモータM3をswp、=OFF、5W
P2=OFFになるまで順方向に回転する。工程551
1では、更に、モータM3を第3の動作位置P3を示す
SWP、=OFF。
5WP2=ONになるまで回転して、工程5512で止
める。この間に第1及び第2のカム108a、108b
は第16B図から第16C図まで動き、第1のカム10
8aのカム面は負圧発生機構のピストン114をばね1
17の付勢力に抗して押し下げる。
この状態ではシリンダ113の上流に接続された弁機構
の弁が閉じているため、ピストン114上側の空間には
インクが流れ込まず、負圧状態になっている。又、この
とき前回のポンプで吸引され、ピストン114a部下側
の空間にたまっていたインクは排出口102dより排出
チューブ138を通って排液だめへと流されることにな
る。
工程5513では弁機構のソレノイド130を励磁し、
工程5514で待ち時間TAを待ち、工程5515でソ
レノイド130を消磁する。第6図には、ソレノイド1
30が励磁された状態が示されている。ソレノイド13
0が励磁されるとプランジャ130aが磁力により引か
れ、ビン135を介して回転レバー128が軸129を
中心として回転し、更にピン134を介してピストン1
27が下側にひかれる。このためインク流入口124a
を密閉していたゴム栓125が下側に引かれ、インク流
入口124aを開放する。
これにより、チューブ137により弁ケース内に伝わっ
てきていた負圧発生源で発生していた負圧がインクチュ
ーブ122を通してノズル221に伝わり、ノズル22
1内のインクが吸引される。その時、同時にノズル22
1内に目詰りしていた泡が、ノズル221から吸引され
ノズル221の回復がなされる。弁機構の駆動源として
ソレノイド130を使用しているため、回復動作中に停
電等の理由により電源OFFの状態になっても、弁は閉
じることになり、ノズル221内での混色は防ぐことが
できる。
工程5516ではパルスモータM3を逆方向に回転し、
工程5517では待機位置PIを示すS W P + 
= OF F 、 S W P 2 = OF Fの経
過を待ち、工程3518で初期位置POを示すswp。
= ON 、 S W P 2±ONをになるのを待ち
、以上を満足すると工程5519でモータM3を止める
。その間に第1及び第2のカム108a。
108bは第9C図から第9B図に示す状態まで動き、
ピストン114はばね117の付勢力により、第1のカ
ム108のカム面に接しながら徐々に上昇し、シリンダ
113の頭部に突き当たった位置で停止する。従って、
第9B図に示す位置では、第1のカム108aのカム面
はピストン114とは接しておらず、ピストン114か
ら何ら力をうけていない状態になっている。又、ピスト
ン114が上昇していく間、弁機構の作動により吸引さ
れたインクはピストンの穴114b部を通ってピストン
114の本体部114aの下側に流れ出る。
その後、工程5520では待ち時間T、たけそのままの
状態で放置する。これは、上述の回復動作でサブタンク
230内のインクが、ノズル221、排出チューブ12
2より吸引されて、サブタンク230内が負圧状態にな
っているため、このままキャップ104を開放しては再
びノズル221がら空気を抱きこんでしまい、不吐出の
原因となるからである。このために、インクカートリッ
ジ10のメインタンクよりサブタンク230内にインク
が供給されて、サブタンク230内の負圧が解消される
までの時間TISの間、そのままの状態で放置するよう
にしている。
(アンキャップ工程) 第14B図の工程5521以降は、アンキャップ工程の
フローチャートを示している。工程5521では、キャ
リッジ201の固定力を生じるためにCRモータをホー
ムポジションにおいて励磁し、工程5522ではパルス
モータM3を逆方向に回転し、工程5523では第1の
動作IPIから待機位置POに至った事を示すswp、
=OFF、5WP2−OFFを経て、工程5524では
初期位置Plに至った事を示す5WPI =ON、5W
P2 =OFFになるのを待ち、以上を満足すると工程
5525でパルスそ一タM3を止める。この間に、第1
及び第2のカム108a。
108bは第9B図より第5図に示す状態へ移動し、第
2のカム108bのストッパ部108dがキャップロッ
クレバ−140を押し上げて、キャップロックレバ−1
40によるキャップレバー110のロックを解除し、キ
ャップレバー110は第2のカム108bのカム面に沿
って徐々に後ろに下がる。この間にキャップホルダ10
5も戻しばね112により徐々に後に引っ張られ、キャ
ップ104がノズル221のオリフィス221aを開放
される。以上により回復動作が終了し、工程5526で
はCRモータの励磁が解かれる。
(ホーム工程) 第14G図はホーム工程のフローチャートを示している
。第10図において、回復系のキャップ104に対向す
る位置がヘッド219のホームポジションであり、工程
5301ではCRモータを励磁し、キャリッジ201を
ホームポジションに向けて駆動する。工程3302では
所定時間T。
の経過までにホームンポジションセンサSW3がONt
、たか否かを調べ、もしONL、なければキャリッジ2
01の移動に支障があるので、工程5303でその旨を
表示し、またONすればCRモータの励磁を解いてリタ
ーンする。
くキャップOFF工程〉 第14D図はキャップOFF工程のフローチャートを示
している。
電源スィッチ6のON前は通常、キャップ状態にあるが
、電源スィッチ6をONすると自動釣にキャップOFF
工程が実行される。電源スィッチ6のOFF時のキャッ
プ動作で、キャップ104が前面プレートに当たりキャ
ップ104がチャージされる時、ノズル221の先端に
空気を押し込むため、キャップOFFwJ作時には、そ
の空気を吸引する必要がある。そこで、工程S901で
は、前記ポンプ工程で行ったと同様にインク温度を検出
し、工程5902では検出した温度に基き待ち時間TA
’、TB’ を決定する。待ち時間TA’ 、TB ’
 はポンプ動作時とは違い、ノズル221近傍の吸気を
吸うだけなので、ポンプ動作時に比べかなり短くなって
いる。
工程3903で実行するSIは第14B図の工程551
0以降と同様であり、第1及び第2のカム108a、1
08bは第16A図に示す状態から動き始め、ピストン
114を押し下げ、第9C図に示す状態に至り、待ち時
間T′えの開弁を開放作動させ、ノズル221先端の泡
を吸引する。
次にパルスモータM3を逆転させ、第9B図に示す状態
に第1及び第2のカム108A、108bを動かし、待
ち時間T’ Bの間装置する。更に、パルスモータM3
を駆動し、第5図に示す状態に第1及び第2のカム10
8a、108bを回動して、キャップOFF動作を完了
する。
くパワーOFF工程〉 第14E図はパワーOFF工程のフローチャートを示し
ている。
通常はプリント動作の終了後、又は電源スィッチ6をO
FFした時等・にヘッド219はホームポジションに待
機するようにしている。このため工程5300ではホー
ム工程を実行し、工程5800ではキャップ工程を実行
し、工程5200では搬送路上の残紙Pを一掃すべく排
紙工程を実行し、工程51001では全てのアクチュエ
ータをOFFする。
以]−余白 くキャリッジ動作〉 第17図はキャリッジ機構の外観を示し、第19図はキ
ャリッジ201のエンコーダを示している。
プリントしない時はキャリッジ201はホームポジショ
ンに待機しているが、プリント信号の人力により図中の
矢印■で示す方向に起動される。
これにより、発光素子240aを発した光はタイミング
スリット204aにより断続され、受光素子239aに
ON10 F F信号を出力する。
CPU911はその信号によりキャリッジ基板216上
のコイル211に流す電流を制御して、キャリッジ20
1を等速走査する。更に前記ON10 F F信号のO
N又はOFF側は画素1ドツト分に相当し、インクジェ
ットヘッドfJUのインクを1点吐出するタイミング制
御も行なっている。
一方、キャリッジ201に固定した発光素子240bか
ら出た光はゾーンスリット204b。
204b’及び受光スリット237bで断続され、受光
素子239bの出力はゾーンスリット204b、204
b’ のエツジ204c。
204c’ 、204d、204d”t’0N10FF
される。従って、プリント開始後にまずキャリッジ20
1は矢印■で示す方向に穆勤する。
プリントモードが大サイズの場合は、ゾーンスリット2
04b、204b’のエツジ204dを、小サイズの場
合はエツジ240cを検出した後より、プリントサイズ
により、所定数のポイントで受光素子239aのON1
0 F F信号により画像データに相当するヘッド駆動
パルスをフレキシブル回路215を通してノズル221
上の圧電素子222に与える。このようにして、インク
を1点吐出してドツトの印字をする。
そして、エツジ204d’ を検出後にキャリッジ20
1は反転し、矢印Jで示す方向に向かって走行する。そ
して、カセット2が大サイズの場合は、エツジ204d
’ を、小サイズの場合は204c’ を検出した後印
字を始める。そして、所定数のプリントをした後、エツ
ジ204dを検出し反転する。以上の往復動作を1画像
形成するに必要なだけ繰り返した後、キャリッジ201
はホームポジションに戻り、ホームポジションセンサS
W3の出力ONにより停止する。
く回復系の動作〉 プリント結果にノズル221のオリフィス221aの目
詰り等の異常から色抜けが見られる時は、回復系の動作
が必要である。第12図は回復系機構部の断面図、第1
4図は回復系の制御信号を発生するポンプ基板の正面図
、第15図は回復系の制御信号SWP+ 、5WP2の
タイミングチャートを夫々示している。
第15図の制御信号5WPr 、5WP2は、第14図
の切片141がポンプ基板109上の初期位置POから
第3の動作位置P3に向けて、矢印Cで示す方向に回転
した時に得られる。これに対応して、第16A図は切片
141が第1の動作位置P1にあるときのカム108a
、108bの働きを示しており、第16B図は同じくカ
ム108a、108bが第2の動作位置P2にあるとき
のカム108a、108bの働きを示している。また、
第16C図は同じくカム108a。
108bが第3の動作位置P3にあるときのカム108
a、108bの働きを示している。
(回復工程) 第21B図はノズル221の目詰り等を回復する回復工
程のフローチャートを示している。第21A図の待機工
程において、操作者がポンプボタンを押すと回復工程5
sooが指示される。回復工程は、ノズル221にキャ
ップ104をはめるキャップ工程と、ノズル221のイ
ンクを諸定量吸引するポンプ工程と、ノズル221から
キャップ104を外すアンキャップ工程から成る。
(キャップ工程) 第21H図はキャップ工程のフローチャートを示してい
る。工程5300では後述するホーム工程5300を行
い、キャリッジ201をホームポジションに戻す。工程
5801ではCRモータをホームポジションにおいて再
励磁する。ここで、CRモータがりニアモータから構成
されているので、リニアモタの励磁を解くとキャリッジ
201の固定は軸受摩擦力だけに依存することになる。
このため、もしキャリッジ201がチューブ等に引っ張
られることになると、ホームポジションから離れてしま
う。そこで、キャップ動作終了までCRモータを再励磁
して、キャリッジ201をダンパ側に押しつけて位置保
持している。
工程5802ではモータM3を順方向に回転し、工程5
803では初期位置poから待機位置Plに至ッテ、S
WP+ =OF F、5WP2 =OFFとなることを
経て、工程5804では第1の動作位置P1に至ッテ、
sWP、=ON。
5WP2=ONに匈るのを待ち、以上を満足すると工程
5805でモータM3を止める。その間に、カム108
は第12図から第16A図の状態まで回転し、第2のカ
ム面108bはキャップレバー110をポンプベース1
02e部をガイドとしてインクジェットヘッドIJU方
向へと押し出す。
更に、キャップレバー110は戻しばね112の付勢力
に抗して、ばね111を介してキャップホルダ105を
インクジェットヘッドIJU方向へと徐々に押し出し、
キャップ104はインクジェットヘッドIJUの前面プ
レートに突き当る。
更にキャップレバー110は押されるため、ばね111
はチャージされ、その付勢力によりゴム等のキャップ1
04もチャージされ、オリフィスは密閉される。またこ
の間に、キャップロックレバ−140はコイルばね13
9により矢印Bで方向へ付勢されているため、キャップ
ロックレバ−140の係止端140aは、カム108の
ストッパ部108dに突き当たりながら、第2のカム1
08bと同様に回転する。このようにして、係止端14
0aは第16C図に示す状態でポンプベース102の摺
動ガイド102e部に突ぎ当たり、キャップレバー11
0をロックする。以上によりキャップ動作は終了し、イ
ンクジェットヘッドIJυが固定される。また、工程5
805ではキャリッジ201のIIIJ磁を解く。
(ポンプ工程) 第21B図の工程5501乃至工程5520は、ポンプ
工程のフローチャートを示している。
工程5501では温度センサ226でインクジェットヘ
ッド本体219近傍の温度を検出し、工程5502では
検出した温度に基づいて待ち時間TA、TBを決定する
。ここで、インクは液体なので温度によりその粘度が変
化する。従って、ノズル221の回復のためのインク吸
引時間を固定すると、インク温度が高いときは粘度が下
がり、インクは流れ過てしまい、またインク温度が低い
とぎは粘度が上がり、インクは十分に流れない。
そこで、常に回復に必要なだけのインクを吸引できるよ
うにサブタンク230内のインクの温度を検出し、この
検出温度に基づいて所定のテーブルを参照し、最適な待
ち時間TA、TBを設定する。テーブル上では温度が高
い時には時間TAは短く、低い時には時間T6は長くな
っている。これによりインクの吸引量は温度によらず一
定となり、常にノズル221の回復に必要なだけのイン
クが吸引されることになる。また待ち時間TBについて
も、低温ならば長くし、高温ならば短くし、再びインク
が不吐出とならないように待ち時間T8の最適化してい
る。
工程5510ではモータM3をswp、=OF F 、
 S W P 2 = OF F ニなるまで順方向に
回転する。工程5511では、更に、モータM3を第3
の動作位置P3を示すSWP、=OFF。
S W P 2 = ONになるまで回転して、工程5
512で止める。この間に第1及び第2のカム108a
、108bは第16B図から第16C図まで動き、第1
のカム108aのカム面は負圧発生機構のピストン11
4をばね117の付勢力に抗して押し下げる。
この状態ではシリンダ113の上流に接続された弁機構
の弁が閉じているため、ピストン114上側の空間には
インクが流れ込まず、負圧状態になっている。又、この
とき前回のポンプで吸引され、ピストン1148部下側
の空間にたまっていたインクは排出口102dより排出
チューブ138を通って排液だめへと流されることにな
る。
工程5513では弁機構のソレノイド130を励磁し、
工程5514で待ち時間TAを待ち、工程5515でソ
レノイド130を消磁する。第13図には、ソレノイド
130が励磁された状態が示されている。ソレノイド1
30が励磁されるとプランジャ130aが磁力により引
かれ、ピン135を介して回転レバー128が軸129
を中心として回転し、更にビン134を介してピストン
127が下側にひかれる。このためインク流入口124
aを密閉していたゴム栓125が下側に引かれ、インク
流入口124aを開放する。
これにより、チューブ137により弁ケース内に伝わっ
てきていた負圧発生源で発生していた負圧がインクチュ
ーブ122を通してノズル221に伝わり、ノズル22
1内のインクが吸引される。その時、同時にノズル22
1内に目詰りしていた泡が、ノズル221から吸引され
ノズル221の回復がなされる。弁機構の駆動源として
ソレノイド130を使用しているため、回復動作中に停
電等の理由により電源OFFの状態になっても、弁は閉
じることになり、ノズル221内での混色は防ぐことが
できる。
工程5516ではパルスモータM3を逆方向に回転し、
工程5517では待機位置PIを示すS W P + 
= OF F 、 S W P 2 = OF Fの経
過を待ち、工程5518で初期位置POを示す5WPI
=ON、5WP2=ONをになるのを待ち、以上を満足
すると工程5519でモータM3を止める。その間に第
1及び第2のカム108a。
108bは第16C図から第16B図に示す状態まで動
ぎ、ピストン114はばね117の付勢力により、第1
のカム108のカム面に接しながら徐々に上昇し、シリ
ンダ113の頭部に突き当たった位置で停止する。従っ
て、第1.6B図に示す位置では、第1のカム108a
のカム面はピストン114とは接しておらず、ピストン
114から何ら力をうけていない状態になっている。又
、ピストン114が上昇していく間、弁機構の作動によ
り吸引されたインクはピストンの穴114b部を通って
ピストン114の本体部114aの下側に流れ出る。
その後、工程5520では待ち時間T6たけそのままの
状態で放置する。これは、上述の回復動作でサブタンク
230内のインクが、ノズル221、排出チューブ12
2より吸引されて、サブタンク230内が負圧状態にな
っているため、このままキャップ104を開放しては再
びノズル221がら空気を抱きこんでしまい、不吐出の
原因となるからである。このために、インクカートリッ
ジ10のメインタンクよりサブタンク230内にインク
が供給されて、サブタンク230内の負圧が解消される
までの時間Taの間、そのままの状態で放置するように
している。
(アンキャップ工程) 第21B図の工程5521以降は、アンキャップ工程の
フローチャートを示している。工程5521では、キャ
リッジ201の固定力を生じるためにCRモータをホー
ムポジションにおいて励磁し、工程5522ではパルス
モータM3を逆方向に回転し、工程5523では第1の
動作IPIから待機位置POに至った事を示すswp、
=OF F 、 S W P 2 = OF Fを経て
、工程5524では初期位置PIに至った事を示すsw
p、=ON、5WP2 =OFFになるのを待ち、以上
を満足すると工程5525でパルスモータM3を止める
。この間に、第1及び第2のカム108a。
108bは第16B図より第12図に示す状態へ昼勤し
、第2のカム108bのストッパ部108dがキャップ
ロックレバ−140を押し上げて、キャップロックレバ
−140によるキャップレバー110のロックを解除し
、キャップレバー110は第2のカム108bのカム面
に沿って徐々に後ろに下がる。この間にキャップホルダ
105も戻しばね112により徐々に後に引っ張られ、
キャップ104がノズル221のオリフィス221aを
開放される。以上により回復動作が終了し、工程552
6ではCRモータの励磁が解かれる。
(ホーム工程) 第21L図はホーム工程のフローチャートを示している
。第17図において、回復系のキャップ104に対向す
る位置がヘッド219のホームポジションであり、工程
5301ではCRモータを励磁し、キャリッジ201を
ホームポジションに向けて駆動する。工程5302では
所定時間T。
の経過までにホームンポジションセンサSW3がONし
たか否かを調べ、もしONL、なければキャリッジ20
1の昼勤に支障があるので、工程5303でその旨を表
示し、またONすればCRモータの励磁を解いてリター
ンする。
くキャップOFF工程〉 第21I図はキャップOFF工程のフローチャートを示
している。
電源スィッチ6のON前は通常、キャップ状態にあるが
、電源スィッチ6をONすると自動的にキャップOFF
工程が実行される。電源スィッチ6のOFF時のキャッ
プ動作で、キャップ104が前面プレートに当たりキャ
ップ104がチャージされる時、ノズル221の先端に
空気を押し込むため、キャップOFF動作時には、その
空気を吸引する必要がある。そこで、工程5901では
、前記ポンプ工程で行ったと同様にインク温度を検出し
、工程5902では検出した温度に基き待ち時間TA′
、Ta′を決定する。待ち時間TA’ 、T8’はポン
プ動作時とは違い、ノズル221近傍の吸気を吸うだけ
なので、ポンプ動作時に比べかなり短くなっている。
工程5903で実行するSIは第21B図の工程551
0以降と同様であり、第1及び第2のカム108a、1
08bは第16A図に示す状態から動き始め、ピストン
114を押し下げ、第16C図に示す状態に至り、待ち
時間T′いの開弁を開放作動させ、ノズル221先端の
泡を吸引する。次にパルスモータM3を逆転させ、第1
6B図に示す状態に第1及び第2のカム108A、10
8bを動かし、待ち時間T′8の間装置する。更に、パ
ルスモータM3を駆動し、第12図に示す状態に第1及
び第2のカム108a、108bを回動して、キャップ
OFF動作を完了する。
くパワーOFF工程〉 第2iI図はパワーOFF工程のフローチャートを示し
ている。
通常はプリント動作の終了後、又は電源スィッチ6をO
FFした時等にヘッド219はホームポジションに待機
するようにしている。このため工程5300ではホーム
工程を実行し、工程S800ではキャップ工程を実行し
、工程5200では搬送路上の残紙Pを一掃すべく排紙
工程を実行し、工程5tootでは全てのアクチュエー
タをOFFする。
以下余白 [発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わるインクジェット
プリンタは、インク液を吐出して、記録媒体に情報の記
録を行なうインクジェットプリンタにおいて、インク液
を情報に応じて吐出するインクジェットヘッドと、この
インクジェットヘッド近傍の温度を検出する温度検出手
段と、インクジェットヘッドのオリフィスを密閉・開放
するキャップ手段と、このキャップ手段と連通し、前記
オリフィス内のインクを吸引する為の負圧を発生する負
圧発生手段と、この負圧発生手段において発生した負圧
の、前記キャップ手段への伝達を断続する弁機構と、こ
の弁機構を、前記温度検出手段の検出結果に応じて動作
タイミングを変更した上で駆動する駆動手段とを具備し
た事を特徴としている。
従って、この発明によれば、回復系の駆動時に、インク
の温度に応じて必要な量のインクを吸引するようにして
、経済性の高いインクジェットプリンタが提供される事
になる。
以下全白
【図面の簡単な説明】
第1図はプリンタ装置の外観を示す斜視図、第2図は第
1図に示したプリンタ装置を化粧蓋及びダストカバーを
開いた状態で示す斜視図、第3図はプリンタ装置の内部
構成を概略的に示す上面図、 第4図は回復系の構成を概略的に示す斜視図、第5図は
回復系の負圧発生機構の構成を示す断面図、 第6図は回復系の弁機構の構成を示す断面図、第7図は
回復系の制御信号を発生するポンプ基板の正面図、 第8図は回復系の一対の制御信号swp、。 5WP2のタイミングチャート、 第9A図乃至第9C図は夫々第7図の切片141がポン
プ基板の第1の動作位置乃至第3の動作位置にあるとき
の第1及び第2のカム108a。 108bの働きを夫々示す図、 第10図はキャリッジ走行系の構成を概略的に示す斜視
図、 第11図はインク供給系の構成及びキャリッジの構成を
示す側断面図、 第12図はキャリッジ走行系におけるリボンの構成を示
す斜視図、 第13図はプリンタ装置の制御系におけるCPUと各装
置、機器との接続関係を示すブロック図、 第14A図は雷源投入から待機状態に至る初期工程のフ
ローチャート、 第14B図はノズルの目詰り等を回復する回復系のポン
プ動作のフローチャート、 第14C図はキャップ工程のフローチャート、第14D
図はキャップオフ工程のフローチャート、 第14E図は電源オフ時の割り込み動作のフローチャー
ト、 第14F図はステータスチェック工程のフローチャート
、そして、 第14G図はホーム工程のフローチャートである。 図中、1・・・プリンタ本体、2・・・カセット、2′
・・・カセット本体、2a・・・カム、2b・・・受は
部、2c・・・ビン、2d・・・前方押え、2e・・・
ガイド、2fサイドガイド、2g・・・規制部、2h・
・・穴部、21・・・化粧蓋、3a・・・爪、4・・・
ダストカバー、4a・・・爪、5・・・着脱用つまみ、
5a・・・ビン、6・・・電源スィッチ、7・・・表示
器、7a〜7c・・・表示部、7f・・・ダストカバー
、8・・・プリントスイッチ(主操作スイッチ) 、8
 a ・・・L E D 、 9・・・主操作スイッチ
、10・・・インクカートリッジ、10a・・・レバー
、tab・・・支点、11・・・給紙口、12・・・副
操作系スイッチ、13・・・ばね、102・・・ポンプ
ベース、102a;102b・・・ポンプベース部、1
02c・・・円筒部、102d・・・排紙口、103・
・・地板、104・・・キャップ、105・・・キャッ
プホルダ、107 ・・・ギヤ列、107 a−ギヤ、
107b・・・回転軸、108a・・・第1のカム、1
08b・・・第2のカム、109 a ; 109 b
 ; 109 c ・・・出力端子、110・・・キャ
ップレバー、111・・・押し付けばね、112・・・
戻しばね、113・・・シリンダ、113a・・・口部
、114・・・ピストン、114a・・・本体部、11
4b・・・穴、115・・・ピストン弁、116・・・
弁押え、117・・・戻しばね、118・・・0リング
、121・・・積層紙、122・・・インクチューブ、
123・・・チューブ受け、124・・・弁ケース、1
24a・・・穴、124 b ・・・ボス部、124c
・・・穴部、125・・・ゴム部、126・・・板、1
27・・・ピストン、128・・・回転レバー、129
・・・軸、130・・・ソレノイド、130a・・・プ
ランジャ、131・・・0リング、133・・・板ばね
、134;135・・・ビン、136・・・段ビス、1
37.138・・・インクチューブ、139・・・コイ
ルばね、140・・・キャップロックレバ−1140a
・・・係止端、141 ・・・接片、141 a ; 
141 b ; 141 c −接触端子、201・・
・キャリッジ、202・・・ガイド軸、202a・・・
側板部、203・・・ガイド軸、204・・・スリット
板、204a・・・等ピッチスリット、204b 、2
04b ’・・・ゾーンスリット、205・・・ばね、
206・・・地板、207.208・・・側板、209
・・・磁石、210・・・キャリッジ基板、211・・
・コイル、212・・・軸受、213・・・受光部、2
14・・・発光部、215・・・フレキヘッド部、21
5 a ; 215 b ・・・接続線部、216−・
・ヨーク、218 ; 218 a ; 218 b 
・・・フレキ押え、219・・・インクジェット本体、
220・・・裏蓋、221・・・ノズル、221a・・
・オリフィス、222・・・圧電素子、223・・・接
着剤、224・・・供給チューブ、225・・・排出チ
ューブ、226・・・温度センサ、227・・・インク
カートリッジ、228・・・センサ、230・・・サブ
タンク、231・・・インク、232・・・針、233
・・・排出チューブ、235・・・丸印、237・・・
受光スリット、237a ; 237bスリツト、23
9a ; 239b・・・受光素子、240a ; 2
40b・・・発光素子、CIR・・・電気回路、CL・
・・一方向クラッチ、CR・・・キャリッジ系、IJU
・・・インクジェットヘッド、IN・・・入力11−1
M1・・・紙送りモータ(パルスモータ)、M2・・・
給紙モータ(パルスモータ)、M3・・・駆動モータ(
パルスモータ)、P・・・紙、Pf・・・紙先端部、P
F・・・紙送り系、ps・・・電源、PU・・・ポンプ
系、PI・・・初期位置、po・・・待機位置、Pl・
・・第1の動作位置、P2・・・第2の動作位置、P3
・・・第3の動作位置、SWI・・・ダストカバースイ
ッチ、SW2・・・インクカートリッジスイッチ、SW
3・・・ホームポジションセンサ、SW4・・・小カセ
ツト検出スイッチ、SW5・・・大カセツト検出スイッ
チ、SW6・・・給紙ローラ初期位置検出スイッチ、S
WP+  : 5WP2・・・制御信号である。 特 許 出 願 人   キャノン株式会社−代理人弁
理士   大塚康徳 l 第6図 第8図 1.08a 第9B図 08b 第9C図 第12図 第14C図 第14F図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インク液を吐出して、記録媒体に情報の記録を行
    なうインクジェットプリンタにおいて、インク液を情報
    に応じて吐出するインクジェットヘッドと このインクジェットヘッド近傍の温度を検出する温度検
    出手段と、 インクジェットヘッドのオリフィスを密閉・開放するキ
    ャップ手段と、 このキャップ手段と連通し、前記オリフィス内のインク
    を吸引する為の負圧を発生する負圧発生手段と、 この負圧発生手段において発生した負圧の、前記キャッ
    プ手段への伝達を断続する弁機構と、この弁機構を、前
    記温度検出手段の検出結果に応じて動作タイミングを変
    更した上で駆動する駆動手段とを具備した事を特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
  2. (2)前記駆動手段は、温度検出手段により検出したイ
    ンクジェットヘッド近傍の温度が低い場合には、吸引す
    るインクの量が多くなるように、弁機構を駆動し、高い
    場合には、吸引するインクの量が少なくなるように弁機
    構を駆動する事を特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載のインクジェットプリンタ。
JP61307907A 1986-12-25 1986-12-25 インクジエツトプリンタ Pending JPS63160846A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61307907A JPS63160846A (ja) 1986-12-25 1986-12-25 インクジエツトプリンタ
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