JP2686781B2 - 多連式気化器の同調装置 - Google Patents

多連式気化器の同調装置

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JP2686781B2 JP23638788A JP23638788A JP2686781B2 JP 2686781 B2 JP2686781 B2 JP 2686781B2 JP 23638788 A JP23638788 A JP 23638788A JP 23638788 A JP23638788 A JP 23638788A JP 2686781 B2 JP2686781 B2 JP 2686781B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は2以上設けた気化器を同時操作するようにし
た多連式気化器の同調装置に関する。
〔従来技術〕
多連式気化器は一般に多気筒エンジンに設けられ、各
気筒毎に気化器が設けられ、それら気化器が1個所の操
作部で同時に操作されるようになっている。自動二輪車
に搭載したものでは、ハンドルグリップを操作部とし、
ワイヤを介して上記多連式気化器を操作するようにして
あるのが普通である。(実開昭50−119813号公報参照) 第5図は自動二輪車における上記多連式気化器の操作
機構の要部を示すもので、操作部であるハンドルグリッ
プ1がワイヤ4a,4bを介してプーリ2に連結され、この
プーリ2に固定された絞り弁(図示せず)の回転軸3が
回転操作されるようになっている。さらに、このプーリ
2に設けた調整子5が、隣接する他の気化器の絞り弁の
回転軸3′(図示せず)に固定されたレバー6に係合
し、その隣接する気化器の回転軸を連動回転させるよう
なっている。また、上記プーリ2にはストッパ7が当接
して回転角度を規制するようにしており、この回転角度
の規制によって絞り弁の最小開度を規制するようにして
いる。
上記ハンドルグリップ1は、その握りを弛めれば気化
器側の戻しスプリングの弾性力によってプール2がスト
ッパ7によって停止させられるまで、すなわち絞り弁が
最小開度になるまで自動的に戻されるようなっている。
しかしながら、実際にはハンドルグリップ1の戻し操作
は、ライダーの手によって行っており、このため前記の
ような開閉両方向のワイヤを有するものでは、グリップ
1を戻しつつ急ブレーキをかけて停止するような場合、
つい力を入れすぎてプール2の凸部2aがストッパ7に当
接した後も、なおワイヤ4bが引っ張られて荷重が負荷さ
れた状態になってしまうことがある。
このような過剰荷重が負荷されたとき、プーリ2に固
定された気化器の回転軸3は、そのプーリ2がストッパ
7によって回転を規制されるため、それ以上回転するこ
とはなく、絞り弁の最小開度は維持される。しかし、回
転は規制されるものの、回転軸3には曲げが発生してレ
バー6を押し、その結果としてこれに隣接する他の気化
器の回転軸を回転させ、絞り弁を密閉状態にするため、
その気化器に対応した気筒を失火させてしまうというこ
とがある。
すなわち、上記のような過剰の荷重が負荷されると、
プーリ2の凸部2aがストッパ7に規制されることによっ
て、回転軸3に曲げが生じ、調整子5はストッパ7のP
を作用支点(ストッパ7の先端が半径Rの球面であるた
め、半径Rの中心が作用支点Pとなる)として角度αを
回転し、レバー6を押すため隣接する他の気化器の回転
軸に角度α′の回転を発生させる。その結果、第6図の
ように、絞り弁8を実線で示す最小開度の状態から鎖線
で示すような吸気通路9の内壁面に密着させた状態にし
て吸気を停止し、エンジンを失火させてしまうのであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上述のような従来の問題を解消し、
ライダーが操作部を最小開度に戻したときに、隣接する
他方の気化器の回転軸を最小開度を超えて更に閉方向に
回転させることがないようにした多連式気化器の同調装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明は、気化器の絞り弁
を開閉する回転軸に操作用プーリを固定すると共に、該
プーリの回転角度をストッパで規制することにより絞り
弁の最小開度を規制し、前記プーリに設けた調整子を、
隣接する他の気化器の回転軸に固定したレバーに係合さ
せて該気化器の絞り弁を連動開閉させるようにした多連
式気化器において、前記調整子と前記レバーとの間にカ
ムを介在させ、該カムと前記レバーとの当接面を前記ス
トッパーの作用支点を中心とする円弧面の接線方向に沿
わせるようにしたことを特徴とするものである。
このように一方の気化器のプーリに設けた調整子と隣
接する気化器側に設けたレバーとの間に上記のようなカ
ムを介在せさたことにより、カムとレバーとの間に接線
方向の滑りを発生させ、隣接する気化器側の回転軸に最
小開度を越えた閉方向への回転を発生させることがなく
なるのである。
〔実施例〕
第1図〜第4図は本発明の実施例からなる同調装置を
有するダウンドラフトタイプの多連式気化器であり、図
示しない多気筒エンジンの各気筒に対応して複数の気化
器30,30′,……を並列に設けて構成されている。この
実施例で部品に対した番号は、前述の従来装置に使用し
たものと対応させるようにしてある。
気化器30,30′は、それぞれ吸気通路9,9の上流側にピ
ストン弁80,80を有すると共に、その下流側に絞り弁8,8
を有し、各絞り弁8,8はそれぞれ互いに独立の回転軸3,
3′で支持されるようにしている。これら回転軸のう
ち、気化器30に設けた回転軸3には、その外側に突出し
た軸端にプーリ2が固定され、このプーリ2をワイヤ4
a,4bによって操作部のハンドルグリップ1に連結してい
る。ワイヤ4aは矢印方向に引っ張ることによって絞り弁
8を開にし、またワイヤ4bは矢印方向に引っ張ることに
よって絞り弁8を閉にするようにしている。また、プー
リ2は、戻しスプリング12によって常時閉方向に回転す
るように付勢されている。
また、気化器30に隣接する他方の気化器30′の回転軸
3′には、この外側に突出した軸端にレバー6が固定さ
れている。このレバー6は上記プーリ2と同様に戻しス
プリング12′によって絞り弁8を常時閉方向に回転する
ように付勢されている。
プーリ2には3個所に凸部2a,2b,2cが一体に形成され
ている。このうち凸部2aはストッパ7に当接するように
なっており、このストッパ7によってプーリ2の回転角
度を規制され、絞り弁8の最小開度を規制するようにし
ている。このストッパ7の当接面は半径Rの球面に加工
されている。また、ネジ7sによって微小な移動ができる
ようになっており、その微小な進退移動によって絞り弁
8の最小開度を調節できるようにしている。
また、凸部2bには調整子5がネジによって螺合し、そ
の微小移動によって先端の突出量を調整できるようにな
っている。調整子5は、その突出先端部にカム10を介在
させて上記レバー6の端部に係合している。そのレバー
6の端部は、凸部2cに対しスプリング11を介して支持さ
れている。このような当接関係によって、ハンドルグリ
ップ1を開方向に回転させるときは、プーリ2の回転が
凸部2cからスプリング11を介してレバー6に伝達され、
隣接する気化器30′側の回転軸3′を気化器30の回転軸
3と共に一体に回転させる。また、反対の閉方向にハン
ドルグリップ1を回転させるときはプール2の回転が、
調整子5、カム10を介してレバー6に伝達され、気化器
30′側の回転軸3′を気化器30の回転軸3と一体に回転
させるようにする。また、調整子5は、その先端部の突
出量の微調整によって、気化器30の絞り弁8と気化器3
0′の絞り弁8との間の最小開度のばらつきを微小調整
できるようになっている。
上記構成において、カム10は回転軸3に対して回転自
在に支持されている。また、レバー6とカム10との当接
面は、上記プーリ2の凸部2aをストッパ7に当接させた
ときのストッパ7の作用支点P(球面の半径Rの中心)
を中心とする円弧面に対し、実質的に接線方向に沿うよ
うにしてある。このような構成にすることによって、ラ
イダーがハンドルグリップ1を絞り弁8を最小開度にす
る方向に戻し、プーリ2の凸部2aがストッパ7に当接し
た後も過剰な荷重が負荷されることになっても、次のよ
うな作用によって隣接する気化器30′側の回転軸3′に
最小開度を越えて更に閉方向に回転が発生することはな
い。
すなわち、プーリ2の凸部2aがストッパ7に当接した
状態で更に過剰荷重が負荷されることによって、回転軸
3に曲げが発生するため、調整子5が作用支点Pを中心
に角度αの回転をし、カム10を押すことになるが、カム
10からレバー6に対しては、上記作用支点Pを中心にレ
バー6の表面を角度αだけ滑るだけで実質的に荷重が負
荷されることがない。したがって、第5図に示す従来装
置のように、気化器30′の回転軸3′が最小開度を越え
て更に回転して密閉状態にすることはなくなる。したが
って、従来装置のようにエンジンの失火を招くことがな
くなる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明は、気化器の絞り弁を開閉する
回転軸に操作用プーリを固定すると共に、該プーリの回
転角度をストッパで規制することにより絞り弁の最小開
度を規制し、前記プーリに設けた調整子を、隣接する他
の気化器の回転軸に固定したレバーに係合させて該気化
器の絞り弁を連動開閉させるようにした多連式気化器に
おいて、前記調整子と前記レバーとの間にカムを介在さ
せ、該カムと前記レバーとの当接面を前記ストッパーの
作用支点を中心とする円弧面の接続方向に沿わせるよう
にしたものである。
したがって、ハンドルグリップを最小開度に戻したと
きに、ストッパに規制されたプーリに過剰荷重が負荷さ
れる状態が起きても、プーリ側の回転軸の曲げによって
発生する調整子の移動をカムとレバーとの当接面で滑ら
せて逃がすことができるため、隣接する他の気化器の絞
り弁回転軸に最小開度を越えて更に回転を与えることが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多連式気化器の同調装置の要部
を、第3図に対応する部分で示す側面図、第2図〜第4
図は同多連式気化器を示し、第2図は下面図、第3図は
第4図のIII−III矢視図、第4図は平面図である。第5
図は従来の同調装置を第1図に対応させて示す図、第6
図は気化器内部の絞り弁部分を示す断面図である。 1……ハンドルグリップ(操作部)、2……プーリ、3,
3′……回転軸、4a,4b……ワイヤ、5……調整子、6…
…レバー、7……ストッパ、P……作用支点、30,30′
……気化器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化器の絞り弁を開閉する回転軸に操作用
    プーリを固定すると共に、該プーリの回転角度をストッ
    パで規制することにより絞り弁の最小開度を規制し、前
    記プーリに設けた調整子を、隣接する他の気化器の回転
    軸に固定したレバーに係合させて該気化器の絞り弁を連
    動開閉させるようにした多連式気化器において、前記調
    整子と前記レバーとの間にカムを介在させ、該カムと前
    記レバーとの当接面を前記ストッパーの作用支点を中心
    とする円弧面の接線方向に沿わせるようにした多連式気
    化器の同調装置。
JP23638788A 1988-09-22 1988-09-22 多連式気化器の同調装置 Expired - Fee Related JP2686781B2 (ja)

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