JP2686177B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

Info

Publication number
JP2686177B2
JP2686177B2 JP2331548A JP33154890A JP2686177B2 JP 2686177 B2 JP2686177 B2 JP 2686177B2 JP 2331548 A JP2331548 A JP 2331548A JP 33154890 A JP33154890 A JP 33154890A JP 2686177 B2 JP2686177 B2 JP 2686177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
color
image
image data
character area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2331548A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04196974A (ja
Inventor
和憲 木下
達也 村上
次男 高橋
秀文 増崎
昭久 平沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2331548A priority Critical patent/JP2686177B2/ja
Publication of JPH04196974A publication Critical patent/JPH04196974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2686177B2 publication Critical patent/JP2686177B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、各色がそれぞれ2値データ形式の画像デー
タをカラー印刷手段にて出力するための画像処理装置に
関し、特に、文字を鮮明に印刷できると共に、文字以外
の画像はフルカラーで印刷出力できるカラー画像処理装
置、および、これを用いたカラープリンタ装置、カラー
ファイリングシステム、並びに、カラー画像伝送システ
ムに関する。
[従来の技術] 画像データを、1または0のバイナリデータとして表
わし、光ディスク等の記憶手段に格納するいわゆるファ
イリング装置が知られている。
このようなファイリング装置や、画像データの伝送を
行なう装置において、取り扱う画像データが中間調を持
つ場合、多値データとして扱うことが好ましい。しか
し、多値データは、データ量が膨大となるので、現実に
は、この中間調示す濃度情報を保持して、データの2値
化を行なうことが必要となる。このため、ディザ法など
が用いられている。
ところで、画像には、文字、記号、線図などの表示対
象が含まれる領域(本明細書では、単に、文字領域と称
する)と、写真や絵などのように種々の濃度の要素が混
在する表示要素が含まれる領域(本明細書では、文字領
域以外の領域、または、写真領域と称する)がある。画
像を記録したり、伝送したりする場合、文字、記号、線
図などは、それらを構成する線が、切れたり、細った
り、にじんだりしないことが望まれる。すなわち、階調
性があることより、鮮明さが望まれる。一方、写真等で
は、階調が忠実に再現されることが望まれる。
そこで、多値の濃度情報(多値データ)である画像デ
ータを、そのデータが、写真領域に属するデータか、文
字領域領域に属するデータかに応じて、異なる変換態様
により、2値データに変換することが考えられる。例え
ば、文字領域に属する画像データについては、単純に固
定値でスライスして2値化し、それ以外の領域に属する
画像データについては、ディザ法により2値化すること
が考えられる。
なお、この写真領域と文字領域に応じて異なる態様で
2値データに変換する従来の方法として関連するもの
に、特開昭63-288565号公報に開示されるものがある。
「発明が解決しようとする課題] 上記した従来の技術は、画像データの2値化について
のものであって、2値化されたデータの可視化出力、特
に、印刷出力については、配慮されていない。
これは、この記憶手段に格納された画像情報は、1種
類の2値データ(白黒データ)であるので、レーザープ
リンタ等の出力手段にて出力するには、記憶手段に格納
された2値データをそのまま出力手段に送れば出力でき
たことによる。
一方、画像情報を多種の2値データとして光ディスク
装置に格納することによって、カラー画像をファイリン
グするカラーファイリング装置が提案されている。この
カラーファイリング装置では画像データを、R(レッ
ド)、G(グリーン)、B(ブルー)等の多種類の2値
データとして表わし、光ディスク等の記憶手段に格納す
る。しかし、印刷手段にてカラー出力するには、微妙な
色表現をするために各色を2値データとして表現するよ
りも、疑似的な多値データに変換して出力する方がよい
と考えられる。
また、現在よく用いられているカラーコピー装置によ
うに、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)
三の原色によって各色が決定される出力装置を使う場合
は、記憶装置に格納されたデータの種類(色)が異なる
ため、そのままでは出力できず、RGB系の画像データをY
MC系の画像データに変換する必要がある。
しかし、画像データの2値化に、ディザ法を用いる
と、中間調の保持には好適であるが、文字等について
は、線切れなどが起こりやすいという問題がある。
本発明の第1の目的は、文字領域とそれ以外の領域と
を各々別の処理モードで変換(2値化)された画像デー
タを、その領域を識別して別々のモードで逆変換(多値
化)することができる、カラー画像処理装置を提供する
ことにある。
本発明の第2の目的は、2値化された画像データを、
文字は鮮明に、それ以外は色再現性よく印刷することが
できるカラープリンタ装置を実現することにある。
本発明の第3の目的は、カラー画像を鮮明に出力する
ことのできるカラーファイリングシステムを提供するこ
とにある。
本発明の第4の目的は、カラー画像を二値化したデー
タで伝送できると共に、文字を鮮明に、かつ、中間調領
域は色再現性よくプリントアウトすることができる、カ
ラー画像伝送システムを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記第1の目的を達成するため、本発明の一態様によ
れば、カラー画像を構成する複数の色信号に対応する2
値化画像データの各々について中間調画像を推定して多
値の画像データを得る手段と、複数の色信号のうち少な
くとも1の色信号に対応する2値化画像データを定数倍
する手段と、入力される画像データが文字領域に属する
かそれ以外の領域に属するかを判定する手段と、この判
定結果に応じて、文字領域に属するデータであれば上記
定数倍されたデータを出力させ、文字領域以外の領域に
属するデータであれば多値の画像データを出力させる選
択手段とを備えることを特徴とするカラー画像処理装置
が提供される。
また、本発明によれば、このカラー画像処理装置を用
いて、さらに、第2,第3および第4の目的を達成するた
めの手段が提供される。
すなわち、上記第2の目的を達成するため、本発明の
一態様によれば、上記カラー画像処理装置を前段に備
え、2値化画像データを多値画像データに変換して印刷
することを特徴とするカラープリンタ装置が提供され
る。
上記第3の目的を達成するため、本発明の一態様によ
れば、カラー画像を複数の色信号に分解して2値化処理
する画像入力手段と、2値化された画像データを記憶保
持するファイル装置と、上記カラー画像処理装置を前段
に備え、2値化画像データを多値画像データに変換して
印刷するカラープリンタ装置とを備える、カラーファイ
リングシステムが提供される。
上記第4の目的を達成するため、本発明の一態様によ
れば、カラー画像を複数の色信号に分解して2値化処理
する画像入力手段と、2値化された画像データを送信す
る手段とを、送信側に少なくとも備え、かつ、上記送信
される2値化された画像データを受信する手段と、上記
カラー画像処理装置を前段に備え、2値化画像データを
多値画像データに変換して印刷するカラープリンタ装置
とを、受信側に少なくとも備える、カラー画像伝送シス
テムが提供される。
[作用] 本発明において、入力手段から読み取った画像データ
の2値化処理、および、2値化された画像データの多値
化処理を以下のようにする必要が重要である。
入力手段から読み取った画像データの2値化処理につ
いて、画像データを画像処理して記憶手段に格納する場
合を例として説明する。
例えば、イメージスキャナ等の入力手段より、原稿上
の画像データを入力する。この入力手段は、画像データ
を、例えばR、G、Bの各色の多値データとして出力す
る。
次に、多値データとして入力された画像データが、白
黒の文字(第1モード)か、それ以外(第2のモード)
のデータ(写真、絵等)かどうかを判定する。この判定
の方法は、入力手段によって入力されたGを使った中間
調画像判定と、RGBの3色を使ったモノクロ判定を行な
い、中間調画像判定で文字領域と判定され、かつモノク
ロ判定でモノクロ領域と判定された場合を文字領域と判
定し、第1のモードを選択し、それ以外の場合写真領域
と判定し、第2のモードを選択することにより行なう。
このようにして判定されたモードに応じて、第1のモ
ードでは、2値化手段としてRGBの一色での文字2値化
(固定スライスによる2値化)を行ない、他R,Bは、G
と同じ値を出力する。第2のモードでは、R,G,B毎にデ
ィザ化処理を行なうことによって、2値データに変換す
る。
このようにデータ毎に2値化処理された画像データ
を、混在させて光ディスク等の記憶手段に格納する。記
憶手段に格納される画像データは、R,G,Bの各色毎に2
値データとして登録される。
次に、2値化された画像データの多値化処理すること
について、記憶手段に格納された画像データを画像処理
して印刷手段にて出力する場合を例として説明する。出
力をするためには、入力のときと反対のステップをたど
って画像データを多値化することが重要である。
まず、記憶手段に格納される画像データを読み出し
て、その画像データがどのモードで2値化処理されたか
を認識する。すなわち、この認識によって、読み出され
た画像情報が、白黒の文字(第1モード)か、それ以外
(第2のモード)のデータ(写真、絵等)かどうかを判
定する。この判定の方法は、例えば、N×Mマトリック
ス(通常4×16)で黒画素数と黒白変化点を求め、黒画
素数と黒白変化点数の比率により誤差拡散ディザの検出
を行ない、距離8画素での周期性検出により組織的ディ
ザの検出を行なう。
この判定では、さらに、ディザ検出を一色で済ませる
ために、モノクロ検出(3色の色が同じ)と併用し、デ
ィザ検出が行なわれなくてもカラー領域であればディザ
データとする。すなわち、スキャナ側で第1のモードで
はR・G・Bに同じ値が出力されていることから、R・
G・Bの1色でディザ検出が行なわれない場合、R・G
・Bが同値かそうでないかで第1のモードか第2のモー
ドかを判定する。ここで、格納された画像情報が、白黒
の文字(第1モード)か、それ以外(第2のモード)の
データ(写真、絵等)かどうかを判定するために、それ
を示すフラグ(付加情報)を入れておくこともできる。
白黒の文字(第1モード)と判定されたときは、階調
の数の定数倍にすることによって多値のカラー画像デー
タに変換する。
白黒の文字以外(第2のモード)のデータと判定され
たときは、N×M(通常5×5)画素のマトリックスで
中心画素の重みを付けた白画素の重み付け加算によって
多値のカラーデータに変換する。
このようにモード毎に2値化処理された画像データを
認識し、別々のモードで多値データに変換し、印刷手段
に出力する。
[実施例] 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
第1図に本発明のカラー画像処理装置の一実施例の構
成を示す。
第1図に示す実施例のカラー画像処理装置は、2値化
画像データから中間調画像を推定して多値信号の画像デ
ータを得る手段として機能するディザ濃度復元回路8a,8
b,8cと、2値画像データを定数倍する手段として機能す
る定数倍回路9とを備える。また、このカラー画像処理
装置は、入力データが文字領域に属するデータか、それ
以外の領域に属するデータかを判定して、文字領域に属
するデータがあれば定数倍された信号を出力化し、それ
以外の領域に属するデータであれば濃度復元された多値
信号を出力させるよう選択する手段を構成するものとし
て、2値判定回路10、ディザ判定回路11、モノクロ判定
回路12および出力選択回路13とを有する。
ディザ濃度復元回路8a,8b,8cは、R,G,B三色の2値化
信号、Rデータ20a、Gデータ20bおよびBデータ20cに
対応して設けられ、それぞれから対応して、R多値化信
号21a、G多値化信号21bおよびB多値化信号21cを出力
する。
このディザ濃度復元回路の一構成例を、第2図に示
す。
ディザ濃度復元回路8a,8b,8cは、第2図に示すよう
に、5×5画素マトリックス36と、白画素数重み付け加
算回路37と、重み付け係数マトリックス38とを、R、
G、B対応に3組備える。なお、なお、ディザ濃度復元
回路8a,8b,8cは同一の構成であるので、ここでは、その
1組のみ示す。
5×5画素マトリックス36は、例えば、5ビットのシ
フトレジスタ5本で構成される。また、重み付け係数マ
トリックス38は、レジスタ5本で構成される。
5×5画素マトリックス36の各要素を、第2図に示す
ように、Ai(i=1〜25)で表わし、このAiに対する
重み付け係数マトリックス38の各要素をαiとすると、
濃度復元値は、 の式で示される。この演算は、白画素数重み付け加算器
37によって実行される。
定数倍回路9は、R,G,Bのいずれかについて設ければ
よく、本実施例では、Gについて設けられる。この定数
倍回路9は、第3図に示すように、Gデータを反転する
ノット回路9−1と、20〜27の各出力に対応して設け
られ、ノット回路9−1の出力を反転するノット回路9
−2とを備えて構成される。この定数倍回路9は、入力
が“0"のとき(00)Hを入力し、入力が“1"のとき(F
F)Hを出力する。
ディザ判定回色11は、第4図に示すように、R、G、
Bのいずれか1色の2値化信号のデータを用い、ディザ
判定信号23とベタリン判定信号24を生成する。本実施例
では、Gデータ20bが用いられる。また、本実施例で
は、誤差拡散ディザおよび組織的ディザのいずれにも対
応できるように、誤差拡散ディザ判定部と、組織的ディ
ザ判定部とを備えている。なお、入力データが、誤差拡
散ディザおよび組織的ディザのうち一方のみである場合
には、不要な判定部のみで用いられる回路要素は、省略
してもよい。
第4図に示すように、誤差拡散ディザ判定部は、デー
タを4ライン×16画素のマトリックスに展開する4×16
マトリックス26と、黒画素数を計測する黒画素計測回路
27と、画素の白から黒または黒から白(以下、白/黒と
略記する)への変化点の数を計測する変化点計測同色28
と、黒画素数および変化点数に基づいて、入力データの
属する領域の複雑度の判定を行なう複雑度判定回路30と
を備える。
組織的ディザ判定部は、上記4×16マトリックス26お
よび変化点計測回色28と、マトリックスのデータについ
て一定の距離ごとの画素の一致不一致を検出する周期性
計測回路29と、上記変化点計測回路28の計測結果に基づ
いて1ラインの画素全部が白または黒かを判定する全白
・全黒判定回路31と、周期性計測結果および全白・全黒
判定回路32とを備える。
上記複雑度判定回路30の出力と周期性判定回路32の出
力とは、オア回路33により論理輪がとられ、ディザ判定
信号として出力される。
黒画素計測回路27は、例えば、第5図に示すように、
Gデータを展開する3本のラインメモリ42と、1ライン
についての黒画素数を計測する4本の1ライン黒画素計
測回路43と、各1ライン黒画素計測回路43の黒画素数を
加算する加算回路45−1とを備える。
1ライン黒画素計測回路43は、例えば、第6図に示す
ように、シフトレジスタ40−0と、該シフトレジスタ40
−0の入力と出力の不一致を検出する排他オア回路41b
と、上記排他オア回路41bの不一致出力によりカウント
イネーブルされ、シフトレジスタ40−0の入力値が1で
あるか0であるかに応じてアップカウントまたはダウン
カウントとするアップダウンカウンタ41aとを備える。
シフトレジスタ40−0は、1ライン分のフリップフロ
ップ(以下FFと略す)40−1〜40-16により構成され
る。先頭の#1のFF40−1出力および最後尾の#16のFF
40-16の出力が、上記排他オア回路41bに入力される。ま
た、各FF40−1〜40-16およびアップダウンカウンタ41a
には、共通のクロックが供給される。
このような構成において、シフトレジスタ40−0の入
出力について、排他オア回路41bにより入力と出力を見
ることにより、シフトレジスタ内の黒画素の数を求める
ことができる。黒画素=1とする。入力が1で出力が0
のときアップダウンカウンタ41aはカウントアップす
る。入力が0で出力が1のときアップダウンカウンタ41
aはカウントダウンする。入力と出力と同じ値のときア
ップダウンカウンタ41はディスイネーブル状態となる。
以上のようにして,アップダウンカウンタ41aは、1ラ
イン16画素の黒画素の数を出力する。
変化点計測回路28は、第7図に示すように、Gデータ
を展開する3本のラインメモリ42と、1ラインについて
の画素の白/黒変化点数を計測する4本の1ライン変化
点数計測回路44と、各1ライン変化点数計測回路44の変
化点数を加算する加算回路45−2とを備える。
1ライン変化点数計測回路44は、例えば、第8図に示
すように、シフトレジスタ40−0と、該シフトレジスタ
40−0の入力段における画素の白/黒変化および出力段
における画素の白/黒変化を検出する排他オア回路41c,
41dと、それらの排他オア回路41cおよび41dの出力が不
一致であることを検出する排他オア回路41eと、この排
他オア回路41eの不一致出力によりカウントイネーブル
され、上記排他オア回路41dの出力値が1であるか0で
あるかに応じてアップカウントまたはダウンカウントと
するアップダウンカウンタ41aとを備える。
シフトレジスタ40−0は、1ライン分のフリップフロ
ップ(以下FFと略す)40−1〜40-16により構成され
る。先頭の#1のFF40−1の入出力が排他オア回路41d
に入力され、最後尾の#16のFF40-16の入出力が排他オ
ア回路41cに入力される。また、各FF40−1〜40-16およ
びアップダウンカウンタ41aには、共通のクロックが供
給される。
なお、シフトレジスタ40−0は、上記黒画素計測回路
43のシフトレジスタ40−0を共通に用いることができ
る。この場合、3本のラインメモリ42も共通に用いる。
これにより、ハードウエア量を減少させることができ
る。
このような構成において、シフトレジスタ40−0の入
出力段について、排他オア回路41c,41dおよび排他オア
回路41eで、白/黒変化点のシフトレジスタ40−0への
入力および出力をみることにより、上述した黒画素数の
計測の場合と同様にして、変化点の数を求めるとがで
き、アップダウンカウンタ41aは,1ラインの白/黒変化
点数を出力することができる。
全白・全黒判定回路31は、例えば、第7図に示すよう
に、上記1ライン変化点数計測回路44毎の出力値からベ
タライン(1ライン分の画素のすべてが1または0であ
るライン)であることを検出する4本の負論理アンド回
路44−2と、各アンド回路において検出されるベタライ
ン数を計測して、ベタライン検出信号およびベタライン
数を出力する加算器45−3,45−4および45−3とを備え
る。
このような構成によれば、4個の1ライン変化点計測
回路44の出力値が0であることを4個の負論理入力のAN
Dゲート44−2によって判定し、変化点が0であるライ
ン数を加算器45−3,45−4,45−5によって求め、4ライ
ンが全て0のとき、加算器45−4の22のビット出力を
ベタライン検出信号として出力し、同時にベタライン数
を出力することができる。
複雑度判定回路30は、例えば、ROM(リードオンリー
メモリ)からなり、黒画素数および白/黒変化点数をパ
ラメータとして、これらに対応する複雑度のテーブルを
有し、このテーブルは、複雑度と共に、その複雑度が文
字領域(文字2値判定領域)に属するかそれ以外の領域
(ディザ判定領域)に属するかを決定する情報を有す
る。
複雑度判定は、第9図に示すように黒画素数と変化点
数とによって行なう。変化点がある数以上になると黒画
素数に関係なくディザと判定できる。また、変化点数を
黒画素数あるいは白画素数で割った値がある数以上にな
るとディザと判定できる。そして、第9図の台形領域内
では、文字領域に属すると判定される。
なお、第9図は、黒画素数および変化点数について、
コンピュータシミュレーションを行なって、ディザ領域
を求め、これを模式図に示したものである。従って、第
9図の判定領域は、同図のような台形に限られるもので
はない。
上記判定によって検出されるディザは、誤差拡散ディ
ザで、規則的なドット配列を行なう組織的ディザについ
ては、後述するように、周期性の計測を行なう。
周期性計測回路29は、例えば、第10図に示すように、
Gデータを展開する3本のラインメモリ42と、1ライン
についての周期性を検出する4本の1ライン周期性検出
回路47と、各1ライン周期性検出回路47の検出結果を加
算する加算回路45−3,45−4および45−5と、上記加算
器45−5から出力される周期性検出ライン数および上記
全白・全黒判定回路31から出力されるベタライン数に基
づいて周期性を判定する周期性判定回路48とを備える。
1ライン周期性検出回路47は、例えば、第8図に示す
ように、16段のシフトレジスタ40−0と、該シフトレジ
スタ40−0の第1段から8段の各段と第9段から16段の
各段の距離8ずつ異なる出力の組の排他ノアをとる排他
ノア回路40a〜40hと、これらの排他ノア回路40a〜40hの
出力に対応して周期性有無の判定を行なうROM46とを備
える。
シフトレジスタ40−0は、1ライン分のFF40−1〜40
-16により構成される。そして、FF40−1から40−8
と、FF40−9から40-16とがそれぞれこの順に対応し
て、距離8だけ異なるFFの組を形成し、各組の出力が対
応する排他ノア回路40a〜40hに接続される。
また、ROM46の出力Cは、排他ノア回路40a〜40hから
の入力をAiとすると、次の判定式によって定まる。
なお、シフトレジスタ40−0は、上記黒画素計測回路
43のシフトレジスタ40−0を共通に用いることができ
る。この場合、3本のラインメモリ42も共通に用いる。
これにより、ハードウエア量を減少させることができ
る。
また、周期性判定回路48は、例えば、ROMにより構成
される。このROMには、例えば、第12図に示すように、
周期性検出ライン数とベタライン数との組み合わせに対
応して、ディザか2値かを判定する判定結果を示す真理
値表が格納されている。
このような構成により、シフトレジスタを構成するFF
40−1〜16の出力を距離8画素でデータの一致・不一致
を見る。ROM46に入力される一致の画素の数が、2画素
以上ある場合、周期性ありとし、1ライン周期性検出の
値を“1"とする。4個の1ライン周期性検出回路47の
“1"の出力の数を加算器45−3,4,5によって求め、この
周期性検出ライン数とベタライン数(全白・全黒ライン
数)から、第12図に示すディザ判定の真理値表の出力を
行なう周期性判定回路48によってディザ判定を出力す
る。
次に、2値判定回路10は、例えば、第13図に示すよう
に、R、G、B対応の3×3画素マトリックス34−1,34
−2および34−3と、RGBパターン一致回路35とを備え
る。
3×3画素マトリックス34−1,34−2および34−3
は、各々、例えば、3ビットのシフトレジスタ3本で構
成される。
また、RGBパターン一致回路35は、3×3画素マトリ
ックス34−1〜3に展開されたR・G・B各データにつ
いて、それぞれ3×3画素が同じデータかを見る。ここ
で、 関数C(A,B,C) ={AND(A,B,C)}OR{AND(,,)}を定義す
る。R,G,Bの各3×3画素マトリックスの各要素をRi,G
i,Bi(i=1〜9)とすると、RGBパターン一致回路35
における2値判定結果は、次式で表わされる。
モノクロ判定回路39は、例えば、第14図に示すよう
に、R・G・Bの多値信号(ディザ濃度復元の出力)が
同じ値か否かで、モノクロ判定をおこなう。ここで、R
i,Gi,Biの多値信号の各ビット出力値を、Ai,Bi,Ci(i
=0〜7)とすると、モノクロ判定結果は、次式で表わ
される。
出力選択回路13は、例えば、ROMにより構成される。
このROMには、第15図に示すような、判定結果に対する
出力選択のパターンを示すテーブルが格納されている。
このテーブルによれば、ディザ判定=“0"かつ2値判
定=“1"のとき、および、ディザ判定=“0"かつベタラ
イン判定=“1"かつモノクロ判定=“1"のとき、入力デ
ータが文字2値化データの判定し、R多値信号15a,G多
値信号15b,B多値信号15cにG面定数倍信号が対応する。
それ以外の場合、R多値信号15aはR多値化信号21aに、
G多値信号15bはG多値化信号21bに、B多値信号15cは
B多値化信号21cに対応する。
次に、本実施例の動作について、2値化信号のRデー
タ20a,Gデータ20bおよびBデータ20cが入力される場合
を例として説明する。
ディザ濃度復元回路8aは、Rデータ20aからR多値化
信号21aを生成する。ディザ濃度復元回路8bは、Gデー
タ20bからG多値化信号21bを生成する。ディザ濃度復元
回路8cは、Bデータ20cからB多値化信号21cを生成す
る。
また、定数倍回路9は、Gデータ20bからG面定数倍
信号25を生成する。
ディザ判定回路11は、入力データがディザデータか否
か判定する。すなわち、Gデータ20bからディザ判定信
号23とベタライン判定信号24を生成する。
本実施例では、黒画素計測回路27および変化点計測回
路28により、Gデータ20bから黒画素数と変化点数を求
め、複雑度判定回路30により、これに基づいて複雑度判
定を行なって、ディザ判定を行なう。これは、誤差拡散
ディザが画素の白/黒変化点が多く、分布が複雑である
ことを利用したものである。
また、本実施例では、周期性計測回路29および周期性
判定回路32により、Gデータ20bについて周期性を検出
して、ディザ測定を行なう。これは、組織的ディザが、
画素の白黒分布に周期性があることを利用したものであ
る。なお、周期性の計測に際しては、全白・全黒のベタ
のラインの場合でも検出されるので、変化点計測回路28
および全白・全黒判定回路31によりベタライン数を検出
して、これと周期性が検出されたライン数によって、第
12図に示す周期性によるディザ判定を行なう。
このように、本実施例は、誤差拡散ディザおよび組織
的ディザのいずれについてもディザ判定が可能である。
また、モノクロ判定回路12と2値判定回路10とは、R
データ20a,Gデータ20b,Bデータ20よりそれぞれモノクロ
判定信号22と2値判定信号を生成する。
出力選択回路13は、上記各判定信号を用いて、第16図
に示すような判定を行なう。これにより、文字のよう
に、2値データについては、モノクロで出力され、中間
調が表現されているディザデータについては、カラー多
値データが出力される。また、全黒、全白のデータにつ
いても、モノクロとなる。従って、文字領域に属するデ
ータは、濃度復元を行なわず、単に点数倍されるのみで
あるので、解像度の優れた印刷が可能となる。一方、デ
ィザデータについては、濃度復元が行なわれて、色の再
現性が向上した状態で、カラー印刷が可能となる。
以上のように、本実施例によれば、 (1) 2値のカラー画像入力データがディザデータか
そうでないかを判定することができる。
(2) ディザデータと文字2値化データと混在してい
るデータから、文字以外の領域に属するデータについて
は、多値のカラー画像データに変換し、文字領域に属す
るデータは、2値のまま出力する。従って、文字以外の
写真等については、濃度復元された各種色信号の組み合
わせにより、多様な色表現が可能となり、色の再現性が
向上する。一方、文字等のデータは、濃度復元させない
で、2値のまま定数倍するので、解像度が落ちない。従
って、鮮明に印刷することができる。
次に、本発明のカラー画像処理装置を適用した各種シ
ステムの実施例について説明する。なお、システムに含
まれるカラー画像処理装置の部分については、上述した
ので、説明を繰り返さない。
第17図に示す実施例は、カラープリンタ装置14にカラ
ー画像処理装置を搭載した例である。この例では、図示
しないホストからの2値化データが入力バッファ70に格
納され、このデータが、カラー画像処理装置において、
上述したように処理され、R多値信号15a,B多値信号15
b,c多値信号15cに変換される。R多値信号15a,B多値信
号15b,C多値信号15cは、カラープリンタ装置14に入力さ
れる。カラープリンタ装置14内では、図示していない
が、R,B,CをY,M,Cに変換して、印刷を行なう。
本実施例によれば、多くの色を用いた、いわゆるフル
カラー印刷が可能となる。
第18図に示す実施例は、上記カラー画像処理装置を組
み込んだカラー画像データファイリングシステムの例で
ある。
このシステムは、画像の入力を行なう部分と、データ
を蓄積・加工するカラーファイリング装置7と、上述し
たカラー画像処理装置およびカラープリンタ装置とを備
えて構成される。
画像の入力を行なう部分は、カラースキャナ装置1
と、ディザ化回路2a、ディザ化回路2bおよびディザ化回
路2cと、文字2値化回路3と、写真領域判定回路4と、
モノクロ判定回路5と、出力選択回路6とを備える。
カラースキャナ装置1は、カラー画像を取り込み、R
多値信号15a,G多値信号15bおよびB多値信号15cを出力
する。
ディザ化回路2aは、R多値信号15aをディザ化し、R
ディザ信号16aを出力する。ディザ化回路2bは、G多値
信号15bをディザ化し、Gディザ信号16bを出力する。デ
ィザ化回路2cは、B多値信号15cをディザ化し、Bディ
ザ信号16cを出力する。
文字2値化回路3は、G多値信号15bを固定しきい値
で2値化し、G文字2値化信号17を出力する。
写真領域判定回路4は、G多値信号15aより、写真領
域(中間調画像領域)を判定し、写真領域判定信号18を
出力する。
モノクロ判定回路5は、R多値信号15a,G多値信号15
b,B多値信号15cより、モノクロ領域を判定し、モノクロ
判定信号19aを出力する。
出力選択回路6は、第16図に示すように、モノクロ判
定=“1"かつ写真領域判定=“0"の時、すなわち、入力
画像がモノクロ文字のとき、G文字2値化信号17をRデ
ータ20a,Gデータ20bおよびBデータ20cにそれぞれ同じ
値で出力する。それ以外のときは、Rデータ20aはRデ
ィザ信号16aとなり、Gデータ20bはGディザ信号16bと
なり、Bデータ20cはBディザ信号16cとなる。
Rデータ20a,Gデータ20bおよびBデータ20cはカラー
ファイリング装置7へ入力され、蓄積・加工され出力さ
れる。
カラーファイリング装置7は、例えば、光ディザを記
憶媒体として備え、かつ、それに対して、2値化された
データの入出値からを行なうと共に、データの検索、加
工等を行なう情報処理機能を有している。なお、カラー
画像データを、2値化して記憶することにより、多値の
まま記憶することに比べ、記憶容量、データの処理等に
おいて、扱うデータ量が少なくてすむ利点がある。
このカラーファイリング装置7から読みだされたデー
タは、上記した実施例と同様に、処理されて、カラー印
刷出力することができる。なお、CRTディスプレイによ
り表示することももちろん可能である。
本実施例によれば、上記した他の実施例における効果
のほか、次の効果が期待できる。
(1) 2値のカラー画像入力データがディザデータか
そうでないかを判定することができる。
(2) 文字と中間調画像の混在するカラー画像を2値
化として記憶保持することができる。
第19図に示す実施例は、上記カラー画像処理装置を組
み込んだカラー画像データ伝送システムの例である。
このシステムは、上記第18図に示す実施例における画
像の入力を行なう部分と、上述したカラー画像処理装置
およびカラープリンタ装置と、両者を接続する伝送部分
とを備えて構成される。
本実施例では、出力選択回路6に送信回路81が接続さ
れ、カラー画像処理装置の入力部に受信回路82が接続さ
れ、送信回路81と受信回路82とは、通信回路80で接続さ
れている。
本実施例によれば、第18図の実施例で入力データがフ
ァイリング装置に格納される代わりに、受信側のカラー
画像処理装置に通信回路80を介して送られ、受信側で印
刷出力される。
この例に示す送信側の装置と受信側の装置共に有する
装置を構成することもできる。この場合には、例えば、
カラーファクシミリ装置等として用いることが可能とな
る。さらに、これらに、カラーファイル装置を接続する
こともできる。
上記各実施例においては、色信号としてR,G,Bの組合
せを示しているが、色再生ができる組合せの色信号であ
れば種類は問わない。例えば、Y,M,Cの組合せとするこ
ともできる。
また、本実施例では1色だけで2値ディザ判定を行な
っているが、すべての色信号で2値ディザ判定を行なう
場合は、2値判定およびモノクロ判定を省略することが
できる。
また、上記の場合、文字の2値化は各色信号単位に行
なってもよい。
また、文字の2値化信号のかわりに、文字の色を表わ
すカラーコードを色信号に展開してもよい。例えば、白
はR=1,G=1,B=1、黒はR=0,G=0,B=0、赤はR=
1,G=0,B=0、緑はR=0,G=1,B=0、青はR=0,G=
0,B=1、黄はR=1,G=1,B=0、マゼンタはR=1,G=
0,B=1、シアンはR=0,G=1,B=1で1画素の色信号
の組合せで8色の色が表わされる。複数画素の色信号の
組合せを行なえば、さらに、色の種類を増せることは言
うまでもない。
[発明の効果] 本発明によれば、カラー画像のようにデータ量が膨大
な中間調画像も2値化して、伝送・蓄積しも、表示およ
び印刷時に元の中間調画像に近い形に復元できるので、
伝送・蓄積に要する処理時間およびメモリ等のハードウ
ェアの縮少を行なうことができるという効果がある。ま
た、本発明によれば、黒文字の部分はディザ化されない
ので、くっきりとした黒文字が印刷できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラー画像処理装置の一実施例のブロ
ック図、第2図はディザ濃度復元回路の構成の一例を示
すブロック図、第3図は定数倍回路の構成の一例を示す
回路図、第4図はディザ判定回路の構成の一例を示すの
ブロック図、第5図は4ライン黒画素計測回路の構成の
一例を示すのブロック図、第6図は1ライン黒画素計測
回路の構成の一例を示す回路図、第7図は1ライン変化
点計測回路の構成の一例を示すの回路図、第8図は4ラ
イン変化点計測回路の構成の一例を示すのブロック図、
第9図は複雑度判定によるディザ判定の判定領域を模式
的に示すグラフ、第10図は4ライン周期性計測回路の構
成の一例を示すのブロック図、第11図は1ライン周期性
計測回路の一例の構成を示す回路図、第12図は周期性に
よるディザ判定テーブルを示す説明図、第13図は2値判
定回路の構成の一例を示すブロック図、第14図はモノク
ロ判定回路の構成の一例を示すブロック図、第15図は出
力選択回路の選択テーブル示す説明図、第16図は画像入
力側の出力選択回路の選択テーブルを示す説明図、第17
図は本発明のカラー画像処理装置を搭載したカラープリ
ンタ装置の一実施例を示すブロック図、第18図は本発明
のカラー画像処理装置を搭載したカラーファイリングシ
ステムの一実施例を示すブロック図、第19図は本発明の
カラー画像処理装置を搭載した画像伝送システムの一実
施例を示すブロック図である。 1……、2a,2b,2c……ディザ化回路、3……文字2値化
回路、4……写真領域判定回路、5……モノクロ判定回
路、6……出力選択回路、7……カラーファイリング装
置、8a,8b,8c……ディザ濃度復元回路、9……定数倍回
路、10……2値判定回路、11……ディザ判定回路、12…
…モノクロ判定回路、13……出力選択回路、14……カラ
ープリンタ装置。
フロントページの続き (72)発明者 増崎 秀文 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 平沢 昭久 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内 (56)参考文献 特開 昭61−59569(JP,A) 特開 昭62−170(JP,A) 特開 昭62−107573(JP,A) 特開 昭62−234466(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像を構成する複数の色信号に対応
    する2値化画像データの各々について中間調画像を推定
    して多値の画像データを得る手段と、複数の色信号のう
    ち少なくとも1の色信号に対応する2値化画像データを
    定数倍する手段と、入力される画像データが文字領域に
    属するかそれ以外の領域に属するかを判定する手段と、
    この判定結果に応じて、文字領域に属するデータであれ
    ば上記定数倍されたデータを出力させ、文字領域以外の
    領域に属するデータであれば多値の画像データを出力さ
    せる選択手段とを備え、 上記画像データは、文字領域に属するデータがディザ化
    されていない2値データであり、文字領域に属しないデ
    ータがディザ化されている2値データであり、 上記判定する手段は、複数の色信号のうち少なくとも1
    の色信号に対応する2値化画像データについて、該画像
    データを複数ラインのマトリックスに展開すると共に、
    各ラインにおける周期性有無を検出して、ディザか否か
    判定するディザ判定機能を有し、 上記ディザ判定機能は、上記周期性を有するライン数と
    共に、全部が白か黒の画素からなるライン数を検出し、
    周期性を有するライン数と全部が白か黒の画素からなる
    ライン数との差が、予め設定した値より大きいとき、デ
    ィザであると判定するものである ことを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】カラー画像を構成する複数の色信号に対応
    する2値化画像データの各々について中間調画像を推定
    して多値の画像データを得る手段と、複数の色信号のう
    ち少なくとも1の色信号に対応する2値化画像データを
    定数倍する手段と、入力される画像データが文字領域に
    属するかそれ以外の領域に属するかを判定する手段と、
    この判定結果に応じて、文字領域に属するデータであれ
    ば上記定数倍されたデータを出力させ、文字領域以外の
    領域に属するデータであれば多値の画像データを出力さ
    せる選択手段とを備え、 上記画像データは、文字領域に属するデータがディザ化
    されていない2値データであり、文字領域に属しないデ
    ータがディザ化されている2値データであり、 上記判定する手段は、複数の色信号の2値化画像データ
    が2値データか否かを判定する手段であって、複数の色
    信号について、一定の範囲で、それらのデータが一致し
    ているか否か検出し、一致していれば、それらは文字領
    域に属するデータであると判定する機能を少なくとも有
    するものである ことを特徴とするカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】カラー画像を構成する複数の色信号に対応
    する2値化画像データの各々について中間調画像を推定
    して多値の画像データを得る手段と、複数の色信号のう
    ち少なくとも1の色信号に対応する2値化画像データを
    定数倍する手段と、入力される画像データが文字領域に
    属するかそれ以外の領域に属するかを判定する手段と、
    この判定結果に応じて、文字領域に属するデータであれ
    ば上記定数倍されたデータを出力させ、文字領域以外の
    領域に属するデータであれば多値の画像データを出力さ
    せる選択手段とを備え、 上記画像データは、文字領域に属するデータがディザ化
    されていない2値データであり、文字領域に属しないデ
    ータがディザ化されている2値データであり、 上記判定する手段は、 複数の色信号のうち少なくとも1の色信号に対応する2
    値化画像データについて、ディザ化されているか否か判
    定する第1の判定手段、 複数の色信号の2値化画像データが2値データか否かを
    判定する第2の判定手段、および、 複数の色信号の2値化画像データより中間調画像推定さ
    れた多値画像データがモノクロかカラーかを判定する第
    3の判定手段を有し、 上記選択手段は、上記第1,第2および第3の判定手段の
    判定結果に対し、予め設定した、これらの判定結果の組
    み合わせに対する上記定数倍されたデータおよび中間調
    画像推定された多値の画像データのいずれを選択するか
    の対応関係を用いて、出力するデータを選択する機能を
    有するものである ことを特徴とするカラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2および3のいずれか1項に記載
    のカラー画像処理装置を前段に備え、2値化画像データ
    を多値画像データに変換して印刷することを特徴とする
    カラープリンタ装置。
  5. 【請求項5】カラー画像を複数の色信号に分解して2値
    化処理する画像入力手段と、2値化された画像データを
    記憶保持するファイル装置と、請求項1、2および3の
    いずれか1項に記載のカラー画像処理装置を前段に備
    え、2値化画像データを多値画像データに変換して印刷
    するカラープリンタ装置とを備える、カラーファイリン
    グシステム。
  6. 【請求項6】カラー画像を複数の色信号に分解して2値
    化処理する画像入力手段と、2値化された画像データを
    送信する手段とを、送信側に少なくとも備え、 上記送信される2値化された画像データを受信する手段
    と、請求項1、2および3のいずれか1項に記載のカラ
    ー画像処理装置を前段に備え、2値化画像データを多値
    画像データに変換して印刷するカラープリンタ装置と
    を、受信側に少なくとも備える、カラー画像伝送システ
    ム。
  7. 【請求項7】カラー画像を複数の色信号に分解して2値
    化処理する画像入力手段は、複数の色信号より1色を選
    択して固定閾値により2値化する手段と、複数の色信号
    をディザ化する手段と、複数の色信号より1色を選択し
    て入力画像が中間調画像か否かを判定する手段と、入力
    画像が中間調画像であるときディザ化したデータを選択
    し、中間調画像でないとき固定閾値により2値化された
    データを選択する手段とを備える、請求項5に記載のカ
    ラーファイリングシステムまたは請求項6に記載のカラ
    ー画像伝送システム。
  8. 【請求項8】複数の色信号から選択される1色が、モノ
    クロ画像が使用する色信号である、請求項7に記載のカ
    ラーファイリングシステムまたはカラー画像伝送システ
    ム。
  9. 【請求項9】上記判定する手段は、複数の色信号の2値
    化画像データより中間調画像推定された多値画像データ
    がモノクロかカラーかを判定し、モノクロである場合に
    は、当該画像データが文字領域に属する画像データと判
    定し、カラーである場合には、文字領域以外の領域に属
    する画像データであると判定する機能をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載のカ
    ラー画像処理装置。
JP2331548A 1990-11-28 1990-11-28 カラー画像処理装置 Expired - Lifetime JP2686177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2331548A JP2686177B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 カラー画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2331548A JP2686177B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 カラー画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04196974A JPH04196974A (ja) 1992-07-16
JP2686177B2 true JP2686177B2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=18244902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2331548A Expired - Lifetime JP2686177B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 カラー画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2686177B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62170A (ja) * 1985-06-26 1987-01-06 Ricoh Co Ltd デジタルカラ−画像処理装置
JPH0683367B2 (ja) * 1985-11-05 1994-10-19 キヤノン株式会社 画像処理装置
JPH0834542B2 (ja) * 1986-04-04 1996-03-29 キヤノン株式会社 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04196974A (ja) 1992-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4996603A (en) Image processing system
US6192152B1 (en) Image processing apparatus
JPH0722330B2 (ja) 画像処理装置の画像領域識別方式
JP3230479B2 (ja) ファクシミリ装置
US6868183B1 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method depending on the type of original image
JP3560776B2 (ja) 色種判別装置
JP2686177B2 (ja) カラー画像処理装置
US7253925B2 (en) System and method for performing halftone processing of color and monochrome data
JP2621865B2 (ja) 画像処理装置
JP3838981B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP3224172B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3039674B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3039675B2 (ja) カラー画像処理装置
JP2972172B2 (ja) 網点領域検出方法
JP3245600B2 (ja) 画像処理装置
JPH0775395B2 (ja) 画像処理装置
JP3064896B2 (ja) 画像処理装置
JP3281391B2 (ja) フルカラー画像再生装置及びフルカラー画像再生方法
JP3587740B2 (ja) 画像処理装置
JP3227152B2 (ja) カラー画像処理装置、及びカラー画像処理方法
JP3262773B2 (ja) カラー画像の画素色検出方法および装置
JPH0644800B2 (ja) 画像処理装置
JP3082931B2 (ja) カラー画像処理方法
JP3160007B2 (ja) 画像データ変換装置および画像入力装置および画像蓄積方法
JP2940931B2 (ja) カラー画像のモノクローム化方法及び装置