JP2684525B2 - 履物の底構造 - Google Patents

履物の底構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靴やスリッパ等の履物
における底構造であって、特に、足蒸れ防止技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、靴(革靴,運動靴)は室外で行動
する際に、足裏を保護するという目的で考案されたもの
であり、その目的達成のため、および内部への水や埃類
の侵入を防止するために、少なくともその底部材は通気
性および通水性のない材料で形成されるのが常識となっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の履物の底構造では、以下に述べるような問題点が
あった。即ち、革靴等ように、そのデザイン的な制約か
ら、靴の爪先側上面に大きな通気穴を形成することがで
きないような履物にあっては、極めて通気性が悪く、こ
のため、発汗作用による湿気と体温で足蒸れ状態が生じ
易く、菌類が繁殖し易い環境となるもので、その結果、
悪臭を発生させたり、水虫の発生原因になる等の問題点
があった。
【0004】ところが、現在では、履物の使用場所が室
外に限られず、タクシー,バス,トラック等の運転手
や、店員,事務職員,工場作業員,室内スポーツ選手等
のように、車内や室内において一日中靴を履いている職
種も多く、このような場合においても室外と同じ構造の
履物が用いられているため、これらの者においても上述
のような悪臭と水虫に悩まされているというのが現状で
ある。
【0005】そこで、本発明では、履物であってもその
使用場所や使用条件の相違に着目し、主に車内や室内で
使用される履物については、そのデザインの自由性を犠
牲にすることなく、悪臭や水虫の発生を有効に防止する
ことができる履物の底構造を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の履物の底構造では、履物の底部材のう
ち、少なくとも爪先側に内外を貫通する所定数の通気穴
を備え、該通気穴の底面開口部側にはボルト状部材を圧
入固定し、該ボルト状部材の外周には、複数のL字状通
気溝が形成されることにより、このL字状通気溝を経由
して履物の内部と外部との間の通気を可能にした構成と
したものである。
【0007】また、請求項2記載の履物の底構造では、
革靴や運動靴等の靴タイプの履物に請求項1記載の履物
の底構造を適用したものである。
【0008】
【作用】本発明の履物の底構造では、上述のように、そ
の底部材のうち、少なくとも爪先側に内外を貫通する状
態に所定数形成された通気穴に圧入固定された各ボルト
状部材の外周には、L字状通気溝が複数形成されている
ため、歩行すると、床面から靴底が離れたり付いたりす
る際の空気の動きによって、L字状通気溝を介して履物
の内部と外部との間で空気が頻繁に流通するもので、こ
れにより、履物内部が常に換気された状態となる。ま
た、L字状通気溝はボルト状部材の底面には開口してな
く、砂や砂利等の侵入を阻止することができるため、屋
外での使用も不可能ではなくなるし、このボルト状部材
を滑り止めやスパイクとして利用することができる。
【0009】また、車を運転する際の足の動きによって
も、前記と同様の作用・効果を得ることができる。従っ
て、そのデザインの自由性を犠牲にすることなく、悪臭
や水虫の発生を有効に防止することができる。
【0010】
【実施例】図1および図2は、本発明一実施例の履物の
底構造を適用した運動靴を示すもので、図1は底面図、
図2は縦断側面図である。なお、この両図は、後述のボ
ルト状部材5を圧入固定する前の状態を示す。両図に示
すように、この第1実施例の履物の底構造を適用した運
動靴1は、その底部材2のほぼ全面にわたり、その内外
を上下方向に貫通する多数の通気穴3が形成されてい
る。
【0011】そして、この実施例では、前記各通気穴3
は、直径が7mm程度の大きな丸穴に形成されると共
に、足の爪先側に特に数多く形成されている。これは、
爪先側が特に足蒸れを生じ易いからである。
【0012】なお、前記底部材2は、本体部2aと、足
裏が接する中敷き部2bと、床面と接する接地部2cと
の三層で構成され、その全てを貫通する状態で通気穴3
が形成されている。そして、接地部2cの底面には、前
記各通気穴3以外の部分に滑り止め突起4が形成されて
いる。
【0013】また、前記通気穴3の形状は、接地部2c
の底面に形成される滑り止め突起4のパターンに応じ、
丸穴の他に方形,三角形,台形,菱形等、任意の穴形状
とすることができる。
【0014】次に、図3は、前記ボルト状部材5を圧入
固定した状態を示す要部拡大断面図であり、この図に示
すように、各通気穴3の底面開口部側からボルト状部材
5を圧入固定する。そして、このボルト状部材5の外周
には複数(図面では4つ)のL字状通気溝5aが形成さ
れている。
【0015】次に、実施例の作用について説明する。こ
の実施例の運動靴1の底構造では、上述のように構成さ
れるので、例えば、体育館内で各種スポーツをする場合
にこの運動靴1を着用すると、歩いたり走ったりする度
に、床面から靴底が離れたり付いたりする際の空気の動
きによって、多数の通気穴3にそれぞれ圧入固定された
ボルト状部材5のL字状通気溝5aを介して運動靴1の
内部と外部との間で空気が頻繁に流通するもので、これ
により、運動靴1の内部を常に換気した状態とすること
ができるものである。
【0016】なお、上述のように、L字状通気溝5aが
開いていても、水や石ころ等の侵入する恐れはないの
で、主に車内や室内で使用される履物については、その
デザインの自由性を犠牲にすることなく、悪臭や水虫の
発生を有効に防止することができるようになる。
【0017】また、各通気穴3にボルト状部材5が圧入
固定されているため通気性はやや劣るが、砂や砂利等の
侵入を阻止することができるため、屋外での使用も不可
能ではなくなるし、このボルト状部材5を滑り止めやス
パイクとして利用することができる。
【0018】また、各ボルト部材5に形成されたL字状
通気溝5aにより、洗った後の乾燥を早めることができ
るようになる。
【0019】また、車を運転する時にこの運動靴1を着
用した場合においても、運転操作のための足の動きによ
り、前記と同様の作用・効果を得ることができる。
【0020】また、前記中敷き部2bを通気穴3のない
網状シートで形成したり、網状シートを、中敷き部2b
と本体部2aとの間、または、中敷き部2bと接地部2
cとの間に介装させた構造とすることにより、通気穴3
からの砂や砂利等の侵入を阻止することができるように
なる。
【0021】なお、以上実施例では運動靴に本発明を適
用したが、その他に、革靴や、サンダル,ツッカケ,ス
リッパ等の爪先側上面だけが覆われたスリッパタイプの
履物にも本発明を適用することができるし、使用場所に
よっては、デザイン性を重視したブーツタイプの履物に
も適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の履物
の底構造では、履物の底部材のうち、少なくとも爪先側
に内外を貫通する所定数の通気穴を備え、該通気穴の底
面開口部側にはボルト状部材を圧入固定し、該ボルト状
部材の外周には、複数のL字状通気溝が形成されること
により、このL字状通気溝を経由して履物の内部と外部
との間の通気を可能にした構成としことで、主に車内や
室内で使用される履物については、そのデザインの自由
性を犠牲にすることなく、悪臭や水虫の発生を有効に防
止することができると共に、L字状通気溝はボルト状部
材の底面には開口してないため、砂や砂利等の侵入を阻
止することができ、従って、屋外での使用も不可能では
なくなるし、このボルト状部材を滑り止めやスパイクと
して利用することができるという効果が得られる。ま
た、底部材側に形成された通気穴により、洗った後の乾
燥を早めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の履物の底構造を適用した運動
靴を示す底面図である。
【図2】本発明一実施例の履物の底構造を適用した運動
靴を示す縦断側面図である。
【図3】本発明一実施例の履物の底構造の変形例を示す
要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 運動靴 2 底部材 3 通気穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履物の底部材のうち、少なくとも爪先側
    に内外を貫通する所定数の通気穴を備え 該通気穴の底
    面開口部側にはボルト状部材を圧入固定し、 該ボルト状
    部材の外周には、複数のL字状通気溝が形成されること
    により、このL字状通気溝を経由して履物の内部と外部
    との間の通気を可能にしたことを特徴とする履物の底構
    造。
  2. 【請求項2】 前記履物が靴である請求項1記載の履物
    の底構造。
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