JP2684428B2 - 液晶表示用セル - Google Patents
液晶表示用セルInfo
- Publication number
- JP2684428B2 JP2684428B2 JP24756389A JP24756389A JP2684428B2 JP 2684428 B2 JP2684428 B2 JP 2684428B2 JP 24756389 A JP24756389 A JP 24756389A JP 24756389 A JP24756389 A JP 24756389A JP 2684428 B2 JP2684428 B2 JP 2684428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- substrate
- display cell
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示用セルに関する。
〔従来の技術〕 最近、液晶の光学的異方性を利用した表示装置への応
用が各方面で進められており、特にテレビへの応用は目
をみはるものがある。
用が各方面で進められており、特にテレビへの応用は目
をみはるものがある。
しかし、液晶表示体の特徴として視角依存性が強いた
め、表示体として満足できるものではない。現在この改
良が色々行なわれており、DAP効果を利用する方法、二
色性色素を利用する方法、及び90度以上の螺旋構造をと
らせる方法等がしられている。
め、表示体として満足できるものではない。現在この改
良が色々行なわれており、DAP効果を利用する方法、二
色性色素を利用する方法、及び90度以上の螺旋構造をと
らせる方法等がしられている。
これらの方法に共通する重要技術は液晶分子の初期配
向技術である。中でも前二者は初期配向において液晶分
子をセル基板に体しておおむね垂直に配向させる必要が
ある。
向技術である。中でも前二者は初期配向において液晶分
子をセル基板に体しておおむね垂直に配向させる必要が
ある。
従来の垂直配向技術はシラン系カッツリング剤、パー
フルオロノナン酸クロム錯体等を塗布する方法であっ
た。
フルオロノナン酸クロム錯体等を塗布する方法であっ
た。
しかしながら、クロム錯体を用いる場合、毒性に問題
があった。
があった。
また、これらの配向剤を用いる場合、膜自体を厚くで
きないため、基板からの影響(例えば、ナトリウムイオ
ン溶出による液晶の劣化)をふせぐことができない。
きないため、基板からの影響(例えば、ナトリウムイオ
ン溶出による液晶の劣化)をふせぐことができない。
この欠点を防ぐため基板面にSiO2等をコートする必要
があり、量産性に劣る欠点がある。
があり、量産性に劣る欠点がある。
また、一般にこれらの配向剤は熱に弱いためセル作製
時、耐熱性無機シールや硬化温度の高い有機シールを使
用できない欠点がある。
時、耐熱性無機シールや硬化温度の高い有機シールを使
用できない欠点がある。
そこで本発明は前述のような欠点を解決しようとする
もので、その目的は、透明電極付き基板とスペーサより
なる液晶表示用セルにおいて、毒性がなく耐熱性のある
配向剤を用い、従来の配向基板より量産性が良く、コス
トの安い垂直配向材料をもちいた液晶表示用セルを提供
することにある。
もので、その目的は、透明電極付き基板とスペーサより
なる液晶表示用セルにおいて、毒性がなく耐熱性のある
配向剤を用い、従来の配向基板より量産性が良く、コス
トの安い垂直配向材料をもちいた液晶表示用セルを提供
することにある。
液晶が基板に対して垂直に配向し、SiO2の膜をコート
しなくても液晶の劣化がない本発明の液晶表示用セル
は、スペーサーとスペーサーを挟持した2枚の透明電極
付き基板よりなる液晶表示用セルにおいて、つぎの構造
式を有するポリアミド酸を含有する溶液を塗布した後、
乾燥、焼成した透明電極付き基板を用いることを特徴と
する。
しなくても液晶の劣化がない本発明の液晶表示用セル
は、スペーサーとスペーサーを挟持した2枚の透明電極
付き基板よりなる液晶表示用セルにおいて、つぎの構造
式を有するポリアミド酸を含有する溶液を塗布した後、
乾燥、焼成した透明電極付き基板を用いることを特徴と
する。
(但し、mは正の正数を、Rは水素またはアルキル基を
示す) 〔作用〕 本発明の透明電極付き基板としては蒸着などの手段に
より一方の面の一部または全面にもうけた酸化スズもし
くは酸化インジウムなどの薄膜を透明電極として有する
ガラス板あるいはプラスチック板などを用いて、このよ
うな透明電極付き基板にポリアミド酸を塗布、乾燥、焼
成することによりポリイミド膜を作製する。このためポ
リイミド樹脂の特徴である耐熱性に優れた配向膜とな
る。
示す) 〔作用〕 本発明の透明電極付き基板としては蒸着などの手段に
より一方の面の一部または全面にもうけた酸化スズもし
くは酸化インジウムなどの薄膜を透明電極として有する
ガラス板あるいはプラスチック板などを用いて、このよ
うな透明電極付き基板にポリアミド酸を塗布、乾燥、焼
成することによりポリイミド膜を作製する。このためポ
リイミド樹脂の特徴である耐熱性に優れた配向膜とな
る。
液晶をセルに充填することにより膜中の高分子側鎖で
ある液晶分子状の基 が基板からはなれほぼ垂直となる。この基に規制され液
晶分子はこの基と同方向に向こうとする。この結果液晶
分子は基板に垂直に配向することになる。
ある液晶分子状の基 が基板からはなれほぼ垂直となる。この基に規制され液
晶分子はこの基と同方向に向こうとする。この結果液晶
分子は基板に垂直に配向することになる。
この方法によれば膜厚を自由にコントロールできるた
め膜を厚目にすることによりナトリウム等の溶出による
液晶の劣化を防ぐことができる。
め膜を厚目にすることによりナトリウム等の溶出による
液晶の劣化を防ぐことができる。
以下、実施例により本発明の詳細を示す。
第1図は本発明の実施例における基本構成をしめす液
晶表示用セルの断面図である。
晶表示用セルの断面図である。
ITO透明電極付きガラス基板上にポリイミド系高分子
膜をつぎの方法により作成した。
膜をつぎの方法により作成した。
まずつぎの構造式を有するポリアミド酸のジメチルホ
ルムアミド溶液(10重量パーセント)を基板上に薄く塗
布した後、回転数2000rpmで余分の塗布液をとばし薄膜
化した。
ルムアミド溶液(10重量パーセント)を基板上に薄く塗
布した後、回転数2000rpmで余分の塗布液をとばし薄膜
化した。
(但し、mは正の整数を示す。) 得られた塗布基板を250℃、1時間、焼成し、ポリイ
ミド系高分子膜とした。
ミド系高分子膜とした。
このような基板を2枚つくり、10μmポリエステルス
ペーサを介して組立、ポリエステル膜を熱により半溶融
の状態にして接着した後、冷却し固定化した。
ペーサを介して組立、ポリエステル膜を熱により半溶融
の状態にして接着した後、冷却し固定化した。
このようにして得られたセルに誘電異方性が負の液晶
であるEN35(チッソ株式会社製)を充填して、試験をお
こなった。
であるEN35(チッソ株式会社製)を充填して、試験をお
こなった。
試験の結果、初期配向は非常に良く、経時変化も認め
られなかった。
られなかった。
また、60℃における15ボルト、30Hzの通エージングに
おいても、液晶表示用セルの劣化は認められなかった。
おいても、液晶表示用セルの劣化は認められなかった。
以上実施例を述べたが、本発明は以上の実施例のみな
らず、広く液晶を垂直に配向させた製品などに応用が可
能である。
らず、広く液晶を垂直に配向させた製品などに応用が可
能である。
以上述べたように本発明によれば、耐熱性に優れ、液
晶に悪影響をあたえることなく、垂直配向性の優れた液
晶表示用セルを安価に提供できる。
晶に悪影響をあたえることなく、垂直配向性の優れた液
晶表示用セルを安価に提供できる。
本発明は視野角の広い液晶ディスプレイ、特に液晶テ
レビ等への応用が考えられるものである。
レビ等への応用が考えられるものである。
第1図は、本発明の液晶表示用セルの断面図である。 11……基板 12……電極 13……配向膜 14……液晶
Claims (1)
- 【請求項1】スペーサーと該スペーサーを挟持した2枚
の透明電極付き基板よりなる液晶表示用セルにおいて、
下記構造式を有するポリアミド酸を含有する溶液を塗布
した後、乾燥、焼成した透明電極付き基板を用いること
を特徴とする液晶表示用セル。 (但し、mは正の正数を、Rは水素またはアルキル基を
示す)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24756389A JP2684428B2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 液晶表示用セル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24756389A JP2684428B2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 液晶表示用セル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03107926A JPH03107926A (ja) | 1991-05-08 |
JP2684428B2 true JP2684428B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=17165357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24756389A Expired - Fee Related JP2684428B2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 液晶表示用セル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2684428B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-22 JP JP24756389A patent/JP2684428B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03107926A (ja) | 1991-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4278326A (en) | Liquid crystal display element | |
US4911958A (en) | Liquid crystal device | |
JPS5833217A (ja) | 電気光学用電極基板 | |
US5135678A (en) | Liquid crystal device | |
JP2684428B2 (ja) | 液晶表示用セル | |
JP2916801B2 (ja) | 液晶表示用セル | |
JP2684405B2 (ja) | 液晶表示用セル | |
JP2684404B2 (ja) | 液晶表示用セル | |
JP2916809B2 (ja) | 液晶表示用セル | |
JPS5821246B2 (ja) | 液晶挾持基板 | |
JPH02208633A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPS6333688B2 (ja) | ||
JPS632094B2 (ja) | ||
US5582882A (en) | Fluorine containing organo-polymeric material for alignment layer and liquid crystal display device employing the same | |
JPS623929B2 (ja) | ||
JPS62111236A (ja) | 液晶素子 | |
JPH0830808B2 (ja) | 液晶素子 | |
JPS62211617A (ja) | 液晶表示素子 | |
JPS6253810B2 (ja) | ||
JPH01243026A (ja) | 液晶表示用セル | |
JPS6261126B2 (ja) | ||
JPS5670527A (en) | Liquid-crystal display element | |
JPH02197820A (ja) | 液晶表示素子 | |
KR830000607B1 (ko) | 액정표시 소자 | |
JPH0381728A (ja) | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |