JP2684404B2 - 液晶表示用セル - Google Patents
液晶表示用セルInfo
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- JP2684404B2 JP2684404B2 JP3414989A JP3414989A JP2684404B2 JP 2684404 B2 JP2684404 B2 JP 2684404B2 JP 3414989 A JP3414989 A JP 3414989A JP 3414989 A JP3414989 A JP 3414989A JP 2684404 B2 JP2684404 B2 JP 2684404B2
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- Japan
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- liquid crystal
- crystal display
- substrate
- display cell
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示用セルに関する。
最近、液晶の光学的異方性を利用した表示装置への応
用が各方面で進められており、特にテレビへの応用は目
を見はるものがある。
用が各方面で進められており、特にテレビへの応用は目
を見はるものがある。
しかし、液晶表示体の特徴として視角依存性が強いた
め、表示体として満足できるものではない。現在この改
良が色々行なわれており、DAP効果を利用する方法、二
色性色素を利用する方法、及び90度以上の螺施構造をと
らせる方法等がしられている。
め、表示体として満足できるものではない。現在この改
良が色々行なわれており、DAP効果を利用する方法、二
色性色素を利用する方法、及び90度以上の螺施構造をと
らせる方法等がしられている。
これらの方法に共通する重要技術は液晶分子の初期配
向技術である。中でも前二者は初期配向において液晶分
子をセル基板に対しておおむね垂直に配向させる必要が
ある。
向技術である。中でも前二者は初期配向において液晶分
子をセル基板に対しておおむね垂直に配向させる必要が
ある。
従来の垂直配向技術はシラン系カップリング剤、パー
フルオロノナン酸クロム錯体等を塗布する方法であっ
た。
フルオロノナン酸クロム錯体等を塗布する方法であっ
た。
しかしながら、クロム錯体を用いる場合、毒性に問題
があった。
があった。
また、これらの配向剤を用いる場合、膜自体を厚くで
きないため、基板からの影響(例えば、ナトリウムイオ
ン溶出による液晶の劣化)をふせぐことができない。
きないため、基板からの影響(例えば、ナトリウムイオ
ン溶出による液晶の劣化)をふせぐことができない。
この欠点を防ぐために基板面にSi1等をコートする必
要があり、量産性に劣る欠点がある。
要があり、量産性に劣る欠点がある。
また、一般にこれらの配向剤は熱に弱いためセル作製
時、耐熱性無機シールや硬化温度の高い有機シールを使
用できない欠点がある。
時、耐熱性無機シールや硬化温度の高い有機シールを使
用できない欠点がある。
そこで本発明は前述のような欠点を解決しようとする
もので、その目的は、透明電極付き基板とスペーサーよ
りなる液晶表示用セルにおいて、毒性がなく耐熱性のあ
る配向剤を用い、従来の配向基板より量産性が良く、コ
ストの安い垂直配向材料をもちいた液晶表示用セルを提
供することにある。
もので、その目的は、透明電極付き基板とスペーサーよ
りなる液晶表示用セルにおいて、毒性がなく耐熱性のあ
る配向剤を用い、従来の配向基板より量産性が良く、コ
ストの安い垂直配向材料をもちいた液晶表示用セルを提
供することにある。
液晶が基板に対して垂直に配向し、SiO2の膜をコート
しなくても液晶の劣化がない本発明の液晶表示用セル
は、スペーサーとスペーサーを挟持した2枚の透明電極
付き基板よりなる液晶表示用セルにおいて、つぎの構造
式を有するポリアミド酸を含有する溶液を塗布した後、
乾燥、焼成した透明電極付き基板をもちいることを特徴
とする。
しなくても液晶の劣化がない本発明の液晶表示用セル
は、スペーサーとスペーサーを挟持した2枚の透明電極
付き基板よりなる液晶表示用セルにおいて、つぎの構造
式を有するポリアミド酸を含有する溶液を塗布した後、
乾燥、焼成した透明電極付き基板をもちいることを特徴
とする。
(但し、nは正の整数、Rはアルキル基を示す) 〔作 用〕 本発明の透明電極付き基板としては蒸着などの手段に
より一方の面の一部または全面にもうけた酸化スズもし
くは酸化インジウムなどの薄膜を透明電極として有する
ガラス板あるいはプラスチック板などを用いて、このよ
うな透明電極付き基板にポリアミド酸を塗布、乾燥、焼
成することによりポリイミド膜を作るため耐熱性に優れ
たポリイミド配向膜となる。
より一方の面の一部または全面にもうけた酸化スズもし
くは酸化インジウムなどの薄膜を透明電極として有する
ガラス板あるいはプラスチック板などを用いて、このよ
うな透明電極付き基板にポリアミド酸を塗布、乾燥、焼
成することによりポリイミド膜を作るため耐熱性に優れ
たポリイミド配向膜となる。
液晶をセルに充填することにより膜中の高分子側鎖で
ある液晶分子状の基が基板からはなれほぼ垂直となる。
この基に規制された液晶分子はこの基と同方向をむく、
その結果、液晶分子は基板に垂直に配向することにな
る。
ある液晶分子状の基が基板からはなれほぼ垂直となる。
この基に規制された液晶分子はこの基と同方向をむく、
その結果、液晶分子は基板に垂直に配向することにな
る。
この方法によれば膜厚を自由にコントロールできるた
め膜を厚目にすることによりナトリウム等の溶出による
液晶の劣化を防ぐことができる。
め膜を厚目にすることによりナトリウム等の溶出による
液晶の劣化を防ぐことができる。
以下、実施例により本発明の詳細を示す。
第一図は本発明の実施例における基本構成をしめす液
晶表示用セルの断面図である。
晶表示用セルの断面図である。
ITO透明電極付きガラス基板上にポリイミド系高分子
膜をつぎの方法により作成した。
膜をつぎの方法により作成した。
まずつぎの構造式を有すポリアミド酸のジメチルホル
ムアミド溶液(10重量パーセント)を基板上に薄く塗布
した後、回転数2000rpmで余分の塗布液をとばし薄膜化
した。
ムアミド溶液(10重量パーセント)を基板上に薄く塗布
した後、回転数2000rpmで余分の塗布液をとばし薄膜化
した。
(但し,nは正の整数を示す) 得られた塗布基板を250℃、1時間、焼成し、ポリイ
ミド系高分子膜とした。
ミド系高分子膜とした。
このような基板を2枚つくり、10μmポリエステルス
ペーサーを介し組立、ポリエステル膜を熱により半溶融
の状態にして接着した後、冷却し固定化した。
ペーサーを介し組立、ポリエステル膜を熱により半溶融
の状態にして接着した後、冷却し固定化した。
このようにして得られたセルに誘電異方性が負の液晶
であるEN−35(チッソ株式会社製)を充填して、試験を
おこなった。
であるEN−35(チッソ株式会社製)を充填して、試験を
おこなった。
試験の結果、初期配向は非常に良く、経時変化も認め
られなかった。
られなかった。
また、60℃における15ボルト、30Hzの通電エージング
においても、液晶表示用セルの劣化は認められなかっ
た。
においても、液晶表示用セルの劣化は認められなかっ
た。
以上実施例を述べたが、本発明は以上の実施例のみな
らず、広く液晶を垂直に配向させた製品などに応用が可
能である。
らず、広く液晶を垂直に配向させた製品などに応用が可
能である。
以上述べたように本発明によれば、耐熱性に優れ、液
晶に悪影響をあたえることなく、垂直配向性の優れた液
晶表示用セルを安価に提供できる。
晶に悪影響をあたえることなく、垂直配向性の優れた液
晶表示用セルを安価に提供できる。
本発明は視野角の広い液晶ディスプレイ、特に液晶テ
レビ等への応用が考えられるものである。
レビ等への応用が考えられるものである。
第1図は、本発明の液晶表示用セルの断面図である。 11……基板 12……電極 13……配向膜 14……液晶
Claims (1)
- 【請求項1】スペーサーと該スペーサーを挟持した2枚
の透明電極付き基板よりなる液晶表示用セルにおいて,
下記構造式を有するポリアミド酸を含有する溶液を塗布
した後,乾燥,焼成した透明電極付き基板を用いること
を特徴とする液晶表示用セル。 (但し、nは正の整数,Rはアルキル基を示す)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3414989A JP2684404B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 液晶表示用セル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3414989A JP2684404B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 液晶表示用セル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02212815A JPH02212815A (ja) | 1990-08-24 |
JP2684404B2 true JP2684404B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=12406143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3414989A Expired - Fee Related JP2684404B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 液晶表示用セル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2684404B2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-14 JP JP3414989A patent/JP2684404B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02212815A (ja) | 1990-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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