JP2684170B2 - 田植機の植付装置 - Google Patents

田植機の植付装置

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JP2684170B2 JP17756696A JP17756696A JP2684170B2 JP 2684170 B2 JP2684170 B2 JP 2684170B2 JP 17756696 A JP17756696 A JP 17756696A JP 17756696 A JP17756696 A JP 17756696A JP 2684170 B2 JP2684170 B2 JP 2684170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台の左右最外側
部を内方側に折畳んでこの苗載台の左右全幅を縮小させ
るようにした田植機の植付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭57−39708号公報に
示す如く、苗載台の左右外側の分割苗載体を機内側中央
の苗載台本体方向に折畳む技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、分割
苗載体を折畳んで苗載台の左右幅を縮少したとき、苗載
台傾斜下端部の下部レールの左右端部と、筋引マーカを
起伏自在に設けるバンパフレームを取外し、植付部の左
右幅を縮少させる必要がある等の取扱い上の問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、中央
の苗載台本体と左右の分割苗載体を苗載台に備え、左右
の分割苗載体を機体内方に折畳み自在に設ける田植機の
植付装置において、前記苗載台の傾斜下端部に設ける下
部レールを中央のレール本体と左右の分割レール体によ
り形成し、レール本体に分割レール体を折畳み支点軸を
介して折畳み自在に連結させ、前記苗載台本体側面に側
面視で略重なる方向に分割レール体を折畳むと共に、筋
引マーカを起伏自在に設けるバンパフレームを植付ケー
ス機外側に回動支点軸を介して折畳み自在に連結させ、
折畳み位置の分割レール体と交叉する苗載台本体上面上
方にバンパフレームを折畳むように構成したもので、前
記苗載台本体側面に沿わせるように分割レール体を折畳
み収納するから、トラック荷台に積込んで運搬すると
き、分割レール体がトラック荷台などに当接して変形損
傷するのを容易に防止し得ると共に、側面視で苗載台本
体の傾斜下端部で上面上方に折畳み収納位置のバンパフ
レームを突出させるから、バンパフレームに設ける筋引
マーカを苗載台本体に沿わせるように収納し得、また前
記レール本体と近傍の植付爪などの側面を収納位置のバ
ンパフレームによって容易に保護し得、前記レール本体
または植付爪などが運搬用トラック荷台に直接当接する
のを容易に防止し得、前記下部レール及びバンパフレー
ムの折畳み操作の簡略化並びにトラック荷台を用いた運
搬作業時の取扱い性の向上などを容易に図り得るもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は苗載台の正面説明図、図2は乗
用田植機の全体側面図、図3は同平面図を示し、図中
(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン
(2)を搭載する車体フレーム(3)後端をミッション
ケース(4)に連設させ、前記ミッションケース(4)
の前方両側にアクスルケース(5)を介して水田走行用
前輪(6)を支持させると共に、前記ミッションケース
(4)の後部両側に伝動ケース(7)を介して水田走行
用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)
等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を
取付けると共に、ステップ(11)を形成する車体カバ
ー(12)によって前記伝動ケース(7)等を覆い、前
記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、
その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部
に操向ハンドル(14)を設ける。
【0006】また、図中(15)は8条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に設ける一対の
爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(1
7)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側に
ローリング支点軸(23)を介して支点プレート(2
4)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク
(26)を含む三点リンク機構(27)を介して走行車
(1)後側に支点プレート(24)を連結させると共
に、前記リンク機構(27)に植付部(15)を昇降さ
せる昇降シリンダ(28)を連結させ、前記前後輪
(6)(8)を走行駆動して略定速で移動すると同時
に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の
苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作
業を行うように構成する。
【0007】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付操作レバー、(31)は走行クラッチペ
ダル、(32)(32)は左右ブレーキペダル、(3
3)…は田面均平用フロート、(34)は植付部(1
5)後方に備える側条施肥装置である。
【0008】図4乃至図6にも示す如く、前記苗載台
(16)は左右最外側1条分の苗載部を分割して左右の
分割苗載体(16a)を形成し、該苗載体(16a)を
中央の苗載台本体(16b)の左右両側で前方下側に折
畳みリンク機構(35)を介し略90度折畳みするよう
に設けている。
【0009】前記リンク機構(35)は、苗載台本体
(16b)の左右最外側条部の裏側に各左右揺動第1支
点軸(36)を介し上下2箇所に支持する左右揺動第1
アーム(37)と、該第1アーム(37)に前記第1支
点軸(36)とは直角方向の前後揺動第2支点軸(3
8)を介し連結支持する前後揺動第2アーム(39)
と、該第2アーム(39)に前記第1支点軸(36)と
は平行な左右揺動第3支点軸(40)を介して一端を連
結させ他端を左右の分割苗載体(16a)にボルト(4
1)を介し連結させる苗載体支持アーム(42)とを備
え、苗載台本体(16b)の裏側に固設する単一の折畳
み駆動モータ(43)に駆動伝達機構(44)を介して
左右の上部支持アーム(42)を連動連結させている。
【0010】図7に示す如く、前記伝達機構(44)
は、苗載台本体(16b)裏側に固設するラックギヤケ
ース(45)に左右折畳み用の上下ラックギヤ(46
a)(46b)を内設するもので、前記駆動モータ(4
3)に一対の減速ギヤ(47)(48)を介し連動連結
するピニオンギヤ(49)に前記ラックギヤ(46a)
(46b)の各内端側を結合連結させると共に、左右の
上部支持アーム(42)に固設するワイヤ取付金具(5
0a)(50b)に作業姿勢保持用バネ(51)(5
1)及び左右ワイヤ(52a)(52b)を介して前記
ラックギヤ(46a)(46b)の各外端側を連結させ
て、前記モータ(43)の正或いは逆駆動でもって各ラ
ックギヤ(46a)(46b)を内方側に移動させてワ
イヤ(52a)(52b)を引張る通常作業時、前記バ
ネ(51)のバネ力でもって苗載台本体(16b)の左
右両側に苗載体(16a)を押し付けて該本体(16
b)に沿わせる状態とさせて作業姿勢を保持する一方、
前記モータ(43)の逆或いは正駆動でもって各ラック
ギヤ(46a)(46b)を外方側に移動させてワイヤ
(52a)(52b)を弛める折畳み作業時、左右の上
部第1アーム(37)と苗載台本体(16b)間に介設
するガススプリング(53)の伸張作用力でもって、左
右の第1アーム(37)を下垂直状態より略90度横外
側方向に回動させ、これら第1アーム(37)が略90
度横外側方向に回動し、上下の前記第2支点軸(38)
(38)が1本の垂直ライン(R)上に重なり合う状態
となるとき、左右の苗載体(16a)を自重でもってこ
の下方に回動させて折畳みするように構成している。
【0011】図8に示す如く、前記苗載台(16)の上
部ガイドレール(19)を案内支持する苗載台フレーム
(54)は植付ケース(20)の横伝動ケース(20
a)とで枠形に形成したもので、前記伝動ケース(20
a)の受台(55)に基端を固設する左右の縦フレーム
(54a)(54a)と、該縦フレーム(54a)(5
4a)の上端間を連結する横フレーム(54b)と、前
記ケース(20a)とで四角枠の苗載台フレーム(5
4)を形成すると共に、中央の植付駆動ケース(20
b)と横フレーム(54b)間に縦補強フレーム(5
6)を、またこれら横フレーム(54b)と補強フレー
ム(56)間の対角線上に斜補強フレーム(57)を介
設し、前記ガイドレール(19)を嵌合案内するガイド
シュー(58)を前記横フレーム(54b)に取付けて
いる。
【0012】そして前記苗載台フレーム(54)の左右
全幅(D2)を、苗載台(16)の分割位置間の全幅つ
まり苗載台本体(16b)の全幅(D1)より小(D2
<D1)に形成すると共に、前記ガイドシュー(58)
の左右最外側間の取付寸法(D3)を苗載台本体(16
b)の全幅(D1)より苗載台(16)の左右移動スト
ローク(S)以上小(D3<D1−S)に形成して、左
右の苗載体(16a)が機体前方となる苗載台フレーム
(54)の左右両側に支障なく折畳み可能とすると共
に、苗載台(16)の左右移動時前記ガイドレール(1
9)の継目(19a)をガイドシュー(58)が通過す
ることのないスムーズな苗載台(16)の横移動が行え
るように構成している。
【0013】図9及び図10にも示す如く、苗載台(1
6)上の苗を縦送りする苗縦送り部材である苗縦送りロ
ーラ(59)は苗載台(16)の上下方向の2箇所に2
段に設けたもので、前記分割苗載体(16a)を支持す
る上下の支持アーム(42)(42)を、上下の縦送り
軸である上下ローラ(59)のローラ軸(60a)(6
0b)近傍位置にそれぞれ配設して、苗載体(16a)
脱着に伴うローラ軸(60a)(60b)の継手精度を
向上させるように構成している。
【0014】前記縦送りローラ(59)は、苗載台(1
6)の2条分の駆動を停止させる縦送りユニットクラッ
チ(61)を下部ローラ軸(60b)に備え、該下部ロ
ーラ軸(60b)に伝達される駆動力をそれぞれ2条分
毎にベルト伝達機構(62)を介し上部ローラ軸(60
a)に伝えてこれらローラ(59)の駆動を行うように
設けたもので、苗載台本体(16b)と分割苗載体(1
6a)とのローラ軸(60a)(60b)間を爪クラッ
チ(63)によって接続している。前記爪クラッチ(6
3)は本体(16b)側のローラ軸(60a)(60
b)に位置固定する噛合爪(64a)を有する固定クラ
ッチ部(65a)と、苗載体(16a)側のローラ軸
(60a)(60b)に押圧バネ(66)を介し後退自
在に取付ける噛合爪(64b)を有する可動クラッチ部
(65b)と、本体(16b)側のローラ軸(60a)
(60b)の軸穴(67a)に内挿固定して先端を苗載
体(16a)側のローラ軸(60a)(60b)の軸穴
(67b)に係合挿入させる合体用ガイド(67)とを
備え、本体(16b)側に苗載体(16a)を合体時前
記ガイド(67)を案内として爪クラッチ(63)を結
合させ、合体後前記バネ(66)のバネ力でこの爪クラ
ッチ(63)の結合保持を図るように構成している。な
おこの場合の前記バネ(66)の結合保持力は、前記苗
載体(16a)を本体(16b)側に固定保持するとき
の前記ワイヤ(52a)(52b)の姿勢保持用バネ
(51)(51)のバネ力と略同一とさせたものであ
る。而してこの上下のローラ軸(60a)(60b)近
傍に前記苗載体(16a)を支持する上下の支持アーム
(42)(42)を設けることによって、仮に苗載台
(16)が若干変形したり歪むことがあってもこれらの
悪影響が前記爪クラッチ(63)に及ぶのが最大規制さ
れてそのクラッチ機能を良好に保持するように構成した
ものである。
【0015】図11及び図12に示す如く、前記苗載台
(16)に設ける苗マット押え(68)も分割形成した
もので、苗載体(16a)と本体(16b)の合体部の
苗載台リブ(69a)(69b)に、固定金具(70)
及び支柱受け(71)を介して支柱(72a)(72
b)を隣接する状態にそれぞれ立設させ、これら支柱
(72a)(72b)に上下調節金具(73a)(73
b)を介して苗マット押え棒(74a)(74b)の基
端を支持する保持筒(75a)(75b)を上下位置調
節自在に取付けるもので、この場合前記調節金具(73
a)(73b)の取付位置を左右の保持筒(74a)
(74b)で上下に異ならせて、調節金具(73a)
(73b)が相互に干渉するのを防止すると共に、これ
ら金具(73a)(73b)の苗への接触を最小限とす
るように構成している。
【0016】図4及び図13及び図14に示す如く、前
記分割苗載体(16a)の折畳み時にあっては、前記下
部レール(18)の左右最外側部及び左右サイドバンパ
(76)も折畳み可能に設けたもので、植付作業時植付
部(15)を畔などから保護するサイドバンパ(76)
を先端に固着するバンパフレーム(77)基端を、左右
最外側の植付ケース(20)外側に固設するパイプフレ
ーム(78)に略90度上方向に取付金具(79)及び
支点軸(80)及び位置決めピン(81)を介して折畳
み可能に連結させている。
【0017】また、前記下部レール(18)の左右両端
部の一定長さを分割して分割レール体(18a)に形成
し、該レール体(18a)のブラケット(82)を中央
のレール本体(18b)側のブラケット(83)に折畳
み支点軸(84)を介して略90度内側に折畳み可能に
連結させている。そしてこの場合分割レール体(18
a)が中央のレール本体(18b)に対し略90度折畳
まれて苗載台本体(18b)の左右両側に沿う状態とな
るのに対し、前記バンパフレーム(77)は分割レール
体(18a)より外側で、図4に示す如く、側面視レー
ル体(18a)に対し略90度交差して重なる状態に折
畳まれて、該フレーム(77)が位置決めピン(81)
によって収納保持されるとき、該フレーム(77)でも
って分割レール体(18a)の収納保持と安全保護を図
るように構成している。
【0018】さらに、前記バンパフレーム(77)の先
端部に支点軸(85)及びマーカ取付板(86)を介し
て左右の筋引マーカ(87)の基端を起伏自在に支持す
るもので、前記バンパフレーム(77)の折畳み収納時
にあって前記マーカ(87)をマーカワイヤ(88)を
引張り操作して起立収納状態とするとき、該マーカ(8
7)を後方・側方・上方にはみ出ることのないように、
後側上方となる折畳まれた左右の苗載体(18a)の外
側に先端部を沿わせる状態に収納保持するように構成し
ている。
【0019】またさらに、前記筋引マーカ(87)のマ
ーカアーム(87a)の中間部にはアーム取付金具(8
9)を介して補助フック(90)を設けていて、作業中
のマーカ(87)倒伏時には該補助フック(90)をア
ーム(87a)に備える収納金具(91)に係合させて
固定保持すると共に、作業中におけるマーカ(87)の
起立収納時前記縦フレーム(54a)上端に固設するマ
ーカフック(92)に補助フック(90)を係止させて
その位置保持を図る一方、前記苗載体(16a)及びバ
ンパフレーム(77)を折畳んでのマーカ(87)の起
立収納時にあっては、該マーカ(87)を直接的に前記
マーカフック(92)に係止させてその位置保持を図る
ように構成している。
【0020】上記から明らかなように、中央の苗載台本
体(16b)と左右の分割苗載体(16a)(16a)
を苗載台(16)に備え、左右の分割苗載体(16a)
(16a)を機体内方に折畳み自在に設ける田植機の植
付装置において、前記苗載台(16)の傾斜下端部に設
ける下部レール(18)を中央のレール本体(18b)
と左右の分割レール体(18a)(18a)により形成
し、レール本体(18b)に分割レール体(18a)を
折畳み支点軸(84)を介して折畳み自在に連結させ、
前記苗載台本体(16b)側面に側面視で略重なる方向
に分割レール体(18a)を折畳むと共に、筋引マーカ
(87)を起伏自在に設けるバンパフレーム(77)を
植付ケース(20)機外側に回動支点軸(80)を介し
て折畳み自在に連結させ、折畳み位置の分割レール体
(18a)と交叉する苗載台本体(16b)上面上方に
バンパフレーム(77)を折畳むように構成している。
【0021】なお、(93)は前記苗載体(16a)を
本体(16b)側に合体させる際の合体用ガイドであ
る。
【0022】また、前記パイプフレーム(78)にはス
タンド(94)を適宜挿入取付けして、植付部(15)
を走行車(1)より取外したときには該スタンド(9
4)で植付部(15)を保持するように構成している。
【0023】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下左右の分割苗載体(16a)の折畳み動作を説
明する。
【0024】図5及び図6に示す如く、苗載体(16
a)の合体時下垂直状態にある第1アーム(37)を、
前記モータ(43)を駆動してワイヤ(52a)(52
b)を弛めるときガススプリング(53)の伸張作用力
でもって、第1支点軸(36)を中心として略90度外
側方向に回動させて、苗載体(16a)を中央の苗載台
本体(16b)より外方に引離し且つ上方に引上げる状
態とさせる。そして第1アーム(37)が略90度回動
して上下の第2支点軸(38)が1本の垂直ライン
(R)上に重なり合うとき、この軸(38)を中心とし
て苗載体(16a)は自重でもってこの下方に回動し
て、苗載台本体(16b)の左右両端外方の裏側に略9
0度折れ曲った状態で収納されるものである。そして前
記モータ(43)を駆動してワイヤ(52a)(52
b)を引張るときガススプリング(53)に抗して第1
アーム(37)を再び下垂直状態に戻して苗載体(16
a)を本体(16b)の左右両側に合体させ、この合体
後前記バネ(51)のバネ力でもってこの位置保持を図
るものである。
【0025】而してこの苗載体(16a)の合体時にあ
っては、前記ローラ軸(60a)(60b)の近傍に上
下の苗載体支持アーム(42)が取付けられることによ
って、前記爪クラッチ(63)における寸法上の狂いな
どが該アーム(42)によって最大に防止され、寸法精
度を安定維持させて、ローラ軸(60a)(60b)の
駆動の良好な継断動作を可能なものにできる。
【0026】また、該実施例の場合苗載台本体(16
b)の全幅(D1)より苗載台フレーム(54)の左右
全幅(D2)を小(D1>D2)に形成したものである
から、苗載台本体(16b)の左右両端でこの前方下側
に略直角に折畳み可能となって、たとえ苗載台(16)
の後方部に施肥装置(34)など他の作業装置を装備さ
せる場合でもこれに関係なくその折畳みが行える。
【0027】さらに、苗載台(16)の上部ガイドレー
ル(19)を案内する前記ガイドシュー(58)の左右
最外側間の取付寸法(D3)を苗載台本体(16b)の
全幅(D1)より苗載台(16)の左右移動ストローク
(S)以上小(D3<D1−S)に形成したものである
から、苗載台(16)の左右移動時にあって前記ガイド
レール(19)の継目(19a)部は前記シュー(5
8)位置まで移動することがなく、したがってガイドレ
ール(19)の継目(19a)をガイドシュー(58)
が通過することのないスムーズな苗載台(16)の横移
動が行えるものである。
【0028】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、中央の苗載台本体(16b)と左右の分割苗載体
(16a)(16a)を苗載台(16)に備え、左右の
分割苗載体(16a)(16a)を機体内方に折畳み自
在に設ける田植機の植付装置において、前記苗載台(1
6)の傾斜下端部に設ける下部レール(18)を中央の
レール本体(18b)と左右の分割レール体(18a)
(18a)により形成し、レール本体(18b)に分割
レール体(18a)を折畳み支点軸(84)を介して折
畳み自在に連結させ、前記苗載台本体(16b)側面に
側面視で略重なる方向に分割レール体(18a)を折畳
むと共に、筋引マーカ(87)を起伏自在に設けるバン
パフレーム(77)を植付ケース(20)機外側に回動
支点軸(80)を介して折畳み自在に連結させ、折畳み
位置の分割レール体(18a)と交叉する苗載台本体
(16b)上面上方にバンパフレーム(77)を折畳む
ように構成したもので、前記苗載台本体(16b)側面
に沿わせるように分割レール体(18a)を折畳み収納
するから、トラック荷台に積込んで運搬するとき、分割
レール体(18a)がトラック荷台などに当接して変形
損傷するのを容易に防止できると共に、側面視で苗載台
本体(16b)の傾斜下端部で上面上方に折畳み収納位
置のバンパフレーム(77)を突出させるから、バンパ
フレーム(77)に設ける筋引マーカ(87)を苗載台
本体(16b)に沿わせるように収納でき、また前記レ
ール本体(18b)と近傍の植付爪(17)などの側面
を収納位置のバンパフレーム(77)によって容易に保
護でき、前記レール本体(18b)または植付爪(1
7)などが運搬用トラック荷台に直接当接するのを容易
に防止でき、前記下部レール(18)及びバンパフレー
ム(77)の折畳み操作の簡略化並びにトラック荷台を
用いた運搬作業時の取扱い性の向上などを容易に図るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗載台の正面説明図。
【図2】田植機の全体側面図。
【図3】同平面図。
【図4】植付部の側面説明図。
【図5】苗載台の正面説明図。
【図6】同説明図。
【図7】ラックギヤ部の説明図。
【図8】苗載台フレーム部の説明図。
【図9】縦送りローラ部の説明図。
【図10】爪クラッチ部の説明図。
【図11】苗マット押え部の説明図。
【図12】同説明図。
【図13】は下部レール部の説明図。
【図14】同説明図。
【符号の説明】
(16) 苗載台 (16a) 分割苗載体 (16b) 苗載台本体 (18) 下部レール (18a) 分割レール体 (18b) レール本体 (20) 植付ケース (77) バンパフレーム (80) 回動支点軸 (84) 折畳み支点軸 (87) 筋引マーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松 岡 秀 樹 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 荒 木 田 正和 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−50810(JP,A) 特開 昭57−39708(JP,A) 実開 昭57−100827(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央の苗載台本体(16b)と左右の分
    割苗載体(16a)(16a)を苗載台(16)に備
    え、左右の分割苗載体(16a)(16a)を機体内方
    に折畳み自在に設ける田植機の植付装置において、前記
    苗載台(16)の傾斜下端部に設ける下部レール(1
    8)を中央のレール本体(18b)と左右の分割レール
    体(18a)(18a)により形成し、レール本体(1
    8b)に分割レール体(18a)を折畳み支点軸(8
    4)を介して折畳み自在に連結させ、前記苗載台本体
    (16b)側面に側面視で略重なる方向に分割レール体
    (18a)を折畳むと共に、筋引マーカ(87)を起伏
    自在に設けるバンパフレーム(77)を植付ケース(2
    0)機外側に回動支点軸(80)を介して折畳み自在に
    連結させ、折畳み位置の分割レール体(18a)と交叉
    する苗載台本体(16b)上面上方にバンパフレーム
    (77)を折畳むように構成したことを特徴とする田植
    機の植付装置。
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