JP2683886B2 - コンクリートの打継面処理装置 - Google Patents

コンクリートの打継面処理装置

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JP2683886B2 JP16377495A JP16377495A JP2683886B2 JP 2683886 B2 JP2683886 B2 JP 2683886B2 JP 16377495 A JP16377495 A JP 16377495A JP 16377495 A JP16377495 A JP 16377495A JP 2683886 B2 JP2683886 B2 JP 2683886B2
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資孝 桑原
保 小西
正典 石井
康 桑原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートの打継面
の処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンクリートダム工事において
コンクリートの打継面に浮上・固結したレイタンスを除
去することは、ダム施工管理上重要な課題であり、この
打継面は、打設後の締固め管理に大きく影響され、数1
0mmの不陸が形成されている。
【0003】このコンクリートの打継面の処理装置とし
て、従来、例えば図9、図10に示すような円盤型ブラ
シ20を採用したものや、図12、図13に示すような円
筒型ブラシ21を採用したものがあり、これらのブラシを
打継面に当接し回転させながら水平移動してレイタンス
を除去している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】円盤型ブラシ20は水平
移動するものであるため、不陸19に対応させようとする
と、図11に示すようにブラシ20を処理面に強く押しつけ
ることになり、ブラシ20の一部が曲がった状態で使用す
ることになる。その結果、ブラシ20に切損が生じ、寿命
が短くなるだけでなく、飛散により近傍の作業員が危険
にさらされる。
【0005】また、ブラシ20の中央部分と外周部分とで
回転速度が外側の方が速く、単位個所当たりでブラシが
通過する数も外側の方が多くなり、処理にムラが生じ
る。そして、これに対処するには、同じ個所を何回もブ
ラシ20全体を通過させる必要があり、作業能率がよくな
い。
【0006】さらに、処理能力が少ないため、数台を同
時に使用して作業することになり、装置1台毎に作業員
を必要とし、作業員の数も多く要する。
【0007】一方、円筒型ブラシ21は、円盤型ブラシ21
に比べて作業能力は優れるが、円筒の軸の左右両端を装
置本体フレームに固定しており、しかも、1本の長さが
例えば約1mもあるため、この1mの範囲内では、図1
2に示すように不陸19に対応する個所が浮き上がってし
まい、これに対応できなかった。
【0008】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、高い作業能力を有し、不陸にも対応でき、しかも安
全なコンクリートの打継面処理装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、短尺な円筒型ブラシの複数本を、各円筒型ブ
ラシの軸の両端が単独で上下動可能なように本体フレー
ムに水平に配設し、及び、円筒型ブラシは、軸の両端部
に蒲鉾型ガイドを備え、該蒲鉾型ガイドの球面部がチャ
ンネル状軸受けに摺動自在に接触し、該チャンネル状軸
受けの内面に垂直方向に配設した断面円形の線状部材に
蒲鉾型ガイドの側面の平坦部が摺動自在に点接触し、さ
らに、円筒型ブラシは、ブラシフレームが本体フレーム
に設けたバネなどによる吊り上げ機構により吊支され、
水平状態のまま上下動自在に配設され、ブラシフレーム
と吊り上げ機構とは回動自在継手を介して結合されるこ
とを要旨とするものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、複数本の短尺
な円筒型のブラシがそれぞれ単独で軸方向に傾くこと
で、不陸に対応できる。そして、ブラシは円筒型とする
ことで処理能力も確保できる。
【0011】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、円筒型ブラシの軸の両端部は蒲鉾型ガイドを
介してチャンネル状軸受けに摺動自在に点接触するか
ら、軸の上下動が阻害されることなく、また、摺動の際
の抵抗も少なく、不陸に対応すべくブラシの傾斜がスム
ーズになされる。
【0012】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、円筒型ブラシは、ブラシフレームが本体フレ
ームに設けたバネなどによる吊り上げ機構により吊支さ
れるから、ブラシの接地荷重を軽減でき、ブラシの曲が
り、コンクリートの削り過ぎを防止でき、均一に仕上げ
ることができる。
【0013】請求項4記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、ブラシフレームと吊り上げ機構とは回動自在
継手を介して結合することで、吊り上げ機構が円筒型ブ
ラシの軸の傾斜動を妨げることがない。
【0014】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のコンクリートの打継面処理装
置の実施例を示す部材の一部を省略した側面図、図2は
同上平面図で、複数本(図示の例では3本)の短尺な円
筒型ブラシ1a,1b,1cを、コンクリート面に接地
するようにして本体フレーム2に取り付ける。この場
合、円筒型ブラシ1a,1b,1cの配列は、中央部に
左右位置に離間させて2本の円筒型ブラシ1a,1bを
配設し、その前方で前記2本の円筒型ブラシ1a,1b
の間に位置させて残りの円筒型ブラシ1cを配設する。
矢印は進行方向を示す。
【0015】各円筒型ブラシ1a〜1cは、その軸3の
両端が単独で上下動可能なように本体フレーム2に水平
に配設するものであるが、上下動させるための構造とし
て、図3に示すように、軸3の端部に蒲鉾型ガイド4を
設け、該蒲鉾型ガイド4をチャンネル状軸受け5の内周
面に上下動自在に組み合わせる。
【0016】組み合わせ構造として、蒲鉾型ガイド4の
球面部4aがチャンネル状軸受け5の開口と対抗する側
の内周面に摺動自在に接触し、該チャンネル状軸受け5
の側部の内面に垂直方向に配設した断面円形の線状部材
である丸鋼6に蒲鉾型ガイド4の側面の平坦部4bが摺
動自在に点接触するようにする。
【0017】さらに、図8に示すように、円筒型ブラシ
1a,1b,1cは、ブラシフレーム7を本体フレーム
2に設けたバネ8などによる吊り上げ機構により吊支す
る。この場合、本体フレーム2の上部に設けた一対のボ
ルト9とナット10と、このボルト9,9間に掛け渡した
プレート11とで構成するストローク調整部材の、前記プ
レート11の上部にバネ8の下端を固定し、バネ8の伸縮
長さを調整可能とした。
【0018】さらに、ブラシフレーム7は回動自在継手
13を介してバネ8の支持フレーム12に回動自在に結合す
る。
【0019】以上のようにして円筒型ブラシ1a,1
b,1cを取り付けた本体フレーム2の前後左右に車輪
14を設け、また、切除したコンクリートを吸い取るバキ
ャーム装置15を設ける。
【0020】図中16は円筒型ブラシ1a,1b,1cを
回転させるための駆動源である油圧モータで、該モータ
16をスプロケット17a,17b及びチェン18を介して円筒
型ブラシ1a,1b,1cに接続した。
【0021】次に動作について説明する。モータ16を作
動させて各円筒型ブラシ1a,1b,1cを回転すれ
ば、これらの円筒型ブラシ1a,1b,1cは独立して
単独で回転する。このとき、円筒型ブラシ1a,1b,
1cの軸3の両端は蒲鉾型ガイド4を介してチャンネル
状軸受け5に対してフリーの状態にあるから、コンクリ
ート面の凹凸に追従して、各円筒型ブラシ1a,1b,
1cの軸3の両端はそれぞれ単独で上下にスライドす
る。
【0022】この場合、蒲鉾型ガイド4の球面部4aは
曲面がチャンネル状軸受け5に接触し、また、平坦部4
bは丸鋼6とは点接触の状態にあるから、蒲鉾型ガイド
4はチャンネル状軸受け5に対してスムーズに移動し、
円筒型ブラシ1a,1b,1cの軸3の両端の上下動が
スムーズになされ、コンクリート面の凹凸に良好に追従
する。
【0023】よって、図7に示すように、各円筒型ブラ
シ1a,1b,1cがそれぞれコンクリート面にそって
単独に傾斜することで、不陸19に柔軟に対処できる。
【0024】また、円筒型ブラシ1a,1b,1cはバ
ネ8などの吊り上げ機構で吊支されているから、バネ8
の伸縮ストローク長を設定することで、円筒型ブラシ1
a,1b,1cの接地荷重を可変させることができ、円
筒型ブラシ1a,1b,1cの曲がりやコンクリートの
削り過ぎを防げる。
【0025】よって、コンクリートの強度によってレイ
タンスのブラシによる切削量も異なるが、これに対処で
き均一に仕上げることができる。なお、この場合、モー
タ16の回転数を制御して切削量を変えることもできる。
【0026】そして、ブラシフレーム7は回動自在継手
13を介してバネ8の支持フレーム12に回動自在に結合し
てあるから、円筒型ブラシ1a,1b,1cをバネ8の
支持フレーム12に結合しても、軸3の両端の移動が損な
われることはない。
【0027】なお、前記実施例では吊り上げ機構として
バネ8を用いたが、これに限定されるものではなく、油
圧や空圧などの機構を用いることもできる。また、スプ
リングやバネなどの上下動させる場合のボルト・ナット
調整についても同様に油圧、空圧などの機構を用いるこ
ともできる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明のコンクリート
の打継面処理装置は、円筒型ブラシを用いることで作業
能力を確保しつつ、この円筒型ブラシを短尺に形成し、
これを複数本配設し、さらに各ブラシの軸短が単独で上
下動するように構成することで、各ブラシが単独で傾斜
面にそって傾斜するから、打継面の不陸に対処できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリートの打継面処理装置の実施
例を示す一部の部材を省略した側面図である。
【図2】本発明のコンクリートの打継面処理装置の実施
例を示す平面図である。
【図3】本発明のコンクリートの打継面処理装置の実施
例を示す要部であるブラシと軸受けの部分の正面図であ
る。
【図4】本発明のコンクリートの打継面処理装置の実施
例を示す要部である軸受け部の横断平面図である。
【図5】本発明のコンクリートの打継面処理装置の実施
例を示す要部である蒲鉾形ガイドの正面図である。
【図6】本発明のコンクリートの打継面処理装置の実施
例を示す要部である蒲鉾形ガイドの側面図である。
【図7】本発明のコンクリートの打継面処理装置の実施
例を示す要部である円筒型ブラシによる切削状態の説明
図である。
【図8】本発明のコンクリートの打継面処理装置の実施
例を示す要部であるブラシの吊り上げ機構の正面図であ
る。
【図9】従来のコンクリートの打継面処理装置で使用す
る円盤型ブラシの正面図である。
【図10】従来のコンクリートの打継面処理装置で使用
する円盤型ブラシの底面図である。
【図11】従来のコンクリートの打継面処理装置で使用
する円盤型ブラシによる切削状態の説明図である。
【図12】従来のコンクリートの打継面処理装置で使用
する円筒型ブラシによる切削状態の説明図である。
【図13】従来のコンクリートの打継面処理装置で使用
する円筒型ブラシの側面図てある。
【符号の説明】
1a,1b,1c…円筒型ブラシ 2…本体フレーム 3…軸 4…蒲鉾形ガイド 4a…球面部 4b…平坦部 5…チャンネル状軸受け 6…丸鋼 7…ブラシフレーム 8…バネ 9…ボルト 10…ナット 11…プレート 12…支持フレーム 13…回動自在継手 14…車輪 15…バキューム装置 16…モータ 17a,17b…スプロケット 18…チェン 19…不陸 20…円盤型ブラシ 21…円筒型ブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 康 神奈川県平塚市大神3072 西松建設株式 会社 平塚製作所内 (72)発明者 今北 啓介 神奈川県平塚市大神3072 西松建設株式 会社 平塚製作所内 (56)参考文献 特開 平6−248798(JP,A) 特開 平7−305506(JP,A) 実開 昭58−134541(JP,U) 実公 昭53−10278(JP,Y2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短尺な円筒型ブラシの複数本を、各円筒
    型ブラシの軸の両端が単独で上下動可能なように本体フ
    レームに水平に配設したことを特徴とするコンクリート
    の打継面処理装置。
  2. 【請求項2】 円筒型ブラシは、軸の両端部に蒲鉾型ガ
    イドを備え、該蒲鉾型ガイドの球面部がチャンネル状軸
    受けに摺動自在に接触し、該チャンネル状軸受けの内面
    に垂直方向に配設した断面円形の線状部材に蒲鉾型ガイ
    ドの側面の平坦部が摺動自在に点接触する請求項1記載
    のコンクリートの打継面処理装置。
  3. 【請求項3】 円筒型ブラシは、ブラシフレームが本体
    フレームに設けたバネなどによる吊り上げ機構により吊
    支され、水平状態のまま上下動自在に配設される請求項
    1または請求項2記載のコンクリートの打継面処理装
    置。
  4. 【請求項4】 ブラシフレームと吊り上げ機構とは回動
    自在継手を介して結合される請求項3記載のコンクリー
    トの打継面処理装置。
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