JP2683075B2 - 半導体製造装置及び方法 - Google Patents

半導体製造装置及び方法

Info

Publication number
JP2683075B2
JP2683075B2 JP63326512A JP32651288A JP2683075B2 JP 2683075 B2 JP2683075 B2 JP 2683075B2 JP 63326512 A JP63326512 A JP 63326512A JP 32651288 A JP32651288 A JP 32651288A JP 2683075 B2 JP2683075 B2 JP 2683075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
resist
signal
stepper
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63326512A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02170515A (ja
Inventor
雅夫 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63326512A priority Critical patent/JP2683075B2/ja
Priority to DE3942678A priority patent/DE3942678C2/de
Publication of JPH02170515A publication Critical patent/JPH02170515A/ja
Priority to US07/675,058 priority patent/US5120134A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2683075B2 publication Critical patent/JP2683075B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体素子(デバイス)の製造工程で使用
される半導体製造装置及び方法、特にはレチクルに形成
されているパターンをウエハ上の複数パターンにステツ
プアンドリピートで順に重ね合わせながら焼付けるため
の半導体製造装置及び方法に関する。
〔従来の技術〕
現在、半導体デバイス製造に於けるホトリソ工程の中
核になる装置は、広義にはアライナと呼ばれている。現
在はデバイスの微細化の要求を満たすため、ステツパが
主として使用されている。
アライナに要求される性能は、第1に原版(フオトマ
スクあるいはレチクル、以降レチクルと称す)上の微細
な回路パターンを半導体基板(以降ウエハと称す)上に
塗布された感光剤層(以降レジストと称す)に転写する
ことであり、第2にはすでにウエハ上に形成されている
回路パターンに対し、レチクルの転写パターンを正確に
位置合せすることである。この第2の行為を以降アライ
メントと称す。半導体デバイスの微細化、高集積化傾向
に伴い、上記2項目の主性能はより高度なレベルを要求
されてきている。例えば、現在製品化されている1メガ
ビツトDRAMでは最少解像力1.0μm、アライメント精度
0.15μm程度であるが、現在開発途上にある16メガビツ
トDRAMでは解像性能0.5μm、アライメント精度0.1μm
以下が要求される。
従来、これらのアライメント露光の工程はアライナと
いう一つの独立した装置の中で処理されてきた。例え
ば、ステツパでは投影レンズを介してレチクルのパター
ンがウエハに転写され、投影レンズを介してレチクルと
ウエハを観察できる顕微鏡で相互位置関係のアライメン
トを行っている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
本発明の背景となる問題点は、上記の様な従来方式の
ステツパ(アライナ)では、将来要求されるアライメン
ト精度を達成することが困難であろうという事である。
以下その説明をする。アライメントに於ける一番の問題
はウエハの検出精度である。それはウエハのパターンと
称するものが製造工程毎に様々な態様を示すことにあ
る。さらに言えば、ウエハのパターンとは微細な凹凸で
形成されており、その材料、段差量、形状、表面状態は
まちまちであり、さらに、その上にレジストが塗布され
ており、レジストは下地の段差にならって曲面的な表面
形状を成し、それは光に対して(光学的には)レンズあ
るいはミラーの効果を持っており、さらに問題なのは、
それら下地の段差及びレジストが本来あるべき姿に対し
て非対称に形成されることもあるという事である。
石英基板に薄いCr層を形成し、これをエツチングによ
りパターン形成したレチクルの場合、良好な光のコント
ラストが得られ、検出精度0.02μm程度を達成している
のに対し、ある種のウエハパターンに対して0.2〜0.3μ
m程度の精度しか得られないのは、上記の様な事情によ
るものと考えられる。
この様なウエハのパターン態様を製造工程上で体系化
すると下記の様になる。
工程による差: 例えば、酸化工程を経たウエハは、光を透過するSiO2
が表層に存在するし、メタル工程ではAlが表層に来る。
これらは断面形状も異なるし、光学特性も全く異なる。
ロツト差: デバイス製造に於いては各々の工程のパラメータを計
測しており、その結果を次の工程の設定条件に反映させ
る。従って、ウエハの態様はロツトにより異なってい
る。
ロツト内ウエハ差: 本来、製造工程に於いては、枚葉処理であれ、バツチ
処置であれ、ロット内のウエハ差を出さない様に処理さ
れるはずで、実際上もこの差は判別できないレベルにあ
る。
ウエハ内SHOT(CHIP)差: ウエハ内の位置によって、パターン形状、レジストの
塗布状態が異なる場合がある。これはアルミのスパツタ
リング、あるいはレジストの回転塗布などによって、現
実に生じている事が確認されている。この様なウエハを
ステツパでダイバイダイアライメント露光をした場合な
ど、第11図に示す様にウエハ中心から放射状にアライメ
ント誤差が発生する現象が見られる。
パターン欠損: 上記〜によらず時々生じる。
さて以上の様々の態様をなすウエハパターンに対して
は、本来、それぞれに最適化された検出光学系及び信号
処理系を準備するのが妥当な考え方である。例えば、光
学系のパラメータとしては、波長、波長幅、対物系NA、
照明法、その他種々載げられるし、信号処理系について
も同様に載げられるが、要約すれば光学系としては真の
信号である段差部からの信号を強調し、レジストの表面
反射や膜厚干渉によるニセ信号やノイズ成分を除去すべ
く最適化することであり、信号処理系でいえば、真偽混
在した信号に対し真を強調し、偽を軽減すべく最適化す
ることである。
しかし、現実問題としては、ステツパ(アライナ)側
でこれらの自由度を用意できるかという事が第1の問題
となる。例えば、ステツパに於いては、投影レンズを介
したT.T.L(Through the Lens)方式がシステム誤差
上有利とされているが、この場合、投影レンズの制約に
よりアライメント波長と、その波長幅は極端に制限され
てしまう。第2の問題は時間の制約である。ステツパ
(アライナ)はデバイスの製造装置である以上、その処
理時間が問われ、例えば現状のステツパに於ける1回の
シヨツトあたりのアライメント処理に許される時間は0.
5秒以下、0.3秒前後である。この時間内に初対面のウエ
ハターンに対し、どの様な光学系、信号処理系で対応す
るかを判断し、ハード、ソフトを切り換え、アライメン
トを実行するのは不可能に近い。
第3の問題として、仮に時間の制約が無いとしても、
第1の問題として載げた自由度の少ない光学系、信号処
理系だけでは、与えられたウエハパターンに対してどの
様な処理法で応ずれば良いのかの判断は困難であるとい
う事である。
現状でステツパに与えられる事前情報は、前述の体系
の内、何工程のウエハが投入されるかという事だけであ
る。
以上説明した様に、現状の延長上では多種多様のウエ
ハパターンに対し、常に安定して0.1μm以下のアライ
メント精度を達成しようとすることは困難であると考え
られる。
従って、本発明の目的は前述の多種多様な変化に富ん
だウエハパターンに対して、安定して高いアライメント
精度を達成できる半導体製造装置及び方法を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明はアライナ(ステツパ)にウエハパターン解析
装置を付加して半導体製造装置を構成することにより、
前述の問題を解決しようとするものである。ウエハパタ
ーン解析装置は、(a)ステツパよりも自由度の大きな
光学検出系と光電変換機能(手段)、(b)ウエハの観
察位置を変えるためのステージ(手段)、(c)信号処
理を行い、あるいはその結果を基にシユミレーシヨンを
実行する演算手段、(d)信号処理の結果として、ステ
ツパ側での最適処理法を判断し、ステツパ側に必要な情
報を伝達する制御手段を基本構成とする。さらに、ウエ
ハパターン解析装置は、アライナ(ステツパ)は当然な
がら、コーターデイベロツパとインラインを組むことに
より、よりフレキシブルでインテリジエントなシステム
となり、より高いアライメント精度達成能力を持つシス
テムとなる。
これらの各構成要素の働きを簡単に説明する。まず、
前述のウエハパターンの態様の体系化の中で、の工程
差については、次にどの工程のウエハが来るかは事前情
報として得られるから、解析装置とステツパはその工程
への対応が事前に可能である。次に、のロツト差につ
いては、ロツト内の最低1枚のウエハをサンプルとして
抜き取り、これを分析すればロツト全体の特徴を抽出す
ることができる。のウエハ差はあまり無いということ
で除いて、のシヨツト等については、同一ロツト内は
同一工程を経ていることを考えれば、ロツト内の傾向は
同一であり、やはり最低1枚のサンプルでこと足りる。
つまり、解析装置は最低ロツト内1枚のウエハを分析
すれば、最低限の役割ははたしており、これにより前述
の第2の問題点の時間の自由度を得ることができる。具
体的にはロツトの最初の1枚のウエハを解析装置に取り
込んでから2枚目のウエハがステツパ側ステージに載せ
られるまでの20秒前後の時間を使えば生産性を損なうこ
とはない。また、解析装置とステツパが1対1でシステ
ム化されていれば、解析装置は連続的あるいは間欠的に
ウエハを処理することにより、のウエハ差を検定し、
ステツパへの情報の確度を上げていくことが出来る。
次に、解析装置の光学検出系については、ステツパの
投影レンズのように光学的、スペース的な制約がないた
め、波長NA、その他のパラメータについて自由度の高い
設計が出来、の問題を解消することができる。さらに
その結果、与えられたサンプルに対しパラメータを振っ
て、サンプルの態様に関するデータを得ることができ、
サンプルをステツパ側の検出系で処理した場合の信号が
どうなるかをシユミレーシヨンすることにより、ステツ
パ側にハード、ソフトの最適解を伝えることが出来る。
ステツパ側はこれを受けて、指示された方法でこのウエ
ハを処理することにより、最適のアライメント精度を達
成することが出来る。
〔実施例〕
第1図には、本発明の基本構成をステツパと組合せた
状態で概念的に示してある。ステツパ本体1は、下から
基礎定盤2、XYステージ3、ウエハチツク4とと積み上
げられ、ウエハチヤツク4の上にウエハ5が保持され
る。XYステージ3上にはミラー6が配置され、レーザー
干渉計7により、ステージ3の位置を計測することがで
きる。レチクル8とウエハ5の間には投影レンズ10が配
置され、XYステージ3によってウエハ5をX,Y方向にス
テツプ送りするごとに、照明光学系11より露光光を照射
することにより、レチクル8のパターンをウエハ5上の
各シヨツトに投影焼付けする。レチクル8の上部に位置
するTTL顕微鏡12は、レチクルパターンとウエハパター
ンの投影レンズ10を介した逆投影像を同時に観察可能で
ある。TTL顕微鏡12に付属した光電変換素子、CCD13は光
信号を電子信号に変換して制御回路14に送りこむ。ステ
ツパについては既知技術なので、制御回路、メモリ演算
回路等すべてをまとめて制御回路14で表現している。
ステツパ本体1に臨接してウエハ解析装置本体20が配
置される。本体20の下半分は、ステツパ本体1と同様
に、定盤22、XYステージ23、ウエハチヤツク24、ミラー
25で構成され、ステツパ1と同様にウエハ5をX,Yの各
方向にステツプ送り可能となっている。ウエハチヤツク
24にはウエハ5が保持され、ステージ位置はレーザー干
渉計27と干渉計信号処理回路28によりモニターされる。
ウエハはステツパと解析装置の間を不図示のウエハ搬
送手段によって流される。ウエハ5の上部には顕微鏡30
が配置される。顕微鏡30に付属する光電変換素子31は、
ウエハパターンから得られた光信号を電気信号に変換し
てウエハ信号処理回路32に送る。ウエハ信号処理回路32
を出た信号は制御回路35の判断により、場合によっては
シユミレータ34のシユミレーシヨンにかけられる。これ
ら解析機制御部36により処理されたデータ、情報、指令
は制御回路35からステツパ側の制御回路14に送られる。
もちろん、この様なステツパと解析装置の1:1構成に於
いては、制御部36はステツパ側の制御回路14の中に含ま
れても支障のないことは言うまでもない。
次に、ウエハパターン解析装置をより具体的に述べ
る。まず、顕微鏡30の具体例としては、既知技術で商品
化もされているレーザー走査顕微鏡が好適である。レー
ザー走査顕微鏡は単なる平面像情報を得るのみでなく、
試料の凹凸プロフアイルをトレースすることも出来る
し、パターン寸法の計測をすることも可能である。ま
た、レーザー光源もHeNeレーザー、Arレーザー等を用い
て、RGB(Red,Blue,Green)3色を単独あるいは組合せ
ての観察も可能である。
本実施例では、この機能のうち断面形状プロフアイル
情報を用いた例について述べる。ウエハ5のアライメン
トマーク部分の段差構造のプロフアイルと、レジスト表
面のプロフアイルを信号として検出する。下地の段差プ
ロフアイルは、レジストが存在する為、その屈折率分だ
けだまされるが、屈折率が既知であれば補正できるし、
あるいはR,G,B波長それぞれのデータから屈折率を算定
して補正することもできる。これらの計算は処理回路32
を用いて行う。
この結果、第3図(a)に例示する様にウエハ5のア
ライメントマーク部分の断面形状が得られる。これを、
第1図のシユミレータ34で、ステツパ側の光学系で検出
した場合を想定してシユミレーシヨンをかけると、第3
図(b)の破線で示す様なシユミレーシヨン信号47が得
られる。
この過程をもうすこし詳細に説明する。
第2図には第1図で示したステツパ1の光学系をすこ
し詳細に描いてある。この実施例では、アライメント系
はTTL ON AXISであり、従ってアライメント光は露光
光とほゞ同一波長で、波長幅もせいぜい十数mmである。
第5図の光源59はこの様な照明光を発する光源である。
照明光は照明レンズ58、照明絞り57を経て、ビームスプ
リツタ56で下方に屈折し、対物レンズ55によりいったん
レチクル8上に集光し、投影レンズ10で最結像されてウ
エハ50のアライメントマーク51近傍を照明する。ウエハ
5にはレジスト52が塗布されている。
アライメントマーク近傍で反射した光は、逆の経路を
たどり、投影レンズ10、レチクル8、対物レンズ55を経
て、ビームスプリツタ56を透過し、この後、瞳フイルタ
ー60を通過し、リレーレンズ61によりCCD13の受光面に
結像する。この様な光学系で条件を変え得るのは、照明
絞り57と瞳フイルター60だけである。従って、シユミレ
ータ34ではこれらの条件を振ってシユミレーシヨンを行
い、最も信号光を強調し、ノイズ成分を除去できる組合
せ(条件)を探り出し、制御回路35を介してステツパ側
にその最適設定条件を伝え、ステツパ1はこの指令に基
づいて照明絞り57、瞳フイルター60の設定変更を行う。
第4図,第5図を用いてシユミレータ34の作用を詳細
に説明する。201は第4図(a)に示す様に、中心に半
径r1の開口部202を持つフイルタであり、第2図の照明
絞り57に相当する。また、203は第4図(b)に示す様
な内径r2、外径r3のドーナツ状の開口部204を持つフイ
ルタで、第2図の受光側絞り60に相当する。フイルタ20
1,203は光学系10の瞳位置と共役に配置されているか
ら、結像面(第2図の場合に於いてはウエハ5の表面
や、レチクル8の面や、CCD13の管面に相当する)に於
いては、光の入射,反射の角度情報を制限するフイルタ
になる。
第4図(c)に於いて、先述のレーザ顕微鏡30(第1
図参照)により計測したウエハマークの段差プロフアイ
ル205とレジスト表面でプロフアイル206を想定したと
き、照明絞り201を透過してくる光は光軸207に対しθ
以下の角度でウエハを照明することになり、ウエハから
反射した光は光軸207に対し角度θ以上、θ以上の
光のみを通して、CCD13に伝えることになる。なお、瞳
フイルタ201,203は光軸207に対して円形であるから、例
えばθは紙面の垂直方向にも適用され、θ以下とい
う表現は円錐形であるが、ここではウエハの段差部208
は紙面に垂直方向に伸びた棒状の構造であるとして2次
元的に説明する。
さて、シユミレータ34は照明絞り201を通った光束を
解析に必要十分な本数のビームの集まりとみなし、ウエ
ハ段差部208の近傍についてそれら1本,1本についての
光線追跡を行う。例えば、第4図(c)の左側に示す様
に、1本のサンプル入射ビーム210に対し、レジスト表
面で反射する光ビーム211、レジストを透過(212)し、
ウエハ表面205で反射(213)し、レジストを透過してゆ
く光ビーム214、あるいはウエハ表面で1回反射したビ
ーム213が再度レジスト表面で反射(215)して、つま
り、レジストとウエハの間を多重反射(216)したの
ち、レジストを透過していく光ビーム217等を追跡して
ゆく。そして、再び顕微鏡30に向って戻って行く光ビー
ム211,214,217の内で、フイルタ203の開口部204を通過
し得ないビーム(第4図(c)では211,217)は除外
し、通過し得るビーム(第4図(c)では214)につい
ては、レジスト表面反射率、レジスト透過率、ウエハの
反射率を勘案して、単位入射強度に対する射出光ビーム
の強度を算出する。なお、より高度なシユミレーシヨン
のためには、光の位相も考慮に入れる必要がある。
要約すると、シユミレータ34は1本のサンプル入射ビ
ームに対しフイルタ203を通過し得る反射ビームだけを
判別し、その反射ビームの射出位置、射出角度、強度、
位相等のシユミレーシヨン結果をメモリーに逐一記憶さ
せてゆく。これら各々のサンプルビームのシユミレーシ
ヨン結果を集合すると、例えば第4図(c)の右側に示
す様に、ビームの集合として表現することができる。こ
の結果によれば、本来のアライメントターゲツトである
ウエハの段差部208の上側エツジ225で反射する光ビーム
の1群222、下側エツジ226で反射する光ビームの1群22
3に対し、本来信号とはいえないレジスト表面からの反
射ビームの1群220と221が存在し、本来の信号光222と2
23と混在して第2図のCCD13に到ることが分る。
シユミレータ34は、さらに、これらの光ビームがCCD
受光面上でどの様な光強度分布(=電気信号分布)を示
すかを計算することができる。この計算は単純には各位
置に対する光強度の和であるが、正確には光の位相、つ
まり干渉効果も加味して計算される。その結果を第4図
(d)に230で示す。第4図(c)で明らかな様に、ウ
エハエツジからの信号とレジスト表面反射信号がほゞ同
じ位置から出ているために、光ビーム222,223だけの信
号231に対して信号230が大きく歪んでいることが分る。
従って、このサンプルウエハの検出に於いては、フイル
タ201,203の組合せは不適切であると判断できる。
従って、パターン解析装置20の制御回路35あるいはシ
ユミレータ34は、ステツパ1のアライメント光学系12に
おける第2図の照明絞り57と瞳フイルタ60の別の組合せ
に於けるシユミレーシヨンを試みる。次の組合せの例を
第5図により説明する。ここでは第5図(a),(b)
に示すように、照明絞り250、受光側絞り253が同様にド
ーナツ状の開口部251,254を持っている。
第5図(c)に於いては、照明光はθ以上、θ
下の角度をもってウエハを照射し、受光側絞りは同様に
θ以上、θ以下の反射光のみを透過してそれ以外の
光は遮光する。ウエハのプロフアイル205とレジストの
プロフアイル206は第4図(c)と同様である。
この絞りの組合せに於いては、レジスト表面とウエハ
下地面が光軸に対し垂直な平面である場所に於いては、
レジスト表面反射光、ウエハ面反射光はすべて受光側絞
り253の開口部254を通ってCCD13に投影される。これら
の光束は、図中、光束260,261,262として示されてい
る。これに対しレジスト表面だけ傾斜している部分に入
射する光ビーム、例えば263に対しては、レジスト表面
反射光264はほゞ光軸な光(角度θ以下)となり、ウ
エハ面で反射して(265〜266)レジストからぬけた時の
ビーム267の角度はθより大きくなり、いずれも受光
側絞り253でカツトされる。また、ウエハの段差部(22
5,226等)により散乱した光の一部は、光束270〜273と
して信号光となる。これらをCCD13が受け光強度信号で
表すと第5図(d)になる。ここでは、外乱光と真の信
号光が混在しているものの位置(X方向)的に分離され
ているために、a以上b以下の領域だけに限定して信号
処理すれば、正しい位置検出ができることが理解されよ
う。
さて、第3図に戻るが、上記の最適設定の結果として
得られるシユミレーシヨン信号は例えば第3図(b)の
破線で示される。しかし、この信号自体には未だ外乱成
分、ノイズ成分が残っている。つまり、光学系の対応だ
けでは、例えば、レジスト表面での反射光43や、レジス
ト表面と下地面との反射による膜厚干渉44などの影響を
完全には除去することはできない。本来アライメントの
為に必要な信号は、45,46などアライメントマーク42の
エツジ部で回析してくる光であり、43,44は本来の信号
とはいえない。
従って、シユミレータ34では光線追跡により第3図
(b)のシユミレーシヨン信号を演算するだけでなく、
真の信号はどの部分に多く含まれ、さらにその部分には
どの程度表面反射や膜厚干渉の影響を受けているかを解
析し、その解析の結果、ステツパ1の信号処理系がどの
様な処理アルゴリズムで応ずれば良いかを判断し、制御
回路35を通してその情報と指令をステツパ1側に伝える
ことになる。
例えば、第3図(b)に於いては、ハツチングをほど
こした部分に真のエツジ情報が多いとか、左の領域に対
し右側の領域は何パーセント信号レベルが上がっている
という様な情報である。ステツパ1側では、CCD13から
の画像情報信号をアライメントのために処理する際、こ
の様な画像情報信号は、対称度法、あるいはモーメント
法等で信号の中心値を求める方法が一般的であるが、例
えば対称度法の場合、設定中心に対し±(A)から±
(A+B)の領域のデータだけを(あるいはこの領域の
重みを増して)、さらに、左右の領域の重みを変えて信
号処理して中心を求めることになる。例えば、この様な
信号の歪みがレジスト回転塗布時におけるレジスト塗布
特性によるものであり、それがウエハを中心とする放射
状の誤差を発生する恐れのある場合などは、ウエハパタ
ーン解析装置側でサンプルウエハの中心シヨツトと周辺
の数シヨツトについて上記解析を行い、これをステツパ
1側に伝えてやればよい。ステツパ1側はこれを受け
て、ウエハの各位置のシヨツトに応じてこの重みを変え
て信号処理することが出来る。
なお、対称度法とはCCD13の受光面上で所定方向、例
えばX方向に配列されている複数の画素のk番目の画素
の出力をf(k)とする時、j番目の画素を中心とし
て、正負の各方向のI0個の画素の出力を用いて、 を計算し、jを所定量のブラシフトしながら計算した各
M(j)の中で最小となるjの位置をCCD13からの画像
信号のX方向における中心と判定する方法である。ま
た、モーメント法はM(j)を で計算し、同様に中心を求める方法である。
〔他の実施例〕
前記実施例では、解析装置20側は、解析、シユミレー
シヨンの結果をステツパ1側に伝える方法を採っている
が、解析装置20側にステツパ1と同じ検出光学系、例え
ば、照射光の波長、ウエハに対する照明光の照明角とウ
エハからの反射光の受光角(第5図(c)ではθ以上
θ以下)が同じ検出光学系と、信号処理系を持つこと
によりこのシステムをより有効にすることができる。な
お、信号処理系はステツパ1側の処理系を兼用しても良
い。そうすることにより解析装置20に於いて、シユミレ
ーシヨンの結果(信号)と実際のステツパ1側の検出系
の信号を容易に突き合わすことが出来、事前に結果を知
ることができる。これによる利点は述べるまでもないで
あろう。
また、前記実施例に於いては、ウエハパターン解析装
置20は、すでにレジストが塗布されたウエハを解析して
いるが、これにレジストコータとデイベロツパを組合せ
て、インライン化あるいはシステム化すれば、より有効
でよりフレキシブルな対応が可能となる。
第6図にインライン化の一実施例の平面配置図を示
す。図面上、パターン解析装置20(中央上側)を中心と
して、右側がステツパー本体1、左側下方がコータ72、
その上側がデイベロツパ73である。この4つのシステム
の間のウエハのやりとりの為に、ウエハ搬送系74が中央
部に配置される。図中、75,76はステツパ1側とコータ
デイベロツパ70側とのウエハ搬送の高さを調整するため
のブアツフア部であるが、この上部にウエハを収納する
ウエハカセツトが配置される。ハンド77、ハンド78は伸
縮、回転、上下自在のウエハハンドで、各システムから
ウエハの着脱可能に設計されている。ハンド77,78の機
構部を含むスライダ79、スライダ80はY軸81に沿って移
動可能で、これらの動作によりウエハカセツトとのウエ
ハの供給、回収、及び解析装置20、ステツパ1、コータ
72、デイベロツパ73のそれぞれに対しウエハの供給、回
収が可能となる。
この第6図に示したシステムを用いた場合の本発明に
もとづくウエハの流れをフローチヤートとして、第7図
に示す。第7図はコータデイベロツパ70、ウエハ解析装
置20、ステツパ1をそれぞれ縦列でブロツク化してあ
り、それぞれの作業をその下方に示す矩形ブロツクで、
分岐を菱形で、ウエハの流れを実線矢印で示してある。
破線の矢印はウエハ解析装置20からステツパ1への指
令、情報、データを示している。各分岐の判断は、オペ
レータの事前の選択によりステツパ1の制御回路14ある
いは解析装置20の制御回路35が行う。
第7図のフローチヤートはいくつかの実施例を混合し
て示してあるので、以下、各々の実施例を第8図(a)
〜(f)を用いて説明する。第7図の各ステツプにおい
て、ステツプ100,103,104,111,112,116,117はコータデ
ベロツパ70の各動作を示し、ステツプ102,106,107,109,
114はウエハパターン解析装置20の動作を示し、更にス
テツプ110はステツパ1の動作を示している。また、ス
テツプ101はステツプ100でカセツトから供給されたウエ
ハに対してステツプ102でレジスト無しの状態で検定を
行うかどうかを判定するステツプ、ステツプ105はステ
ツプ104でプリベークされたウエハをそのまま露光のた
めのステツプ110に送るか、レジストを塗布したウエハ
を検定するためのステツプ106、またはマーク部分のレ
ジスト窓ヌキのためのステツプ108へ送るかを判定する
ステツプ、ステツプ108はステツプ107からのウエハをそ
のままステツプ110に送るか、窓ヌキ部分のマーク検定
のためのステツプ109に送るかを判定するステツプ、ス
テツプ113はステツ112で現像されたウエハをステツプ11
6で回収するか、露光結果読み取りのためのステツプ114
へ送るかを判定するステツプ、ステツプ115はステツプ1
14からのウエハをステツプ116で回収するか、レジスト
剥離のためのステツプ117に送るかを判定するステツプ
であり、これらの各判定ステツプは、前述の如く、オペ
レータの事前の設定により任意に選択される。なお、こ
れらの各判定ステツプは以降の第8図(a)〜(f)の
各実施例の説明では説明の簡単のため省略する。
最初にあげた実施例をこのシステムで処理すると、第
8図(a)に示す如く、ステツプ100でのカセツトから
ウエハ供給、ステツプ103でのレジストコーテイング、
ステツプ104でのプリベーク、ステツプ106でのレジスト
塗布したウエハの検定、ステツプ110でのステツプアン
ドリピート露光、ステツプ111でのポストベーク、ステ
ツプ112での現像、ステツプ116でのウエハ回収という手
順になる。前述した通り、本発明の効果によりステツプ
110でステツプアンドリピート露光されたウエハは、従
来よりも卓越した精度で処理されることになる。
次の実施例として、第8図(b)に示す露光済ウエハ
の検定について述べる。ステツプ110で露光処理された
ウエハは、デイベロツパ70に移され、ステツプ111のポ
ストベーク、ステツプ112の現像工程を経て、はじめて
レジストパターンという形で観察可能となる。ここでス
テツプ113の判断により、アライメント結果判定のため
に再度ウエハパターン解析装置20に戻される。そして、
ステツプ114でウエハ内複数箇所のサンプルシヨツトに
ついて精度判定を行う。この実施例に於いての精度分布
は、ランダム誤差成分よりはむしろ法則性のある誤差、
つまり、一様なXYのシフトとか、放射(倍率)度とかに
着目することになる。というのは、ランダム成分は多分
に検出系の実力で即時に改良するのは困難であるのに対
し、法則的な誤差は修正が容易と考えられるからであ
る。この結果は、ステツパ1の処理系14にフイードバツ
クするか、あるいはステツパ1側に定量オフセツトを与
える様な指示により、次のウエハからより精度の高いア
ライメント/露光処理(ステツプ110)につなげること
が出来る。サンプルウエハ自体は、ステツプ115の判断
により精度があ許容値内であればステツプ116でウエハ
カセツトに回収し、許容値を外れていればコータデイベ
ロツパ70に戻し、ステツプ117でのレジスト剥離後、再
びレジストコートのステツプ103に戻すことになる。
第8図(c)の実施例は、第8図(a)の実施例の前
段階に於いて、レジスト塗布前のサンプルウエハを解析
しようとするもので、第8図(a)のフローにおいて、
ステツプ101と103の間にステツプ102のレジスト無しの
ウエハ検定という工程が追加されたものである。この工
程を加えるメリツトは2つ載げられる。1つは先述のレ
ーザー顕微鏡30を使って、ウエハアライメントマークの
断面形状をより正確に計測することができることであ
る。これは言うまでもなく、レジストが無いことによ
る。もう1つのメリツトは、レジスト無しの場合(ステ
ツプ102)とレジスト有りの場合(ステツプ106)のシヨ
ツト間距離を計測して、その差を知ることで、レジスト
騙され量を知ることが出来る点である。測距は顕微鏡30
とレーザー干渉測長器27によって成される。この例で
も、先例と同様に、ステツパ側の信号処理系14にフイー
ドバツクするか、あるいは定量オフセツトを与える指示
を出すことになる。
第8図(d)〜(f)に示す実施例は、いったんレジ
スト塗布されたウエハについて、ステツプ107でアライ
メントマーク近傍のレジストを除去し、この後ステツプ
109で窓ヌキ部分のマークを検定することにより成立す
るもので、そのために、解析装置20の顕微鏡30に露光光
学系を付加する必要がある。本実施例の目的からは、露
光時のウエハの位置決め精度は数ミクロンあれば十分で
あるから、アライメント光学系の横に露光光学系を併設
することで十分事足りるが、先の実施例で述べた様に、
ステツパ1と同じ、つまり露光光≒アライメント光の検
出光学系を解析装置20側にも設けるとすれば、例えば第
9図の様な光学系が考えられる。
光学系はこの場合ステツパそのものとごく似た構成に
なる。ただし、観察視野が小さいので、言あばミニステ
ツパとなる。光学系そのものは発明の主旨からはすこし
外れているのでごく簡略化して説明する。対物レンズ12
2の下方にはウエハ5が置かれ、光学系の途中にはレチ
クル8′が配置される。ステツパ1の露光光と同じ波長
(λ)を持つ光源124を含むλ照明系123からの照明
光は、ビームスプリツタ133,134を経てレチクル8′を
照射する。レチクル8′のパターンはビームスプリツタ
135とλ投影系140(ビームスプリツタ137)を経てウ
エハ5上に結像する。ウエハ5を反射した光は逆の経路
を通ってレチクル8′で面結像し、さらに、ビームスプ
リツタ134,133を経由して、λ検知系126のデイテクタ
125により電気信号に変換される。
λ照明系128は、その光源127からの光をビームスプ
リツタ136とλ投影系141(ミラー138,ビームスプリツ
タ137)を経てウエハ5に照射する。ウエハ5で反射し
た光は、逆に対物レンズ122、ビームスプリツタ137、ミ
ラー138、ビームスプリツタ136,135の順に経由して、レ
チクル8′上で結像し、さらにビームスプリツタ134を
経て、λ1検知系129のデイテクタ130により電気信
号に変換される。また、λ照明系131はレチクル照明
専用で、λ光源132を発した光はビームスプリツタ13
6,135の経路でレチクル8′を照明し、その影パターン
をλ1検知系129で受光する。
以上、第9図に例示する光学系は、ウエハパターン解
析装置であると同時に露光機としての機能を持っている
事が理解されよう。この中でレチクル8′はアライメン
ト解析の時は、顕微鏡の基準として働き、露光機として
使用する場合はパターン原板の役割を荷う。
ここで本題の第8図(d)〜(f)の実施例に戻る。
この実施例は、正確にはさらに2つの実施例に分離する
のが妥当である。つまり、(a)アライメントマーク領
域全体をレジスト剥離する方法と、(b)アライメント
マーク領域にレチクルの転写パターン、つまりレジスト
像を残す方法である。また、レジストを部分除去する手
段も2種類考えられる。つまり、(イ)露光光が例えば
エキシマレーザーの強いパルス光であり照射によってレ
ジストをとばしてしまう方法と、(ロ)通常の露光を与
え、現像により選択除去する方法である。
(a)の目的は、(イ),(ロ)に関係なく、ステツ
パ側でアライメント行為をする際、アライメントマーク
にレジストが存在せず、従って、アライメント精度の向
上がはかれることが狙いであり、この方法自体は周知の
ものである。この場合、すべてのウエハについて、この
処理をほどこすことになり、そのフローは第7図で説明
すれば、(a)の(イ)の場合、ステツプ100、ステツ
プ101、ステツプ103、ステツプ104、ステツプ105、ステ
ツプ107、ステツプ110となり、(a)の(ロ)の場合ス
テツプ100、ステツプ101、ステツプ103、ステツプ104、
ステツプ105、ステツプ106、ステツプ107、ステツプ11
1、ステツプ112、ステツプ113、ステツプ108、ステツプ
110となるが、(a)の方法については、ここでは第6
図に示す様なシステム構成により実施し得ると言うにと
どめる。
(b)の目的は解析である。第10図(a)はアライメ
ントマーク領域150内にあるX用マーク151、Y用マーク
152に対しハツチングで示した部分153,154のみにレジス
トを残した状態を示している。第10図(b)には第10図
(a)のAA断面を示してある。この様な状態のアライメ
ントマークを局部的なブロツクごとに解析することによ
り、レジストで被われた部分とレジスト無しの部分で信
号にどの様な差があり、例えば対称度による中心検出値
がレジストありなしでどの程度シフトするかを解析する
ことができる。
第8図(d)〜(f)の実施例はサンプル解析であ
り、全ウエハについて行う必要はない。サンプルとして
使用したウエハに関しては、その後(i)レジストを全
部剥離して再塗布する場合と、(ii)解析に用いたアラ
イメントマークと異なる部分のマークを使用する前提で
そのままステツパ1に流す場合に分けられる。
第8図(d)に示す(b)の(イ)の(i)の場合に
は、ステツプ100、ステツプ103、ステツプ104、ステツ
プ105、ステツプ107、ステツプ108、ステツプ109、ステ
ツプ117、ステツプ103、ステツプ104、ステツプ105、ス
テツプ110、ステツプ111、ステツプ112、ステツプ116の
順で、第8図(e)に示す(b)の(イ)の(ii)の場
合には、ステツプ100、ステツプ103、ステツプ104、ス
テツプ105、ステツプ107、ステツプ108、ステツプ109、
ステツプ110、ステツプ111、ステツプ112、ステツプ116
の順で、コータデベロツパ70、ウエハ解析装置20、ステ
ツパ1によるウエハの処理が実行される。また、第8図
(f)に示す(b)の(ロ)の場合には、ステツプ10
0、ステツプ103、ステツプ104、ステツプ107、ステツプ
111、ステツプ112、ステツプ113、ステツプ109、ステツ
プ110、ステツプ111、ステツプ112、ステツプ113、ステ
ツプ116の順となる。
これらの行為によって得られた解析結果は、もちろ
ん、先の実施例で述べた様に、ステツパ1側の検出光学
系のパラメータの設定、あるいはステツパ1側の信号処
理アルゴリズム設定に用いる。また、ごく簡易的には第
11図に示す様な放射状の誤差傾向が認められる場合など
には、このデータから放射度(中心からの距離rに比例
した誤差成分係数)として、ステツパ1に与え、ステツ
パ1側はこれに従いアライメント位置に対してこの量を
オフセツトして露光するという単純な方法ももちろん成
立する。
〔発明の効果〕
以上述べてきた様に、本発明によればウエハパターン
解析装置の導入により、アライメントマーク部の特徴を
きめ細かく解析し、その結果をステツパ側に伝えること
が可能になり、その結果、ステツパ側は自由度の少ない
アライメント検出系を持ちながらも、最適の検出光学系
と最適の信号処理アルゴリズムを用意してウエハを持つ
ことができ、その結果処理時間の短縮はもちろん、アラ
イメントの大幅な向上を達成することが可能となる。
さらに、コーターデイベロツパとインラインを組むこ
とにより、レジスト窓ヌキプロセスも実施でき、また、
アライメント/露光の結果を判定する検査機としても活
用できるなど、解析装置以外の用途にも応用できるフレ
キシブルなシステムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体製造装置の基本構成を概念的に
示す図、第2図は第1図のステツパの光学系を概念的に
示す図、第3図はウエハ上のアライメントマークの断面
とそのアライメント信号を示す図、第4図は第3図のマ
ーク断面とアライメント信号をより詳細に示す図、第5
図は第1図のウエハパターン解析装置のシユミレーシヨ
ンの状態を説明する図、第6図は第1図のシステムに更
にコータデイベロツパをインライン化して配置した実施
例を示す図、第7図は第6図の実施例の動作を示すフロ
ーチヤート、第8図は第7図の実施例をより詳細に示す
フローチヤート、第9図は本発明のウエハパターン解析
装置のアライメント/露光光学系の一例を示す図、第10
図はウエハ上のアライメントマークの部分レジスト除去
を説明する図、第11図はウエハ上のアライメント誤差
(放射状誤差)の発生状況を示す図である。 1……ステツパ 5……ウエハ 8……レチクル 10……投影レンズ 14……制御回路 20……ウエハパターン解析装置 34……シユミレータ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投影光学系を介して、レチクルに形成され
    たパターンをウエハ上のレジストに露光する半導体製造
    装置において、 前記ウエハにレジストを塗布する塗布手段と; 前記塗布手段により前記ウエハにレジストを塗布する前
    に、前記ウエハ上に形成されたアライメントマークの断
    面形状を検出する断面形状検出手段と; 前記塗布手段により前記ウエハにレジストを塗布した後
    に、投影光学系を介し前記アライメントマークからの光
    を光電変換し信号を出力するアライメント信号検出手
    段; 前記断面形状に基づいて前記信号の処理アルゴリズムを
    決定し、前記信号を前記決定された処理アルゴリズムで
    信号処理し、前記アライメントマークの位置を求める処
    理手段と を有することを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】前記処理手段は、前記断面形状をモデルと
    して、検出される信号をシュミレーションするシュミレ
    ータを有することを特徴とする請求項1の半導体製造装
    置。
  3. 【請求項3】前記断面形状検出手段は、レーザ走査顕微
    鏡を有することを特徴とする請求項1の半導体製造装
    置。
  4. 【請求項4】投影光学系を介して、レチクルに形成され
    たパターンをウエハ上のレジストに露光する半導体製造
    方法において、 前記ウエハにレジストを塗布する前に、前記ウエハ上に
    形成されたアライメントマークの断面形状を検出する段
    階と; 前記ウエハにレジストを塗布した後に、投影光学系を介
    し前記アライメントマークからの光を光電変換し信号を
    出力する段階と; 前記断面形状に基づいて前記信号の処理アルゴリズムを
    決定する段階と; 前記信号を前記決定された処理アルゴリズムで信号処理
    し、前記アライメントマークの位置を検出する段階と を有することを特徴とする半導体製造方法。
  5. 【請求項5】前記決定段階は、前記断面形状をモデルと
    して、検出される信号をシュミレーションする段階を有
    することを特徴とする請求項4の半導体製造方法。
JP63326512A 1988-12-23 1988-12-23 半導体製造装置及び方法 Expired - Fee Related JP2683075B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63326512A JP2683075B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 半導体製造装置及び方法
DE3942678A DE3942678C2 (de) 1988-12-23 1989-12-22 Belichtungssystem mit Ausrichtsystem
US07/675,058 US5120134A (en) 1988-12-23 1991-03-26 Exposure system including a device for analyzing an affect of a wafer resist upon a mark signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63326512A JP2683075B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 半導体製造装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02170515A JPH02170515A (ja) 1990-07-02
JP2683075B2 true JP2683075B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=18188657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63326512A Expired - Fee Related JP2683075B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 半導体製造装置及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5120134A (ja)
JP (1) JP2683075B2 (ja)
DE (1) DE3942678C2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0734116B2 (ja) * 1991-05-29 1995-04-12 株式会社オーク製作所 自動露光装置におけるワークの位置決め方法
US5444538A (en) * 1994-03-10 1995-08-22 New Vision Systems, Inc. System and method for optimizing the grid and intrafield registration of wafer patterns
DE4416707A1 (de) * 1994-05-11 1995-11-16 Tax Ingenieurgesellschaft Mbh Verfahren zur Zielwegkorrektur eines Lastträgers und Lastentransportanlage
JP3450509B2 (ja) * 1995-04-13 2003-09-29 キヤノン株式会社 投影露光装置及び該装置を用いて素子を製造する方法
US5586059A (en) * 1995-06-07 1996-12-17 Advanced Micro Devices, Inc. Automated data management system for analysis and control of photolithography stepper performance
KR970072024A (ko) * 1996-04-09 1997-11-07 오노 시게오 투영노광장치
JP4846888B2 (ja) * 1998-12-01 2011-12-28 キヤノン株式会社 位置合わせ方法
US6607926B1 (en) * 1999-08-10 2003-08-19 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for performing run-to-run control in a batch manufacturing environment
JP2001332490A (ja) * 2000-03-14 2001-11-30 Nikon Corp 位置合わせ方法、露光方法、露光装置、及びデバイス製造方法
DE10042140A1 (de) * 2000-08-28 2002-03-14 Leica Microsystems Beleuchtungs- und Abbildungseinrichtung für mehrere Spektralbereiche und Koordinatenmessmaschine mit einer Beleuchtungs- und Abbildungseinrichtung für mehrere Spektralbereiche
JP2002270494A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Sony Corp 位置検出方法および露光方法
US6912435B2 (en) 2002-08-28 2005-06-28 Inficon Lt Inc. Methods and systems for controlling reticle-induced errors
KR101144683B1 (ko) * 2004-03-01 2012-05-25 가부시키가이샤 니콘 사전 계측 처리 방법, 노광 시스템 및 기판 처리 장치
US7728953B2 (en) 2004-03-01 2010-06-01 Nikon Corporation Exposure method, exposure system, and substrate processing apparatus
JP2006108474A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Canon Inc 露光装置及びそれを用いたデバイス製造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60120360A (ja) * 1983-12-05 1985-06-27 Nec Kyushu Ltd 縮小投影型露光装置
EP0163199A3 (de) * 1984-05-29 1988-09-14 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Ermittlung von Deckungsfehlern zwischen nacheinander fotolithografisch auf eine Halbleiterscheibe zu übertragenden Strukturen
JPS6276622A (ja) * 1985-09-30 1987-04-08 Hitachi Ltd 縮小投影式アライメント方法及びその装置
JPS6298725A (ja) * 1985-10-25 1987-05-08 Canon Inc 信号検出装置
US4795261A (en) * 1985-12-24 1989-01-03 Hitachi, Ltd. Reduction projection type aligner
JPH0785466B2 (ja) * 1986-07-04 1995-09-13 キヤノン株式会社 位置合せ装置
JPH0650714B2 (ja) * 1986-07-17 1994-06-29 キヤノン株式会社 露光方法
DE3735154C2 (de) * 1986-10-17 1994-10-20 Canon Kk Verfahren zum Erfassen der Lage einer auf einem Objekt vorgesehenen Marke
JP2634620B2 (ja) * 1988-03-10 1997-07-30 株式会社日立製作所 投影式露光方法およびその装置
JP2773147B2 (ja) * 1988-08-19 1998-07-09 株式会社ニコン 露光装置の位置合わせ装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5120134A (en) 1992-06-09
JPH02170515A (ja) 1990-07-02
DE3942678C2 (de) 1994-06-23
DE3942678A1 (de) 1990-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2683075B2 (ja) 半導体製造装置及び方法
TWI453546B (zh) 檢查方法和裝置,微影裝置,微影製程單元及器件製造方法
US4741622A (en) Method and apparatus for detecting diversion
EP3048637B1 (en) Exposure apparatus and expsure method
JPH03155112A (ja) 露光条件測定方法
US4803524A (en) Method of and apparatus for detecting the accuracy of superposition exposure in an exposure apparatus
US6816252B2 (en) Apparatus for determining an overlay error and critical dimensions in a semiconductor structure by means of scatterometry
TWI633298B (zh) 用於在檢測系統中聚焦的方法及裝置
JPS6313330A (ja) 位置合せ装置
JP4323636B2 (ja) 位置計測方法及び位置計測装置
US6741334B2 (en) Exposure method, exposure system and recording medium
JPH1022213A (ja) 位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP2822229B2 (ja) 位置合わせ方法及び装置
JPH0963924A (ja) アライメント方法
JPH0743312A (ja) 表面状態検査装置及び該装置を備える露光装置
JPH0230112A (ja) 露光条件測定方法
JPH05217872A (ja) 投影光学系の検査方法
JPH06167308A (ja) 重ね合わせ精度の測定方法
JPH08304999A (ja) 位相シフトマスク及びそれを用いた焦点位置検出方法
JP2550976B2 (ja) アライメント方法
JPH0743311A (ja) 表面状態検査装置及び該装置を備える露光装置
JPH0969480A (ja) 位置合わせ方法及び該方法を使用する露光装置
JPH0969485A (ja) 位置合わせ方法
JP2003068613A (ja) 位置合わせ装置
JPH07333167A (ja) 表面状態検査装置及びそれを用いた露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees