JP2682795B2 - 電子ビーム溶接装置 - Google Patents

電子ビーム溶接装置

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JP2682795B2
JP2682795B2 JP6022867A JP2286794A JP2682795B2 JP 2682795 B2 JP2682795 B2 JP 2682795B2 JP 6022867 A JP6022867 A JP 6022867A JP 2286794 A JP2286794 A JP 2286794A JP 2682795 B2 JP2682795 B2 JP 2682795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、例えばアルミニウ
ム又はアルミニウム合金により、絶縁リング構成体と蓋
との間又は絶縁リング構成体と電槽容器との間等を溶接
する場合に使用される電子ビーム溶接装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 この種の溶接装置においては、真空等
の所定の溶接雰囲気に保持されるチャンバーに、電子ビ
ーム等の溶接ビームを照射するための電子ビーム照射機
が設けられている。そして、このチャンバー内にワーク
を複数配置して所定の真空状態とし、ワークを1つず
つ、電子ビーム照射機から照射される溶接ビームによ
り、ワーク上の所定箇所に溶接を施すようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、このよう
な従来の溶接方法では、電子ビームによるワークの溶接
部から電子ビーム照射機側へスパッタやガス等の金属蒸
気が逆流するおそれがあった。特に、この現象はアルミ
ニウム又はアルミニウム合金部材の溶接の際に顕著に発
生し問題があった。この場合、電子ビーム照射室内でア
ーキング現象が誘発され、溶接不良を起こしたり、装置
の動作が停止したりするという問題があった。また、チ
ャンバー内に複数のワークを配置して溶接操作を行うよ
うにした場合には、溶接時にスパッタ等が隣接するワー
クに飛散し、そのワークの品質を損なうという問題があ
った。
【0004】しかも、電子ビームによる溶接時には、チ
ャンバー内で複数のワークを搬送する搬送系にもスパッ
タ等が付着し、搬送系の動作に不具合をきたし、その運
転が停止したり、メンテナンスが面倒であるという問題
があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、電子ビームによるワークの溶接部から電
子ビーム照射機側へスパッタやガス等の金属蒸気が逆流
するおそれを防止し、電子ビーム照射室内でのアーキン
グ現象、溶接不良や装置の動作停止を回避できる電子ビ
ーム溶接装置を提供することにある。
【0006】また、他の目的とするところは、溶接時に
スパッタ等が隣接するワークに飛散し、そのワークの品
質を損なうことのない電子ビーム溶接装置を提供するこ
とにある。さらに、他の目的は、電子ビームによる溶接
時に、チャンバー内で複数のワークを搬送する搬送系に
スパッタ等が付着するのを防止して、搬送系の動作の不
具合、その運転停止やメンテナンスの困難を解消するこ
とができる電子ビーム溶接装置を提供することにある。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1 に記載の溶接装
置の発明では、所定の溶接雰囲気に保持されるチャンバ
を備えた装置本体と、前記チャンバー内において複数
のワークをそれぞれ支持するホルダを設けた搬送用パレ
ットと、前記チャンバー内の底部において前記搬送用パ
レットを支持して搬送する搬送機構と、その搬送機構に
よってチャンバー内の所定位置に搬送されたワークに溶
接ビームを照射する電子ビーム照射機と、ワークの溶接
部から電子ビーム照射機側へ金属蒸気が逆流するのを防
止するためにチャンバー内に設けられたスパッタ防止カ
バーとを備え 前記装置本体の下側に電子ビーム照射機
と対向するように突上げ用シリンダを配設し、そのピス
トンロッドに取り付けたプッシャを前記ホルダのうち電
子ビーム照射機と対応する位置にあるホルダに支持され
たワークの下面を前記プッシャにより突き上げて、ワー
クを電子ビーム照射位置に変位可能に構成したことを特
徴とするものである。
【0011】また、請求項に記載の発明では、請求項
に記載の発明において、前記スパッタ防止カバーは、
ワークの溶接部から隣接するワーク側へ金属蒸気が飛散
するのを防止する側壁部を有していることを特徴とする
ものである。
【0012】加えて、請求項に記載の発明では、請求
の発明において、前記ワークの材質がアルミニウム
又はアルミニウム合金であることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】 この発明の溶接装置は、溶接雰囲気に保持され
るチャンバーと、チャンバー内で複数のワークを搬送す
る搬送機構と、ワークに溶接ビームを照射する電子ビー
ム照射機と、ワークの溶接部から電子ビーム照射機側へ
の金属蒸気の逆流を防止するスパッタ防止カバーとを備
えている。このため、複数のワークが同時にチャンバー
内で所定位置まで搬送されて溶接操作が行われ、チャン
バー内を頻繁に真空等の所定の溶接雰囲気にする必要が
なく、多数のワークの溶接を短時間に能率良く行うこと
ができる。しかも、この溶接は、ワークがアルミニウム
又はアルミニウム合金の場合に有効に行われる。
【0016】
【実施例】 以下、この発明を具体化した一実施例を、
図1〜図4に基づいて詳細に説明する。図1、図3及び
図4に示すように、両端を開口した四角箱型の装置本体
1は複数の支柱2を介して床面3上に装設され、その内
部には溶接を行うためのチャンバー4が形成されてい
る。一対の開閉扉5,6は装置本体1の両端開口部に配
設され、チャンバー4内へのワークWの搬入出時におい
て、図示しない開放機構により上下方向に開閉される。
排気口7は装置本体1の側壁に設けられ、排気ダクト8
を介して図示しない真空ポンプに接続されている。そし
て、この真空ポンプの作動により、チャンバー4内が所
定の溶接雰囲気としての真空状態に保持される。
【0017】搬送機構を構成する一対の搬送用コンベア
9は前記装置本体1の内底部に敷設され、チャンバー4
の長手方向に延びている。送込み用コンベア10は装置
本体1の一端側において支柱11を介して床面3上に敷
設され、搬送用コンベア9の送込み側端部に連続して延
びている。送出し用コンベア12は装置本体1の他端側
において支柱13を介して床面3上に敷設され、搬送用
コンベア9の送出し側端部に連続して延びている。
【0018】平板状の搬送用パレット14は前記各コン
ベア9,10,12によりチャンバー4内に搬入出可能
に設けられ、その中央部には複数の透孔15が長手方向
へ所定間隔おきに形成されている。複数(実施例では4
つ)の円筒状のホルダ16は各透孔15に対応して搬送
用パレット14上に突設され、これらのホルダ16内に
複数のワークWが着脱可能に嵌挿保持される。なお、こ
の実施例ではワークWはアルミニウム又はアルミニウム
合金製の容器からなり、その絶縁リング構成体Waと蓋
Wbとの間、あるいは絶縁リング構成体Waと電槽容器
Wcとの間を溶接するようになっている。
【0019】突上げ用シリンダ17は前記装置本体1の
下部中央に配設され、そのピストンロッド18が一対の
搬送用コンベア9間においてチャンバー4内に突出され
ている。プッシャ19はピストンロッド18の先端に設
けられ、突上げ用シリンダ17によって昇降移動され
る。そして、搬送用パレット14上の1つのワークWが
プッシャ19と対応する位置に搬送された状態で、プッ
シャ19が透孔15を介して上昇されたとき、ホルダ1
6内のワークWが所定の高さ位置まで突き上げられる。
【0020】電子ビーム照射機20は前記突上げ用シリ
ンダ17に対応して装置本体1の側部に配設されてい
る。そして、1つのワークWが所定の高さ位置まで突き
上げられた状態で、この電子ビーム照射機20からワー
クWの溶接部に溶接ビームとしての電子ビームが照射さ
れて、そのワークWに溶接が施される。冷却装置を有す
る治具21は突上げ用シリンダ17に対応して装置本体
1の上部に配設されている。そして、この冷却装置21
によりワークWの溶接時に、その溶接部が異常加熱しな
いように冷却されながら保持される。
【0021】図1〜図4に示すように、スパッタ防止カ
バー22は前記電子ビーム照射機20の下部近傍におい
て、一対の支持ロッド23を介して装置本体1の内側部
に移動可能に支持されている。移動用シリンダ24は取
付ブラケット25を介して装置本体1の外側部に取り付
けられ、そのピストンロッド26が連結板27を介して
支持ロッド23に連結されている。そして、この移動用
シリンダ24によって、スパッタ防止カバー22が図1
に実線で示すようにワークWから離間した退避位置と、
同図に鎖線で示すようにワークWに接近した作用位置と
に移動される。
【0022】前記スパッタ防止カバー22は、幅の広い
下部カバー部28と、その中央上部に突出固定された幅
の狭い上部カバー部29とから構成されている。凹状の
孔30は上部カバー部29の上端中央に形成され、この
孔30を通過して電子ビーム照射機20からワークWに
電子ビームが照射される。そして、このスパッタ防止カ
バー22の上下両カバー部28,29によって、溶接時
に発生するガスやスパッタ等がワークWの溶接部から電
子ビーム照射機20側へ逆流するのが防止される。
【0023】各一対の側壁部31,32は前記上下両カ
バー部28,29の両側からワークW側に向かって折曲
形成されている。そして、この側壁部31,32によっ
て、溶接時に発生するスパッタ等がワークWの溶接部か
ら隣接するワークW側に飛散付着するのが防止される。
底壁部33は下部カバー部28の下端縁からワークW側
に向かって折曲形成され、その中央にはワークWとの干
渉を避けるための凹部34が設けられている。そして、
この底壁部33によって、溶接時に発生するスパッタ等
がワークWの溶接部から搬送用コンベア9側に飛散付着
するのが防止される。
【0024】次に、前記のように構成されたこの実施例
の動作を説明する。さて、この電子ビーム溶接装置にお
いては、搬送用パレット14のホルダ16内に複数のワ
ークWを嵌挿保持した状態で、その搬送用パレット14
を送込み用コンベア10上に載置する。この状態で装置
を起動させると、装置本体1の搬入側開閉扉5が開放さ
れるとともに、送込み用コンベア10及び搬送用コンベ
ア9が周回作動される。これにより、搬送用パレット1
4が図3の矢印方向に移送されて、複数のワークWがチ
ャンバー4内へ同時に搬入され、最初のワークWが電子
ビーム照射機20と対応する位置に配置される。その
後、搬入側開閉扉5が閉成されるとともに、図示しない
真空ポンプにより、排気口7等を介してチャンバー4内
が所定の溶接雰囲気としての真空状態にされる。
【0025】次に、突上げ用シリンダ17によりプッシ
ャ19が搬送用パレット14の透孔15を介して上昇さ
れ、最初のホルダ16内のワークWが所定の高さ位置ま
で突上げられて、治具21により保持される。また、移
動用シリンダ24により、スパッタ防止カバー22が図
1に実線で示す退避位置から鎖線で示す作用位置に移動
配置される。この状態で、電子ビーム照射機20からス
パッタ防止カバー22の孔30を通してワークW上の所
定溶接部に電子ビームが照射されて、ワークWの溶接が
行われる。このとき、治具21の冷却装置により、ワー
クWの溶接部が冷却されて異常加熱が防止される。
【0026】そして、搬送用パレット14上の1つのワ
ークWの溶接が終了した後、移動用シリンダ24によ
り、スパッタ防止カバー22が図1に鎖線で示す作用位
置から実線で示す退避位置に復帰移動される。また、突
上げ用シリンダ17の後退により、プッシャ19が下降
されて、ワークWが突上げ状態から解放される。この状
態で、搬送用コンベア9により搬送用パレット14が図
1の矢印方向に移動され、次のワークWが電子ビーム照
射機20と対応する位置に配置される。
【0027】その後、搬送用パレット14上の複数のワ
ークWについて、前述した各動作が繰り返し行われて、
それらのワークWに溶接が施される。そして、全部のワ
ークWの溶接が終了すると、搬出側開閉扉6が開放され
るとともに、搬送用コンベア9及び送出し用コンベア1
2が作動される。これにより、搬送用パレット14が図
3の矢印方向に移送されて、複数のワークWがチャンバ
ー4内が同時に搬出される。
【0028】以上のように、この実施例の電子ビーム溶
接装置においては、送込み用コンベア10と搬送用コン
ベア9により、複数のワークWがチャンバー4内へ同時
に搬入されて、それらのワークWに対し連続的に溶接が
行われるようになっている。このため、ワークWを1つ
ずつチャンバー4内へ搬入出していた従来装置のよう
に、チャンバー4内を頻繁に真空状態にする必要がな
い。従って、多数のワークWの溶接を短時間に能率良く
行うことができる。
【0029】また、この実施例の電子ビーム溶接装置に
おいては、ワークWの溶接時に、その溶接部と電子ビー
ム照射機20との間にスパッタ防止カバー22が配設さ
れ、その上下両カバー部28,29により電子ビーム照
射機20側が覆われるようになっている。このため、溶
接時に発生するガスやスパッタ等がワークWの溶接部か
ら電子ビーム照射機20側に逆流することはなく、電子
ビーム照射機20内でアーキング現象等の事故を誘発す
るのを防ぐことができる。従って、アーキング現象等の
事故の誘発に伴い、溶接不良が生じたり溶接装置の運転
が停止したりするおそれを確実に防止することができ
る。なお、スパッタ防止カバー22はコンパクトに形成
されているため、チャンバー4内に容易に収容され、チ
ャンバー4を大型化する必要はない。
【0030】さらに、この実施例の電子ビーム溶接装置
では、スパッタ防止カバー22における上下両カバー部
28,29の両側に側壁部31,32が設けられ、この
側壁部31,32により隣接するワークW側が覆われる
ようになっている。このため、複数のワークWをチャン
バー4内へ同時に搬入出して溶接を行う場合でも、溶接
時に発生するスパッタ等が、ワークWの溶接部から隣接
するワークW側に飛散するのを防ぐことができる。従っ
て、隣接するワークWにスパッタ等が付着して、製品不
良が発生するおそれを確実に防止することができる。
【0031】しかも、この実施例の電子ビーム溶射装置
では、スパッタ防止カバー22における下部カバー部2
8の下側に底壁部33が設けられ、この底壁部33によ
り搬送用コンベア9側が覆われるようになっている。こ
のため、溶接時に発生するスパッタ等が、ワークWの溶
接部から搬送用コンベア9側に飛散するのを防ぐことが
できる。従って、搬送用コンベア9にスパッタ等が付着
して、その搬送用コンベア9がスムーズに作動しなくな
るおそれを確実に防止することができる。
【0032】
【別の実施例】 次に、この発明の別の実施例を図5に
基づいて説明する。さて、この実施例においては、装置
本体1のチャンバー4内に、各一対のプッシャ19、電
子ビーム照射機20、治具21及びスパッタ防止カバー
22が、所定の間隔をおいて配設されている。また、搬
送用パレット14上には6つのホルダ16が設けられ、
これらのホルダ16内にワークWを嵌挿保持した状態
で、一対の搬送用パレット14がチャンバー4内へ同時
に搬入出されるようになっている。
【0033】そして、この搬送用パレット14の搬入状
態で、一方のプッシャ19、電子ビーム照射機20、治
具21及びスパッタ防止カバー22の協働により、ワー
クW上の1つの溶接部に溶接が行われる。その後、他方
のプッシャ19、電子ビーム照射機20、冷却装置21
及びスパッタ防止カバー22の協働により、ワークW上
の他の1つの溶接部に溶接が行われる。従って、例えば
ワークWがアルミニウム又はアルミニウム合金である場
合において、その絶縁リング構成体Waと蓋Wbとの
間、及び絶縁リング構成体Waと電槽容器Wcとの間の
溶接を、1つのチャンバー4内で連続して能率的に行う
ことができる。
【0034】なお、この発明は前記各実施例の構成に限
定されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない
範囲で、次のように任意に変更して具体化することも可
能である。 (1)搬送用パレット14上に保持するワークWの数
を、前記実施例とは異なった数に変更すること。 (2)スパッタ防止カバー22の下部カバー部28と上
部カバー部29とを一体に形成すること。 (3)スパッタ防止カバー22の上部カバー部29に円
形の孔30を形成すること。
【0035】
【発明の効果】 この発明は、以上説明したように構成
されているため、次のような優れた効果を奏する。電子
ビームによるワークの溶接部から電子ビーム照射機側へ
スパッタやガス等の金属蒸気が逆流するおそれを防止
し、電子ビーム照射室内でのアーキング現象、溶接不良
や装置の動作停止を回避することができる。
【0036】また、溶接時にスパッタ等が隣接するワー
クに飛散し、そのワークの品質を損なうことがない。さ
らに、電子ビームによる溶接時に、チャンバー内で複数
のワークを搬送する搬送系にスパッタ等が付着するのを
防止して、搬送系の動作の不具合、その運転停止やメン
テナンスの困難を解消することができる。加えて、ワー
クがアルミニウム又はアルミニウム合金である場合に、
電子ビームによる溶接が効果的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を電子ビーム溶接装置に具体化した
一実施例を示すもので、図3のA−A線における部分拡
大断面である。
【図2】 その電子ビーム溶接装置におけるスパッタ防
止カバーを拡大し示す斜視図である。
【図3】 電子ビーム溶接装置の全体構成を示す縦断面
図である。
【図4】 図3のB−B線における断面図である。
【図5】 この発明を具体化した電子ビーム溶接装置の
別の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1…装置本体、4…チャンバー、9…
搬送機構を構成する搬送用コンベア、17…突上げ用シ
リンダ、18…ピストンロッド、19…プッシャ、20
…電子ビーム照射機、22…スパッタ防止カバー、28
…下部カバー部、29…上部カバー部、31…側壁部、
32…側壁部、33…底壁部、W…ワーク。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の溶接雰囲気に保持されるチャンバ
    を備えた装置本体と、前記チャンバー内において複数のワークをそれぞれ支持
    するホルダを設けた搬送用パレットと、 前記 チャンバー内の底部において前記搬送用パレットを
    支持して搬送する搬送機構と、 その搬送機構によってチャンバー内の所定位置に搬送さ
    れたワークに溶接ビームを照射する電子ビーム照射機
    と、 ワークの溶接部から電子ビーム照射機側へ金属蒸気が逆
    流するのを防止するためにチャンバー内に設けられたス
    パッタ防止カバーとを備え 前記装置本体の下側に電子ビーム照射機と対向するよう
    に突上げ用シリンダを配設し、そのピストンロッドに取
    り付けたプッシャを前記ホルダのうち電子ビーム照射機
    と対応する位置にあるホルダに支持されたワークの下面
    を前記プッシャにより突き上げて、ワークを電子ビーム
    照射位置に変位可能に構成した電子ビーム 溶接装置。
  2. 【請求項2】 前記スパッタ防止カバーは、ワークの溶
    接部から隣接するワーク側へ金属蒸気が飛散するのを防
    止する側壁部を有している請求項に記載の電子ビーム
    溶接装置。
  3. 【請求項3】 前記ワークの材質がアルミニウム又はア
    ルミニウム合金である請求項に記載の電子ビーム溶接
    装置。
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