JP2682630B2 - 磁気検出装置 - Google Patents

磁気検出装置

Info

Publication number
JP2682630B2
JP2682630B2 JP63036913A JP3691388A JP2682630B2 JP 2682630 B2 JP2682630 B2 JP 2682630B2 JP 63036913 A JP63036913 A JP 63036913A JP 3691388 A JP3691388 A JP 3691388A JP 2682630 B2 JP2682630 B2 JP 2682630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
series
unit segments
stripes
constant current
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63036913A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01212313A (ja
Inventor
崇 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP63036913A priority Critical patent/JP2682630B2/ja
Publication of JPH01212313A publication Critical patent/JPH01212313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2682630B2 publication Critical patent/JP2682630B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンコーダ等に使用される磁気検出装置に関
する。
(従来の技術) エンコーダ等に使用される磁気検出装置としては一定
波長λの繰り返し信号が着磁記録された磁気記録媒体
と、該磁気記録媒体と対向する磁気ストライプを有する
磁気抵抗素子を備えた磁気検出装置であって、互いに
(n−1/2)λ(nは自然数)の間隔で配置し、かつ直
列に接続した2m本(mは自然数)の磁気抵抗ストライプ
を単位セグメントとして上記磁気抵抗素子を形成すると
共に、上記磁気抵抗素子を定電流源により駆動すること
を特徴とするものが提案されている。この磁気検出装置
は例えば第7図に示すように磁気ドラム1、磁気抵抗素
子2、定電流源3〜6及び差動増幅器7,8により構成さ
れる。磁気ドラム1は回転方向へN極とS極が一定の間
隔で交互に着磁されることにより一定波長λの繰い返し
信号が着磁された磁気記録媒体であり、磁気抵抗素子2
は複数本の磁気抵抗(以下MRという)ストライプ9〜16
により構成されて引出し端子17〜20,電流端子21,22が設
けられている。このMRストライプ9〜16は磁気ドラム1
と対向してその回転方向へλ/2,λ/4,λ/2,λ/8,λ/2,
λ/4,λ/2の間隔をおいて配置され、一対ずつ直列に接
続されてその電圧Vcの直流電源に接続されて他端がそれ
ぞれ定電流源3〜6に接続される。このMRストライプ9
〜16は定電流源3〜6により電流Iが供給され、磁気ド
ラム1から受ける磁気信号によりそれぞれ抵抗値R
11(x),R12(x),R13(x),R14(x),R15(x),R
16(x),R17(x),R18(x)が磁気ドラム1とMR素子
2との相対的移動距離に応じて変化する。差動増幅器7
は定電流源3,4の電圧V11(x),V14(x)の差動増幅を
行い、差動増幅器8が定電流源5,6の電圧V15(x),V18
(x)の差動増幅を行う。磁気ドラム1とMR素子2が矢
印方向へ相対的に移動すると、MRストライプ9と10、11
と12の抵抗値R11(x)とR12(x)、R13(x)とR
14(x)がそれぞれ同相で変化し、さらにMRストライブ
9と11の抵抗値R11(x)、R13(x)が逆相で変化し、
かつMRストライプ9と11の抵抗値R11(x),R13(x)
が90゜の位相差で変化して差動増幅器7,8から90゜の位
相差を有する正弦波e11(x),e12(x)が得られる。
今、磁気ドラム1とMRストライプ9との相対的移動距
離をxとすると、MRストライプ9の抵抗値R11(x)を
基準として各MRストライプ10〜16の抵抗値R12(x)〜R
18(x)は次の式で表わされる。
R12(x)=R11(x+λ/2) R13(x)=R11(x+3λ/4) R14(x)=R11(x+5λ/4) =R11(x+λ/4) R15(x)=R11(x+11λ/8) =R11(x+3λ/8) R16(x)=R11(x+15λ/8) =R11(x+7λ/8) R17(x)=R11(x+17λ/8) =R11(x+λ/8) R18(x)=R11(x+21λ/8) =R11(x+5λ/8) また各定電流源3〜6の電圧V11(x),V14(x),V
15(x),V18(x)は V11(x)=Vc−{R12(x)+R11(x)}I V14(x)=Vc−{R13(x)+R14(x)}I V15(x)=Vc−{R16(x)+R15(x)}I V18(x)=Vc−{R17(x)+R18(x)}I となる。差動増幅器7,8の増幅率を1とすると、差動増
幅器7,8の出力信号e11(x),e12(x)は次式のように
なる。
e11(x)=V11(x)−V14(x) ={R13(x)+R14(x)−R12(x)−R11(x)}I ={R11(x+3λ/4)+R11(x+λ/4) −R11(x+λ/2)−R11(x)}I e12(x)=V15(x)−V18(x) ={R17(x)+R18(x)−R16(x)−R15(x)}I ={R11(x+λ/8)+R11(x+5λ/8) −R11(x+7λ/8)−R11(x+3λ/8)}I (発明が解決しようとする課題) 上記磁気検出装置ではMRストライプ9〜16は直流電源
と定電流電源3〜6との各間に直列に接続されている数
が少なくて抵抗値が小さいので、消費電流が大きい。ま
たMRストライプ9〜16の配置の広がりが大きいので、そ
の外側のMRストライプは磁気ドラム1との間隔が大きく
なって磁気ドラム1から受ける信号磁界が小さくなり、
抵抗値変化が小さくて検出信号電圧が小さくなる。
(課題を解決するための手段) 本発明は、一定波長λの繰り返し信号を着磁記録した
磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対向する磁気抵抗素
子とを備えた磁気検出装置において、上記磁気抵抗素子
は少なくとも1往復折り返した磁気抵抗ストライプを単
位セグメントとし、該単位セグメントをλ/4毎の間隔で
単位セグメントからの引き出し線導出方向が互い違いに
なるよう複数個並列に配置して2相分の磁気抵抗素子を
構成し、各相分毎の磁気抵抗素子はそれぞれ奇数番目に
位置する単位セグメント同士を直列に接続すると共に偶
数番目に位置する単位セグメント同士を直列に接続して
構成し、かつ、各相分毎の磁気抵抗素子は上記直列に接
続した奇数番目の単位セグメントを定電流源によりそれ
ぞれ駆動すると共に、上記直列に接続した偶数番目の単
位セグメントを定電流源によりそれぞれ駆動し、各相分
毎に上記直列に接続した奇数番目の単位セグメントを駆
動する定電流源の電圧と、上記直列に接続した偶数番目
の単位セグメントを駆動する定電流源の電圧とを差動増
幅器に入力してこれらの差動増幅器から90゜の位相差を
有する2相の差動信号を出力するようにしたものであ
る。
(作 用) 各相分毎の磁気抵抗素子は直列に接続した奇数番目の
単位セグメントが定電流源によりそれぞれ駆動されると
共に、直列に接続した偶数番目の単位セグメントが定電
流源によりそれぞれ駆動され、各相分毎に直列に接続し
た奇数番目の単位セグメントを駆動する定電流源の電圧
と、直列に接続した偶数番目の単位セグメントを駆動す
る定電流源の電圧とが差動増幅器に入力されてこれらの
差動増幅器から90゜の位相差を有する2相の差動信号が
出力される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す。
この実施例は前述の磁気検出装置においてMR素子1の
代りにMRストライプ31〜38で構成したMR素子39用いると
共に定電流源3〜6の代りに定電流源40〜43を用いたも
のであり、MRストライプ31〜38は一対のMRストライプ31
と32,33と34,35と36,37と38がそれぞれ直列に接続され
てその各一端が電源端子44,45に接続されると共に他端
がそれぞれ引出し端子46〜49に接続される。このMRスト
ライプ31〜38はそれぞれ1往復折り返して2つのMRスト
ライプ部311,312……381,382を直列に接続したものと
し、この各2つのMRストライプ部311,322……381,382の
間隔を近くして磁気ドラム1との相対的移動距離xに対
して抵抗値変化が従来のような折り返し無しの1つのMR
ストライプと同じであると近似できるようにする。この
ようなMRストライプ31〜38は抵抗値が従来のような折り
返し無しの1つのMRストライプの2倍となる。MR素子39
の電源端子44,45は電圧Vcの直流電源に接続され、MR素
子39の引出し端子46〜49はそれぞれ定電流源40〜43に接
続される。このMRストライプ31〜38は磁気ドラム1と対
向してその回転方向へ31,34,32,33,36,37,35,38の順に
λ/4,λ/4,λ/4,λ/8,λ/4,λ/4,λ/4の間隔で引出し導
線出方向が互い違いになるように並列に配置される。
このように、この実施例は、一定波長λの折り返し信
号を着磁記録した磁気記録媒体1と、該磁気記録媒体1
に対向するMR素子39とを備えた磁気検出装置において、
上記MR素子は少なくとも1往復折り返したMRストライプ
31〜28を単位セグメントとし、該単位セグメント31〜38
をλ/4毎の間隔で単位セグメントからの引き出し線導出
方向が互い違いになるよう複数個並列に配置して2相分
のMR抗素子を構成し、各相分毎のMR素子はそれぞれ奇数
番目に位置する単位セグメント同士を直列に接続すると
共に偶数番目に位置する単位セグメント同士を直列に接
続して構成し、かつ、各相分毎のMR素子は上記直列に接
続した奇数番目の単位セグメントを定電流源40、43によ
りそれぞれ駆動すると共に、上記直列に接続した偶数番
目の単位セグメントを定電流源41、42によりそれぞれ駆
動し、各相分毎に上記直列に接続した奇数番目の単位セ
グメントを駆動する定電流源40、43の電圧と、上記直列
に接続した偶数番目の単位セグメントを駆動する定電流
源41、42の電圧とを差動増幅器7、8に入力してこれら
の差動増幅器7、8から90゜の位相差を有する2相の差
動信号を出力するようにしたものである。
MRストライプ31〜38の各抵抗値をR21(x)〜R
28(x)とすれば次の式が成り立つ。
R21(x)=2R11(x) R22(x)=R21(x+λ/2) =2R11(x+λ/2) R23(x)=R21(x+3λ/4) =2R11(x+3λ/4) R24(x)=R21(x+λ/4) =2R11(x+λ/4) R25(x)=R21(x+11λ/8) =2R11(x+3λ/8) R26(x)=R21(x+7λ/8) =2R11(x+7λ/8) R27(x)=R21(x+9λ/8) =2R11(x+λ/8) R28(x)=R21(x+13λ/8) =2R11(x+5λ/8) この実施例では前述の磁気検出装置に比べてMRストラ
イプ31〜38の抵抗値が2倍となって定電流源40〜43の電
流値がI/2となり、動作は前述の磁気検出装置と同様で
ある。
この実施例によれば、直列に接続されたMRストライプ
31〜38が1往復折り返されているので、直列ラインにお
けるMRストライプの本数が増えてその抵抗値が大きくな
り、消費電力を小さくすることができる。また、MRスト
ライプ31〜38はλ/4毎の間隔で単位セグメントからの引
き出し線導出方向が互い違いになるよう複数個並列に配
置し、しかも、1相分の単位にセグメントの内奇数番目
に位置する同士を直列に接続すると共にこの直列ライン
の一端を第1の定電流源40、43に接続し、偶数番目に位
置する同士を直列に接続すると共にこの直列ラインの一
端を第2の定電流源41、42に接続して、上記2本の直列
ラインをそれぞれ差動増幅器7、8の入力端子に接続し
て該差動増幅器7、8ら差動信号を出力し、磁気抵抗素
子を定電流源により駆動するように構成したので、2本
の直列ラインからλ/4(即ち90゜)位相のずれた位相信
号を効率良く得ることができるとともに、MRストライプ
の配置の広がりを小さくすることができ、外側のMRスト
ライプも十分に強い信号磁界を受けて、もって検出信号
電圧を増大させることができる。特に、当該磁気抵抗素
子を定電流源により駆動することにより、複数の単位セ
グメントを接続した直列ラインと差動増幅器の入力端子
との接続点よりも接地電位側には定電流源を設けるだけ
で出力信号を得ることができ、必要とするMRストライプ
数を半減することができる。したがって、直列ラインの
配線をクロスオーバーさせることなく一層構造で磁気抵
抗素子を形成することができて低コストにでき、MRスト
ライプの配置の拡がりを小さくすることができる。この
MRストライプ31〜38の配置の拡がりは13λ/8となって前
述の磁気検出装置の21λ/8に比べてλだけ狭くなる。
第2図は本発明の他の実施例を示す。
この実施例は上記実施例においてMR素子39の代りにMR
ストライプ51〜58で構成したMR素子59を用いると共に定
電流源40〜43の代りに定電流源70〜73を用いたものであ
り、MRストライプ51〜58は一対のMRストライプ51と52,5
3と54,55と56,57と58がそれぞれ直列に接続されてその
各一端が電源端子64,65に接続されると共に他端がそれ
ぞれ引出し端子66〜69に接続される。このMRストライプ
51〜58はそれぞれ2往復折り返して4つのMRストライプ
部511〜514……581〜582を直列に接続したものとし、こ
の各4つのMRストライプ部511〜514……581〜584をその
間隔を狭くすることによりベタ配置として磁気ドラム1
との相対的移動距離xに対して抵抗値変化が従来のよう
な折り返し無しの1つのMRストライプと同じであると近
似できるようにする。このようなMRストライプ51〜58は
抵抗値が従来のような折り返し無しの1つのMRストライ
プの4倍となる。MR素子59の電源端子64,65は電圧Vcの
直流電源に接続され、MR素子59の引出し端子66〜69はそ
れぞれ定電流源70〜73に接続される。このMRストライプ
51〜58は磁気ドラム1と対向してその回転方向へ51,54,
52,53,57,55,58,56の順にλ/4,λ/4,λ/4,3λ/8,λ/4,
λ/4,λ/4の間隔で引出し導線出方向が互い違いになる
ように並列に配置される。
このように、この実施例は、一定波長λの繰り返し信
号を着磁した磁気記録媒体1と、該磁気記録媒体1に対
向するMR素子59とを備えた磁気検出装置において、上記
MR素子59は少なくとも1往復折り返したMRストライプ51
〜58を単位セグメントとし、該単位セグメント51〜58を
λ/4毎の間隔で単位セグメントからの引き出し線導出方
向が互い違いになるよう複数個並列に配置して2相分の
MR素子を構成し、各相分毎のMR素子はそれぞれ奇数番目
に位置する単位セグメント同士を直列に接続すると共に
偶数番目に位置する単位セグメント同士を直列に接続し
て構成し、かつ、各相分毎のMR素子は上記直列に接続し
た奇数番目の単位セグメントを定電流源70、73によりそ
れぞれ駆動すると共に、上記直列に接続した偶数番目の
単位セグメントを定電流源71、72によりそれぞれ駆動
し、各相分毎に上記直列に接続した奇数番目の単位セグ
メントを駆動する定電流源70、73の電圧と、上記直列に
接続した偶数番目の単位セグメントを駆動する定電流源
71、72の電圧とを差動増幅器7、8に入力してこれらの
差動増幅器7、8から90゜の位相差を有する2相の差動
信号を出力するようにしたものである。
この実施例では前述の磁気検出装置に比べてMRストラ
イプ51〜58の抵抗値が4倍となって定電流源70〜73の電
流値がI/4となり、動作は前述の磁気検出装置と同様で
ある。
MRストライプ51は4つのMRストライプ部511〜514がλ
/16の間隔で配置されていて4つのMRストライプ部511〜
514の各抵抗値をR311(x),R312(x),R313(x),R
314(x)とすると、MRストライプ51の抵抗値R31(x)
は R31(x)=R311(x)+R312(x)+R313(x)+R
314(x) =R11(x−3λ/32)+R11(x−λ/32) +R11(x+λ/32)+R11(x+3λ/32) となる。他のMRストライプ52〜58も同様である。
今、信号磁界の磁気記録媒体1に平行な磁束密度成分
を B(x)=B0+Ba sin(2π/λ)x とする。ここでB0は外乱磁束密度、Baは磁気ドラム1の
磁気記録信号から発生する信号磁束密度の振幅、λは磁
気記録信号の波長である。MRストライプの印加磁束密度
に対する抵抗変化率は第3図に示すように2次曲線に近
似して ρ=(B(x))=A{B(x)} と仮定する。ρは減少率である。この場合MRストライプ
の相対的移動距離xに対する抵抗値R11(x)は R11(x)=R0{1−ρ(B(x))} で表わされる。MRストライプは外部から印加される磁束
密度B(x)がO[gauss]のときR0の抵抗値を示す
が、磁束密度B(x)が加わると、R0−R0ρ(B
(x))となってR0ρ(B(x))だけ減少することが
わかる。R11(x)を書き直すと、 R11(x)=R0{1−A(B0+Basin(2π/λ)
x)} =R0{1−A(B0 2+Ba2/2+2B0Basin(2π/λ)x −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} となる。同様に R311(x)=R11(x−3λ/32) =R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)(x−3λ/32) −(Ba2/2)cos(4π/λ)(x−3λ/32))} R312(x)=R11(x−λ/32) =R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)(x−λ/32) −(Ba2/2)cos(4π/λ)(x−λ/32))} R313(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)(x−λ/32) −(Ba2/2)cos(4π/λ)(x+λ/32))} R314(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)(x+3λ/32) −(Ba2/2)cos(4π/λ)(x+3λ/32))} となり、MRストライプ51の抵抗値R31(x)は R31(x)=R0[4−A{4B0 2+4Ba2/2 +2B0Ba{sin(2π/λ)(x−3λ/32) +sin(2π/λ)(x+3λ/32) +sin(2π/λ)(x−λ/32) +sin(2π/λ)(x+λ/32) −(Ba2/2){cos(4π/λ)(x−3λ/32) +cos(4π/λ)(x+3λ/32) +cos(4π/λ)(x−3λ/32) +cos(4π/λ)(x+3λ/32)}}] =R0[4−A{4B0 2+4Ba2/2 +2B0Ba(2sin(2π/λ)xcos(3π/16) +2sin(2π/λ)xcos(π/16) −(Ba2/2)(2cos(4π/λ)xcos(3π/8) +2cos(4π/λ)xcos(π/8))}] =R0[4−A{4(B0 2+Ba2/2) +2B0Ba×4sin(2π/λ)x ×(cos3π/16+cosπ/16) ÷2−(Ba2/2)×4cos(4π/λ)x ×(cos(3π/8)+cos(π/8))÷2)}] =4R0[1−A{B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)x ×(cos3π/16+cosπ/16) ÷2−(Ba2/2)cos(4π/λ)x ×(cos(3π/8)+cos(π/8))÷2)}] となる。以上の解析より抵抗値R11(x)を有するMRス
トライプを4本、λ/16の間隔で配置して直列に接続す
ると、その抵抗値変化の振幅は となる。ここに例えば 4×(cos3π/16+cos/16)/2≒4×0.906=3.62 4×(cos3π/8+cosπ/8)/2≒4×0.654=2.62 であり、この4本のMRストライプを接続したものは2π
/λ成分がR11(x)の3.62倍の振幅になって4π/λ
成分がR11(x)の2.62倍の振幅になる。またこの4本
のMRストライプを接続したものは印加磁束密度B(x)
=0(B0=Ba=0)のときの抵抗値がR11(x)の4倍
になる。更にこの4本のMRストライプを接続したものは
抵抗値R11(x)を有するMRストライプと比べて第4図
に示すように中心線を一致させれば抵抗変化の位相が全
く同くなり、抵抗変化の交流分の振幅のみが異なって R13(x)=4R11′(x)とおくことができる。MRスト
ライプ52〜58の抵抗値R32(x)〜R38(x)は次のよう
に表わされる。
R32(x)=R31(x+λ/2) =4R11′(x+λ/2) R33(x)=R31(x+3λ/4) =4R11′(x+3λ/4) R34(x)=R31(x+λ/4) =4R11′(x+λ/4) R35(x)=R31(x+11λ/8) =R31(x+3λ/8) =4R11′(x+3λ/8) R36(x)=R31(x+15λ/8) =R31(x+7λ/8) =4R11′(x+7λ/8) R37(x)=R31(x+9λ/8) =R31(x+λ/8) =4R11′(x+λ/8) R38(x)=R31(x+13λ/8) =R31(x+5λ/8) =4R11′(x+5λ/8) したがってMRストライプ52〜58の抵抗変化の位相は前
述した磁気検出装置におけるMRストライプ9〜16と同じ
であり、差動増幅器7,8の出力信号e31(x),e32(x)
は前述した磁気検出装置の出力信号e11(x),e
12(x)と位相が同じで振幅が異なることになる。また
第5図に示すように各MRストライプ部511〜514……581
〜584を等間隔でしかも等しい幅,隙間で配置すると、
各MRストライプ部511〜514……581〜584が同じ感度(ρ
(B(x))=A{B(x)}のAが同じ)になるの
で、出力波形のひずみがなくなり、望ましい。
磁気検出装置は用途によってはMRストライプ配置の広
がりを上記実施例より少し広くても消費流をもっとも小
さくしたい場合が有る。この場合にはMRストライプを偶
数個づつ直列に接続するようにしてもよく、例えば第6
図に示すように上記実施例において、直流電流と定電流
源81〜84との各間にMRストライプ85〜100を4つづつ直
列に接続して定電流源81〜84でこれらにI/8の電流を供
給するようにしてもよい。このMRストライプ85〜100は
それぞれ2往復に折り返したものであってMR素子101を
構成し、磁気ドラム1と対向してその回転方向へ85,89,
86,90,87,91,88,92,93,97,94,98,95,99,96,100の順にλ
/4,λ/4,λ/4,λ/4,λ/4,λ/4,λ/4,3λ/8,λ/4,λ/4,
λ/4,λ/4,λ/4,λ/4,λ/4の間隔で引き出し導線出方向
が互い違いになるように並列に配置されている。
第8図は本発明の他の実施例を示す。
この実施例は上記第1図の実施例においてMRストライ
プ111〜118からなるMR素子119を用いたものであり、MR
ストライプ111〜118は磁気ドラム1と対向してその回転
方向へ111,113,112,114,115,117,116,118の順にλ/4,λ
/4,λ/4,3λ/8,λ/4,λ/4,λ/4の間隔で引き出し導線出
方向が互い違いになるように並列に配置される。MRスト
ライプ111〜118は2つづつの直列に接続されてその各一
端が電源端子120,125に接続されると共に他端がそれぞ
れ引出し端子121〜124に接続され、電源端子120,125が
直流電源に接続されて引出し端子121〜124が定電流源40
〜43に接続される。
この実施例は電源端子120,125を境にして奇数番目同
士,偶数番目同士のMRストライプ111と112,113と114,11
5と116,117と118が接続されているが、第1図の実施例
と同様に動作する。
このように、この実施例は、一定波長λの繰り返し信
号を着磁記録した磁気記録媒体1と、該磁気記録媒体1
に対向するMR素子119とを備えた磁気検出装置におい
て、上記MR素子119は少なくとも1往復折り返したMRス
トライプ111〜118を単位セグメントとし、該単位セグメ
ント111〜118をλ/4毎の間隔で単位セグメントからの引
き出し線導出方向が互い違いになるよう複数個並列に配
置して2相分のMR素子を構成し、各相分毎のMR素子はそ
れぞれ奇数番目に位置する単位セグメント同士を直列に
接続すると共に偶数番目に位置する単位セグメント同士
を直列に接続して構成し、かつ、各相分毎のMR素子は上
記直列に接続した奇数番目の単位セグメントを定電流源
40、43によりそれぞれ駆動すると共に、上記直列に接続
した偶数番目の単位セグメントを定電流源41、42により
それぞれ駆動し、各相分毎に上記直列に接続した奇数番
目の単位セグメントを駆動する定電流源40、43の電圧
と、上記直列に接続した偶数番目の単位セグメントを駆
動する定電流源41、42の電圧とを差動増幅器7、8に入
力してこれらの差動増幅器7、8から90゜の位相差を有
する2相の差動信号を出力するようにしたものである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、直列に接続された磁気
抵抗ストライプが少なくとも1往復折り返されているの
で、磁気抵抗ストライプが直列に接続されたラインにお
ける磁気抵抗ストライプに本数が増えてその抵抗値が大
きくなり、消費電流を小さくすることができる。また、
単位セグメントをλ/4毎の間隔で単位セグメントからの
引き出し線導出方向が互い違いになるよう複数個並列に
配置して2相分の磁気抵抗素子を構成し、各相分毎の磁
気抵抗素子はそれぞれ奇数番目に位置する単位セグメン
ト同士を直列に接続すると共に偶数番目に位置する単位
セグメント同士を直列に接続して構成し、かつ、各相分
毎の磁気抵抗素子は上記直列に接続した奇数番目の単位
セグメントを定電流源によりそれぞれ駆動すると共に、
上記直列に接続した偶数番目の単位セグメントを定電流
源によりそれぞれ駆動し、各相分毎に上記直列に接続し
た奇数番目の単位セグメントを駆動する定電流源の電圧
と、上記直列に接続した偶数番目の単位セグメントを駆
動する定電流源の電圧とを差動増幅器に入力してこれら
の差動増幅器から90゜の位相差を有する2相の差動信号
を出力するようにしたので、2つの差動増幅器からλ/4
(即ち90゜)位相のずれた2層の差動信号を効率良く得
ることができるとともに、磁気抵抗ストライプの配置の
広がりを小さくすることができ、外側の磁気抵抗ストラ
イプも十分に強い信号磁界を受けて、もって検出信号電
圧を増大させることができる。特に、当該磁気抵抗素子
を定電流源により駆動することにより、複数の単位セグ
メントを接続した直列ラインと差動増幅器の入力端子と
の接続点よりも接地電位側には定電流源を設けるだけで
出力信号を得ることができ、必要とする磁気抵抗ストラ
イプ数を半減することができる。したがって、直列ライ
ンの配線をクロスオーバーさせることなく一層構造で磁
気抵抗素子を形成することができ、磁気抵抗ストライプ
の配置の拡がりを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の各実施例を示す概略図、第
3図はMRストライプの特性図、第4図及び第5図は上記
実施例を説明するための図、第6図は本発明の他の実施
例を示す図、第7図は磁気検出装置の一例を示す概略
図、第8図は本発明の他の実施例を示す図である。 1……磁気記録媒体、31〜38,51〜58,85〜100,111〜118
……MRストライプ、39,59,101,108,119……MR素子、40
〜43,70〜73,81〜84……定電流源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定波長λの繰り返し信号を着磁記録した
    磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対向する磁気抵抗素
    子とを備えた磁気検出装置において、上記磁気抵抗素子
    は少なくとも1往復折り返した磁気抵抗ストライプを単
    位セグメントとし、該単位セグメントをλ/4毎の間隔で
    単位セグメントからの引き出し線導出方向が互い違いに
    なるよう複数個並列に配置して2相分の磁気抵抗素子を
    構成し、各相分毎の磁気抵抗素子はそれぞれ奇数番目に
    位置する単位セグメント同士を直列に接続すると共に偶
    数番目に位置する単位セグメント同士を直列に接続して
    構成し、かつ、各相分毎の磁気抵抗素子は上記直列に接
    続した奇数番目の単位セグメントを定電流源によりそれ
    ぞれ駆動すると共に、上記直列に接続した偶数番目の単
    位セグメントを定電流源によりそれぞれ駆動し、各相分
    毎に上記直列に接続した奇数番目の単位セグメントを駆
    動する定電流源の電圧と、上記直列に接続した偶数番目
    の単位セグメントを駆動する定電流源の電圧とを差動増
    幅器に入力してこれらの差動増幅器から90゜の位相差を
    有する2相の差動信号を出力するようにしたことを特徴
    とする磁気検出装置。
JP63036913A 1988-02-19 1988-02-19 磁気検出装置 Expired - Fee Related JP2682630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63036913A JP2682630B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 磁気検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63036913A JP2682630B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 磁気検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01212313A JPH01212313A (ja) 1989-08-25
JP2682630B2 true JP2682630B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=12483008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63036913A Expired - Fee Related JP2682630B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 磁気検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2682630B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208296A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Canon Inc 磁性体センサおよび検出キット

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2924236B2 (ja) * 1991-03-20 1999-07-26 ソニー・プレシジョン・テクノロジー株式会社 磁気センサおよび位置検出装置
JPH077196A (ja) * 1992-12-29 1995-01-10 Eastman Kodak Co 磁界センサ及び磁界検知方法
DE69721593T2 (de) * 1997-12-22 2004-04-29 Tesa Sa Magnetische Messanordnungen mit reduziertem Energieverbrauch oder Stand By Modus
JP4000056B2 (ja) * 2000-06-27 2007-10-31 テーザ エスエイ 磁気抵抗電極式寸法測定装置
CN101936750A (zh) * 2006-03-06 2011-01-05 日本电产三协株式会社 磁尺的制造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868615A (ja) * 1981-10-20 1983-04-23 Sharp Corp 磁気式ロ−タリ・エンコ−ダの出力回路
JPS58106462A (ja) * 1981-12-18 1983-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転検出装置
JPS5918458A (ja) * 1982-07-23 1984-01-30 Nippon Denso Co Ltd 回転検出装置
JPS5994010A (ja) * 1982-11-20 1984-05-30 Kawaguchiko Seimitsu Kk 検出器
JP2526913B2 (ja) * 1987-07-13 1996-08-21 ソニー株式会社 回転検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208296A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Canon Inc 磁性体センサおよび検出キット
US8486334B2 (en) 2005-01-31 2013-07-16 Canon Kabushiki Kaisha Magnetic sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01212313A (ja) 1989-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5019776A (en) Magnetic position detection apparatus having two magnetic recording medium tracks with magnetoresistors arranged in a bridge circuit so as to eliminate even order harmonic distortion
KR101078078B1 (ko) 자기식 회전각 검출기
CA1085484A (en) Magnetoresistive displacement transducer
US6246233B1 (en) Magnetoresistive sensor with reduced output signal jitter and temperature compensation
US4594548A (en) Multi phase magnetic sensor apparatus for detecting the position of moving member
JPH043483B2 (ja)
JP2682630B2 (ja) 磁気検出装置
JPH0421805B2 (ja)
JPH0514205B2 (ja)
CN1236285C (zh) 磁编码装置
US3949346A (en) Magnetoresistive element
US6222361B1 (en) Position detecting device using varying width magneto-resistive effect sensor
US5422569A (en) Rotation detecting apparatus using magnetroresistive element with an arrangement of detection units
US5770942A (en) Magnetic detector employing magnetic resistance elements for detecting charges in a magnetic field
US5168274A (en) Position detector device
JP2669631B2 (ja) 磁気検出装置
JPH0643688Y2 (ja) 磁気検出素子
JPH0330089B2 (ja)
JPH0442629B2 (ja)
JP2546233B2 (ja) 磁気エンコ−ダ用磁気ヘツドの原点検出部
RU2139602C1 (ru) Магниторезистивный датчик
JPS6395315A (ja) 磁気的な位置検出装置
JPH0914990A (ja) 磁気抵抗センサ
JPH08178692A (ja) 磁気エンコーダ
JP2508345B2 (ja) 位置検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees