JP2669631B2 - 磁気検出装置 - Google Patents

磁気検出装置

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JP2669631B2 JP63036912A JP3691288A JP2669631B2 JP 2669631 B2 JP2669631 B2 JP 2669631B2 JP 63036912 A JP63036912 A JP 63036912A JP 3691288 A JP3691288 A JP 3691288A JP 2669631 B2 JP2669631 B2 JP 2669631B2
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気式ロータリーエンコーダ,リニアスケー
ル等として用いられる磁気検出装置に関する。
(従来の技術) 従来、磁気検出装置としては第8図に示すように磁気
ドラム1,磁気抵抗素子2及び信号処理回路3により構成
されたものがある。磁気ドラム1は回転方向へN極とS
極が一定の間隔で交互に着磁されることにより一定波長
λの繰り返し信号が着磁された磁気記録媒体であり、第
9図に示すように磁気抵抗素子2は複数本の磁気抵抗
(以下MRという)ストライプ4〜7により構成される。
このMRストライプ4〜7は磁気ドラム1と対向してその
回転方向へλ/4,λ/8,λ/4の間隔をおいて配置され、信
号処理回路3は例えばMRストライプ4〜7を電流駆動す
る電流駆動方式では定電流源8〜11及び差動増幅器12,1
3により構成される。MRストライプ4〜7は一端が電圧V
cの直流電源に接続されて他端がそれぞれ定電流源8〜1
1に接続され、磁気ドラム1から受ける磁気信号により
それぞれ抵抗値R11(x),R12(x),R13(x),R
14(x)が磁気ドラム1と磁気抵抗素子2との相対的移
動距離xに応じて変化する。差動増幅器12は定電流源8,
9の電圧V11(x),V12(x)の差動増幅を行い、差動増
幅器13が定電流源10,11の電圧V13(x),V14(x)の差
動増幅を行う。磁気ドラム1と磁気抵抗素子2が矢印方
向へ相対的に移動すると、MRストライプ4と5、6と7
の抵抗値R11(x)とR12(x)、R13(x)とR14(x)
がそれぞれ逆相で変化し、かつMRストライプ4と6の抵
抗値R11(x),R13(x)が90゜の位相差で変化して差
動増幅器12,13から90゜の位相差を有する正弦波e
11(x),e12(x)が得られる。
(発明が解決しようとする課題) 上述の磁気検出装置では各1本のMRストライプ4〜7
を単位セグメントとしてMR素子2を構成しているので、
外乱磁界が加わったときに差動増幅器12,13の出力信号
にノイズが加わってしまう。外乱磁界には、モータから
の磁気ノイズや、モータの電磁ブレーキによる磁気ノイ
ズ等があり、磁気記録媒体からの磁気信号に比べ100〜1
000倍周期を持つ低周波数のノイズである。よって外乱
磁界が加わると磁気抵抗ストライプには、第10図(b)
に示す外乱磁界による外乱磁束密度B0の分だけバイアス
磁界が印加されたことになる。この点について詳細に説
明する。
今、定電流源8〜11の電流をIとすると、 V11(x)=Vc−R11(x)I ……(1) V12(x)=Vc−R12(x)I ……(2) e11(x)=V11(x)−V12(x) ……(3) R12(x)=R11(x+λ/4) ……(4) が成立する。但し差動増幅器12,13の増幅率を1とし
た。またMRストライプ4に磁束密度B11(x)が加わ
り、この磁束密度B11(x)を B11(x)=B0+Ba sin(2π/λ)x ……(5) とする。ここでB0は外乱磁束密度、Baは磁気ドラム1の
磁気記録信号から発生する信号磁束密度の振幅である。
MRストライプ4の印加磁束密度に対する抵抗変化率は第
3図(a)に示すように2次曲線に近似して ρ(B11(x))=A{B11(x)} ……(6) と仮定する。ρは減少率である。第3図(a)に示すよ
うにMRスロライプ4に磁束密度B11(x)が印加される
と、第3図(c)に示すようにMRストライプ4の抵抗変
化率ρ(B11(x))が変化する。MRストライプ4の抵
抗値R11(x)と印加磁束密度B11(x)の関係は次式の
ようにおく。
R11(x)=R0{1−ρ(B11(x))} ……(7) ここにR0はMRストライプ4に対する磁束密度が0[ga
uss]のときのMRストライプ4の抵抗値であり、MRスト
ライプ4の抵抗値R11(x)はMRストライプ4に磁束密
度B11(x)が加わると、R0からR0ρ(B11(x))だけ
小さくなることがわかる。
(7)式へ(5)式,(6)式を代入して書き直す
と、 R11(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)x −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(8) となる。この(8)式と(4)式よりR12(x)は次式
のようになる。
R12(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Bacos(2π/λ)x +(Ba2/2)cos(2π/λ)x)} ……(9) (3)式へ(1)(2)(8)(9)式を代入するこ
とにより差動増幅器12の出力信号e11(x)として が得られる。この(10)式において右辺第1項はX=λ
/2毎に繰り返す信号成分を示し、右辺第2項はx=λ毎
に繰り返す信号の1/2の周波数のノイズ成分を示す。ノ
イズ成分の振幅は であり、外乱磁束密度B0が0のときにノイズ成分は0と
なることがわかる。(10)式はB0≠0のとき信号成分に
対してx=λ毎に繰り返す信号の1/2の周波数のノイズ
成分が重畳されて2周期に1回のリップルが生ずること
を意味する。e11(x)の信号とノイズ成分との振幅の
比は となり、磁束密度の比B0/Baが電圧信号に変換されてS/N
に増幅されることが分かる。
このように外乱磁界が加わったときには差動増幅器1
2,13の出力信号にノイズ成分が加わり、これを矩形波に
処理する場合はその1周期毎にデューティ比が異なると
いう問題が生ずる。
(課題を解決するための手段) 本発明は、一定波長λの繰り返し信号を着磁記録した
磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対向する磁気抵抗ス
トライプを有し、上記磁気記録媒体と相対的に移動して
略90゜の位相差を有する差動出力が得られる磁気抵抗素
子とを備えた磁気検出装置において、互いに(n−1/
2)λ(nは自然数)の間隔で配置し、かつ直列に接続
した2m本(mは自然数)の磁気抵抗ストライプを単位セ
グメントとして該単位セグメントを4組有する磁気抵抗
素子を上記磁気抵抗素子として形成すると共に、上記単
位セグメントを個別に定電流源により駆動し、上記単位
セグメントと上記定電流源との各接続点から出力端子を
導出したことを特徴とするものである。
(作用) 磁気抵抗素子は、各単位セグメントが個別に定電流源
により駆動され、磁気記録媒体と相対的に移動して略90
゜の位相差を有する差動出力が単位セグメントと定電流
源との各接続点から導出した出力端子より得られる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す。
この実施例は前述の磁気検出装置においてMR素子2を
MRストライプ21〜28で構成したものであり、MRストライ
プ21〜28は一対のMRストライプ21と22,23と24,25と26,2
7と28を単位セグメントとしてそれぞれ直列に接続され
てその一端が電圧Vcの直流電源に接続されると共に他端
が定電流源8〜11に接続される。このMRストライプ21〜
28は磁気ドラム1と対向してその回転方向へλ/2,λ/4,
λ/2,λ/8,λ/2,λ/4,λ/2の間隔をおいて配置される。
互いに直列に接続されて単位セグメントを構成する一
対づつのMRストライプ21と22,23と24,25と26,27と28は
それぞれλ/2の間隔で配置されているので、抵抗値R21
(x)とR22(x),R23(x)とR24(x),R25(x)と
R26(x),R27(x)とR28(x)が同相で変化する。ま
た各一対のMRストライプ21,22と23,24、25,26と27,28は
それぞれλ/2+λ/4の間隔が有るので、抵抗値R
21(x),R22(x)とR23(x),R24(x)、R
25(x),R26(x)とR27(x),R28(x)が逆相で変
化する。したがって定電流源8と9、10と11の各電圧V
21(x)とV24(x)、V25(x)とV28(x)はそれぞ
れ差動の出力となる。MRストライプ21,22と25,26はλ/2
+λ/4+λ/2+λ/8=13λ/8の間隔であるから、抵抗値
が90゜位相差で変化し、定電流源8と10の各電圧V
21(x)とV25(x)は90゜位相差で変化する。例えばM
Rストライプ21,22の抵抗値の合成抵抗の抵抗変化率ρ
(B21(x))+ρ(B22(x))は第3図(d)のよう
に変化する。よって差動増幅器12,13の出力信号e
21(x),e22(x)は90゜位相差の近似正弦波信号とな
る。
第1図(b)には第1図(a)に示す実施例による特
性例を示す。磁気抵抗ストライプ21,22への印加磁束密
度に対する抵抗変化率は第1図(b)に示すように2次
曲線に近似される。磁気抵抗ストライプ21,22とはλ/2
の間隔を隔てているので、磁気記録媒体の移動により、
第1図(c)に示すように磁気抵抗ストライプ21に磁束
密度B21(x)が、磁気抵抗ストライプ22に磁束密度B22
(x)が印加されるため、磁気抵抗ストライプ21と22の
抵抗変化率ρ(B21(x))及びρ(B22(x))は第1
図(d)に示すように変化する。
従って、磁気抵抗ストライプ21と22とは直列接続され
ているため、磁気抵抗ストライプ21と22の合成抵抗の抵
抗変化率ρ(B21(x))+ρ(B22(x))は第1図
(e)に示すように変化する。これは第1図(d)の磁
気抵抗ストライプ21と22の抵抗変化率を加算したもので
ある。
この実施例では次の式が成り立つ。
V21(x)=Vc−{R21(x)+R22(x)}I ……(12) V24(x)=Vc−{R23(x)+R24(x)}I ……(13) e21(x)=V21(x)−V24(x) ……(14) R21(x)=R11(x) ……(15) R22(x)=R11(x+λ/2) ……(16) R23(x)=R11(x+3λ/4) ……(17) R24(x)=R11(x+5λ/4) =R11(x+λ/4) ……(18) (15)〜(18)式に(8)式を代入すると、 R21(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)x −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(19) R22(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −2B0Basin(2π/λ)x −(Ba2/2)cos(4π/λ)X)} ……(20) R23(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −2B0Bacos(2π/λ)x +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(21) R24(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Bacos(2π/λ)x +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(22) が得られる。MRストライプ21,22は直列に接続されてい
るので、その合成抵抗値は R21(x)+R22(x)=2R0{1−A(B0 2 +Ba2/2−(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(23) となり、信号の1/2の周波数のノイズ成分sin(2π/
λ)xがキャンセルされて消えることが分かる。同様に
MRストライプ23,24の合成抵抗値が R23(x)+R24(x)=2R0{1−A(B0 2 +(Ba2/2)+(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(24) となって信号の1/2の周波数のノイズ成分sin(2π/
λ)xがキャンセルされて消える。(14)式に(12)
(13)(23)(24)式を代入すると、差動増幅器12の出
力信号e21(x)は e21(x)=−2R0IABa2cos(4π/λ)x ……(25) となってx=λ/2毎に繰り返す信号成分しか現れない。
このように本実施例はノイズ成分がゼロであり、本質的
にノイズ成分をキャンセルしていることがわかる。
(23)式または(24)式よりλ/2(3λ/2,5λ/2,・
・・でも等価)毎にMRストライプを配置してこれを直列
に接続して単位セグメントとすれば必然的に外乱磁束密
度がキャンセルされてノイズ成分がゼロとなる配置にな
る。
第2図は本発明の他の実施例を示す。
この実施例は第1図の実施例においてMRストライプ21
〜28を磁気ドラム1と対向させてその回転方向へa1,b1,
a2,c,a3,b2,a4の間隔をおいて配置したものである。こ
こに a1,a2,a3,a4=(n−1/2)λ b1,b2=mλ/4 c=Lλ/8 であり、nは自然数、m,Lは但の奇数である。上述のよ
うにa1,a2,a3,a4を(n−1/2)λ、つまり3λ/2,5λ/
2,・・・としても上記実施例と同様にノイズ成分がゼロ
となる。またMRストライプの印加磁束密度に対する抵抗
変化率が第3図(b)に示すように2次曲線に近似でき
るから、b1,b2をmλ/4、つまりλ/4,3λ/4,5λ/4,・・
・としても同様な効果が得られ、cをLλ/8、つまりλ
/8,3λ/8,5λ/8,・・・としても同様な効果が得られ
る。
第4図は本発明の他の実施例を示す。
第1〜2図実施例においては単位セグメントとなるMR
ストライプは2本づつのMRストライプ21,22、23,24、2
5,26、27,28で各々構成していたが、この実施例は第1
〜2図実施例において単位セグメントとなるMRストライ
プを4本づつのMRストライプ29〜32、33〜36、37〜40、
41〜44で構成して直流電源と定電流源8〜11との各間に
接続したものである。MRストライプ29〜44は磁気ドラム
1と対向させてその回転方向へλ/2,λ/2,λ/2,λ/4,λ
/2,λ/2,λ/2,λ/8,λ/2,λ/2,λ/2,λ/4,λ/2,λ/2,λ
/2の間隔をおいて配置してあり、上記実施例と同様にノ
イズ成分がゼロとなる。また単位セグメントとなるMRス
トライプを4本づつで構成したことによりその抵抗値が
減少して消費電流が減少する。
第5図は本発明の他の実施例を示す。
この実施例は単位セグメントとなるMRストライプを6
本づつのMRストライプ45〜50、51〜56、57〜62、63〜68
で構成して直流電源と定電流源8〜11との各間に接続し
たものである。MRストライプ45〜68は磁気ドラム1と対
向させてその回転方向へλ/2,λ/2,λ/2,λ/2,λ/2,λ/
4,λ/2,λ/2,λ/2,λ/2,λ/2,λ/8,λ/2,λ/2,λ/2,λ/
2,λ/2,λ/4,λ/2,λ/2,λ/2,λ/2,λ/2の間隔をおいて
配置してあり、上記実施例と同様にノイズ成分がゼロと
なる。
しかも、この実施例は、略90゜の位相差を有する差動
出力を得るのに、少ない端子数で磁気抵抗ストライプ数
を容易に増やすことができて低消費電流化を図ることが
できる。
MRストライプを駆動する方式には電流駆動方式と電圧
駆動方式があって本発明は電流駆動方式であるが、次に
本発明の電流駆動方式を用いた特徴を明確にするため電
圧駆動方式との差異について説明する。
電圧駆動方式では例えば第6図に示すように単位セグ
メントとなるMRストライプが2本づつのMRストライプ69
〜72、73〜76、77〜80、81〜84で構成されてこれらが一
対づつ電圧Vcの直流電源とアースとの間に直列に接続さ
れ、この直列に接続された単位セグメントの接続点の電
圧が差動増幅器12,13に入力される。MRストライプ69〜8
4は磁気ドラム1と対向させてその回転方向へλ/2,λ/
4,λ/2,λ/4,λ/2,λ/4,λ/2,λ/8,λ/2,λ/4,λ/2,λ/
4,λ/2,λ/4,λ/2の間隔で配置される。第7図はこの電
圧駆動方式の等価回路を示す。
この電圧駆動方式においてMRストライプ69〜84の各抵
抗値をそれぞれR301(x)〜R316(x)とし、各直列に
接続された単位セグメントの接続点の電圧をV303
(x),V307(x),V311(x),V315(x)として差動
増幅器12,13の増幅率が1でその出力電圧をe31(x),e
32(x)とした場合次の式が成り立つ。
R301(x)=R11(x)……(A1) R302(x)=R301(x+λ/2) ……(A2) R303(x)=R301(x+3λ/4) ……(A3) R304(x)=R301(x+5λ/4) =R301(x+λ/4) ……(A4) R305(x)=R301(x+3λ/2) =R301(x+λ/2) ……(A5) R306(x)=R301(x+2λ) =R301(x) ……(A6) R307(x)=R301(x+9λ/4) =R301(x+λ/4) ……(A7) R308(x)=R301(x+11λ/4) =R301(x+3λ/4) ……(A8) V303(x)={R33(x)/R31(x)+R33(x))} ×Vc ……(A13) V307(x)={R35(x)/(R35(x)+R
37(x))} ×Vc ……(A14) (8)式から(A1)式を書き直せば R301(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)x −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(A16) (A2)〜(A8)式を書き直せば R302(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −2B0Basin(2π/λ)x −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(A17) R303(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −2B0Basin(2π/λ)x +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(A18) R304(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)x +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(A19) R305(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −2B0Basin(2π/λ)x −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)}=R302(x) ……(A20) R306(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)x −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} =R301(x) ……(A21) R307(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +2B0Basin(2π/λ)x +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} =R304(x) ……(A22) R308(x)=R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −2B0Basin(2π/λ)x +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} =R303(x) ……(A23) (A9)〜(A12)式よりR31(x)〜R37(x)は R31(x)=2R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(A24) R33(x)=2R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(A25) R35(x)=2R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(A26) R37(x)=2R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)} ……(A27) となる。(A13)(A14)よりV303(x),V307(x)は V303(x)=[2R0{1−A(B0 2+Ba2/2 +(Ba2/2)cos(4π/λ)x)}/4R0{1 −A(B0 2+Ba2/2)}]×Vc =Vc/2−[(1/2)ABa2cos(4π/λ)x)}/2{1 −A(B0 2+Ba2)}]×Vc ……(A28) V307(x)=[2R0{1−A(B0 2+Ba2/2 −(Ba2/2)cos(4π/λ)x)}/4R0{1 −A(B0 2+Ba2/2)}]×Vc =Vc/2−[(1/2)ABa2cos(4π/λ)x)}/2{1 −A(B0 2+Ba2)}]×Vc ……(A29) となる。(A15)式より差動増幅器12の出力信号e
31(x)は となる。この実施例では(A16)式のR301(x)と(A1
7)式のR302(x)を足して(A24)式でR31(x)にす
ることによりsin(2π/λ)xのノイズ成分がキャン
セルされることがわかる。すなわち電圧駆動方式でもMR
ストライプをλ/2の間隔で配置して直列に接続すること
によりノイズ成分をキャンセルできる。
この電圧駆動方式において第7図の抵抗R33(x)に
流れる電流をI303、抵抗R35(x)に流れる電流をI307
とすると、(A24)〜(A27)より I303=Vc/(R31(x)+R33(x) =Vc/4R0{1−A(B0 2+Ba2/2)} ……(A31) I307=Vc/(R35(x)+R37(x) =Vc/4R0{1−A(B0 2+Ba2/2)} ……(A32) となり、両者I303,I307は等しいことが分かる。したが
ってこの電圧駆動方式では1相当り の電力を消費して(A30)式より の振幅の出力電圧を得ていることが分かる。
一方、第1図の実施例では1相当り消費電力Pcは電源
電圧Vcに対して2Iの電流が消費されるから、 となり、また出力電圧の振幅Acは(25)式より となる。なおこの電力Pcは定電流源で消費される電力も
含めており、特にこれを検出部消費電力として後で述べ
るMR素子上消費電力と区別する。
次に電圧駆動方式と電流駆動方式が同じ出力振幅とな
るような駆動電流の値を求める。この電流をIeとする
と、AV=Acより Ie=Vc/4R0{1−A(B0 2+Ba2/2)} ……(A37) となる。この電流Ieを第1図の実施例において定電流源
8〜11の電流値とすると、1相当り消費電力Pcは(A3
5)式より Pc=2Vc×Vc/4R0{1−A(B0 2+Ba2/2)} =Vc2/2R0{1−A(B0 2+Ba2/2)} ……(A38) となり、これは上記電圧駆動方式の消費電力と同じであ
る。したがって第1図の実施例と第6図の電圧駆動方式
において出力電圧の振幅が同じになるようにMR素子を駆
動した場合には消費電力が等しくなる。しかし電圧駆動
方式では直流電源とアースとの間に4本のMRストライプ
を直列に接続しているが、第1図の実施例で直流電源と
アースとの間に2本のMRストライプを直列に接続してい
ることに注目すれば第1図の実施例の方が少ないMRスト
ライプで低消費電力化が達成できることが分かる。
またMR素子上の消費電力を比較してみると、電圧駆動
方式では検知部消費電力そのものが1相当りのMR素子上
の消費電力PV′となる。
PV′=PV=Vc2/2R0{1−A(B0 2+Ba2/2)} ……(A39) 一方、第1図の実施例では1相当りのMR素子21上の消
費電力Pc′は Pc′=(R21(x)+R22(x))I2+(R23(x) +R24(x))I2 ……(A40) で与えられる。(19)〜(22),(A37)式より Pc′=Vc2/4R0{1−A(B0 2+Ba2/2) ……(A41) となり、(A39)式と(A41)式を比較すると、 Pc′=PV′/2 ……(A42) であることが分かる。すなわち電流駆動方式におけるMR
素子上の消費電力Pc′は電圧駆動方式におけるMR素子上
の消費電力PV′の半分である。したがつて電流駆動方式
におけるMR素子の方がMRストライプの温度が低いことが
分かる。MRストライプの感度{(6)式のA}は負の温
度係数を持っているので、MRストライプの温度が低いほ
ど(6)式のAは大きくなり、出力電圧の振幅{(25)
式より2R0IABa2}が大きくなる。すなわちMR素子上の消
費電力が小さい電流駆動方式はMR素子自身の発熱では出
力電圧の振幅が小さくなりにくい。
次に第1図に示す電流駆動方式の実施例と上記電圧駆
動方式の出力電圧の振幅の温度係数を比較すると、第1
図の実施例では差動増幅器12の出力振幅は(25)式より
2R0IABa2である。一方、電圧駆動方式では(A30)式よ
り差動増幅器12の出力振幅はABa2Vc/{1−A(B0 2+Ba
2/2)であり、分母のA(B0 2+Ba2/2)が0.02位である
から1≫0.02としてABa2Vc/2と近似できる。また実験に
よれば第1図の実施例では差動増幅器12の出力振幅の温
度係数は−1800ppm/℃であり、上記電圧駆動方式の出力
電圧の振幅の温度係数は−4200ppm/℃である。
電流駆動方式の電流I、電圧駆動方式の電圧Vcを温度
にかかわりなく一定とすると両方式はABa2を共通の温度
係数の要因として持ち、電流駆動方式のみがR0を温度係
数の要因として持っていることが分かる。ABa2は信号磁
束密度の振幅がBaのときのMRストライプの抵抗変化率で
あり、その温度係数は−4200ppm/℃である。またR0は磁
束密度が印加されていないときのMRストライプの抵抗値
であり、その温度係数はおおよそ+3700ppm/℃である。
したがって電圧駆動方式の出力電圧振幅の温度係数はAB
a2の温度係数そのもので、−4200ppm/℃となる。これに
対して電流駆動方式の出力電圧振幅の温度係数はABa2
温度係数とR0の温度係数が打ち消しあい、−1800ppm/℃
(実験値)となる。このように電流駆動方式では電圧駆
動方式に比べて出力電圧振幅の温度係数を約1/2に改善
できる。
第1図に示す電流駆動方式の実施例と上記電圧駆動方
式との比較結果をまとめると、次のようになる。
なおMR素子2が磁気ドラム1に対応して配置されてい
るからMRストライプの配置の広がりが広いと、周辺のMR
ストライプは磁気ドラム1により受ける磁界が弱くなっ
て出力信号が小さくなる。よってMRストライプの配置は
狭い方がよい。またMR素子2のチップは端子の本数が少
ないほど面積が小さくなり、すなわち1個当りのコスト
が安くなり、端子数が少ない方が有利である。さらにMR
素子2の出力信号が温度により変化しない方が後段の信
号処理回路3が楽になる。MR素子上で消費電力が少ない
ことはMRストライプの実際の使用温度が低いことを意味
する。MR素子の感度は負の温度係数を持っているので、
消費電力が少ないほど感度が上がって有利である。
このように電流駆動方式は外付部品が多いという短所
が有るが、それを補ってあまりある長所を持っている。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、一定波長λの繰り返し
信号を着磁記録した磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に
対向する磁気抵抗ストライプを有し、上記磁気記録媒体
と相対的に移動して略90゜の位相差を有する差動出力が
得られる磁気抵抗素子とを備えた磁気検出装置におい
て、互いに(n−1/2)λ(nは自然数)の間隔で配置
し、かつ直列に接続した2m本(mは自然数)の磁気抵抗
ストライプを単位セグメントとして該単位セグメントを
4組有する磁気抵抗素子を上記磁気抵抗素子として形成
すると共に、上記単位セグメントを個別に定電流源によ
り駆動し、上記単位セグメントと上記定電流源との各接
続点から出力端子を導出したので、従来の電流駆動方式
に比べて、ノイズ成分をキャンセルした安定した出力信
号を得ることができると共に、構成としても、磁気抵抗
ストライプの数が少なくてもよいから小型化に対応で
き、また、磁気抵抗ストライプの数が少なくてもよいか
ら感度を向上させることができる。しかも、略90゜の位
相差を有する差動出力を得るのに、少ない端子数で磁気
抵抗ストライプ数を容易に増やすこともできて低消費電
流化を図ることもできる。さらに、電圧駆動方式に比べ
て、磁気抵抗ストライプ数、配置の広がり及び端子数を
少なくできて磁気抵抗ストライプの温度係数を小さくで
き、磁気抵抗ストライプ上消費電力を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は本発明の一実施例を示す図及び
同実施例を説明するための図、第2図は本発明の他の実
施例を示す図、第3図(a)〜(d)は従来の磁気検出
装置及び本発明の実施例を説明するための図、第4図及
び第5図は本発明の他の各実施例を示す図、第6図は電
圧駆動方式の磁気検出装置を示す図、第7図は同磁気検
出装置におけるMR素子の等価回路を示す回路図、第8図
は従来の磁気検出装置の一例を示す概略図、第9図は同
磁気検出装置を詳しく示す図である。 1……磁気記録媒体、2……MR素子、8〜11……定電流
源、21〜68……MRストライプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定波長λの繰り返し信号を着磁記録した
    磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対向する磁気抵抗ス
    トライプを有し、上記磁気記録媒体と相対的に移動して
    略90゜の位相差を有する差動出力が得られる磁気抵抗素
    子とを備えた磁気検出装置において、互いに(n−1/
    2)λ(nは自然数)の間隔で配置し、かつ直列に接続
    した2m本(mは自然数)の磁気抵抗ストライプを単位セ
    グメントとして該単位セグメントを4組有する磁気抵抗
    素子を上記磁気抵抗素子として形成すると共に、上記単
    位セグメントを個別に定電流源により駆動し、上記単位
    セグメントと上記定電流源との各接続点から出力端子を
    導出したことを特徴とする磁気検出装置。
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