JP2682551B2 - 巻取紙印刷機のための折り装置 - Google Patents
巻取紙印刷機のための折り装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65H2404/6591—Pair of opposite elements rotating around parallel axis, synchronously in opposite direction
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Collation Of Sheets And Webs (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取紙印刷機のための
折り装置に関する。更に具体的に言えば、印刷製品の搬
送方向で印刷機の下流に位置する折り装置に関する。
折り装置に関する。更に具体的に言えば、印刷製品の搬
送方向で印刷機の下流に位置する折り装置に関する。
【０００２】巻取紙は巻取紙輪転印刷機を貫通して供給
されるが、該巻取紙が印刷された後、巻取紙は、印刷製
品の処理（折り込み、切断及び分類）が行われる折り装
置に送り込まれる。
されるが、該巻取紙が印刷された後、巻取紙は、印刷製
品の処理（折り込み、切断及び分類）が行われる折り装
置に送り込まれる。
【０００３】また、本発明は、印刷製品の流れが折り装
置を貫いて案内され、かつ印刷製品を排紙する目的で多
数の印刷製品の流れに分割することができるような、印
刷製品のデリバリ装置に関する。
置を貫いて案内され、かつ印刷製品を排紙する目的で多
数の印刷製品の流れに分割することができるような、印
刷製品のデリバリ装置に関する。
【０００４】印刷製品のデリバリは、印刷製品を取り上
げかつこれを更に処理するためにコンベヤ上に載せるフ
ァン装置のような、１つ又はそれより以上の、互いに逆
回転する装置によって行なわれる。
げかつこれを更に処理するためにコンベヤ上に載せるフ
ァン装置のような、１つ又はそれより以上の、互いに逆
回転する装置によって行なわれる。
【０００５】
【従来の技術】米国特許第３，８９４，４７９号明細書
には、新聞紙の積上げを形成する方法が公開されてい
る。この方法では、印刷製品が交互に供給される２つの
ファン装置が設けられている。一方のファン装置への個
々の印刷製品の分配は、印刷製品の流れ方向でファン装
置の上流に配置されている方向転換器を介して行われて
いる。
には、新聞紙の積上げを形成する方法が公開されてい
る。この方法では、印刷製品が交互に供給される２つの
ファン装置が設けられている。一方のファン装置への個
々の印刷製品の分配は、印刷製品の流れ方向でファン装
置の上流に配置されている方向転換器を介して行われて
いる。
【０００６】米国特許第３，７６２，６９７号明細書に
は、印刷製品のためのデリバリ機構の、多数の実施例が
図示されかつ説明されている。その中には印刷製品デリ
バリ装置のためのファン装置が開示されており、該ファ
ン装置は、折り装置を通過する印刷製品の流れの分割を
行なっている。
は、印刷製品のためのデリバリ機構の、多数の実施例が
図示されかつ説明されている。その中には印刷製品デリ
バリ装置のためのファン装置が開示されており、該ファ
ン装置は、折り装置を通過する印刷製品の流れの分割を
行なっている。
【０００７】これら従来公知のファン装置は、いくつか
の同一のファンが、共通の軸に沿って互いに間隔を保っ
て配置されるような構造型式を成している。
の同一のファンが、共通の軸に沿って互いに間隔を保っ
て配置されるような構造型式を成している。
【０００８】前記米国特許第３，７６２，６９７号明細
書に開示されたものでは、１つの印刷物の流れに対して
２つのファン装置が設けられており、これら２つのファ
ン装置にはそれぞれ、印刷製品が供給されている。米国
特許第３，８９４，４７９号明細書に開示されたものに
比べて米国特許第３，７６２，６９７号明細書に開示さ
れたものには、印刷製品の流れを２つのファン装置に分
配するための、方向転換器が全く設けられていない。後
者の特許においては、相互に向い合うファン装置の軸の
間の距離が、同一のファン装置のそれぞれの直径よりも
より小さくなっている。第１ファン装置の仕切板は、第
２ファン装置の仕切板から横方向に偏位できるように配
置されており、その結果、向き合って配置された仕切板
の衝突が阻止できるようになっている。印刷製品の供給
は、ファン装置の平行な軸の間の中心部において行われ
る。
書に開示されたものでは、１つの印刷物の流れに対して
２つのファン装置が設けられており、これら２つのファ
ン装置にはそれぞれ、印刷製品が供給されている。米国
特許第３，８９４，４７９号明細書に開示されたものに
比べて米国特許第３，７６２，６９７号明細書に開示さ
れたものには、印刷製品の流れを２つのファン装置に分
配するための、方向転換器が全く設けられていない。後
者の特許においては、相互に向い合うファン装置の軸の
間の距離が、同一のファン装置のそれぞれの直径よりも
より小さくなっている。第１ファン装置の仕切板は、第
２ファン装置の仕切板から横方向に偏位できるように配
置されており、その結果、向き合って配置された仕切板
の衝突が阻止できるようになっている。印刷製品の供給
は、ファン装置の平行な軸の間の中心部において行われ
る。
【０００９】ファン装置のそれぞれの配置に基いて、第
１又は第２ファン装置は、到着する印刷製品を引き取
り、かつこれを引き渡すことができる。
１又は第２ファン装置は、到着する印刷製品を引き取
り、かつこれを引き渡すことができる。
【００１０】後者の構造体の欠点は、印刷製品が案内さ
れずに、ファン装置の夫々の仕切板内に殆んど自由落下
のように落下するという点である。このように、印刷物
が案内なしで落下するということは、例えば印刷物が、
互いに軸方向に分岐して配置されたファン装置の仕切板
の間を通過してしまうか、又は仕切板の間に押し込まれ
るようになることを意味し、これらはいづれも印刷製品
に損傷を与える結果になる。
れずに、ファン装置の夫々の仕切板内に殆んど自由落下
のように落下するという点である。このように、印刷物
が案内なしで落下するということは、例えば印刷物が、
互いに軸方向に分岐して配置されたファン装置の仕切板
の間を通過してしまうか、又は仕切板の間に押し込まれ
るようになることを意味し、これらはいづれも印刷製品
に損傷を与える結果になる。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、この一般的な形式の従来から公知の装置の前述の欠
点を取り除いて、そこを貫通する巻取紙の案内が、最適
に行なわれるようにすることにある。
は、この一般的な形式の従来から公知の装置の前述の欠
点を取り除いて、そこを貫通する巻取紙の案内が、最適
に行なわれるようにすることにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の手段によれば、折り装置は、２つのファン装置を備
えた印刷製品のデリバリ部を有し、各ファン装置は、共
通の軸上で互いに間隔を保って隣接する複数のファンか
らそれぞれ形成されており、２つのファン装置のそれぞ
れの共通の軸が互いに平行に配置されており、一方のフ
ァン装置の各ファンは、他方のファン装置のそれぞれ１
つのファンと共に、それぞれ共通の平面内に互いに隣接
して配置されており、各ファンは、外周部で先端部を備
えた複数の羽根によって構成されており、これらの羽根
は、それらの間に、隣接する羽根の相対する側面によっ
て印刷製品を案内しながら受容するポケットを形成して
おり、共通の平面内に存在する２つのファンの外周部
は、互いに交差しており、またそれぞれ共通の平面内に
配置されたファンの、各羽根先端部の衝突を阻止するた
めの衝突阻止手段として、ファンの羽根の半径方向外側
範囲に、それぞれ共通の平面内に配置されたファンの羽
根の先端部を受容するための窪みが形成されており、前
記窪みが一方のファンの各羽根のそれぞれ片側だけに形
成されており、また他方のファンの各羽根のそれぞれ先
端部が、それに対応して形成されて前記窪み内に収容で
きるようになっている。
明の手段によれば、折り装置は、２つのファン装置を備
えた印刷製品のデリバリ部を有し、各ファン装置は、共
通の軸上で互いに間隔を保って隣接する複数のファンか
らそれぞれ形成されており、２つのファン装置のそれぞ
れの共通の軸が互いに平行に配置されており、一方のフ
ァン装置の各ファンは、他方のファン装置のそれぞれ１
つのファンと共に、それぞれ共通の平面内に互いに隣接
して配置されており、各ファンは、外周部で先端部を備
えた複数の羽根によって構成されており、これらの羽根
は、それらの間に、隣接する羽根の相対する側面によっ
て印刷製品を案内しながら受容するポケットを形成して
おり、共通の平面内に存在する２つのファンの外周部
は、互いに交差しており、またそれぞれ共通の平面内に
配置されたファンの、各羽根先端部の衝突を阻止するた
めの衝突阻止手段として、ファンの羽根の半径方向外側
範囲に、それぞれ共通の平面内に配置されたファンの羽
根の先端部を受容するための窪みが形成されており、前
記窪みが一方のファンの各羽根のそれぞれ片側だけに形
成されており、また他方のファンの各羽根のそれぞれ先
端部が、それに対応して形成されて前記窪み内に収容で
きるようになっている。
【００１３】
【発明の効果】互いに向き合っているファン装置は、紙
の搬送及び折り装置内で処理された個々の製品の取扱に
関し、多くの利点を提供している。つまり本発明のファ
ン装置によれば、例えば薄くて軽くて小さいか、又はそ
の先頭の縁部が開放されているような、搬送中に（特に
非常に高速な場合に）はためき易いという間題を抱えて
いる、例えば４頁の折り丁等の折り畳み製品も確実に案
内することが可能になる。
の搬送及び折り装置内で処理された個々の製品の取扱に
関し、多くの利点を提供している。つまり本発明のファ
ン装置によれば、例えば薄くて軽くて小さいか、又はそ
の先頭の縁部が開放されているような、搬送中に（特に
非常に高速な場合に）はためき易いという間題を抱えて
いる、例えば４頁の折り丁等の折り畳み製品も確実に案
内することが可能になる。
【００１４】ファン装置の一方の羽根によって取り上げ
られる折畳み製品は、このようにして向い合う他方のフ
ァン装置の連続する羽根先端部によって製品の流れから
持ち揚げられ、かつ付加的に最初に述べたファン装置の
方向に移動せしめられる。若し必要とし又は希望するな
らば、それによって最小の間隔が、製品流れ内の折り畳
み製品の間で有利に形成される。それは、続く印刷製品
が、次のファン装置から直接理想的に取り上げられるか
らである。更に、折り畳み製品は付加的に安定化せしめ
られる。
られる折畳み製品は、このようにして向い合う他方のフ
ァン装置の連続する羽根先端部によって製品の流れから
持ち揚げられ、かつ付加的に最初に述べたファン装置の
方向に移動せしめられる。若し必要とし又は希望するな
らば、それによって最小の間隔が、製品流れ内の折り畳
み製品の間で有利に形成される。それは、続く印刷製品
が、次のファン装置から直接理想的に取り上げられるか
らである。更に、折り畳み製品は付加的に安定化せしめ
られる。
【００１５】本発明の別の特徴によれば、羽根が所定の
曲率半径で形成されており、また前記衝突阻止手段が、
羽根に形成された窪みのための弾性的なカバー部を有し
ており、該弾性カバー部は、各羽根の所定の曲率半径に
ほぼ等しい曲率半径を有し、かつ夫々の窪み内に曲り込
み可能である。この構成から得られる利点は、ストリッ
ピング工程中、つまりファン装置によって印刷製品が剥
ぎ取られる際に、折り畳み製品が窪みによって妨害され
たり、又は窪み内に取り込まれたりすることがないとい
う点である。
曲率半径で形成されており、また前記衝突阻止手段が、
羽根に形成された窪みのための弾性的なカバー部を有し
ており、該弾性カバー部は、各羽根の所定の曲率半径に
ほぼ等しい曲率半径を有し、かつ夫々の窪み内に曲り込
み可能である。この構成から得られる利点は、ストリッ
ピング工程中、つまりファン装置によって印刷製品が剥
ぎ取られる際に、折り畳み製品が窪みによって妨害され
たり、又は窪み内に取り込まれたりすることがないとい
う点である。
【００１６】本発明の更に詳細な特徴によれば、弾性カ
バー部は板ばね部材である。
バー部は板ばね部材である。
【００１７】本発明の更に別の特徴によれば、窪みは、
その最大の深さを各羽根先端部の最先端寄りに有し、か
つそこにおけるアンダカット部分で形成されており、前
記板ばね部材は、各羽根先端部の最先端部から最も遠
い、前記窪みの位置で各羽根先端部に固定されていて、
かつ、前記窪みの前記アンダカット部分内に屈曲可能に
受容された自由端部を有している。
その最大の深さを各羽根先端部の最先端寄りに有し、か
つそこにおけるアンダカット部分で形成されており、前
記板ばね部材は、各羽根先端部の最先端部から最も遠
い、前記窪みの位置で各羽根先端部に固定されていて、
かつ、前記窪みの前記アンダカット部分内に屈曲可能に
受容された自由端部を有している。
【００１８】本発明の更に別の特徴によれば、窪みが、
前記羽根の肉厚以下の深さを有しており、また前記羽根
の前記先端部の最も外方の部分の肉厚が、先端に向かっ
て減少しており、これによって、羽根の先端部の最も外
方の部分が接触せずに窪みを通過する通路が提供され
る。つまり窪みは、羽根車先端部の肉厚の１部分だけに
形成されており、また肉厚の減少した対応する先端部分
と、向き合うファンとが、トラブルなしの係合を行うこ
とができるようになっている。
前記羽根の肉厚以下の深さを有しており、また前記羽根
の前記先端部の最も外方の部分の肉厚が、先端に向かっ
て減少しており、これによって、羽根の先端部の最も外
方の部分が接触せずに窪みを通過する通路が提供され
る。つまり窪みは、羽根車先端部の肉厚の１部分だけに
形成されており、また肉厚の減少した対応する先端部分
と、向き合うファンとが、トラブルなしの係合を行うこ
とができるようになっている。
【００１９】本発明の更に別の特徴によれば、折り装置
は、切断された印刷製品の流れを直接前記ファン装置に
連続的に供給するための手段を有しており、該供給手段
は、搬送テープを支持するテープローラから成り、かつ
印刷製品をそれぞれのポケット内に明確に位置せしめる
ために、下方に向って前記ファンとファンの間に突入し
ている最下方のテープローラを有しており、該最下方の
テープローラは、前記ファン装置の回転中、減少した肉
厚の前配先端部分によっで通過される通路に対して軸方
向に隣接して位置している。
は、切断された印刷製品の流れを直接前記ファン装置に
連続的に供給するための手段を有しており、該供給手段
は、搬送テープを支持するテープローラから成り、かつ
印刷製品をそれぞれのポケット内に明確に位置せしめる
ために、下方に向って前記ファンとファンの間に突入し
ている最下方のテープローラを有しており、該最下方の
テープローラは、前記ファン装置の回転中、減少した肉
厚の前配先端部分によっで通過される通路に対して軸方
向に隣接して位置している。
【００２０】本発明のまた別の特徴によれば、羽根は、
到着する印刷製品を制動するための（発泡材料又はこれ
と類似品の）滑り抵抗性（滑りを止める作用を有する）
の材料を有している。この特徴によって、折り畳み製品
を付加的に有利な形式で制動することができ、それぞれ
向き合うファンの当該先端部が、印刷製品と接触するこ
とができるようになっている。
到着する印刷製品を制動するための（発泡材料又はこれ
と類似品の）滑り抵抗性（滑りを止める作用を有する）
の材料を有している。この特徴によって、折り畳み製品
を付加的に有利な形式で制動することができ、それぞれ
向き合うファンの当該先端部が、印刷製品と接触するこ
とができるようになっている。
【００２１】羽根内に窪みを形成せしめる必要性、又は
窪み内に収容されるべき羽根の先端部を対応して形成せ
しめる必要性を避けるための本発明の別の特徴によれ
ば、羽根の先端部の少くとも１部分が、羽根の上に移動
可能に配置されており、また先端部の移動可能な部分を
移動させるための手段が設けられている。つまり折り丁
が装置から剥がされるその剥離位置で、各先端部の衝突
を回避することができるようになっている。その理由
は、ファン装置の外周面のオーバラップ領域内に位置し
て接近する先端部が、運動可能に、又は側方に旋回可能
になっているからである。
窪み内に収容されるべき羽根の先端部を対応して形成せ
しめる必要性を避けるための本発明の別の特徴によれ
ば、羽根の先端部の少くとも１部分が、羽根の上に移動
可能に配置されており、また先端部の移動可能な部分を
移動させるための手段が設けられている。つまり折り丁
が装置から剥がされるその剥離位置で、各先端部の衝突
を回避することができるようになっている。その理由
は、ファン装置の外周面のオーバラップ領域内に位置し
て接近する先端部が、運動可能に、又は側方に旋回可能
になっているからである。
【００２２】本発明の別の特徴によれば、折り装置にお
いて、印刷製品デリバリ部が、それぞれほぼ円筒形の輪
郭を有する回転可能な２つのファン装置より構成されて
おり、各ファン装置は、その回転軸が互いに平行である
とともにそのほぼ円筒形の外周面が互いにオーバーラッ
プする領域をもつように配置されており、切断された印
刷製品の流れを前記ファン装置に直接連続的に引き渡す
ための手段が設けられており、また前記ファン装置はそ
れぞれ少なくとも３つの羽根を有し、これらの羽根は、
それらの間に、隣接する羽根の相対する側面によって印
刷製品を案内しながら受容するポケットを形成してお
り、さらにこれらの羽根はそれぞれ、前記外周面の前記
オーバラップ領域内に延びる先端部を備えていて、これ
らの先端部によって、前記ファン装置に直接供給された
印刷製品が変向せしめられて、一方のファン装置のポケ
ット内と、他方のファン装置のポケット内とに交互に引
き渡されるようになっており、また、前記羽根先端部
は、旋回可能に羽根に結合されており、前記外周面の互
いにオーバラップしている前記領域の外方に、羽根先端
部を交互に旋回させるための手段が設けられていて、そ
れによって各ファン装置の羽根先端部間の衝突が阻止で
きるようになっている。
いて、印刷製品デリバリ部が、それぞれほぼ円筒形の輪
郭を有する回転可能な２つのファン装置より構成されて
おり、各ファン装置は、その回転軸が互いに平行である
とともにそのほぼ円筒形の外周面が互いにオーバーラッ
プする領域をもつように配置されており、切断された印
刷製品の流れを前記ファン装置に直接連続的に引き渡す
ための手段が設けられており、また前記ファン装置はそ
れぞれ少なくとも３つの羽根を有し、これらの羽根は、
それらの間に、隣接する羽根の相対する側面によって印
刷製品を案内しながら受容するポケットを形成してお
り、さらにこれらの羽根はそれぞれ、前記外周面の前記
オーバラップ領域内に延びる先端部を備えていて、これ
らの先端部によって、前記ファン装置に直接供給された
印刷製品が変向せしめられて、一方のファン装置のポケ
ット内と、他方のファン装置のポケット内とに交互に引
き渡されるようになっており、また、前記羽根先端部
は、旋回可能に羽根に結合されており、前記外周面の互
いにオーバラップしている前記領域の外方に、羽根先端
部を交互に旋回させるための手段が設けられていて、そ
れによって各ファン装置の羽根先端部間の衝突が阻止で
きるようになっている。
【００２３】本発明のその他の特徴は、付属の請求項で
説明されている。
説明されている。
【００２４】本発明はここでは、巻取紙印刷機のための
折り装置内で実現されたものとして説明されかつ図示さ
れているけれども、これは決して図示された細部に限定
されるべきものではない。その理由は、本発明の精神か
ら逸脱することなしに、かつ請求の範囲の等価な範囲と
領域内で、種々の修正や構造上の変形を行うことができ
るからである。
折り装置内で実現されたものとして説明されかつ図示さ
れているけれども、これは決して図示された細部に限定
されるべきものではない。その理由は、本発明の精神か
ら逸脱することなしに、かつ請求の範囲の等価な範囲と
領域内で、種々の修正や構造上の変形を行うことができ
るからである。
【００２５】
【実施例】次に図面に示した実施例について、本発明の
構造及び操作の方法を説明する。
構造及び操作の方法を説明する。
【００２６】先づ図面、特に図１及び図２を参照する
と、そこには印刷製品の搬送通路が図示されている。
と、そこには印刷製品の搬送通路が図示されている。
【００２７】１つ又は複数の巻取紙１４が、フォーマを
介して案内されかつ折り畳まれる。折り畳まれてから、
取紙１４は、上方及び下方の引張りローラ２３及び２２
のそれぞれのニップ部を貫通してガイドローラ２１から
切断シリンダ２０へと供給される。該切断シリンダ２０
は巻取紙から印刷製品を切断している。巻取紙分離装置
２５は、上方引張りローラ２３と下方引張りローラ２２
との間に設けられている。
介して案内されかつ折り畳まれる。折り畳まれてから、
取紙１４は、上方及び下方の引張りローラ２３及び２２
のそれぞれのニップ部を貫通してガイドローラ２１から
切断シリンダ２０へと供給される。該切断シリンダ２０
は巻取紙から印刷製品を切断している。巻取紙分離装置
２５は、上方引張りローラ２３と下方引張りローラ２２
との間に設けられている。
【００２８】切断されかつ折り畳まれた印刷製品は、次
いで高速のコンベアベルト又は搬送テープ１３によって
供給されている。該搬送テープ１３は、２つのファン装
置１７及び１８に対し加速機として構成されていて宜
い。高速の搬送テープ１３は、印刷製品を、ファン装置
１７及び１８のそれぞれのファン１５及び１６の最も近
い位置に案内している。
いで高速のコンベアベルト又は搬送テープ１３によって
供給されている。該搬送テープ１３は、２つのファン装
置１７及び１８に対し加速機として構成されていて宜
い。高速の搬送テープ１３は、印刷製品を、ファン装置
１７及び１８のそれぞれのファン１５及び１６の最も近
い位置に案内している。
【００２９】ファン装置１７及び１８のそれぞれ向い合
うファン１５及び１６の協働作業は、図２から容易に知
ることができる。印刷製品の案内エッジ９は、搬送され
かつ高速の搬送テープにより適当に加速されて、羽根３
の先端部８の近くで、丁度印刷製品を受容する位置に配
置された羽根３に突き当る。そしてファン１５の２つの
羽根１及び３によって形成された受容ポケット１１内に
移動せしめられる。連続的に向き合って配置された羽根
２の先端部６は、印刷製品の流れを、印刷製品の垂直に
到来する流れ１４から羽根１の方向内に偏位せしめる。
これによって印刷製品が付加的に安定化せしめられる。
うファン１５及び１６の協働作業は、図２から容易に知
ることができる。印刷製品の案内エッジ９は、搬送され
かつ高速の搬送テープにより適当に加速されて、羽根３
の先端部８の近くで、丁度印刷製品を受容する位置に配
置された羽根３に突き当る。そしてファン１５の２つの
羽根１及び３によって形成された受容ポケット１１内に
移動せしめられる。連続的に向き合って配置された羽根
２の先端部６は、印刷製品の流れを、印刷製品の垂直に
到来する流れ１４から羽根１の方向内に偏位せしめる。
これによって印刷製品が付加的に安定化せしめられる。
【００３０】印刷製品が受容ポケット１１内に完全に収
容された後、それより前は印刷物を安定化させていた羽
根２の先端部６が、受容ポケットに追従して羽根１内で
形成された窪み５内に侵入する。
容された後、それより前は印刷物を安定化させていた羽
根２の先端部６が、受容ポケットに追従して羽根１内で
形成された窪み５内に侵入する。
【００３１】次いで次の印刷製品が、搬送テープ１３に
よって、以前は印刷製品の撓みを惹き起していた羽根２
の先端部６の近くに搬送され、そしてそのために設けら
れた受容ポケット１２内に完全に移動せしめられる。
よって、以前は印刷製品の撓みを惹き起していた羽根２
の先端部６の近くに搬送され、そしてそのために設けら
れた受容ポケット１２内に完全に移動せしめられる。
【００３２】受容ポケット１１及び１２内に配置された
印刷製品は、ストリッパ（図示せず）によって、各受容
ポケット１１及び１２から、それらが受容ポケット内に
挿入された方向とは反対の方向にスライドせしめられ、
かつコンベアベルト２６及び２７の上に載せられる。
印刷製品は、ストリッパ（図示せず）によって、各受容
ポケット１１及び１２から、それらが受容ポケット内に
挿入された方向とは反対の方向にスライドせしめられ、
かつコンベアベルト２６及び２７の上に載せられる。
【００３３】印刷製品が、各窪み５，７，１０の、ほぼ
横方向に存在する壁と衝突すると、受容ポケット１１及
び１２の封鎖を惹き起こす恐れがあり、この衝突を阻止
するため、図３に図示のようなばね部材又は板ばね１９
が、窪み５，７，１０を覆うように設けられている。図
面にははっきりと明示されていないが、ばね部材１９
は、その一方の端部が図３に示すように、各羽根１乃至
４に対して適切に結合されており、かつ適切に予張力が
かけられている。そのためにこの状態では、ばね部材
は、隣接する羽根先端と接触することはなく、ばね部材
が取り付けられている羽根の輪郭に追従するようになっ
ている。図５に示すように、板ばね部材１９の自由端部
は、その内方に形成された適当なベンド部で修正されて
いる。そのため板ばね部材１９は、窪みの端部の最も深
い位置で、窪みの適切にアンダカットされた部分内に受
容されるか又は該部分内に補足されるようになる。これ
によって板ばね部材１９の自由端部が受容ポケット内に
入り込んだ時、印刷製品にからみつくことが防止される
ようになる。
横方向に存在する壁と衝突すると、受容ポケット１１及
び１２の封鎖を惹き起こす恐れがあり、この衝突を阻止
するため、図３に図示のようなばね部材又は板ばね１９
が、窪み５，７，１０を覆うように設けられている。図
面にははっきりと明示されていないが、ばね部材１９
は、その一方の端部が図３に示すように、各羽根１乃至
４に対して適切に結合されており、かつ適切に予張力が
かけられている。そのためにこの状態では、ばね部材
は、隣接する羽根先端と接触することはなく、ばね部材
が取り付けられている羽根の輪郭に追従するようになっ
ている。図５に示すように、板ばね部材１９の自由端部
は、その内方に形成された適当なベンド部で修正されて
いる。そのため板ばね部材１９は、窪みの端部の最も深
い位置で、窪みの適切にアンダカットされた部分内に受
容されるか又は該部分内に補足されるようになる。これ
によって板ばね部材１９の自由端部が受容ポケット内に
入り込んだ時、印刷製品にからみつくことが防止される
ようになる。
【００３４】ばね部材１９の代りに、羽根１に切欠き又
はノッチ５（図２）が設けられていても宜く、該ノッチ
は、図４にみられるように、羽根１の肉厚の部分の一部
だけに延びている。その反対側に位置している羽根２の
先端部６は、同じような形式で次々に作られている、つ
まりアンダカットされている（図４参照）。そのため先
端部６は、ノッチ５の規定された壁部と衝突することな
しに羽根車１のノッチ５内に受容されるようになる。搬
送テープ１３の最下方のローラはファン１５，１６の間
の深い位置に配置されているので、印刷製品又は折り丁
の積極的な高速位置決めが、ポケット１１内で達成でき
るようになっている。
はノッチ５（図２）が設けられていても宜く、該ノッチ
は、図４にみられるように、羽根１の肉厚の部分の一部
だけに延びている。その反対側に位置している羽根２の
先端部６は、同じような形式で次々に作られている、つ
まりアンダカットされている（図４参照）。そのため先
端部６は、ノッチ５の規定された壁部と衝突することな
しに羽根車１のノッチ５内に受容されるようになる。搬
送テープ１３の最下方のローラはファン１５，１６の間
の深い位置に配置されているので、印刷製品又は折り丁
の積極的な高速位置決めが、ポケット１１内で達成でき
るようになっている。
【００３５】各ファン装置１７及び１８の並置されたフ
ァン３及び４が、図４に明瞭に図示されている。並置さ
れたファン１５，１６；２９，３０及び３１，３２のそ
れぞれの対は、図４の平面に鉛直に延びるそれぞれ共通
の平面内に明らかに配置されて図示されている。図２に
更に明瞭に示されているように、ファン羽根４の先端部
２８は、ファン羽根３のノッチ１０と係合している。ノ
ッチ１０が、図３に示されているように、弾性的部材又
はばね部材１９の形状をしたカバーを有している場合に
は、ファン羽根４は同時に、ばね部材１９をノッチ１０
内に押し込めるようになる。つまり羽根４がノッチ１０
内に侵入するようになる。
ァン３及び４が、図４に明瞭に図示されている。並置さ
れたファン１５，１６；２９，３０及び３１，３２のそ
れぞれの対は、図４の平面に鉛直に延びるそれぞれ共通
の平面内に明らかに配置されて図示されている。図２に
更に明瞭に示されているように、ファン羽根４の先端部
２８は、ファン羽根３のノッチ１０と係合している。ノ
ッチ１０が、図３に示されているように、弾性的部材又
はばね部材１９の形状をしたカバーを有している場合に
は、ファン羽根４は同時に、ばね部材１９をノッチ１０
内に押し込めるようになる。つまり羽根４がノッチ１０
内に侵入するようになる。
【００３６】ファン装置１７及び１８のファン１５，１
６，２９，３０，３１及び３２は、それらのうちの１５
及び１６だけが図１に図示されているが、これらのファ
ンは、本実施例にあっては３６インチの直径を有し、有
利にはプラスチック材料から成形されている。勿論これ
らは、その他の適当な材料で同じ様に成形されても宜
く、またポケット及びノッチは、適当な機械加工プロセ
スで成形されていて構わない。ファンの直径が比較的大
きいため、受容ポケット１１及び１２は充分な深さに形
成されており、受容ポケット１１又は１２内に滑り込ん
でくる印刷製品が、充分に長い通路を通って移動できる
ようになっており、その長い通路上で、例えば適当な滑
り防止材料を使用して、順次スムーズな制動が達成でき
るようになっている。例えば発泡材料のような衝撃吸収
部材又は衝突緩衝部材は、これを受容ポケットの端部に
付加的に使用することができ、これらは、印刷製品の案
内エッジ９を最終的に緩やかに制動する。
６，２９，３０，３１及び３２は、それらのうちの１５
及び１６だけが図１に図示されているが、これらのファ
ンは、本実施例にあっては３６インチの直径を有し、有
利にはプラスチック材料から成形されている。勿論これ
らは、その他の適当な材料で同じ様に成形されても宜
く、またポケット及びノッチは、適当な機械加工プロセ
スで成形されていて構わない。ファンの直径が比較的大
きいため、受容ポケット１１及び１２は充分な深さに形
成されており、受容ポケット１１又は１２内に滑り込ん
でくる印刷製品が、充分に長い通路を通って移動できる
ようになっており、その長い通路上で、例えば適当な滑
り防止材料を使用して、順次スムーズな制動が達成でき
るようになっている。例えば発泡材料のような衝撃吸収
部材又は衝突緩衝部材は、これを受容ポケットの端部に
付加的に使用することができ、これらは、印刷製品の案
内エッジ９を最終的に緩やかに制動する。
【００３７】受容ポケット１１，１２の端部に到着した
印刷製品の案内エッジ９は、比較的遅い周速度を有して
いる。その理由は、受容ポケット１１，１２の端部がフ
ァンの中心部の近くに位置しているからである。定置の
剥離装置は、図１のコンベアベルト２６及び２７の上の
取り囲んだ破線によって表わされており、かつ受容ポケ
ット１１，１２から再び印刷製品をスライドせしめるよ
うになっている。該剥離装置は、このように印刷製品の
案内エッジ９と緩やかな速度で衝突する。このため案内
エッジ９には、たとえどんなに薄い印刷紙が使用されて
いても、損傷が全く発生しないようになる。剥離装置
は、それぞれのファン装置を構成しているファンの軸に
沿った適当な位置に配置されており、その位置は、ファ
ン装置の個々のファンの間の空間内に位置している。
印刷製品の案内エッジ９は、比較的遅い周速度を有して
いる。その理由は、受容ポケット１１，１２の端部がフ
ァンの中心部の近くに位置しているからである。定置の
剥離装置は、図１のコンベアベルト２６及び２７の上の
取り囲んだ破線によって表わされており、かつ受容ポケ
ット１１，１２から再び印刷製品をスライドせしめるよ
うになっている。該剥離装置は、このように印刷製品の
案内エッジ９と緩やかな速度で衝突する。このため案内
エッジ９には、たとえどんなに薄い印刷紙が使用されて
いても、損傷が全く発生しないようになる。剥離装置
は、それぞれのファン装置を構成しているファンの軸に
沿った適当な位置に配置されており、その位置は、ファ
ン装置の個々のファンの間の空間内に位置している。
【００３８】図６にはファン装置の第３の実施例が図示
されており、各ファン装置４０，４１は、事実上、それ
ぞれの羽根の間にポケットが形成されているシリンダで
ある。図面には図示してないが、ほぼ円筒形のファン装
置の外周面表面には適当な窪みが形成されており、この
窪みは搬送テープとローラ並びにストリッパを収容して
いる。
されており、各ファン装置４０，４１は、事実上、それ
ぞれの羽根の間にポケットが形成されているシリンダで
ある。図面には図示してないが、ほぼ円筒形のファン装
置の外周面表面には適当な窪みが形成されており、この
窪みは搬送テープとローラ並びにストリッパを収容して
いる。
【００３９】図７には本発明の第４の実施例が示されて
おり、この場合ファン装置は、エンドレスベルト５１及
び５２の形状を有している。羽根５３の間にはそれぞれ
ポケットが形成されており、この羽根５３は、それぞれ
エンドレスベルト５１及び５２に沿って所定の間隔を保
って支承されている。２つのファン装置５１及び５２の
それぞれのポケット５４への印刷製品１４の交互のデリ
バリ、ベルトのための各駆動スプロケットの速度、並び
にエンドレスベルト５１及び５２に沿った羽根５３の間
隔は、印刷製品１４の搬送をスローダウンするための制
御要素である。羽根５３は、本発明の前に説明した実施
例における羽根に類似したように制作されていて差し支
えない。
おり、この場合ファン装置は、エンドレスベルト５１及
び５２の形状を有している。羽根５３の間にはそれぞれ
ポケットが形成されており、この羽根５３は、それぞれ
エンドレスベルト５１及び５２に沿って所定の間隔を保
って支承されている。２つのファン装置５１及び５２の
それぞれのポケット５４への印刷製品１４の交互のデリ
バリ、ベルトのための各駆動スプロケットの速度、並び
にエンドレスベルト５１及び５２に沿った羽根５３の間
隔は、印刷製品１４の搬送をスローダウンするための制
御要素である。羽根５３は、本発明の前に説明した実施
例における羽根に類似したように制作されていて差し支
えない。
【００４０】図８に示されているように、図２及び図３
のものに類似したファン装置１７′及び１８′のファン
４２及び４３の各羽根３７，３８の先端部３５，３６
は、例えば到着する印刷製品又は折り丁がそれぞれの受
容ポケット３９内に向を変えられるように伸張可能であ
り、また衝突の可能性を回避できるように引込み可能で
ある。この点に関して注意すべきことは、ファン装置１
７′及び１８′の外周面は、ファン装置３７，３８の先
端部３５，３６が引込んだ状態では交差しない、つまり
ファン装置１７′及び１８′の間には羽根車先端部３５
及び３６が引込んだ状態では、ギャップ５０が存在して
いるということである。ファン４２の羽根３７のそれぞ
れの先端部３５が伸びた場合に、ファン４３の羽根５８
の各先端部３６は引き込められる。また逆も同様であ
る。羽根３７の先端部３５と羽根３８の先端部３６とが
衝突することはない。その理由は、一方のファン４２の
先端部が、他方のファン４３の先端部の作用円内に位置
することは決してないからである。
のものに類似したファン装置１７′及び１８′のファン
４２及び４３の各羽根３７，３８の先端部３５，３６
は、例えば到着する印刷製品又は折り丁がそれぞれの受
容ポケット３９内に向を変えられるように伸張可能であ
り、また衝突の可能性を回避できるように引込み可能で
ある。この点に関して注意すべきことは、ファン装置１
７′及び１８′の外周面は、ファン装置３７，３８の先
端部３５，３６が引込んだ状態では交差しない、つまり
ファン装置１７′及び１８′の間には羽根車先端部３５
及び３６が引込んだ状態では、ギャップ５０が存在して
いるということである。ファン４２の羽根３７のそれぞ
れの先端部３５が伸びた場合に、ファン４３の羽根５８
の各先端部３６は引き込められる。また逆も同様であ
る。羽根３７の先端部３５と羽根３８の先端部３６とが
衝突することはない。その理由は、一方のファン４２の
先端部が、他方のファン４３の先端部の作用円内に位置
することは決してないからである。
【００４１】先端部の伸張及び引込みを達成するための
適切な機構が、図８に線図的に図示されている。該機構
は、各ファン装置の一方の端部に位置しているこれらの
ファンの羽根の旋回可能な先端部に、その一方の端部が
旋回可能に結合されているリンケイジロッド又はプッシ
ュロッド４４から構成されている。該リンク装置４４
は、その一方の端部に、適当な輪郭のカム４６に追従す
るカムローラを有しており、該カム４６は、機械の定置
の側壁部に固定されている。図９に示されているよう
に、それぞれのファン装置１７′及び１８′の軸に沿っ
て配置されたすべてのファン羽根のそれぞれの先端部
は、互いに連結されていて、それぞれのカム追従装置４
４，４５の行動に応働して、伸張可能及び引込み可能に
なっている。
適切な機構が、図８に線図的に図示されている。該機構
は、各ファン装置の一方の端部に位置しているこれらの
ファンの羽根の旋回可能な先端部に、その一方の端部が
旋回可能に結合されているリンケイジロッド又はプッシ
ュロッド４４から構成されている。該リンク装置４４
は、その一方の端部に、適当な輪郭のカム４６に追従す
るカムローラを有しており、該カム４６は、機械の定置
の側壁部に固定されている。図９に示されているよう
に、それぞれのファン装置１７′及び１８′の軸に沿っ
て配置されたすべてのファン羽根のそれぞれの先端部
は、互いに連結されていて、それぞれのカム追従装置４
４，４５の行動に応働して、伸張可能及び引込み可能に
なっている。
【００４２】勿論、すべての羽根３７及び３８の先靖部
３５及び３６を、ファン４２及び４３の回転に伴って伸
びたままに保持することも可能である。その場合は、こ
のように形成されたファン装置１７′及び１８′の外周
面が、羽根の先端部３５及び３６において交差するおそ
れがある。従って、交差位置における衝突を回避するた
めに引き込ませなければならない先端部だけが、例えば
カム追従装置４４，４５及び適当な輪郭のカム４６によ
って引き込まされる。羽根の先端部には、例えば図２の
実施例の窪み５，７，１０のような適合した窪みが形成
されていても宜く、そのような場合、図８のファン４２
及び４３の羽根先端部は、引き込ます必要はないが、該
先端部が衝突しないで交差できるような位置までしか伸
びないようにしておかなければならない。
３５及び３６を、ファン４２及び４３の回転に伴って伸
びたままに保持することも可能である。その場合は、こ
のように形成されたファン装置１７′及び１８′の外周
面が、羽根の先端部３５及び３６において交差するおそ
れがある。従って、交差位置における衝突を回避するた
めに引き込ませなければならない先端部だけが、例えば
カム追従装置４４，４５及び適当な輪郭のカム４６によ
って引き込まされる。羽根の先端部には、例えば図２の
実施例の窪み５，７，１０のような適合した窪みが形成
されていても宜く、そのような場合、図８のファン４２
及び４３の羽根先端部は、引き込ます必要はないが、該
先端部が衝突しないで交差できるような位置までしか伸
びないようにしておかなければならない。
【図１】本発明に従って構成された折り装置の、前方か
らみた概略図である。
らみた概略図である。
【図２】２つのファン装置を有する折り装置の、デリバ
リ装置の部分を示す、図１の部分拡大図である。
リ装置の部分を示す、図１の部分拡大図である。
【図３】ファンにばねが設けられたファン装置の、第２
実施例の図２に類似した図である。
実施例の図２に類似した図である。
【図４】ファン装置の端部の概略図である。
【図５】本発明の第２実施例の、ばねの構成が変えられ
ている、図３に類似の図である。
ている、図３に類似の図である。
【図６】各ファン装置がほぼ円筒形の輪郭を有している
ファン装置を示す、本発明の第３実施例の斜線図であ
る。
ファン装置を示す、本発明の第３実施例の斜線図であ
る。
【図７】デリバリ装置がエンドレスベルトとして形成さ
れた装置を有している、本発明の第４実施例の概略図で
ある。
れた装置を有している、本発明の第４実施例の概略図で
ある。
【図８】交差しないファンの外周面と、延長可能かつ引
込み可能な羽根先端部とを有するファン装置の、図３に
類似した本発明の第５実施例の図である。
込み可能な羽根先端部とを有するファン装置の、図３に
類似した本発明の第５実施例の図である。
【図９】図８に示すファン装置の、図４に類似した概略
図である。
図である。
１，２，３，４ 羽根、 ５ 窪み、 ６ 先端部、
７ 窪み、 ８ 先端部、 ９ 案内エッジ、 １０
窪み、 １１，１２ ファンポケット、 １３搬送テー
プ、 １４ 紙ウエブ、 １５，１６ ファン、 １
７，１８，１７′，１８′ ファン装置、 １９ ばね
部材、 ２０ 切断ローラ、 ２１ ガイドローラ、
２２，２３ 引張りローラ、 ２４ フォーマ、 ２５
分離装置、 ２６，２７ コンベアベルト、 ２８
先端部、 ２９，３０，３１，３２ ファン、 ３５，
３６ 先端部、 ３７，３８ 羽根、 ３９ 受容ポケ
ット、 ４２，４３ ファン、 ４４，４５ カム追従
装置、 ４６ カム、 ５０ ギャップ
７ 窪み、 ８ 先端部、 ９ 案内エッジ、 １０
窪み、 １１，１２ ファンポケット、 １３搬送テー
プ、 １４ 紙ウエブ、 １５，１６ ファン、 １
７，１８，１７′，１８′ ファン装置、 １９ ばね
部材、 ２０ 切断ローラ、 ２１ ガイドローラ、
２２，２３ 引張りローラ、 ２４ フォーマ、 ２５
分離装置、 ２６，２７ コンベアベルト、 ２８
先端部、 ２９，３０，３１，３２ ファン、 ３５，
３６ 先端部、 ３７，３８ 羽根、 ３９ 受容ポケ
ット、 ４２，４３ ファン、 ４４，４５ カム追従
装置、 ４６ カム、 ５０ ギャップ
Claims (13)
- 【請求項１】 巻取紙印刷機のための折り装置であっ
て、２つのファン装置を備えた印刷製品のデリバリ部を
有し、各ファン装置は、共通の軸上で互いに間隔を保っ
て隣接する複数のファンからそれぞれ形成されており、
２つのファン装置のそれぞれの共通の軸が互いに平行に
配置されており、一方のファン装置の各ファンは、他方
のファン装置のそれぞれ１つのファンと共に、それぞれ
共通の平面内に互いに隣接して配置されており、各ファ
ンは、外周部で先端部を備えた複数の羽根によって構成
されており、これらの羽根は、それらの間に、隣接する
羽根の相対する側面によって印刷製品を案内しながら受
容するポケットを形成しており、共通の平面内に存在す
る２つのファンの外周部は、互いに交差しており、また
それぞれ共通の平面内に配置されたファンの、各羽根先
端部の衝突を阻止するための衝突阻止手段として、ファ
ンの羽根の半径方向外側範囲に、それぞれ共通の平面内
に配置されたファンの羽根の先端部を受容するための窪
みが形成されており、前記窪みが一方のファンの各羽根
のそれぞれ片側だけに形成されており、また他方のファ
ンの各羽根のそれぞれ先端部が、それに対応して形成さ
れて前記窪み内に収容できるようになっていることを特
徴とする巻取紙印刷機のための折り装置。 - 【請求項２】 前記羽根が所定の曲率半径で形成されて
おり、また前記衝突阻止手段が、羽根に形成された窪み
のための弾性的なカバー部を有しており、該弾性カバー
部は、各羽根の所定の曲率半径にほぼ等しい曲率半径を
有し、かつそれぞれの窪み内に曲り込み可能であること
を特徴とする、請求項１記載の折り装置。 - 【請求項３】 前記弾性カバー部が板ばね部材であるこ
とを特徴とする、請求項２記載の折り装置。 - 【請求項４】 前記窪みは、その最大の深さを各羽根先
端部の最先端寄りに有し、かつそこにおけるアンダカッ
ト部分で形成されており、前記板ばね部材は、各羽根先
端部の最先端部から最も遠い、前記窪みの位置で各羽根
先端部に固定されていて、かつ、前記窪みの前記アンダ
カット部分内に屈曲可能に受容された自由端部を有して
いることを特徴とする、請求項３記載の折り装置。 - 【請求項５】 前記窪みが、前記羽根の肉厚以下の深さ
を有しており、また前記羽根の前記先端部の最も外方の
部分の肉厚が、先端に向かって減少しており、これによ
って、羽根の先端部の最も外方の部分が接触せずに窪み
を通過する通路が提供されることを特徴とする、請求項
１記載の折り装置。 - 【請求項６】 切断された印刷製品の流れを直接前記フ
ァン装置に連続的に供給するための手段を有しており、
該供給手段は、搬送テープを支持するテープローラから
成り、かつ印刷製品をそれぞれのポケット内に明確に位
置せしめるために、下方に向って前記ファンとファンの
間に突入している最下方のテープローラを有しており、
該最下方のテープローラは、前記ファン装置の回転中、
減少した肉厚の前記先端部分によって通過される通路に
対して軸方向に隣接して位置していることを特徴とす
る、請求項５記載の折り装置。 - 【請求項７】 前記羽根は、到着する印刷製品を制動す
るための滑り抵抗部材を有していることを特徴とする、
請求項１記載の折り装置。 - 【請求項８】 前記２つのファン装置が互いに軸平行に
配置されていることを特徴とする、請求項１記載の折り
装置。 - 【請求項９】 巻取紙印刷機のための折り装置であっ
て、印刷製品デリバリ部が、それぞれほぼ円筒形の輪郭
を有する回転可能な２つのファン装置より構成されてお
り、各ファン装置は、その回転軸が互いに平行であると
ともにそのほぼ円筒形の外周面が互いにオーバーラップ
する領域をもつように配置されており、切断された印刷
製品の流れを前記ファン装置に直接連続的に引き渡すた
めの手段が設けられており、また前記ファン装置はそれ
ぞれ少なくとも３つの羽根を有し、これらの羽根は、そ
れらの間に、 隣接する羽根の相対する側面によって印刷
製品を案内しながら受容するポケットを形成しており、
さらにこれらの羽根はそれぞれ、前記外周面の前記オー
バラップ領域内に延びる先端部を備えていて、これらの
先端部によって、前記ファン装置に直接供給された印刷
製品が変向せしめられて、一方のファン装置のポケット
内と、他方のファン装置のポケット内とに交互に引き渡
されるようになっており、また、前記羽根先端部は、旋
回可能に羽根 に結合されており、前記外周面の互いにオ
ーバラップしている前記領域の外方に、羽根先端部を交
互に旋回させるための手段が設けられていて、それによ
って各ファン装置の羽根先端部間の衝突が阻止できるよ
うになっていることを特徴とする、巻取り印刷機のため
の折り装置。 - 【請求項１０】 印刷製品のデリバリ部を備えた巻取紙
印刷機のための折り装置であって、それぞれ先端部を備
えた少なくとも３つの羽根から構成されている２つのフ
ァン装置から成り、該２つのファン装置は、互いに反対
方向に回転可能であり、各ファン装置は、隣接する羽根
の相対する側面によって印刷製品を案内しながら受容す
るポケットをそれぞれ有しており、前記装置の各羽根の
先端部が、前記装置の回転につれてそれぞれのエンドレ
スな経路に沿って移動可能であり、前記ファン装置の羽
根先端部の移動軌跡が、前記エンドレスな経路の所定位
置において衝突可能に配置されており、この衝突を避け
るために、前記２つのファン装置の少くとも一方の羽根
先端部が、前記２つのファン装置の他方の羽根先端部に
対して屈曲可能となっており、それによって、前記所定
位置における前記２つの装置の各羽根先端部が、衝突す
るのを阻止することができるようになっていることを特
徴とする、巻取紙印刷機のための折り装置。 - 【請求項１１】 前記屈曲可能な羽根先端部が、フレキ
シブルな材料から構成されていることを特徴とする、請
求項１０記載の折り装置。 - 【請求項１２】 印刷製品デリバリ部を備えた巻取紙印
刷機のための折り装置であって、それぞれ、ほぼ円筒形
の輪郭と、回転可能な互いに平行に配置された軸とを有
する回転可能な２つのファン装置から成り、前記ファン
装置はそれぞれ、各ファン装置の外周面に位置する先端
部を備えた少なくとも３つの羽根で構成されており、互
いに隣接して対を成す前記羽根は、これらの羽根の間
で、隣接する羽根の相対する側面によって印刷製品を案
内しながら受容するためのポケットを形成しており、前
記ファン装置の前記羽根先端部は、交互に伸張可能であ
り、それによって、到着する印刷製品を捕捉してこれを
それぞれのポケット内に案内することができるようにな
っていることを特徴とする、巻取紙印刷機のための折り
装置。 - 【請求項１３】 印刷製品のデリバリ部を備えた巻取紙
印刷機のための折り装置であって、共通の軸上で互いに
間隔を保って隣接して配置された多数のファンから構成
されている２つのファン装置を有し、前記２つのファン
装置のそれぞれの共通の軸が互いにほぼ平行に配置され
ており、一方のファン装置の各ファンは、他方のファン
装置のそれぞれ１つのファンと共に、それぞれ共通の平
面内に互いに隣接して配置されており、これらのファン
はそれぞれ、ファンの外周面に位置する先端部を有する
羽根で構成されており、前記ファン装置の前記羽根の先
端部が半径方向に移動可能であって、到着する印刷製品
に作用し、かつ印刷製品を、各ファンの互いに隣接し合
う羽根の相対する側面により構成されたポケット内に案
内しながら変向させるようになっていることを特徴とす
る、巻取紙印刷機のための折り装置。
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