JP2681321B2 - ワイヤドットプリンタの印字ヘッド - Google Patents

ワイヤドットプリンタの印字ヘッド

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JP2681321B2
JP2681321B2 JP3337740A JP33774091A JP2681321B2 JP 2681321 B2 JP2681321 B2 JP 2681321B2 JP 3337740 A JP3337740 A JP 3337740A JP 33774091 A JP33774091 A JP 33774091A JP 2681321 B2 JP2681321 B2 JP 2681321B2
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健志 小川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドットプリンタ
の印字ヘッドに係り、特に、弾性保持部材を回動させて
保持部材ユニットの背面側に掛け渡すだけで、印字ヘッ
ドを組立てることができるように構成し、それによっ
て、印字ヘッドの分解・組立作業及び組立時の各種調整
作業を容易にさせることができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤドットプリンタの印字ヘッ
ドは、図5に示すような構成になっていた。まず、ケー
シング101があり、このケーシング101の先端側
(図中左側)には、ノーズ103が取付けられている。
上記ノーズ103内には、ワイヤガイド105、10
7、109、111、113が取付けられていて、これ
らワイヤガイド105乃至113にガイドされた状態
で、複数本(図では1本のみ示す)のワイヤ115が、
図中左右方向に移動可能に配置されている。尚、ケーシ
ング101内にも、上記ワイヤ115をガイドするため
のワイヤガイド117、119、121が内装されてい
る。
【0003】上記ワイヤ115の基端部(図中右端)
は、アーマチュア123にロー付けによって固定されて
いる。このアーマチュア123は、ケーシング101内
に配置されており、ケーシング101内にはこの他に、
アーマチュア123を駆動するコアユニット125と、
アーマチュア123の位置を決定する保持部材ユニット
127が収容・配置されている。尚、上記アーマチュア
123は、複数本のワイヤ115に対応するようにそれ
ぞれ配置されており、又、コアユニット125には、上
記複数個のアーマチュア123を個別に駆動させるよう
に、複数個の電磁石部129を備えている。
【0004】上記電磁石部129は、鉄芯131と、コ
イル133とから構成されている。又、コアユニット1
25には、アーマチュア123を初期位置(図中右側の
後退位置)に復帰させるためのコイルスプリング135
がそれぞれ内装されている。つまり、上記電磁石部12
9が非励磁のときには、アーマチュア123はコイルス
プリング135によって初期位置に付勢されている。こ
れに対して、電磁石部129が励磁された場合には、ア
ーマチュア123がコイルスプリング135の付勢力に
抗して図中左側に吸着される。それによって、ワイヤ1
15が図中左側に突出されることになる。
【0005】上記保持部材ユニット127は、上記アー
マチュア123やコアユニット125を所定の位置に保
持するためのものであり、金属板137の外側に板バネ
139を配置させてネジ部材141によって、ケーシン
グ101に固定されている。又、保持部材ユニット12
7には、ストッパ部材143が配置されている。このス
トッパ部材143は複数枚の板体やフィルム状部材等を
積層させたものであり、このストッパ部材143の厚み
を調整することにより、アーマチュア123と鉄芯13
1との隙間(ε)の大きさを調整する。この隙間(ε)
の大きさによって印字力が左右されることになる。
【0006】ところで、上記隙間(ε)の調整作業は次
のような手順で行われる。まず、隙間(ε)として適当
な値を設定するべく、ストッパ部材143の厚みを設定
する(例えば、フィルム状部材の枚数を調整する)。そ
の状態で、金属板137、板バネ139を、ねじ部材1
41によって固定する。その状態で印字を行なうことに
より印字力を確認する。その際、所望の印字力を得るこ
とができていない場合には、上記ねじ部材141を外し
て分解し、ストッパ部材143の厚みを調整する。この
ような調整作業を数回繰り返すことにより、所望の印字
力を提供できるような状態にセットするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、所望の印字力を
得るためのストッパ部材143の厚み調整作業が困難で
あり、調整作業に長時間を必要とするとともに、多くの
労力を要してしまうという問題があった。これは、調整
作業を行う毎に、ねじ部材141を締めて印字ヘッドを
セット状態にしたり、ねじ部材141を緩めて印字ヘッ
ドを分解しなければならないからである。
【0008】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、印字ヘッドの分解・組
立を容易なものとし、それによって、所望の印字力を得
るためのストッパ部材の厚み調整作業を簡単なものとし
て、作業に要する時間を短縮させるとともに、労力を軽
減させることが可能なワイヤドットプリンタの印字ヘッ
ドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するめたの手段】上記目的を達成するべく
本願発明によるワイヤドットプリンタの印字ヘッドは、
基端部をアーマチュアに固定されたワイヤを移動可能に
保持するノーズと、上記ノーズの背面側に配置され上記
アーマチュアを駆動するコアユニットと、上記コアユニ
ットの背面側に配置され上記アーマチュア及びコアユニ
ットの位置を保持するとともに背面側に蓋体を着脱可能
に備えた保持部材ユニットと、上記保持部材ユニット内
上記蓋体に当接した状態で配置され印字力調整のため
に任意の厚みに設定されて上記アーマチュアの移動を規
制するストッパ部材と、基端部を介して上記ノーズに回
動可能に保持され、回動して上記保持部材ユニットの
体に掛け渡されることにより弾性力を発揮して保持部材
ユニット及びストッパ部材を所定の位置に弾性保持する
とともにストッパ部材の厚みの範囲内で所望の弾性保持
力を発揮できるように屈曲・形成され、逆方向に回動さ
れることにより上記蓋体より離間して上記蓋体の保持部
材ユニットからの離脱を許容する弾性保持部材と、を具
備したことを特徴とするものである。
【0010】その際、弾性保持部材は、保持部材ユニッ
トの背面に掛け渡された状態から背面より離脱する方向
に回動された場合にも、ノーズに保持されたままの状態
にあるように構成することが考えられる。又、弾性保持
部材を、180°の位置に設けられ、略L字状をなす一
対の部材から構成することが考えられる。又、弾性保持
部材を導電性部材とし、内側に突出した突出片を設け、
この突出片を介して、保持部材ユニットの導電性部分と
コアユニットとを導通可能な状態にすることが考えられ
る。又、弾性保持部材に外側に突出した突出片を設け、
この突出片を介して別に設けられたヘッド部材を係合・
固定するようにすることが考えられる。
【0011】
【作用】本願発明の場合には、ノーズに回動可能に保持
された弾性保持部材によって、保持部材ユニット及びス
トッパ部材を弾性保持することにより、印字ヘッドを組
立てるものである。つまり、弾性保持部材を適宜の方向
に回動させることにより、印字ヘッドの分解・組立を容
易に行えるようにするものである。弾性保持部材の材
質、大きさ、形状、個数等については、これを特に限定
するものではない。但し、その厚みが任意に調整される
ストッパ部材に対して、その調整範囲内で所定の弾性保
持力を発揮できるように屈曲・形成されていることが必
要である。
【0012】又、弾性保持部材を保持部材ユニットの背
面に掛け渡された状態から背面より離脱する方向に回動
された場合にも、ノーズに保持されたままの状態にある
ように構成した場合には、分解・組立を行う場合に、弾
性保持部材がノーズから外れることがないので、弾性保
持部材の紛失が防止できるとともに、作業性も向上する
ものである。又、弾性保持部材を180°の位置に設け
られ略L字状をなす一対の部材とした場合には、対称な
二方向より弾性保持することになる。又、弾性保持部材
を導電性部材とし、内側に突出した突出片を設け、この
突出片を介して、保持部材ユニットの導電性部分とコア
ユニットとを導通可能な状態にした場合には、発生する
静電気をコアユニットを介してアースさせることができ
る。さらに、弾性保持部材に外側に突出した突出片を設
け、この突出片を介して別に設けられたヘッド部材を係
合・固定するようにした場合には、ヘッド部材の着脱が
容易になり、又、ヘッド部材の着脱のために別の構成を
設ける必要がなくなる。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照して本発明の一実
施例を説明する。まず、ノーズ1があり、このノーズ1
には、ワイヤガイド3、5、7が内装されている。これ
らワイヤガイド3乃至7によってガイドされた状態で、
複数本(図では2本のみ示す)のワイヤ9が、図中左右
方向に移動可能に配置されている。上記ノーズ1の背面
側(図中右側)には、コアユニット11が取付けられて
いる。
【0014】上記コアユニット11は、中心部に略円筒
状をなす内側筒部材13を備えており、この内側筒部材
13の外周側には、導電性及び透磁性を有する材料から
なる外側筒部材15が設置されている。上記内側筒部材
13と外側筒部材15との間の環状空間部分には、複数
個の電磁石部17が配置されている。すなわち、上記複
数本のワイヤ9はそれぞれアーマチュア19にロー付け
によって固定されていて、これらアーマチュア19を上
記電磁石部17によってそれぞれ駆動するものである。
【0015】上記電磁石部17は、鉄芯21と、この鉄
芯21の外周側に設けられたコイル23とから構成され
ている。又、上記内側筒部材13には、複数個のアーマ
チュア19に対応してコイルスプリング25を内装して
おり、このコイルスプリング25によって、アーマチュ
ア19を初期位置(図中右側への待機位置)に復帰させ
るようになっている。そして、電磁石部17が非励磁の
ときには、アーマチュア19はコイルスプリング25に
よって初期位置に付勢されており、よって、ワイヤ9も
待機位置に引っ込んでいる。これに対して、電磁石部1
7が励磁された場合には、アーマチュア19は、コイル
スプリング25の付勢力に抗して、図中左側に吸着され
る。それによって、ワイヤ9が突出することになる。
【0016】上記コイル23は、プリント配線されたヘ
ッド基板71の配線接続部に半田付け等の手段によって
接続されている。ヘッド基板71の外周端には、コネク
タ73が取付けられており、プリンタのキャリッジ等に
固定されたとき、このコネクタ73及びケーブル75を
もって、プリンタ本体の駆動回路と電気的に接続される
ことになる。又、ヘッド基板71には、プリンタ本体の
フレームグランドラインも来ていて、ヘッド基板71と
対面している外側筒部材15をグランドアースする構成
になっている。
【0017】上記コアユニット11の背面側(図中右
側)には、保持部材ユニット27が組み込まれている。
上記保持部材ユニット27は、円筒状の保持部材29を
備えていて、この保持部材29の内側には、既に述べた
アーマチュア19が収容されているとともに、アーマチ
ュア19の浮きを防止するための固定部材31、33、
35が収容されている。又、上記固定部材31乃至35
の内側には、ストッパ部材37が配置されている。この
ストッパ部材37は、アーマチュア19と鉄芯21との
隙間(ε)を設定するべくその厚みを調整されるもので
あり、複数枚の板体とフィルム状部材を積層させた構成
になっている。又、ストッパ部材37は、アーマチュア
19が初期位置に復帰する際の衝撃を緩和させるダンパ
機能をも発揮する。
【0018】保持部材ユニット27は、その背面側(図
中右端)に金属板39を備えている。この金属板39
外側であって180°の位置には、図2にも示すよう
に、弾性保持部材としての一対の板ばね部材41、4
1’が配置されていて、上記金属板39は、これら一対
の板ばね部材41、41’によって固定されている。上
記板ばね部材41、41’は、金属製の薄い板体であっ
て略L字状をなしていて、図3に破線で示すように、そ
の基端部の両側部には突出片43、43’が突出形成さ
れている。そして、この一対の突出片43、43’を、
ノーズ1側に形成された溝45内に差し込んだ状態で、
ノーズ1に回動可能に保持されている。
【0019】又、板ばね部材41、41’の一片には、
図3に示すように、開口部47が形成されており、又、
突出片49が図3中向こう側に向かって折曲・形成され
ている。又、別の突出片51か図3中手前に向かって折
曲・形成されている。一方、ノーズ1側には、図1及び
図3に示すように、凸部53が形成されていて、上記開
口部47がこの凸部53に係合することにより、板ばね
部材41の図3中上方向への移動を規制するようにして
いる。上記突出片49は、板ばね部材41を回動させ
て、金属板39に掛け渡したとき、コアユニット11の
外側筒部材15に接触するようになっている。それによ
って、金属板39とコアユニット11の外側筒部材15
とが、板ばね部材41、41’を介して導通可能な状態
となり、静電気が発生した場合には、上記ルート及びコ
アユニット11の図示しない基板からアースされること
になる。
【0020】又、突出片51は、ヘッドカバー55を保
持するためのものである。すなわち、板ばね部材41、
41’の外側には、図4に示すようなヘッドカバー55
が被冠される。これは、金属板39の部分が高温状態に
なるからであり、そのような高温の部分を包囲して、取
扱時における安全性を高めるためである。上記ヘッドカ
バー55には180°の位置に一対の取付片57、5
7’が一体に形成されている。上記取付片57、57’
の内側には係止突起59が突設されている。そして、図
1に示すように、上記ヘッドカバー55を装着して、上
記突起59、59が、板ばね部材41、41’側の突出
片51、51に係合することにより、ヘッドカバー55
を固定するものである。尚、ヘッドカバー55を取り外
す場合には、上記一対の取付片57、57’を外側に若
干広げて、上記突起59、59と突出片51、51との
係合を解除することにより可能となる。
【0021】板ばね部材41、41’の他の一片には、
図1及び図2に示すように、屈曲部61が形成されてい
る。一方、金属板39側には、開口部63、63が形成
されている。板ばね部材41、41’を、図1中二点鎖
線で示すような状態から回動させて、実線で示すような
状態にすると、上記屈曲部61、61が開口部63、6
3に係合することになる。そのとき発生するばね力によ
って金属板39ひいては保持部材ユニット27を所定の
位置に保持することになる。すなわち、印字ヘッドを組
立てた状態となる。
【0022】以上の構成を基にその作用を説明する。従
来例の説明で述べたように、所望の印字力を得るために
は、鉄心21とアーマチュア19との隙間(ε)を適切
な値に調整する必要がある。そのためには、保持部材ユ
ニット27のストッパ部材37の厚みを調整する必要が
ある。その際、ストッパ部材37の厚みを任意の値に設
定した場合には、その状態で印字ヘッドをセットして印
字力を確認する必要がある。本実施例の場合には、印字
ヘッドの分解・組立は、一対の板ばね部材41、41’
を所定の機能位置に対して着脱するだけでよいので、作
業が極めて簡単である。
【0023】すなわち、ストッパ部材37の厚みを任意
の値に調整する場合には、一対の板ばね部材41、4
1’を外せばよい(図1に二点鎖線で示す状態)。又、
ストッパ部材37の厚みを任意の値に調整して印字ヘッ
ドをセットした状態にする場合には、一対の板ばね部材
41、41’を図1に実線で示すような位置まで回動さ
せて、屈曲部61、61を開口部63、63に係合させ
ればよい。尚、板ばね部材41、41’のノーズ1に対
する着脱は、次のようにして行われる。すなわち、ヘッ
ドカバー55を外した状態で、板ばね部材41、41’
を、図1中二点鎖線で示す機能位置より若干手前の位置
まで回動させる。そして、板ばね部材41、41’を、
開口部47と突起53とが係合しない位置までずらし、
そのまま反ノーズ1方向に引き抜く。それによって、板
ばね部材41、41’をノーズ1より外すことができ
る。又、板ばね部材41、41’をノーズ1に取付ける
場合には、上記した手順の逆の手順で行えばよい。尚、
板ばね部材41、41’の図3中符号aで示す部分の幅
を小さくすることにより、ノーズ1側に完全に回動させ
た状態で着脱することもできる。
【0024】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、印字ヘッドの分解・組立作業
が極めて簡単なものとなる。すなわち、一対の板ばね部
材41、41’を適宜な方向に回動操作して固定状態に
したり、固定状態を解除すればよいからである。よっ
て、所望の印字力を得るために鉄心21とアーマチュア
19との隙間(ε)を調整するべく、ストッパ部材37
の厚みを調整する作業も簡単なものとなり、作業に要す
る時間の短縮、労力の軽減を図ることができる。又、こ
れは、上記のような調整作業の場合だけでなく、その他
の作業、例えば、保守・点検作業、修理作業を行う場合
も同様である。
【0025】又、本実施例においては、板ばね部材4
1、41’による固定を解除した場合に、板ばね部材4
1、41’は、その回動指示部において、ノーズ1に係
止されたままの状態でいる。すなわち、板ばね部材4
1、41’は、ノーズ1に保持された状態で外れること
はない。よって、ストッパ部材37の交換作業の後、金
属板39を乗せて直ちに板ばね部材41、41’を閉じ
ることができるので、板ばね部材41、41’を紛失し
たりすることがなく、又、作業も極めて簡単である。因
に、従来の場合には、印字ヘッドの内部はコイルスプリ
ング25等の力によってばらけ易い状態にあるので、通
常片方の手でこれを押さえながら作業を行なうととも
に、固定する場合には手を持ち替えたりしなければなら
ない。これに対して、本実施例の場合には、そのような
煩雑な作業は不要であり、作業性が著しく向上するもの
である。
【0026】又、板ばね部材41、41’の突出片49
を介して、発生した静電気をコアユニット11を介して
アースさせることができる。又、板ばね部材41、4
1’の突出片51によって、ヘッドカバー55の着脱も
容易になり、ヘッドカバー55の着脱のために別の構成
を設ける必要もない。
【0027】尚、本発明は前記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、前記一実施例におい、板ばね部材
41、41’のノーズ1に対する回動・保持構造は図示
したものに限定されない。又、板ばね部材を3個以上使
用するようなことも考えられる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるワイヤ
ドットプリンタの印字ヘッドによると、弾性保持部材に
よって保持部材ユニットを弾性保持することにより印字
ヘッドを組立てるようにしたので、印字ヘッドの分解・
組立作業が容易になった。よって、所望の印字力を得る
ために、保持部材ユニットのストッパ部材の厚みを調整
する作業も簡単なものとなり、作業時間の短縮、労力の
軽減を図ることができる。又、弾性保持部材を保持部材
ユニットの背面に掛け渡された状態から背面より離脱す
る方向に回動された場合にも、ノーズに保持されたまま
の状態にあるように構成することにより、分解・組立時
の弾性保持部材の紛失を防止できるとともに作業性も向
上する。又、弾性保持部材として一対の板ばね部材を使
用した場合、該板ばね部材に内側に突出する突出片を設
けることにより、突出片を介して保持該部材ユニット側
の導電性部分とコアユニットを導通させることができ、
発生する静電気等をコアユニットを介してアースさせる
ことができる。さらに、外側に突出する突出片を設ける
ことにより、該突出片を介して別部材のヘッドカバーを
係合・固定させることができるので、ヘッドカバーを固
定するための別の構成を要することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図でワイヤドットプリ
ンタの印字ヘッドの断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図でヘッドカバーを外
した状態でのワイヤドットプリンタの印字ヘッドの背面
図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図でヘッドカバーを外
した状態でのワイヤドットプリンタの印字ヘッドの側面
図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図でヘッドカバーの斜
視図である。
【図5】従来例を示す図でワイヤドットプリンタの印字
ヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1 ノーズ 9 ワイヤ 11 コアユニット 19 アーマチュア 27 保持部材ユニット 41 板ばね部材(弾性保持部材) 41’ 板ばね部材(弾性保持部材) 49 突出片 51 突出片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−15371(JP,A) 特開 昭63−102952(JP,A) 特開 平2−281964(JP,A) 実開 昭61−57207(JP,U) 実開 昭62−67521(JP,U) 実開 昭48−25241(JP,U) 実開 昭62−20831(JP,U) 実開 昭62−94842(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部をアーマチュアに固定されたワイ
    ヤを移動可能に保持するノーズと、 上記ノーズの背面側に配置され上記アーマチュアを駆動
    するコアユニットと、 上記コアユニットの背面側に配置され上記アーマチュア
    及びコアユニットの位置を保持するとともに背面側に蓋
    体を着脱可能に備えた保持部材ユニットと、 上記保持部材ユニット内に上記蓋体に当接した状態で
    置され印字力調整のために任意の厚みに設定されて上記
    アーマチュアの移動を規制するストッパ部材と、 基端部を介して上記ノーズに回動可能に保持され、回動
    して上記保持部材ユニットの蓋体に掛け渡されることに
    より弾性力を発揮して保持部材ユニット及びストッパ部
    材を所定の位置に弾性保持するとともにストッパ部材の
    厚みの範囲内で所望の弾性保持力を発揮できるように屈
    曲・形成され、逆方向に回動されることにより上記蓋体
    より離間して上記蓋体の保持部材ユニットからの離脱を
    許容する弾性保持部材と、 を具備したことを特徴とするワイヤドットプリンタの印
    字ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤドットプリンタの
    印字ヘッドにおいて、弾性保持部材は、保持部材ユニッ
    トの背面に掛け渡された状態から背面より離脱する方向
    に回動された場合にも、ノーズに保持されたままの状態
    にあることを特徴とするワイヤドットプリンタの印字ヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のワイヤドッ
    トプリンタの印字ヘッドにおいて、上記弾性保持部材
    は、180°の位置に一対設けられており、それぞれ
    略L字状をなしていることを特徴とするワイヤドットプ
    リンタの印字ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のワイヤドットプリンタの
    印字ヘッドにおいて、弾性保持部材は導電性部材である
    とともに、内側に突出した突出片を備えていて、この突
    出片を介して、保持部材ユニットの導電性部分とコアユ
    ニットとを導通可能な状態にすることを特徴とするワイ
    ヤドットプリンタの印字ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のワイヤドットプリンタの
    印字ヘッドにおいて、弾性保持部材は外側に突出した突
    出片を備えていて、この突出片を介して、別に設けられ
    たヘッド部材を係合・固定することを特徴とするワイヤ
    ドットプリンタの印字ヘッド。
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