JP2680211B2 - 電子機器の電波シールド検査方法、およびそれに使用する検査治具 - Google Patents
電子機器の電波シールド検査方法、およびそれに使用する検査治具Info
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- JP2680211B2 JP2680211B2 JP19283491A JP19283491A JP2680211B2 JP 2680211 B2 JP2680211 B2 JP 2680211B2 JP 19283491 A JP19283491 A JP 19283491A JP 19283491 A JP19283491 A JP 19283491A JP 2680211 B2 JP2680211 B2 JP 2680211B2
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- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の電波シール
ド検査方法、およびそれに使用する検査治具に関するも
のである。
ド検査方法、およびそれに使用する検査治具に関するも
のである。
【0002】一般に、電子機器に電波シールド対策を施
す際には、ケーブルからの電波放射が問題になることが
多く、その場合、該ケーブルが接続されるコネクタの端
子毎に電波放射の程度を検査することが有効である。
す際には、ケーブルからの電波放射が問題になることが
多く、その場合、該ケーブルが接続されるコネクタの端
子毎に電波放射の程度を検査することが有効である。
【0003】
【従来の技術】従来、コネクタの端子から放射する電波
を検査するには、図4に示すように、電子機器の筐体1
に装着されるコネクタ3の各端子2にオシロスコープ1
0のプローブ11を当て、その波形に含まれるリンギン
グ等の存在により電波放射の有無を推定することが行わ
れていた(なお、図4においてリンギングは丸で囲って
示されている。)。
を検査するには、図4に示すように、電子機器の筐体1
に装着されるコネクタ3の各端子2にオシロスコープ1
0のプローブ11を当て、その波形に含まれるリンギン
グ等の存在により電波放射の有無を推定することが行わ
れていた(なお、図4においてリンギングは丸で囲って
示されている。)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例においては、オシロスコープ10により示された波形
から電波放射を推測するものであるから、正確性に問題
があるという欠点を有するものであった。
例においては、オシロスコープ10により示された波形
から電波放射を推測するものであるから、正確性に問題
があるという欠点を有するものであった。
【0005】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、正確にかつ簡単にケーブルからの電波
放射を検査することのできる電子機器の電波シールド検
査方法、およびそれに使用する治具を提供することを目
的とする。
たものであって、正確にかつ簡単にケーブルからの電波
放射を検査することのできる電子機器の電波シールド検
査方法、およびそれに使用する治具を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、電子機器の装置筐体1に装着されたコネクタ3の端
子2からの電波放出を検査する電子機器の電波シールド
検査方法において、前記コネクタ3の端子2に送信帯域
幅を可変としたアンテナ4を接触させ、該アンテナ4か
らの送信電波を受信用アンテナ5により受信した後、該
受信電波の周波数帯域をスペクトラムアナライザ6によ
り分析する電子機器の電波シールド検査方法を提供する
ことにより達成される。
は、電子機器の装置筐体1に装着されたコネクタ3の端
子2からの電波放出を検査する電子機器の電波シールド
検査方法において、前記コネクタ3の端子2に送信帯域
幅を可変としたアンテナ4を接触させ、該アンテナ4か
らの送信電波を受信用アンテナ5により受信した後、該
受信電波の周波数帯域をスペクトラムアナライザ6によ
り分析する電子機器の電波シールド検査方法を提供する
ことにより達成される。
【0007】また、上記方法は、電子機器の装置筐体1
に装着されたコネクタ3の端子2からの電波放出を検査
する電子機器の電波シールド検査治具において、前記コ
ネクタ3の端子2毎にプローブ可能な探触針7を先端に
有し、他端に長さの可変なアンテナ4を設けてなる電子
機器の電波シールド検査治具を使用して行うことができ
る。
に装着されたコネクタ3の端子2からの電波放出を検査
する電子機器の電波シールド検査治具において、前記コ
ネクタ3の端子2毎にプローブ可能な探触針7を先端に
有し、他端に長さの可変なアンテナ4を設けてなる電子
機器の電波シールド検査治具を使用して行うことができ
る。
【0008】さらに、上記検査治具を、図3に示すよう
に、前記アンテナ4を、周波数帯域が可変なマッチング
回路8と、固定長アンテナ9から構成することも可能で
ある。
に、前記アンテナ4を、周波数帯域が可変なマッチング
回路8と、固定長アンテナ9から構成することも可能で
ある。
【0009】
【作用】本発明において、コネクタ3からの電波放射を
検査するには、先ず、探触針7をコネクタ3の端子2に
接触させ、該コネクタ端子2から放射されるノイズ電波
をアンテナ4から受信用アンテナ9に送信する。受信用
アンテナ9には、スペクトラムアナライザ6が接続され
ており、上記ノイズ電波の周波数帯域が分析される。
検査するには、先ず、探触針7をコネクタ3の端子2に
接触させ、該コネクタ端子2から放射されるノイズ電波
をアンテナ4から受信用アンテナ9に送信する。受信用
アンテナ9には、スペクトラムアナライザ6が接続され
ており、上記ノイズ電波の周波数帯域が分析される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の実施例を図2に示
す。図中7は導電性材料で形成される探触針であり、図
示しない装置筐体1のコネクタ3を端子2毎に探触する
ことができるように、その先端は鋭利に形成されてい
る。
基づいて詳細に説明する。本発明の実施例を図2に示
す。図中7は導電性材料で形成される探触針であり、図
示しない装置筐体1のコネクタ3を端子2毎に探触する
ことができるように、その先端は鋭利に形成されてい
る。
【0011】上記探触針7は、二部材12、13を自在
継手14により回動自在に連結した本体部15の一方の
部材12の先端部に固着されており、上記他の部材13
先端には、アンテナ4が取り付けられる。このアンテナ
4は複数の金属製パイプ4a、4a・・からなり、先端
方に位置するものが基端部側のものに順次摺動自在には
まり込んで、その全長を矢印で示すように、調整するこ
とができるようにされている。
継手14により回動自在に連結した本体部15の一方の
部材12の先端部に固着されており、上記他の部材13
先端には、アンテナ4が取り付けられる。このアンテナ
4は複数の金属製パイプ4a、4a・・からなり、先端
方に位置するものが基端部側のものに順次摺動自在には
まり込んで、その全長を矢印で示すように、調整するこ
とができるようにされている。
【0012】図1は以上のように構成される治具を使用
して電波放射を検査する方法を示すもので、測定する装
置筐体1の近傍には、受信用アンテナ5が配置される。
この受信用アンテナ5には、スペクトラムアナライザ6
が接続され、受信電波の周波数成分がモニタ16に示さ
れる。
して電波放射を検査する方法を示すもので、測定する装
置筐体1の近傍には、受信用アンテナ5が配置される。
この受信用アンテナ5には、スペクトラムアナライザ6
が接続され、受信電波の周波数成分がモニタ16に示さ
れる。
【0013】一方、支持台17上に保持される装置筐体
1のコネクタ3には、各端子2毎に順次本発明による治
具の探触針7が当てられ、アンテナ4から受信用アンテ
ナ5に雑音電波が送信される。この時、スペクトラムア
ナライザ6に示される周波数分布がより明瞭になるよう
に、アンテナ4は伸長、あるいは縮退される。
1のコネクタ3には、各端子2毎に順次本発明による治
具の探触針7が当てられ、アンテナ4から受信用アンテ
ナ5に雑音電波が送信される。この時、スペクトラムア
ナライザ6に示される周波数分布がより明瞭になるよう
に、アンテナ4は伸長、あるいは縮退される。
【0014】図3は本発明の第2の実施例を示すもの
で、探触針7は調整箱18から突出した状態で設けられ
ており、該調整箱18内には、(b)および(c)に示
すように、インピーダンスマッチング回路8が構成され
ている。また、上記調整箱18には、切替えダイアル1
9が設けられており、(b)に示す高域用マッチング回
路8と、(c)の低域用マッチング回路8の切替え、お
よび、該回路における回路定数の調整を行うことができ
るようにされている。
で、探触針7は調整箱18から突出した状態で設けられ
ており、該調整箱18内には、(b)および(c)に示
すように、インピーダンスマッチング回路8が構成され
ている。また、上記調整箱18には、切替えダイアル1
9が設けられており、(b)に示す高域用マッチング回
路8と、(c)の低域用マッチング回路8の切替え、お
よび、該回路における回路定数の調整を行うことができ
るようにされている。
【0015】なお、本実施例のように、マッチング回路
8を内蔵したものにあっては、アンテナ4は、長さを可
変にする必要がなく、図3(a)に示すように、金属棒
を接続しておくだけの固定長アンテナ9で足りる。
8を内蔵したものにあっては、アンテナ4は、長さを可
変にする必要がなく、図3(a)に示すように、金属棒
を接続しておくだけの固定長アンテナ9で足りる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、実際のノイズ電波をコネクタの各端子毎に検
査することができるので、検査精度を高めることができ
る。
によれば、実際のノイズ電波をコネクタの各端子毎に検
査することができるので、検査精度を高めることができ
る。
【図1】本発明方法を示す図である。
【図2】本発明による検査治具を示す図である。
【図3】検査治具の第2の実施例を示す図で,(a)は
全体図、(b)は高域用のマッチング回路、(c)は低
域用のマッチング回路を示す図である。
全体図、(b)は高域用のマッチング回路、(c)は低
域用のマッチング回路を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
1 筐体 2 コネクタ端子 3 コネクタ 4 アンテナ 5 受信用アンテナ 6 スペクトラムアナライザ 7 探触針 8 マッチング回路 9 固定長アンテナ
Claims (3)
- 【請求項1】電子機器の装置筐体(1)に装着されたコ
ネクタ(3)の端子(2)からの電波放出を検査する電
子機器の電波シールド検査方法において、 前記コネクタ(3)の端子(2)に送信帯域幅を可変と
したアンテナ(4)を接触させ、該アンテナ(4)から
の送信電波を受信用アンテナ(5)により受信した後、
該受信電波の周波数帯域をスペクトラムアナライザ
(6)により分析する電子機器の電波シールド検査方
法。 - 【請求項2】電子機器の装置筐体(1)に装着されたコ
ネクタ(3)の端子(2)からの電波放出を検査する電
子機器の電波シールド検査治具において、 前記コネクタ(3)の端子(2)毎にプローブ可能な探
触針(7)を先端に有し、他端に長さの可変なアンテナ
(4)を設けてなる電子機器の電波シールド検査治具。 - 【請求項3】電子機器の装置筺体(1)に装着されたコ
ネクタ(3)からの電波放出を検査する電子機器の電波
シールド検査治具において、 前記コネクタ(3)の端子(2)毎にプローブ可能な探
触針(7)を先端に有し、他端に周波数帯域が可変なマ
ッチング回路(8)と固定長アンテナ(9)からなるア
ンテナ(4)を設けた 電波シールド検査治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19283491A JP2680211B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 電子機器の電波シールド検査方法、およびそれに使用する検査治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19283491A JP2680211B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 電子機器の電波シールド検査方法、およびそれに使用する検査治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534392A JPH0534392A (ja) | 1993-02-09 |
JP2680211B2 true JP2680211B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=16297758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19283491A Expired - Fee Related JP2680211B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 電子機器の電波シールド検査方法、およびそれに使用する検査治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2680211B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP19283491A patent/JP2680211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534392A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |