JP2679734B2 - 多重化同期保護回路 - Google Patents

多重化同期保護回路

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JP2679734B2 JP63233509A JP23350988A JP2679734B2 JP 2679734 B2 JP2679734 B2 JP 2679734B2 JP 63233509 A JP63233509 A JP 63233509A JP 23350988 A JP23350988 A JP 23350988A JP 2679734 B2 JP2679734 B2 JP 2679734B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 時分割多重化信号からフレーム同期パルスのフレーム
パターンを検出してその同期保護を行う同期保護回路に
係り、更に詳しくは複数種類の時分割多重化信号の同期
保護を並列して行う多重化同時保護回路に関し、 時分割多重化信号数が増加しても回路規模が増大せ
ず、また、同期保護段数が変更されても柔軟に対応でき
る同期保護を実現することを目的とし、 並列に入力する複数の時分割多重化信号の同期パター
ン検出信号を直列に多重化し同期パターン検出シリアル
信号に変換するパラレル/シリアル変換手段と、前記同
期パターン検出シリアル信号及び前回の同期パターン検
出状態を示す状態データを入力とし次回の同期パターン
検出状態を示す状態データを出力して同期パターン検出
状態の状態遷移の制御を行う状態遷移テーブルを記憶す
る状態遷移テーブル記憶手段と、前記複数の時分割多重
化信号の同期パターン検出状態を示す各状態データを一
時記憶する状態データ一時記憶手段とを有し、前記時分
割多重化信号毎の前記状態データ一時記憶手段に対する
前記状態データの入出力動作及び前記状態遷移テーブル
記憶手段に対する前記同期パターン検出シリアル信号と
前記状態データの入力動作を同期させて時分割で行い、
前記複数の時分割多重化信号に対応する同期保護を対応
する前記状態データに基づいて行うように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、時分割多重化信号からフレーム同期パルス
のフレームパターンを検出してその同期保護を行う同期
保護回路に係り、更に詳しくは複数種類の時分割多重化
信号の同期保護を並列して行う多重化同時保護回路に関
する。
〔従来の技術〕
ディジタル伝送網において、ディジタル信号の多重化
は時分割多重により行われるが、網全体が同一のクロッ
クで動作していない場合、又は同一のクロックで動作し
ていても、時分割多重化信号やクロックにジッタが重畳
したり、伝送路の瞬断が発生したような場合には、局と
局の間等で時分割多重化信号の同期がとれなくなる。
このような場合を想定して、時分割多重化信号には、
一定周期毎にフレーム同期パルスと呼ばれる同期用のビ
ットが挿入されており、同期がとれなくなっても、同期
保護回路がフレーム同期パルスの同期パターンを検出す
ることにより同期を獲得し、どのタイミングでどのチャ
ネルのディジタルデータが時分割多重されているか把握
することができる。
同期保護回路は、複数周期分のフレーム同期パルスか
らなる一定の同期パターンを検出することにより同期を
とるが、その場合に検出される時分割多重化信号におい
て、フレーム同期パルスと通信データとを区別すること
ができないため、目的とする同期パターンが1回検出さ
れただけでは、本当に同期が確立したのかどうか確定で
きない。すなわち、通信データのパルスが複数個検出さ
れて、目的とする同期パターンが偶然に検出されてしま
う場合もあり得る。そこで、通常は、目的とする同期パ
ターンが連続して例えば4回程度検出されたら同期を確
立するようにしている。このような同期保護を一般に後
方保護と呼ぶ。
逆に、同期が確立している状態で、伝送路に瞬断等が
発生すると、瞬断が発生している間だけ1回又は2回程
度同期パターンが検出できなくなり、その後瞬断が回復
すると、再び同期パターンが正常に検出できるようにな
るような場合がある。このような場合は、瞬断の間のデ
ータが破壊されるだけで、あとは正常にデータが伝送さ
れる。そこで、同期保護回路では、同期が確立している
状態で、同期パターンが連続して例えば6回程度検出で
きない状態までは現在の同期を維持し、6回までの間に
再び同期パターンが検出できるようになったら元の同期
確立状態に戻るようにし、同期パターンが連続して7回
検出できなくなった状態で、初めて同期がとれなくなっ
たとして、現在の同期を放棄して前記後方保護に入るよ
うにしている。このような同期保護を一般に前方保護と
呼ぶ。
上記のような同期保護を行うためには、同期保護回路
内で現在の状態を認識している必要がある。すなわち、
現在の状態は、後方保護中の状態、同期確立状態又は前
方保護中の状態のいずれであるか、そして、後方保護中
の状態の場合、何回連続してフレームパターンが検出さ
れている状態であるか、前方保護中の状態の場合、何回
連続してフレームパターンが検出されていない状態であ
るかを認識する必要がある。
そこで、上記のような状態の認識を第5図に示すよう
な4ビットのカウンタ出力状態(同図の円で囲まれた各
状態)で表現し、カウンタのカウントアップ(UPで示さ
れる)、又はカウントロード(カウンタ値を再セットす
ること。LOADで示される)によって状態を遷移させるよ
うにしている。
第5図において、カウンタ出力値が0000〜0011(16進
表現で、“0H"〜“3H"(「」は16進数であることを示
す))の状態は後方保護中の状態である。まず、カウン
タ出力値0000(“0H")の状態は同期が完全に外れた非
同期状態であり、ハンチング状態と呼ばれる。次に、カ
ウンタ出力値0001(“1H")の状態は、ハンチング状態
から同期パターンが1回検出された非同期状態、続い
て、0010(“2H")の状態は、“1H"の状態から更に連続
して同期パターンが1回検出された非同期状態、そし
て、0011(“3H")の状態は、“2H"の状態から更に連続
して同期パターンが1回検出された非同期状態を示す。
上記“1H"、“2H"又は“3H"の各非同期状態で、連続
して同期パターンが検出できなかった場合には、カウン
タ出力値がクリアされ0000(“0H")のハンチング状態
に戻る。
そして、“3H"の非同期状態から更に連続して同期パ
ターンが1回検出されると、カウンタ出力値の最上位ビ
ットを除く下位3ビットがクリアされると共に、最上位
ビットに1がセットされ、カウンタ出力値1000
(“8H")の状態に遷移して同期が確立した状態に入
る。すなわち、ハンチング状態から同期パターンが連続
して4回検出されると、初めて同期確立状態になる。
次に、第5図において、カウンタ出力値が1000〜1110
(“8H"〜“EH")の状態は前方保護中の状態を示してい
る(“8H"の同期確立状態を含む)。まず、カウンタ出
力値1001(“9H")の状態は、同期確立状態から同期パ
ターンが1回検出されなかった状態、続いて、1010
(“AH")の状態は、“9H"の状態から更に連続して同期
パターンが1回検出されなかった状態である。以下、同
期パターンが連続して1回検出されない毎に、1011
(“BH")〜1110(“EH")の各状態に遷移する。
上記“9H"〜“EH"の各状態では、同期パターンは検出
されないが、依然として同期状態を維持している。これ
は、最上位ビットがいずれの状態も1であるで規定され
る。そして、上記いずれかの状態で続いて同期パターン
が検出できた場合には、下位3ビットのカウンタ出力値
がクリアされ1000(“8H")の同期確立状態に戻る。
一方、“EH"の状態から更に連続して同期パターンが
1回検出されない場合は、カウンタ出力値の全ビットが
クリアされ、カウンタ出力値0000(“0")のハンチング
状態に遷移して、同期はずれ状態すなわちハンチング状
態になる。すなわち、“8H"の同期状態から同期パター
ンが連続して7回検出されないとハンチング状態にな
る。
以上、第5図の状態遷移を実現するための従来例の構
成を第6図に示す。
同図において、まず、状態遷移カウンタ1のカウンタ
値である状態ABCD(Aが最上位ビット)は、第5図の各
4ビットのカウンタ値の各々を規定し、“0H"〜“EH"の
値を取り得る。すなわち、状態遷移カウンタ1は16進カ
ウンタである。
同期パターン検出パルスDETは、特には図示しない同
期パターン検出回路において、クロックCLKによって規
定される検出周期毎に、複数周期分のフレーム同期パル
スからなる一定の同期パターンが検出された場合に、ハ
イレベルとなる信号である。
デコーダ2は、状態遷移カウンタ1からの状態ABCD、
同期パターン検出パルスDET及び後述するFPカウンタ3
からのフレームパルスFPを入力し、第7図の状態遷移テ
ーブルの変換規則に従って、状態遷移カウンタ1の状態
ABCDのうち最上位ビットA、状態遷移カウンタ1のカウ
ントアップ信号UP、同じくロード信号LOAD(セット信
号)、及びハンチング状態か否かを示すハンチング信号
HUNTの状態を決定する。すなわち、状態ABCD、同期パタ
ーン検出パルスDET及びフレームパルスFPの各信号をア
ドレス信号とし、それに対応する第7図の状態遷移テー
ブルの各値を出力とするROMである。
FPカウンタ3は、ハンチング信号HUNTがハイレベルに
立ち上がったタイミングで初期値がセットされ(LOADさ
れ)、その後、ハンチング信号HUNTがハイレベルの間、
クロックCLKに従ってカウントアップし、所定値に達し
たところでキャリーとしてフレームパルスFPをクロック
CLKに同期して出力する。そして、キャリーが出力され
た後は、再び初期値がセットされカウントアップを続行
する。従って、フレームパルスFPは所定の間隔でアクテ
ィブとなるパルス列となる。そして、この場合のパルス
間隔は、同期パターン検出パルスDETのパルス間隔と同
じになるように、初期値のセットが行われる。なお、FP
カウンタ3は、ハンチング信号HUNTがローレベル(ハン
チング状態)においては、フレームパルスFPはハイレベ
ルとなっているようにプリセットされる。
状態遷移カウンタ1からの状態ABCDの最上位ビットA
は、同期状態を示す同期信号SYNCとして特には図示しな
い回線部等に出力され、この信号が論理1のときに回線
部等での同期が確定する。
上記第6図の従来例による第5図の状態遷移の動作を
以下に示す。
まず、ハンチング状態では、状態遷移カウンタ1の状
態ABCDは0000であり、ハンチング信号HUNTはローレベル
である。
そして、第7図の状態遷移テーブルより、同期パター
ン検出パルスDETとフレームパルスFPが同時に1となる
タイミングで、デコーダ2からのカウントアップ信号UP
及びハンチング信号HUNTが1に立ち上がる。これによ
り、状態遷移カウンタ1がカウントアップし、状態ABCD
は0001(“1H")となり、FPカウンタ3が動作する。
そして、同期パターン検出パルスDETとフレームパル
スFPが同時に1となる毎に、デコーダ2からのカウント
アップ信号UPが1となり、第7図に示すように状態遷移
カウンタ1の状態ABCDが1つずつ進む。そして、状態00
11(“3H")で更に同期パターン検出パルスDETとフレー
ムパルスFPが同時に1となることにより、第7図に示す
ようにデコーダ2からのロード信号LOA及び最上位ビッ
トAが1に立ち上がる。これにより、状態遷移カウンタ
1における状態ABCDは1000(“8H")にセットされ、最
上位ビットAが同期信号SYNCとして出力されて同期確立
状態になる。
上記“1H"、“2H"又は“3H"の各非同期状態で、連続
して同期パターンが検出できなかった場合、すなわちフ
レームパルスFPのみが1となり同期パターン検出パルス
DETが0の場合には、第7図に示すようにデコーダ2か
らのロード信号LOADが1となり、最上位ビットAは0で
あるため、状態遷移カウンタ1のカウンタ出力値がクリ
アされ0000(“0H")のハンチング状態に戻り、ハンチ
ング信号HUNTがローレベルに立ち下がる。
以上の動作により、第5図の後方保護の動作が実現さ
れる。
次に、第5図の同期確立状態“8H"において、同期パ
ターンが1回検出されなかった場合、すなわちフレーム
パルスFPのみが1となり同期パターン検出パルスDETが
0の場合には、第7図に示すようにデコーダ2からのカ
ウントアップ信号UPが1に立ち上がり、状態遷移カウン
タ1の状態ABCDは1001に変化する。
そして、同期パターン検出パルスDETとフレームパル
スFPの組み合わせが0と1になる毎に、第7図に示すよ
うにデコーダ2からのカウントアップ信号UPが1とな
り、状態遷移カウンタ1の状態ABCDが1つずつ進み、10
11(“BH")〜1110(“EH")の各状態に遷移する。そし
て、状態1110(“EH")で更に同期パターン検出パルスD
ETとフレームパルスFPの組み合わせが0と1になること
により、第7図に示すようにデコーダ2からのロード信
号LOADが1に立ち上がると共に、最上位ビットAとして
0が出力され、また、ハンチング信号HUNTがローレベル
に立ち下がる。従って、状態遷移カウンタ1がクリアさ
れ状態ABCDは0000(“0H")となり、同期信号SYNCが0
となって、ハンチング状態に戻る。
上記“9H"〜“EH"の各状態では、同期パターンDETは
検出されないが、最上位ビットAは1で同期信号SYNCが
1のため、依然として同期状態を維持している。そし
て、上記いずれかの上体で続いて同期パターンが検出で
きた場合、すなわち同期パターン検出パルスDETとフレ
ームパルスFPが共に1となった場合には、第7図に示す
ようにデコーダ2からのロード信号LOADと最上位ビット
Aが1に立ち上がるため、状態遷移カウンタ1の状態AB
CDは1000(“8H")にセットされ同期確立状態に戻る。
以上の動作により、第5図の前方保護の動作が実現さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、1つの局又は多重変換装置等を扱う時分割
多重化信号は、通常、1回線ではなく複数回線分ある。
従って、これら回線からの各時分割多重化信号毎に上記
同期保護を行う必要が生ずる。
しかし、従来の複数信号分の同期保護は、第6図の従
来例と同じ回路を各時分割多重化信号個別に設けて行っ
ており、信号数が増加するに従って回路規模及び実装面
積が増大し、小型化が図れないという問題点を有してい
る。
また、第5図のような後方保護及び前方保護の段数
は、扱う時分割多重化信号の信頼性等に応じて可変とす
るのが望ましいが、その場合、第6図の従来例では状態
遷移カウンタ1自体を変更しなければならず、柔軟性に
乏しいという問題点を有している、 本発明は、時分割多重化信号数が増加しても回路規模
が増大せず、また、同期保護段数が変更されても柔軟に
対応できる同期保護を実現することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明のブロック図である。
まず、パラレル/シリアル変換手段4は、並列に入力
する複数の時分割多重化信号の#1〜#nの同期パター
ン検出信号7を直列に多重化し同期パターン検出シリア
ル信号8に変換する手段であり、例えばシフトレジスタ
である。
状態遷移テーブル記憶手段5は、同期パターン検出シ
リアル信号8及び前回の同期パターン検出状態を示す状
態データ9を入力とし次回の同期パターン検出状態を示
す状態データ9を出力して同期パターン検出状態の状態
遷移の制御を行う状態遷移テーブルを記憶する手段であ
り、例えばROMである。
状態データ一時記憶手段6は、複数の時分割多重化信
号の同期パターン検出状態を示す各状態データ9を一時
記憶する手段であり、例えばRAMである。
上記構成で、時分割多重化信号毎の状態データ一時記
憶手段6に対する状態データ9の入出力動作及び状態遷
移テーブル記憶手段5に対するシリアル同期パターン検
出信号8と状態データ9の入力動作を同期させて時分割
で行い、複数の時分割多重化信号に対応する同期保護を
対応する状態データ9に基づいて行う。
〔作用〕
第1図で、複数の時分割信号に対応する同期パターン
検出信号7に基づく、後方保護・前方保護等の同期保護
は、個別には状態遷移テーブル記憶手段5に対して入出
力される状態データ9に基づいて行われるが、この場
合、各時分割信号毎の状態データ9の制御は、状態デー
タ一時記憶手段6に記憶されながら時分割で行われる。
従って、状態遷移テーブル5は1つだけ用意すればよ
く、元となる時分割信号の数(#1〜#n)が増大して
も、時分割制御の段数を変更するだけで対処でき、回路
規模の増大を抑えることができる。
また、状態データ9の状態の変更を全て状態遷移テー
ブル記憶手段5内の状態遷移テーブルで行うようにして
いるため、例えば同期保護における後方保護・前方保護
の段数等が変更されても、テーブルの内容を変更するだ
けで柔軟に対処できる。
〔実施例〕
以下に、図面を参照しながら本発明の実施例につき詳
細に説明する。
第2図は、本発明の実施例の構成図である。
シフトレジスタ10は、時分割多重化信号の10本の回線
に対応して、特には図示しない同期パターン検出回路か
ら並列に入力する#0〜#9の同期パターン検出パルス
18を、クロックCLKに同期して、第2図21に示すように
#0〜#9の回線番号(データ番号)に対応するシフト
段数だけシフトし、各々オア回路17を介して多重化し、
シリアルの同期パターン検出シリアルパルスDETとして
出力する。また、特には図示しない同期検出回路から入
力するフレーム検出タイミングを示すFパルスを同様に
シフトして後述するFPカウンタ14及びラッチ16に出力す
る。
RAM11は後述する状態遷移テーブルを記憶するメモリ
であり、前記同期パターン検出シリアルパルスDET、後
述するラッチ13からの状態ABCDとイネーブル信号EN及び
後述するFPカウンタ14からのフレームパルスFPを入力
し、上記状態遷移テーブルに基づいて状態遷移の制御を
行い、状態ABCD、イネーブル信号EN及びハンチング信号
XHUNTを出力する。
RAM12は、時分割多重化信号の10本の回線に対応する
状態ABCD及びイネーブル信号ENを一時記憶するメモリで
ある。
ラッチ13は、後述するアドレスジェネレータ15からの
アウトプットイネーブル信号OEに基づいて、ROM11から
出力されるハンチング信号XHUNT及びRAM12から読み出さ
れる状態ABCDとイネーブル信号ENをラッチし、ハンチン
グ信号XHUNTをFPカウンタ14へ、状態ABCDとイネーブル
信号ENをROM11へ出力する。
FPカウンタ14は、前記時分割多重化信号の10本の回線
に対応して設けられており(特に分割しては図示してい
ない)、シフトレジスタ10でシフトされ各回線のタイミ
ングに同期して入力するFパルスに従って対応するカウ
ンタが選択され、クロックCLKに同期してカウントアッ
プされる。この場合、各カウンタ値の初期設定はROM11
からラッチ13を介して入力するハンチング信号XHUNTに
よって行われ、各カウンタから出力されるキャリーは内
部でオアされ、フレームパルスFPとしてROM11へ出力さ
れる。
アドレスジェネレータ15は、クロックCLKに同期してR
AM12にアウトプットイネーブル信号OE及びライトイネー
ブル信号WEを与え、ラッチ13にアウトプットイネーブル
信号OEを与える。また、RAM書込みアドレス19及びRAM読
出しアドレス20を与える。
ラッチ16は、クロックCLKに同期しながら、シフトレ
ジスタ10でシフトされ各回線のタイミングに同期して入
力するFパルスに従って、ROM11から出力される状態ABC
Dの最上位ビットAをラッチし、同期信号SYNC(“1")
又は非同期信号REC(“0")を出力する。
上記構成の実施例の動作を以下に説明する。
まず、本実施例は、10本の回線の各々について、第5
図の状態遷移図に基づく後方保護4段、前方保護7段の
同期保護を行う。そして、これら10本分の同期保護を時
分割多重で行う。そのために、RAM12には10本の各回線
に対応する状態ABCD(第5図の各状態の値に対応する)
及びイネーブル信号EN(後述する)を記憶しながら時分
割動作を行う。
第3図(a)、(b)は、ROM11に記憶される状態遷
移テーブルを示した図である。入出力関係は基本的には
第7図の従来例の状態遷移テーブルと同様の動作をする
が、第6図の従来例において存在した状態遷移カウンタ
のカウントアップ動作まで状態遷移テーブルに含ませて
ある。従って、後方保護段数又は前方保護段数が変更さ
れても、状態遷移テーブルの変更だけで柔軟に対処でき
る。なお、イネーブル信号ENについては後述する。
次に、第4図は、本実施例の動作タイミングチャート
を示した図である。
同図からわかるように、本実施例は、#0〜#9の各
回線に対応して、CH0〜CH9までの10時分割のサイクルで
動作する。すなわち、各チャネルの時間間隔は、クロッ
クCLKの10クロック分である。また、第4図の状態ABCD
(ROM入力及び出力)において示される数字は、第5図
の“0H"〜“EH"で示される16進表現による各状態に対応
している。また、RAM書込みアドレス19、RAM読出しアド
レス20において示される数字は、CH0〜CH9の各チャネル
に対応するアドレスに対応している。
今、第4図においてチャネルCH0に注目する。まず、
チャネルCH0において処理されるデータは、同図のよう
に、チャネルCH9の前半部分において、第2図のアドレ
スジェネレータ15がアウトプットイネーブル信号OEをア
クティブにし(OEの上の“−”は、ローアクティブであ
ることを示す)、これと共にアドレスジェネレータ15が
RAM12に、チャネルCH0に対応するRAM読出しアドレス20
を与える。これにより、チャネルCH9においてラッチ13
に前回の状態ABCD及びイネーブル信号ENが読み出され
る。そして、これらの信号は、次のチャネルCH0のタイ
ミングでROM11に入力する。すなわち、各チャネルにお
いて処理されるデータは、1つ前のチャネルの前半のタ
イミングでRAM12からラッチ13に読み出される。
今、第4図の第1サイクルのチャネルCH0において、R
OM11に入力する状態ABCDが、第5図の状態“1"で、ま
た、ROM11に入力するイネーブル信号ENが1で(後述す
る)、更にこの状態で、#0の同期パターン検出パルス
18が1を示し、従って、同期パターン検出シリアルパル
スDETも1となり、また、FPカウンタ14からの#0に対
応するフレームパルスFPも1を示した場合、第3図の状
態遷移テーブルによってROM11から出力する状態ABCDは
1つ進んで第5図の状態“2"になる。また、ハンチング
信号XHUNTは状態“2"がハンチング状態でないため1を
示す。更に、イネーブル信号ENは0となる。このイネー
ブル信号ENは、第3図の状態遷移テーブルにより1サイ
クルおきに0と1を繰り返すように制御され、このイネ
ーブル信号ENが0の場合には、ROM11に対して入出力さ
れる状態ABCDは変化しないように第3図の状態遷移テー
ブルが制御する。すなわち、第4図の第1サイクルのチ
ャネルCH0で処理を行った後は、第2サイクルのチャネ
ルCH0では処理は行わず、そのままデータをRAM12に格納
し、次の第3サイクルのチャネルCH0で処理を行う。こ
のように、1サイクルおきに処理を行うようにしたの
は、第2図で特には図示しない同期パターン検出回路が
各回線から1サイクルおきに同期パターンを検出してお
り(これは回線上の同期パターンの特徴によるものであ
る)、従って、第4図に示すように第1サイクルのチャ
ネルCH0で#0の同期パターン検出パルス18が入力した
後は、第2サイクルのチャネルCH0では入力しないた
め、そのタイミングでは処理を行わないようにしたもの
である。
以上のようにして、第4図の第1サイクルでROM11か
ら出力される状態ABCD及びイネーブル信号ENは、第4図
に示されるように、そのチャネルの後半のタイミングに
おいて、アドレスジェネレータ15がライトイネーブル信
号WEをアクティブにし(WEの上の“−”は、ローアクテ
ィブであることを示す)、これと共にアドレスジェネレ
ータ15がRAM12に、チャネルCH0に対応するRAM書込みア
ドレス19を与える。これにより、チャネルCH0における
上記ROM11からの出力は、RAM12上の対応するアドレスに
保持される。
以上の動作を、チャネルCH0〜CH9の各チャネル毎に時
分割で行うことにより、各回線毎に第5図の状態遷移に
戻づく同期保護の動作を行うことができる。
なお、同期状態であるか否かは、第5図で示したよう
にROM11の状態ABCDの最上位ビットAが1であるか否か
により規定され、この情報は、第2図のラッチ16を介し
て同期信号SYNC又は非同期信号RECとして出力される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、複数の時分割信号の各々に対応する
状態データの制御は、状態データ一時記憶手段に記憶さ
れながら時分割で行われる。従って、状態遷移テーブル
は1つだけ用意すればよく、元となる時分割信号の数が
増大しても、時分割制御の段数を変更するだけで対処で
き、回路規模の増大を抑えることが可能となる。
また、状態データの状態の変更を全て状態遷移テーブ
ル記憶手段内の状態遷移テーブルで行うようにしている
ため、例えば同期保護における後方保護・前方保護の段
数等が変更されても、テーブルの内容を変更するだけで
柔軟に対処することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のブロック図、 第2図は、本発明の実施例の構成図、 第3図(a)、(b)は、本実施例による状態遷移テー
ブルを示した図、 第4図は、本実施例の動作タイミングチャート図、 第5図は、同期保護の状態遷移図、 第6図は、従来例の構成図、 第7図は、従来例の状態遷移テーブルを示した図であ
る。 4……パラレル/シリアル変換手段、 5……状態遷移テーブル記憶手段、 6……状態データ一時記憶手段、 7……同期パターン検出信号、 8……同期パターン検出シリアル信号、 9……状態データ.

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列に入力する複数の時分割多重化信号の
    同期パターン検出信号(7)を直列に多重化し同期パタ
    ーン検出シリアル信号(8)に変換するパラレル/シリ
    アル変換手段(4)と、 前記同期パターン検出シリアル信号(8)及び前回の同
    期パターン検出状態を示す状態データ(9)を入力とし
    次回の同期パターン検出状態を示す状態データ(9)を
    出力して同期パターン検出状態の状態遷移の制御を行う
    状態遷移テーブルを記憶する状態遷移デーブル記憶手段
    (5)と、 前記複数の時分割多重化信号の同期パターン検出状態を
    示す各状態データ(9)を一時記憶する状態データ一時
    記憶手段(6)とを有し、 前記時分割多重化信号毎の前記状態データ一時記憶手段
    (6)に対する前記状態データ(9)の入出力動作及び
    前記状態遷移テーブル記憶手段(5)に対する前記同期
    パターン検出シリアル信号(8)と前記状態データ
    (9)の入力動作を同期させて時分割で行い、前記複数
    の時分割多重化信号に対応する同期保護を対応する前記
    状態データ(9)に基づいて行うことを特徴とする多重
    化同期保護回路。
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