JP2679054B2 - テレビジョン受像機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、チューナからの映像信号による画像の他に
ビデオテープレコーダ等からの外部入力映像信号による
画像を表示できるテレビジョン受像機に関する。 〔発明の概要〕 本発明は、チューナからの映像信号と外部入力映像信
号とをスイッチ回路で択一的に選択するものにおいて、
スイッチ回路が外部入力映像信号側に接続されるビデオ
モードのときでスイッチ回路の出力側に映像信号が得ら
れないときには、無信号動作が行なわれるようにしたこ
とにより、使用者の使い勝手の向上を図るものである。 〔従来の技術〕 第４図はテレビジョン受像機の一例を示すものではあ
る。同図において、（１）はアンテナ、（２）はチュー
ナであり、チューナ（２）からの中間周波信号は中間周
波増幅器（３）を介して映像検波回路（４）に供給され
る。この映像検波回路（４）より得られる映像信号SVa
はスイッチ回路（５）のａ側の固定端子に供給されると
共に出力端子（６）に供給される。 また、（７）は外部映像信号入力端子であり、この入
力端子（７）に供給されるビデオテープレコーダ，ビデ
オディスクプレーヤ，コンピュータ等からの映像信号SV
bはスイッチ回路（５）のｂ側の固定端子に供給され
る。 スイッチ回路（５）の切換は、ユーザーのキーボード
（８）の動作に基づいてマイクロコンピュータ（以下
「マイコン」という）（９）によって制御される。例え
ばユーザーはキーボード（８）によってテレビモード及
びビデオモードを選択できるようになされ、夫々のモー
ドが選択されるとき、スイッチ回路（５）は夫々ａ側及
びｂ側に接続される。 また、スイッチ回路（５）より得られる映像信号は映
像増幅回路，色復調回路，マトリクス回路，同期分離回
路，水平及び垂直偏向回路等を含む信号処理回路（10）
に供給され、この信号処理回路（10）より得られる。例
えは赤，緑及び青の原色信号は映像出力回路（11）を介
してカラー受像管（12）に供給される。そして、この受
像管（12）の画面上に三原色信号による画像が表示され
る。 また、映像検波回路（４）より得られる映像信号SVa
は同期分離回路（13）に供給され、この同期分離回路
（13）より得られる同期信号SYNC1はマイコン（９）側
に供給される。この場合、映像検波回路（４）より映像
信号SVaが得られないときには、同期分離回路（13）か
らは同期信号SYNC1が得られなくなり、マイコン（９）
では映像信号SVaが得られていないことが検出される。
そして、映像検波回路（４）より映像信号SVaが得られ
ていないときには、例えば出力端子（６）に得られる映
像信号を利用する電子機器（図示せず）の音声がマイコ
ン（９）の制御によりミューティングされる。 この第４図例において、ユーザーのキーボード（８）
の操作によりテレビモードが選択されるとスイッチ回路
（５）はａ側に接続され、スイッチ回路（５）からは映
像検波回路（４）からの映像信号SVaが得られ、受像管
（12）には映像信号SVaによる画像が表示される。一
方、ユーザーのキーボード（８）の操作によりビデオモ
ードが選択されるとスイッチ回路（５）はｂ側に接続さ
れ、スイッチ回路（５）からは入力端子（７）に供給さ
れる映像信号SVbが得られ、受像管（12）には映像信号S
Vbによる画像が表示される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この第４図例において、映像信号SVaが得られていな
いことは同期分離回路（13）及びマイコン（９）によっ
て検出され、上述したように音声ミューティング等の無
信号動作がなされる。 しかしながら、ビデオモードが選択され、スイッチ回
路（５）がｂ側に接続されるとき、映像信号SVbがない
ことは検出されない。そのため、ビデオモードで音声や
画像が出ない場合には、セットがオンしているかどうか
わからなくなる不都合があった。 本発明はこのような点を考慮し、上述不都合を回避す
ることを目的とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、チューナからの映像信号と外部映像信号と
を択一的に選択するスイッチ回路を有し、このスイッチ
回路で選択された映像信号による画像が表示装置に表示
されるテレビジョン受像機であって、上記スイッチ回路
の出力側に上記外部入力映像信号の同期信号の検出手段
を設け、上記スイッチ回路が上記外部入力映像信号側に
接続されるときに、上記検出手段で所定時間当たりの同
期信号の数を検出し、該所定時間当たり所定数の同期信
号が検出されないときは、無信号動作がなされる。 〔作用〕 上述構成においては、スイッチ回路（５）の出力側に
設けられた検出手段（９）で同期信号SYNC2が検出され
る。ビデオモードが選択され、映像信号SVbがないとき
には検出手段（９）で同期信号SYNC2は検出されない。
上述構成において検出手段（９）で同期信号SYNC2が検
出されないときは、例えば表示装置（12）に所定の表示
がなされるので、セットがオンしているかどうかわから
なくなる不都合は回避される。 〔実施例〕 以下、第１図を参照しながら本発明の一実施例につい
て説明する。 本例においては、信号処理回路（10）に含まれる同期
分離回路（図示せず）より得られる同期信号SYNC2はマ
イコン（９）に供給される。 また、マイコン（９）は、第２図に示すフローチャー
トに沿って動作し、スイッチ回路（５）がｂ側に接続さ
れるビデオモードで同期信号SYNC2がない（映像信号SVb
がない）ときは、表示信号SIを発生するようになされ
る。即ち、パワーオンとなると、ステップで同期信号
SYNC2があるか否か判断される。この判断は、例えば一
定期間の同期信号SYNC2の個数をカウントしそれが所定
個数以上となるときには、有ると判断するものである。
同期信号SYNC2が有る場合は、このステップの判断が
繰り返し行なわれる。一方、同期信号SYNC2がない場合
は、ステップでビデオモードか否か判断される。ビデ
オモードでない場合は、ステップに戻される。一方、
ビデオモードである場合は、ステップで表示信号SIが
発生され、ステップに戻される。 また、マイコン（９）より発生される表示信号SIは映
像出力回路（11）を介して受像管（12）に供給される。
この表示信号SIは、例えば第３図A,Bに示すような表示
をするためのものである。 本例は以上のように構成され、ビデオモードで同期信
号SYNC2がないときは、マイコン（９）より表示信号SI
が発生され、この表示信号SIは映像出力回路（11）を介
して受像管（12）に供給され、受像管（12）の画面上
に、例えば第３図A,Bに示すような表示がなされる。 したがって本例によれば、ビデオモードで映像信号SV
bがない場合には、受像管（12）の画面には表示信号SI
による表示がなされるので、セットがオンしていること
が容易にわかり、オンしているかどうかわからなくなる
ことはなく、ユーザーの使い勝手が向上する。 なお、上述実施例においては、ビデオモードで同期信
号SYNC2がないときは、受像管（12）の画面上に所定の
表示をするものであったが、これと同時に音声ミューテ
ィングをしたり、あるいは映像ミューティングをするよ
うに構成してもよい。 〔発明の効果〕 以上述べた本発明によれば、スイッチ回路が外部入力
映像信号側に接続されるビデオモードで映像信号がない
ときには、表示装置に所定の表示がなされる等無信号動
作が行なわれるようにしたので、使用者の使い勝手は大
幅に向上する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図及び第
３図はその説明のための図、第４図はテレビジョン受像
機の一例の構成図である。 （２）はチューナ、（４）は映像検波回路、（５）はス
イッチ回路、（６）は出力端子、（７）は外部映像信号
入力端子、（８）はキーボード、（９）はマイクロコン
ピュータ、（10）は信号処理回路、（11）は映像出力回
路、（12）はカラー受像管、（13）は同期分離回路であ
る。

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．チューナからの映像信号と外部入力映像信号とを択
   一的に選択して出力するスイッチ回路を有し、このスイ
   ッチ回路で選択された映像信号による画像が表示装置に
   表示されるテレビジョン受像機において、 上記スイッチ回路の出力側に上記外部入力映像信号の同
   期信号の検出手段を設け、 上記スイッチ回路が上記外部入力映像信号側に接続され
   るときに、上記検出手段で所定時間当たりの同期信号の
   数を検出し、該所定時間当たり所定数の同期信号が検出
   されないときは、上記表示装置に所定の表示を行うと共
   に音声をミューティングするようにしたことを特徴とす
   るテレビジョン受像機。