JP2007108769A - 音声処理装置及びそれを備えた表示装置 - Google Patents

音声処理装置及びそれを備えた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異なるソースの入力として外部からプラグが挿入された場合には、そのプラグ挿入自体がユーザからの入力ソースの変更を示す意思表示であるにも関わらず、その意思表示を有効に利用することができていなかった。
【解決手段】視聴のための処理をする処理部と、処理部へ信号を出力する信号出力部と、モバイルオーディオ入力端子を含む複数の第一信号入力部と、前記モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿抜検知をする第一検知部と、第一検知部の検知結果に応じて、複数の第一信号入力部と信号出力部との接続制御をするための第一制御部と、を有するAV装置を提供する。また、第二信号入力部へのプラグの挿抜を検知し、該検知結果に基づいて報知情報を第二映像表示部に出力するAV装置を提供する。かかる構成により、プラグの挿抜に応じた様々な処理を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、AV(Audio Visual)装置に関する。さらに詳しくは、モバイルオーディオ入力端子を備え、視聴のための処理を、そのモバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿抜に応じて行うことを可能としたAV装置に関する。
現在、音楽の視聴スタイルが大幅に変化している。ユーザは、MP3(MPEG Audio Layer−3)プレイヤーや、HDD(Hard Disk Drive)プレイヤーなどに代表される各種の携帯型音楽プレイヤー(以下、「モバイルオーディオ」という)に圧縮した音楽ファイルを大量に保存して、その中から好みの曲を視聴している。このように多量の曲をモバイルオーディオに保存しておくことが可能となっているため、ユーザとしては、好みの曲を全てモバイルオーディオに保存することで、いつでもお気に入りの曲を聴くことが可能となっている。また、近年では、ラジオ番組の音声コンテンツなどをモバイルオーディオに保存、更新することで、音楽のみならず音声コンテンツをもモバイルオーディオで鑑賞可能となっている。このようにモバイルオーディオはユーザコンテンツのアーカイブセンターとしてその地位を構築しつつある。
ところで、モバイルオーディオは携帯型の音楽プレイヤーであり、通常はイヤホンやヘッドホンなどを用いて音楽などを聴くことになる。そこで、自宅の部屋においてモバイルオーディオに保存されている音楽を外部機器のスピーカーを用いて臨場感と迫力ある音響で聴く場合には、テレビなどのAV装置にモバイルオーディオを接続し、そのテレビのスピーカーなどを利用することで、大音響で音楽を聴くことが考えられる。
そして、このようにテレビなどAV装置に入力される音声や映像などの入力ソースに変更がある場合の処理についての発明が特許文献1に開示されている。特許文献1では、過去のユーザの視聴履歴を基に、入力ソースに変更があった場合に、より迅速かつ容易にユーザの嗜好にあった画面レイアウト及び音声出力モードへの移行を可能にする情報出力制御装置についての発明が開示されている。
また、特許文献2においては、テレビジョン受像機において、イヤホン端子にイヤホンを接続するだけで映像ミュートが掛かり、音声のみを再生する手段が開示されている。
特開2002−185881号公報 特開平9−181992号公報
しかしながら、特許文献1は、あくまで入力ソースに変更があった後についての処理に関するものであり、入力ソースの変更自体を認識し、その変更を各処理のトリガーとすることができなかった。即ち、異なるソースの入力として外部からプラグが挿入された場合には、そのプラグ挿入自体がユーザからの入力ソースの変更を示す意思表示であるにも関わらず、その意思表示を有効に利用することができていないという課題がある。また、特許文献2のイヤホンから出力される音声は、テレビジョン放送の音声であり、外部電子機器の音声ではない。
また、AV装置とモバイルオーディオ装置等の外部電子機器を接続し、音楽等を視聴する場合に、音楽等の再生が終了した後、外部電子機器を接続していることを忘れてしまうことが考えられる。また、外部電子機器との接続中に映像ミュートとする設定としている場合には、外部電子機器とAV装置とを接続しているにもかかわらず、接続していることを忘れテレビジョン受像機の電源を切ってしまうと、次回電源を入れたときには画面表示がされず、ユーザが困惑する場合が考えられる。
さらに、特許文献2では、イヤホン端子にイヤホンを接続すると映像ミュートが強制的に設定されるので、映像ミュート中にテレビジョン受像機の操作可能キーあるいは操作不可能なキーの情報を知ることはできない。さらにユーザの誤操作によっても映像ミュートが設定されてしまうことがあり、このような場合は映像ミュートが掛かっているかどうかを即座に判断することが不可能であるばかりか、特に操作に不慣れなユーザにとっては故障したと思い込むことも予測される。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、外部からの音声信号を入力する端子にプラグの挿抜検知があった場合に、そのプラグの挿抜を有効なトリガーとして各処理を実行可能にすることで、ユーザビリティの向上を実現させたAV装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、視聴のための処理をする処理部と、処理部へ信号を出力する信号出力部と、モバイルオーディオ入力端子を含む複数の第一信号入力部と、前記モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿抜検知をする第一検知部と、第一検知部の検知結果に応じて、複数の第一信号入力部と信号出力部との接続制御をするための第一制御部と、を有するAV装置を提供する。かかる構成により、プラグの挿抜に応じた様々な処理を行うことができる。また、第一制御部は、第一検知部にて挿入検知があった場合にはモバイルオーディオ入力端子と、信号出力部のうち音声信号を出力するための音声信号出力手段とを接続する処理をするモバイルオーディオ優先接続手段を有してもよい。かかる構成により、モバイルオーディオから入力される音声信号をAV装置の音声出力の信号とすることができる。
また、処理部は、第一検知部にて挿入検知があった場合には、映像信号の視聴のための処理を中止する映像ミュート手段を有してもよい。また、処理部は、前記映像ミュート手段にて映像信号の視聴のための処理を中止するか否かを設定する映像ミュート設定手段を有してもよい。また、バックライトを含む第一映像表示部を有し、映像ミュート手段は、映像信号の視聴のための処理を中止する際に、バックライトをオフにする省エネ器を有してもよい。また、前記映像ミュート手段は、映像信号の視聴のための処理を中止する際に、前記バックライトの輝度を下げる輝度減少器を有してもよい。かかる構成により、無駄なエネルギーを消費しないで済む。また、処理部は、第一検知部にて抜出検知があった場合には、映像信号の視聴のための処理を再開する映像再開手段を有してもよい。また、処理部は、映像ミュート手段にて映像信号の視聴のための処理を中止する場合又は/及び映像再開手段にて映像信号の視聴のための処理を再開する場合に、映像信号の加工処理を行う加工手段を有してもよい。また、処理部は、挿入検知に関わらず映像信号の視聴のための処理を中止するか否かを設定する映像信号遮断設定手段を有してもよく、映像ミュート設定手段と、映像遮断設定手段との設定が競合する場合には、映像遮断設定手段の設定を無効とする映像ミュート設定優先手段を有してもよい。また、視聴中映像にかかわる映像信号を他映像信号に切り換えるための映像信号切換部を有し、処理部は、映像信号切換部による切換処理が発生する場合には、切換処理の際に音声信号をミュートする切換ミュート手段と、挿入検知があった場合には、切換ミュート手段の機能を無効として、音声信号のミュートを切換処理に関わらず実行させない切換ミュート無効手段と、を有してもよい。また、複数の映像情報を保持する映像情報保持部を有し、処理部は、検知部にて挿入検知があり、かつ、映像ミュート設定手段にて映像信号の視聴のための処理を中止しないと設定されている場合には、映像保持部にて保持されている映像情報のいずれかを利用して映像の視聴のための信号処理を行う保持映像信号出力手段を有してもよい。
また、本発明は、音声信号を外部電子機器からプラグを介して入力するための第二信号入力部と、前記第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をする第二検知部と、映像コンテンツ情報を表示するための第二映像表示部と、映像コンテンツ情報の音声信号、又は、第二信号入力部から入力される音声信号に基づいて音声を出力する音声出力部と、第二検知部の検知結果に基づいて、ユーザに対し報知するための報知情報を第二映像表示部に出力する報知情報出力部と、を有するAV装置を提供する。さらに、本発明は、前記第二検知部での検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に、第二映像表示部での表示をミュート制御可能なミュート制御手段と、各部の制御のための制御トリガー信号を取得する制御トリガー信号取得手段とを有するとともに、各部を制御する機能をも有する第二制御部を有し、前記報知情報出力部は、さらに制御トリガー信号取得手段が取得する所定の制御トリガー信号にも基づいて報知情報を出力するための制御トリガー信号依存報知情報出力手段を有するAV装置を提供する。また、本発明は、操作に応じて第二制御部に対して各部の制御トリガー信号を送信するスイッチ部を有し、前記第二制御部は、前記ミュート制御手段がミュート制御中には、前記スイッチ部から送信される制御トリガー信号のうち、電源、音量/音声関連以外の制御トリガー信号を無効とする禁止手段を有するAV装置を提供する。また、前記第二映像表示部は、バックライトを有し、前記第二制御部は、前記ミュート制御手段がミュート制御中に、前記スイッチ部から送信される制御トリガー信号が音量/音声関連の制御トリガー信号である場合には、前記バックライトのミュート制御の全部又は一部解除を行うバックライトミュート解除手段を有していてもよい。また、前記制御トリガー信号依存報知情報出力手段は、制御トリガー信号である電源ON信号に基づいて報知情報を表示する電源ON依存報知情報出力器を有していてもよい。さらに、本発明は、前記報知情報出力部は、さらに第二検知部での検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果であり、かつ、第二信号入力部に挿入されているプラグから入力される音声信号が所定時間無信号である場合に報知情報を出力するAV装置を提供する。また、本発明は、報知音を出力する音出力部を有し、前記報知情報出力部は、報知情報を第二映像表示部に出力することに代えて、又は、加えて、音出力部に出力するAV装置を提供する。さらに、本発明は、上記AV装置の動作方法を提供する。
本発明におけるAV装置は、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿抜検知を有効なトリガーとして映像の視聴のための各処理を行うことができるため、ユーザビリティを向上させることができる。例えばプラグの挿抜検知に応じて映像の視聴のための処理を中止したり、あるいは、その視聴のための処理を中止するか否かを設定可能としたため、利便性を向上させることができる。
また、AV装置と外部電子機器が接続されているか否かを、第二映像表示部に表示及び/又は報知音を出力することができるため、ユーザは外部接続機器の接続状況を容易に確認することが可能となる。また、外部電子機器接続中に操作可能なキーであるか操作不可能なキーであるかの判断も、第二映像表示部に表示及び/又は報知音にて判断可能であるため、利便性を向上させることができる。
以下に、各発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、以下の実施形態と請求項の関係は次の通りである。実施形態1から10については、参考的な実施形態である。実施形態11は、主に請求項1、5、7、11について説明する。実施形態12は、主に請求項1、7について説明する。実施形態13は、主に請求項2、8について説明する。実施形態14は、主に請求項3、9について説明する。実施形態15は、主に請求項4、10について説明する。実施形態16は、主に請求項6について説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1の概要>
本実施形態は、モバイルオーディオ入力端子を含む信号入力部を有するAV装置に関するものであり、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿抜を検知して、信号入力部と信号出力部の接続制御を行うことを特徴とするものである。具体的には、モバイルオーディオ入力端子と、信号出力部のうちで音声信号を出力する音声信号出力手段との接続制御を行う。図1は、本実施形態におけるAV装置の一例を示す図である。図1においては、AV装置である液晶テレビ(0101)の前面には、ヘッドホン用の音声出力端子(0102)の隣に「モバイルオーディオ」と記載されたモバイルオーディオ入力端子(0103)が設けられている。そして、このモバイルオーディオ入力端子に対して、モバイルオーディオ端末(0104)の「ヘッドホン」(0105)や、「ラインアウト」(0106)などの出力端子と接続しているケーブルのプラグ(0107)を挿入すると、液晶テレビ本体のスピーカー装置(図示しない)からの音声出力が、モバイルオーディオ端末からの音声出力に切り換わる。また、その他、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入によって液晶テレビに表示される映像の切り換えが可能であるが、この点については実施形態2以降にて説明する。
<実施形態1の構成>
図2に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図2に示す本実施形態の「AV装置」(0200)は、「処理部」(0201)と、「信号出力部」(0202)と、「第一信号入力部」(0203)と、「第一検知部」(0204)と、「第一制御部」(0205)と、を有する。
本件発明の構成要素である各部、各手段、各器は、ハードウエア、ソフトウエア、ハードウエアとソフトウエアの両者、のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周辺装置などから構成されるハードウエアと、これらのハードウエア上にて実行可能なソフトウエアを挙げることができる。具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される(本明細書の全体を通じて同様である)。
「AV装置」(0200)の具体例としては、液晶テレビやプラズマテレビなどの各種テレビ装置や、ホームシアターなどのコンポーネント装置が挙げられる。これらは通常ユーザの自宅に恒常的に設置してあるものであり、音声信号を大音量で出力することが可能であるため、かかるAV装置に対してモバイルオーディオを接続することで、モバイルオーディオに保存されている音楽を大音響の環境で聴くことが可能となるからである。
「処理部」(0201)は、視聴のための処理をするものである。「視聴のための処理」とは、AV装置から出力する映像信号や音声信号などに関する処理のことである。例えば、映像信号をAV装置の表示画面に出力するための処理を行ったり、音声信号をAV装置のスピーカーから出力するための処理を行ったりする。また、映像信号や音声信号を出力させないための処理を行ったり、あるいは映像信号や音声信号に加工処理を施したりすることも可能である。処理部は、具体的には映像信号出力回路、音声信号出力回路、デコーダ、CPU(中央処理装置)、メモリなどから構成される。処理部については実施形態2以降にて詳しく説明を行う。
「信号出力部」(0202)は、処理部へ信号を出力する。「信号」には、映像信号や音声信号が含まれる。後述する信号入力部は、この信号出力部と接続することにより、その入力信号をAV装置の出力信号とすることができる。信号出力部は、具体的には映像信号出力手段や音声信号出力手段などの端子回路から構成されている。
「第一信号入力部」(0203)は、モバイルオーディオ入力端子(0206)を含む複数の入力部である。「モバイルオーディオ入力端子」(0206)とは、モバイルオーディオからの音声信号をAV装置に入力する際の外部入力端子のことである。信号入力部には、モバイルオーディオ入力端子の他、通常AV装置が備えている各種の信号入力部が含まれる。例えば、チューナなどのAV装置内部から取得する映像信号や音声信号の信号入力部や、ビデオやDVDなどの外部の映像信号等を入力する信号入力部など、AV装置に対して信号を入力するものはここでいう「信号入力部」に含まれる。第一信号入力部のAV装置における配置位置は特に限定されないが、特に、モバイルオーディオ入力端子は、図1に示すようにAV装置の前面に配置することが好ましい。このように配置することにより、ユーザがモバイルオーディオ入力端子の位置を把握しやすくなるため、モバイルオーディオなどの外部電子機器とAV装置との接続利用の利便性が向上する。
「第一検知部」(0204)は、前記モバイルオーディオ入力端子(0206)へのプラグの挿抜検知をする。「プラグ」とは、例えばモバイルオーディオのヘッドホン端子やラインアウト端子と接続するケーブルなどの先端部分の差込部のことである。プラグの種類としては、一般的に使用されている3.5mmや5.5mmのオーディオ端子が挙げられるが、特に3.5mmのオーディオ端子が望ましい。テレビなどのAV装置は薄型化が進んでいるため、3.5mmのプラグが利用される場合が多いからである。「プラグの挿抜検知」とは、プラグの挿入及び抜出を検知することである。具体的には、第一検知部は各端子から所定の信号を周期的ないし常時収集している。そして、プラグが挿入された場合には、端子が物理的に接続状態を示すLOWの状態になり、また、プラグを抜き出した場合には、非接続状態を示すHIGHの状態になるため、抵抗値が変わり収集される信号に変化が生じるため、プラグの挿抜を検知することができる。
「第一制御部」(0205)は、前記第一検知部(0204)の検知結果に応じて、前記複数の第一信号入力部(0203)と信号出力部(0202)との接続制御をするためのものである。「前記第一検知部の検知結果」とは、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知や、モバイルオーディオ入力端子からのプラグの抜出検知の結果のことである。「複数の第一信号入力部と信号出力部との接続制御」とは、どの第一信号入力部を信号出力部に接続させるかについての制御を行うことである。AV装置がテレビである場合を例に挙げると、通常のテレビ番組を視聴する場合には、チューナにて取得した映像をAV装置に入力する第一信号入力部と、信号出力部と、を接続することにより、その映像信号と音声信号が処理部に送られてAV装置の出力信号となる。このようにして、ユーザは通常のテレビ番組などを視聴している。また、ビデオを視聴する場合には、ビデオ装置から出力される映像をAV装置に入力するための外部入力端子と信号出力部とを接続することで、その映像信号等をAV装置の出力信号とすることができる。その他、第一信号入力部と信号出力部との接続制御としては、モバイルオーディオ入力端子を音声信号出力手段と接続する場合が挙げられる。第一制御部は、信号出力部に対して所定の第一信号入力部と接続させるための制御をしてもよいし、あるいは、所定の第一信号入力部に対して信号出力部と接続させるための制御を行ってもよい。第一制御部(0205)は具体的にはスイッチと、そのスイッチを制御する回路とから構成される。
図3は、第一制御部がさらにモバイルオーディオ優先接続手段(0307)を有するAV装置の機能ブロック図を示すものである。「モバイルオーディオ優先接続手段」(0307)は、第一検知部にて挿入検知があった場合には前記モバイルオーディオ入力端子と、信号出力部のうち音声信号を出力するための音声信号出力手段とを接続する処理をする。従って、AV装置から出力される音声信号はモバイルオーディオから入力される音声信号となる。このため、モバイルオーディオに保存されている多数の音楽をAV装置を通じて大音響で聴くことが可能となる。なお、信号出力部には、この音声信号出力手段の他に、既に説明したように、映像信号を出力するための映像信号出力手段が含まれる。モバイルオーディオ優先接続手段は、音声信号のみについての接続処理を行うため、映像信号出力手段への接続制御は、モバイルオーディオ入力端子ではなく、その他の第一信号入力部との間で行われることになる。このため、例えば音声信号についてはモバイルオーディオから入力される信号を出力し、映像信号については、チューナなどから入力されるテレビ番組などについての信号を出力することも可能となる。従って、モバイルオーディオからの音声を聴きながら、通常のテレビ番組をAV装置の画面上にて視ることもできる。
<実施形態1の処理の流れ>
図4に本実施形態における処理の流れの一例を示す。本実施形態における処理は、以下に示すステップよりなる。なお、以下に示す処理の流れは、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施されうる(以下、本明細書における処理の流れの記載についても同様である)。
まず、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があるかを判断する(S0401)。ステップS0401にてモバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、モバイルオーディオ入力端子と、信号出力部のうち音声信号を出力するための音声信号出力手段とを接続する処理をする(S0402)。図4は、モバイルオーディオ入力端子にプラグが挿入された場合についての説明であるが、プラグを抜き出した場合についての処理や、あるいはプラグが挿入された場合についての映像信号の処理を行うことも可能である。これらについては実施形態2以降にて説明を行う。
<実施形態1の効果>
本実施形態におけるAV装置は、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿抜検知に応じて第一信号入力部と信号出力部の接続制御を行うことにより、モバイルオーディオから入力される音声信号をAV装置の音声出力信号とすることが可能となる。また、モバイルオーディオ入力端子は、信号出力部のうち音声信号出力手段に対してのみ接続を行うため、例えば映像信号を出力する映像信号出力手段とチューナなどからの信号入力部とを接続することが可能となる。従って、AV装置にて通常のテレビ放送の映像を視つつ、モバイルオーディオからの音楽を聴くこともできる。このため、所定の風景などの映像を流しながら、好みの音楽を聴くなど、新たな生活環境の提供を実現することができる。
<<実施形態2>>
<実施形態2の概要>
本実施形態は、モバイルオーディオ入力端子にプラグが挿入された場合には、映像信号の視聴のための処理を中止することを特徴とするAV装置に関するものである。具体的には、プラグの挿入前に表示されていたテレビ番組などを表示画面に表示させないミュート処理を行うことができる。このように、映像信号の視聴のための処理を中止することにより、無駄な表示を行わないで済むために、ユーザはモバイルオーディオからの音楽をより集中して楽しむことができる。図5は、本実施形態における概念を示す図である。図5(a)で示すように、ユーザはAV装置である液晶テレビにて放送番組を視聴している。ここで、モバイルオーディオ入力端子にプラグを挿入した場合には、視聴のための処理が中止されるため、図5(b)で示すようにテレビの表示画面に何も表示されなくなる。
<実施形態2の構成>
図6に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図6に示す本実施形態の「AV装置」(0600)は、「処理部」(0601)と、「信号出力部」(0602)と、「第一信号入力部」(0603)と、「第一検知部」(0604)と、「第一制御部」(0605)と、を有する。処理部(0601)は、「映像ミュート手段」(0607)を有する。
本実施形態は、実施形態1で説明したAV装置がさらに「映像ミュート手段」(0607)を有することを特徴とするものである。「映像ミュート手段」(0607)を除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は諸略する。
「映像ミュート手段」(0607)は、第一検知部にて挿入検知があった場合には、映像信号の視聴のための処理を中止する。「第一検知部にて挿入検知があった場合」とは、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があった場合のことである。「映像信号の視聴のための処理」とは、例えば信号出力部のうちの映像信号出力手段と接続している信号入力部から送られる映像信号を、AV装置の表示画面に出力する処理のことである。この映像信号の視聴のための処理を「中止」するとは、AV装置の表示画面に映像を表示しないことや、輝度を下げることで表示画面に通常出力されるべき映像を表示しないことを意味する。例えば、出力する映像信号にマスキング処理を行い、チューナからの映像信号を表示画面にて表示させないように処理を行ったり、あるいはまた、出力する映像信号の輝度成分を大幅に削減することで、表示画面に黒い映像を映し出したり、表示画面に薄暗い映像を映し出したりすることが挙げられる。このように映像信号にマスキング処理を行うことで、モバイルオーディオからの音楽を聴いている間、テレビ画面には、テレビ番組などの映像が表示されないために、音楽を聴くことに集中することができる。また、マスキング処理の他に、例えばチューナからの映像信号を信号出力部に接続しない制御を第一制御部に行わせることで、映像信号の視聴のための処理を中止してもよい。なお、「映像ミュート」とは、このように映像信号にマスキング処理を行うなどして映像を画面に表示しないことをいう。なお、後の実施形態で説明するように、輝度を下げることで薄暗い映像を表示する処理や、バックライトをオフにする処理も「映像ミュート」に含まれ得る。
<実施形態2の処理の流れ>
図7に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS0702までの処理の流れについては実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。ステップS0703においては、映像信号の視聴のための処理を中止する処理をする。なお、ステップS0702とステップS0703とは、その順序を逆にして各ステップを実行することも可能である。
<実施形態2の効果>
本実施形態におけるAV装置は、プラグの挿入検知があった場合には、映像信号の視聴のための処理を中止することにより、モバイルオーディオから入力される音楽を楽しむ場合に、AV装置の表示画面に何もコンテンツの映像を表示させないことが可能となる。このため、AV装置から出力される音声(音楽)と調和しない映像を表示しないで済むため、ユーザは、モバイルオーディオの音楽を集中して楽しむことができる。
<<実施形態3>>
<実施形態3の概要>
本実施形態は、実施形態2で説明した映像信号の視聴のため処理を中止する場合に、バックライトをオフにする機能を有するAV装置に関するものである。バックライトをオフにすることで、余分な電力などを消耗せずに済むため、省エネ効果に優れたAV装置を提供することができる。
<実施形態3の構成>
図8に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図8に示す本実施形態の「AV装置」(0800)は、「処理部」(0801)と、「信号出力部」(0802)と、「第一信号入力部」(0803)と、「第一検知部」(0804)と、「第一制御部」(0805)と、「第一映像表示部」(0808)を有する。処理部(0801)は、「映像ミュート手段」(0807)を有する。映像ミュート手段(0807)は、「省エネ器」(0810)を有する。
本実施形態は実施形態2で説明したAV装置がさらに「第一映像表示部」(0808)と、「省エネ器」(0810)と、を有することを特徴とするものである。「第一映像表示部」(0808)と、「省エネ器」(0810)と、を除く各構成については実施形態2で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「第一映像表示部」(0808)は、バックライト(0809)を含む。「第一映像表示部」とは、映像を表示するためのものであり、具体的には液晶ディスプレイが挙げられる。第一映像表示部には、例えばAV装置のチューナにて受信する放送番組や、DVDなどに保存されている映像コンテンツの映像が表示される。「バックライト」(0809)とは、第一映像表示部に映像を表示するための光源である。バックライトからの光によって第一映像表示部にて映像を表示することができる。
「省エネ器」(0810)は、映像信号の視聴のための処理を中止する際に、前記バックライトをオフにする。「映像信号視聴のための処理を中止する際」とは、実施形態2で説明した映像ミュート処理と同時に行う場合もあれば、あるいは、映像信号に映像ミュート処理を行い、所定の時間(例えば5秒)経過した場合も含まれる。「バックライトをオフにする」とは、光源への電力供給を停止することである。このように映像信号の視聴のための処理を中止する際にバックライトをオフにすることで、バックライトに使用する電力を節約することができると共に、バックライト自体の寿命を延ばすことができる。つまり、バックライトをオフにすることで、省エネを促進し、各コストの削減を実現することができる。なお、バックライトをオフにする場合には、映像ミュートをしている画面上にオンスクリーン(OSD)表示して、その旨の表示を行ってもよい。その旨を表示することで、画面表示がされなくなることについての予測をユーザに与えることができる。
<実施形態3の処理の流れ>
図9に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS0903までの処理の流れについては実施形態2で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。ステップS0904においては、バックライトをオフにする。なお、その後リモコンなどを通じてユーザから所定の要求がなされた場合には、その要求に対応する画面表示を行うために、バックライトをオンにすることも可能である。
<実施形態3の効果>
本実施形態におけるAV装置は、映像信号の視聴のための処理を中止する際に、バックライトをオフにすることで、モバイルオーディオからの音楽だけを楽しみたいユーザにとって余分な情報を提供しないで済むために、モバイルオーディオからの音楽を集中して楽しむことができる。また、バックライトをオフにすることで、無駄なエネルギーを消費しないで済むため、省エネ効果を促進することができる。
<<実施形態4>>
<実施形態4の概要>
本実施形態は、バックライトの輝度を下げる機能を有するAV装置に関するものである。バックライトの輝度を下げ、完全にはオフにしないことで、即時に点灯したい場合の応答性を高めるともに、画面を完全に暗くしないことで雰囲気のある映像を視ながら音楽を聴くことができる。
<実施形態4の構成>
図10に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図10に示す本実施形態の「AV装置」(1000)は、「処理部」(1001)と、「信号出力部」(1002)と、「第一信号入力部」(1003)と、「第一検知部」(1004)と、「第一制御部」(1005)と、「第一映像表示部」(1008)を有する。処理部(1001)は、「映像ミュート手段」(1007)を有する。映像ミュート手段(1007)は、「輝度減少器」(1010)を有する。
本実施形態は実施形態2で説明したAV装置がさらに「第一映像表示部」(1008)と、「輝度減少器」(1010)と、を有することを特徴とするものである。「第一映像表示部」(1008)については実施形態3で説明したものと同様である。また、「輝度減少器」(1008)と、を除くその他の各構成については実施形態2で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「輝度減少器」(1010)は、映像信号の視聴のための処理を中止する際に、前記バックライトの輝度を下げる。「バックライトの輝度を下げる」とは、例えば蛍光管を用いたバックライトの場合は蛍光管に印加する駆動電圧を小さくして明るさを低減することであり、また複数のLED(発光ダイオード)を用いたLEDバックライトの場合は駆動電流を小さくして明るさを低減することにより、ディスプレイの明るさを下げることである。例えば、蛍光管によりバックライトを点灯駆動するインバータ回路を発振させるためのPWM(Pulse Width Modulation)による制御によって輝度を下げることができる。具体的には、点灯時間を制御するパルス幅のデューティー比を下げることで、輝度を下げることができる。このようにしてバックライトを完全には消灯しない場合には、次にバックライトを再点灯する場合に即時に点灯することができるため、応答性を高めることができる。また、バックライトを完全にオフにせずに、輝度を落とすことで、薄暗い映像を画面に表示することも可能となる。このため、オカルト映画などの雰囲気のある映像を視聴しながら音楽等を楽しむことができる。なお、AV装置に輝度の設定を記憶させる記憶媒体を備えておき、再度プラグを挿入した場合にはその記憶されている輝度の設定に基づいて輝度を下げてもよい。
<実施形態4の処理の流れ>
図11に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS1103までの処理の流れについては実施形態2で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。ステップS1104においては、バックライトの輝度を下げる。なお、その後リモコンなどを通じてユーザから所定の要求がなされた場合には、その要求に対応する画面表示を行うために、バックライトの輝度を上げることも可能である。
<実施形態4の効果>
本実施形態におけるAV装置は、映像信号の視聴のための処理を中止する際に、バックライトの輝度を下げることで、次に即時に点灯する場合の応答性を高めることができる。また、輝度を下げることで、画面上には薄暗い映像が表示されるため、雰囲気のある映像を視聴しながら音楽を楽しむことができる。
<<実施形態5>>
<実施形態5の概要>
本実施形態は、映像ミュートを行うか否かを設定することが可能なAV装置に関するものである。ユーザによってはモバイルオーディオからの音楽を聴きながら、ニュース番組や、スポーツ番組、車窓番組などの各種の放送番組をも視たい者がいるため、モバイルオーディオ入力端子にプラグが挿入された場合の映像ミュート処理を行うかを設定可能にすることで、ユーザに自由度を持たせることができ、ユーザビリティを向上させることができる。
<実施形態5の構成>
図12に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図12に示す本実施形態の「AV装置」(1200)は、「処理部」(1201)と、「信号出力部」(1202)と、「第一信号入力部」(1203)と、「第一検知部」(1204)と、「第一制御部」(1205)と、を有する。処理部(1201)は、「映像ミュート手段」(1207)と、「映像ミュート設定手段」(1208)と、を有する。
本実施形態は、実施形態2から4のいずれかで説明したAV装置がさらに「映像ミュート設定手段」(1208)を有することを特徴とするものである。「映像ミュート設定手段」(1208)を除く各構成については実施形態2から4のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「映像ミュート設定手段」(1208)は、前記映像ミュート手段(1207)にて映像信号の視聴のための処理を中止するか否かを設定する。既に説明した映像ミュート手段は、第一検知部にて挿入検知があった場合、つまり、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、映像信号の視聴のための処理を中止するものである。本実施形態で説明する映像ミュート設定手段(1208)は、その映像信号の視聴のための処理を中止するか否かを設定するものである。視聴のための処理を中止しないと設定している場合には、プラグの挿入検知があった場合であっても、表示されている映像がそのまま表示され続けることになる。具体的には、映像ミュート手段(1207)は、挿入検知があった場合には、そのCPUが所定のメモリ領域に格納されている映像ミュート設定フラグを読み出し、その映像ミュート設定フラグに従って、その後の処理を実行する。例えば映像ミュート設定フラグを示すビットが1である場合には、映像ミュート処理を行う設定となっているため、映像ミュート処理が行われることになる。一方、映像ミュート設定フラグを示すビットが0である場合には映像ミュート処理は行われない。このように、映像ミュート設定手段により、映像ミュート処理を行うかどうかを設定することが可能であるため、モバイルオーディオの音楽だけを聴きたい場合には、映像信号の視聴のための処理を中止する設定を行い、一方、モバイルオーディオの音楽と共に映像も視たい場合には、映像信号の視聴のための処理を中止しない設定を行うことで、ユーザが所望する形態でのモバイルオーディオからの音楽の鑑賞を行うことができる。例えばスポーツ番組など、映像だけでその内容を楽しむことができるコンテンツは数多く放送されているため、これらのコンテンツを視る場合にモバイルオーディオに保存されている音楽を聴くことで、異なるコンテンツを同時に楽しむことができる。
<実施形態5の処理の流れ>
図13に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS1302までの処理の流れについては実施形態2から4のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。ステップS1303においては、映像信号の視聴のための処理を中止する設定かを判断する。ステップS1303にて、映像信号の視聴のための処理を中止する設定であると判断した場合には、ステップS1304に進み、映像信号の視聴のための処理を中止する。一方、ステップS1303にて、映像信号の視聴のための処理を中止する設定でないと判断した場合には、そのまま映像信号の視聴のための処理を続行する。
<実施形態5の効果>
本実施形態におけるAV装置は、映像信号の視聴のための処理を中止するか否かを設定することを可能にすることにより、ユーザに対して自由度を持たせることができ、ユーザビリティの向上を実現できる。即ち、モバイルオーディオを大音響で楽しむためにAV装置にモバイルオーディオからのプラグを挿入した場合には、AV装置にて表示されている映像をそのまま視聴したいユーザや、あるいは、省エネなどを目的として、映像を表示させたくないユーザがいると推定される。そこで、本実施形態のAV装置を利用することにより、これら両方のユーザのニーズを満たすことが可能となり、ユーザビリティの向上を実現できる。
<<実施形態6>>
<実施形態6の概要>
本実施形態は、モバイルオーディオ入力端子にプラグが挿入されている場合であり、かつ、映像ミュート処理がなされている場合において、そのプラグを抜き出した際には、映像を再度表示させる処理を行うAV装置に関するものである。プラグの抜き出しをトリガーに再度映像が表示されるため、ユーザにとっては再度AV装置にて映像を視聴したい場合には、プラグを抜き出すだけで動作が完結するため、複雑な動作を行うことなく、元の映像を視聴することができる。
<実施形態6の構成>
図14に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図14に示す本実施形態の「AV装置」(1400)は、「処理部」(1401)と、「信号出力部」(1402)と、「第一信号入力部」(1403)と、「第一検知部」(1404)と、「第一制御部」(1405)と、「第一映像表示部」(1408)を有する。処理部(1401)は、「映像ミュート手段」(1407)と、「映像再開手段」(1408)と、を有する。
本実施形態は、実施形態2から5のいずれかで説明したAV装置が、さらに「映像再開手段」(1408)を有することを特徴とするものである。「映像再開手段」(1408)を除く各構成については実施形態2から5のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「映像再開手段」(1408)は、第一検知部にて抜出検知があった場合には、映像信号の視聴のための処理を再開する。「第一検知部にて抜出検知」とは、モバイルオーディオ入力端子へのプラグが挿入されている状態において、そのプラグの抜き出しを検知することである。プラグの抜き出しを検知する方法としては、既に説明したように、第一検知部にて所定の信号を常時収集しており、プラグが抜き出された場合には、端子が物理的な接続状態を示すLOWから非接続状態を示すHIGHの状態になるため、抵抗値が変化して収集される信号に変化が生じる。この信号の変化によってプラグの抜き出しを検知することができる。「映像信号の視聴のための処理を再開」とは、既に説明した映像ミュート手段(1407)によって映像信号の視聴のための処理が中止されている場合に、その映像信号の視聴のための処理を再び行うことである。図15は、本実施形態の概念を示す図である。図15(a)では、ユーザがテレビ番組を視聴している。そして、モバイルオーディオの音楽を聴こうとして、モバイルオーディオ入力端子にプラグを挿入した場合には、図15(b)で示すように映像ミュート処理が行われる。その後、プラグが抜き出された場合には、図15(c)で示すように元の番組の映像が再び表示されることになる。図15(a)と図15(c)とではタイムラグが生じているため、表示される映像は異なったものになっている。なお、実施形態5で説明した映像ミュート設定手段の設定が映像ミュート処理をしないとの設定になっている状態においては、プラグの抜出検知があった場合には、表示されている映像がそのまま表示され続けることになる。
なお、映像ミュート処理がなされている場合において、テレビ放送のチャンネルをバックグラウンドで変更している場合などにおいては、プラグの挿入検知があった場合に再開される映像は、その変更後のチャンネルの映像であってもよい。このように、プラグの抜き出しのみによって、映像信号の視聴のための処理が再開されるため、ユーザに特別の負担操作を強いることなく元の映像を再び視聴することが可能となる。
<実施形態6の処理の流れ>
図16に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS1603までの処理の流れについては実施形態2から5のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。ステップS1604においては、プラグの抜出検知があったかを判断する。ステップS1604にてプラグの抜出検知があった場合には、ステップS1605に進み、映像信号の視聴のための処理を再開する。一方、ステップS1605にてプラグの抜出検知がなかった場合には、プラグの抜出検知があるまで待機してもよいし、また、AV装置の主電源などが落とされた場合には、処理を終了してもよい。
<実施形態6の効果>
本実施形態におけるAV装置は、モバイルオーディオ入力端子に挿入されているプラグの抜出検知があった場合には、映像信号の視聴のための処理を再開することが可能となっている。このため、ユーザは、モバイルオーディオからの音楽を聴いた後に、元のテレビ番組などを視聴しようとする場合には、挿入したプラグを抜き出すだけで再び元のテレビ番組を視聴することが可能となる。従って、ユーザにとっては複雑な動作を行うことなく、モバイルオーディオの音楽を楽しんだり、あるいは、通常の映像を視聴したりすることができるため、利便性が向上する。
<<実施形態7>>
<実施形態7の概要>
本実施形態は、映像ミュート処理を行う場合や、あるいは、映像ミュート状態から元の映像を表示させる場合に、映像信号を加工することにより、画面のフェードインやフェードアウトなどの各種の映像効果を行うことができることを特徴とするものである。
<実施形態7の構成>
図17に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図17に示す本実施形態の「AV装置」(1700)は、「処理部」(1701)と、「信号出力部」(1702)と、「第一信号入力部」(1703)と、「第一検知部」(1704)と、「第一制御部」(1705)と、「第一映像表示部」(1708)を有する。処理部(1701)は、「映像ミュート手段」(1707)と、「映像再開手段」(1708)と、「加工手段」(1709)と、を有する。
本実施形態は、実施形態6で説明したAV装置がさらに「加工手段」(1709)を有することを特徴とするものである。「加工手段」(1709)を除く各構成については実施形態6で説明したものと同様であるため、ここでの説明は諸略する。
「加工手段」(1709)は、前記映像ミュート手段にて映像信号の視聴のための処理を中止する場合又は/及び前記映像再開手段にて映像信号の視聴のための処理を再開する場合に、前記映像信号の加工処理を行う。「映像信号の加工処理」とは、例えばフェードイン、フェードアウトの処理を行うことが挙げられる。フェードインとは、表示される映像が徐々に明るくなっていく映像効果のことをいい、フェードアウトとは、フェードインとは逆に表示される映像が徐々に暗くなっていく映像効果のことをいう。具体的には、プラグの挿抜検知に応じて、映像信号のうち輝度信号の強弱を調整することによりフェードイン、フェードアウトの処理を実現することができる。例えば、モバイルオーディオ入力端子にプラグが挿入された場合には、映像ミュート処理を行う際にフェードアウト処理を行ったり、あるいは、映像ミュート処理を実行中に、モバイルオーディオ入力端子からプラグを抜き出した場合には、フェードイン処理を行うことが挙げられる。図18は、映像信号の加工処理の一例を示す図である。図18(a)は、テレビ番組がAV装置の表示画面上に表示されている状態を示している。そして、この場合にモバイルオーディオ入力端子にプラグが挿入された場合には、図18(b)、(c)、(d)のように、画面に表示される映像を構成するための映像信号の加工処理が行われ、徐々に映像が消えていく。
以上の説明は主に映像信号の加工処理がフェードイン、フェードアウトの場合を例に説明を行ったが、その他の加工処理を行うことももちろん可能である。例えば、映像信号の視聴のための処理を中止する場合には、映像信号の輝度信号を高めることで、画面を白に近い状態にしてから映像ミュート処理を行ってもよいし、また、映像信号の視聴のための処理を再開する場合には、映像信号の輝度成分を高めて白い画面を表示した後に、徐々に画面を暗くして通常の映像の画面表示を行うことも可能である。
<実施形態7の処理の流れ>
図19に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS1901にてモバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿抜検知があるかを判断する。そして、挿抜検知があった場合にはステップS1902に進み、挿抜検知の種類に応じた処理を行う。挿入検知である場合には、ステップS1903、ステップS1904へと進み、一方、抜出検知である場合にはステップS1905に進む。ステップS1903からステップS1905の処理は実施形態6で説明したものと同様である。その後、どちらの処理の場合であってもステップS1906に進み、映像信号の加工処理を行う。
<実施形態7の効果>
本実施形態におけるAV装置は、映像信号の視聴のための処理を中止する場合又は/及び映像信号の視聴のための処理を再開する場合に映像信号の加工処理を行うことにより、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿抜に応じて映像に変化を生じさせることができるため、プラグの挿抜操作をしない他のユーザにとっても映像の切り換わる瞬間を視覚的に認識できるため、ユーザにとっての利便性が向上する。
<<実施形態8>>
<実施形態8の概要>
本実施形態は、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知に関わらず、映像ミュート処理と同様の機能を実現できるAV装置に関するものである。そして、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知の結果行われる映像ミュートの設定と、この映像ミュートと同様の機能を実現する設定とが競合した場合には、映像ミュートの設定を優先することを特徴とするものである。テレビ番組やミュージックビデオなどの音楽DVDをテレビで視聴する場合には、画面には何も表示させないで音声のみを楽しむユーザもおり、こうしたユーザに向けて映像を表示させない機能が通常備わっている場合がある。本実施形態は、この通常備わっている映像を表示させない機能の設定と、モバイルオーディオ入力端子にプラグが挿入された場合の設定とが競合する場合には、モバイルオーディオ入力端子にプラグが挿入された場合の設定を優先することを特徴とするものである。
<実施形態8の構成>
図20に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図20に示す本実施形態の「AV装置」(2000)は、「処理部」(2001)と、「信号出力部」(2002)と、「第一信号入力部」(2003)と、「第一検知部」(2004)と、「第一制御部」(2005)と、を有する。処理部(2001)は、「映像ミュート手段」(2007)と、「映像ミュート設定手段」(2008)と、「映像信号遮断設定手段」(2009)と、「映像ミュート設定優先手段」(2010)と、を有する。
本実施形態は、実施形態5から7のいずれかで説明したAV装置が、さらに「映像信号遮断設定手段」(2009)と、「映像ミュート設定優先手段」(2010)と、を有することを特徴とするものである。「映像信号遮断設定手段」(2009)と、「映像ミュート設定優先手段」(2010)と、を除く各構成については実施形態5から7のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「映像信号遮断設定手段」(2009)は、前記挿入検知に関わらず映像信号の視聴のための処理を中止するか否かを設定する。「前記挿入検知に関わらず」とは、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知に関わらず、の意である。つまり、映像信号遮断設定手段は、通常のテレビ番組などを視聴する場合において、映像ミュート処理を行うか否かの設定をするものである。そして、映像信号の視聴のための処理を中止する設定がなされた場合には、例えばAV装置の映像出力処理回路にて映像ミュート処理がなされ、表示画面にはマスキングされた映像が表示されたり、あるいは、バックライトをオフにする処理がなされる。この映像信号遮断手段は、通常のテレビなどに付帯的機能として付属しているものである。
「映像ミュート設定優先手段」(2010)は、前記映像ミュート設定手段と、前記映像遮断設定手段との設定が競合する場合には、前記映像遮断設定手段の設定を無効とする。図21に映像ミュート設定手段の設定例と、映像信号遮断設定手段の設定例とを示す。図21においては、斜線で示す部分が映像ミュート設定手段と、映像信号遮断手段との競合が発生するケースである。映像ミュート設定手段は、プラグの挿入検知があった場合の映像ミュート処理に関する設定であるため、両者が競合する場合とは、プラグが挿入された場合であり、プラグを抜き出した場合はここでいう競合には該当しない。以下、具体的に説明する。競合する第一のパターンとしては、「映像ミュート設定手段」の設定が、「映像ミュートあり」の設定(モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には映像信号の視聴のための処理を中止する)になっている場合であり、一方、「映像遮断設定手段」の設定が、「映像を遮断しない」という設定(映像信号の視聴のための処理を中止しない)の場合になっている場合が挙げられる。この場合には、プラグがモバイルオーディオ入力端子に挿入されていない状態では、まだ映像が流れている状態となっている。ここで、モバイルオーディオ入力端子にプラグを挿入した場合には、映像ミュート設定手段の設定である「映像ミュートあり」を優先的に利用して映像信号の処理を行うため、映像信号遮断手段の設定を無効とする。この結果、プラグを挿入した場合には、映像信号遮断設定手段の「映像を遮断しない」との設定に関わらず、映像ミュート設定手段の設定に基づいて映像ミュート処理が行われることになる。
他の競合例としては、「映像ミュート設定手段」による設定が「映像ミュートなし」の設定であり、一方、「映像信号遮断設定手段」の設定が「映像を遮断する」の設定になっている場合が挙げられる。かかる設定において、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入がなされていない場合には、映像信号遮断設定手段の設定に基づいて映像信号を遮断する処理、即ち映像ミュート処理が行われており、画面には何も表示されていない状態となっている。ここで、モバイルオーディオ入力端子へプラグを挿入した場合には、映像ミュート設定手段の設定である「映像ミュートなし」を優先的に利用して映像信号の処理を行うため、映像信号遮断設定手段の設定を無効とする。この結果、プラグを挿入した場合には、映像信号遮断設定手段の設定に関わらず、映像ミュート設定手段の設定に基づいて映像信号の視聴のための処理が行われることになる。
なお、「映像信号遮断設定手段の設定を無効とする」とは、例えば、映像信号遮断設定手段の設定情報を管理する管理メモリ上にて、その設定情報を、映像信号遮断設定手段の設定が何もなされていない旨の情報に一時的に書き換えることが挙げられる。このようにすることで、処理部のCPUが各設定情報を読み出す場合に、映像信号遮断設定手段の設定が何もなされていないと判断してその後の処理が行われるため、結果として映像ミュート設定手段の設定を優先的に利用することができる。このようにテレビなどが通常有している映像信号遮断手段と、映像ミュート設定手段との設定が競合した場合に映像信号遮断手段の設定を無効とすることで、モバイルオーディオを視聴するユーザにとっては、映像を画面に表示するか否かの設定についてはモバイルオーディオ設定手段の設定のみを変更等することで済むため、モバイルオーディオに保存されている音楽等をAV装置で視聴するユーザにとっての利便性の向上が期待できる。
<実施形態8の処理の流れ>
図22に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS2202までの処理の流れについては実施形態5から7のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。ステップS2203においては、映像ミュート設定手段と映像信号遮断設定手段との設定が競合するかを判断する。ステップS2203の結果、競合すると判断した場合には、映像信号遮断設定手段の設定を無効とする(S2204)。以降の処理の流れは既に説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。なお、図22においては抜出検知をした場合の流れは省略しているが、これはプラグの抜出検知の場合には映像ミュート設定手段と映像信号遮断設定手段との設定は競合しないため、ここでは省略しているものである。
<実施形態8の効果>
本実施形態におけるAV装置は、プラグの挿入検知に関わらず、映像信号の視聴のための処理を中止するか否かを設定する映像信号遮断設定手段を有し、その設定と映像ミュート設定手段との設定が競合した場合には、映像信号遮断設定手段の設定を無効とすることにより、映像ミュート設定手段の設定を優先的に利用することが可能となる。このため、モバイルオーディオからの音楽を聴く場合に、映像を画面に表示するか否かの設定は、映像ミュート設定手段の設定を変更することのみで実現することができるため、ユーザの利便性の向上が期待できる。
<<実施形態9>>
<実施形態9の概要>
本実施形態は、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入があった場合にそのまま映像を表示する設定となっている場合において、テレビなどのチャンネルを切り換える際に、モバイルオーディオ入力端子からの入力されている音声信号を瞬断させることなく、そのまま出力させることを可能にしたAV装置に関するものである。
<実施形態9の構成>
図23に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図23に示す本実施形態の「AV装置」(2300)は、「処理部」(2301)と、「信号出力部」(2302)と、「第一信号入力部」(2303)と、「第一検知部」(2304)と、「第一制御部」(2305)と、「映像信号切換部(2307)と、を有する。「処理部」(2301)は、「切換ミュート手段」(2308)と、「切換ミュート無効手段」(2309)と、を有する。
本実施形態は、実施形態1から8のいずれかで説明したAV装置が、さらに「映像信号切換部」(2307)と、「切換ミュート手段」(2308)と、「切換ミュート無効手段」(2309)と、を有することを特徴とするものである。「映像信号切換部」(2307)と、「切換ミュート手段」(2308)と、「切換ミュート無効手段」(2309)と、を除く各構成については実施形態1から8のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「映像信号切換部」(2307)は、視聴中映像にかかわる映像信号を他映像信号に切り換えるためのものである。「視聴中映像にかかわる映像信号」とは、AV装置の画面にて表示され、ユーザが視聴をしている映像の信号のことである。「他映像信号に切り換える」とは、例えば視聴中のテレビ番組のチャンネルを切り換えることで、他映像信号に切り換える場合もあれば、DVDなどの外部の機器から入力される映像信号に切り換える場合も例として挙げられる。
「切換ミュート手段」(2308)は、前記映像信号切換部による切換処理が発生する場合には、切換処理の際に音声信号をミュートする。「音声信号をミュートする」とは、音声信号を一時的に出力しない処理を示す。例えばチャンネルを切り換える際には、信号の切換処理を行う際にノイズなどの出力を避けるため、瞬間的に音声信号出力を行わないことで、ユーザに不快感を与えなくしている。
「切換ミュート無効手段」(2309)は、前記挿入検知があった場合には、前記切換ミュート手段の機能を無効として、音声信号のミュートを切換処理に関わらず実行させない。「前記挿入検知」とは、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知のことである。「切換ミュート手段の機能を無効」とは、視聴中映像にかかわる映像信号を他映像信号に切り換える際に、音声信号をミュートする機能を無効とすることである。モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、既に説明したようにAV装置から出力される音声信号はモバイルオーディオからの入力信号となる。このため、テレビなどのAV装置のチャンネルを切り換えた場合であっても入力される音声信号と出力する音声信号とには何ら影響を与えないため、切換ミュート手段の機能を無効とすることで、テレビのチャンネルを切り換えた場合であってもモバイルオーディオからの音楽を、途切れることなく聴くことができる。なお、本実施形態は、既に説明した映像ミュート設定手段にて映像ミュートの設定がなされていない場合に限り、切換ミュート手段の機能を無効にしてもよいし、あるいは、映像ミュート設定手段の設定に関わらず切換ミュート手段の機能を無効にしてもよい。
<実施形態9の処理の流れ>
図24に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS2402までの処理の流れについては実施形態1から8のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。ステップS2403においては、映像信号を他映像信号に切り換える切換処理が発生したかを判断する。ステップS2403にて切換処理が発生したと判断した場合には、ステップS2404に進み、音声信号のミュートを切換処理に関わらず実行させない。以降の処理の流れについては実施形態1から8のいずれかで説明したものと同様である。
<実施形態9の効果>
本実施形態におけるAV装置は、視聴中の映像信号が切り換わる切換処理が発生した場合であっても、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があったときには、音声信号のミュートを実行させないことにより、AV装置からはモバイルオーディオから入力された音楽等が途切れることなく出力されることになる。このため、ユーザは、モバイルオーディオからの音楽を聴きながら、違和感なく各チャンネルを次々に切り換えることができるため、利便性を向上させることができる。
<<実施形態10>>
<実施形態10の概要>
本実施形態は、AV装置が複数の映像情報を保持しており、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、その保存されている映像情報に基づいて映像の表示が行われることになる。このため、ユーザがモバイルオーディオの音楽に合った映像情報を保存しておくことで、オリジナルのミュージックビデオを視聴することが可能となる。
<実施形態10の構成>
図25に本実施形態における機能ブロック図の一例を示す。図25に示す本実施形態の「AV装置」(2500)は、「処理部」(2501)と、「信号出力部」(2502)と、「第一信号入力部」(2503)と、「第一検知部」(2504)と、「第一制御部」(2505)と、「映像情報保持部」(2509)と、を有する。「処理部」(2501)は、「映像ミュート手段」(2508)と、「映像ミュート設定手段」(2509)と、「保持映像信号出力手段」(2510)と、を有する。
本実施形態は、実施形態5から9のいずれかで説明したAV装置が、さらに「映像情報保持部」(2509)と、「保持映像信号出力手段」(2510)と、を有することを特徴とするものである。「映像情報保持部」(2509)と、「保持映像信号出力手段」(2510)と、を除く各構成については実施形態5から9のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「映像情報保持部」(2509)は、複数の映像情報を保持する。「映像情報」とは、AV装置から出力する映像信号に関する情報である。映像情報は、例えば映像信号そのものであってもよいし、あるいは符号化された映像に関する情報であってもよい。映像情報保持部に保持されている映像の具体的としては、録画したテレビ番組や、ユーザがデジタルビデオカメラなどで撮影した映像や、スクリーンセイバーなどの映像が挙げられる。また、映像情報保持部は、映像情報の追加、削除、変更等を行うことを可能な構成であってもよい。映像情報保持部は具体的にはハードディスクなどの記憶媒体から構成されたり、あるいは、フラッシュメモリのように外部記憶媒体から構成される。
「保持映像信号出力手段」(2510)は、第一検知部にて挿入検知があり、かつ、前記映像ミュート設定手段にて映像信号の視聴のための処理を中止しないと設定されている場合には、前記映像保持部にて保持されている映像情報のいずれかを利用して映像の視聴のための信号処理を行う。即ち、映像ミュート設定手段にて映像ミュート処理を行わないと設定している場合において、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、その保持されている映像情報のいずれかを利用して映像を視聴のための信号処理を行うものである。このように、モバイルオーディオへのプラグの挿入検知に応じて保持されている映像を視聴することが可能となるため、ユーザは、モバイルオーディオからの音楽を聴きながら、所定の映像を視聴することで、オリジナルのミュージックビデオを楽しむことができる。
なお、本実施形態においては、処理部(2501)が映像保持部にて保持されている映像情報を利用して映像の視聴のための信号処理を行うとして説明を行ったが、例えば、第一制御部(2505)によって同様の効果を実現させることも可能である。即ち、第一制御部にて、映像保持部からの映像信号に関する信号入力部を、信号出力部と接続制御をすることで、映像保持部に保持されている映像情報の信号を視聴のための処理をする処理部へと出力することが可能になるため、映像保持部にて保持されている映像を視聴することが可能となる。また、プラグを挿入した場合に、映像保持部にて保持されている映像情報を画面に表示するか否かを設定可能であってもよい。
<実施形態10の処理の流れ>
図26に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS2602までの処理の流れについては実施形態5から9のいずれかで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。ステップS2603にて映像信号の視聴のための処理を中止する設定であるかを判断する。ステップS2603にて、映像信号の視聴のための処理を中止する設定でないと判断した場合には、ステップS2605に進み、保持されている映像情報のいずれかを利用して映像の視聴のための信号処理を行う。以降の処理については既に説明したものと同様である。
<実施形態10の効果>
本実施形態におけるAV装置は、複数の映像情報を保持しており、モバイルオーディオ入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、その保持されている映像情報のいずれかを利用して映像の視聴のための信号処理を行うことにより、ユーザは、モバイルオーディオからの音楽を聴きながら、保持されている映像を視聴することができるため、オリジナルのミュージックビデオを楽しむことができる。
<<実施形態11>>
<実施形態11の概要>
図27は本実施形態の概念の一例を示す図である。図27においては、外部電子機器(モバイルオーディオ装置、2702)をAV装置(テレビジョン受像機、2701)に接続し、AV装置の音声出力を外部電子機器からの音声信号としている。この時、テレビジョン受像機の映像と音声は一致しないことになる。図1においては、画面(2704)には野球中継が放送されているが、音声(2703)はモバイルオーディオ装置からの音楽が流れている状態である。本実施形態のAV装置は、外部電子機器からの挿入を検知し、AV装置のスピーカからは外部電子機器から入力される音声信号であることを例えば「モバイルオーディオ接続中」のように画面(第二映像表示部)に報知する。また、外部電子機器とAV装置との接続を解除した場合にも、報知を行うAV装置である。さらに、音楽等の再生がすべて終了し、音声信号がAV装置に入力されない状態が所定時間続いた場合にも報知を行うAV装置である。
<実施形態11の構成>
図28に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(2800)は、「第二信号入力部」(2801)と、「第二検知部」(2802)と、「第二映像表示部」(2803)と、「音声出力部」(2804)と、「報知情報出力部」(2805)とを有する。
「AV装置」(2800)は、音声信号を入出力することができ、かつ映像等を表示することのできる表示部を有する機器であればよい。例えば、オーディオプレーヤー、テレビジョン受像機、パーソナルコンピューター、カーオーディオなどが挙げられる。
「第二信号入力部」(2801)は、音声信号を外部電子機器(2820)からプラグを介して入力するように構成されている。「音声信号」とは、外部電子機器の内蔵メモリ等に記録された音声の音の大きさや高低等を定める電圧や周波数等の情報である。また、音声信号は、アナログ信号であっても、デジタル信号であってもよい。「外部電子機器」(2820)とは、AV装置と信号の送受信をすることのできる機器をいい、本明細書においては、少なくとも音声信号を出力することのできる機器をいう。合わせて映像を表示することができる機器であってもよい。例えば、CDやMDなどのポータブルオーディオ装置や、メモリカードや不揮発性メモリ、小型ハードディスクなどを内蔵し、音楽等の音声を記録・再生することができるデジタルモバイルオーディオ装置、DVDプレーヤーなどが挙げられる。AV装置は、外部電子機器と第二信号入力部を介した有線により接続される。有線接続のためのケーブルは、オーディオケーブル、光ケーブル、USBケーブルなどを用いることができる。この時の外部電子機器側の出力端子は、音声信号を出力できるものであればよく、例えばヘッドホン端子、ラインアウト端子、USB端子でもよい。
「第二検知部」(2802)は、第二信号入力部(2801)へのプラグの挿抜検知をするように構成されている。第二信号入力部に対するプラグの挿抜を検知して前記外部接続があるか否かを判断する。「プラグ」とは、例えばモバイルオーディオのヘッドホン端子やラインアウト端子と接続するケーブルなどの先端部分の差込部のことである。プラグの種類としては、一般的に使用されている3.5mmや5.5mmのオーディオ端子が挙げられるが、特に3.5mmのオーディオ端子が望ましい。テレビなどのAV装置は薄型化が進んでいるため、3.5mmのプラグが利用される場合が多いからである。「プラグの挿抜検知」とは、プラグの挿入及び抜出を検知することである。具体的には、検知部は各端子から所定の信号を周期的ないし常時収集している。そして、プラグが挿入された場合には、端子が物理的に接続状態を示すLOWの状態になり、また、プラグを抜き出した場合には、非接続状態を示すHIGHの状態になるため、抵抗値が変わり収集される信号に変化が生じるため、プラグの挿抜を検知することができる。検知部は、プラグの挿抜時だけでなく、プラグ挿入状態においてAV装置の電源を入れた場合にも、プラグの挿入されていることを検知して、外部接続があるかを判断することができる。第二検知部は、プラグの挿抜時だけでなく、プラグ挿入状態においてAV装置の電源を入れた場合にも、プラグの挿入されていることを検知して、外部接続があるかを判断することができる。
「第二映像表示部」(2803)は、映像コンテンツ情報を表示するように構成されている。「映像コンテンツ情報」とは、テレビ放送やDVDなどに含まれる映像に関する情報をいう。また、第二映像表示部は、報知情報出力部(2805)からの報知情報を表示するようにも構成されているが、この機能に関しては後述する。第二信号入力部に入力されたテレビ放送やDVDなどの信号は、映像に関する信号と音声に関する信号に分離され、映像に関する信号は第二映像表示部により出力される。音声に関する信号は後述の音声出力部(2804)により出力される。
「音声出力部」(2804)は、映像コンテンツ情報の音声信号、又は、第二信号入力部(2801)から入力される音声信号に基づいて音声を出力するように構成されている。「映像コンテンツ情報の音声信号」とは、テレビ放送やDVDなどに含まれる音声に関する信号をいう。「第二信号入力部から入力される音声信号」は、第二信号入力部に接続されている外部電子機器から出力された音声信号をいう。音声信号は、入力されたそのままの信号でもよいし、AV装置内で増幅器や減衰器などにより処理を行った信号でもよい。音声出力部は、スピーカやヘッドホンなどの音声出力機器に音声信号を出力する。
「報知情報出力部」(2805)は、第二検知部(2802)の検知結果に基づいて、ユーザに対し報知するための報知情報を第二映像表示部(2803)に出力するように構成されている。さらに、第二検知部での検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果であり、かつ、第二信号入力部に挿入されているプラグから入力される音声信号が所定時間無信号である場合に報知情報を出力するように構成されていてもよい。「報知情報」とは、ユーザへの外部電子機器に関する報知のための情報である。報知情報出力部は、検知結果に対応する報知情報を保持しており、第二検知部からの検知結果を受け、保持している報知情報を検索し、検知結果に応じた報知情報を出力する。第二信号入力部にプラグの挿入があり、第二検知部においてプラグ挿入ありと検知された場合には、外部電子機器の接続があることを第二映像表示部に出力しユーザに報知を行う。例えば、図27に示したように「モバイルオーディオ接続中」のように表示する。報知情報の出力時間は、プラグの挿入後所定時間としてもよいし、接続中はずっと出力するようにしてもよい。例えば、プラグの挿入を検知してから5秒間は第二映像表示部の中央に大きく表示し、その後は第二映像表示部の端に小さく表示するといったようにしてもよい。逆に、第二信号入力部からプラグが抜かれ、第二検知部においてプラグ挿入なしと検知された場合には、外部電子機器の接続が解除されたことを第二映像表示部に出力しユーザに報知を行う。例えば、「モバイルオーディオ接続解除」のようにプラグの抜出後所定時間表示する。
また、第二信号入力部(2801)にプラグの挿入があり、第二検知部(2802)においてプラグ挿入ありと検知されているが、所定時間外部電子機器から何らの信号も入力されない場合には、外部電子機器の接続があることを再度第二映像表示部に出力し、ユーザに報知を行う。報知を行う場合としては、例えば、ユーザが外部電子機器を接続したことを忘れている場合が挙げられる。報知情報出力部は、時間経過を測定するタイマー有し、また所定の無信号時間を定める情報を保持している。外部電子機器からの信号が入力されなくなった時点からの時間経過を測定し、第二検知部が保持している無信号時間を経過した時点で、報知情報を出力する。無信号時間は、AV装置がデフォルト値として保持していてもよいし、ユーザが設定で切るようにしてもよい。さらに、報知後も何らの処理もされない場合には、第二検知部にてプラグの挿抜検知を行う回路を遮断するような機能を付加すれば、無駄な電力の消費を抑えることもできる。
<実施形態11の処理の流れ>
図29は、実施形態11の処理の流れの一例を示したものである。まず、第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をする(第二検知ステップ S2901)。次に、第二検知ステップでの検知結果に基づいてユーザに対し報知するための報知情報を出力する(報知情報出力ステップ S2902)。
また、図30は、実施形態11のもう一つの処理の流れの一例を示したものである。まず、第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をする(第二検知ステップ S3001)。前記第二検知ステップでの検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合(S3001YES)には、第二信号入力部に入力される音声信号が所定時間無信号であるか判断する(無信号判断ステップ S3002)。そして、前記無信号判断ステップにて、所定時間無信号であると判断された場合には(S3002YES)、第二検知ステップでの検知結果と前記無信号判断ステップでの判断結果に基づいて報知情報の出力を行う(報知情報出力ステップ S3003)。
<実施形態11の効果>
本実施形態のAV装置は、外部電子機器とAV装置との接続状態を検知し、また無信号を判断し、該検知結果又は判断結果に基づいてユーザへの報知を行うことができる。これにより、ユーザは外部電子機器の接続状態を容易に認識することができ、音楽等の視聴を行う場合の利便性を向上させることができる。
<<実施形態12>>
<実施形態12の概要>
図31は本実施形態の概念の一例を示す図である。図31のAV装置(テレビジョン受像機、3101)は、外部電子機器(モバイルオーディオ装置、3102)を接続中には第二映像表示部をミュート制御するように設定されているため、画面(3104)には何も出力されず、外部電子機器から入力される音楽(3103)が出力されている。その時にユーザがAV装置のリモコン(3105)の選局ボタンを押した場合には、テレビ放送の映像も音声も画面には出力されていない状態であるため、選局は行われていても表示はされない。操作を行ったにもかかわらず表示がされないため、ユーザが故障であるのかなどと心配してしまうことが考えられる。このことをユーザに報知するため、第二映像表示部には「モバイルオーディオ接続中」などの報知情報を出力する。この時バックライトを部分点灯して「モバイルオーディオ接続中」を表示する位置の蛍光管あるいはLEDブロックを点灯するようにしても良い。
<実施形態12の構成>
図32に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(3200)は、実施形態11を基本とし、「第二信号入力部」(3201)と、「第二検知部」(3202)と、「第二映像表示部」(3203)と、「音声出力部」(3204)と、「報知情報出力部」(3205)と「第二制御部」(3206)とを有し、さらに、判断部は「ミュート制御手段」(3207)と、「制御トリガー信号取得手段」(3208)とを有し、報知情報出力部は「制御トリガー信号依存報知情報出力手段」(3209)を有する。
「第二制御部」(3206)は、各部を制御するように構成されている。また後述するミュート制御手段(3207)及び制御トリガー信号取得手段(3208)を有している。
「ミュート制御手段」(3207)は、前記第二検知部(3202)での検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に、第二映像表示部(3203)での映像コンテンツ情報の表示をミュート制御可能なように構成されている。「ミュート制御」とは、信号の出力を行わないようにすることである。AV装置において第二信号入力部(3201)から入力される音声信号を出力する場合には、音楽等の音声のみが出力されて入ればよく、ユーザによっては映像表示の必要がない場合がある。必要のない映像表示を出力しておくことは、電力の無駄でもある。そのため、第二制御部は、ミュート制御手段を有している。例えば、図27においては、画面には野球中継が表示されていたが、本実施形態では、ミュート制御により画面には何も出力しないで真っ暗にすることが可能であり、モバイルオーディオ装置から入力される音楽のみが流れている状態となる。ミュート制御は、前述のように真っ暗なものに限られず、真っ青のように他の単色表示であってもよいし、スクリーンセイバーのようなものを表示させておくようにしてもよい。また、第二映像表示部の全体のミュート制御だけではなく、第二映像表示部の一部のみのミュート制御であってもよい。例えば、音量/音声関連の調整は行えるようにメニューボタンを有する制御ウインドウなどを第二映像表示部の端に表示しておき、その他の部分のみをミュート制御するようにしてもよい。ミュート制御を行うか否かは、あらかじめユーザによりAV装置のメニュー操作や、ボタン操作により設定できるようにしておく。また、「第二検知部での検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に」としたのは、第二検知部での検知結果がプラグの挿入がないとの検知結果である場合は外部電子機器が接続されていない状態であり、ミュート制御を行うか否かはAV装置のもともと持つ機能に従うからである。
「制御トリガー信号取得手段」(3208)は、各部の制御のための制御トリガー信号を取得するように構成されている。「制御トリガー信号」とは、AV装置の各部の制御のための信号であり、例えば、電源を入れる、音量を上げる、放送チャンネルの選局を行う、録画を行う、CDを取り出すなどのAV装置の有する種々の機能を行うための信号をいう。制御トリガー信号の取得方法は、どのような方法であってもよい。例えば、ユーザが各機能を選択する方法であっても、タイマー設定などによりAV装置が自動で行うような方法であってもよい。また、リモコンのような通信による信号であってもよい。
「制御トリガー信号依存報知情報出力手段」(3209)は、本実施形態の報知情報出力部(3205)が有する手段で、制御トリガー信号取得手段(3208)が取得する所定の制御トリガー信号に基づいて報知情報を第二映像表示部に出力するためように構成されている。「制御トリガー信号に基づいて」とは、制御トリガー信号の取得に応じてということである。また、制御トリガー信号の種類に応じて報知情報を出力するようにしてもよい。制御トリガー信号の種類とは、音量関係、ビデオ録画関係、タイマー予約関係などの信号の種類をいう。制御トリガー信号がモバイルオーディオ装置の接続中には操作不可の信号である場合には、操作不可であることを報知し、操作可能である信号である場合には、該信号の処理を行っている旨の報知を行うようにすることができる。例えば、テレビ放送のビデオ録画のタイマー予約をしており、モバイルオーディオ装置の接続中に録画開始時間となった場合には、制御トリガー信号依存報知情報出力手段は録画開始の制御トリガー信号により、録画を開始したことを第二映像表示部に報知する。また、図31で説明したように、ミュート制御中にテレビ放送のチャンネル選局がされた場合には、ユーザの操作に対し何らの応答もしない場合には故障と間違う可能性があるため、「ミュート制御中です」などと表示する。
<実施形態12の処理の流れ>
図33は、実施形態12の処理の流れの一例を示したものである。まず、第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をし(第二検知ステップ S3301)、前記第二検知ステップでの検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に(S3301YES)、第二映像表示部での表示のミュート制御を行う(ミュート制御ステップ S3302)。次に、各部の制御のための制御トリガー信号を取得する(制御トリガー信号取得ステップ S3303YES)。最後に、前記制御トリガー信号取得ステップにて取得した制御トリガー信号及び、第二検知ステップでの検知結果に基づいて報知情報を出力する(制御トリガー信号依存報知情報出力ステップ S3304)。
<実施形態12の効果>
本実施形態のAV装置は、制御トリガー信号に基づいて報知情報を出力することができ、第二映像表示部に表示されない操作を行ったとしても報知情報によりユーザが確認できるため、モバイルオーディオ装置などの外部電子機器との接続中の操作が行いやすくなる。
<<実施形態13>>
<実施形態13の概要>
図34は本実施形態の概念の一例を示す図である。図34のAV装置(テレビジョン受像機、3401)は、外部電子機器(モバイルオーディオ装置、3402)を接続中には第二映像表示部をミュート制御するように設定されているため、画面(3404)には何も出力されず、外部電子機器から入力される音楽(3403)が出力されている。その時にユーザがAV装置のリモコン(3405)の選局ボタンを押した場合には、テレビ放送の映像も音声も出力されていない状態であるため、選局は無意味である。無意味な操作を防ぐため、本実施形態のAV装置は、制御トリガー信号のうち、電源、音量/音声関連以外の信号を無効とし、このことをユーザに報知するため、第二映像表示部には「モバイルオーディオ接続中」などの報知情報を出力する。
<実施形態13の構成>
図35に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(3500)は、実施形態12を基本とし、「第二信号入力部」(3501)と、「第二検知部」(3502)と、「第二映像表示部」(3503)と、「音声出力部」(3504)と、「報知情報出力部」(3505)と「第二制御部」(3506)とを有し、さらに、判断部は「ミュート制御手段」(3507)と、「制御トリガー信号取得手段」(3508)とを有し、報知情報出力部は「制御トリガー信号依存報知情報出力手段」(3509)を有する。そして、さらに、「スイッチ部」(3510)を有し、第二制御部が「禁止手段」(3511)を有することを特徴とする。
「スイッチ部」(3510)は、操作に応じて第二制御部(3506)に対して各部の制御トリガー信号を送信するように構成されている。AV装置本体やリモコンに設けられているボタンを押す、メニュー画面による設定の最終決定ボタンの選択する、ダイヤルやつまみを動かすなどの操作により、第二制御部(3506)に対し制御トリガー信号を送信する。スイッチ部は、電源(3510a)、音量(3510b)、音声(3510c)・・・のように種々の操作を行うための信号を送信する。図35の機能ブロック図においてスイッチ部(3510)は、AV装置の内部に含まれているが、リモコンのようにAV装置と一体になっていないものでもよい。この場合の制御トリガー信号は、赤外線によりAV装置の赤外線受信部を介して第二制御部に送信される。また、すぐに制御を行う場合だけでなく、タイマー予約等により自動的に制御を開始するといった制御トリガー信号も送信できる。
「禁止手段」(3511)は、前記ミュート制御手段(3507)がミュート制御中には、前記スイッチ部(3510)から送信される制御トリガー信号のうち、電源、音量/音声関連以外の制御トリガー信号を無効とするように構成されている。「ミュート制御中」としたのは、ミュート制御中は第二映像表示部に映像が表示されず、外部電子機器の音声出力と同時にAV装置のもともと有する機能を行うことは、無意味であったり、不都合が生じたりする。例えば、前述のようにミュート制御中のテレビ放送チャンネルの選局や画質調整などの機能は無意味である。そのため、これらの機能の制御を行う制御トリガー信号を受信した場合には、該制御トリガー信号を無効とし、各処理を行わないようにする。それに対し、電源、音量/音声関係の機能は外部電子機器の音声出力中においても必要な機能であるため、制御トリガー信号により各部の制御を行う。「電源(3510a)」の制御トリガー信号とは、電源ON、OFFの信号をいう。「音量(3510b)/音声(3510c)関係」の制御トリガー信号とは、音量を上げる、下げる、消音、音声バランスの調整などのための信号をいう。禁止手段は、前記スイッチ部から送信される電源、音量/音声関連以外(3510d、3510e、・・・)の制御トリガー信号を無効とし、制御トリガーの処理を行わないことを報知情報出力部に出力する。
本実施形態の報知情報出力部(3505)は、制御トリガー信号依存報知情報出力手段(3509)により、無効とされた制御トリガー信号に基づいて、報知情報を出力する。報知情報出力部は、制御トリガー信号の種類、スイッチ部の種類、無効であるかなどの情報と関連付けられた報知情報を保持している。制御トリガー信号を受信した場合に、該制御トリガー信号に関連づけられた報知情報を選択し出力する。例えば、図34のように、選局キーが押された場合には、第二映像表示部に「モバイルオーディオ接続中」や「選局できません」のように表示するよう報知情報を出力する。このとき、第二映像表示部に表示する文字の色や大きさを制御トリガー信号の種類により変更してもよい。
<実施形態13の処理の流れ>
図36は、実施形態13の処理の流れの一例を示したものである。まず、第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をし(第二検知ステップ S3601)、前記第二検知ステップでの検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に(S3601YES)、第二映像表示部での表示のミュート制御を行う(ミュート制御ステップ S3602)。次に、各部の制御のための制御トリガー信号を取得し(制御トリガー信号取得ステップ S3603YES)、前記制御トリガー信号取得ステップにて取得した制御トリガー信号が、電源、音量/音声関連以外の制御トリガー信号であるか判断する(判断ステップ S3604)。続いて、前記判断ステップでの判断結果が音量/音声関連以外の制御トリガー信号であるとの判断結果である場合には(S3604NO)、その制御トリガー信号を無効とする(禁止ステップ S3605)。最後に、前記禁止ステップにて無効処理を行う場合に、報知情報を出力する(無効制御トリガー信号報知情報出力ステップ S3606)。
<実施形態13の効果>
本実施形態のAV装置は、制御トリガー信号が電源、音量/音声関連以外の制御トリガー信号である場合に、該制御トリガー信号を無効とすることにより、無意味な操作を防止し、さらに操作が無効であることをユーザに報知することができる。
<<実施形態14>>
<実施形態14の概要>
図37は本実施形態の概念の一例を示す図である。図37のAV装置(テレビジョン受像機、3701)は、外部電子機器(モバイルオーディオ装置、3702)の接続中はミュート制御を行うように設定されていたので、画面(3704)には何も出力されず、外部電子機器から入力される音楽(3703)が出力されている。この時、ユーザは音量が小さかったので大きくしようとリモコン(3705)の音量ボタンを押した。外部電子機器の接続中はミュート制御を行うように設定されているため画面(3704)には何も表示されていなかったが、音量設定を行う場合には、画面のバックライト(3706)がつき、音量レベルが表示される。
<実施形態14の構成>
図38に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(3800)は、実施形態13を基本とし、「第二信号入力部」(3801)と、「第二検知部」(3802)と、「第二映像表示部」(3803)と、「音声出力部」(3804)と、「報知情報出力部」(1205)と「第二制御部」(3806)と、「スイッチ部」(3810)とを有し、さらに、判断部は「ミュート制御手段」(3807)と、「制御トリガー信号取得手段」(3808)と、「禁止手段」(3811)とを有し、報知情報出力部は「制御トリガー信号依存報知情報出力手段」(3809)を有する。そして、さらに、第二映像表示部が「バックライト」(3812)を有し、第二制御部が「バックライトミュート解除手段」(3813)を有することを特徴とする。
「バックライト」(3812)は、第二映像表示部(3803)の輝度を調整する照明である。前記ミュート制御手段(3807)は、映像表示を行わないことともに、バックライトを消すことによってミュート制御を行っている。バックライトの数は限定されず、一つであっても複数であってよい。バックライトを一つしか有していない場合には、バックライトは全体でON、OFFのいずれかしかとることができない。それに対し、バックライト用蛍光管を複数有している場合や、LEDバックライトの場合には、それぞれの蛍光管やLED点灯ブロック毎にバックライトのON、OFFの切り替えを行うことが可能である。
「バックライトミュート解除手段」(3813)は、前記ミュート制御手段(3807)がミュート制御中に、前記スイッチ部(3810)から送信される制御トリガー信号が音量/音声関連の制御トリガー信号である場合には、前記バックライト(3812)のミュート制御の全部又は一部解除を行うように構成されている。前述したように、スイッチ部(3810)から送信される制御トリガー信号が電源(3810a)、音量(3810b)/音声(3810c)関連の制御トリガー信号である場合には、ミュート制御中であっても処理を行う必要がある。また、該処理に必要な表示を第二映像表示部にしなければならないことがある。そのために、第二映像表示部のバックライトの全部又は一部のミュート制御を解除し、処理に必要な表示を行えるようにする。例えば、図37のようにリモコンの音量キーが押された場合には、第二映像表示部には音量レベルを表示し視覚的にも音量が分かるようにする。バックライトミュート制御の一部解除とは、表示を行う部分、例えば第二映像表示部の下半分のみのように解除を行う。これにより、無駄な電力の消費を抑えることができる。各部の制御が終了した後、所定時間後にバックライト消し、ミュート制御状態に戻すようにする。
<実施形態14の処理の流れ>
図39は、実施形態14の処理の流れの一例を示したものである。まず、第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をし(第二検知ステップ S3901)、前記第二検知ステップでの検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に(S3901YES)、バックライトによる映像表示のミュート制御を行う(バックライトミュート制御ステップ S3902)。次に、各部の制御のための制御トリガー信号を取得し(制御トリガー信号取得ステップ S3903YES)、前記制御トリガー信号取得ステップにて取得した制御トリガー信号が、電源、音量/音声関連以外の制御トリガー信号であるか判断する(判断ステップ S3904)。続いて、前記判断ステップでの判断結果が音量/音声関連の制御トリガー信号であるとの判断結果である場合には(S3904YES)、バックライトによるミュート制御の全部又は一部の解除を行う(バックライトミュート制御解除ステップ S3905)。
<実施形態14の効果>
本実施形態のAV装置は、ミュート制御中であっても、電源、音量/音声関連の制御トリガー信号が送信された場合には、バックライトのミュート制御を全部又は一部解除を行うため、電源、音量/音声関連の処理が可能である。また、バックライトのミュート制御を一部解除する場合には、無駄な電力の消費を抑えることができる。
<<実施形態15>>
<実施形態5の概要>
図40は本実施形態の概念の一例を示す図である。図40のAV装置(テレビジョン受像機、4001)は、外部電子機器(モバイルオーディオ装置、4002)が接続された状態で電源OFFとなっており、また、外部電子機器の接続中はミュート制御を行うように設定されていた。ユーザは外部電子機器を接続していることを忘れ、テレビ放送を見ようとテレビジョン受像機の電源(4005)を入れたが、モバイルオーディオ装置の接続中はミュート制御を行うように設定されているため画面(4004)には何も表示されず、外部電子機器の音楽の再生も行われないため、音声も出力されず(4003)、ユーザは戸惑うことが考えられる。本実施形態のAV装置は、このような場合に、外部電子機器が接続中であることを報知することのできるAV装置である。
<実施形態15の構成>
図41に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(4100)は、実施形態12を基本とし、「第二信号入力部」(4101)と、「第二検知部」(4102)と、「第二映像表示部」(4103)と、「音声出力部」(4104)と、「報知情報出力部」(4105)と「第二制御部」(4106)とを有し、さらに、判断部は「ミュート制御手段」(4107)と、「制御トリガー信号取得手段」(4108)とを有し、報知情報出力部は「制御トリガー信号依存報知情報出力手段」(4109)を有する。そして、さらに、制御トリガー信号依存報知情報出力手段が「電源ON依存報知情報出力器」(4110)を有することを特徴とする。本実施形態は、実施形態12を基本としているが、実施形態13を基本とするものでもよい。
「電源ON依存報知情報出力器」(4110)は、制御トリガー信号である電源ON信号に基づいて報知情報を表示するように構成されている。本実施形態の前提となるのは、AV装置が電源OFFの状態で外部電子機器と接続された場合、あるいは外部電子機器が接続された状態でAV装置の電源OFFとなっている場合で、かつミュート制御を行う設定となっている場合である。この場合には前述したように、外部電子機器の接続中はミュート制御を行うように設定されているため、電源をONにしても画面には何も表示されず、ユーザは戸惑うことが考えられる。そのため、第二制御部はAV装置の電源ON信号を取得した場合に、該信号を電源ON依存報知情報出力器に送信し、電源ON依存報知情報出力器は第二映像表示部に外部電子機器が接続されたことを出力する。例えば、「モバイルオーディオ接続中」のように表示することができる。
<実施形態15の処理の流れ>
図42は、実施形態15の処理の流れの一例を示したものである。まず、AV装置の電源ON信号を取得する(電源ON信号取得ステップ S4201)。次に第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をし(第二検知ステップ S4202)、前記第二検知ステップでの検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に(S4203YES)、第二映像表示部での表示のミュート制御を行う(ミュート制御ステップ S4202)。最後に、前記電源ON信号取得ステップにて取得した電源ON信号及び、第二検知ステップでの検知結果に基づいて報知情報を出力する(制御トリガー信号依存報知情報出力ステップ S4204)。
<実施形態15の効果>
本実施形態のAV装置は、ミュート制御中にAV装置の電源が入れられた場合に報知情報を出力することによって、映像が表示されず戸惑うといったことを解消することができる。
<<実施形態16>>
<実施形態16の概要>
図43は本実施形態の概念の一例を示す図である。図43のAV装置(テレビジョン受像機、4301)は、実施形態11から15に記載の第二映像表示部への報知情報の出力に代えて、又は加えて報知音(4303)を出力することができる。例えば、実施形態11のように外部電子機器(モバイルオーディオ装置、4302)を接続したことを忘れ、所定時間無信号であるような場合に行う報知は、第二映像表示部への表示よりも報知音の出力の方が有効である。
<実施形態16の構成>
図44に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(4400)は、実施形態1を基本とし、「第二信号入力部」(4401)と、「第二検知部」(4402)と、「第二映像表示部」(4403)と、「音声出力部」(4404)と、「報知情報出力部」(4405)と「第二制御部」(4406)とを有し、さらに、「音出力部」(4407)を有する。本実施形態は、実施形態11を基本としているが、実施形態11から15のいずれの実施形態を基本とするものでもよい。
「音出力部」(4407)は、報知音を出力するように構成されている。「報知音」とは、ユーザに報知情報があることを知らせるための音をいう。報知音は、一音のみの音に限られず、メロディを有するものであっても、音声であってもよい。また、報知の種類によって報知音を変えるようにしてもよく、ユーザが報知音を選択できるようにしてもよい。また報知音の出力時間は、報知情報の取得後所定時間としてもよいし、所定時間無信号である場合の報知は、さらに一定時間ごとに行うようにしてもよい。
本実施形態の報知情報出力部(4405)は、実施形態11から16に記載した報知情報を第二映像表示部(4403)に出力する機能に代えて、又は、加えて、音出力部に出力するように構成されている。報知音のみでは何に対しての報知であるかが不明確となる場合があるため、報知音とともに第二映像表示部での表示も行うことによって、報知の目的達成度を向上させることができる。
<実施形態16の効果>
本実施形態のAV装置は、報知情報を第二映像表示部に出力する機能に代えて、又は、加えて、音出力部に出力するように構成されているため、視覚からだけではなく聴覚からもユーザに報知を行うことが可能であり、聴覚障害者に対しても報知を行うことが可能である。
実施形態1を説明するための概念図 実施形態1を説明するための機能ブロック図 実施形態1の他の例を説明するための機能ブロック図 実施形態1の処理の流れを説明する図 実施形態2を説明するための概念図 実施形態2を説明するための機能ブロック図 実施形態2の処理の流れを説明する図 実施形態3を説明するための機能ブロック図 実施形態3の処理の流れを説明する図 実施形態4を説明するための機能ブロック図 実施形態4の処理の流れを説明するための図 実施形態5を説明するための機能ブロック図 実施形態5の処理の流れを説明する図 実施形態6を説明するための機能ブロック図 プラグの挿抜に応じた画面表示の一例を示す図 実施形態6の処理の流れを説明する図 実施形態7を説明するための機能ブロック図 映像の加工処理の一例を示す図 実施形態7の処理の流れを説明する図 実施形態8を説明するための機能ブロック図 映像ミュート設定と映像信号遮断設定との競合例を示す図 実施形態8の処理の流れを説明する図 実施形態9を説明するための機能ブロック図 実施形態9の処理の流れを説明するための図 実施形態10を説明するための機能ブロック図 実施形態10の処理の流れを説明するための図 実施形態11の概念を説明するための図 実施形態11を説明するための機能ブロック図 実施形態11の処理の流れを説明するための図 実施形態11のもう一つの処理の流れを説明するための図 実施形態12の概念を説明するための図 実施形態12を説明するための機能ブロック図 実施形態12の処理の流れを説明するための図 実施形態13の概念を説明するための図 実施形態13を説明するための機能ブロック図 実施形態13の処理の流れを説明するための図 実施形態14の概念を説明するための図 実施形態14を説明するための機能ブロック図 実施形態14の処理の流れを説明するための図 実施形態15の概念を説明するための図 実施形態15を説明するための機能ブロック図 実施形態15の処理の流れを説明するための図 実施形態16の概念を説明するための図 実施形態16を説明するための機能ブロック図
符号の説明
0200、2800 AV装置
0201 処理部
0202 信号出力部
0203 第一信号入力部
0204 第一検知部
0205 第一制御部
0206 モバイルオーディオ入力端子
2801 第二信号入力部
2802 第二検知部
2803 第二映像表示部
2804 音声出力部
2805 報知情報出力部

Claims (11)

  1. 音声信号を外部電子機器からプラグを介して入力するための第二信号入力部と、
    前記第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をする第二検知部と、
    映像コンテンツ情報を表示するための第二映像表示部と、
    映像コンテンツ情報の音声信号、又は、第二信号入力部から入力される音声信号に基づいて音声を出力する音声出力部と、
    第二検知部の検知結果に基づいて、ユーザに対し報知するための報知情報を第二映像表示部に出力する報知情報出力部と、
    前記第二検知部での検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に、第二映像表示部での表示をミュート制御可能なミュート制御手段と、
    各部の制御のための制御トリガー信号を取得する制御トリガー信号取得手段と、
    を有するとともに、各部を制御する機能をも有する第二制御部と、を有し、
    前記報知情報出力部は、さらに制御トリガー信号取得手段が取得する所定の制御トリガー信号にも基づいて報知情報を出力するための制御トリガー信号依存報知情報出力手段を有するAV装置。
  2. 操作に応じて第二制御部に対して各部の制御トリガー信号を送信するスイッチ部を有し、
    前記第二制御部は、前記ミュート制御手段がミュート制御中には、前記スイッチ部から送信される制御トリガー信号のうち、電源、音量/音声関連以外の制御トリガー信号を無効とする禁止手段を有する請求項1に記載のAV装置。
  3. 前記第二映像表示部は、バックライトを有し、
    前記第二制御部は、前記ミュート制御手段がミュート制御中に、前記スイッチ部から送信される制御トリガー信号が音量/音声関連の制御トリガー信号である場合には、前記バックライトのミュート制御の全部又は一部解除を行うバックライトミュート解除手段を有する請求項2に記載のAV装置。
  4. 前記制御トリガー信号依存報知情報出力手段は、制御トリガー信号である電源ON信号に基づいて報知情報を表示する電源ON依存報知情報出力器を有する請求項1又は2に記載のAV装置。
  5. 前記報知情報出力部は、さらに第二検知部での検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果であり、かつ、第二信号入力部に挿入されているプラグから入力される音声信号が所定時間無信号である場合に報知情報を出力する請求項1から4のいずれか一に記載のAV装置。
  6. 報知音を出力する音出力部を有し、
    前記報知情報出力部は、報知情報を第二映像表示部に出力することに代えて、又は、加えて、音出力部に出力する請求項1から5のいずれか一に記載のAV装置。
  7. 第二信号入力部へのプラグの挿抜検知をする第二検知ステップと、
    前記第二検知ステップでの検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に、第二映像表示部での表示のミュート制御を行うミュート制御ステップと、
    各部の制御のための制御トリガー信号を取得する制御トリガー信号取得ステップと、
    前記制御トリガー信号取得ステップにて取得した制御トリガー信号及び、第二検知ステップでの検知結果に基づいて報知情報を出力する制御トリガー信号依存報知情報出力ステップと、
    を有するAV装置の動作方法。
  8. 前記ミュート制御ステップにて映像表示をミュート制御している場合に、前記制御トリガー信号取得ステップにて取得した制御トリガー信号が、電源、音量/音声関連以外の制御トリガー信号であるか判断する判断ステップと、
    前記判断ステップでの判断結果が音量/音声関連以外の制御トリガー信号であるとの判断結果である場合には、その制御トリガー信号を無効とする禁止ステップと、
    前記禁止ステップにて無効処理を行う場合に、報知情報を出力する無効制御トリガー信号報知情報出力ステップと、
    を有する請求項7に記載のAV装置の動作方法。
  9. 第二映像表示部にバックライトを有するAV装置の動作方法であって、
    前記第二検知ステップでの検知結果がプラグの挿入があるとの検知結果である場合に、バックライトの消灯により映像表示のミュート制御を行うバックライトミュート制御ステップと、
    前記判断ステップでの判断結果が電源、音量/音声関連の制御トリガー信号であるとの判断結果である場合には、バックライトのミュート制御の全部又は一部の解除を行うバックライトミュート解除ステップと、
    を有する請求項7に記載のAV装置の動作方法。
  10. 前記制御トリガー信号は、電源ON信号である請求項7に記載のAV装置の動作方法。
  11. 第二信号入力部に挿入されているプラグから入力される音声信号が所定時間無信号であるか判断する無信号判断ステップをさらに有し、
    前記報知情報出力ステップは、前記無信号判断ステップでの判断結果にも基づいて前記報知情報の出力を行う請求項7に記載のAV装置の動作方法。
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