JP2678870B2 - 射出成形機の物理量検出方法及び装置 - Google Patents

射出成形機の物理量検出方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金型内圧センサ等のセン
サから得るアナログ検出信号をディジタル検出信号に変
換して物理量を検出する射出成形機の物理量検出方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、射出成形機における従来の圧力
検出装置(物理量検出装置)60を示す。同図におい
て、61は射出装置62及び型締装置63を備える射出
成形機である。型締装置63は固定盤64と、タイバー
65…により移動自在に支持される可動盤66を備え、
固定盤64は固定型67sを支持するとともに、可動盤
66は可動型67mを支持する。そして、固定型67s
と可動型67mはキャビティ68を有する金型67を構
成する。また、可動型67mにはキャビティ68に臨む
突出しピン69を備え、この突出しピン69の後端は、
例えば、ロードセルを用いた金型内圧センサ70を挟ん
で、突出しシリンダ71に駆動せしめられる駆動ロッド
72に結合する。これにより、突出しシリンダ71を駆
動制御すれば、突出しピン69が進退移動し、成形品の
突き出しを行うことができる。
【0003】一方、金型内圧センサ70には圧力検出回
路73を接続して圧力検出装置60を構成する。圧力検
出回路73はゲイン調節部74、アナログ−ディジタル
変換器(A/D変換器)75を備えるとともに、ゲイン
調節部74は、さらに、ヘッドアンプ76、ゲイン設定
部77及びゼロ調節部78を備える。よって、金型内圧
は突出しピン69を介して金型内圧センサ70に作用
し、金型内圧センサ70からは金型内圧に比例したアナ
ログ検出信号が出力する。そして、アナログ検出信号は
ヘッドアンプ76により増幅されるとともに、ゲイン設
定部77により最適ゲインが得られるようにゲイン調節
され、この後、A/D変換器75によりディジタル検出
信号に変換される。なお、ディジタル検出信号は不図示
のコントローラに付与され、表示等に用いられる。
【0004】ところで、A/D変換器75に対する入力
電圧が小さい場合、アナログ−ディジタル変換時の分解
能(検出精度)が低下するため、圧力検出装置60は最
適ゲイン、即ち、定格金型内圧が作用した際に、ディジ
タル検出信号への変換時の入力電圧を定格値にするため
のゲインが得られるように、ゲイン設定部77によりゲ
イン調節を行っている。具体的には、図5に示す金型内
圧と金型内圧センサから得るアナログ検出信号の大きさ
(センサ出力電圧)の関係からも明らかなように、二つ
の異なる径DaとDb(Da<Db)の突出しピンにお
いて、径Dbの突出しピンにより最適なゲインを設定し
た場合には、金型内圧Pdのときにセンサ出力電圧は定
格電圧Esを得るが、径Daの突出しピンに変更した場
合には、同一の金型内圧Pdであっても、センサ出力電
圧は当該定格電圧Esよりも遥かに小さい出力電圧Em
となり、分解能の低下を招くため、ゲイン設定部77
(図4)により最適なゲインを設定する。なお、一般に
は、金型内圧が同一であっても、上述した突出しピン6
9の径をはじめ、ロードセル(金型内圧センサ70)の
特性や使用条件等により、設定すべき最適なゲインは異
なってくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の圧力検
出装置60に内蔵するゲイン設定部77は、マニュアル
調節を要する可変抵抗器等を用いていたため、ゲインを
変更する必要性が生じた際には、その都度、オペレータ
のマニュアル操作による設定変更を行う必要があり、こ
の結果、設定作業に時間がかかり、しかも、高精度かつ
容易な設定を行うことができないという解決すべき課題
が存在した。
【0006】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、特に、ゲイン調節のための
最適なゲイン設定を極めて容易かつ高精度に行うことが
できるとともに、生産性向上及び成形品質向上を図るこ
とができる射出成形機の物理量検出方法及び装置の提供
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
の物理量検出方法は、物理量、例えば、金型内圧を検出
する金型内圧センサ2から出力するアナログ検出信号S
aをゲイン調節した後、ディジタル検出信号Sdに変換
するに際し、予め、異なる複数のゲイン係数(設定ゲイ
ン係数)K1、K2…Knを設定し、ゲイン設定時に、
実際の最適なゲイン係数(算出ゲイン係数)Kpを演算
により求めるとともに、算出ゲイン係数Kpを得るため
の最も近い設定ゲイン係数、例えば、Kmを選定し、か
つ選定した設定ゲイン係数Kmと算出ゲイン係数Kp間
の補正係数Akを演算により求めて記憶し、金型内圧の
検出時に、アナログ検出信号Saに対して選定した設定
ゲイン係数Kmに基づいてゲイン調節し、この後、補正
係数Akによりゲイン補正することを特徴とする。
【0008】この場合、算出ゲイン係数Kpは、定格金
型内圧が作用した際に、ディジタル検出信号Sdへの変
換時の入力電圧を定格値にするためのゲイン係数として
求めることができるとともに、定格金型内圧、突出しピ
ンの径、金型内圧センサ2の定格検出圧力及び定格出力
電圧に基づいて演算することができる。
【0009】また、本発明に係る射出成形機の物理量検
出装置1は、金型内圧(物理量)を検出する金型内圧セ
ンサ2と、この金型内圧センサ2から得るアナログ検出
信号Saをゲイン調節するゲイン調節部3と、このゲイ
ン調節部3の出力信号をディジタル検出信号Sdに変換
するアナログ−ディジタル変換器(A/D変換器)4を
備える物理量検出装置を構成するに際して、特に、異な
る複数の設定ゲイン係数K1、K2…Knを設定したゲ
イン係数群5と、実際の最適な算出ゲイン係数Kpを演
算により求めるとともに、算出ゲイン係数Kpを得るた
めの最も近い設定ゲイン係数、例えば、Kmを選定する
ゲイン選定機能及び選定した設定ゲイン係数Kmと算出
ゲイン係数Kp間の補正係数Akを演算により求めて記
憶し、記憶した補正係数Akによりゲイン補正を行うゲ
イン補正機能を有する制御部6を備えてなることを特徴
とする。
【0010】この場合、制御部6は、算出ゲイン係数K
pを演算するに際し、定格金型内圧が作用した際に、A
/D変換器4に対する入力電圧を定格値にするためのゲ
イン係数を求めることができるとともに、定格金型内
圧、突出しピン7の径、金型内圧センサ2の定格検出圧
力及び定格出力電圧に基づいて算出ゲイン係数を演算す
ることができる。
【0011】
【作用】本発明に係る射出成形機の物理量検出方法及び
装置1によれば、予め、異なる複数の設定ゲイン係数K
1、K2…Knを有するゲイン係数群5を設定する。各
設定ゲイン係数K1…は、例えば、検出する物理量が金
型内圧の場合、定格金型内圧、使用する突出しピン7の
径、金型内圧センサ2の定格検出圧力及び定格出力電圧
を考慮して任意の係数値、設定間隔及び設定範囲に選定
する。
【0012】一方、ゲイン設定時には、制御部6におけ
るゲイン選定機能によって最適な大きさの設定ゲイン係
数、例えば、Kmが選定される。即ち、最初に実際の最
適な算出ゲイン係数Kpが演算により求められ、これに
より、算出ゲイン係数Kpを得るための最も近い設定ゲ
イン係数Kmが選定される。この場合、算出ゲイン係数
Kpは、定格金型内圧が作用した際に、A/D変換器4
に対する入力電圧を定格値にするためのゲイン係数であ
り、具体的には、定格金型内圧、突出しピン7の径、金
型内圧センサ2の定格検出圧力及び定格出力電圧により
算出できる。また、制御部6におけるゲイン補正機能に
より、選定した設定ゲイン係数Kmと算出ゲイン係数K
p間の補正係数Akが演算により求められ、かつ記憶さ
れる。
【0013】そして、金型内圧の検出時に、金型内圧セ
ンサ2から出力するアナログ検出信号Saは、選定した
設定ゲイン係数Kmに基づいてゲイン調節が行われると
ともに、ゲイン調節後のアナログ検出信号SaはA/D
変換器4によりディジタル検出信号Sdに変換され、さ
らに、制御部6におけるゲイン補正機能、即ち、補正係
数Akにより補正される。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0015】まず、本実施例に係る射出成形機の物理量
検出装置(圧力検出装置)1の構成について、図1〜図
3を参照して説明する。
【0016】図1において、31は射出装置32及び型
締装置33を備える射出成形機である。型締装置33は
固定盤34と、タイバー35…により移動自在に支持さ
れる可動盤36を備え、固定盤34は固定型37sを支
持するとともに、可動盤36は可動型37mを支持す
る。そして、固定型37sと可動型37mはキャビティ
38を有する金型37を構成する。また、可動型37m
にはキャビティ38に臨む突出しピン7を備え、この突
出しピン7の後端は、例えば、ロードセルを用いた金型
内圧センサ2を挟んで突出しシリンダ41により駆動せ
しめられる駆動ロッド42に結合する。これにより、突
出しシリンダ41を駆動制御すれば、突出しピン7が進
退移動し、成形品の突き出しを行うことができるととも
に、金型内圧センサ2により金型内圧(物理量)を検出
できる。
【0017】一方、金型内圧センサ2には圧力検出回路
11を接続して、本発明に係る圧力検出装置(物理量検
出装置)1を構成する。圧力検出回路11は、金型内圧
センサ2から得るアナログ検出信号Saをゲイン調節す
るゲイン調節部3と、このゲイン調節部3の出力信号を
ディジタル検出信号Sdに変換するアナログ−ディジタ
ル変換器(A/D変換器)4を備える。また、ゲイン調
節部3は金型内圧センサ2から得るアナログ検出信号S
aを増幅するヘッドアンプ13を備えるとともに、この
ヘッドアンプ13の出力側はゲイン係数群5を介してA
/D変換器4の入力側に接続する。ゲイン係数群5は、
例えば、抵抗器等により設定できる異なる複数の設定ゲ
イン係数K1、K2…Knを有し、各設定ゲイン係数K
1、K2…Knは並列接続する。そして、各設定ゲイン
係数K1、K2…Knの出力側にはアナログスイッチ1
4−1、14−2…14−nを直列接続し、任意の設定
ゲイン係数K1、K2…Knを選択可能に構成する。
【0018】他方、15はコントローラであり、このコ
ントローラ15にはA/D変換器4の出力側及びアナロ
グスイッチ14−1、14−2…14−nにおける開閉
信号入力部を接続する。コントローラ15は射出成形機
31における各種制御を司る機能を備え、他の各種セン
サの検出信号が入力する。また、出力回路18を介して
プリンタ等の外部機器を接続するとともに、キーボード
等の設定器16、CRTディスプレイ等の表示器17を
接続する。なお、19はゼロ調節を行うゼロ調節部であ
る。
【0019】また、コントローラ15は本発明における
制御部6を構成する。コントローラ15はゲイン選定機
能及びゲイン補正機能を備え、ソフトウェアにより実行
される。ゲイン選定機能は、設定部16から入力する各
種条件データに基づいて実際の最適な算出ゲイン係数K
pを演算により算出する機能、さらに、各アナログスイ
ッチ14−1…を選択的に制御し、これにより、算出ゲ
イン係数Kpを得るための最も近い設定ゲイン係数、例
えば、Kmを選定する機能を備える。他方、ゲイン補正
機能は選定した設定ゲイン係数Kmと算出ゲイン係数K
p間の補正係数Akを演算により算出し、かつ記憶する
機能、さらに、記憶した補正係数Akによりゲイン補正
する機能を備える。
【0020】次に、各図を参照し、本実施例に係る射出
成形機の物理量検出方法(圧力検出方法)について、圧
力検出装置1の機能とともに説明する。
【0021】まず、予め、ゲイン係数群5において、異
なる複数の設定ゲイン係数K1、K2…Knを設定す
る。この場合、各設定ゲイン係数K1…は定格金型内
圧、使用する突出しピン7の径、金型内圧センサ2の定
格検出圧力(定格力)及び定格出力電圧の条件を考慮し
て任意の係数値、設定間隔及び設定範囲に選定する。図
2は異なる設定ゲイン係数K1…をパラメータとしたセ
ンサ出力電圧、即ち、金型内圧センサ2から得るアナロ
グ検出信号Saの大きさに対するA/D変換器4の入力
電圧の関係を示す。
【0022】次に、ゲイン設定を行う。ゲイン設定時に
は、制御部6におけるゲイン選定機能によって、ゲイン
係数群5における最適な設定ゲイン係数Kmを選定す
る。即ち、最初に実際の最適な算出ゲイン係数Kpを演
算により求める。この場合、最適な算出ゲイン係数Kp
とは、定格金型内圧が作用した際に、A/D変換器4に
対する入力電圧を定格値にするためのゲイン係数であ
り、予め知ることができる各種条件データ、即ち、定格
金型内圧、突出しピン7の径、金型内圧センサ2の定格
検出圧力及び定格出力電圧に係わる条件データを設定部
16から入力することにより、実際の最適な算出ゲイン
係数Kpを算出する。そして、各設定ゲイン係数K1…
の中から、求めた算出ゲイン係数Kpを得るための最も
近い設定ゲイン係数Kmを選定し、対応するアナログス
イッチ14−1…をオンにするとともに、他のアナログ
スイッチをオフにする制御を行う。なお、設定ゲイン係
数Kmの選定に際しては、オーバフロー防止のため、求
めた算出ゲイン係数Kpよりも小さい設定ゲイン係数K
mを選定する。
【0023】また、制御部6におけるゲイン補正機能に
より、選定した設定ゲイン係数Kmと算出ゲイン係数K
p間の補正係数Ak(Ak=Kp/Km)を演算により
求め、かつ記憶する。
【0024】よって、金型内圧の検出時には、金型内圧
センサ2から出力するアナログ検出信号Saは、ヘッド
アンプ13により増幅されるとともに、選定した設定ゲ
イン係数Kmに基づいてゲイン調節が行われる。また、
ゲイン調節後のアナログ検出信号SaはA/D変換器4
によりディジタル検出信号Sdに変換され、さらに、デ
ィジタル検出信号Sdは制御部6におけるゲイン補正機
能、即ち、補正係数Akにより補正される。図3はセン
サ出力電圧、即ち、金型内圧センサ2から得るアナログ
検出信号Saの大きさに対するA/D変換器4の入力電
圧の関係を示し、Poは補正前、Pnは補正後の特性を
示す。これにより、使用する金型内圧センサ2の種類、
突出しピン7の径等を変更した場合にも、最適なゲイン
が自動で設定されるとともに、極めて容易かつ高精度に
行うことが可能となる。なお、ゲイン補正されたディジ
タル検出信号Sdは表示器17により表示されるととも
に、外部機器等に出力される。
【0025】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、物理量として、金型内圧を例示したが、他の部
位の圧力をはじめ、速度、位置、温度等の他の物理量に
対しても同様に実施できる。したがって、算出ゲイン係
数の演算方法及び演算条件等は検出する物理量に応じて
変更される。その他、細部の構成、手法等において、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0026】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機の
物理量検出方法は、予め、異なる複数のゲイン係数(設
定ゲイン係数)を設定し、ゲイン設定時に、実際の最適
なゲイン係数(算出ゲイン係数)を演算により求めると
ともに、算出ゲイン係数を得るための最も近い設定ゲイ
ン係数を選定し、かつ選定した設定ゲイン係数と算出ゲ
イン係数間の補正係数を演算により求めて記憶し、物理
量の検出時に、アナログ検出信号に対して選定した設定
ゲイン係数に基づいてゲイン調節し、この後、補正係数
によりゲイン補正するようにしたため、ゲイン調節のた
めの最適なゲイン設定を極めて容易かつ高精度に行うこ
とができるとともに、生産性向上及び成形品質向上を図
ることができるという顕著な効果を奏する。
【0027】また、本発明に係る射出成形機の物理量検
出装置は、異なる複数のゲイン係数(設定ゲイン係数)
を設定したゲイン係数群と、実際の最適なゲイン係数
(算出ゲイン係数)を演算により求めるとともに、算出
ゲイン係数を得るための最も近い設定ゲイン係数を選定
するゲイン選定機能及び選定した設定ゲイン係数と算出
ゲイン係数間の補正係数を演算により求めて記憶し、記
憶した補正係数によりゲイン補正を行うゲイン補正機能
を有する制御部を備えてなるため、上記物理量検出方法
を容易かつ確実に実施できるという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形機の物理量検出装置のブ
ロック回路図、
【図2】同物理量検出装置におけるゲイン係数をパラメ
ータとしたセンサ出力電圧対A/D変換器の入力電圧特
性図、
【図3】同物理量検出装置における補正係数による補正
前後のセンサ出力電圧対A/D変換器の入力電圧特性
図、
【図4】従来の技術に係る射出成形機の物理量検出装置
のブロック回路図、
【図5】金型内圧とセンサ出力電圧の関係を示す特性
図、
【符号の説明】
1 物理量検出装置 2 金型内圧センサ 3 ゲイン調節部 4 アナログ−ディジタル変換器(A/D変換器) 5 ゲイン係数群 6 制御部 7 突出しピン Sa アナログ検出信号 Sd ディジタル検出信号 K1… 設定ゲイン係数

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理量を検出するセンサから出力するア
    ナログ検出信号をゲイン調節した後、ディジタル検出信
    号に変換する射出成形機の物理量検出方法において、予
    め、異なる複数のゲイン係数(設定ゲイン係数)を設定
    し、ゲイン設定時に、実際の最適なゲイン係数(算出ゲ
    イン係数)を演算により求めるとともに、算出ゲイン係
    数を得るための最も近い設定ゲイン係数を選定し、かつ
    選定した設定ゲイン係数と算出ゲイン係数間の補正係数
    を演算により求めて記憶し、物理量の検出時に、アナロ
    グ検出信号に対して選定した設定ゲイン係数に基づいて
    ゲイン調節し、この後、補正係数によりゲイン補正する
    ことを特徴とする射出成形機の物理量検出方法。
  2. 【請求項2】 物理量は金型内圧であることを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形機の物理量検出方法。
  3. 【請求項3】 算出ゲイン係数は定格金型内圧が作用し
    た際に、ディジタル検出信号への変換時の入力電圧を定
    格値にするためのゲイン係数であることを特徴とする
    求項2記載の射出成形機の物理量検出方法。
  4. 【請求項4】 算出ゲイン係数は定格金型内圧、突出し
    ピンの径、金型内圧センサの定格検出圧力及び定格出力
    電圧に基づいて演算することを特徴とする請求項2又は
    記載の射出成形機の物理量検出方法。
  5. 【請求項5】 物理量を検出するセンサと、このセンサ
    から得るアナログ検出信号をゲイン調節するゲイン調節
    部と、このゲイン調節部の出力信号をディジタル検出信
    号に変換するアナログ−ディジタル変換器を備える射出
    成形機の物理量検出装置において、異なる複数のゲイン
    係数(設定ゲイン係数)を設定したゲイン係数群と、実
    際の最適なゲイン係数(算出ゲイン係数)を演算により
    求めるとともに、算出ゲイン係数を得るための最も近い
    設定ゲイン係数を選定するゲイン選定機能及び選定した
    設定ゲイン係数と算出ゲイン係数間の補正係数を演算に
    より求めて記憶し、記憶した補正係数によりゲイン補正
    を行うゲイン補正機能を有する制御部を備えてなること
    を特徴とする射出成形機の物理量検出装置。
  6. 【請求項6】 センサは金型内圧センサであることを特
    徴とする請求項5記載の射出成形機の物理量検出装置。
  7. 【請求項7】 制御部は定格金型内圧が作用した際に、
    アナログ−ディジタル変換器に対する入力電圧を定格値
    にするための算出ゲイン係数を演算することを特徴とす
    請求項6記載の射出成形機の物理量検出装置。
  8. 【請求項8】 制御部は定格金型内圧、突出しピンの
    径、金型内圧センサの定格検出圧力及び定格出力電圧に
    基づいて算出ゲイン係数を演算することを特徴とする
    求項6又は7記載の射出成形機の物理量検出装置。
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