JP2678536B2 - 冷間工具鋼 - Google Patents
冷間工具鋼Info
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- JP2678536B2 JP2678536B2 JP3318408A JP31840891A JP2678536B2 JP 2678536 B2 JP2678536 B2 JP 2678536B2 JP 3318408 A JP3318408 A JP 3318408A JP 31840891 A JP31840891 A JP 31840891A JP 2678536 B2 JP2678536 B2 JP 2678536B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hardenability
- tool steel
- flame
- hardness
- test
- Prior art date
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- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームハードニング
(火炎焼入れ)性に優れた冷間工具鋼に関するものであ
る。
(火炎焼入れ)性に優れた冷間工具鋼に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車に代表される板金プレス金型等に
は、金型の必要部分のみを酸素−アセチレン火炎で急速
加熱して焼入れするフレームハードニングが行われてい
る。これらの用途の金型鋼には、短時間加熱においても
安定な焼入れ硬化性を有すること、使用時の耐摩耗性お
よび耐衝撃性が優れていること等の特性が要求される。
は、金型の必要部分のみを酸素−アセチレン火炎で急速
加熱して焼入れするフレームハードニングが行われてい
る。これらの用途の金型鋼には、短時間加熱においても
安定な焼入れ硬化性を有すること、使用時の耐摩耗性お
よび耐衝撃性が優れていること等の特性が要求される。
【0003】これらの金型工具類に用いられる材料につ
いては、SK、SKSクラスや1%C−3%Cr系鋼が
使用され、さらに特公昭56−33461号公報又は特
公昭56−31869号公報で提案された鋼もある。
いては、SK、SKSクラスや1%C−3%Cr系鋼が
使用され、さらに特公昭56−33461号公報又は特
公昭56−31869号公報で提案された鋼もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】SK、SKS系の鋼で
は、焼入れ性が悪く、フレーム加熱後、空冷焼入れでは
十分な硬さが得られないうえ、硬さむらが発生する。一
方、1%C−3%Cr系の鋼では、わずかでも過剰加熱
されると冷却後に多量の残留オーステナイトが発生し、
硬さ不足、硬さむら、耐摩耗性劣化等を招く。本発明
は、かかる問題点に鑑み、短時間加熱において安定な焼
入れ硬化性を有する冷間工具鋼を提供することを課題と
する。
は、焼入れ性が悪く、フレーム加熱後、空冷焼入れでは
十分な硬さが得られないうえ、硬さむらが発生する。一
方、1%C−3%Cr系の鋼では、わずかでも過剰加熱
されると冷却後に多量の残留オーステナイトが発生し、
硬さ不足、硬さむら、耐摩耗性劣化等を招く。本発明
は、かかる問題点に鑑み、短時間加熱において安定な焼
入れ硬化性を有する冷間工具鋼を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の課題
を解決するために従来の成分について多くの改良研究を
重ねた結果、フレームハードニングにおけるような短時
間急速加熱においても元素の固溶を十分に可能にするた
めには、強炭化物生成元素であるMoとVを極力抑制す
る必要があること、さらに、これらの元素抑制による、
耐摩耗性劣化を補うには、微量のNb添加が非常に有効
である事を見出し、本発明を完成した。
を解決するために従来の成分について多くの改良研究を
重ねた結果、フレームハードニングにおけるような短時
間急速加熱においても元素の固溶を十分に可能にするた
めには、強炭化物生成元素であるMoとVを極力抑制す
る必要があること、さらに、これらの元素抑制による、
耐摩耗性劣化を補うには、微量のNb添加が非常に有効
である事を見出し、本発明を完成した。
【0006】即ち、本願の第1の発明は、重量%で、 C :0.6〜0.8%、 Si:0.5〜1.5%、 Mn:0.5〜1.5%、 Cr:1.0〜1.8%、 Nb:0.03〜0.15%、 を含有し、残部Fe及び不可避の不純物からなる火炎焼
入れ性に優れた冷間工具鋼にある。
入れ性に優れた冷間工具鋼にある。
【0007】また、本願の第2の発明は、重量%で、 C :0.6〜0.8%、 Si:0.5〜1.5%、 Mn:0.5〜1.5%、 Cr:1.0〜1.8%、 Nb:0.03〜0.15%、 Mo:0.10%未満、 を含有し、残部Fe及び不可避の不純物からなる火炎焼
入れ性に優れた冷間工具鋼にある。
入れ性に優れた冷間工具鋼にある。
【0008】(削除)
【0009】また、本願の第3の発明は、重量%で、 C :0.6〜0.8%、 Si:0.5〜1.5%、 Mn:0.5〜1.5%、 Cr:1.0〜1.8%、 Nb:0.03〜0.15%、 Mo:0.10%未満、 V :0.10%未満、 を含有し、残部Fe及び不可避の不純物からなる火炎焼
入れ性に優れた冷間工具鋼にある。
入れ性に優れた冷間工具鋼にある。
【0010】
【作用】次に本発明の化学成分の限定理由について述べ
る。Cは、フレームハードニングにより十分なマトリッ
クス硬さを得るために不可欠な元素であり、空冷により
HRC60程度以上の硬さを得るためには、少なくとも
0.6%必要である。一方、多量に添加すると靭性の低
下をきたすので、上限を0.8%とした。Siは、主に
脱酸材として添加されると共に、焼入れ性に有効な元素
である。0.5%未満では、これらの硬化が得られず、
1.5%を超えて添加すると被削性を劣化させるうえ靭
性の低下も生じるので上限を1.5%とした。Mnは、
Siと同様に脱酸材として添加し鋼の清浄度を高めると
ともに焼入性を向上させる元素で、少なくとも0.5%
添加する必要がある。しかし1.5%を超えて添加する
と残留オーステナイトを多く生成し硬さ低下および硬さ
むらを生じるので上限を1.5%とした。Crは、Cと
結合して硬質炭化物を形成し耐摩耗性を向上させるとと
もに、焼入性を高める元素であるが、多量に添加すると
フレーム加熱時のC元素の固溶を遅らせると共に、過剰
加熱された場合、多量の残留オーステナイトを生成し硬
さ低下をもたらす。即ち、フレームハードニングにおけ
る適性焼入れ温度範囲を狭めることになる。以上のこと
から、Cr量を1.0〜1.8%とした。Nbは、極微
量添加により微細な硬質炭化物を形成し、耐摩耗性を向
上させるとともに、結晶粒微細化効果が大きく靭性も向
上させる。本発明鋼においてこの効果を得るためには少
なくとも0.03%必要であり、0.15%を超えて添
加しても結晶粒微細化効果が飽和すると共に炭化物が粗
大化し靭性を劣化させるので上限を0.15%とした。
Moは、耐摩耗性や焼入性を向上させる元素であるが、
多量に添加すると焼入れ加熱時のCの固溶を遅らせフレ
ームハードニング性を阻害する。このため本発明では、
その添加量を0.10%未満と規制した。Vは、固溶し
にくい微細な炭化物を形成し耐摩耗性を高めるとともに
結晶粒を微細化して靭性を向上させる元素であるが、縞
状偏析を助長し、焼入れ時のひずみを多くする。また、
Moと同様に、多量に添加すると焼入れ加熱時のCの固
溶を遅らせフレームハードニング性を阻害する。このた
め本発明では、その添加量を0.10%未満と規制し
た。
る。Cは、フレームハードニングにより十分なマトリッ
クス硬さを得るために不可欠な元素であり、空冷により
HRC60程度以上の硬さを得るためには、少なくとも
0.6%必要である。一方、多量に添加すると靭性の低
下をきたすので、上限を0.8%とした。Siは、主に
脱酸材として添加されると共に、焼入れ性に有効な元素
である。0.5%未満では、これらの硬化が得られず、
1.5%を超えて添加すると被削性を劣化させるうえ靭
性の低下も生じるので上限を1.5%とした。Mnは、
Siと同様に脱酸材として添加し鋼の清浄度を高めると
ともに焼入性を向上させる元素で、少なくとも0.5%
添加する必要がある。しかし1.5%を超えて添加する
と残留オーステナイトを多く生成し硬さ低下および硬さ
むらを生じるので上限を1.5%とした。Crは、Cと
結合して硬質炭化物を形成し耐摩耗性を向上させるとと
もに、焼入性を高める元素であるが、多量に添加すると
フレーム加熱時のC元素の固溶を遅らせると共に、過剰
加熱された場合、多量の残留オーステナイトを生成し硬
さ低下をもたらす。即ち、フレームハードニングにおけ
る適性焼入れ温度範囲を狭めることになる。以上のこと
から、Cr量を1.0〜1.8%とした。Nbは、極微
量添加により微細な硬質炭化物を形成し、耐摩耗性を向
上させるとともに、結晶粒微細化効果が大きく靭性も向
上させる。本発明鋼においてこの効果を得るためには少
なくとも0.03%必要であり、0.15%を超えて添
加しても結晶粒微細化効果が飽和すると共に炭化物が粗
大化し靭性を劣化させるので上限を0.15%とした。
Moは、耐摩耗性や焼入性を向上させる元素であるが、
多量に添加すると焼入れ加熱時のCの固溶を遅らせフレ
ームハードニング性を阻害する。このため本発明では、
その添加量を0.10%未満と規制した。Vは、固溶し
にくい微細な炭化物を形成し耐摩耗性を高めるとともに
結晶粒を微細化して靭性を向上させる元素であるが、縞
状偏析を助長し、焼入れ時のひずみを多くする。また、
Moと同様に、多量に添加すると焼入れ加熱時のCの固
溶を遅らせフレームハードニング性を阻害する。このた
め本発明では、その添加量を0.10%未満と規制し
た。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
表1に示したA〜Kの10ヒートを100kg真空誘導
溶解炉にて出鋼し、平均径190mmの鋳塊に鋳込み、
これを径30mm及びフレームハードニング試験用の5
0mm×60mm×300mmに鍛伸して供試材とし
た。
表1に示したA〜Kの10ヒートを100kg真空誘導
溶解炉にて出鋼し、平均径190mmの鋳塊に鋳込み、
これを径30mm及びフレームハードニング試験用の5
0mm×60mm×300mmに鍛伸して供試材とし
た。
【0012】
【表1】
【0013】各特性試験方法を次に示す。 1)焼入れ硬さの試験は、直径30mm×長さ30mm
の試験片を800゜C〜1100゜C×20分保持後空
冷焼入れし、D/4部の硬さを測定した。評価は、HR
C64以上が得られる焼入れ温度範囲で行った。 2)シャルピー衝撃試験は、角10mm×長さ55m
m、5mmR,深さ2mmのCノッチの試験片をHRC
64になるよう各焼入れ温度から空冷焼入れし、常温で
試験を行った。 3)大越式摩耗試験は、7mm×25mm×50mmの
試験片をHRC64になるよう各焼入れ温度から空冷焼
入れし、常温で試験を行った。試験相手材は、SCM4
20(HRB86),摩擦速度1m/sec、摩擦距離
200m,最終荷重61.8Nであった。 4)フレームハードニング試験は、50mm×60mm
×300mmの試験片のコーナーを火口#2の溶断用バ
ーナーにて目標温度950℃に加熱し、空冷後の表面硬
さを測定した。その結果を表2に示す。
の試験片を800゜C〜1100゜C×20分保持後空
冷焼入れし、D/4部の硬さを測定した。評価は、HR
C64以上が得られる焼入れ温度範囲で行った。 2)シャルピー衝撃試験は、角10mm×長さ55m
m、5mmR,深さ2mmのCノッチの試験片をHRC
64になるよう各焼入れ温度から空冷焼入れし、常温で
試験を行った。 3)大越式摩耗試験は、7mm×25mm×50mmの
試験片をHRC64になるよう各焼入れ温度から空冷焼
入れし、常温で試験を行った。試験相手材は、SCM4
20(HRB86),摩擦速度1m/sec、摩擦距離
200m,最終荷重61.8Nであった。 4)フレームハードニング試験は、50mm×60mm
×300mmの試験片のコーナーを火口#2の溶断用バ
ーナーにて目標温度950℃に加熱し、空冷後の表面硬
さを測定した。その結果を表2に示す。
【0014】
【表2】
【0015】表2に示す通り、本発明鋼は、比較鋼に比
べ硬さ、靭性、耐摩耗性、フレームハードニング性の全
ての特性を満足した優れた鋼であることが明らかとなっ
た。
べ硬さ、靭性、耐摩耗性、フレームハードニング性の全
ての特性を満足した優れた鋼であることが明らかとなっ
た。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明鋼は、従来
鋼に比べ、一層フレームハードニング性を改善したもの
であり、板金プレス等の曲げ型、抜き型、絞り型に適し
た材料である。また、ズブ焼入れにおいても、SK、S
KS系以上の焼入れ性と靭性を有しており、従来の冷間
工具用金型としても利用価値の広い金型材料であり、産
業上寄与するところは、大である。
鋼に比べ、一層フレームハードニング性を改善したもの
であり、板金プレス等の曲げ型、抜き型、絞り型に適し
た材料である。また、ズブ焼入れにおいても、SK、S
KS系以上の焼入れ性と靭性を有しており、従来の冷間
工具用金型としても利用価値の広い金型材料であり、産
業上寄与するところは、大である。
Claims (3)
- 【請求項1】 重量%で、 C :0.6〜0.8%、 Si:0.5〜1.5%、 Mn:0.5〜1.5%、 Cr:1.0〜1.8%、 Nb:0.03〜0.15% を含有し、残部Fe及び不可避の不純物からなる火炎焼
入れ性に優れた冷間工具鋼。 - 【請求項2】 重量%で、 C :0.6〜0.8%、 Si:0.5〜1.5%、 Mn:0.5〜1.5%、 Cr:1.0〜1.8%、 Nb:0.03〜0.15%、 Mo:0.10%未満、 を含有し、残部Fe及び不可避の不純物からなる火炎焼
入れ性に優れた冷間工具鋼。 - 【請求項3】 重量%で、 C :0.6〜0.8%、 Si:0.5〜1.5%、 Mn:0.5〜1.5%、 Cr:1.0〜1.8%、 Nb:0.03〜0.15%、 Mo:0.10%未満、 V :0.10%未満、 を含有し、残部Fe及び不可避の不純物からなる火炎焼
入れ性に優れた冷間工具鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3318408A JP2678536B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 冷間工具鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3318408A JP2678536B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 冷間工具鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125482A JPH05125482A (ja) | 1993-05-21 |
JP2678536B2 true JP2678536B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=18098822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3318408A Expired - Fee Related JP2678536B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 冷間工具鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678536B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5613464A (en) * | 1979-07-14 | 1981-02-09 | Daido Steel Co Ltd | Cold working die steel |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP3318408A patent/JP2678536B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05125482A (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |