JP2678375B2 - 被包装物を袋口から零れないように包装する装置 - Google Patents

被包装物を袋口から零れないように包装する装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、被包装物を収用した包装用の袋を、該袋の
開口部から被包装物を零さないように真空包装装置に供
給すると共に、真空包装装置でも被包装物を袋口から零
さないように真空包装できるようにした装置に関する。
(従来の技術) 例えば、小さく切り刻んだピクルスや又は転がりやす
い豆腐などの食品は袋に収容したとき該袋を傾けると袋
口から零れやすく、また液を含んだ食品もその液が袋口
から零れやすい。そこで従来、これら食品を袋に収容す
る作業を初めとして、そのあと真空包装するまでの作業
を一連の自動機で行なう場合には、一般に一対一組とす
る多数のクランパーをコンベアでもって搬送すると共に
前記各組のクランパーに袋を供給し、各組のクランパー
によって袋を吊り下げて運搬しながら、その運搬の途中
で袋口を広げて袋内に食品を収容したあと、各袋を順次
真空包装装置に移乗させて前記食品を真空包装するよう
にしている。
(発明が解決しようとする課題) しかし前記装置では、各組のクランパーに対して柔軟
な袋を供給したときクランパーにおいて袋の挾持ミスが
生じやすく、また袋を真空包装装置に移乗させるときも
移乗ミスが生じやすいので、種々のトラブルが発生す
る。この種の装置はクランパーで袋を挟んで移動させた
り、クランパーからクランパーに袋を移乗させたりする
方法を採用しているが、クランパーはその開閉量が小さ
いため袋の挾持ミスが生じやすいのである。
なお一部には、真空チャンバーを傾斜状に設け、該チ
ャンバー内に食品を収容した袋を傾斜上に配置して食品
を袋口から零れることなく真空包装する手段が用いられ
ているが、食品を収容した袋を真空チャンバーに供給す
る手段が自動化でないなど、能率が悪い欠点がある。
本発明は上記の点に鑑み、クランプを用いることなく
袋を運搬して袋内に被包装物を収容したあと、各袋を自
動的に真空包装装置に供給するようにし、零れやすく或
いは液を含んだ食品を袋口から零すことなく、袋詰めか
ら真空包装までを一連に自動化して行なう装置を提供す
るものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために、複数個のチェ
ーンホイルに平行状に支持した一対のエンドレス状のチ
ェーン間に多数のガイドベースを等間隔に固定し、これ
ら各ガイドベースにそれぞれ溝形のホッパーを前記の平
行な対のチェーンの片側に向けて下降傾斜状で且つ下降
傾斜方向に滑降自在に支持すると共に、前記各ホッパー
の下面に袋挾持ピンを張りバネの弾力でホッパーの下面
に圧接させる一方、前記ブロックの下面に支持したコロ
を前記チェーンに沿って設けたレールに係合したコンベ
ア装置と、 前記コンベア装置におけるホッパーの下降方向にテー
ブル上の袋を上下2個の真空カップで挟むと共に前記両
真空カップで袋を吸着し、2個の真空カップで離反させ
ながら各ホッパーに袋を次々と被せるようにした装置
と、 袋を被せられた溝形のホッパーの上に被包装物を充填
する装置と、 レールによってホッパーが前記のガイドベースに沿っ
て最も下降して停止した位置に、該ホッパーの下面に傾
斜状に対面するように配置した盤を傾斜状態のまま円軌
道上で回転させると共に、その回転の途中で該盤とチャ
ンバーとを合体させて内部を真空にするようにした真空
包装装置と、 前記真空包装装置に向かってホッパーが停止したと
き、該ホッパーの上端から該ホッパー的に押出し棒を挿
入する一方、ホッパーをガイドベースに沿って上方へ引
き上げる装置を設け、前記押出し棒で被包装物を袋内に
収容するときの圧力で該袋を被包装物と共に真空包装装
置に向けて供給するようにした装置、 とによって構成したものである。
(作用) 多数のホッパーを傾斜状に支持するコンベア装置は各
ホッパーの取付け間隔と同じピッチで間欠回転する。
コンベア装置が停止している間に袋を被せる装置は、
2個の真空カップで上下から吸着した袋の口を前記両真
空カップで開いてホッパーに被せる。このとき、ホッパ
ー下側の袋挾持ピンは一時的にホッパーから離れて袋の
ホッパーへの袋の受け入れを容易にしたあと、張りバネ
の弾力で袋挾持ピンは袋をホッパーに固定する。
袋を被せられたホッパーが次のセクションまで移動し
て停止すると、被包装物を充填する装置によって溝形の
ホッパーに被包装物を充填される。この場合、零れやす
い被包装物はホッパーの傾斜のためホッパーから零れる
ことなく袋の方向へ移動する傾向になる。
コンベア装置に沿って設けたレールによってホッパー
はコンベア装置の回転によって斜め下方の方向に押し出
されて停止するが、ホッパーが停止した位置の下側には
盤が斜めに設置され、一方、ホッパーの上端からホッパ
ー内部に押出し棒を挿入すると共にホッパーを斜め上方
に引き上げる装置を設けているので、ホッパーが斜め上
方に引き上げられることによって相対的に押出し棒がホ
ッパー内の被包装物を袋内に押し出す形となり、袋は被
包装物の収容圧力によってホッパーから離れて盤の上に
移乗する。そのあと盤は傾斜を保ったまま円軌道に沿っ
て移動すると共に、移動中に被包装物に真空が作用させ
られるのである。
(実施例) 第1図は本発明を実施する装置の概略的な平面図を示
しており、該装置は多数のホッパーを運転するコンベア
装置(10)と、前記コンベア装置に取付けたホッパーに
対して包装用の袋を被せる装置(60)と、ホッパーを介
して前記袋内に収容した食品を真空包装する装置(95)
とによって構成している。
前記のコンベア装置(10)は、軸受け(11)(11)
(11)(11)に支持した駆動軸(12)と従動軸(13)と
に2本のエンドレス状のチェーン(14)(14)をチェー
ンホイル(15)(15)(16)(16)を介して設け、前記
の2本のチェーン(14)(14)間に多数のホッパー(2
3)(23)…を等間隔に設置すると共に、モーター(2
4)の駆動によってホッパーが各ホッパー(23)(23)
…の設置間隔と同じピッチずつ間欠的に移動するように
している。チェーンに対して各ホッパーを設置する構造
を詳細にすると、第4図ないし第6図に示すように、2
本のチェーン(14)(14)の間に橋架材(17)を架設し
該橋架材(17)の上にガイドベース(18)を固定する一
方、第3図の如き溝形のホッパー(23)の下側にブロッ
ク(19)を固定し、該ブロックの下面に4個の車輪(2
0)(20)(20)(20)を回転自在に支持すると共に、
これら車輪(20)(20)(20)(20)を前記ベースガイ
ド(18)の上面に形成したガイドレール(21)(21)に
係合している。前記各車輪(20)は周面が溝形に削ら
れ、一方、金属板を折り曲げて形成したベースガイド
(18)の上面は、第6図の如く深く欠き取られて互いに
対向する対のガイドレール(21)(21)を形成し、この
ガイドレール(21)(21)に前記の各車輪(20)(20)
(20)(20)を係合させているので、ホッパー(23)は
ガイドベース(18)からは離脱することなくガイドレー
ル(21)(21)の長さの範囲だけ移動自在である。しか
もガイドベース(18)の上面はホッパー(23)の滑走方
向に向かい且つ水平面に対して25度角で傾斜しており、
従ってホッパー(23)はその先端(22)が下になるよう
にやや斜め下向きに配置される。またホッパー下側のブ
ロック(19)に袋支持板(25)の一端をピン(26)を介
して支持し、該袋支持板の上面に袋挾持ピン(27)を突
き出すと共に袋支持板の一端に操作用のレバー(28)を
設け、さらにブロック(19)の下面に角形スリーブ(2
9)を固定し、該スリーブの中心にスライド自在に支持
した操作棒(30)の先端のヘッド(31)と前記スリーブ
(29)との間に張りバネ(32)を介設し、この張りバネ
(32)の張力でヘッド(31)を介してレバー(28)を押
し、袋支持板に設けた袋挾持ピン(27)をホッパー(2
3)の下面に押しつけるようにしている。このためホッ
パー(23)に袋(200)が被せられたとき、該袋(200)
はホッパー(23)とピン(27)との間で支持される。ま
た前記スリーブ(29)から突き出したアーム(33)の先
端にコロ(34)を回転自在に支持すると共に、該コロを
2本のレール(35)(36)で挟むように支持している。
第1図の如く前記レール(35)(36)は袋を被せる装置
(60)から真空包装装置(95)の方向に向かってカーブ
を描き、従ってホッパー(23)は真空包装装置(95)の
位置でこの真空包装装置に最も近づくと共に、レール
(35)(35)は真空包装装置(95)の位置でとぎれてい
る。
第1図においてホッパー(23)に対して袋(200)を
被せる装置(60)は第2図及び第3図に示すように、機
台上に設けた塔(61)の壁面の軸受け(62)に軸(63)
を回転自在に支持し、該軸の一端に固定したレバー(6
4)に操作棒(65)を、同他端にL字形のアーム(66)
をそれぞれ連結すると共に、該アームの下側の水平な袋
支持座(67)に第1真空カップ(68)を設け、前記アー
ム(66)の内部中空部分を介して前記第1真空カップ
(68)とアームに連結したホース(69)とを連通させ、
該ホース(69)に連結する真空ポンプによって前記第1
真空カップ(68)に真空吸引力が働くようにする一方、
前記アーム(66)の上端にブラケット(70)を介して設
けたブロック(71)を第1真空カップ(68)の上に配置
し、該ブロック(71)を上下にスライド自在に貫通する
2本のガイド棒(72)(73)の下端に可動ブロック(7
4)を固定すると共に、該可動ブロックの下面に第2真
空カップ(75)を設け、可動ブロックに接続したホース
(76)を介して第2真空カップ(75)に真空吸引力が働
くようにし、さらにアーム(66)の上端前面に設けた軸
受け(77)にピン(78)を介して回転自在に設けたレバ
ー(79)から後方へ円弧形の棹(80)を突き出すと共
に、該棹(80)の端と前記可動ブロック(74)とをリン
ク(81)を介して連結して構成している。また前記塔
(61)の壁面にカム(83)をビス(84)によって固定す
る一方、レバー(79)の上端に回転自在に設けた滑車
(85)を前記カム(83)の外面に沿うようにしている。
前記カム(83)はその一端の面(86)を垂直に形成する
と共に、同カムの上面(87)は軸(63)を中心とする円
と同芯円に形成している。
しかして第3図において、操作棒(65)を機械力によ
って下の方向に引くと、レバー(64)によって軸(63)
が回転しアーム(66)を揺動させる。第2図において軸
(63)によりアーム(66)が時計方向に回転し始める
と、その当初、滑車(85)はカムの垂直な面(86)の障
害を受け、レバー(79)がアーム(66)と一体に回転す
るのを阻止するため、棹(80)によって可動ブロック
(74)は上に吊り上げられる。ブロック(71)に対して
2本のガイド棒(72)(73)はスライド自在であるた
め、これらガイド棒に支持された可動ブロック(74)は
アーム(66)に沿って移動し、アーム(66)の回転が進
むにつれて2個の真空カップ(68)(75)は次第に離
れ、仮にこれら真空カップ(68)(75)の間に袋が挟ま
れていると、袋の口はこれら真空カップ(68)(75)に
よって広げられる。アーム(66)の回転がさらに進むと
滑車(85)はカムの上面(87)に乗り上げるが、この上
面(87)は軸(63)を中心とする円と同心円であるか
ら、2個の真空カップは仮想線(68a)(75a)の如く互
いに離れた状態を維持したまま移動し、袋(200)をホ
ッパー(23)の先端に被せる。〔なおこの場合、ホッパ
ー下側の操作棒(30)の端の鉤形部(88)が袋をホッパ
ー(23)に被せる間、フック部材(89)によって引張ら
れ袋挟圧ピン(27)をホッパー(23)の下面から離して
いる。〕その直後、真空カップ(68a)(75a)の真空吸
引力をカットすると共に、アーム(66)を元の位置に復
帰するように逆転させるが、この場合、滑車(85)はカ
ムの上面(87)に支持されたまま移動するので2個の真
空カップ(68)(75)は離れたまま移動し、アーム(6
6)が停止する直前に滑車(85)がカムの垂直な面(8
6)に沿って滑り落ちることにより、可動ブロック(7
4)は第2真空カップ(75)を伴って自重で下方へ落下
し、テーブル(90)の端からはみだしている袋(200)
の端を2個の真空カップ(68)(75)で挾持すると同時
に、2個の真空カップに真空吸引力が働いて袋(200)
を吸着する。2個の真空カップ(68)(75)における真
空吸引力はアーム(66)の動きに合わせて制御弁によっ
て以上のように制御されており、従ってアーム(66)は
テーブル(90)上に一定の時間間隔で補給される袋(20
0)をキャッチして停止しているホッパー(23)に袋を
次々と被せることができる。
第1図におけるコンベア装置(10)の右側で前記の如
く被せられたホッパー(23)は、コンベア装置(10)に
よって左方向に1ピッチだけ移動させられる。この位置
には第4図の如く、充填装置(91)が設置されており、
ホッパー(23)が充填装置(91)の下に停止すると該充
填装置(91)から溝形のホッパー(23)内に一定量の食
品(300)が充填されるようになっている。ホッパーに
食品が充填されると、該ホッパー(23)はコンベア装置
(10)によって左方向に運搬される。この区域でガイド
レール(35)(36)は大きくカーブしているから、ホッ
パーの下に設けた4個の車輪(20)…はガイドレール
(21)(21)を転がってホッパー(23)を真空包装装置
(95)に近づける。
第7B図に示すように、前記の真空包装装置(95)は、
機台(96)の上面にスラストベアリング(97)を介して
円形のローター(98)を回転自在に支持し、該ローター
の周縁に6組の支持板(99)…を等間隔に設けると共
に、これら支持板に軸(100)…の一端をピン(101)…
を介して放射状の方向にしかも上下方向に回転自在に支
持し、さらに第8図及び第9図の如く、平たい盤(10
2)の下面片側よりに固定したボス(103)を前記軸(10
0)に回転自在に支持すると共に、盤(102)の下面中央
に設けたブラケット(104)に車輪(105)を設け、該車
輪を機台上の円形のレール(106)上に接触させてい
る。このため盤(102)は軸(100)を介してローター
(98)に支持され、ほとんどの重量を車輪(105)を介
してレール(106)に負わせている。また前記ローター
(98)の中心部を貫通するように、該ローターを固定し
た円筒状の主軸(108)の上端にロータリーバルブ(10
9)の一部を構成する回転ブロック(110)を固定し、該
回転ブロックの周面から6本のパイプ製の支持腕(11
1)…を突出すると共に、前記各支持腕(111)の先端に
それぞれ下面が開口するチャンバー(112)…を前記盤
(102)の上部に位置するように水平面から33度角に固
定している。さらに下端を機台下面(96a)に固定した
芯棒(114)を前記主軸(108)の内部を通して前記の回
転ブロック(110)の上方に突き出し、該芯棒(114)に
支持した固定ブロック(115)を前記回転ブロック(11
0)の上面に設置すると共に、固定ブロックに連結した
3本のパイプ(116)(117)(118)を介して該固定ブ
ロック(115)内に真空を作用させる一方、前記主軸(1
08)と原動軸(120)とをゼネバストップ(121)を介し
て係合している。このためチェーンホイル(122)を介
して原動軸(120)に回転動力を伝えると、ゼネバスト
ップ(121)の作用で主軸(108)の上方の回転ブロック
(110)に支持したチャンバー(112)と、ローター(9
8)に支持した盤(102)とが一体に60度角ずつ間欠的に
回転する。
機台上面に設けたレール(106)の上縁には決められ
た形状のウェーブが備わっており、このレール(106)
に沿って移動する盤(102)は該レールのウェーブによ
ってピン(101)を軸に上下動する。盤(102)は最も下
降したときの角度が水平面に対して15度角で、最も上昇
したときはチャンバー(112)と同じ33度角となり、結
局盤は最も上昇したときに仮想線の如くチャンバー(11
2)の下面に密着する。盤(102)がチャンバー(112)
に密着すると、その直ぐあとにチャンバー(112)の内
部はロータリーバルブ(109)によって次々とパイプ(1
16)(117)(118)と連通し、チャンバー内に真空が作
用させられる。もしこの場合、仮にチャンバー(112)
内に被包装物を収容した袋が配置されていると、袋の内
部にも真空が作用させられる。そしてシールバー(12
4)がシール台(125)に向かって押し下げられ、シール
バー(124)に取付けたヒーター線にインパルス電流を
印加して袋の開口縁を加熱シールすると共に、ロータリ
ーバルブ(109)からチャンバー(112)内に空気を吸入
したあと、再び盤(102)を25度角まで下降させてチャ
ンバー(112)から引き離す。ローター上に設けた各支
持板(99)…にはストッパー(126)…を設けて盤(10
2)が25度角よりも下方へ下降しないように規制する一
方、第9図の如くレール(106)の一部(127)を欠いて
おり、従って盤がこの位置に達すると該盤(102)は偏
荷重のため軸(100)を支点にして傾き、この結果、盤
の上の包装製品(200a)は自動的に下方へ排除される。
説明を元に戻すが、第1図のコンベア装置(10)によ
って運搬されるホッパー(23)が最も真空包装機に接近
した状態は第7A図の如くなる。この場合、レール(35)
(36)の案内によってホッパー(23)はガイドレール
(21)の最も下側のエンド部に達しており、一方、真空
包装装置の盤(102)はチャンバーから離れて下降位置
で待機している。機台(130)に固定したエアーシリン
ダー(131)はホッパー(23)の上面と対向するように
蓋板(132)を備え、一方、案内(134)に支持した押出
し棒(135)をホッパー(23)の端と対向するように設
けると共に、前記押出し棒に連結したチェーン(136)
をスプロケット(137)に係合している。エアーシリン
ダー(131)によって蓋板(132)を溝形のホッパー(2
3)に被せると、スプロケット(137)の回転で押出し棒
(135)がホッパー(23)内に挿入される。一方向にの
みしか曲らないチェーン(136)を使用することによっ
て、押出し棒(135)は安定よくホッパー(23)内に挿
入される。続いて蓋板(132)を引き上げたあと、案内
(140)に支持したラック歯(141)をスプロケット(14
2)の回転で25度角の上方へ引き上げ、ラック歯の先端
に形成した第2のフック部(143)を鉤形部(88)に引
掛けて操作棒(30)を引張ると、先ずピン(27)がホッ
パー(23)の下面から離れて袋(200)を解放したあ
と、ホッパー(23)全体がガイドレール(21)に沿って
後退する。〔なお、この時点ではコロ(34)はレール
(36)の端から外れている。〕押出し棒(135)はホッ
パー(23)内に挿入されたままに保たれており、ホッパ
ー(23)の後退によって該ホッパー内の食品は押出し棒
(135)によって袋(200)内に充填される形となり、こ
の食品の充填圧力によって袋(200)はホッパー(23)
から離れて盤(102)の上のストッパー(144)に受け止
められる。
やがて、押出し棒(135)がホッパー(23)内から引
き抜かれるとホッパー(23)及び盤(102)は横方向に
動き出し、次のホッパー及び盤が押出し棒(135)の位
置まで送られてくる。このように袋には食品が次々と充
填されて真空包装装置に送り込まれるのである。
(効果) 本発明は、コンベア装置に傾斜状に設けたホッパーに
袋を被せると共にホッパー及び袋を傾斜状に保ったまま
運搬し、溝形のホッパー上に充填した被包装物を該ホッ
パー内に挿入した押出し棒とホッパーの上動とで袋内に
収容し、その収容圧力で袋を真空包装装置の盤の上に傾
斜状態を保ったまま移乗させて真空包装するようにした
ものであるから、被包装物を外へ零すことなく包装がで
き、特にホッパーをコンベア装置で運搬し、そのホッパ
ーに袋を直接被せるように支持させ被包装物をホッパー
を介して袋内に収容すると共に、ホッパーから袋を離す
ときは袋は盤の上に自然に移乗して真空包装を受ける。
このようにクランパーで袋を吊り下げて運搬する包装作
業に比べると、袋の受け渡しミスが極端に少なく、また
運搬の途中で被包装物を充填するために袋口を開放する
等のミスも少ない。このためトラブルのない包装作業が
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であって、全体を平面から見た
概略図である。 第2図は前図のII−II線を矢印方向に見る拡大図であ
る。 第3図は前図のIII−III線を矢印方向に見る正面図であ
る。 第4図は第1図のIV−IV線を矢印の方向に沿って眺めた
もので、特にホッパーを断面して表わした図面である。 第5図はホッパーのみの斜視図である。 第6図は第4図のVI−VI線を矢印方向に眺めた底面図で
ある。 第7A図は第1図のVII−VII線を矢印方向に眺めたもの
で、ホッパー側を重点的に表わした図面である。 第7B図は第1図のVII−VII線を矢印方向に眺めたもの
で、真空包装装置を重点的に表わした図面である。 第8図は真空包装装置の盤の平面図である。 第9図は前図を正面から眺めた概略的な説明図である。 (10)……コンベア装置,(14)……チェーン,(15)
(16)……チェーンホイル,(18)……ガイドベース,
(19)……ブロック,(20)……車輪,(21)……ガイ
ドレール,(23)……ホッパー,(25)……袋支持板,
(27)……袋挾持ピン,(30)……操作棒,(34)……
コロ,(35)(36)……レール,(60)……袋を被せる
装置,(68)……第1真空カップ,(75)……第2真空
カップ,(91)……充填装置,(95)……真空包装装
置,(98)……ローター,(102)……盤,(109)……
バルブ,(112)……チャンバー,(135)……押出し
棒,(143)……フック部,(200)……袋,(300)…
…食品,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のチェーンホイルに平行状に支持し
    た一対のエンドレス状のチェーン間に多数のガイドベー
    スを等間隔に固定し、これら各ガイドベースにそれぞれ
    溝形のホッパーを前記の平行な対のチェーンの片側に向
    けて下降傾斜状で且つ下降傾斜方向に滑降自在に支持す
    ると共に、前記各ホッパーの下面に袋挾持ピンを張りバ
    ネの弾力でホッパーの下面に圧接させる一方、前記ブロ
    ックの下面に支持したコロを前記チェーンに沿って設け
    たレールに係合してコンベア装置を構成し、該コンベア
    装置を各ホッパーの取付け間隔と同じピッチで間欠回転
    させると共に、各ホッパーの進行方向に向かって前記レ
    ールの曲がりによりホッパーを下降方向に押し出すこ
    と、 前記コンベア装置におけるホッパーの下降方向にテーブ
    ル上の袋を上下2個の真空カップで挟むと共に前記両真
    空カップで袋を吸着し、2個の真空カップを離反させる
    ことにより袋の口を開けるようにした袋を被せる装置を
    設け、この袋を被せる装置は前記コンベア装置の回転運
    動とタイミングを合わせて真空カップを往復動させ、各
    ホッパーに袋を次々と被せて前記の袋挾持ピンで袋をホ
    ッパーに固定すること、 袋を被せられた溝形のホッパーの上に被包装物を充填す
    る装置を設けること、 レールによってホッパーが前記のガイドベースに沿って
    最も下降して停止した位置に、該ホッパーの下面に傾斜
    状に対面するように配置した盤を傾斜状態のまま円軌道
    上で回転させると共に、その回転の途中で該盤とチャン
    バーとを合体させて内部を真空にするようにした真空包
    装装置を設けること、 前記真空包装装置に向かってホッパーが停止したとき、
    該ホッパーの上端から該ホッパー内に押出し棒を挿入す
    る一方、ホッパーをガイドベースに沿って上方へ引き上
    げる装置を設け、前記押出し棒で被包装物を袋内に収容
    するときの圧力で該袋を被包装物と共に真空包装装置に
    向けて供給すること、 からなる包装装置。
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