JP2678032B2 - 自動二輪車用スタンド装置 - Google Patents

自動二輪車用スタンド装置

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JP2678032B2
JP2678032B2 JP63246924A JP24692488A JP2678032B2 JP 2678032 B2 JP2678032 B2 JP 2678032B2 JP 63246924 A JP63246924 A JP 63246924A JP 24692488 A JP24692488 A JP 24692488A JP 2678032 B2 JP2678032 B2 JP 2678032B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動二輪車用スタンド装置に係わり、特に、
動力を用いてスタンド本体の起立または収納を行うよう
にしたスタンド装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、自動二輪車には駐車時等における姿勢保持の
ためにスタンド装置が設けられているが、このスタンド
装置の中にはモータ等の駆動源を内蔵し、人手によらず
駆動源の力を利用してスタンド本体を起立状態にさせる
ものがある。
例えば、特開昭61−81281号公報に記載されているス
タンド装置もこの種のものである。
前記公報に記載されたものは、車体の下部にスタンド
本体を回動自在に設けるとともに、このスタンド本体を
回動させる正逆転モータを設け、スタンド本体と正逆転
モータとの間に減速機構を設けたものである。そして、
このスタンド装置では、さらに、正逆転モータを作動さ
せる電気回路にリレー回路を組み込み、オートバイのギ
ヤが「ニュートラル」の位置になったときのみ正逆転モ
ータへの通電を可能として、同モータを作動させ得るよ
うになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述の公報に記載されたスタンド装置にあ
っては、次の欠点があった。
オートバイのギヤが「ニュートラル」位置になったと
きのみ正逆転モータへの通電が可能となる構成であるの
で、車輌が停止しているとき以外でもスタンド本体を起
立状態にさせる場合があり、このときにスタンド本体や
モータ等を損傷させるおそれがあった。すなわち、車輌
走行中にギヤを「ニュートラル」位置に入れる、いわゆ
る惰性走行路にあっては、車輌が走行中であるにも関わ
らずスタンド起立スイッチをオンすることにより、正逆
転モータを作動させてスタンド本体を起立状態にさせる
ことができ、このとき、スタンド本体等を損傷させてし
まうおそれがある。
また、自動変速機のように、ギヤ位置として明確に
「ニュートラル」位置を有しない車輌の場合には適用で
ないという欠点もあった。
本発明はこのような従来の技術において残されている
課題を解決せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係わる自動二輪車用スタンド装置は、前述の
課題を解決するために、特に、自動二輪車の車体の下部
に回動可能に取りつけられたスタンド本体と、このスタ
ンド本体を回動させる駆動手段と、この駆動手段を作動
させて、前記スタンド本体を起立方向または収納方向に
回動させる作動手段と、自動二輪車の停車状態を検出す
るとともに、停車時にのみ前記駆動手段の作動を可能と
する停車確認手段と、前記駆動手段とは別に設けられ
て、前記スタンド本体が起立位置以外にあるときに該ス
タンド本体を常に収納方向に付勢して収納位置に保持す
る収納手段とを備えていることを特徴とし、停車確認手
段が、車速センサや、自動二輪車の車体に取り付けられ
た加速度センサ、また、車体に取り付けられた制動機構
に併設されて、制動状態を検出するブレーキセンサであ
ることを含むものである。
[作用] 本発明に係わる自動二輪車用スタンド装置によれば、
停車確認手段によって車輌が走行状態にあることが検知
された場合においては、作動手段の操作に拘わらず駆動
手段が作動停止状態に保持され、また、停車状態が検知
された場合においては、作動手段の操作に応じて駆動手
段が作動させられるとともに、スタンド本体が回動させ
られる。
[実施例] 以下、本発明の第1実施例について第1図ないし第5
図に基づき説明する。
第1図中、符号1は本実施例が適用されたスクータ型
の自動二輪車を示し、車体フレーム2と、この車体フレ
ーム2の前部に回動可能に装着されたフロントフォーク
3と、このフロントフォーク3の下端部に回動自在に装
着された前輪4と、フロントフォーク3の上端部に装着
されたステアリングハンドル5と、前記車体フレーム2
の後方上部に装着されたシート6と、後方下部に上下方
向に揺動可能に装着されたパワーユニット7と、このパ
ワーユニット7に回転自在に装着された後輪8と、前記
フロントフォーク3や車体フレーム2の前部を覆って設
けられたフロントカバー9と、車体フレーム2の略中央
部を覆い、前記フロントフォーク3の後方下部に乗員の
足載せ部を形成するフロアパネル10と、前記車体フレー
ム2の後部ならびに前記パワーユニット7の上部を覆っ
て設けられたリアカバー11とを備え、前記パワーユニッ
ト7と前記車体フレーム2との連結部分に本実施例に係
わるスタンド装置12の作動部分が設けられて、さらに、
前記ステアリングハンドル5に、本実施例のスタンド装
置12を構成する停車確認手段113が設けられている。
次いで、これらの詳細について説明する。
前記パワーユニット7は、第1図および第2図に示す
ように車体フレーム2の下部で略中央部よりも後方寄り
の位置に、車体両側部のそれぞれから後方へ向かって突
設された支持部材14を介して前記車体フレーム2へ連結
されている。
この支持部材14は、車体フレーム2に一体に取り付け
られた一対のブラケット15と、これらのブラケット15間
に取り付けられたピポット軸16と、このピポット軸16の
外側に回動自在に嵌合されたパイプ17と、このパイプ17
の長さ方向の両端部のそれぞれに一体に取り付けられた
車体の後方へ延びる一対のアーム18と、前記パイプ17の
略中央部に一体に取り付けられているとともに、パイプ
17よりも上方位置に、前記車体フレーム2に一体に取り
付けられたクロスパイプ19に、緩衝ラバー20を介して連
結されたストッパ21とによって構成されており、前記一
対のアーム18の後端部に、前記パワーユニット7がラバ
ーブッシュ22を介して回動可能に連結されている。
前記スタンド装置12の作動部は、前記一対のブラケッ
ト15間にピポット軸23を介して回動可能に取り付けられ
たケーシング24と、このケーシング24に所定角度の範囲
内で回動可能に支持されたスタンド本体25と、このスタ
ンド本体25を回動させる駆動手段26とからなり、この駆
動手段26は、前記ケーシング24に取り付けられた電動モ
ータ27と、ケーシング24内に装着され前記電動モータ27
とスタンド本体25とを連結する減速機構(図示略)とに
よって構成されている。
また、前記ケーシング24は、前記ピポット軸23から離
間した位置において、前記クロスパイプ19に垂設された
ブラケット28に、ラバーブッシュ29を介して連結されて
おり、このラバーブッシュ29により、ケーシング24の回
動範囲が規制されている。
さらに、前記スタンド本体25と前記ブラケット15の間
には、スタンド本体25を起立位置と収納位置との2位置
に保持するために引っ張りスプリング30が架設されてい
る。この引っ張りスプリング30によってスタンド本体25
は起立位置以外にあるときに該スタンド本体25は常に収
納方向に付勢されて収納位置に保持される。
一方、前記駆動手段26を操作するための作動手段31を
構成する切替スイッチ32が、第1図に示すように、フロ
ントカバー9の内側に設けられている。これは、フロン
トカバー9に限らず、例えば、ステアリングハンドル5
に設けるようにしてもよい。
さらに前記停車確認手段13は、車速センサ(本実施例
においてはスピードメータ)33内に設けられている。
前記スピードメータ33は、第1図に示すように、ステ
アリングハンドル5に一体に取り付けられており、前記
前輪4の回転を伝達するスピードメータケーブル34が接
続されている。
さらに詳述すれば、スピードメータ33は、第4図に示
すように、ステアリングハンドル5に取り付けられるケ
ーシング35と、このケーシング35内に回転自在に装着さ
れ、かつ、前記スピードメータケーブル34によって回動
駆動させられる回転磁石36と、この回転磁石36と同軸上
に相対回転自在に配設されたアルミ円盤37と、このアル
ミ円盤37に一体に取り付けられるとともに、ケーシング
35に取り付けられたステー38によって回転自在に支持さ
れた回転軸39と、前記ステー38に一体に取り付けられる
とともに前記回転軸39が回転自在に挿通された表示板40
と、回転軸39の前記表示板40を貫通した端部に一体に取
り付けられた指針41と、前記回転軸39とステー38との間
に架設されたリターンスプリング42とを備え、前記回転
軸39は、ステー38に取り付けられた制動筒43内を貫通さ
せられており、また、前記リターンスプリング42は、回
転軸39のアルミ円盤37に連結された側に取り付けられて
いる。
さらに、前記表示板40には、前記指針41が係合させら
れることにより、この指針41を表示板40の零目盛りを指
す位置に係止するストッパ44が突設されている。
そして、本実施例に係わる停車確認手段13は、前記ス
ピードメータ33の各構成部材と、前記制動筒42に一体に
取り付けられた磁石45と、ステー38に一体に取り付けら
れた近接スイッチ46とによって構成され、これらの磁石
45および近接スイッチ46は、前記指針41がストッパ44に
係合した時点で近接スイッチ46がオンとなるように、そ
の位置関係が設定されている。
次いで、スタンド装置12を駆動するための制御回路に
ついて、第5図に基づき説明する。
第5図において、駆動手段26としての電動モータ27の
一端は、リレー47の常開接点47aを経てバッテリBの正
端子に正続されるとともに、リレー47の常閉接点47bを
経てバッテリBの負端子に接続され、電動モータ27の他
端は、リレー48の常開接点48aを経てバッテリBの正端
子に接続されているとともに、リレー48の常閉接点48b
を経てバッテリBの負端子に接続されている。
また、前記リレー47のコイル47cの一端は、前記切替
スイッチ32の起立接点32aに接続され、他端が起立リミ
ットスイッチ49を経てバッテリBの負端子へ接続されて
いる。
さらに、前記リレー48のコイル48cの一端は、前記切
替スイッチ43の収納接点32bに接続され、他端が収納リ
ミットスイッチ50を経てバッテリBの負端子に接続され
ている。
そして、これらの切替スイッチ32、両リレー47・48、
起立リミットスイッチ49、収納リミットスイッチ50によ
り、本実施例の作動手段31が構成されている。
さらに本実施例においては、前記切替スイッチ32の切
替接点32cが、前記近接スイッチ46からイグニッション
スイッチ51、ヒューズ52を経て前記バッテリBの正端子
に接続されている。
次ぎに、本実施例の作用について説明する。
車輌が停車状態であると、前輪4がその回転を停止し
て、スピードメータ33の指針41がストッパ44と当接した
位置に保持される。
このような位置に指針41が保持されると、指針41と一
体回転させられる回転軸39に取り付けられた磁石45が近
接スイッチ46へ対向させられて、この近接スイッチ46が
オンとなされる。
この状態において作動手段31の切替スイッチ32を起立
側へ倒すことにより、スタンド本体25が起立させられ
る。
すなわち、前記近接スイッチ46がオンとなされている
ことから、切替スイッチ32を起立接点32a側へ倒すこと
により、リレー47のコイル47cへ電流が流れてリレー47
の常開接点47aが閉じ、これによって電動モータ27が駆
動されてスタンド本体25が起立位置へ向けて回動させら
れる。
そして、このスタンド本体35の回動は、スタンド本体
25が起立位置まで回動させられた時点で起立リミットス
イッチ49がオフとなされることにより停止させられる。
これによって、車体が路面上に水平に保持される。
一方、スタンド本体25を収納する場合には、車輌は停
車状態にあり、スピードメータ33内に設けられた近接ス
イッチ46がオンの状態に保持されていることから、切替
スイッチ32を収納側へ倒すことによって行われる。
この切替スイッチ32の操作により、リレー48のコイル
48cへ電流が流れてこのリレー48の常開接点48aが閉じら
れ、前記電動モータ27が前述とは逆方向へ回転させられ
るとともに、スタンド本体25が収納位置へ向けて回動さ
せられる。
そして、このスタンド本体25の収納方向への回動は、
スタンド本体25が収納位置に位置させられた時点で収納
リミットスイッチ50がオフとなされることによって停止
させられる。
このように、本実施例のスタンド装置12によれば、そ
の操作が停車状態でのみ行われる。
また、本実施例においては、磁石45が回転軸39の回転
中心に近い位置に設けられていることから、指針41の動
きに対する影響が軽減される。
第6図は本発明の第2実施例を示すものである。
本実施例は、前記第1実施例における停車確認手段13
の構造に変更を加えたものである。
本実施例に示す停車確認手段13は、車速センサとして
のスピードメータ33内に、指針41が零目盛りを指す位置
に位置させられた際にオンとなり、それ以外の位置にあ
るときにはオフとなるオン・オフスイッチ60を設け、か
つ、このオン・オフスイッチ60を、前記指針41を零目盛
りを指す位置に係止するためのストッパーとして兼用さ
せたものである。
すなわち、オン・オフスイッチ60の一方の接触子60a
は、前記ステー38に絶縁材料61を介して取り付けられて
いるとともに、その接触端部が前記回転軸39側へ突設さ
れ、他端部がリード線62により制御系へ電気的に接続さ
れている。また、他方の接触子60bは、前記回転軸39に
その半径方向に沿うように一体に取り付けられており、
回転軸39の回転に伴い、この回転軸39と直交する同一面
内において移動させられるようになっている。かつ、こ
の他方の接触子60bは、回転軸39およびこの回転軸39を
回転自在に支持する軸受け63から、回転磁石36とスピー
ドメータケーブル34とを接続するカプラ64、さらに、こ
のカプラ64を回転自在に支持する軸受け65、および、こ
の軸受け65に取り付けられたリード線66を介して制御系
へ電気的に接続されている。
そして、前記指針41が零を指す位置において両接触子
60a・60bが接触させられることにより、回転軸39の回転
が停止させられて指針41が零目盛りを支持する位置に係
止され、それと当時にオン・オフスイッチ60がオンとな
される。
なお、前記他方の接触子60bは、回転軸39に限らず、
例えば、第7図に示すように、回転軸39と一体回転させ
られるアルミ円盤37に突設するようにしてもよく、ま
た、スピードメータケーブル34を導体として他方の接触
子60bを車体にアースするようにしてもよい。
そして、この場合、前記オン・オフスイッチ60は、第
8図に示すように、両リレー47・48および両リミットス
イッチ49・50とバッテリーBの負端子との間に介装する
必要がある。
第9図は本発明の第3実施例を示すもので、停止確認
手段13として、加速度センサ70を用いたものである。
この加速度センサ70は、車輌の適宜位置に取り付けら
れる中空のケーシング71と、このケーシング71内に充填
された導電性液体(好ましくは水銀)72と、前記ケーシ
ング71の底部に水平方向に離間してかつケーシング71内
に突出した状態取り付けられた一対の電極73とによって
構成され、第1実施例における近接スイッチ46に置き換
えられるものである。
そして、この加速度センサ70は、車輌が定速走行ある
いは増速走行状態にあるとと、ケーシング71内の水銀72
が車輌の加速度により、第9図中の矢印(イ)方向に偏
倚させられて、一方の電極73から離間させられる。
また、車輌が減速状態にあると、前記水銀72が図中の
矢印(ロ)方向に偏倚させれれて、他方の電極72から離
間させられる。
さらに、車輌が停止状態においては、前記加速度セン
サ70に加速度が作用しないために、水源72が図中の実線
で示すように、両電極73に接触した状態に保持されて、
両電極73が導通させられる。
したがって、走行状態においては、両電極73が電気的
に遮断されるよことにより、切替スイッチ32の操作のい
かんに拘わらず駆動手段26の作動が阻止され、停車状態
においてのみ両電極73が導通させられることにより、駆
動手段26の駆動が可能となって、スタンド本体25の起立
や収納操作が可能となる。
さらに第10図は本発明の第4実施例を示すものであ
る。
本実施例において、停車確認手段13として、制動機構
74に併設されて制動状態を検出するブレーキセンサ75に
よって構成したものである。
詳述すれば、前記制動機構74の操作部であるブレーキ
レバー76は、ステアリングハンドル5に取り付けられた
ホルダ77にピポット軸78により回動自在に取り付けられ
ており、前記ホルダ77には、前記ブレーキレバー76と制
動機構74の作動部(ブレーキキャリパ等)とを連結する
ブレーキケーブル79のケーブルアウタ79aの一端部が固
定されており、また、前記ブレーキレバー76には、ケー
ブルアウタ79aの内部に挿入されてブレーキケーブル79
を構成するケーブルワイヤ79bが固定されている。
前記ブレーキセンサ75は、前記ピポット軸78に回転自
在に取り付けられるとともに、前記ブレーキレバー75に
その回動方向から係合させられる係止部材80と、前記ホ
ルダ77に固定されて係止部材80の回動により作動させら
れるオン・オフスイッチ81と、前記係止部材80とホルダ
77との間に設けられ係止部材80を任意の回動位置に係止
するロック機構82とによって構成されている。
このロック機構82は、前記ピポット軸78から離間して
前記ホルダ77に突設された第2のピポット軸83に回動自
在に取り付けられた係止レバー84と、この係止レバー84
に突設されたロックピン85と、前記係止部材80に形成さ
れ前記ロックピン85が係合させられるラチェット歯86
と、前記係止レバー84をロックピン85とラチェット歯86
とを係合させる方向へ常時付勢するスプリング87とによ
って構成されている。
そして、前記係止部材80は、ブレーキレバー76の回動
後に回動させられてこのブレーキレバー76に係合させら
れるが、係止部材80が前記ロック機構82の作用によりそ
の回動位置に保持されることから、この係止部材80と係
合するブレーキレバー76もその操作位置に保持される。
一方、前記オン・オフスイッチ81は、前記ブレーキレ
バー76が制動位置(例えば全ストロークの2/3以上回動
させられた位置)にあり、この位置にブレーキレバー76
を係止すべく前記係止部材80を回動させた際にオンとな
るように設定されている。
ここで、前記オン・オフスイッチ81は、第1実施例の
制御回路の近接スイッチ46と同様の位置に設けられてい
る。
次いで、本実施例の作用について説明する。
まず、ブレーキレバー76を制動位置まで回動させたの
ちに、係止部材80を回動させて前記ブレーキレバー76に
当接させる。
この操作により、前記係止部材80がロック機構82の作
用により前記位置に係止させられるとともに、この係止
部材80を介してブレーキレバー76も同様に前記制動位置
に係止される。このようにブレーキレバー76が制動位置
に係止されると、車輌が停止状態にあると見なすことが
できる。
そして、係止部材80の前述した回動により、オン・オ
フスイッチ81がオンとなされる。
この制動状態、すなわち停車状態においてオン・オフ
スイッチ81がオン状態に保持されていることから、作動
手段31の切替スイッチ32による駆動手段26の駆動制御が
行われて、スタンド本体25の起立や収納操作が可能とな
る。
一方、前記ブレーキレバー76を戻すためには、スプリ
ング87の弾発力に抗して係止レバー84を回動させて、ロ
ックピン85とラチェット歯86との係合を解除すればよ
い。
この操作により、係止部材80およびブレーキレバー76
に対する係止力が解除されることとなり、ブレーキケー
ブル79に作用する張力により、ブレーキレバー76および
係止部材80が元の位置に復帰させられる。
ブレーキレバー76および係止部材80が元の位置に復帰
させられると、オン・オフスイッチ81がオフとなされ
て、駆動手段26の操作が不可能な状態となされる。
したがって、本実施例においても停車状態でのみスタ
ンド本体25の起立や収納操作を行うことができる。
なお、前記各実施例において示した構成部材の諸形状
や寸法等は一例であって、適用する車種や設計要求等に
基づき種々変更可能である。
例えば、前記第1実施例から第4実施例を適宜組み合
わせることも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係わる自動二輪車用ス
タンド装置は、自動二輪車の車体の下部に回動可能に取
り付けられたスタンド本体と、このスタンド本体を回動
させる駆動手段と、この駆動手段を作動させて、前記ス
タンド本体を起立方向または収納方向に回動させる作動
手段と、自動二輪車の停車状態を検出するとともに、停
車時にのみ前記駆動手段の作動を可能とする停車確認手
段とを備えていることを特徴とし、停車確認手段が、車
速センサや、自動二輪車の車体に取り付けられた加速度
センサ、また、車体に取り付けられた制動機構に併設さ
れて、制動状態を検出するブレーキセンサであることを
含むものであり、車輌が停止状態にあるときにのみスタ
ンド装置の操作を可能とすることができる。また、ベル
ト式の自動変速機のように、ギヤ位置として明確に「ニ
ュートラル」位置を有しない車輌の場合にも本発明は適
用可能である。さらに、スタンド本体に起立位置以外に
あるときに該スタンド本体を常に収納方向に付勢して収
納位置に保持する収納手段を備えているので、駆動手段
にスタンドを収納状態に保持させる機能を持たせる必要
がなく、その分スタンド駆動手段の構造を簡素化するこ
とができ、加えてスタンド本体の出し入れ時の回動速度
に差が出るため、ゆっくり出して早く収納することが可
能となり、極めて使い勝手のよいスタンド装置が得られ
る等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面中、第1図ないし第5図は本発明の第1実施例を示
すもので、第1図は第1実施例が適用されたスクータ型
の自動二輪車を示す側面図、第2図はスタンド装置の作
動部を示す拡大側面図、第3図は車速センサとしてのス
ピードメータを示す平面図、第4図は第3図の一部を省
略したIV−IV線に沿う矢視断面図、第5図は駆動手段を
駆動するための制御回路図、第6図は本発明の第2実施
例を示す第4図と同様の図、第7図は第2実施例の変形
例を示す第4図と同様の図、第8図は第7図に示す変形
例の制御回路図、第9図は本発明の第3実施例における
停車確認手段を示す縦断面図、第10図は本発明の第4実
施例における停車確認手段を示す外観斜視図である。 1……自動二輪車、12……スタンド装置、 13……停車確認手段、25……スタンド本体、 26……駆動手段、27……電動モータ、 30……引っ張りスプリング(収納手段) 31……作動手段、32……切替スイッチ、 33……スピードメータ(車速センサ) 45……磁石、46……近接スイッチ、 47……リレー、48……リレー、 60……オン・オフスイッチ、70……加速度センサ、 74……制動機構、75……ブレーキセンサ、 80……係止部材、 81……オン・オフスイッチ、 82……ロック機構、84……係止レバー、 85……ロックピン、86……ラチェット歯、 87……スプリング。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車の車体の下部に回動可能に取り
    つけられたスタンド本体と、このスタンド本体を回動さ
    せる駆動手段と、この駆動手段を作動させて、前記スタ
    ンド本体を起立方向または収納方向に回動させる作動手
    段と、自動二輪車の停車状態を検出するとともに、停車
    時にのみ前記駆動手段の作動を可能とする停車確認手段
    と、前記駆動手段とは別に設けられて、前記スタンド本
    体が起立位置以外にあるときに該スタンド本体を常に収
    納方向に付勢して収納位置に保持する収納手段とを備え
    ていることを特徴とする自動二輪車用スタンド装置。
  2. 【請求項2】停車確認手段が、車速センサであることを
    特徴とする請求項1記載の自動二輪車用スタンド装置。
  3. 【請求項3】停車確認手段が、自動二輪車の車体に取り
    付けられた加速度センサであることを特徴とする請求項
    1記載の自動二輪車用スタンド装置。
  4. 【請求項4】停車確認手段が、車体に取り付けられた制
    動機構に併設されて、制動状態を検出するブレーキセン
    サであることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用
    スタンド装置。
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