JP2677641B2 - 合波分波器の製造方法 - Google Patents
合波分波器の製造方法Info
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- JP2677641B2 JP2677641B2 JP31466688A JP31466688A JP2677641B2 JP 2677641 B2 JP2677641 B2 JP 2677641B2 JP 31466688 A JP31466688 A JP 31466688A JP 31466688 A JP31466688 A JP 31466688A JP 2677641 B2 JP2677641 B2 JP 2677641B2
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- Japan
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- demultiplexer
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- fibers
- stretching
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、2つ以上の光波を一本のファイバに入射さ
せたり、一本のファイバを伝送してきた2つ以上の光波
を分離する合波分波器の製造方法に係り、特に複屈折光
ファイバからなるもののを製造のするに好適な方法に関
する。
せたり、一本のファイバを伝送してきた2つ以上の光波
を分離する合波分波器の製造方法に係り、特に複屈折光
ファイバからなるもののを製造のするに好適な方法に関
する。
「従来の技術」 第1図に示す合波分波器は、複屈折光ファイバ1,1が
融着結合部2で一体化されたものである。この合波分波
器は、偏波保持特性を有しているので、光多重のコヒー
レント光通信等に利用される。
融着結合部2で一体化されたものである。この合波分波
器は、偏波保持特性を有しているので、光多重のコヒー
レント光通信等に利用される。
この合波分波器を製造するには、まず中央部分の被覆
材が除去された2本の複屈折光ファイバ(以下、ファイ
バと略称する)1,1を平行に並べて移動台に固定する。
ついで2本のファイバ1,1を側面から約1500〜1700度で
加熱して、2本のファイバを融着する。この融着時のヒ
ートゾーンは3〜4mmである。この後、加熱を続けなが
ら移動台を動かしてファイバ1,1の融着部分を延伸す
る。この延伸により、ファイバ外径と共にコア径が小さ
くなり、光の電磁界分布の広がりが増し2本のファイバ
のコア間で光の結合が生じる状態となる。
材が除去された2本の複屈折光ファイバ(以下、ファイ
バと略称する)1,1を平行に並べて移動台に固定する。
ついで2本のファイバ1,1を側面から約1500〜1700度で
加熱して、2本のファイバを融着する。この融着時のヒ
ートゾーンは3〜4mmである。この後、加熱を続けなが
ら移動台を動かしてファイバ1,1の融着部分を延伸す
る。この延伸により、ファイバ外径と共にコア径が小さ
くなり、光の電磁界分布の広がりが増し2本のファイバ
のコア間で光の結合が生じる状態となる。
複屈折光ファイバ1はV値が低いところで製作されて
いるので、延伸するとモードフィールド径が広がり易
く、短い結合長(5〜6mm程度)で光結合が生じる特徴
がある。
いるので、延伸するとモードフィールド径が広がり易
く、短い結合長(5〜6mm程度)で光結合が生じる特徴
がある。
「発明が解決しようとする課題」 この複屈折光ファイバからなる合波分波器は、短い結
合長で光結合が生じるため、製造時の延伸制御が難し
く、製造の歩留りが低い不満があった。
合長で光結合が生じるため、製造時の延伸制御が難し
く、製造の歩留りが低い不満があった。
「発明の目的」 本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、歩留り良
く製造できる合波分波器の製造方法を提供することを目
的とする。
く製造できる合波分波器の製造方法を提供することを目
的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明の合波分波器の製造方法では、延伸するにした
がって加熱温度を下げることによって、前記課題の解決
を図った。
がって加熱温度を下げることによって、前記課題の解決
を図った。
「作用」 延伸するにしたがって加熱温度をさげると、延伸に対
する抵抗が徐々に増すので、延伸時の制御を的確に行う
ことができる。
する抵抗が徐々に増すので、延伸時の制御を的確に行う
ことができる。
「実施例」 以下、実施例に沿って本発明の製造方法を説明する。
合波分波器を製造するにあたって、まずPANDA型複屈
折光ファイバ(以下、ファイバと略称する)1,1の中央
部分の被覆を除去した。ついで、このファイバ1,1を、
第2図に示すように平行に並べた後、第3図に示すよう
にY偏波軸が平行にX偏波軸が一直線上に並ぶように軸
調整を行い、移動台に固定した。ついで2本のファイバ
1,1を側面から酸素水素バーナで約1700度に加熱して融
着した。この時のヒートゾーンの幅は約3〜4mmであっ
た。融着部分を顕微鏡で観察して、融着度(融着部の短
径/長径)が0.7以上になり、融着部分の長径が125μm
となったところで融着工程を完了し、移動台を動かして
延伸工程を開始した。
折光ファイバ(以下、ファイバと略称する)1,1の中央
部分の被覆を除去した。ついで、このファイバ1,1を、
第2図に示すように平行に並べた後、第3図に示すよう
にY偏波軸が平行にX偏波軸が一直線上に並ぶように軸
調整を行い、移動台に固定した。ついで2本のファイバ
1,1を側面から酸素水素バーナで約1700度に加熱して融
着した。この時のヒートゾーンの幅は約3〜4mmであっ
た。融着部分を顕微鏡で観察して、融着度(融着部の短
径/長径)が0.7以上になり、融着部分の長径が125μm
となったところで融着工程を完了し、移動台を動かして
延伸工程を開始した。
延伸工程では、加熱温度を、上方から測定した融着部
分の径が125〜100μmのときに融着部分が1700℃となる
ように、100〜80μmのときに1600℃、80〜60μmのと
きに1500℃、80〜60μmのときに1400℃、60〜40μmの
ときに1000℃となるように制御した。またこの延伸工程
では、2本の入射ポートA,Bのうち一方に波長1.3μmの
光波を他方に波長1.55μmの光波を偏波面をX偏波軸に
合わせて入射させ、1本の出射ポートCで結合度をモニ
タした。そして、一方の光波で結合度が最大となり、他
方の光波で結合度が最小となったところで延伸を完了し
た。第4図に、結合度をモニタした結果を示す。
分の径が125〜100μmのときに融着部分が1700℃となる
ように、100〜80μmのときに1600℃、80〜60μmのと
きに1500℃、80〜60μmのときに1400℃、60〜40μmの
ときに1000℃となるように制御した。またこの延伸工程
では、2本の入射ポートA,Bのうち一方に波長1.3μmの
光波を他方に波長1.55μmの光波を偏波面をX偏波軸に
合わせて入射させ、1本の出射ポートCで結合度をモニ
タした。そして、一方の光波で結合度が最大となり、他
方の光波で結合度が最小となったところで延伸を完了し
た。第4図に、結合度をモニタした結果を示す。
このようにして製造された合波分波器に付いて、結合
度の波長依存牲を調べたところ、第5図に示す結果が得
られた。
度の波長依存牲を調べたところ、第5図に示す結果が得
られた。
前記のように延伸工程の加熱温度を制御しつつ100個
の合波分波器を製造したとろ、全て良品であった。
の合波分波器を製造したとろ、全て良品であった。
「発明の効果」 以上説明したように本発明の合波分波器の製造方法で
は、延伸するにしたがって加熱温度を下げるので、延伸
時の制御を的確に行うことができる。従って本発明の製
造方法によれば、結合長の短い複屈折光ファイバ製合波
分波器をも歩留り良く製造できる。
は、延伸するにしたがって加熱温度を下げるので、延伸
時の制御を的確に行うことができる。従って本発明の製
造方法によれば、結合長の短い複屈折光ファイバ製合波
分波器をも歩留り良く製造できる。
第1図は合波分波器の1例を示す正面図、第2図および
第3図は実施例の軸調整工程を説明するための断面図、
第4図は実施例の延伸工程でモニタした結合度と延伸長
の関係を示すグラフ、第5図は実施例で製造された合波
分波器の結合度と波長との関係を示すグラフである。 1……複屈折光ファイバ、2……融着結合部
第3図は実施例の軸調整工程を説明するための断面図、
第4図は実施例の延伸工程でモニタした結合度と延伸長
の関係を示すグラフ、第5図は実施例で製造された合波
分波器の結合度と波長との関係を示すグラフである。 1……複屈折光ファイバ、2……融着結合部
Claims (1)
- 【請求項1】被覆材の除去された光ファイバを複数本平
行に並べ、ついでこれらファイバを加熱して融着し、つ
いで加熱を続けながらファイバの融着部分を延伸する合
波分波器の製造方法において、 延伸するにしたがって加熱温度を下げることを特徴とす
る合波分波器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31466688A JP2677641B2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 合波分波器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31466688A JP2677641B2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 合波分波器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02158703A JPH02158703A (ja) | 1990-06-19 |
JP2677641B2 true JP2677641B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=18056080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31466688A Expired - Lifetime JP2677641B2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 合波分波器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2677641B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-13 JP JP31466688A patent/JP2677641B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02158703A (ja) | 1990-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725 Year of fee payment: 11 |
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