JP2677604B2 - 直流−交流変換器 - Google Patents

直流−交流変換器

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JP2677604B2 JP63135762A JP13576288A JP2677604B2 JP 2677604 B2 JP2677604 B2 JP 2677604B2 JP 63135762 A JP63135762 A JP 63135762A JP 13576288 A JP13576288 A JP 13576288A JP 2677604 B2 JP2677604 B2 JP 2677604B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直流電圧源に接続すべき2つの入力端子を有
しており、これらの入力端子を少なくとも放電ランプ
と、誘電コイルと、フリーホイールダイオードを含む第
1半導体スイッチング素子とを具えている負荷回路を伴
なう直列回路によって相互接続し、前記負荷回路を同じ
くフリーホイールダイオードを含む第2半導体スイッチ
ング素子を具えている回路によって橋絡させ、前記両半
導体スイッチング素子にこれら半導体スイッチング素子
を交互に導通させる制御回路を設けた放電ランプ点弧兼
給電用の直流−交流変換器に関するものである。斯種の
交換器は既に公開されているオランダ国特許出願第8400
923号から既知である。
上述した半導体スイッチング素子は、それらの各制御
電極の電圧により導通したり、非導通になったりする。
集積ダイオード素子を有するタイプの半導体素子を用い
るか、半導体スイッチング素子と並列に配置される別個
のダイオード素子を用いることによってフリーホイール
機能を備えさせることができる。
前記特許出願には、負荷回路(これにランプを組込
む)に設けられ、2つの二次巻線を有している変成器付
きの半ブリッジ変換器について開示されている。上記変
成器の2つの二次巻線に半導体スイッチング素子の制御
回路の一部を形成する。スイッチング素子は変成器と制
御回路とにより交互に導通したり、非導通となったりす
る。しかし、この場合には変成器を用いるために直流−
交流変換系の発振周波数を再現可能な方法で一定値に調
整するのが困難であることを確めた。これは特に大量生
産工程にて製造されるランプに斯かる変換系を用いる場
合に不都合である。さらに、上記変成器は容積がかさ張
り、しかも高価であり、また関連する制御回路が比較的
多数の部分を具えている。従って、コンパクトな放電ラ
ンプ(“SL"ランプの如きランプ)における回路の集積
化は厄介である。
本発明の目的は従来の変換器における欠点を除去する
と共に、回路に必要とされる部品を最少に減らすように
適切に接続配置した直流−交流変換器を提供することに
ある。
本発明は、冒頭にて述べた種類の直流−交流変換器に
おいて、前記第2スイッチング素子の制御回路が前記第
1スイッチング素子の制御回路に接続した整流素子に接
続される電圧測定値を有することを特徴とする。
第2スイッチング素子の制御回路は主制御回路として
機能し、かつ第2スイッチング素子の制御回路は補助制
御回路として機能する。第2スイッチング素子の瞬時導
通状態は斯かる補助制御回路にて整流素子を介して固定
される。第1スイッチング素子は、第2スイッチング素
子の制御回路の電圧値に基いて第2スイッチング素子の
導通状態とは反対の導通状態に持たされる。
本発明による変換器には僅か1個の誘導コイルを必要
とするだけである。また、変換器に容積がかさ張り、し
かも高価な変成器(これを用いる場合には一次巻線と二
次巻線との間の電気的な絶縁に特定の要件が課せられ
る)を用いなくて済む。さらに、従来の変換器と比較す
るに、回路に必要とされる電気部品の数も少なくて済
む。さらにまた、(例えば「表面取付デバイス」技法に
より)部品の集積化が一層実用的となる。これにより、
一般的な照明目的用の白熱ランプに取って替わるコンパ
クトな放電ランプに変換器を首尾良く使用することがで
きる。
本発明の好適例では、前記整流素子を前記第2半導体
スイッチング素子の制御回路におけるLC発振回路の電圧
測定点として機能する中央タップに接続し、前記LC回路
のコイルを前記誘電コイルから磁気的に減結合させ、前
記中央タップを前記LC回路の回路コンデンサによって負
荷回路に接続する。
スイッチング素子を導通させる周波数は発振回路によ
って正確に調整することができる。さらに、この周波数
は極めて安定でもある。
さらに本発明の好適例では、前記第1半導体スイッチ
ング素子の制御回路が該スイッチング素子をスイッチ・
オンさせる一方の入力端子に接続させる回路と、前記第
1スイッチング素子をスイッチ・オフさせる別の回路と
を具え、後者の別の回路が前記第2スイッチング素子と
ほぼ同じ期間中導通する第3半導体スイッチング素子を
含むようにする。
第1スイッチング素子が導通状態にあっても、この第
1スイッチング素子が非導通となる期間は第3スイッチ
ング素子によって決定される。この第3半導体スイッチ
ング素子を用いることの利点は、この素子に関連する制
御回路が如何なる特別の誘導素子をも必要としないと云
うことにある。
本発明の他の好適例では、第2スイッチング素子の制
御回路におけるLC発振回路(この回路の中央タップ点を
整流素子に接続する)のコイルを可変インピーダンスに
よって橋絡させる。このようにすることによって回路が
発振する周波数を高めることによりランプを薄暗くする
ことができる。
さらに本発明の好適例では、可変インピーダンスを抵
抗と2個の逆向きに直列に配置したツェナーダイオード
との直列回路で構成する。ランプの電極間に配置させる
コンデンサと、ランプに直列に配置されるコイルとによ
って、LC発振回路の周波数を、ランプに直列の前記コン
デンサとコイルとにより構成される発振回路の共振周波
数に近い値に調整する。ランプ点弧用の高電圧は始動周
波数を適当に選定することによって得ることができる。
以下図面につき本発明説明する。
第1図に示す発明による直流−交流変換器の概略図に
おいて、1はU字状の低圧水銀放電ランプを示す。この
放電ランプは実際には4個の放電管を有しており、これ
らは正方形に配置され、しかもブリッジによって相互接
続される(米国特許明細書第4,374,340号参照)。ラン
プ1は2個の電極(2及び3)を有している。
C及びDは変換器の入力端子を示し、これらの端子は
平滑コンデンサを有するダイオードブリッジの如き直流
電圧源に接続されるものとする(第2図参照)。
端子C及びDを(コンデンサ4、ランプ1及び誘導コ
イル5を具えている)負荷回路と、破線にて示してある
集積フリーホイールダイオード(6a)を伴なう第1半導
体スイッチング素子6との直列回路によって相互接続す
る。負荷回路を(フリーホイールダイオード7aを伴な
う)第2半導体スイッチング素子7を含む回路によって
橋絡させる。2個のスイッチング素子6及び7には線図
にて示してある制御回路8及び9を設ける。これらの制
御回路によりスイッチング素子6及び7を交互に導通さ
せたり、非導通にしたりする。第2スイッチング素子7
用の制御回路9は電圧測定点を有しており、この測定値
を整流素子(ダイオード)10の一方の端子に接続する。
整流素子10の他端は第1スイッチング素子6の制御回路
8に接続する。整流素子10は上記測定値における電圧用
のセンサとして機能する。電極2はコンデンサ11によっ
て端子Dにも接続する。
制御回路9は主制御回路として機能するのに対し、制
御回路8は補助制御回路として機能する。スイッチング
素子7の瞬時導通状態は、整流素子10を経て制御回路9
により制御される。前記スイッチング素子7の制御回路
における電圧値に基いて、スイッチング素子6はスイッ
チング素子7の導通状態とは反対の導通状態に持たされ
る。これは実際上第2図の回路により行われる。
第2図における第1図の素子と同一素子を示すものに
は同一符号を付して示してある。12及び13は交流電圧源
(220V,50Hz)に接続する入力端子を示す。入力端子12
を抵抗14を介してダイオードブリッジ15の入力端子に接
続する。ブリッジ15の2つの入力端子はコンデンサ16に
よって相互接続する。抵抗14とコンデンサ16は入力フィ
ルタを構成する。ブリッジ15の出力端子を平滑コンデン
サ17によって相互接続する。さらに、平滑コイル18をブ
リッジ15の一方の出力端子とDC−AC変換器の第1入力端
子Cとの間に直列に接続する。この変換器は実際にはコ
ンデンサ17とコイル18との直列回路の両端に接続する。
変換器は半ブリッジ変換器形態のものである。この半ブ
リッジ変換器の第1脚対は各々がコンデンサ4とコンデ
ンサ11とをそれぞれ具えている2つの技路の直列回路に
よって構成する。また、第2脚対は各々が(集積ホィー
ル機能を伴なう)スイッチング素子6及び7をそれぞれ
具えている2つの技路の直列回路によって構成する。
変換器の中央技路は接続点A(スイッチング素子6と
7との間)とB(コンデンサ11と4との間)との接続部
により構成する。端子CとDは第1図にて既に述べた負
荷回路(これはコンデンサ4と、ランプ1と、コイル5
と、第1スイッチング素子6との直列回路を具えてい
る)を介して相互接続する。この負荷回路を第2スイッ
チング素子7を含む回路によって橋絡させる。
第1スイッチング素子6は、入力端子Dに接続されて
この素子6をスイッチ・オンさせる回路を含む制御回路
に関連し、この制御回路にはコイル19とコンデンサ20と
から成るLC発振回路の中央タップ点Pに接続される別の
回路も設ける。コイル19はコイル5における補助巻線21
を介してコイル5に電気的に接続する。上記LC発振回路
(19,20)の中央タップ点Pに接続する回路は整流素子1
0を具えており、これを補助トランジスタ22のベースに
接続する。このトランジスタのベースは抵抗23を介して
第1入力端子Cにも接続する。トランジスタ22のコレク
タは第1スイッチング素子6の制御電極に接続する。ト
ランジスタ22のコレクタと端子Cとの間には抵抗24も接
続する。第2スイッチング素子7の制御回路は、この第
2スイッチング素子の制御電極とLC発振回路(19及び2
0)の中央タップ点Pとの間に結合される抵抗25を具え
ている。接続点Aと第2スイッチング素子7の制御電極
との間には逆向きに配置した2個のツェナーダイオード
26と27との回路を設ける。トランジスタ22をツェナーダ
イオード22aによっても橋絡させる。
コイル19を抵抗28と2個逆向きに配置したツェナーダ
イオード29及び30との直列回路によって橋絡させる。変
換器は始動回路も具えており、この始動回路は抵抗33と
34との接続点と、第2スイッチング素子7の制御電極と
の間に配置する抵抗31と二方向性のブレークダウン素子
(ダイアック)32との直列回路で構成する。抵抗33と34
との接続点と、前記接続点Aとの間にはコンデンサ35も
接続する。ランプ1の電極2及び3の各第1端部はコン
デンサ39によって相互接続し、他端部は正の温度係数
(PTC)を有する抵抗38とコンデンサ37との並列回路に
よって相互接続する。コンデンサ11の両端間には抵抗40
を接続する。
本発明による変換器はつぎのように作動する。端子12
及び13を給電幹線(220V,50Hz)に接続すれば、コンデ
ンサ17はダイオードブリッジ15を介して充電される。こ
れによりコンデンサ4及び11もコイル18を経て充電され
る。始動コンデンサ35もコイル18、抵抗33、コンデンサ
35、接続点A及びコイル5を経て、ランプ電極2及び3
と、抵抗38及び40と、コンデンサ37,39及び11とによっ
てそれぞれ形成される並列技路を経て端子Dへと流れる
充電電流により充電される。コンデンサ35は回路素子
(ダイアック)32と、抵抗31と、スイッチング素子7の
制御電極及びその主電極との直列回路によって分路され
ている。従って、コンデンサ35の充電電圧が回路素子32
のしきい値電圧に達すると、この素子32が導通して、コ
ンデンサ35は回路素子32と、抵抗31と、スイッチング素
子7の制御電極及び主電極との直列回路を経て放電し得
るようになる。この放電電流によってスイッチング素子
7が導通する。そして、ランプ1の電極2及び3が(PT
C抵抗38によって)予備加熱される(既に公開されてい
るオランダ国特許出願第8400923号参照)。
第1スイッチング素子6を導通させる制御信号はコン
デンサ4及び11の電圧によって直接供給される。コイル
19とコンデンサ20(LC発振回路)によって周波数が極め
て正確に決定される交流電圧が点PとAとの間のコンデ
ンサ20の両端間に発生する。この交流電圧に応答して第
2スイッチング素子7をスイッチ・オフさせることがで
きる。電流が依然コイル5を経て流れている間は第1ス
イッチング素子6にフリーホイール電流が流れて第2ス
イッチング素子7はスイッチ・オフされる。従って、点
Aの電位は点Dにおける電位と同じとなる。点Pにおけ
る電圧が点Aにおける電圧に対し負となる場合に、補助
トランジスタ22の制御が整流素子10を介してオフセット
され、この補助トランジスタ22はターン・オフする。し
かし、点PとAとの間の電圧差が再び零となるやいなや
補助トランジスタ22はターン・オンし、第1スイッチン
グ素子6は非導通となる。ついで第2スイッチング素子
7が再び導通し、このような状態が繰返えされる。従っ
て、点Pの電圧は第2スイッチング素子7の制御回路9
にて測定され、この測定電圧は第1スイッチング素子6
を導通させる時点を決定する。
ランプ1を点弧させるために、発振回路の周波数を素
子28,29,30によって調整することができる。
本発明の実施例における主要回路素子の定格及び種類
はつぎの通りである。即ち、 コンデンサ 4:220nF コンデンサ11:220nF コンデンサ20:10nF コンデンサ40:11μF コンデンサ35:22nF コイル 5:3ミリヘンリー コイル 19:680μヘンリー コイル5とコイル21との巻回比=200:7ターン MOST−FET6:タイプBST78 MOST−FET7:タイプBST78 トランジスタ22:タイプBC547 LC回路の周波数:28KHz 本例のランプ1は電極2と3との間の電圧600Vで点弧
した。ランプ1は4個の相互接続した放電管を正方形に
配置したタイプのものとした(例えば、既に公開されて
いるオランダ国特許出願第8600252号参照)。ランプ効
率は約60ルーメン/ワットであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は放電ランプに接続した本発明による変換器の一
例を示す概略回路図; 第2図は本発明による変換器の回路図である。 1……放電ランプ、2,3……電極 4……コンデンサ、5……誘導コイル 6……第1半導体スイッチング素子 6a……フリーホイールダイオード 7……第2半導体スイッチング素子 7a……フリーホイールダイオード 8……補助制御回路、9……主制御回路 10……整流素子、11……コンデンサ 12,13……交流電源接続用端子 14……抵抗 15……ダイオードブリッジ 16……コンデンサ、17……平滑コンデンサ 18……平滑コイル (19,20)……LC発振回路 21……補助巻線、22……補助トランジスタ 22a……ツェナーダイオード 23,24,25,31,34,40……抵抗 26,27,29,30……ツェナーダイオード (28,29,30)……可変インピーダンス 32……ダイアック、(31,32)……始動回路 35……始動コンデンサ、37……コンデンサ 38……(PTC)抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 41/392 H05B 41/392 J

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧源に接続すべき2つの入力端子を
    有しており、これらの入力端子を少なくとも放電ランプ
    と、誘電コイルと、フリーホイールダイオードを含む第
    1半導体スイッチング素子とを具えている負荷回路を伴
    なう直列回路によって相互接続し、前記負荷回路を同じ
    くフリーホイールダイオードを含む第2半導体スイッチ
    ング素子を具えている回路によって橋絡させ、前記両半
    導体スイッチング素子にこれら半導体スイッチング素子
    を交互に導通させる制御回路を設けた放電ランプ点弧兼
    給電用の直流−交流変換器において、前記第2スイッチ
    ング素子の制御回路が前記第1スイッチング素子の制御
    回路に接続した整流素子に接続される電圧測定点を有す
    ることを特徴とする直流−交流変換器。
  2. 【請求項2】前記整流素子を前記第2半導体スイッチン
    グ素子の制御回路におけるLC発振回路の電圧測定点とし
    て機能する中央タップ(P)に接続し、前記LC回路のコ
    イルを前記誘導コイルから磁気的に減結合させ、前記中
    央タップを前記LC回路のコンデンサによって負荷回路に
    接続したことを特徴とする請求項1に記載の直流−交流
    変換器。
  3. 【請求項3】前記第1半導体スイッチング素子の制御回
    路が該スイッチング素子をスイッチ・オンさせる一方の
    入力端子に接続させる回路と、前記第1スイッチング素
    子をスイッチ・オフさせる別の回路とを具え、後者の別
    の回路が前記第2スイッチング素子とほぼ同じ期間中導
    通する第3半導体スイッチング素子を含むことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の直流−交流変換器。
  4. 【請求項4】前記第2スイッチング素子の制御回路にお
    けるLC発振回路のコイルを可変インピーダンスにより橋
    絡させることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに
    記載の直流−交流変換器。
  5. 【請求項5】前記可変インピーダンスが抵抗と、2個逆
    向きに配置したツェナーダイオードとの直列回路を具え
    ることを特徴とする請求項4に記載の直流−交流変換
    器。
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