JP2676363B2 - バンド針布用植針装置 - Google Patents

バンド針布用植針装置

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JP2676363B2 JP63110710A JP11071088A JP2676363B2 JP 2676363 B2 JP2676363 B2 JP 2676363B2 JP 63110710 A JP63110710 A JP 63110710A JP 11071088 A JP11071088 A JP 11071088A JP 2676363 B2 JP2676363 B2 JP 2676363B2
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和明 槇野
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金井 宏之
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として綿紡・紡毛・起毛等に使用されるバ
ンド針布の植針装置の構成に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来のバンド針布の植針装置は、供給された基布に略
U字状針布線を基布を貫通する方向(θ軸方向)に植針
する植針手段と、基布を巾方向(X軸方向)に移動する
横移動手段と、基布を基布長手方向(Z軸方向)に送る
基布送り手段とを有しており、1台の駆動装置を用い
て、ベルト・歯車・カム等の伝導手段を介して作動さ
せ、所定の植針組織に植針されていた。
上記従来のバンド針布用植針装置は換歯車・カム等の
交換部品を交換することにより規則正しい植針組織、例
えばリブ組織・ツイル組織に植針されていた。
しかし、最近の綿紡・紡毛・起毛等における高品質化
・高性能化に対応し、バンド針布の最適な植針組織、例
えば第9図、第10図に示す様な植針組織を、従来のバン
ド針布用植針装置により植針することは非常に困難であ
ったり、また植針ができない場合もあった。
また、上記交換部品を交換することにより植針条件を
設定することは複雑な植針組織となる程、調整工数が増
加するという問題点があった。
また、植針ミス、ワイヤー切れ等の異状があった場合
にはその異状箇所を取除し、手植えせざるを得ず、修正
工数を多く要すると共に針布の品質の低下をきたすとい
う問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記従来の問題点を解消し、上記歯車・カム
等の交換部品を取りはずし、植針手段・横移動手段・基
布送り手段を各々別駆動装置により駆動し、上記各駆動
装置の制御をマイクロコンピュータにて行うようにな
し、あらゆる新植針組織に対応することのできる3軸制
御のバンド針布用植針装置を提供するものである。
本発明のバンド針布用植針装置は植針手段の近傍に、
駆動装置に連結して設けたパルサーよりなる位置検出器
と、上記位置検出器よりの位置データ出力により演算さ
れるデータ演算手段と、初期に植針条件設定手段により
設定された値と上記データ演算手段との値を比較し植針
手段・横移動手段・基布送り手段の各駆動装置を制御す
る制御手段とより構成されることを特徴とするものであ
る。
以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明のバンド針布用植針装置(植針手段部
分を省略)の全体構成図を示す。
本発明のバンド針布用植針装置は本体(1)に、供給
された基布(2)に略U字状針布線(図示せず)を基布
を貫通する方向(θ軸方向)に植針する植針手段(3)
(図示せず)と、基布(2)を基布巾方向(X軸方向)
に移動する横移動手段(4)と、基布を基布長手方向
(Z軸方向)に送る基布送り手段(5)とを備えてお
り、上記各手段は各々駆動装置(6)、(7)、(8)
により駆動される。
上記植針手段(3)は、針布線供給装置・針布線切断
装置・針布線成形装置・基布への植針穴穿孔装置・略U
字状針布線打込装置・腰部屈曲装置等より構成されてお
り、ステッピングモータまたはサーボモータよりなる駆
動装置(6)により植針カム軸(31)を介して駆動され
る。
また、植針手段(3)の近傍には、駆動装置(6)に
連結されて設けられたパルサーよりなる位置検出器
(9)が設けられている。
上記横移動手段(4)は、親ネジ・ボールネジ等の横
移動ネジ(41)に基布把持手段(42)を嵌装して構成さ
れ、サーボモータよりなる駆動装置(7)により駆動さ
れる。
なお、横移動手段(4)にボールネジを使用すると植
針精度を大幅に向上すると共に、植針速度を早くするこ
とができる。
上記基布送り手段(5)は、上記基布把持手段(42)
に設けられた送りローラ(51)により構成され、上記送
りローラ(51)は駆動装置(8)により駆動される。
そして、送りローラ(51)によりZ軸方向に送られた
基布(2)は、上記植針手段により略U字状針布線が植
針された後、順次捲取り装置(図示せず)により捲取ら
れる。
上記駆動装置(6)、(7)、(8)は、NCユニット
(10)、パーソナルコンピュータ(11)等で構成される
マイクロコンピュータにより制御される。
第2図は本発明のマイクロコンピュータの回路図、第
3図は本発明のマイクロコンピュータのブロックダイヤ
グラムを示し、植針手段(3)の駆動装置(6)に連結
して設けられたパルサーよりなる位置検出器(9)と、
上記位置検出器(9)よりの位置データ出力により演算
されるデータ演算手段と、初期に植針条件設定手段によ
り設定された値と上記データ演算手段との値を比較し植
針手段(3)、横移動手段(4)、基布送り手段(5)
の各駆動装置を制御する制御手段とから構成されてい
る。
上記植針条件設定手段として植針データの作成・保存
はNCユニットにより直接操作管理されている。
また、パーソナルコンピュータを使用し、データの作
成・保存・転送をし、ディスクにより操作・管理するこ
ともできる。
なお、上記植針条件設定手段に使用するパーソナルコ
ンピュータにより、植針データの転送は複数台のバンド
針布用植針装置のNCユニットへ行うことができ、群管理
することもできる。
第4図はディスク内プログラムの構成を示し、メイン
プログラムはオートスタートにより呼び出され、各モー
ドを選択し、CRTによる対話形式にて植針条件の設定を
行うことができる。
また、第5図はNCユニット側ROM内プログラムを示
し、自動モード・手動モード・通信コントロールモード
プログラム等より構成されている。
〔作用〕
次に、パーソナルコンピュータによる外部からの植針
データ入力時の場合について述べる。
植針条件の設定は、まずパーソナルコンピュータのバ
ンド針布植針データ作成編集モードを呼び出す。
第6図、第7図に示すようにバンド針布の植針データ
を入力する場合には、オンワイヤ巾W、クラウン巾C、
横送りピッチM、縦送り量T、一定パターン間の総本数
TA、横ずれ量Zを設定する。
上記入力された植針データはRS−232CモードによりNC
ユニットに転送される。
次に、手動モードにして、植針手段(3)の近傍に、
植針手段(3)の駆動装置(6)に連結して設けたパル
サーの位置を所定の位置に設定して、位置検出器(9)
の調整を行う。
植針原点を手動により所定の基布位置に決める。
次に、パーソナルコンピュータで作成したデータによ
る自動運転は、第8図に示す自動モードのフローチャー
トに基づき行われる。
切り換えスイッチを自動モードに切り換え、まず植針
手段が植針原点位置にあるかどうかが確認される。
縦本数Tnが1、横移動量Xnが0にカウンタイニシャラ
イズされ、駆動装置(6)のモータの回転によりクラウ
ン1本が所定の植針条件に基づいて基布に植針される。
横移動量データセット・横現在位置計算・横移動あま
り計算等、位置検出器(9)よりの出力により演算され
た値と、初期に植針条件設定手段により設定された値と
を比較しながら、順次横移動手段(4)の駆動装置
(7)のモータの駆動により横移動し、1行目の植針が
行われる。
次に、基布縦送り量Tの設定された値に基づいて基布
送り手段(5)の駆動装置(8)のモータが駆動し、送
りローラ(51)の回転によって所定の送り量だけ基布
(2)が送られる。
次に、横ずれ量Zの設定値に基づき横移動手段(4)
の駆動装置(7)のモータが駆動し、2行目の初期の位
置に決められ、2行目の植針が行われる。
同様にしてX軸方向の+方向、−方向へ所定の植針組
織に植針され、所定の縦本数Tnが植針される。
さらに、上記植針が順次繰り返されて所要のバンド針
布を形成する。
なお、植針ミス、ワイヤー切れ、基布切れ等の異状が
発生した場合は異状検知手段により検知され、第2図に
示すようにアラーム入力により、直ちに植針装置は停止
し、状態表示がなされる。
本植針装置の復旧は上記異状箇所を修正した後、再ス
タートボタンを押すことによりなされる。
また、異状が発生し、異状を修正した後、所定の植針
位置まで植針手段を後退させる必要がある場合には、機
台を一時停止させ、横移動手段と基布送り手段の移動方
向を手動スイッチによりマイナス方向に切換え、ステッ
プ送りボタンを押す。
ステップ送りボタンにより植針手段は、一回の送り量
がX軸方向にはC+M、Y軸方向にはTずつマイナスし
て所定位置まで後退するものである。
復旧は所定位置より再スタートボタンを押すことによ
りその位置より植針が続行する。
本発明のバンド針布用植針装置を用いると、第9図に
示すように横ずれ量Zを変化させたり、第10図に示すよ
うに縦送り量Tを順次変化させたりすることができる。
また、横送りピッチMをクラウン1本づつ変化するこ
とができ、しかも上記横ずれ量Z、縦送り量T、横送り
ピッチM等の値を適宜組み合わせて変化させることがで
きるため、あらゆる植針パターンに対応した植針ができ
る。
なお、一定パターンの総本数TAで植針パターンを区切
ることにより長尺のバンド針布の植針のための入力を簡
素化することができる。
〔発明の効果〕
本発明のバンド針布用植針装置は、以上のように、植
針手段(3)、横移動手段(4)、基布送り手段(5)
にそれぞれ個別の駆動装置を設け、3軸のNC制御を行う
もので、マイクロコンピュータを使用してあらゆる植針
パターンに対応する植針条件を設定することができ、不
規則な植針パターンあるいは規則的であっても従来の植
針条件の設定の困難である複雑な植針パターンであって
も容易に植針することができる。
また、従来植針条件を変更する場合、換歯車・カム等
を交換し、その調整に高度の専門的技術を必要とし、多
大の調整工数を要していたが、本発明によるとマイクロ
コンピュータでの初期の植針条件を設定するのみで容易
に変更することができ、調整工数を著しく減少すること
ができる。
さらに、植針ミス、ワイヤー切れ等の異状が発生した
場合、植針手段を後退させる機構を設けているので、修
正後、本植針装置による再植針が容易になされ、針布の
品質が向上する等の優れた効果を有する発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すバンド針布用植針装置
の全体構成図、第2図は本発明に用いるマイクロコンピ
ュータの回路図、第3図は同ブロックダイヤグラム、第
4図は本発明に用いるディスク内プログラム、第5図は
本発明に用いるROM内プログラム、第6図は本発明によ
り植針されるバンド針布の要部裏面図、第7図は同バン
ド針布の植針構成図、第8図は本発明の自動モードのフ
ローチャート、第9図、第10図は各々本発明により植針
されるバンド針布の他の実施例を示す植針構成図であ
る。 (1)……本体 (2)……基布 (3)……植針手段 (4)……横移動手段 (5)……基布送り手段 (6)、(7)、(8)……駆動装置 (9)……位置検出器 (10)……NCユニット (11)……パーソナルコンピュータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された基布に略U字状針布線を基布を
    貫通する方向に植針する植針手段と、上記基布を基布巾
    方向に移動させる横移動手段と、基布を基布長手方向に
    送る基布送り手段とを有する植針装置であって、上記植
    針手段、横移動手段、基布送り手段に夫々個別の駆動装
    置を取付けると共に、植針手段の近傍に、植針手段を駆
    動する駆動装置に連結して設けたパルサーよりなる位置
    検出器と、上記位置検出器よりの位置データ出力により
    演算されるデータ演算手段と、初期に植針条件設定手段
    により設定された値と上記データ演算手段との値を比較
    して、植針手段、横移動手段、基布送り手段の各駆動装
    置を制御する制御手段とにより構成してなることを特徴
    とするバンド針布用植針装置。
  2. 【請求項2】異状検知手段により異状を検知した時に植
    針手段の作動を停止すると共に、横移動手段と基布送り
    手段を作動し、植針手段を所定位置に後退させることを
    特徴とする請求項1記載のバンド針布用植針装置。
JP63110710A 1988-05-07 1988-05-07 バンド針布用植針装置 Expired - Lifetime JP2676363B2 (ja)

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CH661531A5 (de) * 1983-09-29 1987-07-31 Graf & Co Ag Deckelgarnitur fuer krempelmaschinen.
US4581965A (en) * 1985-05-17 1986-04-15 Gerber Scientific, Inc. Apparatus and related method for cutting and dedusting sheet material

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