JP2675977B2 - 光情報記録再生装置 - Google Patents
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Description
を介して形成されたレーザダイオードを含む光学ヘッド
を有する光情報記録再生装置に関するものである。
情報の記録・再生を行う光学式の情報記録再生装置で
は、光学ヘッドの光源としてレーザダイオードが用いら
れ、このレーザからの出射光を記録データにより変調し
情報記録媒体上に光スポットとして照射することで記録
を行い、また、記録媒体からの反射光をフォトダイオー
ドにより受光することでデータの再生を行うようにして
いる。
記録再生装置に用いられる光学ヘッドには、同一の半導
体基板上にレーザダイオード(以下LDと略)とフォト
ダイオード(以下PDと略)とを設けたピックアップ
(集積型ピックアップ)が考えられており、装置の小型
化・低コスト化を行うことが検討されている。
では、LDとPDの間の干渉や組立性が問題となってお
り、この問題を解決するものとして、例えば、特開昭5
9−96789号公報に開示されるように、同一半導体
基板上にLDとPDを設ける場合に半導体基板とLDと
の間に絶縁体層を介在させ、LDの出力制御時に問題と
なるLD−PD間の電気接続を分離すると同時に、組立
作業性を向上させるようにしたものがある。
は、コンパクトディスクを始めとする記録再生装置のう
ち、特に、光磁気ディスクや相変化ディスクなど書き込
み可能なディスク装置に使用する場合は、データの書き
込みのためにデータに従ってLD出力を高速で変調する
ことがあり、また、このようなディスク装置では、デー
タの読み出し時に問題となるLDノイズを低減するた
め、高周波重畳を行い数百MHzという非常に高い周波
数でLDを駆動することもある。(高周波重畳に関して
は、たとえば特開昭56−37834号公報などで紹介
されている。)
−96789号公報に開示されたものは、書き込みデー
タに従ってLD出力を高速で変調したり、データの読み
出し時に問題となるLDノイズを低減するための高周波
重畳を行うことについて何等言及しておらず、従って、
このような集積型ピックアップについて、そのままLD
を高速変調しようとすると、LDと半導体基板との間に
ある絶縁層がコンデンサ(容量)として作用し、高周波
電流が絶縁層を介して半導体基板側に流れ込み、LD側
に高周波電流が流れずに高速変調が行えなくなってしま
う。
くなるばかりでなく、高周波重畳も十分に行えないこと
から読み出し動作の信頼性も得られないという問題点が
あった。
で、高速でのデータ書き込みが可能となる半導体基板上
に絶縁層を介して形成されたレーザダイオードを含む光
学ヘッドを有する光情報記録再生装置を提供することを
目的とする。本発明の他の目的は、前記目的に加えてデ
ータ読み出し動作の信頼性を向上するところである。
基板上に絶縁層を介して形成されたレーザダイオードを
含む光学ヘッドを用いて、情報信号を記録し、再生する
光情報記録再生装置において、前記レーザダイオードの
活性層よりも前記絶縁層側の電極を定電位とし、前記レ
ーザダイオードの他方の電極に変調信号を印加するレー
ザダイオード駆動手段を設けるように構成されている。
前記レーザダイオードの活性層よりも前記絶縁層側の電
極を同電位にするように構成されている。また、本発明
によれば、前記レーザダイオードの他方の電極に高周波
信号を印加する手段を設けるように構成されている。
は、前記絶縁層上に直接形成されている。また、本発明
によれば、レーザダイオードは、前記絶縁層上に導電性
のサブマウントを介して形成されている。
層を介して形成されたレーザダイオードの活性層よりも
前記絶縁層側の電極を定電位とし、他方の電極に変調信
号を印加するようになるので、変調信号によりレーザダ
イオードの駆動電流を変化させても、電圧変化が生じる
のは、レーザダイオードの他方の電極でのみとなり、絶
縁層に対して高周波駆動電流を流れ込みにくくできる。
ザダイオードの活性層よりも前記絶縁層側の電極を同電
位にすることによっても、変調信号によりレーザダイオ
ードの駆動電流を変化させると、電圧変化が生じるの
は、レーザダイオードの他方の電極でのみとなり、絶縁
層に対して高周波駆動電流を流れ込みにくくできる。
の他方の電極に、高周波信号を重畳する手段を設けるこ
とにより、高周波電流が絶縁層に対して流れ込みにくく
できる。
を絶縁層上に直接形成することにより構成を簡単なもの
にできる。また、本発明によれば、レーザダイオードを
前記絶縁層上に導電性のサブマウントを介して形成する
ことにより、レーザダイオードの放熱を良好に行うこと
ができる。
る。 (第1実施例)図1は、本発明が適用される光情報記録
再生装置の光学ヘッドを示すもので、ここでは、半導体
基板上に絶縁層を介して形成されたレーザダイオード
と、このレーザダイオードからの出射光を直接モニタす
るためのフォトダイオードを一体に形成した集積型ピッ
クアップの一部を示している。
従ってレーザダイオード出力を高速で変調する場合を示
している。図において、1はn型の半導体基板で、この
半導体基板1は、一方の面のほぼ中央部に凹部1aを形
成している。この凹部1aは、その側壁をテーパ状に形
成している。また、半導体基板1の他方の面には、電極
2を接続している。
介してレーザダイオード4を形成している。ここで41
は、レーザダイオード4の活性層を示している。そし
て、レーザダイオード4の絶縁層3に接している側に電
極5を接続し、レーザダイオード4の絶縁層3に接して
いない側に電極6を接続し、この電極に、レーザダイオ
ード4の出力を変調する変調信号を印加するnpnトラ
ンジスタ7を接続している。
に対向する凹部1aの側壁部にn型半導体基板1との間
でフォトダイオード8を形成するためのp型領域を設け
ている。このフォトダイオード8は、レーザダイオード
4からの出射光をモニタするためのものである。また、
フォトダイオード8には、このフォトタイオード8の光
電流を電圧変換して検出する電気抵抗9を接続し、この
電気抵抗9とフォトタイオード8の接続点にフォトタイ
オード8の光電流をモニタするためのPDモニタ端子1
0を接続している。
アップの回路構成を示している。この場合、n型半導体
基板1とp型領域により構成されるフォトダイオード8
は、カソードを半導体基板1の電極2に接続し、アノー
ドを電気抵抗9を介して接地するとともに、モニタ端子
10に接続している。
絶縁層3に接する側にして電極5に接続し、カソードを
絶縁層3に接していない側にして電極6を介してnpn
トランジスタ7を接続している。
ザダイオード4の絶縁層3に接している側の電極5に、
それぞれ定電位、例えば+5Vを接続している。この場
合、電極2と電極5は、それぞれ定電位であればよく、
同電位に接続されなくてもよいが、一般に装置で使用で
きる電源電圧は限られているため、ここではともに+5
Vに接続され同電位になっている。また、電極2と電極
5は、ピックアップ11内部で結線して、この接続点を
+5Vに接続するようにしてもよい。
に、書き込みデータに応じてレーザダイオード4の出力
を高速で変調するための変調信号を与えるようにしてい
る。次に、以上のように構成した実施例の動作を説明す
る。
ーザダイオード4の絶縁層3に接している側の電極5に
それぞれ+5Vを印加し、この状態で、npnトランジ
スタ7のベースに変調信号を与え、書き込みデータに応
じてレーザダイオード4の駆動電流を高速で変化させ
る。すると、レーザダイオード4の出射光は、この時の
変調信号に応じて高速で変調され、図示しない光学系を
介して図示しない記録媒体に光スポットとして照射され
データ記録が行われるようになる。
じ電圧(+5V)に維持されることから、データ書き込
みのためにnpnトランジスタ7のベース電圧を変調信
号により高速で変化させレーザダイオード4の駆動電流
を変化させても、電圧変化が生じるのは、レーザダイオ
ード4の絶縁層3と接していない電極6でのみとなり、
絶縁層3に対して高周波電流が流れ込みにくくなる。
絶縁層3の両面を同電位にして、絶縁層3に対して高周
波駆動電流を流れ込みにくくしたので、高速でレーザダ
イオード4の駆動電流を変調できるようになり、これに
より高速でのデータ書き込み動作が可能となる。また、
変調素子としてプロセス上優れた特性を持たせやすいn
pnトランジスタが使用できるので、高速・大電流での
電流変化が必要となる光ディスク装置などでは極めて有
利である。また、レーザダイオードを絶縁層上に直接形
成するようにしているので、構成も簡単なものにでき
る。
オード4が載置される半導体基板(本実施例ではn型半
導体基板1)上に構成されず別体となってもよい。 (第2実施例)第2の実施例は、図1で述べた集積型ピ
ックアップにおいて、データの読み出し時に問題となる
レーザダイオード出力のノイズを低減するために、高周
波重畳を行なう場合を示している。
て示すもので、この場合、レーザダイオード4とフォト
ダイオード8を、コンデンサ12と発振源13からなる
高周波重畳回路とともに高周波重畳モジュール14とし
て構成している。
ットするもの、発振源13は、重畳する高周波を出力す
るもので、これらコンデンサ12と発振源13の高周波
重畳回路は、レーザダイオード4の絶縁層3と接してい
ない電極6側に接続されるとともに、レーザダイオード
4およびフォトダイオード8とともにモジュール化する
ことで、重畳する高周波が数百MHzと高くなった場合
でも減衰を最小限に抑え、また放射する高周波ノイズを
防止するようにしている。
の電極2とレーザダイオード4の絶縁層3に接している
側の電極5にそれぞれ+5Vを印加すれば、絶縁層3の
両面部分は、常に同じ電圧(+5V)に維持されること
から、レーザダイオード4の絶縁層3と接していない側
に、コンデンサ12と発振源13の高周波重畳回路が接
続され、レーザダイオード4の出力のノイズ低減するた
めに高周波を重畳するようにしても、電圧変化が生じる
のは、レーザダイオード4の絶縁層3と接していない側
の電極6でのみとなり、絶縁層3に対して高周波電流が
流れ込みにくくなり、高周波の重畳を効率良く行なえる
ようになる。
時の高周波を重畳するためにスイッチング回路(図示し
ない)が接続されている。このスイッチング回路につい
ては、特開昭63−90037号公報などが詳しい。
ってレーザダイオード4の駆動電流を変調する必要があ
るが、変調用トランジスタ7を第1実施例と同様にレー
ザダイオード4の絶縁層3と接していない側の電極6に
接続すればよい。
ジスタ7には、直流信号が印加され、変調信号は、デー
タ書き込み時に印加される。従って、このような第2本
実施例によれば、絶縁層3の両面を同電位にして、レー
ザダイオード4の絶縁層と接していない側に高周波重畳
回路を接続しデータの読取り時に高周波の重畳を行うよ
うにしているので、発振源13からの高周波電流が絶縁
層3に対して流れ込みにくくなり、レーザダイオード4
に効率良く重畳できるようになる。これにより、レーザ
ダイオード4の出力ノイズが効果的に低減でき、データ
読み出しを安定に行なうことが可能となる。また、デー
タの記録時には、高周波重畳信号が停止して変調信号が
レーザダイオード4に加わるので、第1実施例と同じ状
態となる。 (第3実施例)第2実施例のように高周波重畳モジュー
ルを構成した場合、図4に示すように絶縁層3を含むレ
ーザダイオード4とフォトダイオード8の間の容量成分
15の大ささによって、発振源13からの高周波電流が
漏れ電流16としてフォトダイオード8の側に流れ込ん
でしまう。この漏れ電流16は、フォトダイオード8の
本来の光電流と同じ経路に流れるため、フォトダイオー
ド8の光電流が正しく検出できなくなってしまう場合が
ある。
ュール接続の際の漏れ電流による悪影響を軽減するよう
にしている。図4は、図3と同一部分には同符号を付し
て示すもので、この場合、高周波重畳モジュール内のレ
ーザダイオード4の絶縁層3に接している側、つまりア
ノード側と接地の間に容量を持つ手段としてコンデンサ
17を接続している。このコンデンサ17は、望ましく
はレーザダイオード4とフォトダイオード8の間の容量
成分15よりも大きな容量に選ぶとよい。
の絶縁層3に接している側に容量の大きなコンデンサ1
7を接続したことにより、レーザダイオード4とフォト
ダイオード8の間の容量成分15を介して、フォトダイ
オード8の側に流れようとする漏れ電流16をコンデン
サ17を介して除去または減少することができる。
ってレーザダイオード4の駆動電流を変調する必要があ
るが、変調用トランジスタ7を第2実施例と同様にレー
ザダイオード4の絶縁層3と接していない側の電極6に
接続すればよく、この場合、変調速度がコンデンサ17
の追加により低下することもない。
ば、レーザダイオード4の絶縁層と接している側にレー
ザダイオード4とフォトダイオード8の間の容量成分1
5より大きな容量のコンデンサ17を接続したことによ
り、フォトダイオード8側に高周波電流が漏れ電流16
として流れるようなことがなくなり、高周波重畳を行な
った場合でもフォトダイオード8による光量の検出を安
定して行なうことができる。
応じてコンデンサを第3実施例と同じ位置に繋ぐとよ
い。また、上述した第1〜第3実施例では、半導体基板
1をn型半導体基板としたが、これはp型半導体基板で
あってもよい。この場合もこれまでの説明同様にレーザ
ダイオード4の駆動端子を絶縁層3に接していない側、
すなわち基板1から離れた側から駆動するようにすれば
よい。また、レーザダイオード4の極性およびマウント
方向も本実施例と同じである必要はない。
介して形成されたレーザダイオードと、このレーザダイ
オードからの出射光を直接モニタするフォトダイオード
の他に、レーザダイオードから出射され記録媒体より反
射されたレーザ光を受光するフォトダイオードをそれぞ
れ一体に形成した集積型ピックアップにも適用できる。
概略構成を示している。この場合、21は半導体基板
で、この半導体基板21上に絶縁層221を介してレー
ザダイオード22を設けている。
22に近接してフォトダイオード23を設けている。こ
のフォトダイオード23は、レーザダイオード22から
の出射光を直接モニタするためのものである。また、半
導体基板21上にレーザダイオード22より僅かに離し
てフォトダイオード24を設けている。このフォトダイ
オード24は、後述する記録媒体29の記録トラック面
291からの反射光を受光するためのものである。
ラー25を設けている。このミラー25は、レーザダイ
オード22より半導体基板21面に沿って出射されるレ
ーザ光を半導体基板21面と垂直方向に全反射するもの
である。そして、ミラー25により全反射されたレーザ
光をホログラムより形成されたビームスプリッタ26に
与える。
り垂直方向から与えられるレーザ光を、そのまま上方に
出力し、コリメータレンズ27に与える。そして、コリ
メータレンズ27で平行光にして対物レンズ28を介し
て記録媒体29の記録トラック面291に照射するよう
にしている。
面からの反射光を上述と逆に対物レンズ28、コリメー
タレンズ27を介してビームスプリッタ26に与える。
ビームスプリッタ26では、コリメータレンズ27から
の反射光について、所定角度だけ偏向して出力し、記録
媒体29の記録トラック面291からの反射光をフォト
ダイオード24で受光するようにしている。
クアップについても、上述した第1〜第3実施例を適用
することにより、上述したと同様な効果を期待できる。 (第4実施例)図6は、半導体基板上に絶縁層を介して
導電性のサブマウント上に形成されたレーザダイオード
と、このレーザダイオードからの出射光を図示しない記
憶媒体へと反射させ、また光記録媒体からの反射光をフ
ォトダイオードへと導くプリズムと、光記録媒体からの
反射光を検出するフォトダイオードを一体に形成した集
積型ピックアップの一部を示している。
この半導体基板31上に絶縁層32を形成している。そ
して、この絶縁層32の上にサブマウント33を介して
レーザダイオード34を設けている。サブマウント33
は、例えばSi基板からなるもので、レーザダイオード
34の放熱と光学調整を容易にするために設けられてい
る。勿論、サブマウント33は、Si基板以外の組成の
ものでもよい。
活性層である。レーザダイオード34には、活性層34
1よりも絶縁層32側に電極35を接続し、絶縁層32
と反対側の他方に電極36を接続している。そして、こ
の電極36にレーザダイオード34の出力を調整する変
調信号を印加するnpnトランジスタ37を接続してい
る。
5が接続されている側がアノード、電極36が接続され
ている側がカソードである。一方、半導体基板31の絶
縁層32上には、レーザダイオード34に対向してプリ
ズム38を配置している。そして、このプリズム38下
面に絶縁層32を介して対向する半導体基板31部分に
は、p型領域によるフォトダイオード39、39を形成
している。これらフォトダイオード39、39は、図示
しない光記録媒体からの反射光を検出し、再生信号やサ
ーボエラー信号などを得るためのもので、それぞれ分割
された複数の受光面を有している。
およびレーザダイオード34の活性層341よりも絶縁
層側の電極35に、それぞれ定電圧として、例えば+5
Vを接続している。この場合、これら電極30、35の
電圧は、定電圧であれば、同電位でなくともよい。しか
し、一般に装置で使用できる電源電圧は限られているの
で、ここではともに+5Vの同電位になっている。ま
た、これら電極30、35は、ピックアップ内部で結線
して、この接続点を+5Vに接続するようにしてもよ
い。
に、書き込みデータに応じてレーザダイオード34の出
力を高速変調するための変調信号を与えるようにしてい
る。図7は、このように構成した集積型ピックアップの
回路構成を示している。
ードを電極35に接続し、カソードを電極36を介して
npnトランジスタ37を接続している。また、フォト
ダイオード39、39は、カソードを半導体基板31の
電極30に共通に接続し、各フォトダイオード39、3
9が受光した光量は、アノードからの光電流により検出
できるようにしている。
を説明する。この場合も、npnトランジスタ37のベ
ースに変調信号を与え、書き込みデータに応じてレーザ
ダイオード34の駆動電流を高速で変化させると、レー
ザダイオード34の出射光は、この時の変調信号に応じ
て高速で変調され、図示しない光学系を介して図示しな
い記録媒体に光スポットとして照射されデータ記録が行
われる。
ち、半導体基板31とサブマウント33は、常に同じ電
圧(+5V)に維持されることから、レーザダイオード
34の駆動電流を高速で変化させても、電圧変化が生じ
るのは、活性層341からみて絶縁層32と逆側の電極
36でのみとなり、絶縁層32に対して高周波電流が流
れ込みにくくなる。
も、絶縁層32両面を同電位にして、絶縁層32に対し
て高周波駆動電流を流れ込みにくくしたので、高速でレ
ーザダイオード34の駆動電流を変調できるようにな
り、これにより高速でのデータ書き込み動作が可能とな
る。また、プロセス上優れた特性を持たせやすいnpn
トランジスタを変調素子として使用でき、しかもサブマ
ウント33によりレーザダイオード34の放熱も良好に
行えるので、特に、高速・大電流での電流変化が必要と
なる相変化記録のような光ディスク装置については極め
て有利である。また、サブマウント33の使用により、
レーザダイオード34とプリズム38を初めとする光学
部品との位置合わせを容易に行うこともできる。
ップについても、データの読み出し時に問題となるレー
ザダイオード出力のノイズを低減するため、第2実施例
で述べた高周波重畳を行なう考えを適用することがで
き、また、高周波重畳を実施した場合、絶縁層32を含
むレーザダイオード34とフォトダイオード39、39
の間の容量成分によって、高周波電流が漏れフォトダイ
オード39、39側に流れ込み、フォトダイオード3
9、39の光電流が正しく検出できなくなってしまうこ
とがあるため、第3実施例で述べた高周波重畳の際の漏
れ電流による悪影響を軽減するような考えを適用するこ
ともできる。
むものである。 (6)半導体基板上に形成されたフォトダイオードと前
記半導体基板上に絶縁層を介して形成されたレーザダイ
オードを含む光学ヘッドを用いて、情報信号を記録し、
再生する光情報記録再生装置において、前記レーザダイ
オードの活性層の前記絶縁層側の電極を定電位とし、前
記レーザダイオードの活性層の前記絶縁層と逆側の電極
に変調信号を印加するレーザダイオード駆動手段を設け
る。
を奏することができる。 (7)上述の(6)記載の光情報記録再生装置におい
て、前記レーザダイオードの活性層の前記絶縁層と逆側
の電極に高周波電流を重畳する手段を設ける。
を奏することができる。 (8)上述の(6)あるいは(7)記載の光情報記録再
生装置において、前記レーザダイオードの活性層の前記
絶縁層側の電極に接続され、電気的な容量を持つ容量手
段を設ける。
層を通ってフォトダイオードに流れにくくすることが可
能となり、フォトダイオードにおいて、光量検出を正確
に行うことができる。
装置において、前記容量手段の容量を前記絶縁層の容量
より大きいものにする。この構成によれば、フォトダイ
オードに流れる変調電流を容量手段側に効果的に流すこ
とができ、フォトダイオードへ流れる変調電流の除去あ
るいは問題にならない程度に減らすことが可能になる。
記録再生装置において、情報信号の再生時において、前
記レーザダイオードは直流信号と前記印加する手段から
の高周波信号との重畳信号により駆動される。
畳される高周波信号を絶縁層に対して流れ込みにくくで
きる。 (11)上述の請求項(3)記載の光情報記録再生装置
において、再生時には前記印加する手段の高周波信号
が、記録時には前記情報信号を変調した信号が、変調信
号として前記レーザダイオードに印加される。
高速変調が可能になる。 (12)上述の(5)記載の光情報記録再生装置におい
て、前記レーザダイオードは、情報信号が記録、再生さ
れる記録媒体に入射する光ビームを出力し、前記フォト
ダイオードは、前記記録媒体からの反射光を検出する。
を誤りなく検出できる。従って情報信号やフォーカスエ
ラー、トラックエラーなどの誤差信号の検出を正確にで
きる。
載の光情報記録再生装置において、前記フォトダイオー
ドは、レーザダイオードからの出力光を直接検出する。 (14)上述の(6)あるいは(12)記載の光情報記
録再生装置において、前記フォトダイオードは、レーザ
ダイオードから出力する光のうち、記録媒体に導かれな
い方の光を検出する。 このような(13)(14)の構成によれば、レーザダ
イオードの出力を正確に検出できる。
体基板上に絶縁層を介して形成されたレーザダイオード
の活性層の絶縁層側の電極を定電位とし、活性層の絶縁
層と逆側の電極に変調信号を印加するようになるので、
変調信号によりレーザダイオードの駆動電流を変化させ
ても、電圧変化が生じるのは、レーザダイオードの活性
層の絶縁層と逆側の電極でのみとなり、絶縁層に対して
高周波駆動電流を流れ込みにくくでき、これによりレー
ザダイオードを高速で変調することができ、高速でのデ
ータ書き込み動作が可能となる。
ザダイオードの活性層の絶縁層側の電極を同電位にする
ことによっても、変調信号によりレーザダイオードの駆
動電流を変化させると、電圧変化が生じるのは、レーザ
ダイオードの活性層の絶縁層と逆側の電極でのみとな
り、絶縁層に対して高周波駆動電流を流れ込みにくくで
き、上述したと同様にしてレーザダイオードを高速で変
調することができ、高速でのデータ書き込み動作が可能
となり、さらに絶縁層の両側を同電位とすることによ
り、装置構成をより簡略にすることができる。
の活性層の絶縁層と逆側の電極に高周波信号を重畳する
手段を設けることにより、高周波電流が絶縁層に対して
流れ込みにくくでき、レーザダイオード駆動電流に高周
波信号を効率よく重畳できるため、レーザダイオードの
ノイズが低減され、読み出し動作を安定して行うことが
できる。
を絶縁層上に直接形成することにより構成を簡単なもの
にでき、価格的にも安価にできる。また、本発明によれ
ば、レーザダイオードを前記絶縁層上に導電性のサブマ
ウントを介して形成することにより、レーザダイオード
の放熱を良好に行うことができ、特に、高速・大電流で
の電流変化が必要となる相変化記録のような光ディスク
装置については極めて有利である。
を示す概略構成図。
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基板上に絶縁層を介して形成され
たレーザダイオードを含む光学ヘッドを用いて、情報信
号を記録し、再生する光情報記録再生装置において、 前記レーザダイオードの活性層よりも前記絶縁層側の電
極を定電位とし、前記レーザダイオードの他方の電極に
変調信号を印加するレーザダイオード駆動手段を設けた
ことを特徴とする光情報記録再生装置。 - 【請求項2】 前記半導体基板と前記レーザダイオード
の活性層よりも前記絶縁層側の電極を同電位にしたこと
を特徴とする請求項1項記載の光情報記録再生装置。 - 【請求項3】 前記レーザダイオードの前記他方の電極
に高周波信号を印加する手段を設けたことを特徴とする
請求項1あるいは2記載の光情報記録再生装置。 - 【請求項4】 前記レーザダイオードは、前記絶縁層上
に直接形成されていることを特徴とする請求項1乃至3
のいずれかに記載の光情報記録再生装置。 - 【請求項5】 前記レーザダイオードは、前記絶縁層上
に導電性のサブマウントを介して形成されていることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光情報記
録再生装置。
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